- 1ホシノ推しの1の人25/03/14(金) 14:40:56
突然「梔子ユメ」に貼り変わった世界
先生の精神はそのまま、目が冷めたらユメ先輩の姿になっちゃってた。
ーーー
前スレまでのあらすじ!(時系列は最終編が終わり、アビドス三章が始まる少し前)
朝起きたら、何故かアビドスの生徒と思わしき姿になっていた先生。
そこにたまたま当番だったホシノがやってきて、アビドスに連れて行かれてしまった!
アビドス高校に着く前に状況を説明しようとするが、地下生活者のオーパーツ”Pグリード”を用いた干渉を受け、”先生”としての行動が全て制限されてしまう。代わりに、”梔子ユメ”の記憶を得た先生は対策委員会のメンバー相手になんとか誤魔化しつつ”シッテムの箱”を起動させようとするが、セリカに『先生のシッテムの箱を盗んだ』と勘違いされ失敗に終わる。
希望を失い、それと同時に得た”ユメ”の記憶からホシノのことを想い考えた先生は、もし永久にこの体で過ごしていくことになるのなら”先生”としてではなく”梔子ユメ”として迫りくる脅威からアビドスを守ろうと決意。
ーその一方、連邦生徒会では消えた先生を探してヒナ、ナギサ、ウタハなどの三大校の生徒たちによる捜索活動が始まっていた。
そこにたまたまセリカとユメ(先生)が”シッテムの箱”をシャーレに届けに来たことで事態は急変し、防犯カメラの映像から”長髪の緑の髪をしたアビドスの生徒”が先生の失踪に関わっているものとして疑われてしまう。
ユメ(先生)を守るべく、真相を知り黒服らとともに奔走していたシロコ*テラーとホシノがヒナやC&Cと交戦していたが、
その影では地下生活者が不穏な動きを見せていて…?
おそらくあと少しで完結です…
2回も落ちると誰が予想できたでしょうか? - 2二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 14:42:55
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- 3ホシノ推しの1の人25/03/14(金) 14:43:39
キャラクター紹介のお時間だ!
ーーー
先生(ユメの姿)
地下生活者の持つオーパーツ、『Pグリード』によって梔子ユメのテクスチャを貼っつけられた先生。
アビドスに連れてかれる途中でさらなる干渉を受け、”先生”としての行動が軒並みできなくなってしまった。
現在は確保にやってきたネルと補習授業部と行動をともにしている。
【更新】とやらの影響か思考まで”梔子ユメ”に近くなってきているようで、”先生”としての記憶はほぼ無くなってしまっている。
小鳥遊ホシノ
アビドス高校3年生。
たまたま当番でシャーレに来たら、何故かユメ先輩と遭遇しそのままアビドスにお持ち帰り(言葉通りの意味)した張本人。
ユメのことは「遭難した後なんやかんやあって暫く帰れていなかった」と再会後に解釈しており、絶対に守るという意思を固めている。
ユメを確保しようとしていたヒナと交戦した際には、オーパーツから生じるエネルギーを糧にし圧勝。
その後はトキ(アビ・エシュフ)との戦闘で一時戦闘不能にまで追い込まれるも、無理やり引き出した”力”を使い復活した。
ネルと交戦後、巨大な廃ビルに潰され同行不明。 - 4ホシノ推しの1の人25/03/14(金) 14:49:52
シロコ*テラー
アビドス高校3年生。
真相を知っている数少ない人物の内の1人。
黒服らと協力し、地下生活者の無力化…ひいてはオーパーツの破壊のために地下生活者が潜む『混沌の領域』を目指す。
ユメ先生を捕まえようとしていたネルと出くわすが、ドローンを用いた得意とする砂漠での戦術で圧倒した。
その後はネルと和解し、『混沌の領域』付近へと向かうも”色彩”の力と神秘を一部剥奪されてしまい、今はホシノらのいる市街地へと向かっている。
黒服
ゲマトリアのメンバー。
