- 1二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:47:35
- 2二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:48:23
- 3二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:49:15
- 4二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:55:24
恐らく熹一と龍星もにゃ化して鬼龍の元へ向かい4Pだ
- 5二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:00:19
えっ
- 6二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:02:59
龍星にゃは髪切る前なら多少は需要ありそうなんだよね
- 7二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:03:47
- 8二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:05:23
ちなみに龍星にゃは眼帯つけた巨乳らしいよ
- 9二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:10:33
おオオオオオオオっっっっ!!!!!!!
- 10二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:11:03
「な、なんやまた変態かあっ」
「しかもあの人に似てますよ、なんですかこれガルシアに変わるクローンですか!?」
「にゃあっ🖤」
嘗てのビッグ・ピッグを彷彿とさせる巨体の突撃、完全に不意打ちだったにも関わらず二人が回避できたのは漂う獣臭のおかげであった。
「エロい見た目にゃ、にゃーに近い匂いがするにゃ🖤」
「やかましいんじゃ、あの低い声で猫撫で声なんざ似合ってへん」
3mにも届きそうな巨体、焦点の合わない瞳、垂れ流しになっている涎、毛むくじゃらの体、そして・・・あの宮沢鬼龍と瓜二つの顔面。
「なんだか冒瀆が形を取って歩いてるみたいですね、見てるだけで腹が立って殺意が湧いてきます」
すると、にゃんという掛け声と共に鬼龍にゃが熹一の方へ飛び掛かってきた。
「よるな、ボケがっ」
避けながら撃ち込んだ蹴りが鬼龍にゃの脇腹に突き刺さる。
「ッッッ、硬っ」
「にゃあ・・・🖤」
「熹一さんっ」
蹴られながらも熹一を振り返る鬼龍にゃの視界を龍星のパーカーが覆う、そして勢いそのままに鬼龍にゃの側頭部を蹴り抜いた。
「な、なんですかホントに」
「わからん、しゃあけどまともじゃないのは確かや。多分やけどアレに捕まったら死ぬこともできんで」
「そんなことしないにゃ🖤 一緒に楽しもうにゃ、アンッ」
鬼龍にゃの指先が乳首へと当てがわれる、そして嬌声と同時に飛び出したのは母乳だった。
「うげっ」
「尊厳破壊の極みですね、本人には見せたくない」
そもそも鬼龍が逃げる際に誘導したのだから本人が一番知っているのだが龍星が知るはずもない。二人は母乳を避けながら攻めるか逃げるかをアイコンタクトで相談、そして熹一があることに気付く。
「おい龍星、アイツの顔の方を見ろ」
「うわっ、パーカー溶け出してる!?」
鬼龍にゃの体に長く触れる繊維くらいなら溶けてしまう、これもまたこの戦いのルールであった。
「逃げましょう熹一さん!」
「しゃあけど逃してくれそうな雰囲気やないで」
「それも、そうですねっ」
龍星は鬼龍にゃの元へと駆け出すと顔面へ幻魔を撃ち込む。
- 11二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:13:23
出てきたな、薄汚い鬼龍にゃSSめ
- 12二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:16:49
あうっSSまで投下されるのかあっ!
- 13二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:19:04
どわーっ普段の赤ハート❤️じゃなくて黒ハート🖤出してる辺り闘る気満々やんけ!は、はようトダー500億体呼んでこいや!
