- 1二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 23:46:08
- 2二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 23:46:54
- 3二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 23:47:57
目が覚める
時刻はまだ午前5時だった
なんだか妙にむず痒くて2度目の睡眠にはなれなかった
……これも仕事のし過ぎによる弊害なんだろうか、素直に睡眠ができない気がする
とりあえず朝ごはんの用意をして、親しんだ珈琲を飲むことにした
時計は以前変わらぬまま5時を指していた
着替えも終わり時計の針を見ながらそろそろシャーレにでも行こうかなと思い家へ出た
朝にしては雲が深く、嫌な程に暗かったことがこれから起こるものをを暗示してるようで背中に悪寒が走った
"雨が降るかも…"
呑気なことを考えながら - 4125/03/08(土) 23:48:49
天気も揺れるなか、とりあえず残った仕事をやらなくては…なんて思い仕事を進めてた時
ガチャと響くような音がした
振り返ると、今日の当番であるセイアが居た
「やぁ先生、久しぶり…とは言わないよなにせ」
「あの先生なんだからね」
貯めるように言う彼女に、何かしたのだろうかと考える
が、どうやら自分の頭はそこまで知能を持ってないようだった、素直に聞くのがここはいいと判断してなるべく緩く聞いた
"せ、セイア…確かに最近は会ってなかったけど私なにかした?"
緩くなどないめっちゃビビってる
「私は別になにか思ってないよ、ただなにか先生の方が思ってるならそれは私に謝罪をするべきものなじゃないのかな?」
凄く怒ってる!!そんなに!?思わずビクビクしてしまいそうな衝動を抑えて、必死に考える
知らないうちにプリンでも食べた?セイアのシマエナガってなんでそんなにセイアに懐いてるのって聞いたのが不味かった?それともそれとも
出てくる問題提起、それを解消するための行動を素晴らしい程に即座に脳は出した - 5125/03/08(土) 23:49:39
"セイアーーー!!色々ごめんなさいーーー!!"
大人の謝罪である……我ながらどうかと少し思ってしまうが、これが大人の覚悟だと思えばなんとでもない!
それに対してセイアは少し考えるように頭をひねりながら解に答える
「……すまない、私は大人げなかったそこまでされてしまうとミカやナギサに顔向けできない、だから頭を上げてくれないか?先生」
なんとかセーーフ!心の中でガッツポーズをしながら顔を上げてセイアをみる
少し困ったような、笑っているよな不思議な顔をしていた
いやこれ困った顔だな
"ありがとう、セイア!"
可愛いので、なでなでした - 6125/03/08(土) 23:50:36
「さて先生」
ご満悦なセイアを見ながら移動する時間は正午の12時
朝の曇りなど知らないようにミンミンと叫ぶ蝉の鳴き声とウザったらしい程に明るい太陽が見えていた
"あ、暑い…"
それを知らずか知ってかわんぱくフォックスのセイアは一瞥するも私に構わず喋る
「今日行く学校の話は聞いてるね?そう、少しばかり暴れん坊な子達の制圧が今回の目標だ」
「この場合少し怪しい…私たちの出動が必要だとは思えないことであると同時に場所が…いやあの学校は」
喋ってることを知っているはずなのに脳はそれに応えようとはしない
暑さのせいだと、全て夏の仕業にして移動する
そんなことを考えてたもう着いてた
廃墟のような…ガランとしていて人が居るかすら怪しい場所だった - 7125/03/08(土) 23:52:49
「まぁ色々なことを言ったがその場所に乗り込まなくては真相も何もかも煙中だ、なら進むしかないだろう?」
少し躊躇った私の背中を押すようにセイアが語りかけてくる
"あぁ…そうだな"
そんな彼女に応えるように足を進めた時
ぐにゃりと何が歪んだ - 8125/03/08(土) 23:53:25
痛いほど眩しい朝日を浴び、目を開く
シャーレに私が居た
いや…なんで?つい答える人も居ないのにツッコミを入れてしまう
時刻は正午の12時を指していた
とりあえず目の前にあった仕事をほり投げてシャーレを出る
何かをしなくてはならない、そんな焦燥感に煽られながらとりあえず同行していたセイアの居るトリニティに向かうことにしたが思ったよりも現実は厳しいらしい
辿り着いた先にあったのは別に何の変哲もないトリニティだった
ただ1つ、セイアに会えないということを除いたら
━━━━━━━━━━体調不良らしい
はァとため息しながらシャーレへとぼとぼ歩く
結局その日はなにもやること無く仕事だけを淡々と処理する日だった
そのままうたた寝をし始め… - 9125/03/08(土) 23:54:58
あまりにも眩しい日差しに目が覚めると時刻は正午の12時を指していた
嫌の予感がした、昨日までの焦燥感なんてものじゃない程、確信的で、絶望的な、嫌な予感
ゴクリと生唾を飲む
なんとかしなくちゃいけない、そんな使命感に似た感覚が足を震わさせた
とりあえず……>>12をするか
- 10二次元好きの匿名さん25/03/08(土) 23:57:51
とりあえずヒナに会いにいく
- 11二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 00:05:47
二度寝
- 12二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 00:19:36
電話をかける
- 13二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 00:21:23
とりあえずなんとかしないとという使命感に似た焦燥感の行動は手にタブレットを握らせた
深呼吸をしてとりあえず>>15に電話をかけることにした
- 14二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 09:48:20
- 15二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 09:49:43
- 16二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 10:53:14
最安価>>18
- 17二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 11:28:48
ksk
- 18二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 12:27:37
とりあえずティーパーティー繋がりでナギサ
- 19二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 20:12:58
ホシュノ
- 20二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 21:48:52
このレスは削除されています
- 21スレ主25/03/09(日) 21:59:26
タブレットに電気をつけ、とりあえずティーパーティー繋がりでナギサに電話をかけることにした
なにか…知っているかもしれない
淡い期待感を持ちながら電話をかけた
「先生…ですか、どうしたましたか?」
"あぁ、ナギサ…実は"
声を出して言おうとした言葉を飲み込む
――私はなんて伝えればいい?
