【SS注意】甘酸っぱいイチャラブ千奈SS

  • 1二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 08:32:42
  • 2125/03/19(水) 08:35:18

    先生と千奈が恋仲になる話
    第一部「千奈ちゃんが恋心を自覚する編」

    千奈「ワンツー!スリーフォー!ファイブシックス!…ここでこう!ですわ!」

    学P「倉本さん。ダンス上手くなりましたね」

    NIAが終わってから数週間がたった頃、わたくしは先生にレッスンを見てもらっていましたわ!NIAの時は自主レッスンばかりでしたので、なんだかとても久しく感じられますわ!

    千奈「〜〜!!そんな〜。先生のご指導の賜物ですわ!」

    学P「いえ、俺はサポートしただけですから。頑張ったのは他でも無い倉本さんですよ。」

    千奈「もう〜先生ったらご謙遜を!」

    学P「本当のことですから…倉本さん頑張りましたね」

    千奈「ッ!!」

    も、もう〜先生ったら〜そんなに屈託のない優しい笑顔をむけてくださるなんて…そんな表情を向けられたらわたくしドキドキしてしまいますわ!

  • 3125/03/19(水) 08:36:31

    学P「…いよいよ数ヶ月後には冬のHIFの予選が始まります」

    千奈「!!」

    学P「それまでにより一層、レッスンをこなしていきましょう!」

    千奈「…はい!先生!…わたくし先生と一緒なら、支えてくださる皆さまがいればきっと…プリマステラになってみせますわ!」

    学P「その意気です…ですが、本日のレッスンはここまでにしましょう。明日は休養日ですのでゆっくり休んでください」

    千奈「はい!先生!」

  • 4125/03/19(水) 08:38:06

    レッスンを終えて屋敷までの帰り道。わたくしは上機嫌で鼻歌を歌いながら歩いていましたわ。

    千奈「…ふんふふーん♪」

    明日は花海さんと篠澤さんと一緒におでかけいたしますの!ボウリングをして、カラオケで歌って…改めてゲームセンターにも入ってみたいですわ!NIAの営業の時はあまりゆっくり見られませんでしたもの。それにお友達とのお出かけは別物ですわ!

    千奈「今回は先生へのお土産に何を買いましょうか!」

    前にネクタイピンを先生にプレゼントした時は喜んでいただけましたし、今でもつけていただいて…とっても嬉しいですわ!

    千奈「…はぁ…明日が待ち遠しいですわー」

    早く明日になって欲しいですわー!楽しみでわたくしが胸を膨らませていると…見知った後ろ姿が目に入って来ましたわ

    千奈「先生!」

  • 5125/03/19(水) 08:39:10

    そういえば先生、用事があるといって先に帰られていましたわ。まさか帰り道でも先生にお会いできるなんて…なんだかわたくし気持ちが高まりますわ!

    千奈「先生ー!こんな所で奇遇です…わ…ね…」

    勢いよくかけようとした声はその勢いを失いましたわ。だって先生の隣にもう一つの後ろ姿があったのですもの。小柄で小さな女の子、ピンクの髪を高めの位置でツインテールにして、黒い制服に身を包んだ少女は…見覚えがありますわ。あの方は…

    千奈「…藍井撫子さん?」

    なんで藍井さんと先生が一緒に?か、隠れませんと!

    千奈「?」

    …なんでわたくし隠れていますの?別にやましいことなんてありませんのに…

    千奈「あっ…」

    そうこうしているうちに、先生と藍井さんはタクシーに乗ってどこかにいってしまわれましたわ…

  • 6125/03/19(水) 08:40:21

    千奈「い、一体なんだったのでしょうか」

    …なんだか心がもやもやしますわ。わたくしに秘密で先生…藍井さんと2人きりでどこにいってしまいましたの?

    千奈「…き、きっと見間違いですわ!早く帰って明日の準備をいたしませんと!」

    そ、そうですわ!後ろ姿しか見えませんでしたし、き、きっとわたくし疲れて見間違えてしまいましたのよ!…そうです。そうに違いありませんわ!

    千奈「そうとなれば、早く休んで明日に備えなければ!」

    そう言い聞かせたわたくしは、明日に備えて早めに就寝いたすことにしましたわ。

  • 7125/03/19(水) 08:41:33

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    千奈「先生!おはようございますわ!」

    学P「倉本さん。実はお話しすることがありまして…この度、担当アイドルを増やすことにしました」

    え?先生?

    撫子「極月学園の藍井撫子ですの!これからよろしくお願いしますわ!先生♡」

    千奈「なっ、ななな…」

    学P「はは、くっつき過ぎですよ藍井さん。」

    そんな…先生…先生!

