ここだけレグルスがエリオール大森林に来た理由がエミリアに求婚するためだった世界線2

  • 1二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 12:58:21
  • 2二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 14:37:25

    ープリステラ、聖堂ー
    「動くな!おかしな真似をすれば、女たちの命はない」
    「ーーーー」
     屈んだラインハルトを睨み付け、レグルスが両手を聖堂の壁へと向けている。
     その先に並んでいるのは、結婚式の列席者として着飾った女たち、そう、レグルスの妻たちだ。その姿はスバルの目から見ても美しい。ただし、全員が感情の死んだ表情をしていることを除けば。
    「僕は彼女たちを死なせたくなんてない。それでも、君たちがこれ以上の抵抗をするというなら殺さなくちゃならない。端から一人ずつ順番に。何の罪もない彼女たちを死なせる、そんな残酷なことを、僕に強要しようだなんてどうかしてる!」
    「意味ねぇと思うけど、そんな風にお前に強要した覚えはないんだが」
    「言い訳するなよ、三下がぁ!確かに、直接彼女たちを殺すのは僕だ。だけど、その引き金に手をかけているのは君たちなんだよ。君たちの殺意が彼女たちを殺す。それはもう、僕という道具を使った君たちの殺人だ。彼女たちを殺すのは君たちだ。その責任から逃げようとするなよ、この妻殺し共め……!」
     歯軋りし、憎悪の眼差しをこちらに向けてくるレグルス。意味不明な理屈を並べ立てる、白髪の凶人だ。
     会話で引き延ばしを図りつつ、こっそりラインハルトに目配せするスバル。しかし、視線の先にいるのは爆発の切っ掛けがわからない凶人が1人と人質が50名前後。いくらラインハルトであろうとも流石に人質全員の救出は不可能。迂闊に動けば彼女たちが殺される。詰み。このまま事態は膠着状態ーー否、レグルスの思い描いた通りになってしまう。
     そんな可能性がスバルの脳内に過った、その時だ。

    「あのさぁ、それって、どういう了見なわけ!?何の権利があって、誰の許しがあって、彼女たちの、彼女たちの彼女たちの彼女たちの彼女たちの、権利の侵害をするのかなぁ!?君に彼女たちを好き放題できる権利なんてないだろうが!?それは彼女たちに、いや、この世全ての生きとし生けるものに対する権利の侵害だ。彼女たちの命を、生きる権利を、いくら腹が立っているからって君の勝手な都合で摘み取ろうとするだなんて、脳みそが詰まってないのかなぁ!?それは、いくら寛容で慈悲深い僕といえど許せないなあ。」

    「「…………は?」」
     

     

     

  • 3二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 14:59:55

     頭が、脳が、理解を拒む。思考が、停止する。目の前にレグルスが二人いる。思わず目を瞑り、また開く。何も変わっていない。遠目で、レグルスがエミリアを掴んでいた手を、思わずだろうか、放していた。
    「……お前、ドッペルゲンガーだったりする?」
     思わず口から出た言葉に、『レグルス』が、反応する。
    「はぁ?そんなわけないだろう?こんな頭のおかしい奴と一緒にしないでくれないかなぁ?それは僕という一個人の価値を、存在を、尊重していないということだ。それは僕の権利の、重大な侵害だ。それはいくら寛容な  僕といえど、許せないなあ。」             
     チラと見れば、ラインハルトも瞠目している。それも仕方がないことだろう。こんな事態はスバルだって想定外だ。目の前に『強欲』が二人いるだなんて。どこから現れた。いつからここにいた。これは一体、どういうことだ。そう、思った、刹那。
    「…い、い、いきなり現れて、お前は一体何なんだよぉぉぉ!?僕と同じ姿形をして、同じ声をして、ふざけるなよ!お前ぇぇぇぇ!!僕の、僕の僕の僕の僕の僕の僕の僕の僕の、権利の侵害をするなぁ!!僕が、僕こそが、この世で最も完成された、満ち足りた、欠落したところのない、完璧な存在!僕こそが、魔女教大罪司教『強欲』担当、レグルス・コルニアス!僕の真似をするな、偽物め!お前はズタズタにして、四肢をもぎ取ってから、魔獣の餌にでもしてやるからなぁ!!覚悟しろよ、三下がぁぁ!!」
     レグルスが咆哮する。腕を振りかぶった姿勢。見えない。指先から放たれた何かが、『レグルス』に向かって放たれた。だが、その破壊が、攻撃が、見えない。『見えざる手』のような得体の知れない何かなのだろうか。
     その推測の真偽を確かめる暇すら、なかった。
     
