【閲覧注意・クロス】第一次ブルーロック聖杯戦争 part2

  • 1監督役補佐25/03/19(水) 04:13:50

    原作世界線とは異なる世界線で行われる聖杯戦争にブルーロックの登場人物が参加するらしい

    スレ画は運命構図の二人

    ※進行は基本安価&🎲とSS
    ※fate原作準拠の魔力供給描写があるかもしれません
    ※一部設定を改変しています

  • 2監督役補佐25/03/19(水) 04:14:18
  • 3監督役補佐25/03/19(水) 04:15:37

    絵心『説明は以上、よろしく』

    凛「……あ?」
    凛(何だ今の。…つか、どこだよここ)

    凛「いきなりなんなんだよ…」
    凛「…さっきの奴の言う通り、ここでナントカ戦争の準備しろってのか?くだらねえ…」

    凛「…あ?なんだこの紙」

  • 4監督役補佐25/03/19(水) 04:16:53

    凛「"聖杯戦争のしおり"?…運動会かよ」

    凛「…サーヴァントの、喚び方…さっきのが言ってたやつか。ここに書いてあることをやれってのか?」

    凛「…いや、バカみてえ。第一こんなので何かが起こる訳ねえし…仮に何か起きたとして何になんだよ。俺は、…あー、本当にくだらねえ」
    凛「……一回やって、何も起きなかったら帰せよ。どうせ、今も見てんだろうが」

    凛「……チッ」

  • 5監督役補佐25/03/19(水) 04:18:33

    凛「……」

    凛「…素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
    降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

    凛「閉じ…じゃねえ。みたせ。みたせ。みたせ。みたせ。みたせ。
    繰り返すつどに五度。
    ただ、満たされる刻を破却する」

    凛(……?)

    凛「…告げる」

    凛(…あ?何か、…何だ、この感じ)

    凛「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
    黄金の杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

    凛(何か起こってる。今すぐにこんなこと、止めた方が良い。…のに、)

    凛「誓いを此処に。
    我は常世総ての善と成る者、
    我は常世総ての悪を敷く者。
    汝三大の言霊を纏う七天、
    抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ…!」

  • 6監督役補佐25/03/19(水) 04:19:20

    凛(何が起こってる?この光は何だ?俺が途中で止めなかったから?)

    凛「……」
    凛(……やっと、少し見えるように…)

    凛「……あ?」
    ?「……」

    凛(…何か、いる)

    ?「……ん?」
    凛「…!」

  • 7監督役補佐25/03/19(水) 04:20:04

    凛「な、んで…」
    ?「…あぁ、俺を喚んだのはお前か。…なんだ、そんな驚いた顔して」
    凛「……お前、は」

    凛「お前は…サーヴァントってやつなのか」
    ?「そうだ。…その様子だと、何が起こってるかもよくわかってないみたいだな」

    凛(…それじゃあ、さっきの変な言葉で、本当に…)

    ?「…ところで」
    凛「…あ?」
    ?「どうやら俺の記憶は少し消えているみたいだ。…だから、あえて聞くが」
    凛「…?」

    ?「お前は…俺を知っているか?」
    凛「は…?」
    ?「いや、もしくは。俺はお前を知っているはずなのか?」

    凛(こいつ、何言ってんだ。初対面なんだから、当然知らないに決まってる…、はず…)

    凛「……知らねえよ、お前のことなんか」
    ?「…そう、か。……」
    凛「なんだよ」
    ?「…いや、何でもない。それなら、俺の名前を伝えておく」

    冴「俺のことは、冴と呼べ」
    凛「…冴、」
    冴「…そうだ。お前のことは何と呼べばいい」
    凛「……凛」
    冴「わかった。…凛、だな」

  • 8監督役補佐25/03/19(水) 04:20:38

    冴「凛は、結果としてサーヴァントを召喚することに成功した」
    凛「……」
    冴「だが、それは意図してやったことじゃないんだろ。聖杯戦争に参加しようとしてサーヴァントを召喚したやつが、あんな反応する訳ないからな」

    凛「…さっき変な放送があって、戦う準備をしろって言われた」
    冴「変な放送…」
    凛「早く解放されたかったから、この紙に書いてあることをそのままやった。…本当にこうなるとは思ってなかったから」
    冴「紙?ああ、その手に持ってるやつか」

