戯言考察──アリスクとベアトリーチェ元ネタ

  • 1二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 22:29:53

    今回はイベント考察ではなくゲマトリア:ベアトリーチェとその副産物としてアリスク+アズサの考察です

    地下生活者の元ネタがプトレマイオス12世であることは有名だけど、他のゲマトリアの掘り下げはあまり聞かなかったので


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    戯言考察──秘密のミッドナイトパーティー|あにまん掲示板今回はメソポタミア神話群であるミレニアムのイベントからミッドナイトの考察です。本イベントは比較的にわかりやすいものだったのではないでしょうか。前回考察https://bbs.animanch.com/…bbs.animanch.com
  • 2二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 22:39:43

    >>1

    先に各元ネタについて書きます

    ベアトリーチェ テクスチャ 「サモサタのパウロ」または「パルミラ帝国のゼノビア」 (もしかしたら神秘持ち「テメルコス」)

    サオリ テクスチャ「成人祝日9月3日フェべ」 神秘「グリゴリのガドレル」

    ヒヨリ テクスチャ「成人祝日1月8日ユージニア」 神秘「グリゴリのペネムエ」

    ミサキ テクスチャ「聖人祝日1月13日ヒラリウス」 神秘「グリゴリのカスダイエ」

    アツコ テクスチャ「成人祝日1月20日エイテュミウス」 神秘「グリゴリのイェコン」

    アズサ テクスチャ「成人祝日12月26日ディオニュシウス」 神秘「グリゴリのアスベル」

  • 3二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 22:50:54

    >>2

    ベアトリーチェと聞いてまず思い浮かぶのかダンテの神曲です。この物語は主人公ダンテがウェルギリウスに導かれ、地獄・煉獄・天国を巡り、ベアトリーチェに再開する物語。ここからまず考察がスタートします。

  • 4二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 23:05:01

    >>3

    神曲で有名なものとしてあげられるのが『地獄の門』。あの考える人の彫像は彫像の地獄の門の上で地獄について考えているというのは有名な話。その門にはこう記されている。

    「我を過ぐれば憂ひの都あり、我を過ぐれば永遠の苦患あり、我を過ぐれば滅亡の民あり 義は尊きわが造り主を動かし、聖なる威力、比類なき智慧、第一の愛、我を造れり 永遠の物のほか物として我よりさきに造られしはなし、しかしてわれ永遠に立つ、汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ」神曲地獄篇第三歌冒頭。

    序盤はアリウス分校。中盤の三位一体はティーパーティ、特にナギサが登場初期愛にこだわっていたのはこれに対応させるため。また、アリウスが追放されたのはトリニティが総合学園になった直後。

    地獄の門はロダンが彫像にしており、7つある家の一つがスタンフォード大学に展示されている。

    スタンフォードの学章。紅白・覚醒ベアトリーチェの枝のような姿と赤い後輪。他のゲマトリアもアリウス分校は重要視しており、スタンフォード大学は世界的な研究拠点、外交・科学技術政策に大きな影響力を持つ。

    そこで行われたのがフィリップ・ジンバルドーの監獄実験。

    看守役と囚人役を決め、看守役が徐々に暴走していくミルグラム実験の一種。

    囚人の足には南京錠がついた鎖が巻かれた。錠前サオリ トイレに行くときは目隠しをされた。アツコの仮面 囚人を倉庫に監禁。サオリの閉所恐怖症 また、囚人に仮釈放の審査をさせた。槌永(ガベル) アズサは地獄の門の考える人の役かもしれない。

    スタンフォード監獄実験 - Wikipediaja.wikipedia.org
  • 5二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 23:10:10