地下生活者を倒すべく、シロコ*テラーに協力を申し出た。
現在はマエストロと共に身を潜めている。
コーヒー飲んでんじゃねぇ。
空崎ヒナ
ゲヘナ学園の風紀委員長。
先生が行方不明になったという連絡を受け、風紀委員を代表する形で捜査班に加わった。
ホシノと交戦するも、オーパーツの影響で以前とは比べ物にならないほど強化されていた相手には敵わず重症を負ってしまい、今はウタハが用意したテントで回復している。
何者かの接触を受け心肺停止に陥ってしまい、今は救護騎士団とチナツが緊急処置を施している。
白石ウタハ
ミレニアムーエンジニア部の部長。
先生の動向を広い範囲で調査できる足がかりとして、捜査班へと加わった。
現在はヒマリとともに現場の指揮をとりつつ、救護用ドローン『疾風くん』を駆使し前線のメンバーをサポートしている。 - 5ホシノ推しの1の人25/03/14(金) 14:51:05
- 6ホシノ推しの1の人25/03/14(金) 14:54:35
- 7ホシノ推しの1の人25/03/14(金) 14:54:59
- 8ホシノ推しの1の人25/03/14(金) 14:57:18
- 9ホシノ推しの1の人25/03/14(金) 14:59:25
もう終盤なのに投稿が追いつかず2度も落とし、半分諦めかけてましたがせめて最後までは書かせてもらいます
- 10二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 15:09:25
たておつ
- 11く〜ろ〜ね〜こ〜25/03/14(金) 19:33:52
1の人済まねぇ...油断したばっかりに...
- 12ホシノ推しの1の人25/03/14(金) 21:07:49
- 13二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 23:33:23
「…あ。」
「?ヒフミ、何かあったのか?」
「そういえば私、手錠なんて使ったことありませんでした…」
「そうなのか?それなら私が…」グチッ「あ」
「いたっ!?」
「す、すまない…サイズを間違えたみたいだ。」
「だ、大丈夫…」ジンジン
ーーー
「………。」
(まだ”先生”の姿に変化がねぇ…どうなってんだ?)
あれから一度たりとも先生に変化が見られないことに、その場にいる生徒たちの中で美甘ネルだけは唯一焦っていた。
”あいつ”ほどの実力者が失敗することなど考え難いが、罠にかかって時間を喰われている可能性も十分にありうる。
(…いや、でもここであたしが離れるわけにはいかないな。先生の記憶すら戻っていないってんなら尚更だ。)
「ネルさん、少しよろしいですか?」
不意に、正義実現委員会のハスミに声をかけられた。
「おお、どうした?」
「いえ、それが……ヒマリさんからの、緊急連絡です。」
「なんだと?」
差し出されたタブレット型端末をひったくるようにして取り、受信ボタンを押す。
『ーーもしもしネルさん、聞こえていますか?』
「ああ、そっちで何か起きたのか?」
『…時間が無いので端的にお伝えします。』
ーシッテムの箱が、失踪しました。
「…は?」 - 14二次元好きの匿名さん25/03/14(金) 23:51:07
まじで「は?」って声が出た
- 15あいおわ25/03/15(土) 01:46:54
一応保守
- 16く〜ろ〜ね〜こ〜25/03/15(土) 08:15:07
アロナが失踪しただと!?大変だぁ!
- 17二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 09:24:09
アロナァァァァァァ!どこ行ってんだお前ェェェェェェェ!
- 18ホシノ推しの1の人25/03/15(土) 17:11:46
助けてくれホスト規制が多すぎて書けない!
- 19く〜ろ〜ね〜こ〜25/03/15(土) 22:07:12
なーにぃ!?一体どーゆー事だぁ!?