  • 9監督役補佐25/03/19(水) 04:22:07

    冴「経緯はわかった。でも、残念ながらお前は既に聖杯戦争の参加者だ」
    凛「……」
    冴「俺というサーヴァントを召喚した時点で、お前はマスターになってる。記憶が欠けていても、サーヴァントはサーヴァントだからな。戦闘するのに支障はない」

    凛「…?記憶が欠けてるってのはどういう意味だ」
    冴「記憶というより、記録といった方が正しいか。聖杯戦争や戦闘のための知識は持っていても、自分がどんなサーヴァントか、どんなクラスで喚ばれたか、とかいうような…普通のサーヴァントが持っているべき情報が、色々と抜け落ちている」
    凛「……」

  • 10監督役補佐25/03/19(水) 04:23:45

    凛(…俺も、多分…)

    凛「俺には、ここに来た覚えがねえ。いきなりここに飛ばされてきたんでもない限り、俺もここに来るまでの記憶が消えてる」
    冴「なるほど。その他におかしな点は?」
    凛「……わからん」
    冴「そうか」

    冴「サーヴァントの俺もマスターのお前も記憶が一部消えてるってのは、相手に知られない方が良いな。特に俺は…実際に戦闘力には影響がなくとも、召喚に何らかの不具合があった可能性を見越して狙われやすくなるかもしれない」
    凛「……」
    冴「俺の本当のクラス名がわからないのも隠した方が良い。もちろん聖杯戦争で敵にサーヴァントの正体が知られるのも良くないから、誰かのいる前ではどれかのクラス名で呼ぶようにしろ」
    凛「敵…」

  • 11監督役補佐25/03/19(水) 04:27:07

    凛「…その聖杯戦争ってのは結局、一体何なんだ。サーヴァントも、マスターってのも知らねえ」
    冴「ああ。俺から説明してもいいが、ご丁寧にこの紙に書いてある。これを読んだ方が早い」
    凛(あ、まだ見てなかったページだ)

    冴「誰かが予め用意しておいたのか。一応聞いておくが、これを用意した人物に心当たりは?」
    凛「無い。…けど、もしかしたらさっきの変な放送のやつかもしれない。部屋に置いてあるものを使って戦う準備をしろって言ってたから」
    冴「そうか。その可能性は高いだろうな。…なんにせよ、書いてある内容に偽りはない。読んでおけ」

  • 12監督役補佐25/03/19(水) 04:29:23

    凛「…つまり、この聖杯戦争は文字通り命懸けの戦いってことか」
    冴「そうだ。戦って負けた時点で、俺もお前もこの世から消えることになる」
    凛「……」
    冴「…初めて知ったにしては、落ち着いてるな」
    凛「…別に」

    冴「聖杯戦争の優勝商品である聖杯は、万能の願望機だ。優勝すれば、どんな願いも叶えられる。だから、命を危険に晒してでも聖杯戦争に参加したいと思うんだろうな」
    凛「俺は…聖杯なんかに興味ねえ。…ただ、」
    冴「ただ?」

    凛(俺は、自分のやりたいことを…)

    凛「……」
    冴「凛?」
    凛「!…いや、何でもねえ」
    冴「…そうか」

    凛(…俺のやりたいこと?今俺は…何を思い浮かべた?)

  • 13監督役補佐25/03/19(水) 04:31:01

    冴「さっきも言ったが、お前が聖杯戦争に参加することはすでに決定してしまっている。…お前にとっては、全く想定外のことだろうが」
    凛「…ああ」
    冴「命を危険に晒すことは、もう免れない」
    凛「わかってる」

    凛「…俺は、聖杯なんかに興味はねえ。優勝したところで、そんなもんはどうだっていい」
    冴「……」
    凛「ただ…それでもこれが、命かけた殺し合いだってんなら」
    冴「!」

    凛「…やってやるよ…それしかねえだろ」

    凛「このふざけた戦いに参加する残り全員、倒してやる」
    冴「凛…、…ああ。わかってる」

    マスター【糸師凛】が、
    サーヴァント【糸師冴(???????)】を召喚しました

  • 14監督役補佐25/03/19(水) 04:32:13

    凛「ところであんた、さっき、呼び方がどうとか言ってたな。本当のクラス名がわからないから、どれかのクラス名で呼べってやつ」
    冴「ああ」
    凛「クラス名ってのは…このページに書いてあるやつのことか」
    冴「そうだ。どれでも好きなのを選べ。どうせ名前だけだ」
    凛「…って言われても…」