    >>4

    アリウス分校でやっていたことの元ネタがわかったところで神秘考察に戻ります。

    まずベアトリーチェを知るため、アリウスメンバーを知ろうと思い、サオリの誕生日から対応する聖人を探します。

    フェベ - Wikipediaja.wikipedia.org

    1世紀の女性で「使徒パウロ」の執事。この名前はギリシャ神話のティターン「ポイぺー」が由来であり、意味は「輝き」「純粋」。ポイぺーはアルテミスの呼称としても用いられます。そしてアルテミスと言えば色彩ケセド戦にレッドウィンターが参戦したように熊がシンボル、これがミサキの愛用品「木の彫刻」が熊であることの理由かもしれない。

    また、当時は奴隷の名前に神話の名前を付ける習慣があったことより、フェべの出所は奴隷だったのではないかと言われている。

    パウロはフェべの資格証明書をローマ教会に提出したとされるが、絆ストーリーで先生がサオリの契約書に目を通すようにしていたのはこれが理由かもしれない。

    続いてヒヨリの聖人祝日から「ユージニア」

    St. Eugenian - Saints & Angels - Catholic OnlineBishop and martyr of Autun, France. He was a foe of Arianism, presumably a victim of this heresy in retaliation.www.catholic.org

    4世紀の司教で、アリウス派閥と敵対しており、報復で殉職した。以上。あまりに元ネタが薄いがこの日付の聖人でアリウス(とパウロ)に関連した聖人は他に見当たらなかった。

    固有武器「アイデンティティ」という名前は、ヒヨリを形成する生徒テクスチャがほぼないに等しくオリキャラとして振る舞っているという意味なのかもしれない。

    ただそうなると、この誕生日はキャラ付け以上に重要な意味を持つ数列の可能性が出てきた。

  • 6二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 23:20:22

    >>5

    続いてミサキの聖人祝日から「ヒラリウス」

    ポワティエのヒラリウス - Wikipediaja.wikipedia.org
    St. Hilary of Poitiers - Saints & Angels - Catholic Online'They didn't know who they were.' This is how Hilary summed up the problem with the Arian heretics of the fourth century. Hilary, on the other hand, knew very well who he was -- a child of a loving God who had inherited eternal life through belief in the Son of God. He hadn't been raised as a ...www.catholic.org

    4世紀の司教で、出エジプト記 3:14を読んで長年疑問だった「神はなぜ創造するのか」の答えにたどり着き、ヨハネ1:1-2を読んで造られたもはいつか消滅するが、イエスがいずれ永遠の魂をもたらすことを知り悩みが晴れたとされる。「もはやこの肉体の人生を煩わしいものや退屈なものとは考えず、子供にとってのアルファベットのように…すなわち、至福の永遠を得るために人生の現在の試練を辛抱強く耐えることであると信じるようになった。」この考えがアリウス校で歪んで反転しているのが現状のミサキ。

    また、ヒラリウスはアリウス分派に反駁の文書を書いており、「アリウスの鉄槌」の異名を持つ。

    続いてアツコの聖人祝日から「エイテュミウス」

    Euthymius the Great - Wikipediaen.wikipedia.org

    5世紀の修道院長で、父の名がパウロ(使徒パウロとは当然別)。ロイヤルブラッドは親名がパウロだからなのか。

    隠者仲間テオクティストスといっしょに洞穴生活をしていた。テオクティストスの記念日は9月3日でサオリと同じ。

    多くの弟子が集まったことで洞穴を修道院に改築した。

  • 7二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 23:30:25

    >>6

    最後にアズサの聖人祝日から「ディオニュシウス」

    ディオニュシウス (ローマ教皇) - Wikipediaja.wikipedia.org

    3世紀のローマ教皇で、キリスト教の迫害が激しく、教皇の座が1年空席になっていた。後からアリスクと合流したこと。

    その後新皇帝が寛容勅を出したことで「教会の小さな平和」という40年間の小康状態が続いた。補習部との生活。

    アレクサンドリアのディオニュシス教皇がアリウス派的な発言をしたことにより非難の文書を送っており、またそこから反駁と謝罪の文書が帰ってきた。「二人のディオニュシウス論争」と呼ばれている。ヘイロー破壊爆弾使用後の自問自答の元ネタ。

