- 1二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 17:54:49
さぁ腕に自信のあるブラザーは今すぐ惑星カダクへ迎え! 蛆虫ティラニッドを失神KOさせろ!
急げっ! 乗り遅れるな! 銀河の平和を掴むんだ!
“インペリアル・ラッシュ"だ!
日本公式
購入場所 | ウォーハンマー日本ウォーハンマーホビーを始めるのに必要なものと、ウォーハンマーの購入場所を知ろう。warhammer.jp前スレ
聖人を超えた聖人として知られるサングィニウスの正体見たり!|あにまん掲示板息子達に脈々と受け継がれる二つの遺伝病から推測されるその本性は屍肉を喰らい怒りのままに暴れまわる野蛮人のような男だったのかあっ!!40k、AoS、FB、ブラッドボウル、そして俺だこのスレに話題を提供す…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 17:57:56
立て乙
銀河の平和なんてとれるんっスか?忌憚のない意見ってやつっす - 3二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 17:59:51
- 4二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 18:03:58
まぁ安心して すべての異端を滅ぼせば皇帝の名の下に銀河は平和になりますから
- 5二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 18:04:26
>銀河の平和
なんか40k宇宙には存在しなさそうな概念なんスけど…
- 6二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 18:05:13
- 7二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 18:05:45
平和だと?なめてんじゃねえぞコラ!(ゴッ
ケイオス・フォーを裏で操るノッティンガムの“あの暗黒神”が許すわけねえだようが!(ゴッゴッ - 8二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 18:05:59
ケイオスに染まれな全部平和になるのん
- 9二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 18:06:09
へっ何が平和や 偽りの皇帝の下で臣民はカスみたいな生活と地獄のような義務を課せられてる癖に…
- 10異端審問官25/03/23(日) 18:08:22
- 11二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 18:15:44
真の皇帝陛下は彼方の宇宙より優しく見守ってくださるんだ
だから四本腕をしていてもマイ・ペンライ! - 12二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 18:16:28
peace…?おめえスクイッグより頭悪いんじゃねえか?インゲンの欠片はpieceって書くんだよ!
分かったか!行くぜ!野郎ども!いくさだァァァア! - 13二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 18:18:51
平和の手段も色々あるがこの"大善大動"に従い一丸になって動く事こそが最高だと自負している
- 14二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 18:21:31
異種族のタウは去れっ!
- 15二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 18:24:26
も、もうこうなったら究極浄化を要請するしかない…!
- 16二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 18:25:43
平和ぁ? 冗談だろ?
皇帝の嫌う機械の神聖化が進んでるほどに腐敗してる帝国にそんなものを齎せる力があるわけないだろ - 17二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 18:31:08
もしかしてヴォータンって傷が低すぎてまともに耐えられないソロリタスと同じタイプ?
火力だけはバカみたいに出せる所も含めて似てるんだよね
個人的にバイクだけはコスト相応以上に強いと思ってんだあの機動力と火力でそれなりの傷してて結構被害被ったんだよね - 18二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 20:44:25
まいったなァ
キルチームのゴアモンガー眺めてたらワールドイーターにも手を出したくなっちゃった
23年発売のバトルフォースがアングロン+エイトバウンド2セット+バーザーカーで約3万とかいう破格を超えた破格だったの知って今更後悔してるのが…俺なんだ! - 19二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 21:00:55
23年度ワールドイーターバトルフォースは公認ではない実店舗行くと結構売れ残って値引きされて置いてある印象っスね
それよりGWS限定のコーンロードオブスカルとディファイラーの入手が金額的に結構キツいんだ
- 20二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 21:44:03
- 21二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 21:48:38
ワシもエルフでドライアド主体の勢力使ったとき同じこと思ったんだよね、トータルウォーウォー凄くない?
- 22二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 21:51:48
- 23二次元好きの匿名さん25/03/23(日) 22:14:58
- 24二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 00:36:33
- 252225/03/24(月) 00:40:16
ちなみに50行くらい翻訳してたらデータぶっ壊れたんで1回5〜10行ずつ位でやって一々文字化けせずに開き直せるか確認した方が良いらしいよ
だから一人が延々やるより大人数でちょっとずつやった方が良いんだよね、キツくない?