    凛「…あんた的には、どれが一番しっくりくるんだよ」
    冴「俺?……そうだな…例えば、に…」
    凛「…に?」
    冴「……?」
    凛「なんだよ、ニから始まるクラス名なんて書いてねえ」

    冴「…いや、間違えた」
    凛「は?」
    冴「なんでもない。忘れろ。やっぱりお前の呼びやすい名前を選んだ方がいい」
    凛「なんだ、それ…」

    凛「じゃあ…この、キャスターってやつ。たまたま目に入ったからだけど」
    冴「わかった。これからは、周りに誰かいる時は冴でなくキャスターと呼べ」
    凛「…こんなに簡単に決めていいのか…?…まあ、呼び名だけならいいか」

  • 15監督役補佐25/03/19(水) 04:32:41

    次はdice1d3=2 (2) の視点

    1.凪

    2.氷織

    3.斬鉄

  • 16二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 05:23:13

    全く同じスレの焼き回し?
    スレ落ちちゃったのかと思って確認したらスレ存在しなくなってる?
    それにしてもこの3人でまた氷織なのか🎲

  • 17スレ主25/03/19(水) 06:07:41

    >>16

    ごめん!前スレ鯖落ちの時に落としちゃったんだけど、読みにくいかと思ってよく考えずに削除しちゃったんだよ

    今思うとあのままpart3に移行すれば良かったかも

    前スレで書いてたところまでは急いで進めるつもりなので、もし良かったら続きも読んでってね

  • 18二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 08:22:40

    このレスは削除されています

  • 19二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 08:50:08

    スレ主また立ててくれてありがとう!つづきが楽しみだ!

  • 20二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 12:24:53

    たておつ
    保守できなくてごめんね
    また立ててくれてありがとう

  • 21スレ主25/03/19(水) 17:12:33

    せっかく書き込んでくれてたのも消えちゃって本当申し訳ない…
    保守もありがとうね
    昼間はあまり書き込めないから夜メインの更新になると思うので、また協力してもらえるとありがたいです

  • 22二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 19:50:01

    保守 続きも楽しみにしてます

  • 23監督役補佐25/03/20(木) 03:22:20

    絵心『説明は以上、よろしく』

    氷織「……いきなり、何や…?」
    氷織(今の放送で言うとったこと…ほんまなんやろか)

    氷織「起きたら知らない場所におるなんて、普通やとあり得へんけど…夢にしてはやけにリアルやわ」
    氷織「…こういう時、ゲームとかやととりあえず探索するのが定石やな。…とは言っても、探せる場所なんてあの机くらいやけど。なんかあるかいな」

    氷織「…?あれ、なんやこの冊子…」

  • 24監督役補佐25/03/20(木) 03:22:49

    氷織「"聖杯戦争のしおり"?…なんや、校外学習みたいやな」

    氷織「…サーヴァントの喚び方、って書いてあるわ。…サーヴァントって、さっきの変な放送で言うとったやつ?」

    氷織「あの放送で言うとったことが本当やとすると、あんま迷ってる時間なさそうやな…」
    氷織「…こんなんで、何が起こるかもわからへんけど…やってみた方がええんやろか」

    氷織「うーん…」

    氷織「…まあ、これがゲームなら、何かせんと何も始まらんやろしなぁ…」

  • 25監督役補佐25/03/20(木) 03:23:14

    氷織「…やってみよか」

    氷織「…素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
    降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

    氷織「閉じ…やなくて。みたせ。みたせ。みたせ。みたせ。みたせ。
    繰り返すつどに五度。
    ただ、満たされる刻を破却する」

    氷織(…あれ?何やの、この感じ…変やない?)