- 14二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:31:13
「にゃ?」
「効いてない!」
そのまま無造作に振り下ろされる爪をギリギリで回避する。
「アホっ、最初から目の焦点あってないやろ。多分正気やないだろうし幻魔なんか通るわけあるかっ」
追いついた熹一もサポートで睾丸を蹴り抜く。
「に゛ゃ゛っ゛」
「これが斧旋脚や、まぁこんくらいじゃ倒れんやろうけどな」
「熹一さん、鬼龍にゃの様子が変です」
3m程離れながら鬼龍にゃの様子を伺う。
「うーーーーっ🖤」
蹲りうめく鬼龍にゃ、二人はそれを見て今なら逃げれるか? などと考えていた、しかしその場で逃走するか追い討ちを仕掛けないのがそもそもの間違いだった。
「イク🖤」
ビュルビュルビュルと噴水のような、それでいて粘土よりもよっぽど硬い精液と母乳が獰猛に二人へと襲い掛かる。バックステップで左右に避けたがそもそも鬼龍にゃは液体を当てるつもりはなかった。
ドロドロの液体は1箇所に集まり形を為す、精液とは生命の源。つまり鬼龍にゃ程の濃厚精子は母乳と混ざり合えば単為生殖をし疑似的な魂魄さえも宿る。
若干黄色みがかった液体は人のシルエットをとると腕と思われるものを後ろ手に回した。
「ガッ!?」
「龍星!!」
その直後に龍星が真横に弾け飛んだ。
「にゃあ、今日の相手は荒っぽいだから久し振りに頼むにゃ🖤」
龍星を吹き飛ばしている間にも液体はシルエットから明確な人の形へと変わっていく、液体はやがて固体となりそこには真っ白な眼鏡をかけたおじさんがいた。
精液創造(スペルマクリエイト)と呼ばれる鬼龍にゃの子孫を残す方法であった、自分が飛び掛かれば相手の身体は耐えられない。それを理解した鬼龍にゃは自分の精子と母乳を用いて不完全ながらの単為生殖に励んでいた。
そして熹一はそんなこと理解していないしどうでもよかった、何よりあの人型実体からは自分と似たようなオーラを感じ取ったのだ。
「まさか、さっきのは幻突か!?」
拳聖、日下部丈一郎。鬼龍にゃの不完全な単為生殖によって生み出された中でも最高傑作であった。
- 15二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:37:58
- 16二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:46:53
「頑張るにゃ🖤 頑張ったら今回はにゃーが受けに回ってあげるにゃ🖤」
座り込んで完全に休憩モードの鬼龍にゃ
(もし本当に幻突なら厄介なんてもんちゃうで・・・)
続けて放たれたもう一発の幻突を返し、そのまま丈一郎の首へと纏わりつく。幸いなことに個体になったことにより関節技が通るようになっていた。しかし、
「な、なんやブレた!」
鰻絞めで仕留めようとした熹一の体を霧のように素通り、次の瞬間には熹一の視界が一回転。地面へと倒れ伏し視界には丈一郎の絶妙にブレる素足が写った。
「熹一さん!」
龍星もまた少し離れた場所で丈一郎と防戦一方の撃ち合いを行っていた。
(なんで、どうしてあっちにもあの男がいるんですか!?)
幽玄真影流、霧霞。丈一郎がやっていたのはまさしくそれであった。鼬の観山と違い四人ではなく二人だが精度が違った。3mは離れているにも関わらず分身で二人を同時に相手していた、脱骨術を用いて一瞬で熹一の関節技から離脱するとそのまま合気道で熹一をひっくり返す、そしてそのまま足で背骨を押し潰す。
「がああああっ!」
「あの位置はまずいっ」
助けに行こうと龍星は敢えて丈一郎へ無防備なタックルを敢行、そのまま霧のように分かれた丈一郎を後ろに熹一の元へと向かう。
「後少し・・・ッ!?」
後一歩のところで首根っこを摑まれ龍星は投げ捨てられる。二人に分かれた丈一郎は龍星がタックルで走り出した時には戻りかけていた。
なら誰が龍星の首を摑んだのか、首を横に向けた熹一だけがその正体に気づいていた。
(多分龍星には見えんやろうが何回も喰らったワシにはわかる、透明な腕・・・アレは恐らく幻突やな・・・)
丈一郎は放つだけではなかった、射程は2mあるかどうかでこそあるが幻突を第三第四の自由自在に動く腕として操ることに成功していた。その精度も裁縫ができる程度には研ぎ澄まされている、尤もただの裁縫程度丈一郎ならば後ろ手を組んで五感を全て封じても勘で行えてしまうのだが。
- 17二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:50:28
鬼龍にゃ…生者だけじゃなくて死者も冒涜してるんスけど…いいんスか覚吾とその息子はこれで
- 18二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:02:25
再度丈一郎の足が振り下ろされ地面へと突き刺さる。
「二度も食らうかボケっ」
霧霞は丈一郎だけの特権ではない。
霧のように分かれた熹一も直ぐに立ち上がりその場で震脚を行う。
「幻突はお前だけの特権ちゃうで」
幻突発射、しかしそれらは丈一郎の4発の幻突によって撃ち落とされる、いや撃ち落とすだけではなくカウンターの幻突が熹一に向かってくる。
「なんの、幻突返しじゃあっ」
4発全てをなんとか弾き返すもその間、既に丈一郎は背後に回っていた。
「しまった」
幽玄真影流、双手穿孔拳。嘗て自分の育ての親がまともに喰らった技である。手は既に握られ挟み込む様に熹一の頭へと迫る。
「おおっ!」
なんとか起き上がった龍星が丈一郎を横から蹴り抜くとまたもや霧のように掻き消える。
