- 1二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:47:35
- 2二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:48:23
- 3二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:49:15
- 4二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 22:55:24
恐らく熹一と龍星もにゃ化して鬼龍の元へ向かい4Pだ
- 5二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:00:19
えっ
- 6二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:02:59
龍星にゃは髪切る前なら多少は需要ありそうなんだよね
- 7二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:03:47
- 8二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:05:23
ちなみに龍星にゃは眼帯つけた巨乳らしいよ
- 9二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:10:33
おオオオオオオオっっっっ!!!!!!!
- 10二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:11:03
「な、なんやまた変態かあっ」
「しかもあの人に似てますよ、なんですかこれガルシアに変わるクローンですか!?」
「にゃあっ🖤」
嘗てのビッグ・ピッグを彷彿とさせる巨体の突撃、完全に不意打ちだったにも関わらず二人が回避できたのは漂う獣臭のおかげであった。
「エロい見た目にゃ、にゃーに近い匂いがするにゃ🖤」
「やかましいんじゃ、あの低い声で猫撫で声なんざ似合ってへん」
3mにも届きそうな巨体、焦点の合わない瞳、垂れ流しになっている涎、毛むくじゃらの体、そして・・・あの宮沢鬼龍と瓜二つの顔面。
「なんだか冒瀆が形を取って歩いてるみたいですね、見てるだけで腹が立って殺意が湧いてきます」
すると、にゃんという掛け声と共に鬼龍にゃが熹一の方へ飛び掛かってきた。
「よるな、ボケがっ」
避けながら撃ち込んだ蹴りが鬼龍にゃの脇腹に突き刺さる。
「ッッッ、硬っ」
「にゃあ・・・🖤」
「熹一さんっ」
蹴られながらも熹一を振り返る鬼龍にゃの視界を龍星のパーカーが覆う、そして勢いそのままに鬼龍にゃの側頭部を蹴り抜いた。
「な、なんですかホントに」
「わからん、しゃあけどまともじゃないのは確かや。多分やけどアレに捕まったら死ぬこともできんで」
「そんなことしないにゃ🖤 一緒に楽しもうにゃ、アンッ」
鬼龍にゃの指先が乳首へと当てがわれる、そして嬌声と同時に飛び出したのは母乳だった。
「うげっ」
「尊厳破壊の極みですね、本人には見せたくない」
そもそも鬼龍が逃げる際に誘導したのだから本人が一番知っているのだが龍星が知るはずもない。二人は母乳を避けながら攻めるか逃げるかをアイコンタクトで相談、そして熹一があることに気付く。
「おい龍星、アイツの顔の方を見ろ」
「うわっ、パーカー溶け出してる!?」
鬼龍にゃの体に長く触れる繊維くらいなら溶けてしまう、これもまたこの戦いのルールであった。
「逃げましょう熹一さん!」
「しゃあけど逃してくれそうな雰囲気やないで」
「それも、そうですねっ」
龍星は鬼龍にゃの元へと駆け出すと顔面へ幻魔を撃ち込む。
- 11二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:13:23
出てきたな、薄汚い鬼龍にゃSSめ
- 12二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:16:49
あうっSSまで投下されるのかあっ!
- 13二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:19:04
どわーっ普段の赤ハート❤️じゃなくて黒ハート🖤出してる辺り闘る気満々やんけ!は、はようトダー500億体呼んでこいや!
- 14二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:31:13
「にゃ?」
「効いてない!」
そのまま無造作に振り下ろされる爪をギリギリで回避する。
「アホっ、最初から目の焦点あってないやろ。多分正気やないだろうし幻魔なんか通るわけあるかっ」
追いついた熹一もサポートで睾丸を蹴り抜く。
「に゛ゃ゛っ゛」
「これが斧旋脚や、まぁこんくらいじゃ倒れんやろうけどな」
「熹一さん、鬼龍にゃの様子が変です」
3m程離れながら鬼龍にゃの様子を伺う。
「うーーーーっ🖤」
蹲りうめく鬼龍にゃ、二人はそれを見て今なら逃げれるか? などと考えていた、しかしその場で逃走するか追い討ちを仕掛けないのがそもそもの間違いだった。
「イク🖤」
ビュルビュルビュルと噴水のような、それでいて粘土よりもよっぽど硬い精液と母乳が獰猛に二人へと襲い掛かる。バックステップで左右に避けたがそもそも鬼龍にゃは液体を当てるつもりはなかった。
ドロドロの液体は1箇所に集まり形を為す、精液とは生命の源。つまり鬼龍にゃ程の濃厚精子は母乳と混ざり合えば単為生殖をし疑似的な魂魄さえも宿る。
若干黄色みがかった液体は人のシルエットをとると腕と思われるものを後ろ手に回した。
「ガッ!?」
「龍星!!」
その直後に龍星が真横に弾け飛んだ。
「にゃあ、今日の相手は荒っぽいだから久し振りに頼むにゃ🖤」
龍星を吹き飛ばしている間にも液体はシルエットから明確な人の形へと変わっていく、液体はやがて固体となりそこには真っ白な眼鏡をかけたおじさんがいた。
精液創造(スペルマクリエイト)と呼ばれる鬼龍にゃの子孫を残す方法であった、自分が飛び掛かれば相手の身体は耐えられない。それを理解した鬼龍にゃは自分の精子と母乳を用いて不完全ながらの単為生殖に励んでいた。
そして熹一はそんなこと理解していないしどうでもよかった、何よりあの人型実体からは自分と似たようなオーラを感じ取ったのだ。
「まさか、さっきのは幻突か!?」
拳聖、日下部丈一郎。鬼龍にゃの不完全な単為生殖によって生み出された中でも最高傑作であった。
- 15二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:37:58
- 16二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:46:53
「頑張るにゃ🖤 頑張ったら今回はにゃーが受けに回ってあげるにゃ🖤」
座り込んで完全に休憩モードの鬼龍にゃ
(もし本当に幻突なら厄介なんてもんちゃうで・・・)
続けて放たれたもう一発の幻突を返し、そのまま丈一郎の首へと纏わりつく。幸いなことに個体になったことにより関節技が通るようになっていた。しかし、
「な、なんやブレた!」
鰻絞めで仕留めようとした熹一の体を霧のように素通り、次の瞬間には熹一の視界が一回転。地面へと倒れ伏し視界には丈一郎の絶妙にブレる素足が写った。
「熹一さん!」
龍星もまた少し離れた場所で丈一郎と防戦一方の撃ち合いを行っていた。
(なんで、どうしてあっちにもあの男がいるんですか!?)
