- 1二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 15:59:10
- 2二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:00:17
ジャンボウサギかな?
- 3二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:01:20
30分後
ドリジャ「どうやら落ち着いたようですね。もうすぐ『晩御飯』の時間ですし、そろそろ準備に取り掛かりましょうか。トレーナーさんが帰ってくる前に。」
ドリームジャーニーはその新鮮な「ブツ」を、台の上に置く。
ドリジャ「トレーナーさんが気に入ってくれるといいのですが。」 - 4二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:05:13
ドリジャ「こういうのは下処理が大事なのです。時間をかけてはいけません。『味』が悪くなってしまいます。」
ドリジャは包丁を持ち、ターゲットの2箇所を手際よく仕留めた。
ドリジャ「うまく行ったようですね。」
続いて細い針金のようなものを取り出すと、今、まさにジャーニーが開けた「傷」に突き立てる。
ドリジャ「ここまでいけばとりあえずは安心です。しかし、気を抜いてはいけません。まだ噛み付くこともありますから。」
ドリームジャーニーはターゲットの目元を持つと、再びそれを氷水の中へと戻した。
ドリジャ「10分ほど、この中にいてくださいね。」 - 5二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:06:15
血抜きを真水でするのはよくないぞ
- 6二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:06:26
うっかり聞いちゃったウマ娘が青い顔して11まで押してそう
- 7二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:07:02
おかしい…ただ料理しているだけのはずなのに怖い…
- 8二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:07:06
精力増強させて何するんだろうなー()
- 9二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:07:41
なんかこのジャーニーザリザリしてるんだけど
- 10二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:07:43
なりきりでなんか捌くスレかと思ったら違った
お料理ドリジャスレだった - 11二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:11:58
約10分後、ジャーニーは再びブツを取り出す。
氷水は赤く染まっていた。
ドリジャ「うまく行ったようです。とは言え、これはまだ準備。ここからが大事なのです。」
ジャーニーは手際よくターゲットの水気を拭うと、何やら「道具」を取り出し、ターゲットを擦り付ける。
ドリジャ「ここでの丁寧な『仕事』は本当に大事ですね。」
包丁の背を使い、ターゲットの肌を舐め回すように擦る。
ドリジャ「ふむ。このぐらいでしょうか。」
満足した様子のドリームジャーニー。
ドリジャ「さて、私の美しい刃物捌きをご覧あれ。」
ターゲットの肌に刃先を突き立てると、瞬く間にターゲットは美しい『中身』を晒す。
ドリジャ「脂も乗っていて、とても美しいですね。」
恍惚とした表情を浮かべながらターゲットを冷蔵庫にしまうと、ドリジャはそそくさと外へ出た。 - 12二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:20:05
ドリジャ「ふむ、ここら辺でいいでしょうか。」
トレセン学園の敷地は広い。エリート揃いのトレーナーでも遭難する者が出るほどに。ジャーニーはそんな学園の広さに感謝すると、準備に取り掛かる。
ものの数分で、準備は整った。
ドリジャ「ここからが正念場です。あまり時間をかけすぎてはいけない。」
ジャーニーは台の上に藁を敷くと、急いで台所へと戻った。
ドリジャ「さて、『楽しい時間』ですよ。」
ドリームジャーニーは徐に懐からマッチを取り出すと、藁に火をつける。