「大丈夫ですか熹一さ
直後二人は真上に弾き飛ばされる。
幽玄真影流、地踏噴火。象塊にて先に地面に長く重さのエネルギーを与える地面の表層で止めることで自らが退けば地雷のように埋められたエネルギーが上方向へと逆流する幽玄の技、それはさながら小規模の噴火である。
着地するべく下を向く二人はそこで四神を視た。
「「ッッッ」」
上を向く丈一郎から放たれるのは恐らく幽玄の最高傑作、それがどんなものであれまともに耐えられるものではない。
「「おおおおおっ!!」」
円形に放たれる衝撃波に対して熹一は空中を象塊で踏み幻突を発射、龍星は眠っていた心臓の力を無理矢理呼び醒まし謎エネルギーを発射。二つのエネルギーを衝撃波ではなくお互いにぶつけることで相殺、その際に発生した衝撃波を喰らい更に横へ飛ぶことで死の円から抜け出すことに成功した。そしてそんな中でもなんとか受け身を取って二人は着地、フラフラの状態で丈一郎を挟み込むように向かい合った。
- 19二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:02:53
いいんだ化け物にはそれが許される
- 20二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:03:48
強い強すぎる強さの次元が違う
確かにこの男は格闘家の範疇に収まらない
まるで拳聖だ - 21二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:07:10
- 22二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:10:30
やばっ本気で戦いに見入っちゃったよ
鬼龍にゃと丈一郎の材料の事もうそのまま忘れたいと思ったね - 23二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:14:13
こんな良質なホラーアクションssが見れるなんて聞いてないよっ
- 24二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:15:29
普通に面白いのはルールで禁止スよね
- 25二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:26:27
- 26二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:27:32
金時の爺さんが勝てなかったのに説得力が出てくるのはルールで禁止スよね?
- 27二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:51:50
- 28二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 01:02:54
しかし意外なことに丈一郎は来ない、どちらから攻めるべきか決めあぐねているのかそよ風が吹き砂埃が丈一郎の手元の周りに発生する。
「来ないならこっちから行きますよ!」
先に痺れを切らした龍星が駆け出した。
「あかん龍星! 戻れ! 見えてへんのか!?」
バチィン!と鞭のしなるような音が龍星を叩き伏せた。
「龍星!! 地面を見ろや、空気が明らかに不自然な動きしとるやろ! ワシの超鞭打ちと似たようなもんや!」
音速を超えた拳、その程度できないようでは拳聖など名乗れない。音速を超えた拳を周囲に放った丈一郎の半径50cmの円形には攪拌された渦が踊っていた。幻突など使ってはいない、ただ力強く素早い手鞭の群れは全方位死角無しの半円形、侵入すれば皮を剝がれ肉を穿ち骨を抉り人間を消しカスのようにしてしまう、放置すればその肉体は火葬場の灰のようになるだろう。
幽玄真影流、鞭摺鉢。
龍星が原型を保っているのは警戒していた為無意識のスリッピング・アウェイが間に合った実力、そして偶々その滑らせる軌道が鞭の軌道と合致したという運でしかない。
丈一郎は龍星に背を向けそのまま地面をゆっくりと歩を進める。龍星はそれを見ることしかできなかった。
(あの死の円を保ったまま歩けるんですか・・・!?)
砂埃が大きく持ち上がり熹一への目潰しとなる。
「いだっ」
熹一が片手で目を覆い丈一郎の摺鉢の範囲内に熹一が入ってしまった。
(熹一さん・・・!!)
「なーんてな」
しかし熹一はそのままもう片手で丈一郎のデコへと指を叩き込んだ。
「しゃあっ!螺旋釘突き!」
更には目を覆っていた手を思い切り前に伸ばし超鞭打ち、足を掌のように扱い破心掌を一本の足で同時に二発腹へ、二発目は軌道が変わった。エネルギーは心臓を通じて頭へと昇り弾ける。
「塊貫拳、こういうのもあるんやで」
初めてのクリーンヒット、しかし声が出るくらいには回復した龍星は別の視点で物事を見ていた。
「なんで、熹一さんは弾かれてないんだ?」
「底が見えたなオッサン。流石のお前もあの円を維持したまま動くのは無理やったんは空気を見たらわかったで。砂埃は象塊かなんかで軽く前にエネルギーを飛ばしたブラフやろ」
丈一郎の表情が歪みのけぞる、しかしのけぞるだけである。攻撃力だけではない、ここまでの連打に耐えれる耐久力もまた拳聖は備えていた。
- 29二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 01:05:56
カマホモモンスターからこんな真っ当な戦いが産まれるなんて私聞いてないよ!
