- 1二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 18:14:34
- 2二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 18:15:06
- 3二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 18:15:31
温泉かもしれん
- 4二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 18:15:53
それはない…といいなぁ…そうでないと嬉しいなぁ…
- 5二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 18:18:15
小さい頃から贔屓にしてるくらいあるのに美食研がチェックしてないことはありえん
- 6125/03/18(火) 19:59:05
思い付いたので投下。
ゲヘナ学園自治区の片隅に、その喫茶店はある。
私が小さい頃からずっとある、小さくて…言いにくいけど、ちょっとだけ寂れた喫茶店。長い年月を感じさせる年季の入った扉を開けると、いつもと変わらない紅茶とコーヒーの香りが私を迎えてくれた。
「いらっしゃい」
壮年の店主が人が良さそうな笑みを浮かべて私にそう言う。店主が何か作業をしているところが見えるカウンター席――――私の特等席だ――――に座ると、私はメニューを見ることなく注文を口にした。
「紅茶と、ケーキ」
「いつものやつだね」
にこりと笑った店主が手慣れた様子で紅茶を淹れる。いつ見ても感嘆の息が零れるほどの手際の良さで紅茶が淹れられていく。今日の紅茶は、黒蜜のような甘い香りがする。ここの紅茶とケーキのセットは、私のお気に入りの一つだ。小さい頃から風紀委員長となった今に至るまでずっと変わらない、私のお気に入り。
「さぁ、どうぞ」
私が少しだけ考えに耽っていると、目の前に深みのある黒っぽい色をした紅茶とシンプルなチーズケーキが提供された。
「いただきます」
まずは紅茶を一口含む。深いコクがあるのに、渋くないマイルドな味わいと、ほんのりとスモーキーな香りがする紅茶だ。今日の紅茶はルフナ、という茶葉を使っているみたい。
口の中を潤したら、次はチーズケーキに手をつける。どっしりと濃厚な味わいなのに、くちどけはまるで柔らかいカスタードプリンのよう。ケーキのボトムにくるみを使っているのか、遠くにナッツのような風味がする。昔からずっと変わっていない、本当に美味しいチーズケーキだ。このケーキを食べながら紅茶を飲むと、身も心も癒されたように感じる。
「変わらないわね。とっても美味しい」
「それはよかった」