幽玄真影流、霧霞。丈一郎がやっていたのはまさしくそれであった。鼬の観山と違い四人ではなく二人だが精度が違った。3mは離れているにも関わらず分身で二人を同時に相手していた、脱骨術を用いて一瞬で熹一の関節技から離脱するとそのまま合気道で熹一をひっくり返す、そしてそのまま足で背骨を押し潰す。
「がああああっ!」
「あの位置はまずいっ」
助けに行こうと龍星は敢えて丈一郎へ無防備なタックルを敢行、そのまま霧のように分かれた丈一郎を後ろに熹一の元へと向かう。
「後少し・・・ッ!?」
後一歩のところで首根っこを摑まれ龍星は投げ捨てられる。二人に分かれた丈一郎は龍星がタックルで走り出した時には戻りかけていた。
なら誰が龍星の首を摑んだのか、首を横に向けた熹一だけがその正体に気づいていた。
(多分龍星には見えんやろうが何回も喰らったワシにはわかる、透明な腕・・・アレは恐らく幻突やな・・・)
丈一郎は放つだけではなかった、射程は2mあるかどうかでこそあるが幻突を第三第四の自由自在に動く腕として操ることに成功していた。その精度も裁縫ができる程度には研ぎ澄まされている、尤もただの裁縫程度丈一郎ならば後ろ手を組んで五感を全て封じても勘で行えてしまうのだが。
- 17二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 23:50:28
鬼龍にゃ…生者だけじゃなくて死者も冒涜してるんスけど…いいんスか覚吾とその息子はこれで
- 18二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:02:25
再度丈一郎の足が振り下ろされ地面へと突き刺さる。
「二度も食らうかボケっ」
霧霞は丈一郎だけの特権ではない。
霧のように分かれた熹一も直ぐに立ち上がりその場で震脚を行う。
「幻突はお前だけの特権ちゃうで」
幻突発射、しかしそれらは丈一郎の4発の幻突によって撃ち落とされる、いや撃ち落とすだけではなくカウンターの幻突が熹一に向かってくる。
「なんの、幻突返しじゃあっ」
4発全てをなんとか弾き返すもその間、既に丈一郎は背後に回っていた。
「しまった」
幽玄真影流、双手穿孔拳。嘗て自分の育ての親がまともに喰らった技である。手は既に握られ挟み込む様に熹一の頭へと迫る。
「おおっ!」
なんとか起き上がった龍星が丈一郎を横から蹴り抜くとまたもや霧のように掻き消える。
「大丈夫ですか熹一さ
直後二人は真上に弾き飛ばされる。
幽玄真影流、地踏噴火。象塊にて先に地面に長く重さのエネルギーを与える地面の表層で止めることで自らが退けば地雷のように埋められたエネルギーが上方向へと逆流する幽玄の技、それはさながら小規模の噴火である。
着地するべく下を向く二人はそこで四神を視た。
「「ッッッ」」
上を向く丈一郎から放たれるのは恐らく幽玄の最高傑作、それがどんなものであれまともに耐えられるものではない。
「「おおおおおっ!!」」
円形に放たれる衝撃波に対して熹一は空中を象塊で踏み幻突を発射、龍星は眠っていた心臓の力を無理矢理呼び醒まし謎エネルギーを発射。二つのエネルギーを衝撃波ではなくお互いにぶつけることで相殺、その際に発生した衝撃波を喰らい更に横へ飛ぶことで死の円から抜け出すことに成功した。そしてそんな中でもなんとか受け身を取って二人は着地、フラフラの状態で丈一郎を挟み込むように向かい合った。
- 19二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:02:53
いいんだ化け物にはそれが許される
- 20二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:03:48
強い強すぎる強さの次元が違う
確かにこの男は格闘家の範疇に収まらない
まるで拳聖だ - 21二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:07:10
- 22二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:10:30
やばっ本気で戦いに見入っちゃったよ
鬼龍にゃと丈一郎の材料の事もうそのまま忘れたいと思ったね - 23二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:14:13
こんな良質なホラーアクションssが見れるなんて聞いてないよっ
- 24二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:15:29
普通に面白いのはルールで禁止スよね
- 25二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:26:27
- 26二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:27:32
金時の爺さんが勝てなかったのに説得力が出てくるのはルールで禁止スよね?
- 27二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 00:51:50
- 28二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 01:02:54
しかし意外なことに丈一郎は来ない、どちらから攻めるべきか決めあぐねているのかそよ風が吹き砂埃が丈一郎の手元の周りに発生する。
「来ないならこっちから行きますよ!」
先に痺れを切らした龍星が駆け出した。
「あかん龍星! 戻れ! 見えてへんのか!?」
バチィン!と鞭のしなるような音が龍星を叩き伏せた。
「龍星!! 地面を見ろや、空気が明らかに不自然な動きしとるやろ! ワシの超鞭打ちと似たようなもんや!」
音速を超えた拳、その程度できないようでは拳聖など名乗れない。音速を超えた拳を周囲に放った丈一郎の半径50cmの円形には攪拌された渦が踊っていた。幻突など使ってはいない、ただ力強く素早い手鞭の群れは全方位死角無しの半円形、侵入すれば皮を剝がれ肉を穿ち骨を抉り人間を消しカスのようにしてしまう、放置すればその肉体は火葬場の灰のようになるだろう。
幽玄真影流、鞭摺鉢。
龍星が原型を保っているのは警戒していた為無意識のスリッピング・アウェイが間に合った実力、そして偶々その滑らせる軌道が鞭の軌道と合致したという運でしかない。
丈一郎は龍星に背を向けそのまま地面をゆっくりと歩を進める。龍星はそれを見ることしかできなかった。
(あの死の円を保ったまま歩けるんですか・・・!?)
砂埃が大きく持ち上がり熹一への目潰しとなる。
「いだっ」
熹一が片手で目を覆い丈一郎の摺鉢の範囲内に熹一が入ってしまった。
(熹一さん・・・!!)
「なーんてな」
しかし熹一はそのままもう片手で丈一郎のデコへと指を叩き込んだ。
「しゃあっ!螺旋釘突き!」
更には目を覆っていた手を思い切り前に伸ばし超鞭打ち、足を掌のように扱い破心掌を一本の足で同時に二発腹へ、二発目は軌道が変わった。エネルギーは心臓を通じて頭へと昇り弾ける。
「塊貫拳、こういうのもあるんやで」
初めてのクリーンヒット、しかし声が出るくらいには回復した龍星は別の視点で物事を見ていた。
「なんで、熹一さんは弾かれてないんだ?」
「底が見えたなオッサン。流石のお前もあの円を維持したまま動くのは無理やったんは空気を見たらわかったで。砂埃は象塊かなんかで軽く前にエネルギーを飛ばしたブラフやろ」
丈一郎の表情が歪みのけぞる、しかしのけぞるだけである。攻撃力だけではない、ここまでの連打に耐えれる耐久力もまた拳聖は備えていた。
- 29二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 01:05:56
カマホモモンスターからこんな真っ当な戦いが産まれるなんて私聞いてないよ!
- 30二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 01:26:01
もしかしてこれを再編して鬼龍にゃ要素を抜きにしたら小説サイトで全年齢対象のTOUGHのハイ・クオリティ二次創作になるんじゃないスか?