一気に燃え上がる藁の様子に満足感を感じたジャーニーは、微かな笑顔を浮かべながら、ターゲットをその燃え盛る藁の上へと放った。
ドリジャ「まったく、相手の顔を思い浮かべながら『料理』をするというのは、なんとも言い難い幸福ですね。」
愉悦の表情を浮かべるジャーニー。しかし、気を抜いている場合では無かった。 - 13二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:24:46
ドリジャ「おっと、そろそろ頃合いですね。これ以上は火が入りすぎてしまう。『半生』ぐらいがちょうどいいのですよ。」
ジャーニーはターゲットを火からおろす。ターゲットの肌は、こんがりと焦げて、なんとも言えないスモーキーな香りが辺りには漂っていた。
ドリジャ「さて、急がなくては。」
ジャーニーは火の『始末』をすると、そそくさと台所へ戻った。
ドリジャ「さて、中はいかほどか。」
ジャーニーは慎重にターゲットに刃を入れる。黒く焦げた肌の向こうからは、美しい赤色をした肉が見えた。
ドリジャ「素晴らしい出来栄えです。うまく行きましたね。」 - 14二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:29:41
ドリジャ「さて、メインはうまく行ったので、あとは取り巻きの処理ですね。」
ジャーニーは冷蔵庫からゴロゴロとしたものを取り出すと、それをすりおろし、緑色の怪しい葉っぱを取り出すと、細かく刻み、ターゲットにふりかけた。
ドリジャ「あとはもう一仕事。」
ターゲットをタッパーに詰め、茶色い液体をかけると、大事そうにそれをカバンにしまう。
ドリジャ「ここからは誰にもバレないように、慎重にいかなくては。」
後始末をしつつ、静かに台所を後にしたジャーニーは、急ぎ「集合場所」へと向かった。 - 15二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:36:19
トレーナー室で仕事をしていると、扉が開いた。
担当のドリームジャーニーは今日のトレーニングを終え、2時間ほど前に寮に帰ったはずで、今、このタイミングでこの部屋を訪れる人物に心当たりはない。
不審に思いながら扉の方を見つめるが、誰かが入ってくる気配もないようだった。
「風か…?そこまで建て付けは悪く無かったはずだが。」
訝しみつつも、扉に近づく。微かに漂う担当の香水の匂いと、それに隠れつつもはっきりと匂う香ばしい煙の匂い。背筋にひんやりとした何かを感じつつもドアノブに手をかけたその時、部屋の電気が落ちた。 - 16二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:43:21
「うわぁ!?」
我ながら素っ頓狂な叫び声を上げたが、その瞬間、何か柔らかいもので口を塞がれた。
室内は真っ暗で周りの様子は何もわからない。
頭が混乱し続けている状況で、自分の身体がひょい、と空中に持ち上げられるのを感じる。
どうにか逃げようとジタバタと手足をばたつかせていると、ソファの上に下ろされたようだった。
「トレーナーさん。」
少し戸惑ったような、慌てたような。
聞き馴染みのある声にハッとする。
自分の身を案じている場合ではない。
担当のドリームジャーニーが近くにいるのか?
ジャーニーは無事なのだろうか?
慌てて、「ジャーニー!?大丈夫か!?!?」
と声を出し、ソファから立ちあがろうとすると、担当の声が聞こえた。
ドリジャ「どうか落ち着いて。すぐに終わりますから。」
どういうことか聞こうと声を上げようとした瞬間、破裂音が室内にけたたましく鳴り響いた。 - 17二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:52:46
音に驚き、立ちあがろうとしたその瞬間、強い力でソファに押し付けられた。
ドリジャ「捕まえた。」
担当の声と共に、目の前が明るくなる。反射的に目を覆い、恐る恐る目を開くと、目の前に現れたのは豪華な『ディナー』であった。
ドリジャ「お誕生日おめでとうございます、トレーナーさん。真心を込めてご用意しましたので、ぜひお召し上がりください。」
ソファの前にあるテーブルに並んでいるのは、香ばしい香りを漂わせる鰹のタタキを始めとする美味しそうな料理の数々。そして、小さめのケーキまで用意されている。
「ジャーニー、これは…?」
ドリジャ「たまたま新鮮なカツオが手に入りまして。トレーナーさんの誕生日でもありますし、せっかくの機会ということで小さなサプライズをご用意致しました。気に入っていただけませんでしたか?」
