- 1二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 21:30:35
- 2二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 21:31:23
- 3二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 21:32:31
全選択肢間違えてゲームオーバーになるやつ
- 4二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 21:43:19
御守りとしてウマ娘の匂いが染み付いた衣類を持ってけ
クマが本能的に逃げ出すかもしれん - 5二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 21:53:58
せめて、デアリングタクトを同伴させておけば…
まぁ、中学生のタクトを友人とはいえ男だらけの集団に入れたくはないか - 6二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 21:58:12
デアトレ含めて4人で入山したメンバー。
登山は順調に進み10日目。今回の目的でテントを張って休憩をしていたところ、テントの外で何かがガサゴソと物音を盾ていたため、デアトレたちはテントから出るとそこに黒い塊がうごめいていた。
ヒグマだ。
それに驚いた一行だが、そとにおいてあった荷物を漁られてること気づき、大きな音などをたててヒグマを追い払い、荷物をいったん回収した。
だがその晩、またヒグマが現れてテントを破ろうとしたため、悲鳴と共にほかのメンバーが大きな音や焚火を使って追い払うことにどうにか成功し、そしてメンバーは無事なテントの中に集まってこれからのことを話し合うことにした。
A「なあ、このまままたヒグマ来ると思うか?」
B「正直何度も来られたらこっちの気が滅入っちゃうよ」
デアトレ(D)「ならどうする?さっさと移動するか?」
C「それが良いんだろうけどさ……なあ、この荷物そこそこボロボロだけどどうするんだ?」
A「そりゃゴミは置いて行ったらいけないから持っていかないとダメだろ」
デアトレ「さてどうしようか……」
dice1d6=
1~2:荷物を極力使えるものだけにまとめて、まだ登山を続ける
3~6:荷物を極力使えるものだけにまとめて、山を降りる
6もう荷物が使い物にならないし置いて降りる
- 7二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 21:58:31
このレスは削除されています
- 8二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 21:59:56
あれ?
dice1d6=6 (6)
- 9二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 22:00:26
あれぇ……?
- 10二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 22:01:06
唯一の正解を引いたな…
- 11二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 22:02:06
どうしてこうなった……せっかくはずれの範囲を広げてたのに……えぇい!とりあえず続き書くから待ってて。
- 12二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 22:02:29
タクト「ダイス神…トレーナーに何かあったら分かってますね?」
- 13二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 22:12:36
今ならネットで即時に情報得られるし、自分で検索せずともサジェスト等で自然と注意喚起されるけど
当時は能動的に調べない情報はなかなか触れられないんだよな… - 14二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 22:14:01
帰りが遅くなったらタクトが襟裳組を総動員(完全武装)して山に向かいそうではある
- 15二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 22:14:48
あ、よく見たら荷物持って降りるも6が入ってるから、両方の6を混ぜてでいいか
もうリュックサックやテントもボロボロのため仕方なく荷物を置いて山を下りることにした一行。だがしかし、それなりに山々を超えてるため街に戻るには距離がありすぎるため、リュックサックの中で残っていたまだ無傷の食料をいくつか見繕ってさっさと降りていく。
C「まあこれだけの食料があればどうにかなるだろ」
A「まあヒグマはあの荷物に執着してたっぽいし、置いてくればたぶん大丈夫さ」
デアトレ「なあこのまま降りたらジンギスカン食べに行かないか?」
B「いいねぇ、行こう行こう」
和気あいあいと山を下りていくが、この時何かが後ろから走って迫ってくるためデアトレが振り向いたらそこにヒグマが迫ってきていた。
デアトレ「うわああああ!!!!熊だあああああ!!!???」
その叫び声に驚く一同。もうヒグマは20mも先にまで迫ってきており、恐怖した全員が背を向け駆けだすが、それがヒグマを刺激させてしまうとは思わなかった。
???「うわあ!?」
この時、メンバーの一人が石に躓いて転んでしまった
dice1d4=3 (3)
1:A
2:B
3:C
4:デアトレ
- 16二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 22:15:25
その話はつらすぎるのでやめてくれ
- 17二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 22:16:52
てか今更ながらタイトルに警告入れておけばよかったな……
- 18二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 23:12:59
悲鳴が聴こえた。行かないでくれと叫んでいた。
だが足を止めてはいけない。振り返るわけにはいかない。もしそうすれば今度は自分たちがどうなるか分からないのだから。
だがこうして走ってる間に降り出した雨と霧に遭ってしまい、A、B、デアトレははぐれてしまう。地面がぬかるみ雨に濡れて体力を奪されるのを防ぐため近くの木の下でうずくまるように休憩を取っていたが、彼の頭の中では恐怖と混乱で一杯であった。
AとBはどこに行ったのだろうか。無事に降りれたのだろうか。Cは無事なのだろうか。無事であってくれ。
怖い。怖い。怖い。
ヒグマがこんなに怖いものなのだと知らなかった。いったいどうすればいいのだろう。怖くて足が動かない。
その時、彼は自分のポケットにスマホが入ってるのを思い出して急いで電話をかけようとする。
デアトレ「そ、そうだ!スマホから助けを……っ」
電波は圏外を指しており、もうどうすればいいのか分からず空を仰いだ。
その時だ。ガサガサと近くの草陰から物音がし、バッと顔を上げて音のした方を見る。
そして出てきたのは……。
dice1d10=3 (3)
1~3:A
4~6:B
7:AとBの二人とも
8:C(怪我してる)
9:ヒグマ以外の動物(キツネ等)
10:ヒグマ
- 19二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 23:40:32
デアトレ「A!」
A「デアトレ、無事だったか!」
お互いの無事を喜びあうが、とりあえず現状を確かめるためにお互いの情報を交換し合う。
A「そうかスマホも……。デアトレ、とりあえず下山しよう。じゃないと助けも呼ぶこともできない」
デアトレ「だけど、BとCは!」
A「もう立ち止まっていられないんだ!じゃないとお前も自分の担当に会えないんだぞ!?」
その言葉にハッとしてデアトレとAは共に下山することを目指す。
もう時間的に空は暗くなり始める。早く降りないと暗闇を進む羽目になるため、二人は急いで元の道に戻り、山を下ろうとした。
その頃BとCはどうなったか
B
dice1d5=2 (2)
1~4:生きてる
5:ヒグマと再び遭遇しそうで怖くて物陰から動けない
C
dice1d7=6 (6)
1:奇跡的に無傷
2~3:生きてる(軽傷)
4~6:生きてる(重傷)
7:……
- 20二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 23:50:51
なんか元になったであろう事件と似たような感じになりそうで怖いな…
- 21二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 23:51:19
まだ全員生存中か
- 22二次元好きの匿名さん25/03/11(火) 23:55:24
その頃デアリングタクト
こちら府中では大雨が降っており、誰もいないトレーナー室でデアリングタクトは不安げに窓から雨雲を眺めていた。
「トレーナー、大丈夫かな……」
お守りに自分の毛、体臭をしっかりとつけたクマよけを付けさせたが、成熟前のクマなら効果はあるだろうが成体のクマだと正直効くかは不明だ。
そもそも明治時代にあった羆事件では当時一緒に開墾に来てたウマ娘も被害に遭ったという資料もあるらしいが、狩猟に行った際にクマのほうから逃げ出すため、まだ熊の本当の怖さを知らないデアリングタクトにはちょっとわからなかった。
「早く帰ってきたら、一緒に温泉にでも行きたいな」
きっと無事に帰ってくる。そう思って楽しみと言わんばかりに尻尾をゆらゆらと揺らす中、遠くで雷鳴が鳴り響いた。 - 23二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 00:00:00
さて続きは何も問題なければ12日の20~21時ごろからするから。
- 24二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 00:10:27
- 25二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 00:35:58