- 31二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 01:49:19
鬼龍にゃを抜いちゃダメなんです、鬼龍にゃを抜いたら丈一郎を生やす方法がなくなるんです
- 32二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 02:06:11
「このまま畳み掛けるで!」
熹一が追い討ちをしかける、そして拳がすり抜けた。
「ま、また霧霞か・・・」
「熹一さん・・・?」
「やったらその霧摑んだる・・・おっさんが見せまくってくれたおかげでワシも使えそうや」
熹一が地面を踏み抜くと幻突のオーラが不完全ながら拳の形を纏う。熹一はさながらスポンジのように相手の技を吸収し、オリジナルにアレンジさせる。今はまだ砕けそうな腕だがいずれその形は安定するだろう。霧を摑み投げ飛ばそうとするが不発。
「どうやっとるんや・・・まるで実態がない」
摩訶不思議な現象であった、しかしこれは熹一の視点から解明できるものではなかった。目の焦点が合い立ち上がって観察する龍星の視点からしかわからなかった。
「熹一さん、さっきから拳を当てないで逸らしてばっかり・・・何をやってるんですか!?」
そう、丈一郎は動いていなかった。ただ熹一が拳をギリギリで外していただけ。幽玄真影流には相手の陰を摑む、要するに精神に作用する技がある。丈一郎は熹一の陰に触れ掻き乱していた。現実の位置と視界の位置がズレる、どこを触れても攻撃は外れどれだけ警戒しても全方位が死角となる安定した一撃を当てる為だけの技。
幽玄真影流、消影。霧霞の完全上位互換である。丈一郎がなんらかの構えを見せる。
「まずいっ」
龍星が熹一を助けるべく駆け出すのを無言の幻突で迎撃、珍しく1発しか出ていない幻突をスリッピング・アウェイで回避する、いやしたはずだった。
「がっ」
龍星が後ろから突き上げるような衝撃を喰らい真上に弾かれる。拳聖とは頂点であり到達点に在らず、成長をするものだ。何度も幻突返しを見た丈一郎は対抗策を編み出していた。幻突の軌道を最後まで眼力で見ていた、眼力だけで軌道を操っていた。幻動は滑られた後に再度無防備な龍星へと着弾、肺から酸素を一つ残らず吐き出させるに飽きたらず肋骨を粉砕、そして尚あまりあるエネルギーは体内を均一な衝撃で満たし、龍星の心臓を停止させた。
- 33二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 08:20:10
なにっ
- 34二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 08:47:04
粘土より硬いってなんでだよ
怖いを超えた怖い - 35二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 10:46:47
鬼龍にゃSSの定石だ 汚いはずなのに描写に惹き込まれ続きが読みたくて堪らなくなる
- 36二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 11:15:12
「にゃー🖤 殺しちゃダメにゃんよ🖤」
地面に倒れてピクリとも動かない龍星を目にどこか勿体無さそうに呟く鬼龍にゃ。
丈一郎もまた陰を捕らえた熹一の方を向かずにただのデコピンを打ち込む、一応主の意向はある程度汲むようにインプットされているのか今回は気絶させるだけに留めた。
なす術もなく倒れ伏す熹一と龍星、最早二人に意識などない。
「偉いにゃ〜🖤 眼帯をつけてない方はにゃーが愛してやるにゃんよ🖤」
ゆっくりと鬼龍にゃが立ち上がる、お待ちかねのディナーを食べるような様子で近づく主人を丈一郎は片手で制する。
そこにはプロの格闘家しか感じられない勘があった。
丈一郎の視線は意識の失った熹一ではなく心臓が止まった筈の龍星へと向けられ続けていた。
何かある、まだ終わってない、丈一郎の格闘家としての勘がそう告げていた。
しかしだ、意識を手放した程度で熹一を意識の外に置くのもまた間違いではあった。
直後、丈一郎の頬に痛みが走る。一瞬で腕一個分の距離を取ったところで丈一郎は視認した。意識を失った状態で攻撃をする熹一を、そして背後から無音で近づく気配を。霧霞で回避しようするも身体が金縛りのように痺れて動かない。無理矢理でも首を捻ったところで心臓が止まっていた筈の龍星のストレートを顔面に頂戴し遂にあの丈一郎が片膝をついたのである。
「生きててよかったにゃ〜🖤」
灘神影流、空眼の目付け。
ガルシアの心臓、覚醒。
- 37二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 11:45:46
なにっ空眼
- 38二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 17:58:29
もしかしてただ撃ち出すだけでも殺傷力があるんじゃないスか?
- 39二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:58:26
き…鬼龍にゃって結構強いし思いのほか言語能力も高いんだな…
もしかして悪魔を超えた悪魔のあるべき姿はこうなんじゃないスか? - 40二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:59:40
- 41二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:13:00
「まだ終わっていませんよ」
龍星が目付け状態の熹一と並ぶ、二人を一息に仕留めるべき丈一郎も行動する。
幽玄真影流、空指斬。爪に空気に乗せ指先の軌道に触れた人体を骨まで切り裂く技。しかし丈一郎の指先が痺れたように動かない。
原因はやはり恐るべき心臓の力。いくら単為生殖といえど不完全、主の命令に従うだけの人というよりモノに近い存在。トダーの回路を停止させる力は不完全ながらこの精液と母乳の塊にも効果を発揮する。
最も心臓の力は連続使用すれば命が危ない、使えるのは僅かな間のみ、その間に龍星を仕留めるなど造作もないだろう。しかし忘れてはいけない。
相手は龍星だけではない。
既に熹一は丈一郎の懐を侵略、空眼の目付けにより陰からは逃れている。
(蠢蟹掌・両撃打)
一度に二発の蠢蟹掌を撃ち込まれさしもの丈一郎も口から血を吐く、尤もそういう風に見える精液と母乳の塊ではあるのだが。
そのまま追撃をしかける熹一から逃れるべく先程から抑えていたエネルギーを地踏噴火で炸裂させる。
「うわっ」
衝撃波に驚いた龍星、しかし吹き飛んだのは丈一郎の方であった。エネルギーは抵抗の少ない方へ流れる、熹一は炸裂寸前で象塊を発動、丈一郎の方へ噴火の勢いを押し付けたのだ。
そして熹一は丈一郎が吹き飛びきるよりも早く背後へと回り足を上げていた。そしてそれを見た龍星も技を合わせた。
『ダブル・コブラ』
コブラ・ソードとシン・コブラを丈一郎の頭へ同時に打ち込んだ。