少し不安そうな声を聞き、ハッとする。
「そんなことないよ、嬉しい。ありがとう、ジャーニー。」
ジャーニーの両手を握りながら目を見てそう伝える。
少し驚いた顔をしたジャーニーは、目を逸らしながら、「喜んでいただけて何よりです。それでは召し上がってください。」と答えた。 - 18二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 16:56:51
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- 19二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 17:02:47
ジャーニーが作ってくれた鰹のタタキは絶品で、香ばしさに鼻を満たされ、舌に乗せるとその脂と香ばしさが口いっぱいに広がった。
それでいて油はくどくなく、乗せられた生姜や大葉が爽やかさをもたらしてくれる。
それ以外の料理にも舌鼓を打ちながら食べ進めていると、隣の担当は一切料理に手をつけていないことに気づいた。
「ジャーニーは食べないのかい?」
そう聞くと、ジャーニーは少し困った顔で。
ドリジャ「トレーナーさんのために用意したものです。トレーナーさんの気が済むまでお食べください。私のことを気にする必要はありませんよ。」
と、返した。
確かにどの料理も絶品であり、箸は止まらない。
しかし、だからと言って1人で食べても仕方ないのである。
「はい。」鰹のタタキを一切れ箸で摘むと、それをジャーニーの口元へと持っていく。
ドリジャ「トレーナーさん?」
困惑した様子のジャーニー。
「俺1人で食べても仕方ないからさ。一緒に食べようよ。とても美味しいよ。」
そう告げると、ジャーニーは仕方のない人ですね、と笑いながら、しばしの逡巡のあと、意を決したように差し出した鰹のタタキを食べた。 - 20二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 17:14:46
まったく、トレーナーさんには困ったものです。
ドリームジャーニーは胸の中でそっとそう呟く。
トレーナー室の電気が消え、パニックになりながらも、私の香水の匂いに気づき、私の心配をするとは。
そして、あろうことか私の作った料理に喜ぶばかり、私に直接食べさせてくるとは。
所謂「あーん」をされたジャーニーは真っ赤になりながら、冷静にそう振り返る。
正直、自分にとっても計画していたこと以上のサプライズとなったが、今はこの状況を楽しまなくては損だろう。
ドリジャ「トレーナーさん、こちらもいかがですか?」
お返しとばかりにトレーナーさんの口元へ箸を近づけると、トレーナーさんは迷うことなくそれを食べ、魅力的な笑みを漏らす。
「うん、とても美味しいよ、ジャーニー。」
それはよかったです、と返しながら、心の中では「全く良くない!」と叫んでいた。
私の担当トレーナーさんは、とても真面目で、そして純粋である。そこが魅力的なのだが、こういう時にはその純粋さが恨めしくもなる。
「今度、遠征支援委員会で高知に行くことがあれば、ぜひ本場の鰹のタタキを体験したいものですね。」
我ながら会心の出来だった鰹のタタキを食べながらそう言うと、トレーナーさんは、「そうだね、委員会と言わず、今度一緒に行こうか」と何も考えていないかのように返した。 - 21二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 17:30:08
残り数切れとなった鰹のタタキをご飯茶碗に移し、上から熱い出汁をかけて、出汁茶漬けのようにして食べる。
メインディッシュの締めとしてそんなアレンジを披露し、小さなケーキを2人で分けながら食べ合い、思い出話や他愛のない話に花を咲かせていると、時刻は寮の門限時間を優にすぎていた。
ドリジャ「おや、私としたことが」
今思い出したように時計を見ながらそう呟くと、トレーナーさんも時間に気づいたようだった。
トレーナー「ありゃ、やっちゃったな。」
ドリジャ「名残惜しいですが、ここら辺でお開きですね。」
そう告げると、トレーナーは笑いながら、「もう、この時間に帰っても怒られちゃうでしょ」と言いながら電話に手を伸ばす。
ドリジャ「トレーナーさん?」
怪訝に思いながらトレーナーを呼ぶと、トレーナーさんは人差し指を口に当てながら、「はい、打ち合わせが伸びてしまって…はい、大丈夫です。はい、もう少しかかりそうなので。はい。よろしくお願いします。」と電話相手と会話をすると、少しバツの悪いような笑顔をしながらこちらに顔を向けた。