三毛別のやつ知った後しばらくは臓物系食えなかったんだよね、思い出すから
- 26二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 06:20:08
このレスは削除されています
- 27二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 06:23:12
三毛別といい福大ワンダーフォーゲルといいアンビリーバボーで見て怖かったなぁ
- 28二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 11:18:55
なんだコレミステリーでも悲劇扱ってたな
- 29二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 15:41:37
ヒグマは獲物を殺さずに食べるって言うからほんと恐ろしいわ……
- 30二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 21:17:16
さあ続きといこうか
ついに日が落ち、夜が訪れた。先ほどまでの雨と霧と打って変わって雲は消え、月明かりと満天の星空が夜空を埋めていた。
これが何もないただの登山中だったらとても感動したのだろう。だがしかしデアトレとAは月と星空の明かり、そして手元にある懐中電灯の明かりだけが自分たちの目の代わりになるため、もう森の生い茂る下り道を通る気力は無く、辺り一帯を見渡せる広場にお互い背中合わせで岩の上に腰かけていた。
A「いるか?」
デアトレ「いや、今は何もいない。不気味なほど静かだ」
ぐるりと光を照らしても動物特有の光る眼を発見することはなく、ただ風が草花を揺らしていた。
A「……ほんとにごめん」
デアトレ「何がさ」
A「俺らがこんなこと企画してさ。正直こんなことになるなんて思ってなかったんだ。それでCを見捨てて、それにBともはぐれて……」
そこからひたすら漏れるAの謝罪の言葉。ただそれをデアトレは無言で聴き続け、そして次第にそれが嗚咽に変わり始めたとき、ようやく彼は口を開いた。
デアトレ「もういいよ。もうこうなってしまったことは仕方ないし」
A「っ……。だけど……!?」
デアトレ「とりあえず無事降りれたらお前の頬を一発殴らせろ。いいな?」
A「あぁ、わかった……」
デアトレ「まあ暗い話はここまでだ。とりあえず無事に帰れたらどうしようか話そう……っ!?」
ガサガサと物音がした。明らかに何かが近くで動いている。緊張が走り、お互いに物音のした方を見ると、月明かりがソレを照らし出した。
dice1d6=3 (3)
1~3:キツネ
4~5:ヒグマ
6:B
- 31二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 21:41:37
羆「真打の登場はまだ早いよね」
- 32二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 23:06:08
デアトレ「なんだ、キツネか……」
北海道に生息しているキタキツネ。まさかこんなところでお目にするとは思わなかったが、とりあえずヒグマじゃないことに安堵の息を吐いた。
だがいったいどこにいるのだろうか。せめて誰かの元にもいなければいいが……。
それから夜が明けた。お互い少しずつ睡眠と監視を繰り返しながらいたため互いに睡眠不足と陥っていたが、今日こそはさっさと降りようと心に決め、急いで下山していく。
だが朝から霧が立ち込めており、視界が通りにくい中歩くのは二人とも内心恐怖を感じていた。その時、Aが何かを踏んだ。
A「うわ、なんか踏んだ」
デアトレ「これって……糞、だよな」
A「なあこの大きさって……」
デアトレ「早くいこう。あと靴、どこかで洗うか何かしないとなんかやばそうだ」
これがただ適当に糞しただけなのかマーキングなのかわからない。だが不安に駆られたデアトレの提案でさっさと山を下っていく。最初は普通の降りる速度だったのに、徐々に、徐々に速度を上げていく。
そして川沿いに出た。Aは急いで川に足突っ込んでヒグマの糞を落としていく。その間もデアトレが周りを見渡して警戒を続けていたが、ヤツは現れた。
ヒグマは川上から現れ、バシャバシャと音を立てながらゆっくりとこちらに近づいてくる。
デアトレ「やばい、出た」
A「っ!?」
Aは逃げようとするが、デアトレはAの服を掴んで逃がさんとする。
A「なんでだよ!」
デアトレ「担当が言ってた。確かクマはこちらが睨みつければ逃げるって」
果たしてこんな状況でどうにかなるのかわからない。だがしかし、ヒグマは足を止め、じっとこちらを睨み返してくる。
果たしてこれが効いてるのかわからない。距離は大体20mないぐらいだろうか、ただこうなった以上下手に動くこともできず、逃げようものなら一瞬で襲い掛かってくるのは目に見える。
1分、いや10分経っただろうか。お互い膠着状態のまま時間が過ぎていき……
dice1d5=3 (3)
1~3:ヒグマは引き返した
4~5:こちらめがけてダッシュ
- 33二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 23:30:44
以外と助かるなデアリングタクトトレーナー……
- 34二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 23:33:59
- 35二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 23:49:30
生存出来るのか、出来ないのか…どっちなんだ…
- 36二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 00:53:38
徐々にヒグマの姿が消えていく。そしてもう見えなくなった時、Aは気が抜けたのか尻もちをついた。
A「た、助かったぁ……」
デアトレも緊張の糸が切れたのか息を荒くしながら膝をつく。
怖かった。これで襲われたらもう逃げれずに一巻の終わりだったため、まさかこんな賭けに勝ったことにいまだに信じられずにいた。だがこうしてはいられない。またあのクマが戻ってくるかわからないのだ。
デアトレ「行こう。また来られたら終わりだ」
それから途中休憩を挟みながらひたすら歩き続ける2人。何時間も歩き続ける中、途中切り株や大きな岩がクマに見えてしまい何度も立ち止まってしまうものの、ショベルカーなどが置いてある工事の機械置場が見えた。
人がいるかもしれない。誰かいるならと思い急いで駆けようとした時だ。
ドスドスと大きな足音を立てながらこちらに向かってくる足音が聞こえた。振り向いてみたらヒグマが走ってこちらへと向かってきたのだ。
デアトレ「やばい!逃げこめ!」
そして機械置場の中に入り込み、Aとデアトレは重機の隙間に入り込むなどして逃げ込もうとする。それを見たヒグマは片方にに狙いを付けて機械置場に突っ込んできた。
狙った方は
dice1d2=
1:A
2:デアトレ
- 37二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 00:54:17
あれ?もう一回
dice1d2=2 (2)
- 38二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 00:54:31
あっ
- 39二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 01:26:51
タクト「嘘よね…」
- 40二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 02:59:07
無事でいてくれ
- 41二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 06:04:35
このレスは削除されています
- 42二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 09:33:19
あかん
- 43二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 18:05:14
助かってくれ
- 44二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 19:39:05
- 45二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 20:29:41
たぶん無理やろ。まだ青森とかならどうにかなっただろうけど最低でも50kmの海を越えないといけないし。そしたら飛行機が一番早いんだろうけど、そこからまた山に行くとなると、ねぇ
- 46二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 21:55:04
ヒグマがこちらに来た。デアトレは急いで重機の裏に回り込んでその重機と重機の間の入り込む。
そこにヒグマが腕や頭をねじ込もうとするが、人が横になって入らないといけないような幅しかなく、さらにそれよりも奥にデアトレは入り込み、何とか爪がぎりぎり届かないところまで入りこむことが出来た。
速く諦めて帰ってくれ。そう願っていたら熊は手を引っ込めてその隙間の視界から消えてくれた。諦めてくれたか……?そう思った瞬間。
ドンっ!
重機が大きく揺れた。ヒグマが重機めがけて突進したのだ。デアトレはその衝撃で反対側の重機に背中からたたきつけられる。
ヒグマは大きく吠えて再び突進し、重機が大きく揺れる。そしてズリ……ズリ……と重機が押され始めたのだ。
デアトレ「嘘だろ!?」
通常のヒグマではこんなことできない。だがたまにウマ娘のパワーをも凌ぐとんでもないヒグマがいるため、その強引な力押しで重機を押し始めたのだ。
このままでは挟まれて潰されてしまう。そう思って急いで外に出たとき、そこにはそれがわかってたのかヒグマが再び現れ、その目と目が遭ってしまう。そして振り上げられた大きな腕。もう終わった。そう思った時だ。
デアトレ「っ!?」
足元がぬかるんでおり、それにより滑って振り下ろした腕を偶然躱せたデアトレ。だがその爪は彼の後ろにあった重機、タイヤローラーのタイヤに思いきり食い込み……。
バァン!!!!