- 42二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:42:09
遂に、遂にだ、あの日下部丈一郎の身体が倒れ肉体にヒビが入る。
灘神影流でも幽玄真影流でもない、ただの格闘技の技があの拳聖を打ち破った。
「にゃあ!!!!!!!」
この男がやられる姿等初めて見たのだろう、初めて表情が変わった鬼龍にゃが自らで仕留めるべく動く。
まず狙われた熹一が横に飛ぶがその際の気付け薬のような強烈な獣臭で意識を元に戻す。
「くっさ〜」「酷いにゃ🖤」
そして鬼龍にゃが今度は龍星に狙いを定める。
「動きが直線的だぜ」
その直後に鬼龍にゃの足元が爆ぜ、鬼龍にゃの脳天へ衝撃が走った。
「「「ふんっ!!」」」
三獣烈脚、虎と龍と鷹の蹴りがあの鬼龍にゃを怯ませた。
「オトン! それに鬼龍と尊鷹」
「見てられなくなったからな、来てやったぞ」
「鬼龍、元々お前が誘導したんだろう」
「えっ」「なんやとおっ」
尊鷹のネタバラシに二人が怒った。
「お前ふざけんなよこらあっ」
「今ほどあなたを恨んだことはない」
二人の怒りも尤もである、しかしその中には材質こそアレだがあのレベルの格闘家と戦えたことによる若干の喜びも含まれていたことに三人は気づいていた。
「体の芯まで甘ったれの格闘家だな」
にゃ、にゃー・・・とゆっくり立ち上がる鬼龍にゃに尊鷹以外の四人は釘付けとなる。
「5、5対1は卑怯だ・・・」
鬼龍にゃは吹き飛ばされながら両手で乳首を弄っていた。そして、
「にゃー🖤🖤🖤🖤🖤」
今度は両乳首から母乳を吹き出し精液と超至近距離で混合、即座にそれらは人の形となり鬼龍に対して構えを取りながら襲い来る。
「ふんっ」
ダンッ! と二発の弾丸が一回の銃声で発射されたように聞こえるほどの早撃ちでまだ固まる前のヒトガタ2体の脳天を撃ち抜く。先程鬼龍にゃの足元を撃ち抜いたのもそれだ。
「はあっ」
それだけでは倒れなかったヒトガタを静虎の虎腿蹴、一拍遅れて鬼龍の龍腿蹴が下半身を弾き飛ばす、弾き飛ばされた液体は地面に飛び散りそのまま動かない。
- 43二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 00:24:28
嫌がらせに鬼龍だけおいて皆で逃げたらどうなるんスかね
- 44二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:15:21
めちゃくちゃ繁殖 極限まで繁殖
だから今ここで仕留めるんだろ >>43ッ
- 45二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 09:02:43
「鬼龍、今の見たか?」
「あぁ間違いない、俺を襲おうとした時の構えは呪怨だ」
呪怨、灘神影流の歴史上それを使える人間は殆どいない。
「不完全とはいえ輪郭が俺じゃなかった.そうなるとアレは鬼一郎と虎二郎か」
「死者への冒涜が度を越している、そもそもこのお前に似た獣はどこから情報を手に入れたんだ」
その時だった。ドンッ! という大きな音と共に木の幹が何かにぶつかってへし折れる音が響き渡る。
「鷹兄ィ!」「油断したな・・・」
二人の心配も他所に尊鷹の表情は怒りに満ちていた。
「お師匠様・・・」
「葬式にも来なかった分際で大っぴらに怒りを覚えてるみたいだぞ、そら立て」
尊鷹を鬼龍が立たせるとただ見てた二人へ鬼龍が声を掛ける。
「おい熹一、龍星! 拳聖は俺たちがやる。お前たち二人は本体を、あの醜悪な俺擬きを完膚なきまでぶちのめせっ」
「おうっ」「わかりました!」
静虎、鬼龍、尊鷹の三人が拳聖と向かい合う。立ち方は覚束ず体の一部はヒビ割れいつ崩壊してもおかしくない中でもそのオーラは3人を飲み込まんとしていた。
「無様すぎて哀れだな、殺してやる」
「いいや鬼龍、これは弔いだ」
「そうだな・・・私のお師匠様をこれ以上愚弄はさせん」
次の瞬間だった、不可視のエネルギーが解き放たれ三人の獣へと容赦なく襲い掛かった。
- 46二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 09:05:20
油断すると敵の汚さを忘れるんだよね 尻assすぎて凄くない?
- 47二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 09:18:39
「にゃー🖤 今日は楽しく3Pにゃ🖤」
「おうっ、気持ちようぶちのめしたるわ」
「えぇ、二度と起き上がってこれないようにしてあげます」
熹一が震脚、エネルギーを練り上げ幻突発射。しかも今回は一度に二発であった。
「にゃあ🖤」
それを見た鬼龍にゃは自らの体毛を数本引き抜き熹一目掛けて放つ。さながら毒針、刺されば鬼龍にゃの体内で熟成された毒が全身に回る。しかも鬼龍にゃの体毛には返しがついていた。
「させません」
龍星がそれらを地面を蹴り上げることで周囲へ霧散、そして持ち上がった砂埃を身体に纏わせそのまま鬼龍にゃへ向かう。
「破心掌!」
しかし鬼龍にゃに効果はない。
「合わせろ龍星!」
既に熹一は飛び上がって鬼龍にゃの斜め上にいた。
「兜浸脚や!」
兜浸掌の足版、内部から外部へ・・・これを普通の人間が喰らえば脳みそが砕き散る衝撃が伝播し頭蓋骨が砕け頭から何本も突き出すほどである。そして龍星も破心掌をもう一発撃ち込んでいた。
「に゛ゃ゛!゛?゛」
2箇所から同時に加えられた衝撃の波が鬼龍にゃの体内で共鳴する、全身の血管が悲鳴をあげ破けていく、剛毛の下には多数の内出血が浮かんでいるだろう。だが、
「にゃ〜あ〜🖤」
ブン! っと振るわれたつま先は一番最初の頃に加え速度と重さが増して龍星へと襲い掛かる。
「う わ あ あ あ あ あ あ ! !」
「龍星ィ!!!!!!!」
龍星の右腕が、千切れて飛んだ。
- 48二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 09:20:17
- 49二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 10:15:26
「灘神影流・塊蒐拳!」
先に鬼龍が不可視のエネルギーの隙間を戦闘勘のみで潜り抜ける。相手がどうやって襲い来るか、どうすれば攻撃を当てられるか。格闘技だけではなく現代兵器も含めたなんでもありの戦闘経験の数ならば兄弟の中でも鬼龍が群を抜いている。
そしてそれを見た尊鷹が鬼龍に同調、殺法ならば兄弟一の技のビックリ箱が跳躍しうなりをあげる。
しかし、そもそもその技の半分は一体誰が教えたものだったか。体の動きを見てどの技が来るかを見抜いた丈一郎がカウンターを放つべく行動する。
「鷹兄ィ!」
それに鬼龍の至近で駆けていた静虎が反応、活法ならば兄弟一の静虎が丈一郎の技を抑えにかかる。
「くうっ」
「相変わらずだなっ」
そして鬼龍の塊蒐拳が腹に炸裂、更には尊鷹の鷹鎌脚がヒットした。
弱体化しているとはいえもう攻撃をヒットさせた、例えその身体は衰えても、戦闘経験は熹一と龍星を大幅に超えている。しかし、
「があっ」「くっ」