トレーナー「ごめん、名残惜しいから、外泊することにしちゃった」
トレーナーさんが告げた予想外の一言に一瞬、思考が止まる。
トレーナー「だからさ、ここ片付けて、一緒に帰ろうか。」
未だに混乱が落ち着かない中、後片付けを始めると、自然と笑いが込み上げてくる。
ドリジャ「偶には、こういう日もいいものですね。」
そう告げると、トレーナーさんも、そうだね、と返してくれた。 - 22二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 17:38:37
一緒にトレーナー室を出る。
いつもはそのあとバラバラの道へと進むが、今日は帰路も一緒だ。
トレーナー「悪い、ジャーニー、家の鍵を開けてくれないか?」
自分の誕生日だというのに、頑なに「女性、しかも大事な担当に重い荷物なんて持たせられない」と荷物を抱えたトレーナーさんがそう頼んできたのは、トレーナーさんの家に辿り着く少し前だった。
ドリジャ「構いませんよ。それぐらい。」
そう返すと、つい、自分の鞄の中からトレーナーさんの家の鍵を出してしまう。
慌ててしまい、トレーナーさんに鍵を渡してもらうか考えたが、トレーナーさんは全く気づいていないようだったので、そのまま自分の鍵でトレーナーさんの家の鍵を開けた。
こういう時は、自分のトレーナーさんの天然具合に救われるのだが、担当としてはトレーナーの身が心配にならなくもない。
そんな担当の心情を知らずに、トレーナーさんは声をかけてくる。
トレーナー「今日はもう遅いし、トレーニングに料理にと大変だったでしょう?早くお風呂入りな。」
そんな優しい声にありがとうございます、と返しながら、そそくさと風呂場へ向かった。 - 23二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 17:51:25
今日のゴミを捨て、彼女が風呂で汗を流している間にジャーニーが泊まるための準備をして、その後に空いた風呂に入る。
自らのためにこんなにも準備してくれた担当に改めて感謝をしながら風呂から上がると、ソファで担当が寝落ちしていた。きっと朝から、いや、それ以前から今日のために色々と大変な準備をしてくれていたのだろう。
「お疲れ様、今日はありがとうな。」
そう声をかけ、ジャーニーをベッドに寝かせる。
自分のベッドを彼女は嫌がるだろうか、と若干思いつつも、ソファに担当を寝かせるわけにもいかない。
彼女が静かな寝息を立てている様子を見て安心すると、こちらも眠気が襲ってきた。
「おやすみ、ジャーニー。」
そう静かに告げると、自分もソファに横になった。
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幸せな夢を見ていた。
トレーナーさんに優しく包まれ、一緒にどこまでも旅路を進んでいく夢を。
ふと目を開くと、真っ暗な部屋の中、私はベッドに横たわっていて、近くのソファにはトレーナーさんが静かな寝息を立てて寝ていた。
ベッドから起き上がり、ソファに近づく。
「ジャー…ニー…」
微かな声にドキッとした心臓は、大きな音を立てていた。
この心音がトレーナーに聞こえないことを祈りつつ、彼の首筋へと口を近づける。
はむ、と喰んだ首元からは、私の大好きな匂いがした。
「トレーナーさん、貴方を極上の旅路へとお連れしましょう。だから、貴方も私と共に、夢を追ってくださいね。」
そう、語りかけると、トレーナーに毛布をかけ、私は彼の匂いのするベッドへと戻ったのである。 - 24二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 17:53:44
ドリジャが不穏な言葉を使いながらトレーナーに料理を作るスレを書いてたつもりがなんか違う方向に飛んでいった。
SSなんて書くのも10年ぶりぐらいだし、料理作って帰ってきたトレーナーと一緒に食べるストーリーにするはずがこうなってしまったので、1レス目から矛盾が生じてたり、途中で文体が変わったりしているのは勘弁してくほしい。
とりあえず今言えることは一つ。
高知行って鰹のタタキ食べたい。
おわり。 - 25二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 18:04:43
極主婦道かな?
- 26二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 22:09:41
なぜ鰹のタタキだったんだ…