    氷織「…告げる」

    氷織(異変って、これ?僕の体に何が…)

    氷織「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
    黄金の杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

    氷織(ああ、でも…ここで止めるよりは…)

    氷織「誓いを此処に。
    我は常世総ての善と成る者、
    我は常世総ての悪を敷く者。
    汝三大の言霊を纏う七天、
    抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」

  • 26監督役補佐25/03/20(木) 03:24:00

    氷織(結局最後まで言い切ってしもた…!何か起こっとる、けど、一体何が…)

    氷織「……うっ…」
    氷織(……眩しさ、少し落ち着いてきたみたいや。これなら、前が見える…)

    氷織「……え?」
    ??「……」

    氷織(…誰や、そこにおるの?)

    ??「…おっ」
    氷織「…!」

  • 27監督役補佐25/03/20(木) 03:24:26

    氷織「き、君…どうしてそこに?さっきまで、誰もおらへんかったのに…」
    ??「喚ばれた気がしたから。今来た、来た」
    氷織「…!」
    氷織(てことは…)

    氷織「…さっきので召喚された、サーヴァント…?」
    ??「そうだ。…俺のこと、喚ばなかったか?」
    氷織「あ…いや…」
    ??「?」

    氷織(まさか、本当にこんなことが起こるとは…)

    氷織「…ううん、僕が喚んだで」
    黒名「そうか。良かった、良かった。俺は黒名蘭世」
    氷織「えっと…僕は、氷織羊」
    黒名「氷織羊。…その名前、なんか聞いたこと…?」
    氷織「…?」

    黒名「…いや、気のせいだな。よろしく、よろしく」
    氷織「あ…うん。よろしゅう」

  • 28監督役補佐25/03/20(木) 03:25:04

    氷織「サーヴァントの黒名くんが本当に来てくれはったってことは…あれは本当のことやったんや。どないしよ」
    黒名「?どうした、どうした」
    氷織「…黒名くん。実は、伝えとかないかんことがあんねん」
    黒名「?」

    氷織「僕、実はあまり状況がよくわからんまま黒名くんを喚んでしもたみたいや…。サーヴァントとかマスターとかも、さっき流れた変な放送で初めて聞いたし」
    黒名「そうだったのか。変な放送?」
    氷織「聖杯戦争がどうとか、死にたくなかったら準備しろとか言うとったな。何のこと言うとるかはあんまわからんかったけど…あれも、全部本当のことなんやな…」
    黒名「なるほど、なるほど。その放送を聞いて俺を喚んだんだな」

  • 29監督役補佐25/03/20(木) 03:25:29

    黒名「…俺からも一つ、氷織に伝えたいことがある」
    氷織「?」

    黒名「もしかしたら、俺にはどこかおかしなところがあるかもしれない」
    氷織「おかしなところ?」
    黒名「聖杯戦争についての知識はある。俺のやるべきこともわかってる。…でも、自分に関することでいくつかわからないことがある」
    氷織「それって…記憶喪失みたいな?大丈夫なん?」
    黒名「戦い方はわかるから、戦うのには何も問題はない、ない。ただ、違和感がある」

  • 30監督役補佐25/03/20(木) 03:26:00

    氷織「違和感…」

    氷織(…僕と同じや。それに、記憶喪失っぽいのも同じ。だって僕、なんでここにいるのか覚えてへんし…)

    黒名「でも、今は俺のことを気にしてる余裕ないな」
    氷織「え?」
    黒名「氷織はもう、聖杯戦争の参加者の一人。何も知らない状態なら、まずは知識が必要、必要」
    氷織「あ…せやな。こうなってしもた以上、そっちの方も考えんと」

    氷織(実際にこうなっとる以上、あの放送で言うとったことは本当なんやって考えた方が良さそうやし…)

  • 31監督役補佐25/03/20(木) 03:26:39

    黒名「ところで、一つ気になってたんだ。その手に持ってるの、何だ?」
    氷織「ああ、この紙な。気付いたらあそこに置いてあったんや。黒名くん喚ぶのにも、ここに書いてあることが役立ったんやで」
    黒名「ほー、召喚方法が書いてあるのか。…あ。このページ」
    氷織「どしたん?」

    黒名「今の氷織が知っておくべき知識、ここに書いてあるみたいだ」
    氷織「え、そうなんや。先にこのページ読んどけば良かったんやな」
    氷織(わざわざこんな…あの放送の人が用意してくれたんやろか?)