    先生はわたくしの…わたくしだけの先生ですわー!!!

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    千奈「…ハッ!!」

    佑芽「これでと"う"た"あ"あ"あ"ー!!!!」

  • 8125/03/19(水) 08:43:43

    ドカカーン!!

    広「凄い。見事なストライク。あんな玉に当たっちゃったら、わたし今度こそ◯んじゃうね」ゾクゾク

    佑芽「え"え"え"ー!あたし人にむかって投げたりしないよ!」

    千奈「…流石花海さん!ナイスストライクですわ!…ふわぁぁああ…」

    広「…千奈。昨日は夜更かししてた?」

    千奈「申し訳ございません…なかなか寝付けなくて…」

    あの後もなんだか心がもやもやして、寝るに寝れませんでしたわ…先生のことですからわたくしを裏切るような真似は絶対いたしませんのに…どうしても悪い想像が働いてしまって…

    千奈「…」

    広「…なにか悩み事?」

    佑芽「え"ー!!千奈ちゃん何か悩んでるの?あたし達で良ければ力になるよ!!」

    千奈「い、いえ!今日が楽しみ過ぎて眠れなかっただけですわ!」

    ごめんなさい。花海さんも篠澤さん。…でも、わたくしにもなぜこんなにも心がざわついているのかよく分かりませんの。だからまだ…今はまだ相談できませんわ…

  • 9125/03/19(水) 08:45:41

    広「…」

    佑芽「…そっかー。千奈ちゃんも今日を楽しみにしてくれてて嬉しいよ!あたしも楽しみだったからさー」

    千奈「も、もちろんですわ!つ、次はわたくしの番ですわね!」

    コロコロコロ…ガタン!

    千奈「うぅぅう…またガーターですわー」

    広「…ゲーム終了…だね」

    佑芽「いぇーい!あたしの勝利!!でもお姉ちゃんのスコアは越えられないなぁ」

    なんでも花海さんは過去にお姉様とボウリング勝負をしていたそうで、その時にボウリングの腕が磨かれたそうですわ

    広「…佑芽。スコア180は凄い。誇っていい」

    千奈「わたくし、ボウリングの事はよく分かりませんが凄いと思いますわ!だってわたくし未だにピンにボールを当てていませんもの!」

    佑芽「…広ちゃん、千奈ちゃん…ありがとう!よぉーし!次こそお姉ちゃんにリベンジするぞぉおお!おぉぉおー!」

    やっぱりみなさんと遊んでいると心が和らぎますわ!…そうですわ!次は先生も連れて来てはいかがでしょう!先生ならきっとボウリングも上手ですわ。わたくしにもきっと優しく教えてくださって…先生…先生…

    広「…ねぇ、みんな次のゲーム最下位は罰ゲームにしよう。」

  • 10125/03/19(水) 08:49:48

    千奈「し、篠澤さん?!」

    佑芽「あたしはいいよー!お互い頑張ろうね!」

    広「…最下位の千奈は本当の悩み事を打ち明けるでいい?」

    佑芽「え"ー!!千奈ちゃん!やっぱりあたし達に話せない悩み事あるんだ!」

    千奈「し、篠澤さん?!あ、あんまりですわー!」

    完全にわたくし狙いうちですわー!だってわたくしまだ一本もピンを倒せていませんのよ…

    広「…ごめん千奈。でも友達のそんな顔見過ごせない。」

    千奈「…篠澤さん」

    広「それに、まだ勝負は決まってない。わたしも千奈もスコアはどっこいどっこい。ふふ、千奈もままならない勝負楽しんで、ね」

    千奈「そ、そういうことなら、望む所ですわ!」

    ふっふっふー!こう見えてもわたくしNIAでの経験を経て、身体能力も伸びましたのよ!それに前のゲームの反省を踏まえればこの通り!

    千奈「ストライク!ですわ!」
    コロコロコロ…ガタン!

    佑芽「…ガーターだね」

    広「…うん。綺麗なガーターだった」

    千奈「い、イメージは完璧でしたの!まだゲームは始まったばかりですわ!つ、次こそはストライクで勝利して見せますわー!!」

  • 11125/03/19(水) 08:51:47

    広「…それで千奈。なんで浮かない顔してたの?」

    千奈「…そ、それはその…」

    佑芽「広ちゃん!千奈ちゃん!このふらぺちーの?ってやつ美味しいね!」

    …その後見事にボコボコされたわたくしは場所を変えて、カフェでお茶しながら話す事になりましたの

    千奈「…わたくしにも…どう話したらいいか…分かりませんの…」

    広「…大丈夫。まとまってなくても何があったか、今の気持ちはどうか、そのまま吐き出せばすっきりする、よ」

    佑芽「そうだよ!千奈ちゃん!聞いてもらうだけでも気持ちが軽くなるよ!」

    千奈「花海さん…篠澤さん…実はわたくし昨日…」

  • 12125/03/19(水) 08:53:18

    こうしてわたくしはありのまま話しましたわ。レッスンルームでのやり取り、昨日見た光景、わたくしの心のざわざわ、先生の悪い想像…花海さんと篠澤さんは黙ってわたくしの話を最後まで聞いてくださいましたわ

