- 1オールマイティ・ギルド25/03/12(水) 05:00:29
この愛らしい見た目をした草食種はダルトドンと言い、隔ての砂地から緋の森に掛けて生息しています。
ケストドンやガストドンと同じく獣脚亜目に属するイカれた草食竜の仲間でありながら性格は極めて温厚で、外見も相まって皆さんも愛するあの城砦高地の歩くモップ“麗羊獣メルクー”を彷彿とさせます。
基本的には数頭の群れで生活しており、恐ろしい捕食者や激しい季節の変わり目といった生存の危機にも仲間同士で協力して立ち向かう絆とタフネスを持っています。抵抗虚しくガジオス等に連れていかれたり雷にこんがり焼かれることもありますが、それでも種を繋ぎ繁栄していけるだけの強さを持っているのです。
そんなダルトドンには生物学において非常識的なある特徴を持っています。
それは「母乳が出る」という特徴です。本来母乳は哺乳類のみが持つ乳腺から分泌される筈なのですが、この恐竜上目に属するゴワゴワリュウは前脚と後ろ脚の中間ら辺から乳を出します。意味不明です。しかもこの白濁した液体はチーズに加工出来てしまうので、我々が知る哺乳類ムーファのミルクと同等の性質を持ってしまっています。
この様に生物の常識から逸脱した特徴をもつダルトドンですが、禁足地には更にぶっ飛んだモンスターが生息しています。
それが「チャタカブラ」です。
見てくださいこの両生類に有るまじき筋骨隆々な肩周りを。まるで剛纏獣です。ナックルウォークに趾行性と解剖学的にはあり得ない形態を持っていますが、ギルドは分類学の知見からこのスパイク顎を両生種と認めざるを得ません。
全身非常識の纏蛙に比べたら、収斂進化の一言で片付く特徴一つなど極めて些細なものです。
それが非常識という枠から出られなかった獣畜、ダルトドンです。
- 2二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 05:06:38
- 3二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 06:22:58
ダルトドンを貶すと見せかけてチャタカブラを貶すいつものテクニック
- 4オールマイティ・ギルド25/03/12(水) 07:26:42
リノプロスよ、身を弁えろ
この四足と頭が備わった揚げおかきの様な草食種はリノプロスといい、基本的には砂漠や火山といった高温な環境に生息する鳥盤目の草食竜になります。
草食竜としては比較的小柄な体躯で、目もあまり良くありません。しかしオルギィも涙目なサイズの耳は周辺状況の把握を可能とし、甲殻と鱗が合わさった外装は防御力と機動力を両立させています。
また高い縄張り意識や攻撃性でも知られており、自慢の石頭と脚力からなる突進頭突きで認知した外敵を積極的に追い払おうと試みます。
この様にハンディキャップを覆せる様々な長所を持っている為か威風堂々と歩き回っていることが多いリノプロスですが、彼らにはある重大な欠点があります。
それは「長所が然程長所とならない」ことです。
折角大きな耳によって聴力が優れているにも関わらず脳の処理が優れていないのか、大暴れするディアブロスの咆哮を聞き逃し、逃げ遅れます。またある時は反応した結果アホみたいな直進頭突きを繰り出し、頭をぶつけて隙を晒します。
外装も機動力を得ようとした結果腹部がガラ空きとなっており、死角の地中からアグナコトルにド突かれて採集ポイントに成り果てます。何なら鋭爪で飛竜の攻殻をも叩き割るヤツカダキのボディプレスで外殻丸ごと潰され、エビ煎餅ならぬリノ煎餅に加工されてしまいます。
無謀な凶暴性に関しても、闘争心を大型モンスター相手に向けてしまう程度ならはブルファンゴと同レベルだったのですが、あろうことか彼らはその矛先を同種にまで向けます。ブルファンゴはドスファンゴというボスを携え統率を取ることさえあるというのに、彼らには微塵も協調性がありません。縄張りを賭けて同種で争うことに夢中になり、迫り来るハプルボッカに最後まで気付くことなく両者共々どこかに連れていかれます。
それが自ら迅速に提供されるロケット生肉、リノプロスです。 - 5二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 07:28:23
オールマイティラボスレだ!(歓喜
- 6二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 07:33:31
- 7オールマイティ・ギルド25/03/12(水) 07:40:24
別人です。〇〇の誇りやカッスい餌など、元ネタ様の語彙を的確に使用している姿は見習いたいです。