なにか嫌な予感がしました…程度じゃ意味が分からない、だけどこれは確かに嫌な予感……いや違和感に似ている
「――先生?」
時間をかけすぎた、どうする?どう伝える?
思考する脳は簡単な問いを伝える
"ナギサ、私って今日セイアを訪問したっけ?"
「?いえ…特にそういう事は――」
"―――ありがとうナギサ"
「え?えっと…はい?」
"要件はこれだけ、ありがとうね!"
困惑した様子が伝わるナギサの声から離れて思考することに専念することにする
違和感の正体、それに近づいた確信がある
とりあえずわかったのは『昨日した行動がなくなった事』
昨日、私がセイアを訪問したことをナギサが知らないわけがない、だとするなら昨日した行動が白紙となったと考えるのが道理だ - 22スレ主25/03/09(日) 22:15:56
でもどうしてそんな事が…?
むむむと考え込んでしまう
ずっと考えても意味がない、考え込みすぎて疲れた
"ふぁ…"
ドスンとソファに寝転ぶ、考えることが多い、よくわからない現象、会えないセイア
――――会えないセイア?
そういえばセイアはあの学校へ行く前に気になることを言っていた…はず
だけど全然――――いや全く思い出せない
夏の暑さで頭をやられたのかと自分の事ながら突っ込みたくなる
あの学校について言ってたはずなのに全くと言っていいほど思い出せない霧がかかってるというものではなく、すっぽり消えてるような
とりあえず今日はもう休もう
空が暗い、眠気が痛い、意識が朦朧として―― - 23スレ主25/03/09(日) 23:08:39
うんうんと唸る頭を日差しが滅多刺しにする
大きな欠伸を経て、椅子から盛大にこr……痛ァ!!
背伸びしたら冷たい床に落ちたのだが!?
……何やってるんだ私
何気なしに時間を見ると――
やっぱり変わらずの正午の12時だった
そういえば日付はどうなってるんだろうか?
何となくまだぼんやりした頭で考える時計を見ると
――――?
"は?"
疑問が脳裏を貫いた
そこにはセイアと一緒にあの学校から行った日と全く同じ日付があった - 24スレ主25/03/09(日) 23:11:26
確信的な違和感、嫌な予感、『ここは危ない』と脳が警告を鳴らしてる――
思わず、シャーレを出る向かった先は>>25
- 25二次元好きの匿名さん25/03/09(日) 23:23:03
救護騎士団
- 26スレ主25/03/09(日) 23:43:00
とりあえず救護騎士団に行こう!
もしかしたら私の頭がヤバいかもしれない!主に熱中症!!
そんな現実逃避にも似た意識の最中、キヴォトスを走る
見慣れた場所、見慣れた街並み、もう全て見慣れたものなのに、見慣れたはずなのに――
何故か全くの別のものにみえて気持ち悪かった
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息切れしながらついた救護騎士団
「先生!?どうしたんですか?」
パッと顔を上げるとそこにはセリナが居た
"はは――"
安心感からかグラッと目眩がする
そして私は倒れた - 27スレ主25/03/09(日) 23:47:19
グァングァンと頭を揺らす感覚がする
現実か、夢か、別の何かか
境界が曖昧になって、そこがどこか分からなくなる
ただ――――――――誰かの声がした - 28スレ主25/03/09(日) 23:56:23
声に起こされるように目を覚ます
全く同じシャーレの部屋に私は居た
仕事も、時間も、何もかも、全く同じの
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気が狂いそうだ
さっきまで確かに救護騎士団まで行って、セリナが居る場所まで来たはずなのに、知らずのうちに戻ってる
ここはなんの場所なんだろうか?
本当に私の居る世界なのだろうか?
私の見てる夢なのか?
それともここが現実で私は今まで夢を見ていたのか?
頭を抱える
どうしようもなさに打ちひしがれる
孤独に挫けそうになる
"ぁ――"
だけど、それでも、そんな中でも、確かに聞こえた『声』を思い出す
アレは思い違いなんかじゃなかった、確かに聞こえた、何を言ってるかは分からなかった……けど確かに声だった
居ないはずのセイアの声だった