大きな音と共にタイヤがはじけ、その衝撃にデアトレは大きく吹き飛ばされてしまった。
デアトレ「がっ……!ぁ……!」
2回、3回と地面に叩きつけられ、ウマ娘に蹴られたとも違う衝撃と痛みに動けなくなったデアトレ。もうこのままではヒグマに襲われておしまいだ。
だがヒグマは悲鳴を上げてその場から急いで逃げ出した。
助かったのか。それに安堵し、動こうとした時だ
デアトレ「あ、ぁ、あああああ!!!!!」
激痛が走った。体が痛い。やっぱり熊にやられたのか?もうわけがわからなくなってしまいそうになるデアトレ。
A「デアトレ、あまり動くな!」
急いで他の重機のところに隠れてたAが出てきて、デアトレの元に駆け寄る。
A「これはひどい……いや、あの衝撃でこれだけで済んだ、のか……?」
デアトレ「どこが、やられ、た……?」
A「それは……」 - 47二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 21:55:29
行数が大きくはみ出たためこちらで怪我の具合を見る
デアトレの怪我の具合
dice1d9=7 (7)
1~2:片腕の骨折
3~5:片腕+肋骨数本
6:片足の骨折
7:片足+片腕+肋骨数本
8:3~4の傷+叩きつけられた際の出血(小)
9:3~4の傷+叩きつけられた際の出血(中)
なお腕が折れた場合
dice1d2=1 (1)
1:右腕
2:左腕
足が折れた場合
dice1d2=2 (2)
1:左足
2:右足
- 48二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 21:56:07
うん、まさか外れ引くとは思わなかったわ(スレ主ドン引き
- 49二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 21:59:13
あとスレ主だけど、今更ながら>>6の登山始めて10日目ってまあまあ時間たちすぎたなって思ったから3~5日目とかそこら辺で思ってて欲しい。じゃないと下山にすごい時間かかりすぎる
- 50二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 22:03:21
ほぼほぼ右半身逝ってて草
あかんわ - 51二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 22:05:18
あれだな、背中にタイヤがあるとして左側に倒れるように滑ったんだろうな、たぶん
- 52二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 22:05:31
重機やトラックのタイヤがバーストする衝撃は凄いからね
確か、至近距離でバーストした事による死亡事故が起きてたはず
登山で10日だとエベレスト登山してる様なものか… - 53二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 22:07:31
たぶんデアトレの生命力を賞賛すべき話なんだろうなこれは……
というよりそう思いでもしないと怖すぎんのよ - 54二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 22:08:00
通常より強いヒグマの爪で切り裂かれる、もしくはあの腕で叩き潰されるのとタイヤのバーストの衝撃、果たしてどちらがマシなのか……
- 55二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 22:12:24
- 56二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 22:14:18
既にCを見捨ててる以上Aはデアトレを断腸の思いで見捨てるという選択肢が入ってきててもおかしくないんだよな…
右足折ってる時点で間違いなく重荷になるし - 57二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 23:57:33
デアトレはAからの救護により、折れた右手足に当て木をされ、そのまま近くの重機を背もたれにしている。だが息は浅く、呼吸数も早く乱れている。
A「これで一応応急処置は出来た。……動けるか?」
デアトレ「っ……いて、ぇ……」
A「とりあえず骨とか飛び出してないからまだ死にはしないから」
気休めにしかならい言葉をかけながら近くに落ちていた太く長い枝を杖替わりに立ち上がろうとするデアトレ。激痛が走るが、まだこれは生きてる証拠だ。デアリングタクトに会うため、その思いだけで歯を食いしばりながら頑張って立ち上がった。
「行く、ぞ……!」
そして一歩、また一歩とふらつきながらも山を下りようと歩きだした。
正直Aは迷っていた。まだデアトレの足が無事なら一緒に降りる選択肢は普通に合ったが、今は彼の足が片方折れてるとなると明らかに移動速度が遅くなり、またあのクマがいつ襲ってきてもおかしくないのだ。そのため彼を見捨てるのが賢明な判断なのだと思うが……。彼は、最初に見捨ててしまったC、行方不明になったBの顔が脳裏によぎり、デアトレを見捨てるという判断を取りたくなかった。
デアトレ「俺は……帰るんだ……デアリングタクトが……待って、るんだ……!」
息を荒くしながらも歩くのを止めないデアトレ。それを見るや自身の頭をガシガシとかき、Aはデアトレの前で背を向けるようにしゃがみこんだ。
A「あーもう、行くぞ。ほら、背中貸すからさっさと乗れ」
デアトレを背負い、ゆっくりと歩くA。
デアトレ「すまないな……」
A「別に。ただ無事下山した後俺を殴るのは勘弁願うぜ」
デアトレ「それは……まあその時までに考えておく」
それでお互いケラケラと笑い合い、山道を下っていく。そして先ほどの機械置場からそこそこ離れたときだった。
???「おーい!」
ヒグマの声じゃない、人の声が聞こえた。それを聞いたとき、2人の顔に笑顔が浮かび始めた。
A「おーい、ここだ!助けてくれ!ヒグマに襲われて怪我人が出たんだ!」
そして砂利を蹴って近付いてくる足音。そしてそこに現れたのは……
dice1d4=
1~2先ほど置かれてた重機などを所有する会社の現場の人間
3:登山中の人間
4:B
- 58二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 23:58:11
- 59二次元好きの匿名さん25/03/13(木) 23:59:53
- 60二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 00:01:38
ちゃんとコピペってるんだけど、毎度dの後の数値を半角で打ってるはずが全角になってるっぽくてそれでミスってるっぽい。すまない。
- 61二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 00:02:07
dice1d50=19 (19)
こんな風にコピペさえすれば、後は数字書き直すだけで何とかなると思うんだが……
つうかテストスレで一回描きこんだ方が良くないか?
- 62二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 00:03:48
PC?だったら一回ワンテンポ確認しつつやった方が良いかもしれんね
- 63二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 00:46:08
まあ、もうそろそろ終盤かな?
- 64二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 02:53:55
タクト「何とかなりそうかしら」
- 65二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 08:35:04
そういえばCはともかくBはどうなった
- 66二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 18:04:45
このまま助かればいいけど
- 67二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 18:51:48
CとBもなんとか助かってくれ
- 68二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 21:07:00
そこに現れたのは先ほどの重機を所有してるところの社員だった。先ほどのタイヤのバーストの音を聞き、ここまで駆けつけてきたのだろう。
そして彼らはAとボロボロのデアトレを見て驚いた。
A「助けてください!友人がさっき重機があるところでクマに襲われて……!」
社員の一人が担架を持ってこいと叫び、数人が来た道を急いで戻っていく。そしてほかの社員がデアトレをAの背中からゆっくり話してそのまま地面に寝かせた。
A「あと友人二人もクマに襲われたせいではぐれて、警察とかに連絡をして助けてほしいんです!」
それを聞いて驚く社員たち。また数人がこの場を離れていった。
デアトレ「っ……くっ……がふっ!?」
その時、いきなりデアトレが吐血した。先ほどの衝撃で肋骨も折れ、それが肺に刺さってしまってるのだろう。Aはそれを見るや急いでデアトレの元に駆け寄り、デアトレが最後の力を振り絞るように伸ばした手を掴んだ。
A「おい、大丈夫か!?」
デアトレ「なあ……俺ら……助かったのか……?」
A「ああ、そうだ。助けが来たんだよ。だからお前も頑張れ!ここで死ぬようなことしたら担当が泣くぞ!」
デアトレ「そうか……よかった……これで……タクトのところに帰れ……る……」
A「待て、死ぬな!なあ!デアトレ!」
静かに笑みを浮かべ、そのままAの手をすり抜け地面に手が落ちる。
A「デアトレ……デアトレぇぇええ!!!!」
Aの声が山の中に木霊した。 - 69二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 21:39:11
その頃
B「Aとデアトレとはぐれちまってホントここどこだよ……」
Bはクマに追われてAとデアトレとはぐれた後、延々と山の中をさまよい続けていた。正直山で道に迷ったら山頂に上るのが一番手っ取り早いが、ヒグマに襲われたことを思い出して結果堂々巡りを繰り返してしまい、今に至るのである。
持ち出した食料もほとんど食べてしまい、もうどうしようかと完全に困り果ててしまった。果たしてここから帰れるのか。ヒグマに遭遇しないだろうか。その不安感に襲われてしまう。
そうしてる間にも歩き続けたとき、彼はあることに気づいた。
B「あれ、このさっき気通ったような……」
ヒグマに襲われる前の道にとても酷似しており、とりあえず通った道なら少し戻ってみようと思って道を、坂を上って戻っていく。ヒグマに会わないでくれ、ただそう願いながら歩いていくと何かが聴こえた。
?「ぅ……ぁ……」
それは何かうめき声のようだったBは急いで身を屈め、声のした方に耳を向ける。目を凝らして声のした方を見ると、そこにいたのは……。
dice1d6=2 (2)
何の声がした
1~4:C
5~6:ヒグマ
- 70二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 21:40:48
このレスは削除されています
- 71二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 21:41:07
このレスは削除されています
- 72二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 21:48:00
デアトレは力尽きたか…
一方BはCを発見できたが、こっちも重傷者だから人が来るまでキツいな - 73二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 00:03:20
B「Cか!おいC、しっかりし……ろ……」
急いでCの元に駆け寄るB。だが両足が変な方向に折れて昨日の雨に大体が流されたとはいえ血の海に沈んだCの姿を見たとき、あまりのひどさに絶句してしまった。本当にCは生きているのか?先ほど聴こえたのは本当はクマの唸り声とかの一種ではないのか?と錯覚してしまうほどだった。
C「ぅ……ぁ……B、ぃ……か……?」
B「C!生きてるんだな!?ちゃんと、生きてるんだな!?」
安堵したBだったが、Cの顔が徐々に険しいものになっていくことに困惑の表情が隠せなくなっていく。
C「お前ら……俺を、見捨て……!」
B「それは……」
見捨てたのは事実だ。だがしかし、あの時助けようものなら全員その時全滅もありえたため仕方なかったとも言える。だがそんなこと彼の前で口が裂けても言えなかったBは目を伏せ、それを見たCは小さく舌打ちをする。
とりあえずCを草陰に運んでヒグマが来ても一応身を隠せるようにした後、Bはこれからどうすればいいのかひたすら悩んでいた。
ある意味確実なのは救助を待つことだろう。実際Aが救助を要請したため彼らの元に今向かってるだろうが、だがいつ救助がたどり着くかわからない、そもそも彼らがソレをしたのを知らないBはもう自分の足で下まで下って救助を呼びに行きたいと思っていた。
それにCにどう話しかければいいか分からず、お互いの間に重い空気が漂っていた。どうしようと思ったとき、Cが小さく口を開く。 - 74二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 00:03:33
C「なぁ……水、あるか……」
B「あぁ、まだ残ってる」
寝転がってるCにゆっくりと水を飲ませるB。
C「……Aと、デアトレは……?」
B「はぐれた……あの後クマに襲われてみんなバラバラに逃げたんだ……」
C「そう、か……無事だと、いいな……」
B「あぁ、そうだな……」
C「俺、生きて帰ったら……お前ら全員殴り倒して、やる……」
B「あぁ、好きなだけ殴って良いよ。お前にはその権利が十分にあるし」
C「あぁ、そうしてやるよ……」
身体が痛むのに無理して笑みを浮かべるC。それにつられて苦笑気味ながらもBも笑みを浮かべ、少しずつ空気が溶けてきたと思った時だ
ゴフッゴフッと獣の声が遠くから聞こえ、2人の間に緊張が走る。そして息を殺して身を潜めているとそこにヒグマが現れた。先ほどデアトレを襲った個体だ。
だがタイヤをバーストさせた影響か片腕を引きずっており、ヨタヨタとバランスの悪い歩き方をしながら彼らの前を横切ろうとしている。
このまま通り過ぎてくれ。そう思ったとき、ヒグマが足を止めて周りを見渡し始めた。そして……
dice1d4=2 (2)
1~2:2人のほうを向いた。見つかった……。
3~4:またどこかに向けて歩き出した。
- 75二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 00:04:12
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- 76二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 00:05:16
あっ、やっちゃった。まあダイスが悪いよダイスが。
- 77二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 02:19:07
まぁ、四足歩行動物が片腕(前脚か?)を負傷してるのがせめてもの慰めか
- 78二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 06:19:37
前脚やられてたら少なくとも走るのは難しくなるもんね
- 79二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 12:00:26
このレスは削除されています
- 80二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 13:27:24
問題は、重傷のCをBが運ぶとなるから人間側を逃げ足が遅くなるのよな
- 81二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 15:12:27
両方逃げ足遅いとか地獄かな?