    ディオニュシウスはこの期間に教会を私物化する「サモサタのパウロ」に回勅を書いた。教会が内部紛争に皇帝の介入を求めた初めてのケースであった。

  • 8二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 23:40:15

    >>7

    生徒テクスチャを調べたところ、どうにもアリウス以外の繋がりに「パウロ」がいるのが窺える。ただし使徒パウロやアツコの元ネタの父が悪役であるとは考えづらい。とすると残すところはアズサと敵対した「サモサタのパウロ」となる。

    Paul of Samosata - Wikipediaen.wikipedia.org

    宗教的な奉仕に金銭を要求したり、逆に賄賂を送る。キリストへの讃美歌を止め、自分に讃美歌を歌うように訓練した。側近女性を「シネイサクティズム(密かにつれてこられた者)」と呼んだ。ベアトリーチェとはミカのキリエへの反応が顕著。

    パウロの弟子であるアンティオキアのルキアノスは、アリウス派の創始者アリウスに大きな影響を与えたと考えられている。

    養子的キリスト論(キリストは生まれながらの神ではなく、洗礼・死からの復活を経て神格に至った)を説き、三位一体を否定した。三位一体否定はアリウス派の思想。儀式を用いて神秘を取り込もうとしたのは、これによってベアトリーチェは後天的に神秘を吸収する研究を進めていたからと考えられる。

  • 9二次元好きの匿名さん25/03/15(土) 23:50:14

    >>8

    他ゲマトリアには男らしきキャラも居るにも関わらず、なぜ女性キャラなのか。その理由はおそらくアルカナに関連しているのだと思われる。

    地下生活者が特にアルカナらしさ全開な事から、他のゲマトリアにもアルカナが当てはまるのではないかと考えた。

    そのためまず、異形ベアトリーチェが「花」に見立てられていることに着目。そこからヘブライ語で花の象形文字である「ツァディ」が見て取れる。

    そしてツァディに対応している大アルカナが「皇帝」。正位置の意味は「支配・達成」、逆位置は「横暴・傲慢」。これが元ネタが男である理由か。

  • 10二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 00:00:11

    >>9

    また、元ネタを女性に絞った場合、サモサタのパウロの後援者であった「パルミラ帝国のゼノビア」が浮かび上がる。

    ゼノビア - Wikipediaja.wikipedia.org

    母の名前が「Al-Zabba」(長い美しい髪を持つ娘)で、ゼノビアは「Bat-Zabbai」(Al-Zabbaの娘の意味)。自らをクレオパトラ・セミラミス・ディードー(カルタゴの開祖)と称した。特にクレオパトラ7世はプトレマイオス12世の娘である。地下生活者が抜けた穴にゲマトリアとして所属しているのだとしたらここも筋が通る。

  • 11二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 08:00:46

    >>10

    「パウロ」に話を戻すと、キリスト教には「パウロ派」と呼ばれる派閥があった。

    パウロ派 (中世) - Wikipediaja.wikipedia.org

    ここで云う「パウロ」が使徒パウロかサモサタのパウロなのかは判然としていない。ただ、養子的キリスト論を信仰し、アリウス派の流れを汲んでいた。パウロ派の手引書の名前は「真実の鍵」。

    使徒パウロに於いて「パウロの黙示録」と呼ばれるものがある。これは死後パウロが天国を巡遊する一方で地獄では罪人たちが責め苦に苛まれる話だが、ダンテの神曲はここから大きな影響を受けている。

    Apocalypse of Paul - Wikipediaen.wikipedia.org
  • 12二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 12:06:10

    >>11

    アリスクと万魔殿の繋がりだが、これはテモテーへの手紙がモチーフと思われる。

    「わたしの子テモテ、あなたについて以前預言されたことに従って、この命令を与えます。その預言に力づけられ、雄々しく戦いなさい、 信仰と正しい良心とを持って。ある人々は正しい良心を捨て、その信仰は挫折してしまいました。 その中には、ヒメナイとアレクサンドロがいます。わたしは、神を冒瀆してはならないことを学ばせるために、彼らをサタンに引き渡しました。」