- 20二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 23:27:31
ほしゅ
- 21二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 03:30:47
ほしゅ
- 22あいおわ25/03/16(日) 05:54:53
ほしゅ
- 23ホシノ推しの1の人25/03/16(日) 10:24:57
ーーー
シッテムの箱が失踪する、およそ12時間前。
「これで、よろしいですかね…」
「部長…?明日は朝から早いし、もう準備しておいた方がいいよ。」
「エイミ、起きていましたか…確かにそうですね、もう遅い時間なのは分かっています。ですが、先にこちらを設置しておきたかったのですよ。」スッ
ヒマリは、手に持っていたドーム状の白いものを見せた。
「これは?」
「計測機です。推測にはなりますが、シッテムの箱は先生以外の人には使えない…つまりは先生に”反応”する形で動いているのではないでしょうか。そこで、振動や温度、また発光量などをリアルタイムで記録できるこちらの装置を取り付ければ先生に繋がる手がかりが見つかるのでは、と…」
「なるほどね、そこに少しでも反応があればそこから先生の居場所を推測できるってこと。」
「そういうことです。それに、万一の時の盗難防止にもなるので設置しない手はありません。」
ーーー
『それから12時間、シッテムの箱の”大幅な位置移動”を検知したのがつい数分前です。』
「位置情報も記録してたってことか?」
『ええ、ですが…いえ、これは一度見てもらった方が早そうですね。位置情報をそちらに送ります。』
「これか…ん?おいちょっと待てヒマリ、この座標って…」
『…はい。シッテムの箱を管理していたのは私とエイミがいるシャーレの”事務室”、そして現在の座標は…』
「”アビドス砂漠”…たった数分でどうやってこんなとこまで…?」
画面に表示されているマップには、辺り一面が砂で覆われている砂漠が写っている。
「ヒマリ、事務室には”お前”と”エイミ”以外誰もいなかったよな?」
『………。』(リオのことはまだ言わないでおきましょう。今伝えればパニックに繋がります。)
『はい、それに監視カメラの映像にも誰かがこっそり侵入したような様子は残っていませんでした。』
「…あたしはシッテムの箱を探す。ハスミはここの指揮を頼むぞ。」
「分かりました。」
(まだあいつの方も音沙汰なし…何が起きてやがる?) - 24二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 15:06:51
ほしゅ
- 25二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 19:28:09
そうか、シッテムの箱にはテレポート機能もあるのか…()
- 26く〜ろ〜ね〜こ〜25/03/16(日) 20:00:55
シッテムのかほを誰かが持ち出したのでしょうか...
- 27ホシノ推しの1の人25/03/16(日) 22:15:11
番外編:世界は転がり落ちるように
ーーー
数分前
「はぁ……はぁ……」
銃が重い。重さが何倍にも増したように感じる。
先生や先輩たちのところに行かなきゃいけないのに、全身が鉛になったように重く、鈍い。
「せん、せい…」
引きずるように体を動かすが、ついに限界が来たのか力なく砂に倒れ込んだ。
手足は僅かに痙攣し、目は虚ろになっている。
色彩の力を得てから、肉体へのダメージで倒れることなどほとんど無くなった。
まさに呪いとも言える、”死の神”の力。
それすらも、今は頼れない。
「なんで、今になって…」
その時、目の前でぱちんと何かが弾けたような気がした。
僅かに残っていた意識も、暗闇へと落ちてゆく。
(…ごめんなさい先生、私は…もう………。)
ぶつん。
数分後ー現在ー
「アロナ先輩、起動したのは良いのですが何故かアビドス砂漠まで飛ばされています。」
「ええっ!?せ、先生は見えますか!?」
「…反応アリ。すぐ近くにいるようです。ですが…先程の衝撃で再起動が必要です。」
「え?」
「…先生が見つけてくれることを祈りましょう。」…シューン
「…えええええええ〜〜〜!?」
ーぷつんっ。 - 28二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 22:20:40
- 29二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 22:25:24
どゆことだこれ?