- 82二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 23:10:22
保守
- 83二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 02:54:41
このレスは削除されています
- 84二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 02:55:39
このレスは削除されています
- 85二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 02:57:53
不味い、クマに存在がバレた。
ヒグマは息を荒くしながらBとCに近づこうとするが、片前脚を引きずるように歩くせいかその動きは遅い。だがCはほぼ完全に動けないような状態のため、このままではCが餌食になってしまうのは確実だった。
B「不味い不味い不味い。C,痛いだろうが我慢してくれよ!」
C「え、ちょ、がっ……!ぁ……!?」
BはCをの両脇に手を通して引っ張るようにしながらヒグマから距離を取ろうとする。その痛みでCが悲鳴を上げているが、とりあえず今はそれを無視するしかない。死ぬよりはマシだろう。
C「早く、早く逃げてくれ……!熊が、目の前に……!」
引きずられてるCはずっと追いかけてくるヒグマに恐怖し、俺てるにもかかわらず自分の足をバタバタを動かし、どうにか距離を取ろうともがく。必死に引っ張るBだが、それでもヒグマのほうが速いのか徐々に距離が縮まっていった。
BはこのままCを見捨てれば助かるかもしれないと、一瞬考えてしまった。だがもう見捨てたくないと思うが、この状態でどうすれば助かるのか頭の中を全力回転させ……。その時、あることがひらめいた。
B「すまない」
Bはそう言うや、Cから手を離したのだ。
C「お、おい……何を……」
そしてBはそのままCを置いて走り出した。まさにその姿は裏切りのようにしか見えず、Cはあまりの光景に固まってしまった。
C「このやろ、やっぱり俺を見捨て……」
怒りと絶望に襲われる中、Cの目の前にはもうヒグマが来ており、彼はもうだめだと悟ってしまった。
C「いやだ、死にたくない、誰か」
その時だ。ヒグマの顔に石が当たった。それにびっくりしたヒグマは立ちあがり、どこから投げてきたのかと見渡すと、そこにはいくつもの石を抱えて立ってるBの姿があった。
B「このクマ野郎!こっちだ!こっちに来い!」
そう言いながらヒグマめがけて石を投げつける。先ほどと違って胴などに当たるため反応が悪く、BはCからヒグマを離そうと近くにあったそこそこ大きな岩を持ち上げ、ヒグマめがけて思いっきり投げた。
投げた岩はそのまま……
dice1d7=4 (4)
1~3:ヒグマに当たり、ヒグマが完全にBを目標に捉える
4~6:ヒグマの頭に当たり、怒ったヒグマがBめがけて突進する
7:当たらずにヒグマはそのままCへ……
- 86二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 02:58:30
このレスは削除されています
- 87二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 03:39:01
羆もアドレナリン全開か…
- 88二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 10:29:59
さあ死ぬか生きるかの戦いの始まりだ
- 89二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 18:09:27
保守
- 90二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 18:22:00
B…
- 91二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 20:21:44
B「うおおお!!??」
突進してきたヒグマを何とかぎりぎりで転がりながら躱し、急いで体勢を整えると、歯をむき出しにしながら唸り声をあげるヒグマと相対面するB。完全にヒグマの標的はBに切り替わり、そして大きく吠えてBを威嚇する。
B「C!たぶん救助も来るだろうからそこで待っとけよ!」
そう言ってヒグマに背を向けて走り出すと、ヒグマもそれに反応してBを追いかけだす。
C「待て……行くな……」
Cは手を伸ばすが、そうしてる間にも見る見るうちに姿が見えなくなっていき、見送ることしかできないCはその場でうなだれるのであった。
それからどれだけ走ったか。気づけば森の中に入り込みながらも走っていた。
ヒグマは片前脚がやられてるおかげで走る時にバランスが取れず、速度が上がらないためどうにかBも追いつかれることなく一定の距離を保って逃げることができている。
だがこうしてる間にもどうやってこのクマから逃げきるかが思いつかず、とりあえずCに危害が加えられないような距離まで逃げることしかできなかった。そして森が終わり目の前の岩を駆けのぼった時だ。
「うおぉぉ!あっぶね!?」
そこは高さ10m以上はありそうな崖だった。そして振り返ればヒグマはもうすぐそこまで迫ってきている。
そして再び岩を投げるとヒグマの顔に当たり、ヒグマは唸り声をあげながら3mほど下がってこちらを睨みつける。
B「やっべ……これ、ここから入れる保険とかあるかなぁ……」
逃げるには目の前のヒグマをかいくぐってまた森に入るしかない。Bは腹をくくると、そのままヒグマの元に突っ込み……
dice1d3=2 (2)
1~2:ヒグマを躱してまた森の中へ
3:ヒグマを躱しきれず……
- 92二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 21:08:28
本当にギリギリだった。ヒグマが振り下ろした片前脚がぎりぎり頬を掠めるも、Bはヒグマを躱してまた森に入る。
そしてまたヒグマが彼を追いかけ始める。だがさすが獣か。Bはずっと走り続けたおかげで体力が減って、速力も落ち始めているのにヒグマはまだ体力が十分にあるのか速度が落ちる様子がない。
B「やっば……キツイって……」
もう限界だ。そうしてる間にもヒグマは迫ってきており、どうにか木を壁にするなどして無理やり距離を開けようとするものの、流石に限界が来たのか足が止まりそうになってしまい、そして追いついたヒグマの横薙ぎの平手が。
dice1d4=4 (4)
1:ぎりぎりで躱す
2~3:手のひらが直撃
4:爪の部分から直撃
- 93二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 21:09:16
あっ、やっべ……
- 94二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 21:11:49
いやどこに直撃したかはまだ確定してない!
- 95二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 21:16:19
ならどこ直撃したかもダスカ
dice1d10=6 (6)
1:頭
2:胸部
3:横腹
4:腹部
5:背中
6:右腕
7:左腕
8:腰
9:右足
10:左足
- 96二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 21:19:05
ま、まあまだ腕なら致命傷は……いや、爪から当たってる時点で割とやべ―わ
- 97二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 22:58:01
どこにしろダメージは大きい…
- 98二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 23:07:30
デアリングタクトー!はやくきてくれーっ!!
- 99二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 23:20:49
タクトならまずトレーナーのとこにいるよな
- 100二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 02:23:34
保守
- 101二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 05:56:22
ほ
- 102二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 11:59:00
Bはこのまま犠牲になってしまうのか?
- 103二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 19:30:25
都合よく猟師とか救助隊出てこい…!
- 104二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 23:29:32
ヒグマの横薙ぎの平手がもろにBの右腕に直撃する。嫌な音と共に爪が引っかかり、Bはその腕力のまま思いっきり投げ飛ばされる。そして木に叩きつけられたBは様々な痛みに悲鳴を上げた。
B「がっ……ぁ……っあああっぁぁあああああ!?」
右腕の感覚がない。痛い。痛い。痛い。痛い。いったいどこまでやられたのか分からないが、Bは自分の右腕を見る度胸は無かった。これを見てしまえば完全に心が折れると思ったからだ。
そしてヒグマが吠え、再びBに迫る。そして再び前脚を振り下ろすが、それをぎりぎりで躱すと決死の力で立ち上がってまた走りだす。
B「死んで……死んでたまるか……!」
だが後ろから聞こえるヒグマの荒い呼吸と足音。果たしてどれだけの距離が空いてるのかすらわからないが、もう振り返る余裕はなかった。
B「しまっ……!?」
足がもつれて転んでしまう。そしてヒグマはBに迫りまた前脚を振り下ろそうとした。
B「死んで、たまるかぁあ!」
Bは手元に会ったそこそこ太くて長い木の枝を手に取り、そしてヒグマめがけて刺そうとする。
そして……
dice1d5=1 (1)
1~2:ヒグマの攻撃を食らうも、枝がヒグマの目に刺さる
3~4:ヒグマがバランスを崩して攻撃が外れ、枝がヒグマの目に刺さる
5:……。
なお1だった場合
dice1d9=9 (9)
1:頭
2:胸部
3:横腹
4:腹部
5:右腕
6:左腕
7:腰
8:右足
9:左足
- 105二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 23:45:42
前脚を振り上げたヒグマだがバランスを崩し、Bの左足を踏み抜くかのように前脚を落とす。骨の折れる音と共にBは痛みの悲鳴、そして幸の乗った叫びと共に枝をヒグマの右目に思いっきり突き刺した。
ギャアアア!!!!