    広「…分かった。話してくれてありがとう。」

    佑芽「…千奈ちゃん!それって…プロデューサーさんにこ…ぶぐっ!!」

    千奈「篠澤さん?!急に花海さんの口を塞いでどうしましたの?」

    広「千奈。ちょっと待ってて」

    千奈「?はい。分かりましたわ」

    佑芽「(ふごふご…ぷはぁ!広ちゃん!これって明らかに千奈ちゃんプロデューサーさんに…)」

    広「(佑芽。わたし達が千奈の気持ちを伝えるのは簡単。きっと千奈もすぐ受け入れると思うでも…)」

    佑芽「(でも?)」

    広「(千奈の初恋をわたし達で邪魔したくない。こういうのは自分で気がつくのがきっと1番幸せ)」

    佑芽「(う〜ん。そうかなぁ?)」

    広「(だから、わたし達で気づかせよう。千奈の千奈自身の気持ちに)」

    佑芽「(…分かった!あたし手伝うね!)」

  • 13125/03/19(水) 08:55:28

    なんだか2人でこそこそと話していらっしゃいますわ。2人…そう言えばあの後先生と藍井さんはどうなったのでしょうか?わたくしが知る限りではお二方の接点はNIAで少しあったかなかったかといった具合ですわ。ですのに2人きりでタクシーに…

    も、もしかしてわたくしの知らないところでお付き合いをして…いやいや、無いですわ!先生はプロデューサーとしてしっかりしている方ですもの!アイドルとお付き合いなんてするはずが…するはず…なんでわたくし少し悲しんでいるのでしょう…わたくしもしかして、もしかして…

    わたくし…先生に恋、してますの?

    千奈「ッ!!(ポッ!)」

    この結論に至って全てのピースがハマっていく感覚がしましたわ。レッスンルームでの先生とのやりとりでドキドキしてしまうのも、藍井さんと先生が2人でいるのを見てもやもやしてしまうのも全てわたくしが先生に心奪われていると考えれば自然と繋がりますわ。

  • 14125/03/19(水) 08:57:37

    広「…ただいま千奈」

    佑芽「おまたせ!千奈ちゃん!」

    千奈「ひゃ、ひゃい!」

    広「…?千奈どうしたの?顔少し赤い、よ?」

    千奈「い、いえ何でもありませんわ!」

    千奈「(は、恥ずかしいですわー!!)」

    わたくしお友達のお2人にこんな小っ恥ずかしいお話しをしていましたの?!今になって後悔してきましたわー!