その時、技を受けて距離を取っていた静虎以外の二人が突如地面に倒れ伏した。しかし当の丈一郎でさえも首を傾げるような動作をする。
結論から言うと丈一郎の体はもう限界が近かった。身体にヒビが入ったことにより玄腿そのものが弱体化していた、その時丈一郎は幻突を斜め上に撃ち込み尊鷹を迎撃しようとしていた。しかしそのエネルギーが拳の形を保てる程もう玄腿を維持できずにいた、エネルギーは霧散し壁のように二人を押し潰した。
不完全な幻突、幻流。津波のように広がったエネルギーが二人を押し潰したのだ。
- 50二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 14:01:16
えっ、えっ
- 51二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 20:00:29
お前鬼龍にゃを甘く見たな 鬼龍にゃは容姿と変態性以外はほぼ鬼龍の上位互換の超フルコンタクト生体兵器だ
- 52二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 21:56:02
早く皆を犯したいにゃ♥️
- 53二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 22:06:24
宙を舞う龍星の右腕、それが床に落ちるよりも早く熹一は動いていた。ブォン! と振るわれる豪腕を霧霞にも頼らずに回避する
「遅いわ」
爆丹拳連撃打、音さえも置き去りにする怒濤のラッシュで気を体内で連続爆破させる。衝撃波が鬼龍にゃの全身の毛細血管を破裂させ毛穴から噴き出す血液の勢いが体毛を身体から剥離させる。いいや、それだけに止まらず内臓に亀裂が走り骨が捻じ曲がる、この瞬間鬼龍にゃの体内の骨の総数は3倍以上となった。
「ッ!?」
次の瞬間、恐るべき殺気を背後から感じた熹一が全力で横っ跳び。そして避けた空間へ一直線に不可視のエネルギーが鬼龍にゃ目掛けて走り、爆発する。鬼龍にゃは声さえも上げることはできずに意識を手放した。空気がビリビリと震え逆に周囲が静まり返る。
「熹一さん、僕なら大丈夫です・・・」
「アホッワシごと殺す気か!」
「熹一さんなら避けてくれると信じてましたから・・・」
龍星は左腕を前に突き出していた。その一撃は嘗て熊を爆殺させた恐るべき力と同質のものであった。
鬼龍にゃの体は内側から弾け飛び肋骨と内臓の一部が体外へ排出されていた。
「ガルシアの心臓の力をこれだけ使ったのに倒れてないから、僕も成長したってことなんでしょうね」
すると龍星の左腕がブラんと垂れ下がる。
「でも、これでもう左腕も使えませんね・・・」
龍星はそう言うと立ち上がり呼吸を整える。
「気の施術か?」
「はい・・・止血しないと・・・頭がクラクラしますし」
しかしそんな状態では気の施術などできる筈もなく、それを見兼ねた熹一が、
「ええか龍星、呼吸や。ワシみたいな呼吸をするんや」
熹一が龍星の前に立ち、
「ワシが以前闘った相手にな、柔道の天才がおったんや。そこで手を触れずに止血するヨガの呼吸があるんだと。それをワシ自己流で更にアレンジした呼吸を見せたる」
その呼吸を龍星が何とか真似をする、すると不完全ではあるものの出血が9割近く減じた。
「すごい・・・」「やろ?」
「これなら後は瘡蓋が出来る速度の方が早いです!」
少し明るい雰囲気が二人を包む、その時だった。
ガサリと、何か大きな物が立ち上がる音が響いた。
- 54二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 22:10:28
- 55二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 22:12:27
いやあああああ
- 56二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 22:28:04
「ぐう・・・」
押し潰された鬼龍の首を丈一郎が片手で持ち上げる。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「ガアァァァァッ」
丈一郎が力を込め軽く振るうと鬼龍の靴先から液体が次から次へと溢れ始める。それは赤みがかっているだけでなく一部粉やゼリーのようになっていた。
「これは、幽玄の・・・搾体絞(さくたいこう)か・・・鬼龍ッ」
尊鷹がなんとか体を動かすべく全身に気を張り巡らせる。
それは血液だけではなく全身の内臓や骨までも粉のように砕き足の裏から搾り出す幽玄の技であった。丸一日放置すれば全身の皮や毛さえも粉状になる、いやそうでなくても数十秒振り絞り続ければ主要な臓器はボロボロとなり機能を停止する。
「鷹兄、鬼龍!」
静虎が錐揉み貫手を丈一郎に叩き込むが最低限の動きで回避。
「燕蹴り!」
避けた先で急停止したかと思うとそのまま蹴りを真後ろへ、技を撃った後の隙は当然無い。そしてそれさえも容赦なく躱される。
「はあっ!!」
更にその後に尊鷹が倒れた状態のままサマーソルトキックを放ちながら飛び上がる今度は鬼龍を持ち上げたままの霧霞で不発。
「ふんっ」
しかし、尊鷹もそれだけでは終わらない。そのまま鷹鎌脚へと繋げる。しかしそれさえも不発、その脚は鬼龍へと激突した。
尊鷹が狙い通りとばかりにほくそ笑む。
今の衝撃で丈一郎の手から鬼龍を手放すことに成功した。
「ガフッ、ガハ・・・荒っぽいな尊鷹」
「すまない、これ以外に助ける方法が思いつかなかった」
丈一郎が背後からくる静虎を後ろ手で弾き飛ばすと己の手を見る。先ほど弾き飛ばされた衝撃で僅かながらこちらにもヒビが入っていた。
丈一郎は自分が長くないことを悟った。精液創造には致命的な弱点があった。それは基本的に全盛期の肉体ではあるが固着に一度でも傷がつくと再生できずに加速度的に崩壊することである。
勝つか負けるか、ではない。
相打ちか敗北か、である。
三兄弟も薄々丈一郎の状況には勘付いていた。
- 57二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 22:36:12
敵が精液の塊であることを除けば理想的なタフSSなんだよね 作者は変なクスリでもやってるのか…
- 58二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 22:46:12
- 59二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 22:50:27
- 60二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 22:55:16
待てよしれっと宮沢鬼一郎と宮沢虎二郎もいたんだぜ
- 61二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 23:10:05
鬼龍にゃSSをリアルタイムで読めて嬉しい気持ちとまだこんなおぞましい物を書くマネモブがいたのかという畏怖に駆られる!