     
     
     

  • 4二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 15:25:16

    「ーーあのさぁ、いきなり人様を攻撃してくるなんて、一体どんな教育を受けてきたわけ!?脳みそが詰まってないのかなぁ、君にはさぁ!?」
    「ーーっ!?」
     その声音が響いた瞬間、レグルスの顔が驚愕に染まる。
    「お、お、お前ぇぇぇぇ!僕の攻撃が効かないだって!?そんなこと、あり得るはずがないだろがぁ!!それは、僕の僕の僕の僕の、権利の侵害だろうがァーーーー」
     その僅かの間に三人が動く。
     スバルが祭壇の裏、そこに屈んでいた金髪の女性を鞭で捉えて引き寄せる。
     エミリアが氷剣を生成してラインハルトへ蹴り飛ばす。
     飛び出すラインハルトが飛んできた氷剣を掴み、レグルスへ向かって振り上げた。

     射線から『レグルス』が飛び去り、線上にはレグルス以外誰もいない状況、『剣聖』に最早躊躇いはない。

    「ーー」

    その瞬間、世界から音が失われてーー青い光が、聖堂を衝撃とともに吹き飛ばした。

  • 5二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 15:26:37

    このレスは削除されています

  • 6二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 15:43:43

    >>2

    >>3

    >>4

    「「強欲」と『強欲』」、如何だったでしょうか?

    エリオール大森林の話は随時更新していきます(前スレではパンドラに帰宅を促すレグルスのところまで進んでおります。ジュース・フォルトナ・パンドラ・エミリアの台詞をお書き下さった方々、本当にありがとうございます。今後もお書き頂けると幸いです)。

  • 7二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 16:54:21

    このレスは削除されています

  • 8二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 17:52:41

    前スレの続きです。

    「そうだ。大事なことを忘れてた!僕としたことが、危ないところだったよ。大事な、大事な質問を忘れていた。ジュース、大事なことだから心して答えてほしい。この森と、僕と、君たちと、それからエミリアの未来に、重要なことなんだ。

    僕はまだここにいた方が良いのかな?他のエルフたちのところに行った方が良いのかな?それとも、エミリアのところに行くべきかな?それだけは、本当に大事なことだからさ。」

  • 9二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 18:25:39

    ジュース「.....せめてエミリア様が成人になってからで会いに行くと言うのはダメなのですか? 
    貴方に争うつもりはなくただエミリア様に求婚しに来ただけだと言うのはわかりました
    しかしエミリア様はまだ結婚と愛を育むと言うものがどう言うものか理解できるような年齢ではないのです
    フォルトナ様や私のような大人達が必要なまだ幼い子供なのですよ」

  • 10二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 19:17:03

    「ああ、そうだね、確かにそれは配慮が足りなかったかな。その点については素直に謝罪するよ。ほら、僕ってきちんと謝れる人間だからね。世の中、自分の非も認められずにぐだくだ言い訳を重ねたりみっともなく泣きわめいたり力で無理矢理解決しようとしたり他人に罪を擦り付けたりするような見苦しい人間もいるけど、あれって自分の過失を認めることもせずにただただ周囲に害悪を撒き散らすだけだし、器の小ささが心底嫌になるよね。自分が何一つ間違えない、生まれてからこの瞬間まで全てにおいて正しい、絶対的で完璧な存在だ、とか勘違いしてるからそういうことになるんだと思うんだけど、どれだけ傲慢なんだろうね?彼らはさ。きっと彼らは自分の行いを省みて、犯した罪をきちんと認めるようなことができないんだろうね。誠心誠意、悪いことをしたら謝罪できる、そんな簡単なことがどうしてできないのかなぁ?そうは思わないかい、ジュース。あぁ、エミリアは確かに色恋が分からないかもね、まだあんなに小さいんだもの、理解できなくてもしょうがないよね。あの年頃の子は大体そうさ、僕は幼子のこともきちんと理解できる人間だからね。それで何だけどさ、時折僕と彼女とが交流するというのはどうかな?ジュース。初対面が成人になってからじゃあ、人間関係は円滑に進まない場合もあるからね。先ずは彼女の年の離れた友人から、当然のことでしょう?それからは彼女次第、誰と結婚するのか、そういうことは彼女の意思を尊重するさ。ほら、僕は他人の意思にきちんと配慮できる人間だからね。」

  • 11二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 20:49:46

    ロリコン

  • 12二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 22:00:41

    >>6

    前スレでジュース達の台詞で投稿してた物です

    記事を見て面白そうだなと思い何個か台詞を投稿してました

    正直まさか喜んでいただけるとは...