    広「…もしかして千奈。自分の気持ちに気づいた?」

    千奈「ッ!!(カァ〜〜)」

    広「ふふ、恥ずかしがってる千奈。かわいい、ね」

    千奈「こ、心を読むのはやめてくださいまし!」

    広「ごめんごめん。わたしも自分のプロデューサーに似てきたかも?」

    佑芽「ええー!!広ちゃんのプロデューサーさん心が読めるの?!」

    広「プロデューサーはわたしの事をよく理解してくてるってだけ…肝心なところはいつもはぐらかされる。ふふ、ままならないね。」

    佑芽「そうなんだー。あたしのプロデューサーさんは何考えているかよく分からないんだよなー。なんだかあたしを驚かせるのを日課にしているような…」

  • 15125/03/19(水) 08:59:23

    千奈「そ、そんな事ありませんわ!き、きっと花海さんのことを第一に考えているはずですわ!」

    佑芽「そうかなぁ?うーん。」

    広「ふふ、話が脱線しちゃった、ね。それで千奈どうする?」

    急に話題の矛先がわたくしに戻ってきて、ドキリとしましたわ。

    千奈「ど、どうするとは?どういう意味でしょうか?」

    白々しく抵抗しようにもわたくしの声はあまりにもか細く、目はあさっての方へ向いていましたわ

    広「いま、千奈は自分の恋心を自覚した。千奈はプロデューサーとどうなりたい?」

    千奈「…篠澤さん。わたくしは…」

    広「すぐに答えは出ないと思う。だからじっくり考えるといいと思う、よ」

    わたくしは先生とどうなりたいのでしょうか…

  • 16125/03/19(水) 09:00:34

    広「告白してもいいし、しなくてもいい。答えは一つじゃない。噂だとプロデューサーに引退まで恋人作らないようにお願いしたアイドルもいるらしい、よ」

    佑芽「お姉ちゃんは自分のプロデューサーさんにプロポーズの予約を入れてもらってたよ!」

    千奈「…花海さん」

    広「千奈がどんな答えを出してもわたし達は千奈の事応援してる。友達として、ファンとして、ね」

    佑芽「あたしも千奈ちゃんの恋!応援してるからねー!」

    千奈「…花海さん、篠澤さん…ありがとうございますわ!わたくし!いいお友達を持ちましたわ!」

    広「ふふ、それはこっちのセリフ」

    佑芽「あたしも広ちゃんも千奈ちゃんもだーい好き!」ハグっ

  • 17125/03/19(水) 09:02:04

    千奈「ただいまですわ!」

    メイド「おかえりなさいませ。お嬢様。ご学友とのお出かけはいかがでしたか?」

    千奈「とっても楽しかったですわ!それに…」

    自分の恋心を自覚して、とても恥ずかしくて、でもとても幸せな気持ちで満たされていて、…恋をするってこんなにも素敵なことですのね。

    メイド「お嬢様?」

    千奈「ふふ、秘密ですわ!」

    メイド「…分かりました。ご夕食の準備ができてます。着替えたらリビングにお越しください(きっといい事があったのですね。よかったですね千奈お嬢様)」

    千奈「はい!すぐに向かいますわ!」

  • 18125/03/19(水) 09:03:17

    夕食
    千奈「いただきますわ!」

    千奈「〜!!美味しいですわー!」

    昨日と夕食の味が全然違いますわ!それはきっとわたくしの中で気持ちの整理がついたからなのでしょうね

    千奈「(もし、先生と恋仲になったら2人きりのディナーはどのようになるのでしょうか?)」

    ホワンホワンホワワワーン
    学P・千奈「いただきます・わ!」

    千奈「ふふ、先生!とっても美味しいですわね!」

    学P「そうだね千奈。俺、毎日一緒に千奈とご飯が食べれて幸せだよ」

    千奈「もう〜先生ったら〜大好きですわ!」

    学P「俺も好きだよ。千奈」

    は、破壊力抜群ですわー!敬語抜きで呼び捨ての先生…しかもわたくしのこと好きといってくださるなんて!このやり取りを毎日…ゴクリ、わ、わたくし耐えられるでしょうか?

  • 19125/03/19(水) 09:04:36

    お風呂
    千奈「ふぅ。さっぱりですわー!」

    …もし先生と恋仲になったら…お背中とかも流したりなんかしてしまうんでしょうか?

    ホワンホワンホワワワーン
    千奈「先生!お痒いところはございませんか?」

    学P「大丈夫だよ。ありがとう千奈」

    千奈「ふっふっふー!これくらいお安いご用ですわ!」

    先生は細身ですが、意外とお背中はゴツゴツしていらしたりしていて…それにわたくしはたくましさを感じてしまいますの!…それでそのまま先生の前も流して差し上げて…

    千奈「ッ!!(ポォー!!)」

    は、はしたないですわ!いくら妄想の中とはいえ流石にそんな…倉本の娘として、アイドルとしてあるまじき行為ですわ!…でもいつかはなんて…

    メイド「…失礼します。お嬢様随分長く入っておられますがお加減は…」

    千奈「ぷしゅー…」

    メイド「お、お嬢様!!」

  • 20125/03/19(水) 09:05:43

    自室
    千奈「…はぁ…疲れましたわ〜」

    あの後、のぼせてしまったわたくしをみなさまが介抱してくださって…申し訳ないことをしましたわ

    千奈「…介抱」

    先生も風邪をひいたりするのでしょうか?先生が風邪をひいて倒れる姿は想像できませんが…そうですわね…

    ホワンホワンホワワワーン
    千奈「先生!千奈特性のおかゆですわ!どうぞ召し上がってくださいませ!」

    学P「ありがとう千奈。助かるよ。」

    千奈「いえ!先生には普段からお世話になっていますもの!これくらいお安いご用ですわ!…では…」

    学P「千奈?」

    千奈「ふー。ふー。はい、あーんですわ!」

    学P「あーん」

    わたくしに甘える先生…これはこれでありですわね!来るべき時のために料理の練習もしておかなくては!

  • 21125/03/19(水) 09:08:17

    千奈「ふふ、おやすみなさいですわ」

    電気を消して布団にもぐりますわ。明日から先生に会うのが今から楽しみ…で…す…わ…ちょっとまってくださいませ。わたくし何か忘れているような?