    この手紙を届けたとされるのがサオリのテクスチャ「フェべ」である。

  • 13二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 17:20:38

    >>12

    次に神秘についてだが、サオリのテクスチャの名前はティタン(巨人)の一人が元である。また正義の女神「ユースティティア」は「テミス」に対応するとされるが、これもまたティタンである。しかし他のティタンたちはアズサたちに対応しているように見えなかった。なので別のアプローチを考える。

    黙示録に登場する地獄は「タルタロス」と呼ばれ、ギリシャ神話においては悪いティタンが封じられている場所でもある。

    このことからアリウスが地獄の巨人と天使に関連した存在であることが見えてくる。「ネフィリム」。神が地上の監視者として派遣した天使たちが禁忌を破り、人と子を成して生まれた巨人。つまりアリスクの元ネタはネフィリムを生んだ監視者集団「グリゴリ」だ。

    グリゴリ - Wikipediaja.wikipedia.org
  • 14二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 22:34:17

    そうしてグリゴリを調べると、禁忌を破ることをそそのかし、200人の天使を堕落させた「5人」の天使に行き着いた。

    Asbeel - Wikipediaen.wikipedia.org

    まずは「アズビール」。「神を見捨てた者」を意味する。

    アズサの誕生日から「26」を抜粋し、グリゴリについて記載されているエノク書26章に照らし合わせると、エノクがウリエルに呪われた立ちについて訊き、それは反逆者たちを集める場所であると答える場面となる。これは補習部に付いて先生に話すナギサの元ネタと思われる。

    色彩ペロロジラとカイテンロボの巨人の戦いに登場したのはネフィリム関連か。

    Book of EnochBook of Enoch, Richard Laurence translationwww.johnpratt.com

    これを見ると、他のアリスクメンバーの誕生日もエノク書の索引である可能性がある。特に生徒テクスチャが消極的なヒヨリの謎が解ける。1月生まれが固まっているのも第一エノク書だからかもしれない。

  • 15二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 22:36:07

    >>14

    そのヒヨリが対応していると思われる堕天使が「ペネムエ」

    Penemue - Wikipediaen.wikipedia.org

    「内側」を意味する名前で、人にインクと紙の使い方を教えた。雑誌収集はここに由来する。

    また、苦さと甘さを教えたともされている。おそらくこれは味覚的な意味ではなく人生的な意味だろう。

    エノク書8章の内容はグリゴリが人類に教えた技術の話。それは人類に早すぎ、戦争の火種となった。

    Book of EnochBook of Enoch, Richard Laurence translationwww.johnpratt.com
  • 16二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 22:37:34

    >>15

    次に見るのがミサキで、堕天使は「カスヤデ」

    Tamiel - Wikipediaen.wikipedia.org

    「覆われた手」を意味する。リストカットを隠す包帯の元ネタと思われる。

    堕胎や蛇の噛み傷、夏の暑さによる障害を教えたとされる。虚弱体質はこのあたりからか。

    エノク書13章の内容はエノクがグリゴリたちに裁きが下ることを伝えるシーン。

    Book of EnochBook of Enoch, Richard Laurence translationwww.johnpratt.com
  • 17二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 22:38:46