    ありがとうございます

  • 13二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 23:54:21

    >>12

    いえいえ、こちらこそありがとうございます。

    どう話が展開していくのか、ジュースたちの反応はどうなのか、本当に楽しみです。

  • 14二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 01:12:55

    ジュース「(....何となく言ってることは分からなくもないですし こちらに配慮を与えてくれている?のは分かりましたが
    発言の数々に承認欲求と自己顕示欲を感じるのは私の気のせいですか?
    ....はっ!そもそもそんな悠長なことを考えている場合ではなかったです
    以前この森の脅威は変わりないと言うのに!
    未だ、パンドラ様はレグルスに帰りを促されても
    応じず フォルトナ様は...)」チラッ
    フォルトナ「フゥゥゥ.... フゥゥゥ...」
    ジュース「(....臨戦態勢 怒りに震えておられる
    わかります 次で攻撃がくる...!)」

  • 15二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 01:28:10

    このスレ主さん レグルス構文普通に使いこなせてるの
    凄いな あの長文を

  • 16二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 11:07:03

    「あのさぁ、少しは落ち着いた方が良いんじゃないかな、フォルトナ。あぁ、そんな顔をするなよ、君が言いたいことはちゃんと分かっているさ。何で自分の名前を知っているんだ、って言いたいんでしょう?いいよ、答えてあげる。僕は優しいからね。そもそもだよ、さっき君の名前をジュースが呼んでいたじゃあないか、フォルトナ、って。あぁ、分かってくれたようで何よりだよ。他人の話をきちんと聞く、他人の言いたいことを察して行動する、こんな当たり前のことが、分かり合えない相手が予想外に世の中多い。嫌になるよ。そうは思わないかい、フォルトナ。確かに君の怒りも理解できるよ?目の前には家族の仇、そんな状況で怒るな、っていう方が無理があるよね。ほら、僕ってきちんと他者に気遣いができる人間だからさ。でもさ、少しは冷静になった方が良いんじゃない?世の中、家族の仇だとか仲間の仇だとか言って怒りだとか復讐心だとかに身を任せた挙げ句破滅した人間なんて沢山いるだろう?僕は君にはそうなってほしくないなぁ。将来僕の義母になるかもしれないんだ、それくらいの配慮はできて当然だよね。そもそもだよ、君がここでパンドラ様に攻撃したとしてそれでエミリアに被害が及んだらどうするんだい?何よりも大事な義娘である彼女に危害を加えられる可能性もきちんと考慮して行動してほしいな。ほら、僕ってきちんと忠告ができる人間だからね。」

  • 17二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 11:39:42

    パンドラ「そうですよ、レグルス司教の言う通りです
    復讐は何も生みません 死んだ人間は蘇ってたりもしません  
    過去に囚われるより今を生きることが大切なのではありませんか?
    お互いに過去と困難を乗り越え、許し慈しむ  ──それもまた愛なのです
    さあ、始めるといたしましょう? ――私たち魔女教の、本懐とレグルス司教とエミリアの互いの愛の成就の為に」

    ブ チ ッ

  • 18二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 11:44:53

    このレスは削除されています

  • 19二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 11:48:35

    このレスは削除されています

  • 20二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 11:51:51

    このレスは削除されています

  • 21二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 12:04:37

    「パンドラァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!
    あの世で兄さん達に詫びて
    そこのロリコンもろとも消えて無くなれェェェェェェ!!!!!!!」

  • 22二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 12:05:28

    パンドラ「あら」

    ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
    オオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!