- 8二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 07:52:02
モンハンの生き物は竜が多くて全部卵生っぽく見えるけど普通に胎生もいるからほら……
- 9二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 07:53:59
ベリオロスが胎生なのなんかの間違いだと思う
- 10二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 07:56:21
ワイルズエアプだからダルトドン見た目は羊にしか見えなくてミルクでるのあんま違和感はない
生物学分類が竜(爬虫類)だというならそらおかしいんだろうけど - 11二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 07:59:59
ドドガマルもムック本で何故か凶悪な捕食者が犇く龍結晶に住んでて度々リオレウス等に連れていかれるアホみたいな書き方されてたし似たようなの書けそう
- 12二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 17:08:00
ドドガマル、日々を力強く生きろ
このテツカブラから荒々しさを取り除いたようなモンスターはドドガマルといい、現状新大陸の龍結晶の地にのみ生息が確認されています。
ジャグラスやシャムオスと同じ賊竜上科に属していますが、他種と異なり彼らは基本群れを作らず、狩りをすることもありません。彼らは強敵犇めく環境で1人で生活しています。
ドドガマルは牙竜種でありながら岩石食という珍しい食性を持っており、岩を食いつつ出来た穴に身を埋めることで地面と一体化し、天敵の猛威から隠れることが出来るという極めて合理的な生活を過ごしています。
しかし地中に潜る為に進化した結果、腹這いな姿勢でタプタプのお腹とおおよそ逃走には向かない体型となってしまっています。それでも迫り来る天敵に対抗する為、彼らは逃走の為に闘争を選びました。
彼らは口の中で岩からエネルギーを吸い尽くすと、食べカスと自らの唾液と化合させて何と爆発岩を作り上げてしまいます。小型モンスターには興味も示さない程温厚な彼らも、脅威足り得る大型モンスター相手には殺意溢れる廃棄物を武器に積極的に爆撃しにかかります。
こうして外敵が怯んでいる最中に逃げようと試みるのですが、この生存戦略には1つの問題点があります。
それは「逃げ切れない」ということです。
時にバゼルギウスすらも撃ち落とすことがある彼らですが、撃墜されてもがいている時間がその外敵から逃げ切るのに充分かと言うとそうでもありません。短足ゆえに起き上がった怒り心頭のモンスターに追い付かれて地獄を見ます。
それ以前の問題として爆発性の岩石は顔の向く方向にしか発射出来ないので背面からの攻撃は手も足も出ず、甲殻もない背中をリオレウスに掴まれてそのまま何処かに連れていかれます。
また龍結晶の地に住んでいる中型モンスターが本種しかいないことも問題です。同じニッチの生物が少ないと言うことは、その分自分達が狙われる割合が増えることに直結しています。環境内唯一の手頃なサイズ感だった為に、異世界から来た古龍に毎度の様に襲われ、ポイ捨てされます。
この様に実力と環境が不釣り合いなドドガマルですが、世界にはより弱いのにより無謀な生存戦略に身を投じる中型モンスターがいます。
- 13二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 17:08:18
それがこの皆さんご存知「チャタカブラ」です。
コイツらもドドガマルの様に岩石に身を埋めるのですが、掘削能力が無いのでただそれっぽくハマるに留まります。また全身がくすんだ翡翠色をしている為、フルグライトや砂岩とのコントラストでバチクソ目立ちます。
またチャタカブラは襲われない様に凶暴性を発揮していますが、ドドガマル程心に余裕が無いのか小型モンスターのタリオスにも全力で襲いかかります。しかしこのタリオスは大分様子のおかしい鳥竜であり、5割くらいの確率で纏蛙を負蛙に変貌させることが出来ます。
そもそもチャタカブラには爆発岩などの武器は無いし、走って逃げられる立派な四肢を持っています。大人しく逃げていれば痛い目に遭わずに済むものの、何故かドシャグマの群れに全自動で突っ込んで行き、そのまま帰って来なくなります。
それが毎日が気炎万丈な生き物、ドドガマルです。
- 14二次元好きの匿名さん25/03/12(水) 17:13:15
ドドガマルさんまた……