ヒグマが大きな悲鳴を上げ、そのまま身を翻して一目散にBから離れていった。
B「逃げた……?俺、生きてる……?」
生きてることへの安堵感などがこみ上げ、そしてCの元に戻ろうと立ち上がろうとしたがこの時、折れた足の激痛が走り、そのまま転げるように倒れて悲鳴を上げる。
先ほどのヒグマとの戦いにより右腕は骨折と同時に大きくえぐれ、左足も踏み折られると同時に爪が深々と食い込んでいたのだ。それによりBはもうこの場から動くことはできず、ただただ痛みに苦しむしかなかった。
B「誰かー……助けて、くれー……」
先ほどの悲鳴のような大きな声も出せるはずもなく、ただただ壊れたラジオのように弱弱しい声で何度も助けを呼ぶ。正直またあのヒグマが戻ってくるかもしれない恐怖もあるが、もう動けないとなれば嫌でも諦めるという選択肢が出てきてしまった。
B「せめて、Cのところには戻りたかったなぁ……あぁ……疲れた……もう眠り、たい……」
小さく笑みを浮かべた後、Bはそのまま意識を手放してしまった。 - 106二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 00:34:11
哀れB
いや誰か知らんけど - 107二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 00:35:53
ああ
- 108二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 00:40:45
B出番多すぎだろ。デアトレうつせデアトレ。あとデアリングタクト。
- 109二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 01:09:11
- 110二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 05:53:35
ワンダーフォーゲル部に居るから、素人と違って基本的な知識と技能は持っていますからね…
- 111二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 10:25:23
先人の犠牲によって成り立ってるんだなぁ
- 112二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 18:36:32
保守
- 113二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 22:16:22
トレーナー室にいたデアリングタクトからしたらそれは青天の霹靂だった。
タクト「トレーナーがクマに襲われ……!?」
たづな「はい、今北海道の警察のほうからそのような連絡が……!」
それを聞いたデアリングタクトは膝から崩れ落ち、信じられないと言わんばかりに身体が震えていた。それを見たたづなは焦っていたとはいえやってしまったと思い目をそらしたが、この時デアリングタクトの耳が大きく絞られてることに気づく。
タクト「……行かなきゃ」
たづな「はい?」
タクト「トレーナーを助けに行かなきゃ!私、猟銃持ってきます!」
そのままトレーナー室を出て行こうとするデアリングタクトをたづなは止め、どうにか説得を試みようとするものの、感情任せのウマ娘のパワーにさすがに手を焼く羽目になった。
タクト「どいてくださいたづなさん!」
たづな「トレーナーさんはもう保護され、今は病院で治療を受けているとのことです!だから今は落ち着いて!」
タクト「それならトレーナーを襲ったヒグマを仕留めます!絶対許せません!」
たづな「それで貴女も被害に遭ったらどうするのですか!トレーナーさんが悲しみますよ!だから落ち着いてください!」
それを聞いたとき絞られていた耳は力なく垂れ、そのままぺたりと膝をつき、ぽろぽろと涙が彼女の頬を伝う。
タクト「だって、トレーナーが……私がちゃんとしておけば……」
たづな「ですので、トレーナーさんのところに向かいましょう」
タクト「でも北海道に行くとなると飛行機とか……」
やよい「私にまかせなさい!」
2人「「理事長!」」
そこに現れたのは理事長こと秋川やよいだった。
やよい「話は聞いている。だから私のぷらいべージェットで一気に向かうぞ!」
たづな「ですが仕事は……」
やよい「樫本トレーナーにまた理事長代理を頼んだ!内容を離したら快く受けてくれた!」
それを聞いたたづなは呆れた顔をしていたが、とりあえず今はその厚意に甘えて3人でさっさと北海道へと飛ぶのであった。 - 114二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 23:24:06
猟銃は草
- 115二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 23:32:58
デアリングタクトは錯乱している!
- 116二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 06:19:41
保守
- 117二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 06:31:59
こっから映画のジャンルが急に変わるやつじゃん
- 118二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 12:14:42
まあ自分のトレーナーがやられて復讐に燃えるのはわからなくもない
- 119二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 17:46:24
プライベーットジェットなら、猟銃検査なしで持ち込めるのかな?
- 120二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 17:54:37
お前猟銃いらないだろ?と思ったけど射程距離か
- 121二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 18:05:06
ただ最悪投石でも射程はなんとかなりそうではある
- 122二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 01:06:47
そして北海道の空港から車に乗り換え、そのまま病院に直行した一行。
タクト「トレーナー!トレーナーはどこなの!?」
たづな「落ち着いてくださいデアリングタクトさん」
とりあえず看護師か誰かにデアトレがどこにいるか聞こうとしたとき、1人の男性がこちらに気づいて近づいてきた。
たづな「あら、貴方は?」
A「私、デアトレの友人のAと申しまして……」
タクト「トレーナーは!トレーナーはどこなの!?」
Aにつかみかかるデアリングタクト。あまりの力に一瞬Aは顔をゆがめ、それに気づいたたづなが急いでAからデアリングタクトを引きはがす。
たづな「大丈夫ですか?」
A「えぇ、何とか……」
その後やってきた看護師について行く面々。そして先生の元に案内され、デアトレがヒグマに襲われ、その後タイヤのバーストによって重傷を負い、ICU(集中治療室)に運ばれたことを伝えられる。
たづな「それでどれほどの傷を……?」
先生「右腕と右足の骨折。そして肋骨数本ですが、そのうち一本が肺に刺さっており、そして内臓破裂も起こしています。……正直ここまでなって生きているのも不思議なぐらいです」
それを聞いて言葉を失う面々。
A「……本当に申し訳ありません。俺たちがデアトレを登山に誘ったばかりに……」
それを聞いたとき、デアリングタクトの耳が絞られ、拳をぎゅっと握りしめてAを睨みつける。Aは正直このまま殴られても文句はなかった。それだけのことをしてしまったのだから。
たづな「それでデアトレさんの容体は」
先生「手術も終え、容体は一応安定しています。ただまだ意識は戻っておらず、いつ戻るのかはまだ不明というところですね」
タクト「先生、トレーナーに会うことはできないのですか?」
最初は身内の方じゃないと面会できないと阻止されたが、デアリングタクトが必死に頭を下げ、結果面会が許されることになった。ただ小学生未満はダメとのことで、理事長はAと共にICUの外で待つことになったが。 - 123二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 01:07:03
そして中に入り、ようやくトレーナーと会うことが出来たタクトとたづな。トレーナーはあちこちを包帯に巻かれて人工呼吸器を付けており、死んでるかのように静かに眠っていた。
タクト「トレーナー……会いに来たよ……?」
トレーナーの手を取り、声をかけるもピクリとも反応しない。
デアリングタクトは後悔した。きっと自分がクマは可愛いとか言ったから、こうなったんだと。これなら自分も無理言って最初からついて行けばよかったと。
タクト「ねえ、トレーナー……起きてよ……」
ぎゅっと力が少しこもる。だけど反応はない。それを見てポロポロと涙がこぼれ始め、たづなも泣きそうなのか目が潤んでいた。
そして面会も終わり、病院を出て理事長が取った今回泊まるホテルに向かおうとするが、デアリングタクトは彼らとは別のところに向かおうとしていた。
たづな「あら、デアリングタクトさん、どこに行くんです?今日泊まるホテルはこちらですが……」
たづなはデアリングタクトの目を見たとき、彼女の目からはハイライトが消えてることに気づいた。
タクト「すみませんたづなさん、理事長。熊狩りさせてください。トレーナーの仇を討ちますので」 - 124二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 01:12:13
(あれ、最初予定してたストーリーから乖離してるけどまあいいか……)
- 125二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 08:34:25
人の味を覚えたクマはな、人ばっか食うようになるんじゃ
葬ってやるのがせめてもの情けじゃ
(食ってない) - 126二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:51:25
保守
- 127二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:32:29
この発言は無論2人から反対された。それもそうだ。中等部の1ウマ娘がわざわざ山に入り、人を襲ったクマに対して仕留めるとかまともな大人なら許可するはずがないのだから。
タクト「そうは言いますけど、さっき私の知り合いの地元の猟友会のほうからウマ娘の聴覚が欲しいから来てくれないか、と言われたんですよね。それにトレーナーの友人のAさんもあと2人がまだ見つかってないと言ってたじゃないですか」
そう、Aは友人二人が見つかってないことも話しており、そのため猟友会と救助隊により2人の救助、そしてできるなら人を襲ったヒグマの駆除の計画が推し進められているのだ。
その後たづな+理事長とデアリングタクトの言い争いは続き、そして連絡して猟友会が仲介して結果、デアリングタクトはヒグマ駆除に向かうことになった。
そして翌日、諸々の準備を終えてデアリングタクトは猟友会+救助隊の面々に加わって山に入ることになった。
それから山を登ること2日、進み続けた先にて……
救助隊「ん、アレは」
救助隊が見つけたのは草陰の中に倒れてる人の姿だった。
Cだ。
救助隊の1人が彼の元に駆け寄り、そして状態を見る。
Cはまだ
dice1d4=4 (4)
1~2:生きてる
3~4:死んでる
- 128二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:34:46
さすがに日が経ちすぎたか……
- 129二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:35:30
Cは死んでいた。死因は
dice1d2=2 (2)
1:傷の深さ、出血多量による失血死
2:体あちこちが欠損している。おそらく何者かに食われたもよう
- 130二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:36:43
食われてしまったか……
- 131二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:39:14
違うヒグマという可能性がないか心配だわ(主にBの安否のために)
- 132二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:00:14
最悪大量の熊が人間おいちいおいちいして覚えちゃってる可能性があるわけか
- 133二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:04:04
Cは遺体として発見された。近くにはヒグマの足跡、そして糞。
確定だ。ヒグマがCを食ったのだ。
その後Cの遺体は丁寧に包まれ、その姿は見えないようにする。Cの遺体はいち早くお持ち帰りしたいが、ヒグマがやったとなるとそうはいかない。これをお持ち帰りすれば、獲物を奪われたと確実に襲ってくる可能性が高いからだ。
だがしかし、人を食ったヒグマはもう人しか襲わないし、食わない。そうとなれば確定で駆除しなければならなかった。
タクト「ひっ……ぅ……」
デアリングタクトは気分が絶不調だった。姿は見えなかったが、ウマ娘特有のよすぎる嗅覚で一瞬だけ腐臭を嗅いでしまい、それが人だとわかってしまってしまったからだ。
実際他の面々も人がクマに食い殺されたと知って気分が落ちてしまっている。だがしかし、あともう1人も見つけなければならない。せめて生きていてくれればいいが……。 - 134二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:08:31
ウマ娘って過酷な世界観やなあ
- 135二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:30:24
胸糞悪いニンゲンが相手なら討たれて当然なんだが、野生生物となると自然の営みの結果こうなってしまっているから遣る瀬無い気持ちだ…
- 136二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 01:11:41
キチンと狩られて剥製にされたら羆への知識不足が招く危険喚起に使えそうか?