- 62二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 23:15:57
猫=神 心を掴まれて当然なんや
- 63二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 23:16:25
うむっ やはり鬼龍は滅ぼすに値する
- 64二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 23:37:48
「嘘やろ・・・」
「えっ・・・た、立てるんですか・・・」
鬼龍にゃが立ち上がった。
出血多量なんてもんじゃない、体の一部は穴が空いて向こう側が見える、内臓なんていくつかは奥に飛び散っていた、人間なら即死状態、機械でもここまで損壊すれば機能停止は免れない、顔面の半分を失い手足のバランスさえも保たれていないのにも関わらず、鬼龍にゃは立ち上がった。
フシュウ・・・といううめきが破けた口から吐息と共に溢れる、その時鬼龍にゃのあばけた部分でウゾウゾと蠢く影があった。
「ありゃ蛆虫かい?」
「ま、まさか・・・そういうことなんですか!?」
千を超える蛆虫が鬼龍にゃの体液により操作され鬼龍にゃの身体を立たせていた。
蠱惑に満ちた声は先ほどまでの聞こえず、獣ともまた違う神経を底冷えさせるような唸り。
二人が恐怖に押されながらも構えを取ったその時だ、
音が、爆ぜた。
直後、鬼龍にゃが取った行動はシンプルだった。
熹一の元へガツンと踏み込み、その顔を摑み、手近な岩肌へと叩きつける。
ただし、
それら一連の行動を音速の2倍の速度で行うとどうなるか。
岩肌には人型の大穴が空き熹一はその中に50cmもめり込んでいた、無論意識はないが死んでいないだけでも神業である、そしてここから空眼の目付けが入り熹一は再度覚醒するだろう。
しかしだ、それを見過ごす程鬼龍にゃも甘くはない。
無言で突撃し再度腹にその拳を叩き込む。
「カハッ、ゲホ・・・オエッ」
あまりの衝撃に目覚めていた意識が目醒める、そしてそのまま熹一を持ち上げ、地面へともう一度振り下ろす。
ズドオォォォォン!! という隕石の落着にもいた音の爆弾が辺りを席巻する。
「熹一さん!」
「熹一!!」
これに思わず丈一郎と戦っていた静虎も熹一を気にかける。別方向へと駆け出す静虎をいつの間にか接近していた丈一郎が摑み取りこちらへ迫っていた鬼龍と尊鷹の方へと投げ飛ばした。
龍星もまた熹一の元へと走り出す。
- 65二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 00:46:32
- 66二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 00:50:20
なんじゃあこのGKドラゴン以上の絶望感は
- 67二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 02:37:13
「そらよっ」
投げ飛ばされた静虎を受け止めた鬼龍が柔道の要領で静虎の身体を一回転させる、そしてその勢いを利用して静虎が着地した。
「熹一は俺の息子に任せてお前はこっちに集中しろ」
「わかっている・・・」
静虎が眼鏡を外し尊鷹の元へサポートに向かう。鬼龍はその時間を縫うように立ち拳銃を向け、狙いを定め射出。
銃弾が丈一郎に直撃するのと静虎の拳が丈一郎に当たるのは同時だった。
その時、尊鷹は鳳腿で飛んでいた。静虎の拳を防ぐべく霧霞をしようとした丈一郎は既に出来なくなっていることに気付き咄嗟に腕を入れてガード、それを銃弾が更に追撃。
パキパキと陶芸が割れるような音が入りその傷が許容を超え、遂に日下部丈一郎の右腕が崩れ落ちた。
続けて尊鷹の跳躍から蹴りが炸裂、差し込んだ左腕にもヒビが入る。しかしここで丈一郎が意地を見せたヒビの入った掌で尊鷹の片足を摑みそのまま持ち上げたのだ。
「なにっ」
「秘中の拳、捩突!」
その左腕を追いついた鬼龍が放った捩突にて破壊。
両腕が破壊された丈一郎は鬼龍に嚙みつきにかかる。
「ぐっ、そうくると思ったぜ・・・」
その時鬼龍は嚙まれながらも丈一郎の舌を摑み引っ張っていた。
「拳聖もこうなってしまえば惨めなもんだ、おい尊鷹・・・終わらせてやれ」
尊鷹が両腕を構えお師匠様の目を見据える。
「死者と直面しても心乱してはならない」
その時丈一郎が今にも壊れそうな肉体を振り絞り最後の一撃を放とうとしていた。
「例え貴方が本物のお師匠様でなくとも慈しみ、祈り、全身全霊で受け止める」
幻流が放たれその衝撃で鬼龍が弾かれる。尊鷹は敢えて喰らい衝撃を体内で流転させる。元から滑らせるなら兎も角喰らってから滑らせるなんて該当は初めてであった、水っぽい音と共に口から血が溢れ出る。
「これ菩薩の境地なり・・・」
それでも尊鷹は決して目を逸らさない、膝をつかない、弱味を見せない。
無理をした日下部丈一郎の全身にヒビが入っていく。
捨て身の拳は"死地に陥れて然る後生く"とは孫子の言葉。
「灘神影流・菩薩拳!!」
腹部へと菩薩が刻まれた次の瞬間、日下部丈一郎の全身が砕け散りイカのような臭いを撒き散らした。
「お師匠様・・・どうか安らかに・・・・・・」
それは決して本人ではなかった、にも関わらず尊鷹は祈らずにはいられなかった。
- 68二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 02:50:19
あの…上振れとはいえこんな化け物ガチャで生み出して本体は生殖特化とか普通に怖すぎて寝れないんですけど…
- 69二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 03:08:34
うーっ続きが気になるぞアニキ
- 70二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 08:50:20
なんじゃあこの高潔なる鷹とイカ臭い展開のギャップは!