  • 23二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 13:00:21

    「あのさぁ……今のって完全に僕をパンドラ様の巻き添えにしたよね?パンドラ様はともかく僕までもを巻き込んだ攻撃をするって実際のところどうなの?人の話聞いてた?争いとか嫌いなんだよね、僕は。だからそうならないように、なるべく穏便に済ませようとしたんだよ。それにさ、ちゃんと忠告したよね?エミリアを守りたいんだったら少しは冷静になれ、怒りに身を任せるな、って。それを聞いててその態度だって言うんなら、それってさぁ……僕の命を、僕の存在を、僕の親切心を、僕の権利を、踏みにじったってことだよねえ?それはいくら鷹揚な僕といえど許せないなあ。はぁ、まあいいよ、君とはまともな会話が成立しないみたいだからね、君のその無礼な態度も見逃してあげる。僕は優しいからね。それでさ、ここからどうするわけなのかな、ジュース。君はそっちの彼女と違って冷静だし、ちゃんと会話が成立するからね。怒りに任せて話も聞かずにいきなり殺すだとか消えてなくなれだとか言った挙げ句攻撃するような蛮族とは違うんだよ、僕は。まぁ?確かに?理性とか吹き飛ぶくらいに彼女がパンドラ様を憎んでいることは理解できるよ?だからって何の関係もない僕まで殺そうとするだなんていくらなんでも酷すぎるとは思わないかい?」

  • 24二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 16:00:27

    >>11

    「酷いなぁ、ロリコンだなんて。そもそもさ、世の中には様々な夫婦の形があるとは思わないかい?幼馴染み夫婦に年の離れた夫婦、貴賤結婚、多重婚、あぁ、白い結婚なんてのもあるね。ヴォラキア帝国なんて選定の儀、だっけ?そのために百人二百人の子供を作るんだよ?年齢差があるからって僕だけそういうのを咎められるのはおかしいでしょ。どんな夫婦の形であっても、先ずは自分と互いを尊重し合うことから始めなきゃならないわけじゃない?で、僕はこれでもきちんと相手を尊重できる人間だから、きちんと妻たちの合意を取った上で彼女たちと結婚する。僕は平等に、分け隔てなく、彼女たちを愛しているんだ。そして彼女たちは全員、僕を愛し、僕の愛に応えてくれる麗しの乙女たちだ。そもそも、年が離れているからなんだというんだい?何も僕と関係がない君にそれをとやかく言われる筋合いはないし、それってこの世の夫婦というものに対する権利の侵害だよね。君や君の親しい人間が好きになった相手が年が離れていたとしたら、君はその愛を否定するのか?もし否定するんだったらどうかしてるよ、君。この世の全ての愛は尊ばれるべきものだ。尊ばなきゃあいけないんだよ。横恋慕だとか寝取りだとかしてる連中はクソだ。夫婦ならお互いに尊重し合うことが当然だろうが。浮気なんてのは自らの伴侶に対する最低最悪の裏切り行為であり、決して許してはいけない悪だ。君もそうは思わないかい?」

  • 25二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 17:10:11

    ジュース「(....フォルトナ様の攻撃に傷どころか汚れ一つすら......
    やはりパンドラ様とレグルス相手では無力.......
    となればやはりフォルトナ様とエミリア様をここから...)」
    エミリア 「ジュース...?」
    ジュース「!?」

  • 26二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 17:12:58

    このレスは削除されています

  • 27二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 17:14:53

    フォルトナ「えっ?エミリア !?」
    ジュース「エミリア様なぜここにおられるのですか!?
    先ほど安全な場所に隠れていてくださいと告げたはずです!!」
    エミリア 「ご..ごめんなさい、でも二人が心配で」

  • 28二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 19:02:23

    「あぁ、そこにいたんだね。よかった、よかった。無事で何よりだよ、エミリア。うん?不思議そうな顔をしているね。…そうか、ごめんごめん。君の方は僕と会うのは始めてだったよね。まだ面と向かって君に名乗ってすらいないくらいだ。僕としたことが、礼に失した態度だったね。これに関しては素直にごめんと謝罪するよ。僕はきちんと謝罪できる人間だからね。せっかくの場面なのに、少しばかり空気が悪い場所なのがもったいない、そうは思わないかい、エミリア。でも、心配しなくていいよ、そんなこともいずれ振り返った時に特別で素晴らしい記憶の一つとして思い出せるようになるさ。そう考えればそこまで悪いことでもないよね。良いことも悪いことも楽しい人生の一幕にできる、そんな人間になりたいものだよ。おっと、ごめんよ。気持ちが盛り上がるとついつい長話をしてしまう、僕の悪い癖だ。それで、僕が誰かだったね、それじゃあ、改めて自己紹介させてもらうよ。僕の名前はレグルス・コルニアス、そこにいるジュースの同僚さ。始めましてだね、エミリア。」