    千奈「!!結局藍井さんと先生の密会がなんだったのか判明していませんわー!!それに…」

    ふといつもの優しい先生のお顔が浮かびましたわ

    千奈「ッ!!(照)明日から先生とどんな顔で話せばいいんですのー!!」

    こうして倉本千奈の眠れない夜が始まったのだった。

    第一部「千奈ちゃんが恋心を自覚する編」完

  • 22125/03/19(水) 09:16:25

    とりまここまで書いた。

    書いてたら補修組のエピソードが大部分しめてました。でも、補修組の絡みからしか取れない栄養ってあるとおもうんですよ。だからこれでいいのだ!

    ちなみに今も続き書いてるのですが、だいぶ眠くなってきたので一旦寝ます。

    またスレがおちたら未完ということで。それはそれで掲示板の醍醐味だと思いますし。ほなまた

  • 23二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 09:24:48

    とてもいいP千奈を読ませてもらった…心があったけえ

  • 24二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 13:02:51

    良かった

  • 25二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 15:00:26

    これは頑張って保守するしかない

  • 26二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 22:03:55

    同じ千奈ちゃん推しとして応援してるぞ

  • 27125/03/19(水) 23:05:00

    第二部が完成したので連投していきます。

    保守や応援、感想ありがとうございます!とても嬉しいです!

  • 28125/03/19(水) 23:07:45

    第二部「千奈ちゃんは先生の密会を暴きたい!」

    翌日、1年2組にて
    千奈「…おはようございますわ…みなさん…ふわぁあああ…」

    結局、一睡も出来ませんでしたわ…だ、だって目を閉じると先生のお顔が浮かんできてしまって…そんな顔で見つめられたらわたくし…眠れるものも眠れませんわ!…わたくしをこんなにしてしまうなんて…先生は悪い大人ですわ!

    広「…千奈。もしかして今日も夜更かし?」

    佑芽「え"え"ー!!千奈ちゃん!しっかり寝ないと健康に良く無いよ!」

    千奈「うぅぅう…面目ございませんわ…」

    広「…また悩み事?」

    千奈「悩み事では無いのですが…その…」

    広「その?」

    千奈「…目を閉じると先生の事を思い浮かべてしまって…ドキドキしてしまって、その…ね、眠れなかったのですわ!」

    な、なんだかわたくしとっても恥ずかしい事を口走ってる気がしますわー!

    広「佑芽。どうしようわたしの千奈がかわいすぎる」

    佑芽「こ、これが惚気かー…な、なんだか悔しい!」

    美鈴「あらあら、朝からみなさんとても元気ですね」

    千奈「は、秦谷さん?!おはようございますわ!」

  • 29125/03/19(水) 23:09:37

    び、びっくりしましたわ。いつもはご自身の机で寝ていらっしゃるか居ないことが多いですので…

    広「そうだ美鈴。千奈が寝不足らしい、よ」

    美鈴「まぁ、それは大変です。わたしオススメのお昼寝スポットをお教えしますね。では、向かいましょうか」

    千奈「だ、駄目ですわ!もうホームルームが始まる時間になりますもの!」

    美鈴「ふふ、倉本さんは真面目ですね」

    佑芽「美鈴ちゃんが不真面目すぎるだけだよー…」

  • 30125/03/19(水) 23:10:12

    キーンコーンカーンコーン

    広「…もうホームルームの時間」

    佑芽「あたし達自分の席にもどるね!」

    美鈴「ふふ、それでは」

    千奈「あっ…」

    みなさまが席に戻って行きますわ。ちょ、ちょっと待てくださいませ!

    千奈「秦谷さん!」

    美鈴「…はい。なんでしょう?」

    千奈「…お昼休み。一緒にお昼寝していただけませんか?」

    美鈴「もちろんです…それではお昼休み。楽しみにしていますね」

    千奈「はい!ありがとうございますわ!」

  • 31125/03/19(水) 23:11:16

    お昼休み
    千奈「わぁぁ〜学園の敷地にこんな場所が…」

    学園内にある川の近く、学園の校舎から少し離れた部室棟の近くの茂みにポツンと一つのベンチがございますわ

    美鈴「ここわたしのお気に入りなんです。」

    千奈「…確かにすぐにでも眠れそうですわぁ…」

    川のせせらぎと穏やかな風、木陰になっているここはお昼寝には絶好の場所だと感じますわ!