- 71二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 16:25:41
「熹一さぁん!!」
鬼龍にゃが即座に龍星を呼ぶ声へと反応、またしても音が爆ぜるが龍星の肉体を捉えるに至らなかった。
ガルシア・アイ、人間離れした動体視力で持ってミリ単位の回避に成功。ドサドサドサと周囲の自然が鬼龍にゃによって薙ぎ倒される音が響き渡る。鬼龍にゃの駆け抜けた軌跡には無数の蛆虫が落ちていた。
「もしかして、あの化け物にとっても・・・?」
龍星の予想は当たっていた。鬼龍にゃには元々優れた免疫力が備わっていた、並の傷ならば特異体質の内臓がフル稼働しその傷を癒す。しかしその内臓を根刮ぎ奪われた鬼龍にゃにはもう使えない。
蛆虫療法とは言ってしまえばタイムリミットであった。自分の体内から必要最低限以上の蛆虫が排出されきった時、鬼龍にゃは本当の意味で絶命する。
それまでに敵を排除しその肉と内臓で以って埋め合わせるしか鬼龍にゃが生きる道は残されていなかった。
肉体のリミッターは既に切れており生物並外れた力と速度を発揮できるが鬼龍にゃが宮沢鬼龍から受け継いだ筈の思考回路や立ち回りは先程熹一をぶちのめした段階で途切れていた。
と、その時だった。
「痛っ」
龍星の頬へ痛みが走る。ガルシア・アイですら反応できない程の速度、気配、小回り、そして何より特徴的なのはその体躯であった。
木の影から移動する際に辛うじて見えた体躯は龍星の身長の半分程か、真っ白の為厳密にはわからないが顔には布のようなものが掛かっていた。
「また新しく生み出したんですかっ」
精液創造、いつの間に射精したのかわからないが恐らくこれがこの戦いに於いて最後の不完全単為生殖となるだろう。
昆虫のように素早く飛び回り下段中段上段を恐るべき速さで撃ち放つ暗殺拳の使い手。
その男の名は、宮沢金時。
単騎で敵国のアジトへ忍び込む潜入術のスペシャリスト、その全盛期の姿であった。
- 72二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 17:24:44
あうっ覚醒してるとは言え両腕が使えない龍星だけで全盛期金時と戦うのかあっ
- 73二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 19:40:34
なんじゃあこの…胸が躍り血肉が沸く闘いは
- 74二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 22:27:45
そこから立て続けに数回金時の攻撃を喰らう龍星、両腕は使えないため足を使って迎撃するしかない。
(この目でも追えないなんて、だったら・・・)
龍星はその場で立ち止まり目を瞑って呼吸を整える。
(気を探るんだ・・・)
第六感で以って金時の位置を探しにかかる、そこから5秒と経たずにその時は訪れた。
「ッ・・・そこです!」
空振り。いいや、金時は龍星の振るわれた足の上に着地していた。その次の瞬間だった、視界が炎に包まれる。
精髄破滅拳。
「ぐわアアアッ!?」
顔が、皮膚が、全身が、今はもう無い筈の右腕からも焼ける痛みが迸る。
それだけではなかった、龍星がたまらず目を開けるとそこには異界が広がっていた。無数の金時、木は髑髏へと姿を変え地面からは殺気の籠った荊が走る。太陽は4つに増え月と同化、今にも落ちてきそうな空の下で呪詛が紡がれ目の前に現れた顔が拳となり
龍星は気がつけば地面に倒れていた。朧げに立ち上がると龍星は右腕で頭を掻き、
「なんで、右腕があるんですか?」
次の瞬間、金時の蹴りが右へと迫る。
「くっ・・・」
右腕でクロスカウンターを決めようとするも次の瞬間、それは煙のように消えていく。
「がっ・・・」
痛みに耐えながらも今度は回転踵落としを加えるもそれは金時の腕に押さえつけられそのまま一回転、しかし地面に落ちる前のことである、首筋に針のような痛みが走った。
- 75二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 22:58:32
二人の元へ追いついた静虎、鬼龍、尊鷹の三人はありもしない場所へ攻撃している龍星を目視していた。
「龍星め、さては幻に囚われたな?」
無数の銃声で最初に一度だけ鬼龍にゃの意識をこちらへ向けた鬼龍がその正体を看過する。
「幻魔とは言ってしまえば幻肢痛や幻覚を見せる技だ、あの爺さんはそこから先の精髄破滅拳を身につけていたが、どうやら独自にアレンジを加えていたようだ」
宮沢金時オリジナル・幻魔道。
つまりは幻の世界への道を作り出しそこに相手の精神を閉じ込める技である。一度封じ込まれてしまえば例え空眼の目付けであっても逃れることはできない。
宮沢金時は拳聖・日下部丈一郎には勝てなかった。
だが、一部分だけでも追い越した分野が無かったわけではない・・・幻の一分野に限り金時はかの拳聖をも凌駕していた。
そして今度は静虎と尊鷹が猫騙しと玄腿の跳躍を用いて二人に当たらないように鬼龍にゃを誘導していた。
「動きが直線的とはいえ速度が速度だ、長くは保たんぞ・・・」
「おい静虎、一度コッチへ来い。お前が今やっているような猫騙しの一撃を俺の投擲する針に合わせろ」
「鬼龍、まさか頚椎にっ」
「あの爺さんの技を破るには一度殺すくらいのつもりでやらなければ無理だ」
そして鬼龍が最後の銃弾を金時目掛けて放つ。金時もそれに反応、自分の腕を貫通させる形で弾丸滑り。
「今だっ」
パンっという大きな音と鬼龍の針が龍星の頚椎に突き刺さるのは同時だった、鬼龍は弾丸に隠れるように針も放っていた。
- 76二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 23:22:09
突き刺さった針は龍星の神経を刺激、更に加えられた音波が脳へと突き刺さり一瞬とはいえ活動停止するか否かの瀬戸際まで追い込まれる。
「くっ、ガハッ!? ・・・・・・はあっ」
龍星はなんとか耐え切った、気がつけば謎空間は消え周りでは破壊されまくった木々が広がる。
「いや、ボーッとしてる暇はない」
謎空間である程度金時の技を受けたからか龍星にはなんとなく癖のようなものが感じ取れていた。
「そこですっ」
蹴り技ではなく頭突きを金時の右腕にかます。先程の弾丸滑りで貫通していた為かボロボロと砕け散った。
しかしそれは金時の想定内。龍星の頭の振り終わりの隙を見逃さない、側頭部目掛けて蹴りを叩き込む。
しかし龍星はその蹴りをスリッピング・アウェイ、金時の攻撃に合わせることに成功。そもそも先程の拳聖もそうだったが精液創造は一度砕ければそこから加速度的に脆く弱くなるのだ、ましてや弾丸滑りは致命を避けるだけで体に傷を入れることに代わりはない。鬼龍の銃弾を避けずに受け流そうとした時点で終わりは始まっていた。
「あの人は本当にどこまで考えているんですか・・・」
わかったところで武闘家の本能にまで染みついた行動は変えられるものではない、自壊してはいけないとわかっていても弾丸滑りという技を覚えている以上灘神影流の使い手はその技につい頼ってしまうものである。
「これでなんとか戦えそうです・・・」
- 77二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 23:25:17
- 78二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 23:40:14
「ぐわああああああ!!」
「鷹兄ィ」
いよいよ誤魔化し避けるのにも限界が訪れた。尊鷹はギリギリで足を掠め地面を引き摺られるように転がった。引っ掛かったメカ・フットは無惨にもひしゃげ尊鷹の足から離れてその辺を転がった。
「世話が焼け・・・ッ!?」
その時鬼龍の立っている地面が崩れた。鬼龍にゃの通った地面が腐りその重みに一部が耐えられなくなったのだ。
鬼龍にゃもまた大穴へと転がり鬼龍を押し潰す。
「ガアァァァァッ!!」
鬼龍の全身の骨がその重みで悲鳴を上げ砕け散る、折れた骨は内臓にこそ突き刺さらなかったものの体外へと突き出し出血、更にその傷口は一瞬で化膿し鬼龍の半身が水風船の如く腫れ上がる。
(総身退毒印・・・だがそれを待つほどコイツは利口じゃないだろう)
「鬼龍ッ!」
静虎がスーツを脱ぐと鬼龍にゃの前へ振り回す。その単純且つ派手な動きに脳代わりの蛆虫が反応、突き出した拳がスーツへと絡まる。
「灘神影流・硬布風車!」
一瞬だけ動きを止めるも即座にスーツが溶け出す、静虎がスーツを手放すと鬼龍にゃがそのまま拳を振り下ろしその勢いで穴から脱出。
「破心掌!!」
穴から這い上がった鬼龍にゃへ背中から破心掌を叩き込むと鬼龍にゃが四つん這いの格好で穴ギリギリのところで立ち止まる。
「くっ、やはりダメージは殆どないですかっ・・・ふんっ」
鬼龍にゃが四足歩行で振り返るのをすんでのところで飛び上がり回避する静虎、しかし直後に静虎は後悔することになる。
振り返った鬼龍にゃによって近くに倒れていた倒木が静虎目掛けて飛んできたのだ。
「まず
ドン!という鈍い音と共に静虎が倒木と激突し落下する。既に意識は刈り取られていた。
- 79二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 23:58:43
「静虎さんっ!」
1分前後で3人がやられ流石の龍星も驚愕する。しかしだ、今戦っている相手は鬼龍にゃではなく金時、まだまだ古文書でしか見たことのない灘神影流の技をいくらでも隠し持つ金時から一瞬とはいえ視線を外したのは悪手という他なかった。
「あっ、しまったっ」
もう遅い、金時のロックオンは済んでおり死角からの恐るべき必殺が迫る。
パァン!