  • 29二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 19:18:52

    エミリア 「(ジュースの.....どうりょう? お友達??)は...初めましてエミリアです」

  • 30二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 20:03:17

    「うんうん、礼には礼を返す、人として当たり前のことができているようで嬉しいよ。きっとジュースたちの育て方が良かったんだろうね。相手を尊重することで、自らもまた尊重される。当たり前の配慮が、素晴らしい人間関係を築き上げる。思い合いの精神が、より良い世界を作っていく。度の過ぎた欲望に溺れず社会の規範にきちんと従うことで、より良い社会が構築される。それが、平和的な生き方だ。そうは思わないかい、エミリア?あぁ、そうだ、今度僕と遊ばないかい、君みたいな子は見ていて気分が良くなるからね。あぁ、そんなに心配そうな顔をするなよジュース、別に変なことはしないさ、さっきも言ったけど、僕はエミリアと仲良くなりたいだけだからね。」

  • 31二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 20:24:43

    エミリア 「..........(このレグルスって人すごーくしゃべるなぁ よくわからないけど私と一緒遊びたいの?)」

  • 32二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 20:45:23

    パンドラ「エミリア、私とも遊びませんか?
    ──初めまして私の名前はパンドラ」

  • 33二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 22:28:44

    このレスは削除されています

  • 34二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 22:54:25

    このレスは削除されています

  • 35二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 22:57:31

    >>34

    こうして見ると本当の意味で争いと嫌うレグルスなんだなと

  • 36二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 23:04:08

    >>6 

    折角なので、少しだけ続きを。


    ーー極光が収まり、視界が元に戻った時、聖堂の有様は一変していた。埃が立ち込めた状況に目をしかめながら見た聖堂は、斬撃によってすっかり風通しがよくなっている。少し空を見上げれば、闇にのまれた空を月光が淡く照らしているのが見えた。異世界転移の初日の夜、あのエルザとの戦闘の際に見たものと同等だろうか、相変わらず凄まじいラインハルトの斬撃の威力に思わず嘆息したものの、そんなことは今のスバルにとってはどうでも良いことであった。いや、そうせざるを得なかった。ラインハルトの攻撃を見事に避けてみせた『レグルス』が、こちらに近付いてくるのが見えたからだ。思わず身構えたスバルたちを見た『レグルス』が、口を開いた。


    「あのさぁ、いきなり斬撃をこちらに飛ばしてくるなんて危ないじゃないか。僕がきちんと回避できたから良かったものの、一歩間違えたら大事故だったかもしれないんだよ?少しは僕を労ろうとしてくれたって良いとは思わない?うん?そんなにこちらに敵意を向けてこなくたって良いじゃないか。別に僕は君たちに危害を加えようなんてこれっぽっちも思っていないんだからさ。まあ?君たちにとっては目の前にいる敵が晒した絶好の隙だったということくらいは理解できるよ?だから僕は君たちのことを許してあげる。僕は器の大きい人間だからね。」


    「……お、お前は、誰なんだ?」


    辛うじて絞り出した声は、目の前の『レグルス』への疑念に溢れていた。


    「君さあ、礼儀ってものがわかってないんじゃないの?初対面の相手に名前を聞くときは自分の名前から名乗るのが人として最低限すべきことだとは思わない?まあ、いきなりどこからともなく現れて君たちを困惑させたのはこちらの落ち度だ。それについては素直に謝罪しよう。ごめんなさい。それで僕が誰かだったね、さっきも言ったけど、改めて名乗ろうか。」


