- 1二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 20:07:07
本拠地、某所ドームで迎えたシャドウデビルズ戦。
先発猫川が大量失点、打線も勢いを見せず惨敗だった。
スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は100敗だな」の声。無言で帰り始める選手達の中、キャッツの熱狂的大ファン姫川は独りベンチで泣いていた・・・
Dear My Dreamersで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・それを今のキャッツで得ることは殆ど不可能と言ってよかった。
「どうすりゃいいんだ・・・」姫川は悔し涙を流し続けた。
どれくらい経ったろうか、姫川ははっと目覚めた。
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した。
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」姫川は苦笑しながら呟いた。
立ち上がって伸びをした時、姫川はふと気付いた。
「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」ベンチから飛び出した姫川が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの悪霊だった。
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにHALLOWEEN GAMEが響いていた。
どういうことか分からずに呆然とする姫川の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「友紀さん!打順回ってきましたよ!早く行きましょう」声の方に振り返った姫川は目を疑った。「ゆ・・・有香ちゃん?」
「居眠りでもしてたんですか?」「ゆ・・・ユッコちゃん?」
「なんなんですか友紀さん、かってに私特製のハロウィン眼鏡をひん曲げちゃって」「春菜ちゃん・・・」
姫川は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた。
1番:篠原
2番:矢口
3番:梅木
4番:中野
5番:上条
6番:堀
7番:沢田
8番:姫川
9番:白雪
暫時、唖然としていた姫川だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった。
「勝てる・・・勝てるんだ!」中野からグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走する姫川、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、事務所でビールに囲まれながら大の字で寝ていた姫川が発見され、吉村と村田は極寒のベルーナドームで静かに息を引き取った。 - 2二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 20:09:22
せめて病院で息を引き取らせてやれ
ベルーナじゃ可哀想が過ぎるだろ - 3二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 20:19:48
さすが事務所で酔っ払って寝ててありすあたりに発見されるのが似合う女だ
面構えが良いね!
次は20歳組でよっぱらいの曲を出すんだよ、はよしろ - 4二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 20:27:39
ファンなのに独りベンチで泣いてるじゃねーか!
- 5二次元好きの匿名さん25/03/10(月) 20:50:07
部屋くさそう