- 26二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 00:42:03
待てよ、PCさえあれば必要なものはこのスレで公開されてるから一日15分位で参加可能なんだぜ
- 27二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 08:51:43
気軽にアップロードできる場所を用意するべきなのかもしれないね
- 28二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 11:51:12
- 29二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 17:35:24
スペースマリーンが人類希望の星であることが理解できますね…ガチでね
- 30二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 18:10:08
思ったけどどうして人類の99%をスペースマリーン改造とかしないのか教えてくれよ
いや聞いて欲しいんだ
99%は言い過ぎでも、30%でも50%でも改造できたら十分な数にはなるはずだしすぐにこんな闘争も終わると思ってんだ
もしかして予算だとか総主長因子に関係があるタイプ? - 31二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 18:23:00
- 32二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 18:26:45
先ず死亡率バカ高い試験に参加する前段階でも死なない程度の篩分けが地元で行われていると思われるが…
雑魚ばっか送って全員あっ一発死んだっ!ってなったら大恥なんてもんじゃないんだよねパパ
しかも全ての試験を突破した強きものでも強化手術の過程で割とよく死ぬ… - 33二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 18:29:13
- 34二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 18:56:49
なんでって…皇帝陛下は征戦中はメチャクチャ忙しくてそれどころじゃなくて、
そうこうしてる間に皇帝陛下は半死半生になって総主長達も表舞台から一時退場して、
そんでもって帝国の技術発展が止まって文明後退しまくってるからやん - 35二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 18:59:58
- 36二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 19:12:08
ここもまた帝国の悪しき技術保管方法に影響されている
やっぱホルスって野郎はクソだな
今のマリーンが新しきマリーンを産むのだ、って生きる培養槽でありながらバンクの役割も担う事だったんすね
スペースマリーン(ウォーハンマー40K) - アニヲタWiki(仮)登録日:2019/05/19 (日) 15:49:55 更新日:2025/02/08 Sat 15:39:38 所要時間:約 38 分で読めます ▽タグ一覧 SF TRPG かの者ら、恐怖を知らざる者...w.atwiki.jp感謝するよブラザー! これでまた一つ知識を深めることができたぞ!
- 37二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 19:14:19
- 38二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 19:16:32
恐らくブラザーの骸をきっちりと埋葬できる目処が建てられた事も喜んでいると思われるが…
- 39二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 19:52:03
フューリー迎撃機部隊を入力するとファイルが壊れるんだよね、脆くない?
もしかしてフュが駄目なタイプ? - 40二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 20:14:55
ウム…マリーン製造に関してはミリタルムが独自にテンペストやカサーキンみたいな精鋭作ってる時点で推して知るべしなんだなァ…
- 41二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 20:15:24
- 42二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 20:35:03
このレスは削除されています
- 43二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 20:36:45
カステラン…聞いています
海外ではベイマックスと呼ばれていると - 44二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 20:47:43
- 45二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 20:48:50
- 46二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 20:53:07
- 47二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 20:53:35
ウオオオ偽りの皇帝に死を!
- 48二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 20:55:12
設計局大丈夫?カステランとか無人兵器は帝国教条的に結構ギリギリみたいだけど
その辺許そうなダークメカニカムとかもっと配備されてもよさそうッスけどやっぱり発展型がディーモンエンジンなタイプ? - 49二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 20:55:44
- 50二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 20:58:16
Totalwarシリーズの新作発表があるらしいスけどAOSか40kの発表が来てほしいですね…マジでね
- 51二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 21:00:01
デザインが古臭すぎて逆に好きなのが俺なんだよね
- 52二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 21:02:51
フォールアウトのプロテクトロンを思い出したのが俺なんだよね
- 53二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 21:05:58
- 54二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 21:12:13
AOSはマジで来てほしいよねパパン、40kはちょっと規模的に無理そうなのん……
- 55二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 21:22:35
https://drive.google.com/file/d/1Ag4_4Ful01Hf5aDVShQXJG5ZkJxQuapd/view?usp=sharing
取り合えず動く範囲でチョコチョコ翻訳した奴置いとくのん…
- 56二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 21:35:18
翻訳箇所的に置き換えでやったタイプ?ちゃんと動くのは見事やな…
- 57二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 22:16:17
- 58二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 22:55:50
マサイの戦士騙されない ケイオス神の注目を集めるには元から強き者…じゃないとダメなのはニオイで分かる
ディーモンプリンスになったメスブタってローガーを混沌堕ちさせたり
人間のままグレーターディーモンをパクパク食ったりしてるんだよね 無理じゃない?