    千奈「それにしても、なぜこんな所にベンチがあるのでしょう?しかもこんな隠れた場所に?」

    美鈴「わたしが設置しました」

    千奈「なるほどなるほど秦谷さんが…ってええー!!」

    美鈴「正確にはわたしとプロデューサーです。わたしがレッスンをサボらないようにすると言ったら喜んで手伝ってくださいました」

    秦谷さんのプロデューサーさん…苦労なさっていらっしゃいますのね…

  • 32125/03/19(水) 23:12:46

    美鈴「バレたらきっと撤去されてしまうでしょう。だからこの場所はわたしとプロデューサーと倉本さんだけの秘密の場所でお願いしますね。」

    千奈「そ、そんな2人きりの特別な場所をわたくしに教えていただいて本当によろしかったんですの?」

    もし、先生との2人だけの特別な場所があったらわたくしは絶対に秘密にしておきたいですわ!

    美鈴「ふふ、大切なお友達ですから。それに秘密のお昼寝ポイントはここ以外にも沢山ありますから」

    千奈「そ、そうなんですのね」

    そ、それなら安心…してよいのでしょうか?なんだか問題が大きくなったような…

    美鈴「では、早速寝ましょうか」

    秦谷さんがもうおやすみモードに入り始めていますわ!
    秦谷さんが寝てしまう前に本題に入りませんと!

  • 33125/03/19(水) 23:13:55

    千奈「秦谷さん!実は相談事がありますの!」

    美鈴「まぁ、なんでしょう?」

    千奈「実は…かくかくしかじかでして…」

    美鈴「まぁ、そんな事が…それでわたしは何をしたらいいでしょう?」

    千奈「わたくし、真相が知りたいんですの!だから…お願いしますわ!極月学園に在籍している賀陽燐羽さんに藍井撫子さんの調査をお願いしたいんですの!」

    美鈴「…」

    千奈「本当はわたくしが先生に直接聞ければ早いのですが、その…勇気がでなくて…倉本の力を使うことも考えたのですが、そうなると先生に勘づかれてしまいそうでしたし…」

    美鈴「…」

    千奈「な、なんとかお願いできないでしょうか?」

  • 34125/03/19(水) 23:15:06

    わたくし自身、無茶な事を言ってる自覚はありますわ。でも、この問題を解決しないと先に進めない気がして…

    美鈴「…いいですよ。りんちゃんが引き受けてくれるかは分かりませんが、連絡してみます。」

    千奈「!!秦谷さん…ありがとうございますわ!」

    美鈴「でも、わたしよりもまりちゃんの方が適任だと思います。昔からりんちゃんはまりちゃんの頼み事をよく聞いてましたから。」

    千奈「月村さん…ですか?」

    美鈴「ふふふ、あとでまりちゃんに2人で頼みに行きましょうか。でも今は…」

    そういうと秦谷さんはわたくしの方にもたれかかってきましたわ。

    美鈴「すぅ…すぅ」

    千奈「ふふふ、秦谷さん気持ちよさそうですわ」

    気持ちよさそうな秦谷さんを見ていたらわたくしもだんだん瞼が重く…なって…きまし…た…わ

  • 35125/03/19(水) 23:16:32

    千奈「申し訳こざいませんでしたわ!」

    あの後、わたくし達は探しにきた秦谷さんのプロデューサーさんに発見されるまでスヤスヤしてしまいましたわ…

    わたくしレッスンも授業もサボる不良になってしまいましたわ…

    学P「…昨日の休養日はあまり休めませんでしたか?」

    千奈「うぅっ!」

    先生優しすぎますわ…そんな心配そうに声をかけてくださるなんて…わたくしの中の罪悪感がどんどん膨らんできますわ!

    学P「…今日はスケジュールを変更して休みにしましょう。しっかり家で休養してください」

    千奈「…はい。分かりましたわ」

    …わたくしなにをやっているのでしょう。1人で盛り上がって、先生を悲しませて…これじゃあわたくし三流アイドルに逆戻りですわ…

  • 36125/03/19(水) 23:17:39

    学P「…倉本さん。誰にでも上手くいないときや落ち着かないときはあります。ですので、あまり気に病まないでください。」

    千奈「…先生は不良になってしまったわたくしのこと、嫌いになったりしませんか?」

    学P「当たり前です。俺は倉本さんに惚れ込んでいますから。あなたをトップアイドルにするまで俺は離れる気はありませんよ。」

    千奈「ッ!!(カァ〜〜)」

    せ、先生!?そ、それって告白ですのー?!いやですわ〜先生〜♡そんなストレートに想いをぶつけられたらわたくし、わたくし…

    千奈「し、◯んでしまいますわー!!」
    バタン!
     
    学P「倉本さん?!」

  • 37125/03/19(水) 23:19:12

    い、勢いよく飛び出てきてしまいましたわ。これではまた明日どんな顔で先生と会えばいいか…

    ドンッ!!