- 30ホシノ推しの1の人25/03/16(日) 22:33:24
…この先は明日、昼にでも更新します。
- 31二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 01:04:29
ほしゅ
- 32二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 07:48:59
ほしゅ
- 33二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 17:06:24
サクサク
- 34ホシノ推しの1の人25/03/17(月) 22:56:01
明日は暇なのに今日がほぼ時間ないのはどういうことだ…
- 35二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 05:30:01
ほしゅ
- 36二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 06:18:50
ほ
- 37二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 06:19:00
る
- 38二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 06:19:10
す
- 39二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 15:59:10
大丈夫かな
- 40二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 21:56:25
気長に待つから頑張ってくれ
これが生き甲斐なんだ - 41く〜ろ〜ね〜こ〜25/03/18(火) 22:23:56
お待ちしていますよ(*・ω・*)
- 42ホシノ推しの1の人25/03/18(火) 22:27:16
アビドス砂漠ー住宅街ー
ーーー
「……。」
「……。」キリッ
「……。」
「……♡」
「……。」
「「「ひま/ですね…/ね…/だね…」」」
今からちょうど、15分前のこと…
「ハスミ副委員長、こちらにも見当たりません!」
「やはりですか…コハル、そちらは?」
「ここの瓦礫が最後ですけど…ダメです、いません!」
「…ユメさん、でしたね。本当にこのビルで間違いありませんか?」
「確かにここだったはず…ホシノちゃ〜ん!!大丈夫〜〜〜!?」
「…仕方ありませんね、ここまで探していないのならどこかへ吹き飛ばされた可能性もありますし、ネルさんが戻ってくるまで私たちは近辺を捜索します。補習授業部の皆さんは彼女をお願いします。」
「わ、分かりました!」
ーーー
「あれからかなり経ちましたね…正義実現委員会の皆さん、ご無事でしょうか…」
「あの正義実現委員会の精鋭が襲撃を受けて留まっているとは考えにくい、もう少し待ってみよう。」
「…ねえ、こんな時だから聞けるけど…あんた本当に先生を誘拐したの?」
「うん?」
「コハルちゃん…?」
浮かない顔を浮かべたコハルが、ユメの方をじっと見据える。
「だってそうでしょ?こんな人が先生を誘拐だなんて大胆な悪事を働きそうには到底見えないし、それに……ううん、やっぱりなんでもない。」
「………すみませんコハルちゃん、少しだけこの人のことをお借りしてもよろしいですか?」
「?まぁいいけど…」
「ありがとうございます。…少し、奥で話しましょう。」
「…?」 - 43ホシノ推しの1の人25/03/18(火) 22:27:31
ーーー
「突然すみません、二人きりで話せる時間がどうしても欲しかったので…」
「ううん、ハナコちゃんが謝ることじゃないよ。でも、どうしてヒフミちゃんたちの所では聞けなかったの?」
「……。」
静かに、だが威圧感さえ感じるような空気に息を呑む。
数秒、数分…数時間にすら思えた沈黙の後、浦和ハナコは口を開いた。
ー「あなたのことで聞きたいことがあったからです。梔子ユメ生徒会長…いいえ、”先生”。」 - 44二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 01:24:36
ほしゅ
- 45二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 10:12:50
コハルがちょっと元気ないか?
- 46二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 15:31:47
気づいてる生徒と気づいてない生徒で戦力差が大きすぎる
- 47く〜ろ〜ね〜こ〜25/03/19(水) 22:33:08
フライングほしゅ!!!
- 48二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 07:35:19
ほ
- 49ホシノ推しの1の人25/03/20(木) 16:48:40
ーーー
「ハナコちゃん、何を聞きに行ったんでしょうか…」
「そうだな…先生に関することだとは思うが、それ以上はハナコの考えてることはわからない。」
「なんだか、いつもの下ネタの化身みたいなハナコじゃなかったもんね…」
無心でヒフミがアズサと一緒にペロロ様バッグを撫でていると、横にいたコハルも混ざって撫で始めた。
「…へぇ…案外手触りいいのね。」
「なんだか、こうして撫でてると眠気が……そういえば、昨日はあまり寝れていませんでしたね…」
「一応野営用のブランケットを持ってきていた。ハスミ達が帰ってきたら起こすから安心してくれ。」
「…それじゃあ、お言葉に甘えて……」「わたしも…ふわあぁぁ……」
2人が横になり少しすると、幸せそうな寝息をたてはじめた。
「…ハスミたちが帰ってくるまで、警戒は休めないな。」
ヴーッ ヴーッ
「なんだ、着信…?ハスミから?」
不意に、アズサの携帯から電子音が鳴り響いた。
「ハスミ、何がー」
『ーそこから今すぐ逃げて下さい!!そちらにミレニアムの方々からの報告にあった”ホルス”が向かいました!!こちらも半数近くが戦闘不能になっており、助けに行くには遠すぎます!!急いで!!』
「ホルス…!?」
その瞬間、アズサの背後から迫撃砲とは比べ物にならない程の爆発音が轟いた。
「うっ…!」
衝撃波で吹き飛ばされ、その先でぶつけた右足からはゴキッと鈍い音が響く。
ー朦朧とする視界でアズサが見たのは、今まで見てきたどんな羽よりも大きな…捕食者の翼を持った少女だった。
(これが、ホルス…?)