Oso18「俺、知名度あったのに知らぬうちに殺されて食肉として出荷されてたな…」 - 137二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 01:18:25
北海道は試させる大地言われるからしゃーない
- 138二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 01:19:28
そういえば死骸の残骸の一部を廃棄場で見つけたんだっけ?
- 139二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 06:20:07
このレスは削除されています
- 140二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 08:22:36
調べた感じだと、Oso18で残っているのは牙(サンプルor記念品?)だけか
Oso18駆除したハンターにとっては初めて駆除したヒグマだったらしい - 141二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 08:36:23
元ネタ知らないけどこれでもまだマイルドな表現なんですよね・・・熊怖い
- 142二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 08:49:12
このスレ深夜に見たせいでヒグマに襲われる夢見たわ……
必死に建物の屋根へ登ろうとして、追い付かれたところで目が覚めた。
恐怖と緊張の中で合理的な判断下すのなんて無理だね。
遭遇リスクのある場所には絶対行っちゃダメだな。
ある日森の中クマさんに出会ってからでは遅い - 143二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 08:56:02
山に入る時は鉈の1本は欲しいな…
ヒグマ相手では蟷螂の斧だけど - 144二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 14:18:14
せめて悪あがきでも顔に一撃当たれば逃げてくれる……といいなぁ……
- 145二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:17:38
ヒグマの会心の一撃を回避しつつ攻撃を当てるのが難易度高いですからね
少なくともリーチが長い長柄タイプの鉈が必須になりそうですわ
持ち回し考えると通常の短柄タイプかなのだろうけど
適当な枝切ってその場で柄をDIYして鉈と合体は行けるか… - 146二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 01:15:54
ほしゅ
- 147二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 01:40:26
Bが見つかりますように
- 148二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 08:08:39
このレスは削除されています
- 149二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:26:34
保守
- 150二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 17:12:06
このレスは削除されています
- 151二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 23:08:47
その時だ。
タクト「っ……」
下がっていた耳がピンと立ち、周りを確かめるかのようにあちこちに向け始めた。それに気づいた猟友会の人たちは即座に銃の準備をし、デアリングタクトも一緒に準備し始める。
そして耳がピタリと動きが止まった時、遠くの方で木々が騒めいた。
タクト「来る……」
そして見えた黒い影。片前脚を引きずるようにして歩くヒグマが姿を現したのだ。
タクト「何アレ、大きい……」
通常オスのヒグマは体長が2mほどだが、目の前にいるヒグマは3m無いにしても通常の大きさを上回っており、距離が大きく空いてるのにもかかわらずデアリングタクトと猟友会の面々は息をのむ。
まだ向こうはこちらに気づいていないが、こちらとしても距離が大きいため一撃で仕留めるには不十分すぎるため、距離を詰めようとしたときヒグマがこちらを向いた。
そしてヒグマはこちらめがけて走り出す。それに反応し引き金を引こうとしたとき、ヒグマはいきなり方向転換して森の中に消えたのだ。
どこに消えた、そう思ったときデアリングタクトの耳が忙しなく動き、そして近づく走る音に反応するや最初見てた方向から右手に向いた。
タクト「こっち!」
ダァンと発砲音と共にヒグマの悲鳴が上がる。だがそれを聞くやデアリングタクト大きく目を見開いた。
タクト「皆、散って!」
藪からヒグマが飛びだし、そのまま彼ら外に真っ只中を突っ切ってまた藪に消えたのだ。
猟友会「追いかけるぞ」
Aの情報通りなら恐らくアレが今回襲ってきたヒグマで、Cを食い荒らした正体だ。そのためタクトたちは森の奥へと入っていくのであった。
- 152二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 23:10:52
ウマ娘と猟友会のコラボあまりにもじわじわ来る
- 153二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 23:12:02
そして進んだ先、そこに人影が見えた。恐らく残りの救助者であるBだ。
彼の状態
dice1d2=2 (2)
1 生きてる
2死んでる
- 154二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 23:12:50
あちゃー……ダイスに負けたか(スレ主)
- 155二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 23:15:07
ほぼ全滅か?