    千奈「ヘブっ!!」

    ???「ひゃ!な、なに?!」

    痛たたたですわ…誰かにぶつかってしまいましたわ。前を見ずに廊下を走るのは良くなかったですわね…

    手毬「大丈夫?千奈?廊下は走ると危ないよ」

    千奈「月村さん。ありがとうございますわ」

    尻餅をついていたわたくしを月村さんは引っ張りあげてくださいましたわ。

    手毬「そういえば美鈴とレッスンサボったらしいね…NIAで成果を出したからって気が緩んでるんじゃないの?」

    千奈「うっ!面目ございませんわ」

    手毬「…私待つつもりは無いから。プリマステラを狙ってるなら私達はライバル。気が緩んだまま勝てるほど私は甘く無いよ」

    月村さん…ふふ、月村さんはやっぱり優しい方ですわ!トゲトゲした言葉の中にわたくしを励ます心が見えますもの!

  • 38125/03/19(水) 23:20:25

    千奈「…ふふ、はい!月村さん!」

    手毬「な、なに、ニコニコして気持ち悪いな…じゃ、これから私レッスンだから」

    千奈「ちょ、ちょっと待ってくださいまし!実は月村さんに折り入ってご相談がございますの…」

    手毬「なに?私忙しいんだけど…手短に話して」

    千奈「実はかくかくしかじかでして…コンタクトをお願いしたくて…」

    本当は秦谷さんと一緒にお願いするつもりでしたけども、ここで会ったのも何かの縁ですわ!当たって砕けろの精神ですわ!

    手毬「…それ、さっき美鈴からも聞いた。なんで私が燐羽にお願いを…」

    千奈「…やっぱり駄目でしょうか」

    手毬「ぐっ!!…べ、別にいいけど…燐羽が聞いてくれるかは分からないよ」

    千奈「!!ありがとうございます!月村さん!」

    やっぱり月村さんは優しい方ですわ。それに秦谷さんも既に伝えてくださっていたなんて…あとで何かお礼をしないとですわね!

  • 39125/03/19(水) 23:21:47

    手毬「ちょっと待ってて、今電話する…もしもし、燐羽?ちょっと頼み事があるんだけど聞いてくれるよね?……そう…千奈から頼まれて……なっ!それくらい頼まれてくれたっていいじゃん!…アイドル辞めるとか言ってたんだし…はっ?だからってアイドル辞めていいわけないじゃん!いい加減にしてよ!……燐羽ぁ〜お願い聞いて〜!燐羽ならこれくらい簡単にできるもん!……ありがとう燐羽!(ピッ)…千奈OKだって。」

    月村さんだいぶ取り乱していらっしゃいましたわ…月村さんの新たな一面を垣間見ましたわ…

    手毬「…なんか次の咲季か佑芽のライブの最前列か関係者席のチケットをお願いされたから確保してあげて」

    千奈「分かりましたわ!…月村さん!ありがとうございますわ!」

    手毬「別に…友達の頼みだし…でも、次のHIFで予選敗退したら許さないから!」

    千奈「!!!はい!わたくし全力で臨ませていただきますわ!」

  • 40125/03/19(水) 23:23:13

    自室
    千奈「ふんふふ〜ん〜」

    (手毬「千奈の連絡先、燐羽に伝えといたからその内連絡来ると思う。」)

    千奈「はぁ…なんとかなりそうでよかったですわ〜」

    花海さんにチケットもいただけましたし、あとは連絡待ちですわー!

    ピロン!
    あら?噂をすれば賀陽さんからメッセージですわ!どれどれ…

    燐羽「今からうちの藍井撫子がそっちに向かうそうだから。あとは2人で話してね。あとチケットはそいつに渡して、あとで私が回収するから」

    千奈「た、対応がスピーディー過ぎますわー!」

    ピンポーン

    千奈「き、来ましたわー!」

    ま、まだ心の準備ができておりませんのに!

  • 41125/03/19(水) 23:25:20

    コンコン

    メイド「お休みのところ失礼します。お嬢様。お客人です」

    撫子「…夜分遅くに失礼しますわ。倉本千奈…さん」

    千奈「藍井撫子さん…」

    やっぱり見間違えではありませんわ。あの時先生の隣にいたのはこの方ですわ…

    撫子「あたくし全てをお話しいたしますわ」

    千奈「!!」

    藍井さん…とても真剣な眼差し…まさか本当に先生とお付き合いを…

    撫子「も…」

    千奈「も?」

    撫子「申し訳ございませんでしたわー!!!!」

    千奈「へ?」

  • 42125/03/19(水) 23:26:57

    どうやらお話しを聞いてみると、藍井さんはNIAでのわたくしに対しておこなった妨害を多くの方から叱責されたこと。謝罪の意を示すためにお詫びの品を選んでいたこと。わたくしを1番知ってるであろう先生にコンタクトを取り、一緒にお詫びの品を選んでもらった事をお話ししていただきましたわ。
    つまり…藍井さんと先生は…