何を考えているかは読み取れないが、こちらにはっきりと敵意を向けている。
立ち上がろうとするが、ビル街を駆ける暴風はそれすら許そうとしない。
それはこちらの様子を窺うと小さく、こう呟いた。
「ー違う。」
ショットガンが構えられ、弾が放たれる。
着弾するまでの一瞬が、アズサにとってはとても遅く思えた。 - 50二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 21:58:22
ウッソだろお前
ビルに潰されてなんで動けんだよ - 51二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:39:08
ホシノだから(無理やり)
- 52ホシノ推しの1の人25/03/21(金) 01:48:53
…その時だった。
「アビ・エシュフ、起動します。」
上から機械的なセリフとともに、鉄の巨大な物体が2人の目の前へと落下してきたのだ。
それと同時に二つの衛星のようなドローンが現れ弾幕の大半を撃ち落とし、直撃を回避した。
「…ふぅん、まだ動けたんだ。」
煙の先に居たのは…アビドス砂漠での戦いで敗れたはずのC&Cエージェント、飛鳥馬トキだった。
「リオ会長とウタハ先輩のお陰です。確かに砂漠で私は、あなたに一度倒されました。…ですが、会長の指示という心強いものがある今、このパーフェクトメイドの飛鳥馬トキが負けることはありません。」
すると、隣の衛星ドローンの一つから音声が流れる。
『頼もしいわね、トキ。…任せるわよ。』
「お任せください。」
左右のドローンから、そしてアビ・エシュフ本体からの機銃掃射がHORUSへと降り注ぐ。
回避されているものもあるが、やはり羽が硬いのかなかなかダメージが通っているようには感じない。
「…物理装甲では見たことの無い程の強度、機銃では刃がたちませんか。」
「確かに当たればちょっときつそうだね…今度はこっちから行くよ。」
その言葉と同時に、音もなくアビ・エシュフの背後に回り込むとそのまま至近距離からのショットガンをトキへと浴びせる。
だが、トキも同じ手を何度も食らう相手では無い。
「主砲、リミッター制限解除!」
『なっ…トキ!?無茶よ、あの速度では主砲で捉えきれない!』
顔色一つ変えず、トキは冷静に照準を”地面”へと合わせた
「アリスの過去の戦闘に倣いました。…素早い敵と戦う時は、相手の速度の要因である”足”を奪えば良いのです。」
『足?…まさか!?』
「少しお借りします、アリス。…出力最大、”Bright!”(光よ!)」
「うっ!?」
地面に閃光が走り、無数の光塵とともに大爆発が起きた。
それによろめいたHORUSへと、ドローンとアズサからの銃撃が途切れることなく注がれる。
打ち合わせたわけでもなかったが、この時たしかに、完璧とも言える無言の連携がHORUSを確実に追い込んでいた。
「いてて…なるほど、確かに君たちを倒さないと、ユメ先輩のところまで行くのは難しそうだね。」
「任務は確実に遂行します。…先生のためにも。」
トキはリロードを行い、HORUSへと再度狙いを定めた。
ー「ここで作戦の成功まであなたを止めるのが、私たちの仕事です。」 - 53二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 07:57:43
会長、参戦!
- 54く〜ろ〜ね〜こ〜25/03/21(金) 10:05:11
いいね!盛り上がってきたじゃないの!!
- 55二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 14:27:51
Brightいいよね…
- 56二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 23:48:13
ほ
- 57ホシノ推しの1の人25/03/22(土) 00:03:22
【悲報】遅刻します\(^o^)/