    黒名「ここだ。読め、読め」
    氷織「おおきに」

  • 32監督役補佐25/03/20(木) 03:27:13

    氷織「…ふう。読んだで」
    黒名「……」
    氷織(…ああ、放送の人が言うとったのって、こういうことか)

    黒名「…氷織。大丈夫か」
    氷織「…うん。ちょっと驚いたけどな」

    黒名「その…やっぱりショックか?」
    氷織「そら、少しは。でも…なんとなくそうなんやないかって、薄々は気付いとったしな」

    黒名「…聖杯戦争の参加者は、命を捨てる覚悟で参加を決める。そうしてまで聖杯を求めるんだ」
    氷織「…せやな」
    黒名「でも氷織は、たまたま参加することになっただけだ」

    氷織「…僕は…」

    氷織(僕は、まだ死ぬ訳にはいかんねん。せっかく見つけた目的を、手放す訳には…)

    氷織「……?」
    黒名「…氷織?」
    氷織「!あ、ごめん…ちょっとぼーっとしとったわ」

    氷織(…僕が今考えた目的って、何のことや…?)

  • 33監督役補佐25/03/20(木) 03:27:54

    黒名「命を捨てる覚悟なんて、できてなくて当たり前だ」
    氷織「…うん…実のところ、せやな。まだ実感は湧いてへんけど…」

    黒名「だから、勝つしかないんだ」
    氷織「!」
    黒名「俺も氷織も、消えないために。負けなければ消えない、消えない」
    氷織「……」
    黒名「そう、思わないか?氷織」
    氷織「黒名くん…」

    氷織「…なるほどな。うん、その通りや」

    氷織「目指すは、二人でゲームクリアや。力、貸してな」
    黒名「頑張る、頑張る」

    マスター【氷織羊】が、
    サーヴァント【黒名蘭世(?????)】を召喚しました

  • 34監督役補佐25/03/20(木) 03:29:35

    黒名「よし。じゃあ、まず一つ決めておきたいことがある。普通、マスターはサーヴァントをその本当の名前で呼ばない。正体がバレると対策される、される」
    氷織「なるほどな。黒名くんって敵の前では呼ばん方がええんや」
    黒名「その通り、その通り。だから、普通はこのページに書いてあるクラス名で呼ぶ」
    氷織「へえ…色々あるな。RPGで言うジョブみたいなもんやな」

    黒名「でも、問題がある。俺は自分のクラス名を知らない」
    氷織「あ…自分のことでわからないことがあるって言うとったやつ?」
    黒名「そうだ。だから、氷織に決めてほしい」
    氷織「なんや、そういうこと。それやったら、ちょうど黒名くんにぴったりのがあるみたいや」

    氷織「黒名くん、これからアサシンって呼んでもええ?」
    黒名「もちろん、もちろん。かっこいい。アサシン、俺に似合うか?」
    氷織「似合うで。闇に紛れて急襲するんやろ?黒名くんの名前にもぴったりやと思って」
    黒名「わかった。急襲…頑張る、頑張る」
    氷織「頼りにしとるで!」

  • 35二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 03:31:16

    このレスは削除されています

  • 36監督役補佐25/03/20(木) 03:32:47

    次はdice1d2=2 (2) の視点

    1.凪

    2.斬鉄

  • 37二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 06:44:18

    玲王視点から始まって凪視点で〆るのいいな

  • 38二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 13:03:36

    🎲の思し召しだけど玲王マスター凪サーヴァントから始まって凪マスター玲王サーヴァントで終わるのは演出強すぎる

  • 39二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 21:03:03

    ダイスのおかげで良い展開になった

  • 40監督役補佐25/03/21(金) 01:50:18

    絵心『説明は以上、よろしく』

    斬鉄「………………???」
    斬鉄(何だ今の?何を言ってるかサッパリだ…)

    斬鉄「というかここ、全く知らない場所だ。俺はいつの間にこんなところに来てしまったんだ?寝てる間に走って来たのかな」
    斬鉄「とにかく帰らなきゃな。…あ、でも今の人に挨拶とかしてからの方が良いんだろうか?このモニター越しに会話できるかな。ちょっと近付いて…」