- 30二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 01:26:01
もしかしてこれを再編して鬼龍にゃ要素を抜きにしたら小説サイトで全年齢対象のTOUGHのハイ・クオリティ二次創作になるんじゃないスか?
- 31二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 01:49:19
鬼龍にゃを抜いちゃダメなんです、鬼龍にゃを抜いたら丈一郎を生やす方法がなくなるんです
- 32二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 02:06:11
「このまま畳み掛けるで!」
熹一が追い討ちをしかける、そして拳がすり抜けた。
「ま、また霧霞か・・・」
「熹一さん・・・?」
「やったらその霧摑んだる・・・おっさんが見せまくってくれたおかげでワシも使えそうや」
熹一が地面を踏み抜くと幻突のオーラが不完全ながら拳の形を纏う。熹一はさながらスポンジのように相手の技を吸収し、オリジナルにアレンジさせる。今はまだ砕けそうな腕だがいずれその形は安定するだろう。霧を摑み投げ飛ばそうとするが不発。
「どうやっとるんや・・・まるで実態がない」
摩訶不思議な現象であった、しかしこれは熹一の視点から解明できるものではなかった。目の焦点が合い立ち上がって観察する龍星の視点からしかわからなかった。
「熹一さん、さっきから拳を当てないで逸らしてばっかり・・・何をやってるんですか!?」
そう、丈一郎は動いていなかった。ただ熹一が拳をギリギリで外していただけ。幽玄真影流には相手の陰を摑む、要するに精神に作用する技がある。丈一郎は熹一の陰に触れ掻き乱していた。現実の位置と視界の位置がズレる、どこを触れても攻撃は外れどれだけ警戒しても全方位が死角となる安定した一撃を当てる為だけの技。
幽玄真影流、消影。霧霞の完全上位互換である。丈一郎がなんらかの構えを見せる。
「まずいっ」
龍星が熹一を助けるべく駆け出すのを無言の幻突で迎撃、珍しく1発しか出ていない幻突をスリッピング・アウェイで回避する、いやしたはずだった。
「がっ」
龍星が後ろから突き上げるような衝撃を喰らい真上に弾かれる。拳聖とは頂点であり到達点に在らず、成長をするものだ。何度も幻突返しを見た丈一郎は対抗策を編み出していた。幻突の軌道を最後まで眼力で見ていた、眼力だけで軌道を操っていた。幻動は滑られた後に再度無防備な龍星へと着弾、肺から酸素を一つ残らず吐き出させるに飽きたらず肋骨を粉砕、そして尚あまりあるエネルギーは体内を均一な衝撃で満たし、龍星の心臓を停止させた。
- 33二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 08:20:10
なにっ
- 34二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 08:47:04
粘土より硬いってなんでだよ
怖いを超えた怖い - 35二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 10:46:47
鬼龍にゃSSの定石だ 汚いはずなのに描写に惹き込まれ続きが読みたくて堪らなくなる
- 36二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 11:15:12
「にゃー🖤 殺しちゃダメにゃんよ🖤」
地面に倒れてピクリとも動かない龍星を目にどこか勿体無さそうに呟く鬼龍にゃ。
丈一郎もまた陰を捕らえた熹一の方を向かずにただのデコピンを打ち込む、一応主の意向はある程度汲むようにインプットされているのか今回は気絶させるだけに留めた。
なす術もなく倒れ伏す熹一と龍星、最早二人に意識などない。
「偉いにゃ〜🖤 眼帯をつけてない方はにゃーが愛してやるにゃんよ🖤」
ゆっくりと鬼龍にゃが立ち上がる、お待ちかねのディナーを食べるような様子で近づく主人を丈一郎は片手で制する。
そこにはプロの格闘家しか感じられない勘があった。
丈一郎の視線は意識の失った熹一ではなく心臓が止まった筈の龍星へと向けられ続けていた。
何かある、まだ終わってない、丈一郎の格闘家としての勘がそう告げていた。
しかしだ、意識を手放した程度で熹一を意識の外に置くのもまた間違いではあった。
直後、丈一郎の頬に痛みが走る。一瞬で腕一個分の距離を取ったところで丈一郎は視認した。意識を失った状態で攻撃をする熹一を、そして背後から無音で近づく気配を。霧霞で回避しようするも身体が金縛りのように痺れて動かない。無理矢理でも首を捻ったところで心臓が止まっていた筈の龍星のストレートを顔面に頂戴し遂にあの丈一郎が片膝をついたのである。
「生きててよかったにゃ〜🖤」
灘神影流、空眼の目付け。
ガルシアの心臓、覚醒。
- 37二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 11:45:46
なにっ空眼