耳を劈くような甲高い音と共にその必殺は不発に終わった。
「えっ、今のって・・・」
次に龍星が横を振り向くのともう一度甲高い音が響く、そこにはヒビが全身に伝播し一定値を超え完全に砕け散る笑っているような金時の姿、そして...
「熹一、さん?」
宮沢熹一の姿が、そこにはあった。
- 80二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 00:10:48
熹一は無言で龍星の後ろへ立つと右肩をゆっくりと持ち上げる、狙いは勿論鬼龍にゃである。
「熹一さん!」
「龍星、こうや・・・」
バリバリと龍星の全身を電撃のようなエネルギーが襲う。そしてそのエネルギーの供給元は熹一の足元だった。
日下部丈一郎は特殊な構えを取ることで四神を幻視させ恐るべきエネルギーを放出した、宮沢金時は相手の精神を閉じ込める精神世界への道を作り出した。そして熹一は、そのどちらも見ていた。
普通の幻突よりも濃い力が右肩から溢れんばかりになる、その衝動により心臓が限界以上に稼働。肩口からは霊体のようなものが漏れ出していた。
「ガルシア・・・?」
その力を感じ取った龍星は不思議とその場で勝ちを確信していた。
そして、何かが吼えた。
最後に鬼龍にゃは、ホンモノの龍を視た。
龍激波動(ドラゴン・ストライク)。
龍の血を引き、龍に惹かれ、そして最後に龍の為に死んだ。
そんなガルシアだからこそ、具現化したイメージもまた龍であった。
その不可視のエネルギーは鬼龍にゃに残っていた細胞と蛆虫を一撃で蒸発させ余剰エネルギーは天へと昇り雲を貫き太陽光を勝者へと降り注がせた。
- 81二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 00:19:50
「ぐおっ、ようやく終わったな・・・」
まず最初に鬼龍が総身退毒印で最低限の処置をした身体を引き摺り穴から這い上がる。
次に片足で静虎を肩に背負った尊鷹が合流。
熹一と龍星は、動かない。
「力を使いすぎたな、一刻の猶予もない。こいつらに合流する前に卵を全て潰しておいて正解だったぜ」
「そうだな、私の脚も新しくつけないといかん」
すると鬼龍が指を刺して、
「それにしても抜け目がないな静虎の奴は」
尊鷹が抱えている静虎の服の内側で手を突っ込む、
「これは・・・」
そこには最低限の活法が施された龍星の右腕があった。しかも意識を失った後も自分の腕を犠牲に支えていたのだから驚きだ。
「偽善者もここまで来るとは驚きだ・・・さぁ行くぞ。もう連絡は済ませた、近くにスペンサー直属の医療部隊が率いている」
「いつの間に・・・」
「元々あの化け物の情報はあいつから受け取ったものだ、気をつけろ尊鷹」
鬼龍がそういうと快晴の空を見て呟く。
「まだ終わってないぞ」
- 82二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 00:30:00
王家の谷と呼ばれる場所に不老宮という宮殿が建っていた。
「小日向博士! 例の猫型兵器がやられたとの報告が!」
「ククク・・・わかっているから静かにしろ。今回は戦闘訓練だ、悪魔を超えた悪魔と呼ばれた男の遺伝子を培養した際に産まれた副産物、それが実戦に耐えうるかどうかのな、元から死ぬことは想定済みよ」
「しかし、それでは姉山様が・・・」
「気にするな、こいつらは量産型、最悪全部やられたとしてもそれらのデータは悪王にキッチリ活かしてみせる。何より・・・」
「何より?」
「脅威は力王だけではないとわかっただけでも収穫だ、そして謎の力もな、今はこの特別な心臓と足の力を培養できないか試している最中だ、この事を姉山様に伝えなさい。この力、思ったより応用が効く。若返りにも手が届くぞ」
黒幕はほくそ笑む。
出会う筈のない者が出会い、紡がれる筈のない物語が紡がれようとしていた。
完
- 83二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 00:30:37
くぅ疲
- 84二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 01:35:19
- 85二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 02:19:59
見事やな…(ニコッ
この鬼龍にゃ化け物すぎないスか? - 86二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 02:34:13
あのぅガルシア・モンスター・フット搭載した鬼龍にゃ見せましょうか?じゃないんだよ えーっ!?
完走おめでとうなのん - 87二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 03:14:48
いやー激戦やったのォですねぇ
- 88二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 08:28:01
いいんだ力王 RIKI-OH世界の住人にはそれが許される
- 89二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 08:28:09
おもしれーよ
- 90二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 09:30:29
副産物レベルであれなら本格的に改良したら拳聖と融合とかやりそうで怖いんだよね
スペルマ・フュージョンにゃ♥️ - 91二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 16:47:31
で、力王とタフのクロスはいつ書くんですか?
- 92二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 17:09:04
面白かったのん
- 93二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 17:26:05
まさか鬼龍にゃがtoughと力王とを繋ぐミッシング・リンクとは…驚きましたよ…
- 94SS書き者25/03/24(月) 17:50:15
材料は与えたんだからお前らが書くの、待ってるよ・・・
- 95二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 21:40:03
そろそろ鬼龍を折り返すのんゴロンヤメロォォ
- 96二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 21:59:19
もし雑賀力王が不老宮を止めなければガルシアの心臓の力と玄腿で幻突を放つ鬼龍にゃ軍団が更に精液創造で数を増やしてくるなんて刺激的でファンタスティックだろ?
- 97二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 01:23:40
お見事です作者ボーあなたは強い筆と多彩な語彙を引き出せる賢い頭の持ち主だ