    斬鉄「…ん?なんだこの冊子」

  • 41監督役補佐25/03/21(金) 01:50:50

    斬鉄「"聖杯戦争のしおり"?なんだか懐かしいな。小学生の頃みたいだ」

    斬鉄「あ、これふりがな振ってある。…なになに、サーヴァントの喚び方?」

    斬鉄「ふむ…よくわからんが、ここに書いてあることを読め、ということなのか?」
    斬鉄「…それにしても長いな…ちゃんと読めるかな」

    斬鉄「うーむ」

    斬鉄「…まあ、間違っても大丈夫だろう。多分。最初からやり直せば良さそうだし」

  • 42二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 10:18:30

  • 43二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 12:24:58

    楽しみ

  • 44二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:00:09

    しおりの反応が毎回いい

  • 45二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:47:52

    ワクワク

  • 46監督役補佐25/03/22(土) 02:53:10

    斬鉄「こほん。では、いくぞ」

    斬鉄「…素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
    降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

    斬鉄「ん?…ああ…みたせ。みたせ。みたせ。みたせ。みたせ。
    繰り返すつどに五度。
    ただ、満たされる刻を破却する」

    斬鉄(難しい言葉ばかりだ。どういう意味なんだ?)

    斬鉄「…告げる」

    斬鉄(それにしても、さっきからなんだか…もしかして、これって)

    斬鉄「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
    黄金の杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

    斬鉄(ああ、やっぱりそうだったんだな。これは…)

    斬鉄「誓いを此処に。
    我は常世総ての善と成る者、
    我は常世総ての悪を敷く者。
    汝三大の言霊を纏う七天、
    抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ…!」

  • 47監督役補佐25/03/22(土) 02:54:20

    斬鉄(よし。完璧にやり遂げた。これで問題ないはず…!…だが、眩しくて目が開けられん)

    斬鉄「……」
    斬鉄(手が込んでるなー…。…そろそろ、目を開けても良いか)

    斬鉄「……む?」
    ??「……」

    斬鉄(誰かいるな…?)

    ??「…ふぅ」
    斬鉄「お」

  • 48二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 11:56:21

  • 49二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 12:36:07

    続き楽しみ

  • 50二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 20:00:11

  • 51二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 01:49:25

    ⭐︎

  • 52二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 09:54:06

    斬鉄くんが何か勘違いをしているような気がして心配だ!
    やっぱりそうだったんだなって何だと思ったんだ?

  • 53二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 18:00:20

    ⭐︎

  • 54二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 00:43:20

  • 55監督役補佐25/03/24(月) 01:16:24

    斬鉄「お前は…」
    ??「初めまして。君が僕を…」
    斬鉄「まあ待て、言わなくともわかっている」
    ??「…なるほど。わかりきったことの確認に時間を割く必要はないということですね」

    斬鉄「ああ、全てわかっている。お前が、このドッキリの仕掛け人なんだろ?」
    ??「……」
    斬鉄「……」
    ??「…ん?なんて?」
    斬鉄「お前がこのドッキリの仕掛け人なんだろ?」
    ??「聞き間違いじゃなかったんだ。えっ…ちょっと待ってください。何ですか、ドッキリって」
    斬鉄「?違うのか?」
    ??「違うに決まってるでしょう!」
    斬鉄「そうか…。じゃあ、仕掛け人は別の人なのか」
    ??「違うって言いたいのはそこじゃないです」

    ??「あの、君…今どういう状況かわかってます?」
    斬鉄「?起きたら知らない場所にいたから、ドッキリのターボジェットとしてここに連れてこられたんじゃないのか?」
    ??「ターボジェット…?」
    斬鉄「そうじゃないとすると…やっぱり、寝てる間に自分で走ってきたのかな」
    ??「えっうーん…それもどうなんだろう…」

    二子「…君には色々なことを説明する必要がありそうですが、その前に自己紹介を。僕は二子一揮。サーヴァントです」
    斬鉄「自己紹介か。俺は剣城斬鉄」
    二子「よろしくお願いします、斬鉄くん。…それで、早速ですが…」