    >>16

    次に見るのがアツコで、堕天使は「イェクン」

    名前の意味は「彼は立ち上がる」。最初に人と子を作ることを提案し、グリゴリを堕落させた。絆ストーリーの授業はこれ。

    エノク書20章の内容はウリエルたち展開の天使たちの名前と役割が載っている。

    Book of EnochBook of Enoch, Richard Laurence translationwww.johnpratt.com

    最後にサオリで、堕天使は「ガドレル」

    名前の意味は「紙の壁」。人に武器について教えた。

    エノク書については3章はあまり重要そうでなかったので、ここだけ9章と思われる。月日で大きいほうが採用されている。

    内容はグリゴリが禁忌を破ったことで、地上が血と混沌に支配されていくところを見るウリエルたち

    Book of EnochBook of Enoch, Richard Laurence translationwww.johnpratt.com

    ついでにサオリがオペラ0068に登場した理由もエノク書68章から

    そこにはグリゴリたちの長の一覧とアリスクのモデルになった堕天使たちについて載っている。あのストーリーではサオリは元ネタではなく数字が必要だったらしい。

    Book of EnochBook of Enoch, Richard Laurence translationwww.johnpratt.com
  • 18二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 22:39:15

    >>17

    ちなみに、サオリの中にサリエルと書かれていることでサリエルと思われている場合もあるが、それはエノク書とお軸死海文書として発掘された「光の子らと闇の子らの戦い」から、「塔での演習中に兵士の盾に記す名前として、ミカエル、ラファエル、ガブリエルとともにサリエル(שריאל、「神は我が支配者」)の名前が挙げられている」がモチーフと思われる。

    Sariel - Wikipediaen.wikipedia.org

    グリゴリの所属するのは「サハリエル」でありサリエルとは別物とされている。

  • 19二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 22:40:03

    >>18

    最後におまけとしてベアトリーチェの神秘かもしれない天使「テメルコス」

    Temeluchus - Wikipediaen.wikipedia.org

    ペテロの黙示録に登場。幼児虐殺で死んだ子供の霊の世話をする。名前は「世話役」という意味で、または「テレマコス(遠くの戦死)」が変形したものとされる。

    その後パウロの黙示録にも採用され、こちらでは地獄で魂を苦しめる役割をもつ。

    「タティロコス(タルタロスの門番)」と呼ばれる天使とセットだったり、この2つの名を持つ一体の天使として考えられている。後には「タルタルチ(拷問の天使のリーダー、あるいはサタン)」とも呼ばれる。

    Tartaruchi - Wikipediaen.wikipedia.org

    タルタロスは地獄を意味し、ギリシャ神話の巨人ティターンが責め苦を受けている。キリスト教では堕天使たち(特に巨人ネフィリムを生んだ「グリゴリ」たち)の地獄とされる。水着イベでバスク神話の巨人「ジェンティル」と思わしきアケミが出てきたのは巨人繋がり。

    トライデントのような武器を使う。

  • 20二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 22:40:54

    >>19

    アツコの花好き

    元ネタは「メメントモリ」と似たような意味を持つ「カルペ・ディエム」

    その日を摘め - Wikipediaja.wikipedia.org

    1世紀の「ホラティウスの詩」が元で「その日の花を摘め」の意。この詩は104の詩からなる集歌。メモロビの紫陽花(集合花)はこのため。バラについてはラテン語の「Collige, virgo, rosas」(集めよ、乙女よ、バラの花を)から。こちらの詩はウェルギリウスに帰せられる。ウェルギリウスはダンテの神曲でダンテを先導した男のモデルとされる。

    ついでにヒヨリの性格。こちらは聖書に記せられた「飲みかつ食べよう、明日には死ぬのだから」という語句。コヘレトへの手紙(使徒パウロが書いたとされる)でも登場する。古代ローマの宴会では上記の詩を出席者が歌い、机には骸骨の人形が置かれた。これがモモフレのスカルマン。

    メメント・モリ - Wikipediaja.wikipedia.org
  • 21二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 22:43:24

    >>20

    エノク書では2回グリゴリの一覧があるが微妙にメンバーが変わるんだよね。アリスクは後者のメンバーだけど、前半の方だと武器だけでなく化粧も人に教えている。グロ版PVのサオリが化粧しているのはこのためかも