    少しばかり間が空いた後、目の前の男が、口を開いた。


    「僕は魔女教大罪司教『強欲』担当、レグルス・コルニアスだ。君たちの名前も、教えてほしいな。それが人として最低限の礼節なんだからさ。」


    この意味のわからない状況に、スバルの脳は理解をやはり、拒んでいた。

  • 37二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 23:05:49

    >>36

    33、34スレ目は誤字が見られたので消しました。こちらが修正版です。ご迷惑をおかけしてすみません。

  • 38二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 23:35:17

    >>37

     他にも度々誤字が見られることを、ここで皆様に謝罪させていただきます。見辛い、などのご不便があるかもしれませんが、これからも当スレをお楽しみいただけると幸いです。

     ♡、感想、ありがとうございます。執筆の励みとなります。なお、エリオール大森林編終了以降は原作開始後まで一気に話を飛ばそうと思っております(ガークラでの出来事については前スレにてレグルスの台詞のみですが執筆させていただいておりますので、そちらをご覧いただけると幸いです)。原作開始後どうするかについては、皆様にご意見をその都度いただけたらありがたいです。果たしてエリオール大森林は氷漬けになるのか、スバルたちはどうなるのか、そんな原作との差異についてもお楽しみいただけたら幸いです(スレ主も凄く楽しみにしております)。

     最後に改めてですが、ジュース・フォルトナ・パンドラ・エミリアの台詞をお書き下さった皆様、そして当スレをご覧下さった全ての方々に、心からの感謝を。ありがとう。

  • 39二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 03:28:34

    これはこれでおもしろそうや 保守

  • 40二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 09:42:09

    >>38

    こう言う各視点の物語も良いですね✨

  • 41二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 15:22:25

    >>6

    のIF。


    「覚悟をしろ、大罪司教。ーーレムの英雄が、必ずお前たちを裁きに来る!!」


    「あア、良い気概だ。ーーじゃァ、イタダキマスッ!」


    打ち出される氷柱、衝突する短剣とモーニングスター、しかし押される、押される、押される。こちらに「暴食」が迫ってくる。走馬灯が流れた。そうして遂に暴食の「食事」が為されようとした、その瞬間。



    「あのさぁ、それって彼女の生きる権利の侵害だよね!?それはいくら懇篤な僕といえど許せないなぁ。」



    「……ァ?」「……え?」「……は?」



    反射的に閉じかけていた目を思わず見開く。目と鼻の先に迫っていた「暴食」の身体から大量の血が噴き出すのが、見えた。


    「ま、ま、待って、おか、おかしい、おかしいね、おかしいよ、おかしいさ、おかしいとも、おかしいって、おかしいから、おかしいだろう、おかしいじゃないかッ!何でこっちを攻撃するのさ!レグルス・コルニアーー」


     更なる追撃を受けた「暴食」が倒れ込む。飛び散った血飛沫が少しばかり顔にかかった。あれだけ強敵だったはずの大罪司教がなすすべなく撃破された事実に、レムは警戒を跳ね上げた。仲間割れなのか、そう考えて「強欲」の方に目を向けると、「強欲」の顔が驚愕に染まっているのが見えた。その目線の先に思わず目を向けると、そこには「強欲」と瓜二つな男がいた。


    「あのさぁ、いきなり竜車の列を襲撃した挙句、地竜や騎士たちを薙ぎ払うだなんて、君たち一体全体どういう了見なのかなぁ!?それって彼らの生きる権利の侵害だよね!?全ての命を尊ぼうとは思わないのかなぁ、君たちはさぁ!何の権利があって、誰の許しがあって、彼らの、彼らの彼らの彼らの彼らの、人生を弄んでいるんだよぉ!?手足をちぎり、命を奪い、尊厳を奪う、それは彼らの権利の、重大な侵害だ。それはいくら磊落な僕といえど許せないなぁ。」


    怒涛の展開に困惑するレムを横目に「強欲」が、爆発した。

  • 42二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 16:25:30

    「な、な、何なんだよ、お前はぁぁぁぁ!僕に似た顔をして、僕に似た姿をして、僕と同じ目の色と髪の色をして、ふざけるなぁぁぁ!僕が、僕こそが、大罪司教『強欲』担当、レグルス・コルニアスだ。この世で最も満たされて!最も個として確立した!心身ともに揺らぐ要素のない、完璧な存在!お前みたいな猿真似の奴とは違うんだよ!まあ、完全な存在である僕に憧れるのは当然だ。それで届かないからって、追いつけないからって、焦がれているからって、羨んでいるからって、僕と、僕と僕と僕と僕と僕と僕と僕と僕と、同じ姿形をし、同じ声で喋るだなんて、いくら何でも酷すぎる!どうかしてるよ、君!それは僕という一個人を軽んじてるってことだろうがぁ!僕をこれだけ侵害しておいて、これだけ尊厳を奪っておいて、まだ僕から奪うのか!!ふざけるなよ!!お前ぇぇぇぇ!!!お前は四肢を吹き飛ばし、全身を傷だらけにし、みっともなく命乞いさせてからばらばらの醜い肉塊にして、下水にでも放り込んでやる!覚悟しろよ、蛆虫がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
     