  • 56二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 07:12:20

    この陣営だけギャグテイストで好き

  • 57二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 12:29:14

  • 58二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 21:00:07

  • 59監督役補佐25/03/25(火) 02:16:41

    二子「僕がここに来たのは、君が僕を喚んだからです。…そう思ってたんですけど、君の反応を見ていたらそれが絶対に違うということくらいわかります」
    斬鉄「?」
    二子「まさか何も知らないままでサーヴァントが召喚できるとは思えませんし。…おかしいな、確かに喚ばれたと思ったんですが…」
    斬鉄「よくわからんが、サーヴァントの喚び方ってやつなら知っているぞ」
    二子「…えっ」
    斬鉄「この紙にちゃんと書いてあったからな」
    二子「えっ」

    二子「…本当だ…しかもわざわざふりがなまで振ってある」
    斬鉄「さっき変な放送が流れて、その映像に映っていた人に帰るって挨拶しようとした時にこれを見つけたんだ」
    二子「変な放送?」
    斬鉄「あのモニターが点いて、何か色々と説明されたな。何を言ってるのかは一切わからなかったが」
    二子「な…なるほど…」

  • 60二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 10:48:31

    斬鉄ちゃんと他陣営と戦えるかな

  • 61二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 11:05:18

    斬鉄って俺の方が速いってサーバント戦に突っ込みそうだよね

  • 62二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 12:27:20

    がんばれ斬鉄

  • 63二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 20:12:06

    これが癒しの斬鉄か…

  • 64二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 01:49:13

  • 65監督役補佐25/03/26(水) 01:58:53

    二子「真っ先に君の今置かれている状況を説明したいところですが、まずは僕についての説明からです」
    斬鉄「わかった」
    二子「僕は、さっきの方法で君に喚ばれてここに来ました。ですが、どうやら少し記憶に不具合があるみたいです」
    斬鉄「記憶に不具合?」

    二子「聖杯戦争についての基礎知識…これから斬鉄くんに知ってもらう知識ですが、それは問題なく備えています。問題はそれ以外のところです。どうやら…自分というサーヴァントについての記憶が、消えているようで」
    斬鉄「それ…記憶放出ってことか?」
    二子「……」
    斬鉄「?」
    二子「…もしかして、記憶喪失のことですか?」
    斬鉄「あ。それだ」

  • 66二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 10:55:46

  • 67二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 12:26:03

    気になる

  • 68二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 22:18:21

    ほしゅ

  • 69二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 02:43:44

  • 70二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 12:17:17

    ほしゅ

  • 71二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 21:04:45

    このレスは削除されています

  • 72二次元好きの匿名さん25/03/28(金) 02:59:25

    ワクワクする

  • 73監督役補佐25/03/28(金) 03:34:02

    斬鉄「ふむ。記憶喪失、か…」

    斬鉄(もしかして、俺がどうやってここに来たのか思い出せないのも、何か二子と同じことが起こってるからだったり?…いや、何もなくて普通に忘れてるだけって可能性が高いけど)

    二子「今のところ聖杯戦争を戦う上ではそこまで深刻な影響が出るとは思えませんし、時間経過とともに思い出す可能性もあります。前提として念のために伝えておくべきかと思ったので」
    斬鉄「そうなのか…?よくわからんが、思い出せるといいな」
    二子「えっと…はい、そうですね。…そして、ここからが最も重要な部分になります」

  • 74監督役補佐25/03/28(金) 03:36:44

    二子「さっきその紙を見せてもらった時にちらっと見えたんですけど、多分さっきと別のページに…あった。このページですね」
    斬鉄「…?何か難しそうなことがたくさん書いてあるな」
    二子「はい。このページには、聖杯戦争の基本知識が書かれています。聖杯戦争に参加する上で必須となる知識ですね」

    斬鉄「なるほど。つまり、俺はまずここに書いてあることを理解しなければならないということか」
    二子「そういうことです」
    斬鉄(あの放送の人が置いといてくれたのかな。親切だ。…あれ?もしかして…)