- 156二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 23:17:05
- 157二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 23:20:45
これは全国ニュースですわ
- 158二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 23:28:03
ちなみに体長って人で言う座高のようなものだから、体長3メートル無いぐらいって立ち上がったら3メートルぐらいなる可能性があるということで……(三毛別羆事件のヒグマが吻端から後足の踵までの長さ2.7m)
- 159二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 23:55:22
福岡大よりかは気持ちマシだが…
何はともあれ人の味を知ったヒグマは討ち取らねばならないな - 160二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 00:21:57
これ、Aがデアトレ誘ったり今回の山登りを主催してたら心の傷めっちゃ深そうだな…。「自分がこんなこと企画しなければ…」って感じですごく思い悩んでほっといたら後日首吊ってそうでヤバそう
- 161二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 08:36:59
ひどいことになってる…
- 162二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 18:04:00
保守
- 163二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 23:06:24
Bは死んでいた。体の半分が土に埋もれた土饅頭となっており、恐る恐る引っ張り出すとはらわたが食い破られていたのだ。
こうとなればあのヒグマを仕留めるしかない。あれが人里に降りてくればどうなるか想像に絶する事態になりかねないからだ。
タクト「近くで見てる……」
彼女の言葉とともにピリッとした緊張が走る。タクトの耳もせわしなく動き、どこにいるかを察知しようとしたときヒグマが飛び出してきた。
猟友会の一人が銃を撃ち、その弾は確実にヒグマの首に当たったがヒグマの足は止まらず、そのままデアリングタクトめがけて襲い掛かる。彼女も引き金を引き弾は頭蓋に向かうも、ヒグマの頭蓋は頑丈なため弾かれ、ヒグマは彼女めがけて壊れてない片前脚を横に振るう。
タクト「っ!?」
躱そうとしたとき足元が滑り、そのまま仰向けにコケたため前脚はそのまま彼女の頭上を通り過ぎるが、彼女の後ろに会った木を一撃でなぎ倒すのを見て周りは騒然とする。
そしてヒグマは彼女に噛みつこうと顎を開いて突進し、彼女は咄嗟に猟銃を横にしてヒグマの口に当てることでどうにか噛まれずに済んだが、その押す力や噛みつく力はすさまじく、猟銃からバキバキと壊れていく音が鳴り始める。
タクト「どうしよう……この子、片目が見えてない?」
それは前にBが刺した枝によって片目が潰されいることに気づくデアリングタクト。
猟友会「彼女を離せ!」
猟友会の人たちにより首、胴などを何発も撃たれ、断末魔を上げ立ち上がるヒグマ。そして彼女から離れると同時に手を横に振って近くにいた猟友会のうちの1人を吹き飛ばし、自分を撃つ猟友会の人間を殺さんとそちらを向いたときだ。
ゴッ、という音と共にヒグマは残りの見えている目がいきなり潰された。デアリングタクトが手元に転がっていた拳の大きさの石をヒグマの顔にぶつけたのだ。
顔を上に向けてギャアと悲鳴を上げるヒグマ。その隙だらけの姿を見逃すわけにもいかず、咄嗟に立ち上がったデアリングタクトは顎下めがけて再び石を思いっきり投げ付けた。
バキバキと下顎の折れる音が響き、そのまま仰向けに倒れるヒグマ。そして猟友会の人たちはヒグマの下顎から脳を、そして心臓めがけて猟銃を何度も撃つ。
ヒグマの逆立っていた毛はついに寝て、ようやく人喰いヒグマを討ち取ることに成功したのであった。 - 164二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 23:17:19
遂に決着か、長かったな…。
- 165二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 23:20:42
辛うじて討ち取れたか
ウマ娘の力を使った石の一撃は強力だった - 166二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 23:37:36
何だこれ(何だこれ)
- 167二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 23:45:32
このレスは削除されています
- 168二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 23:46:09
ヒグマの最期の反撃で猟友会の1人が片腕を骨折したもの、ついにヒグマは死んだ。
その後BとCの遺体はヘリにより搬送され、デアリングタクトは討ち取ったヒグマを抱えて下山する。
その後理事長とたづなに無事帰ってきたことを褒められ翌日、再び彼女はトレーナーが入院している病院へと足を運んでいた。
タクト「トレーナーに仇は討ったって報告できるな、これで……トレーナー、早く元気になると良いな……」
病院で受付を済ませ、そして看護師に連れられてICUへ向かうデアリングタクト。
タクト「あの……トレーナーの調子はどんな感じですか……?」
看護師「あら、そうですね……ふふ、貴女の目で見てみてください」
クスクスと小さく笑う看護師を見て怪訝に思うデアリングタクトだが、ICUに入った時にその意味を理解する。
デアトレ「お、タクト」
タクト「トレー、ナー……?」
彼女は目を丸くした。この前まで死んだように眠っていたトレーナーが起きており、それどころか自分を見るや「よっ」と言わんばかりに手を上げているのだ。
タクト「トレー……ナー……」
一歩一歩彼に近づいていく。そして彼に触るとちゃんと血の通ったぬくもりがあり、本当に彼が生きてることを実感し、そしてタクトの目からポロポロと涙がこぼれ始めた。
タクト「トレーナー……生きてた……生きてたよぉ……」
デアトレ「ごめんな、心配かけた……」
タクト「良かった……良かった……」
デアトレに手を回してぎゅっと抱きしめる。デアトレもそれに答えるように彼女を優しく抱きしめ返し、病室では彼女のすすり泣く声が静かに響いていた。
その後ヒグマの解剖が行われ、ヒグマの胃からはBとCの身に着けた衣服の一部が見つかり、この個体が確かに彼らを食ったことは証明された。
だがしかし、それ以外にヒグマの胃からは彼らが身に着けていない腕時計とウマ娘の尾の毛も出てきたのだ。それにより過去提出された登山計画を見直すと、彼らが上る数日前に40代男性と20代ウマ娘の一組がこの山に登ってることが判明する。
つまりこのヒグマは彼らを襲う前にすでに人、それどころかウマ娘すらを襲っていたのだ。それにより再び救助隊が組まれ、山に入った際に最期ヒグマの討たれた場所から遠くないところに男性とウマ娘の食べられた遺体が発見された。
後日、このことは新聞、そして全国ニュースで話題になった。 - 169二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 23:46:43
もう少し話は続くぞ(続きはまた後日)
- 170二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 23:50:31
BCより前にも2人食っていたのか…
ウマ娘と言えども、必要な知識と事前準備してないとキツイわな - 171二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 06:43:23
ほし
- 172二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 10:03:43
保守
- 173二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 10:24:28
保守
- 174二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 17:43:38
待ってる
- 175二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 19:37:08
被害者のウマ娘はもしかして襲われた40代男性を庇っていたとか、あるいは男性を置いていけずにクマに立ち向かって返り討ちになったりしたのだろうか…
- 176二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 21:39:42
首や胴に猟銃まともに食らっても退かない、もうその時点で普通にやばいんだよなこのヒグマ……
- 177二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 22:52:20
──今回のヒグマの事件、どうするべきだったか
──男たちだけで登山に行ってヒグマに会ったのがバカなんですよ
──それを言うなら彼らの前にすでにウマ娘が被害に遭ってるじゃないか
──そういえば今回の被害者のうちの一人は中央トレセンのトレーナーとか聞きましたが、学園のほうはまだ何も言わないのか
そんな下らないワイドショー、それを一般病棟に移されたデアトレは見ていた。
デアトレ「大変なことになってるなぁ」
A「あぁ……」
デアトレ「俺ら、生き残れたのが奇跡だな」
A「あぁ……」
デアトレ「大丈夫か?」
A「……あぁ」
自分の見舞いを見に来たはずなのに、完全に生気を失ったようなAを見てデアトレは困り果てる。AはB,Cと共に今回の登山計画を立ち上げ、そしてこのような大惨事に巻き込まれ、BとCを亡したことにより完全に心が折れてしまっていた。BとCの両親ともお会いし、彼らに謝罪等を行っており、自分の息子の遺体を見るや泣き崩れていたがそれでもAに罵ったりすることはなかったため、余計にAにはそれが苦しかった。
デアトレ「とりあえずBとCの葬式には参加しないとなぁ。まだあいつらにヒグマは討ったこと伝えてないし」
A「そうだな……」
デアトレ「……A、お前自殺とかするなよ?じゃないと今回生き残った意味も理由もなくなってしまうからな」
A「……すまない、今日はもう帰るわ。じゃあまたな」
デアトレ「あぁ、またな」
病室、個室からAが出ていくと入れ替わるように担当のデアリングタクトが病室に入ってきた。
タクト「トレーナー!」
デアトレ「おお、よく来たなタクト。どうしたんだい?」
タクト「先生が言ってたよ!もうそろそろ学園の付属病院に転院だって!」
デアトレ「お、ということは府中に帰れるのか」
タクト「うん!」
トレーナーに頭すりすりして甘えるデアリングタクト。それに苦笑を浮かべながらも彼女の頭を撫でるトレーナーだが、自分が死ぬかどうかで不安にさせたのだから、とりあえずこの間だけは彼女の甘えに応えてやろうと思っていた。
デアトレ「そういえばあのヒグマ、あの後どうなるんだ?」
タクト「えっと、今回の事件もあったからはく製にするっておじさんたち……あ、猟友会の人たちが言ってたの」
デアトレ「そうか……」 - 178二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 22:52:50
まさかこんな時代に入っての害獣事件。その記憶を薄れさせないためにもあのヒグマをはく製にするのは正解なのだろう。そしてそれを学園の生徒たちに見せて自分たちが力強くてもこれに勝てるのは難しい、と教えるのもアリかもしれない。
タクト「トレーナー、どうしたの?」
デアトレ「ん?いや、何でもないよ」
タクト「あ、そういえばね──」
その後デアトレとタクトはお見舞いの時間ぎりぎりまでいろいろ話し、お互い楽しんだのであった。
行数とか文字数でこっちに飛んだ - 179二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 22:59:54
ブリーダーズカップ…
- 180二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 23:03:29
この後、後日談のようなものでもうヒグマもほぼ関係ないけど続けてもいいかな
- 181二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 23:10:32
それから数日後、デアトレは学園附属病院に転院し、リハビリに励みながらも溜まっていた仕事をこなし、そして毎日タクトがお見舞いに来たりなどを楽しみにしていたが、そんな彼はあることに悩んでいた。
Cが夢に出るのだ。
BとCの葬式には出たが、その日から血まみれの彼が自分の夢に出て毎度のように「どうして見殺しにした」と言ってくるのだ。完全に悪夢なのはわかっている。だがこういう悪夢はどうすればいいのか、誰に相談すればいいのか分からず、デアトレは困り果てていた。
そんなある日のことだった。
マンハッタンカフェ「相談とは?」
デアトレ「実は──」
前にタクトにこのことをこぼした際、「私がいいウマ娘の先輩知ってます!」と言っていたが、それで彼女が来たことに少し驚いていた。だが彼女を前にした際、今回の悩み事がスラスラと出てきて、それを聞いた彼女も嫌そうな顔一切せずにちゃんとうなずきながら聞いてくれていた。
「なるほど……ところでそのCという方の写真、持っていますか?」
「あぁ、スマホにあるが」
「なら単刀直入に言いますが、デアトレさんの後ろ、そのCさんがいます」
「……そういうの、見えるの?」
「えぇ、もちろん」
「なるほどなぁ……で、あいつ俺に何か言ってる?」
「『俺の存在バラすな、怒るぞ』だそうです。あ、お友達が威嚇したからデアトレさんの後ろに隠れました」
それを聞いてつい笑ってしまうデアトレ。そして大きく溜息を吐き、少しイラついたような表情を見せる。
「お前が怒ってる理由も十分にわかる。あの時見捨てたのは本当に済まない……が、Aから聞いたぞ。今回の山を選んだのお前らしいな。AとBは本州の山にしようって言ってたらしいが、どうなんだ?」
「あ、すごい焦ってますね。顔色が真っ青になってます」
「別に俺はそのことは怒ってない。たださ──」
その後クドクドと見えないCに対して怒るデアトレ。果てにはCが病室の天井の隅で体育座りするまで続いた。
「まあこんなものでいいか。そういえばC、は夢に出てこないけど何か知らないか?成仏でもしたのか?」
Cから何かを聞き、うんうんとうなずくカフェ。だがそれを聞くや、彼女の表情が少し険しいものになった。「大変です、Bさんは今Aさんに憑いてるそうです」「なっ!?あの野郎……!」
彼は急いでAに電話かけるが、一切通じない状況と知り顔が真っ青になった。 - 182二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 23:13:52
そしてAはどうなった
dice1d2=1 (1)
1生きてる
2Bによって……
- 183二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 23:13:53
まさかのオカルト展開
- 184二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 23:22:11
続けて!