     「強欲」が男に向かって一歩踏み込み、その両手が振り上げられた。その直後、大破壊が男へと押し寄せていくのが見えた。このままなすすべなく男もやられてしまう、そんな可能性がレムの思考に浮かんだ、その時である。

    「あのさぁ、いきなり人様に攻撃してくるだなんて、いったいどういう了見なわけ!?君、頭おかしいんじゃない!?」
    「--はぁ!?僕の攻撃が通じないだなんて、そんなのおかしいだろうがぁぁぁぁ!!!!お前は僕の攻撃を大人しく、無抵抗に、惨めったらしく受け止めるのが当然だろうが!!!それを無効化するだなんて、あってはならないことなんだよぉぉぉぉぉぉ!!!!????」
     
     男は変わらずそこに立っていた。その姿に一切の変化なく、だ。クルシュの腕を容易く切断し竜車を粉々に砕いたあの攻撃を受けてなお健在であるその男は、レムから見ても全くの埒外な存在であった。

    「あのさぁ、自分が完全な存在だなんて勘違いして、滑稽だとは思わないのかい?自分の過失を棚に上げてただただ暴れまわるだけだなんてどうかしてるよ、君。そうやって君は日々、無自覚に無意識に無分別に、他人の心を些細に傷つけ続けているんだろうね。
     



     

  • 43二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 16:38:37

    うんマイルドどころか善人じゃないかこのレグルスさん

  • 44二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 16:53:14

    そもそも人間的に欠陥があるのにそれを自覚しないで唯々周囲に害悪を振りまくしか能がない君の方こそ狂人じゃないのかなぁ。それにだよ、君は僕のことを蛆虫だとか偽物だとか言ったけどさ、それって僕という一個人に対する、言葉という暴力を使った一種の殺人だよね。それはつまり、僕という一個人の価値を蔑ろにしてるってことだ。軽視してるってことだ。それはいくら寛大な僕といえど許せないなぁ。あぁ、きっと君はそうやって他人の悪口を言って尊厳を奪うことでしか自分の価値を証明できない器の小さい人間なんだろうね。ほんと見苦しくてさ、嫌になるよ。少しでも他人を思いやれる頭があれば、少しでも他人を尊重できる心があれば、少しでも他人に配慮できる器の大きさがあれば、そんな人間にはならないと、僕は思うなぁ。少しは他人を労われ、尊重しろ、感謝しろ、それが人としてあるべき姿だろうが。」

     「強欲」の顔が分かりやすく引きつり、怒りにただただ震えているのが見えた。その仕立て人である男がこちらにゆっくりと顔を向けてくる。クルシュを治癒しながらも再度警戒を強めたレムに対して嘆息した男が、口を開いた。



    「あぁ、そんなに警戒するなよ、僕は君たちに危害を加えようだなんてこれっぽっちも思ってないんだからさ。」

    「……あなたは、誰ですか!?」

    「あのさぁ、君、人に名前を聞くときは自分の名前から名乗るのが礼儀だとは習わなかったのかなぁ?それってさぁ、人として以前の問題だよね?はぁ、まぁ良いよ、ちゃんと君の無礼も許してあげる。ほら、僕は他人の状況もきちんと慮って行動できる人間だからね。それで僕が誰かだったね、それじゃあ名乗ろうか。僕は魔女教大罪司教『強欲』担当、レグルス・コルニアスだ。さっさと抱えている女でも連れて逃げなよ、ここは危ないからね。」

  • 45二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 16:54:08

    もはやヒーローでは?

  • 46二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 16:58:15

    >>44

    因みにこの後は魔女の残り香を漂わせ、魔女教徒発言もしたレグルスにレムがめちゃくちゃ敵意を示した後、何だかんだで王都にクルシュたちは帰れます。良かったね。

  • 47二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 16:59:46

    >>46

    ハッピーエンドじゃないですか😳 なお原作は....