    中国版 錠前サオリPV【ブルーアーカイブ Blue Archive】【ブルアカ】

    グリゴリのことを神の子と呼ぶこともあるが、サオリが儀式の代用品に使えるのはそのためか。この場合アリスク誰でも代用品にできるわけだが。

  • 22二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 23:27:41

    色彩ヒエロニムスにアリスクが登場した理由

    ヒエロニムスはマウソロス霊廟に対応しているわけだが、なぜアリウスが登場したのか。ベアトリーチェ関連だからと云えばたしかにそうだが、もし元ネタとしてのつながりがあるのだとしたらの考察。

    マウソロス霊廟にはラピテス族とケンタウロス族の戦争「ケンタウロマキナ」を表した装飾が施されている。

    マウソロス霊廟 - Wikipediaja.wikipedia.org

    ラピテス族にはタルタロスに落とされた王が数人いるが、堕天使でタルタロス関連でアリスクが登場し、かつケンタウロマキナに参加した王に「ペイリトオス」がいる。

    ペイリトオス - Wikipediaja.wikipedia.org

    彼は最期、テセウスとともにタルタロスに入り、ハデスの用意した椅子に座ったことで4年間動けなくなる。その後12の試練としてヘラクレスがやってきた際にテセウスは救われるがすぐに崩落が起きてペイリトオスは助けられなかった。ヒエロニムスっぽいかといわれると微妙だけどね。

  • 23二次元好きの匿名さん25/03/16(日) 23:48:43

    また、サオリの生徒テクスチャ「フォべ」の元ネタのティタンの名を持つ衛生があるが、それはケンタウルス族に属する星だったと考えられている。

    フェーベ (衛星) - Wikipediaja.wikipedia.org

    土星(サタン)の衛生。土星の重力に捕えられ衛星となったと思われている。

    フェーベのクレーターはアルゴー船団の乗組員にちなんだ名前がつけられている。オデュッセイア生疑惑のあるニヤニヤ教授との関係はここから出てきているのかもしれない。

  • 24二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 01:34:49

    >>12

    この考察だと万魔殿の生徒テクスチャはテモテ人だと想定してる感じです?

  • 25二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 03:11:34
    テモテ - Wikipediaja.wikipedia.org

    テモテーが部族ではなく個人名であることと、ゲヘナに聖人がいるのは流石におかしいかなという観点から別だと思います。

    一応マコトはダンテの神曲に登場するルチフェロ(ルシファー)に噛み砕かれているとされる3人の罪人のうち、キリストの財務を担当しながら横領をしていたイスカリオテのユダが生徒テクスチャかなとは思っています。

    黄色がトレードマークの赤髪の男と云った特徴が、風紀委員のグループストーリーの査定に黄色のイブキと赤髪のイロハを送り込んだことで回収されている。

    Judas Iscariot - Wikipediaen.wikipedia.org

    ユダの火刑と呼ばれるユダを模した像を破壊する祭りがある。これはマコトの像が事あるごとに爆破されている点。

    Burning of Judas - Wikipediaen.wikipedia.org

    「ルカによる福音書の(口語訳)13章16節では、サタンは一人の女性を18年間も縛っていたと書いてある。」

    「ルカによる福音書の(口語訳)22章3節では、十二使徒の一人であるイスカリオテのユダにサタンが入り、イエスを裏切るように仕向けた。」

    あたりからゲヘナの18歳はルチフェロに噛み砕かれる「ユダ、ブルータス、カシウス」に割り振れるのではないかと。一人と書いてあるからカヨコは特に関係ないかもしれませんが。


    神秘の方は失楽園でサタンを補佐したベルゼブブとマモンのどちらかと漠然に考えていますが、まだ構想中です

  • 26二次元好きの匿名さん25/03/17(月) 10:02:15

    >>25

    なるほど。ありがとうございます。ユダは死後、ゲヘナの語源であるベン・ヒンノムの谷に投げ込まれていますし、そういう意味でもゲヘナに関わりがありますね

    マコトの神秘に関しては個人的にはベルゼブブの方が可能性が濃厚かなという気がします。ベルゼブブは悪魔たちの君主とされることもあるので万魔殿のトップには相応しいかなと

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