- 185二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 23:33:13
ここはAの住むアパート。
Aは今にも首を吊ろうとしていた。
彼も葬式後、その日の晩からBが夢に出始め「なんでお前は生きている」とずっと言われ続けていたのだ。それにより精神をさらにすり減らし、果てには幻覚かBの姿が見え始めたためそれから逃げようとするためか、現在天井からロープを垂らしてそれで首を吊ろうとしていたのだ。
A「これでいいんだろ、B」
彼の目の前に見えるBは三日月のように耳元にまで裂けた口で笑みを浮かべ、うなずく。そして椅子から足を離そうとした時だ。
コンコンとノックの音がした。だがもう死のうとしてるため関係ないと思っていたが、コンコンという音はドンドンと激しくなり、果てにはゴンゴン、ガンガンと何かで殴るような音に変貌していく。
一体何なのかと思ったとき、バキィ!という音と共に玄関の扉が吹っ飛ぶ音が響いた。
カフェ「どうにか開きました!」
デアトレ「生きてるか、A!」
そこにはマンハッタンカフェとカフェトレにおんぶされているデアトレの姿があった。それを見て驚くA。だがそれと同様にデアトレもAの姿を見て驚いていた。
デアトレ「おい、お前なにやってんだ!」
カフェ「デアトレさん、彼の前にBさんがいます」
カフェにはAの前に立つBがイラついたような顔を見せ、そしてふわりと浮き上がってその形相を鬼のように変貌させるのが見えた。悪霊にでもなったかと思い、対峙するか悩んだ際に、先ほどデアトレに渡したものを思い出す。
カフェ「デアトレさん、あれを使ってください……!」
デアトレ「そうか……!ならB!これでお前の目を覚まさせてやる!」
どこからか出し、そして投げたのは塩……の塊、岩塩だった。ハンドボール大のそれを見たBは驚愕の表情を浮かべ、そのままBの顔面をぶち抜く。そしてぶち抜いた岩塩はAの顔面に綺麗にヒットし、鼻血を流しながらBはそのまま床に崩れ落ちた。
カフェ「今です!」
カフェの指示によりお友達がBの捕縛に向かう。逃げようとしたBだが、お友達のオラオララッシュをくらい、そのまま捕縛されることになった。
デアトレ「おいA、大丈夫か、A!」
A「この、やろう……仕返しだからって、それはねえ、だろ……ガクッ」
デアトレ「A……!?Aぇぇええ!!!!」
デアトレの慟哭が響き渡る。それを見ていたマンハッタンカフェは、呆れたようなジト目でそれを眺めていた。 - 186二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 23:42:01
あ、顔面に岩塩ヒットし、そのまま床に倒れたのはAね
- 187二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 02:44:35
幽霊だから、通り抜けてAに当たったか笑
- 188二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 08:14:18
保守
- 189二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 10:05:19
幽霊に物理攻撃しても岩塩本体はすり抜けるからね…仕方ない
ダメージ自体はAと同様に食らったみたいだけど - 190二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 19:00:42
ほしゅ
- 191二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 20:14:53
顔面が岩塩に綺麗に決まったァ~!
- 192二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 22:02:42
その後Aも入院し、デアトレと同じ病室になった。そしてマンハッタンカフェ立ち合いの元、元に戻ったBとCとの話し合いを行い、それぞれ謝罪をすることにより円満に解決することとなった。
そしてなんやかんやBとCも成仏し、その日の晩。
A「すまなかった」
デアトレ「何がだ」
A「また迷惑をかけた」
デアトレ「別に何とも思ってないよ」
A「でも……!」
デアトレ「またBでも憑いたのか?岩塩ぶつけようか?」
A「……いや、なんでもない」
お互い消灯された部屋の天井を見つめる。そして小さくデアトレは溜息を漏らした。
デアトレ「まあホントたいへんだったな。クマに襲われたり、BとCに憑りつかれたり。まるで夢を見てるみたいだ」
A「……だね」
デアトレ「とりあえずさ、退院したらその祝いに旅行行かないか?温泉とかさ」
A「……そうする?」
デアトレ「じゃあとりあえず旅行行くなら野生のクマのいない九州に行こうか」
A「あぁ、いいねえ。それなら阿蘇山を見に熊本県でも行くか。あそこ温泉も良いし」
デアトレ「お、そうするか」
二人で和気あいあいと旅行計画を立てていく。そして後日、このことをデアリングタクトに話したら「トレーナーだけじゃ危ないから私も付いていく!」と駄々をこね始めたため、男2人は苦笑いを浮かべてそれを了承するのであった。
そして後に熊本空港に降り立った時、目の前に県代表の某クマがいたことに二人は笑い、デアリングタクトは一緒に写真撮りたいとねだるのであった。 - 193二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 22:04:50
デアトレたちが被害に遭った山から100km先の北海道の山の中、そこで2人のウマ娘が必死にソレから逃げていた
ウマ娘A「待って、置いて行かないで!」
ウマ娘B「早くして!追いつかれちゃう!」
現役のころ走った芝やダートと違い、山の斜面はデコボコとしており、さらにはみ出した木の根っこなどが足に引っかかろうとして彼女たちの走る速度が遅くなっていく。
彼女たちの後ろ50m。ソレはこのデコボコ山道など関係なしに彼女たちめがけて一直線に迫ってきていた。
必死に逃げる彼女たちだがその時、ウマ娘Bの足に根が引っかかってしまい転んでしまう。
ウマ娘A「ちょっと!?」
ウマ娘B「待って、見捨てないでよ!」
Aの足を必死に掴んで助けを求めるB。だがその後ろ、ソレの姿が鮮明に見えてきたとき、二人は断末魔を上げた。
「「いやぁぁぁあああ!!!!!」」
そしてヒグマの前脚が彼女たちめがけて振り下ろされる。
恐怖はまだ終わらない - 194二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 22:17:32
はい、というわけで今回のお話はこれでおしまいです。
久々にSS?web小説モドキ?なのを書いたのでそれなりにこっちは楽しめました。なんやかんや慣れないダイスロールに苦戦したりしたけどそれでもまあなんやかんや完結に向かえて一安心しました。というかこのスレ内で終われてホントよかったですわ……。
あ、ちなみに全員生き残ったルートも一応考えてたんですよ?ただダイスが殺っちゃったかこうなってしまったからもう完全に没になったけど。
にしてもデアリングタクトは可愛いですよねぇ。いろいろちっちゃいから可愛がってあげたくなっちゃう。
そして最後に何かオカルトになってカフェが出てきた理由ですが、まあ……カフェ好きだから……ね?推しウマ娘、出そうと思ったらこうなっちゃいました。
これを楽しめた人がいたのならこっちも嬉しいですし、こっちも物書きとしの楽しみを思い出せたし、ほんといろいろ楽しかったです。
ではまたどこかで会いましょう。
あ、ラストにウマ娘AとBはどうなったかダイス振りますかね。
A dice1d2=1 (1)
B dice1d2=1 (1)
1:生き残る
2:生き残れない
- 195二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 22:24:35
ウマ娘A「イヤー!」
ヒグマ「グワー!」
ウマ娘B「イヤー!」
ヒグマ「グワー!」
サツバツとしたスレにエントリーしたのはウマ娘だ!コワイ! - 196二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 22:43:05
完結お疲れ様でした
タクトは熊本に付いて行く辺り若干トラウマになってるか…
亡くなった2人も成仏できて良かった
最後のウマ娘2人とも生き残る
運良く猟師の集団が居たのか、それとも火事場の馬鹿力を発揮したのか - 197二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 22:46:31
お疲れさまでした!元ネタも凄惨な事件でしたし、この話も悲しかったけれど最後は暗くなり過ぎずにいい感じの終わり方になったと思っています。ありがとうございました!
- 198二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 00:31:50
てかウマ娘AB、生き残るとは書いてるけど無傷でとは書かれてないよな……言ってしまえば重体でも生きてて、それで生還できたら生き残るになるわけで……
- 199二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 00:36:42
良かった…最高のスレをありがとう
- 200二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 00:40:40
では皆さん、さようなら さようなら