    千奈「…恋仲ではありませんの?」

    撫子「はぁ?あたくしが?誰と?あたくしはアイドルですのよ?恋にうつつを抜かしている暇はありませんわ!それにあたくしに釣り合う男性はなかなかいませんもの!」

    千奈「そ、そうですわよね」

    な、なんだか最近のわたくしに深く刺さるお言葉ですわ…

    千奈「で、でも今後は先生にはお近づきにならないでくださいませ!」

    撫子「先生?あのプロデューサーの事ですの?…言われなくても近づいたりしませんわ」

    千奈「…良かったですわ。わたくし安心いたしまし…」

    撫子「まぁ!でもなかなか素敵な方でしたわ!どうしてもというならあたくしをプロデュースさせてあげるのもやぶさかではございませんわ!おーほっほっほっー!」

  • 43125/03/19(水) 23:28:09

    千奈「…」ニコニコ

    撫子「(ひっ!!顔は笑顔なのに目の奥が全く笑っていませんわ!)じょ、冗談ですわ!ジョークですわジョーク!」

    千奈「…ふふ、藍井さんとはまだお友達でいられそうですわ!」

    撫子「…なんですの今の間は?ちょっと怖いですわ…」

  • 44125/03/19(水) 23:30:05

    撫子「では、そろそろお暇させていただきますわ」

    千奈「い、いえこちらこそご足労おかけしましたわ」

    花海さんのライブチケットも渡しましたし、これで悩みの種も一つ消えましたわ。今夜はぐっすり眠れそうですわ!

    撫子「…気をつけるんですのよ」

    千奈「…藍井さん?」

    撫子「あたくし達はアイドル。スクープを狙ってる記者はいっぱいいますの。それに…かつてのあたくしの様に蹴落とす為に妨害工作をおこなってくる方もいらっしゃるでしょう」 

    千奈「…藍井さん。心配してくださっていますの?」

    撫子「そ、そんなんじゃありませんわ!あたくしはただ…と、とにかく倉本千奈!」

    千奈「は、はい!」

  • 45125/03/19(水) 23:31:38

    撫子「自分のプロデューサーが大事ならしっかり繋ぎ止めて置くべきですわ!でないとあたくしが…」

    その時、藍井さんはいつもの生意気な笑みとは違うイタズラっぽい笑みでこう言いましたの

    撫子「あなたの先生♡とってしまいますわ!」

    千奈「〜〜!!あ、藍井さん!!」

    撫子「しっつれいいたしますわー!」

    まったく!藍井さんったら本当に反省していますの?まぁ、でも…

    千奈「…良かったですわ」

    わたくしの勘違いで、藍井さんと先生はわたくしへのプレゼントを選んでいただいていただけで…

  • 46125/03/19(水) 23:32:51

    千奈「…先生」

    わたくしは藍井さんから渡されたお詫びの品、先生も選んでくださった最近流行りの画材を抱きしめながら…改めて決心いたしますの!

    千奈「せ、先生に…こ、告白いたしますわー!!」

    なんだかとてもへっぴりごしな宣誓になってしまいましたが構いませんわ!最後に勝てば良かろうなのですわ!

    千奈「それに…秘策はありますわ…これを先生にお渡しすれば!」

    恋心を自覚したあの日、篠澤さん花海さんと一緒に選んだこのプレゼント…渡したらもう先生とわたくしの繋がりは確かなものになりますわ!そうとなれば…

  • 47125/03/19(水) 23:33:45

    千奈「こ、これを渡して…せ、先生に…こ、告白を…」

    イ、イメージだけで脳が沸騰してしまいますわー!でも、わたくし決めましたもの!自分の気持ちに嘘はつかないと!だから…先生!

    千奈「首を洗って待っていてくださいませ!」

    第二部「千奈ちゃんは先生の密会を暴きたい!」 完

  • 48125/03/19(水) 23:35:17

    これにて第二部は完です
    第一部よりちょい短めになりました

    ここまで読んでいただきありがとうございます

    慣用句を間違って使っちゃう千奈ちゃんかわいいですね。千奈ちゃんっていい意味で人を巻き込む力があると思うんですよ。人の善性を引き出すと言うか周囲を幸せにする力というか、これが愛嬌っていうやつなのかも知れませんね。

    第三部はいよいよ告白編の予定です。
    続きは今もせっせこ書いてます。

    千奈ちゃんは一体何を用意しているのか。先生は千奈ちゃんの想いをどう受け止めるのか。乞うご期待ということで。ほなまた

  • 49二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 07:03:18

    保守

スレッドは3/20 17:03頃に落ちます

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