  • 48二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 17:11:22

    >>46

    え?大罪司教がどうなったかって?ライは拘束(このレグルスさんは基本的に殺人はしないので)、原作レグは…悪態つきながら逃げてったよ。

  • 49二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 19:13:22

    >>32

    パンドラ様攻撃されてたりする?

  • 50二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 19:32:23

    17歳くらいの見た目になったエミリアはレグルスのロリコンセンサーにひっかかったのか

  • 51二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 23:18:35

    このレスは削除されています

  • 52二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 08:51:47

    このレスは削除されています

  • 53二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 17:16:43

    このレスは削除されています

  • 54二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 17:19:31

    >>32

    の続きです。


    「どうしてもお帰りいただくわけにはいかないのですか、パンドラ様。さっきも言いましたけど、今すぐ封印を解く必要はないと思うんですよ、僕は。せめて僕とエミリアとの愛が成就するまでお待ちいただくわけにはいきませんか?もしそれでもお帰り頂けないのなら、それは僕とエミリアの尊重すべき愛の、尊ぶべき権利の、重大な侵害です。それはいくら何でもおかしいとは思いませんか。そもそも目的のために人は殺します、だなんてどうかと思うんですよ、僕は。穏便に、堅実に、被害を最小限にして、目的を達成する、そんな簡単なことができない人間が予想外に世の中多い、そうは思いませんか、パンドラ様?それができないってことは相手を軽視してるってことです。嘲弄してるってことです。蔑んでるってことです。それはいくら雅量な僕といえど許せないなぁ。。」

  • 55二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 17:36:20

    >>49

    されてます

    >>21

  • 56二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 17:55:23

    ジュース「(...これは、フォルトナ様とエミリア様を逃す好機!)」
    ジュース「フォルトナ様、エミリア様を連れてお下がりください! レグルス・コルニアスとパンドラ様に対して、今の我々ではあまりにも無力」

    フォルトナ「そんな……! あの女とあのロリコン男を
    目の前にして、私に下がれとそう言うの!?」

    ジュース「尚更です!状況をお考えください! 今、あなたは誰を庇っておいでですか!」

    フォルトナ「――――ッ!」

    エミリア 「か、母様……」

    フォルトナ「エミリア――!」

    ジュース「お下がりください。そして、すぐに村に救援を。私と共にきた信徒たちは、私と思いを共にしてくれているものたち。きっとあなたのお力になります」

  • 57二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 18:03:01

    フォルトナ「私たちがそうしたら、あなたはどうするの」

    ジュース「――ご安心ください。私とて、無策で残るわけではありませんよ」

    フォルトナ「必ず、助けに戻るわ」

    エミリア 「ジュース――!!」

    「――――」

  • 58二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 19:19:40

    「へぇ、なかなか格好いいじゃないか、ジュース。そもそも生き物というものは死んだら終わりだ。それが当たり前のことじゃないか。故人との思い出に浸るっていうのも悪くはないけど、やっぱり大事な人間には長生きしてほしいと、僕は思うんだよ。だから僕は僕の手の届く範囲の人間は何としても守り抜く。僕自身と僕の大切な人たちくらいは。だから僕はお前に協力するよ、ジュース。さっきも言ったけど、君はエミリアの大事な義父であり、僕の将来の義父になるかもしれない人間なんだからさ。あぁそう、フォルトナにもきちんと忠告しておくべきだと僕は思うなぁ。この森には黒蛇も来てるし、エミリアにあれが危害を加える可能性もあるんだからさ。そもそも彼女はパンドラ様を前に平静を保てていないみたいだし、エミリアの安全を考えるなら僕がエミリアを預かる、なんてのもなかなか良い選択肢だとは思わない?繰り返しになるけど、僕は彼女に危害を加えようなんてこれっぽっちも考えていないからね。何なら僕の『強欲』に誓ったって良い。僕は約束をきちんと守ることができる存在だし、将来の花嫁を守るために与えられた力を振るうことも厭わない人間だからね。」

  • 59二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 21:15:55

    ジュース「貴方はそうであっても、パンドラ様は
    そうではないでしょう! 
    ....それに婚姻の件に関しては先ほどフォルトナ様と仰ったように
    パンドラ様とご一緒にお引き取りをお願いしたはずです
    それでもなお引かないのであれば....

    私は私の存在にかけて、ここより先へあなたたちを進ませるわけにはいかない!」

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