    二子「…?どうかしましたか、斬鉄くん」
    斬鉄「ああ、いや、なんでもない。これを読めばいいんだな?任せておけ」

  • 75二次元好きの匿名さん25/03/28(金) 10:38:14

  • 76二次元好きの匿名さん25/03/28(金) 19:07:14

    二子が斬鉄を引っ張っていけば良い陣営になりそう

  • 77二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 01:43:59

    >>76

    それはいいかもしれないね

  • 78二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 08:55:30

  • 79二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 17:46:34

    待機

  • 80二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 01:03:53

    夜ほしゅ

  • 81二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 10:24:53

    朝ほしゅ

  • 82二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 15:44:11

    続き気になるな

  • 83二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 23:51:09

    └(゚∀゚└) (┘゚∀゚)┘

  • 84二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 02:30:50

    ワクワク

  • 85二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 02:44:49

    このレスは削除されています

  • 86二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 07:20:09

    斬鉄くんまだドッキリ説諦めてなかったの草

  • 87二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 12:21:55

    斬鉄やっぱり面白くて最高だ

  • 88二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 20:10:01

    ドッキリで笑ったのは自分だけじゃないと思う

  • 89二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 02:17:07

    ⭐︎

  • 90二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 12:04:05

    ⭐︎

  • 91二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 12:34:34

    なんかこの2人は和むな

  • 92二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 20:42:03

    癒し枠斬鉄

  • 93二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 03:18:44

    癒しをありがとう斬鉄

  • 94二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 12:25:45

  • 95二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 22:07:54

    保守

  • 96二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 03:07:45

  • 97監督役補佐25/04/03(木) 05:56:18

    斬鉄「……」
    二子「……」

    斬鉄(どうしよう。書いてあることが難しくて全然わからん。二子に聞いたほうがいいかな?…でも、これだけはわかる)

    二子「…斬鉄くん?大丈夫、ですか?その…いきなりこんなこと言われて、ショックですよね」
    斬鉄「…いや、大丈夫だ。これでも、自分のやるべきことはわかっているからな」
    二子「!」

    斬鉄「俺は、この戦いで他の誰かと戦うことになるんだな。そして、それに負けてはいけない」
    二子「!その通りです」

    斬鉄「そうやって勝ち抜いた先で、このドッキリの仕掛け人に会うことができるんだ」
    二子「……」
    斬鉄「……」
    二子「…ん?なんて?」
    斬鉄「勝ち抜いた先でこのドッキリの仕掛け人に会うことができるんだ」
    二子「聞き間違いであってほしかったです。えっ…ちょっと待ってください。何でそうなったんですか?」
    斬鉄「戸惑うのも無理はないな。なぜなら二子、お前も俺と同じ…ドッキリのターボジェットだからだ」
    二子「え」
    斬鉄「だって、二子もドッキリのこと何も知らないんだろう?なぜ俺たちが選ばれたのかはわからんが、ターボジェットになった以上、きちんとネタバラシを受けるところまでやらないとな」
    二子「…もしかしてターゲットって言いたいんですか?」
    斬鉄「あ。それだ」

  • 98監督役補佐25/04/03(木) 05:57:23

    二子「ま…待ってください斬鉄くん、これは全部本と、…あ」
    斬鉄「?どうしたんだ二子」
    二子「…えっと…」
    斬鉄「?」

    二子「…いえ、なんでもありません。確かにこれはドッキリなのかもしれませんね」
    斬鉄「やっぱりそうなのか!」
    二子「もちろん、僕は何も知らされていませんが。つまり、ターゲットである僕たちは勝ち進んで…その、ネタバラシを受けなければなりません。当然、一回だって他の人に負けてはいけません。その時点でドッキリ失敗になってしまいますからね」
    斬鉄「…!責任重大だな…」
    二子「ドッキリとはいえ、相手も全力でかかってきます。こちらも色々と作戦を立てなければ、ネタバラシまで辿り着けないかもしれません」
    斬鉄「…作戦…どうしよう、俺頭使うの苦手なんだ…」
    二子「…大丈夫です。そのために、ターゲットが二人いるんですから。考えることは任せてください」
    斬鉄「!」

    斬鉄「…ああ、ありがとう。役割ブータンというやつだな」
    二子「…役割分担ですか?」
    斬鉄「あ。それだ」

    斬鉄「よし、ネタバラシを受けるために勝ち進むぞ。ドッキリ成功のために!」
    二子「頑張りましょう。…ど…ドッキリ成功のために」

    マスター【剣城斬鉄】が、
    サーヴァント【二子一揮(??????)】を召喚しました

  • 99二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 12:22:12

    ドッキリに笑った

  • 100二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 17:24:25

    結局ドッキリのままいくんかーい

オススメ

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