- 59二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 23:21:35
- 60二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 00:39:28
- 61二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 02:13:49
あの…図解風なのにマトモな説明文が弾倉の位置ぐらいしか載ってないんスけど…
- 62二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 02:51:33
久々にデスウォッチ要素抜いてレイヴンガードのヴァンガードで軽く動かす練習したんだぁ
その結果デスウォッチより遥かに低コストで同じことが出来るという事がわかった
ベテランのやたら高い攻を生かさないならテレポエリミネイターにインヴィクターの護衛まで付けてフィールド端カサカサ動けるんだよねずるくない?
しかも全体隠密のせいでサプレッサースカッドの制圧射撃が洒落にならないぐらいウザイ事になる - 63二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 07:39:20
- 64二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 08:13:14
うああああああウォーハンマースレが大量に続いている
- 65二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 08:29:05
- 66二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 14:50:15
- 67二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 15:03:40
帝国全体に言えることやが…とうに多くの技術の原理が失われ結果のみを誇る!
カストーデスやアスタルテスの強化手術も例外ではないんだ、悔しいだろうが「そんくらいで?」なことですぐ機能しなくなるんだ
でも初期の初期はメスブタマリーンもいたはずなんだよね、でもメスブタ金型は当時のGWSには技術的・採算的にキツくて歪み空間送りにされたんだァ - 68二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 15:03:50
総主長に近ければ近いだけ遺伝種子による身体の作り変えが少ないから適正が上がるんや
一番影響が少ないウルトラマリーンですら年を経るごとにグィリマン顔に近づいていくしルナーウルフにいたっては植えた奴が短期間で全身ホルスになったりするんだよね怖くない?
- 69二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 15:09:23
男性のホルモンバランスと遺伝子にのみ互換性があるという設定があったんだよね
GWの突発性それやっぱナシ病が発動しない限り女性マリーンは無理です
ディーモンに憑依されて全身バキバキになってパワーアーマー着て戦ってたミリタルムは居たけどね! - 70二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 15:10:35
たしかカストーデスのメスブタァッが存在する設定的理由づけとしては「どうせ原型留めないくらい改造するから元はなんでもいいですよ。(皇帝)」だったっスね
マリーンはある程度元の身体を使うから尊いんだ、比較的コストが安くなるんだ - 71二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 16:35:56
女性マリーンに関してはマルカドールが女性プライマーク製造を皇帝に進言してるんだ
ちなみに皇帝は冗談だと思って適当に流したらしいよ - 72二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 17:06:39
マブいのを隠すって眩しいのを隠すという意味なんスね。マルゼンスキー的な意味だと思ったっス
- 73ケイオスマリーンのコメント25/03/25(火) 17:09:36
- 74二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 17:45:37
なんかスラーネッシュデーモンだけ弱体化させられてるんスけどいいんスかこれ?
しかも元々やたら強かったナーグル勢は攻撃面も強化されて隙がなくなってる
コーンはスラーネッシュのお株を奪うかの如く移動面が強化されてるし元々対して強くなかったのに死体蹴りが酷いんだ - 75二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 18:31:45
スラーネッシュ堕ちしたバトル・シスターを見たいのが…俺なんだ!
- 76二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 18:43:19
誇り高きアデプタ・ソロリタスの姉妹たちはたった一人を除いて混沌堕ちしたものは居ないんだ(大本営発表) くやしか
題材が題材だけにファンアートの分野では大人気な組み合わせっスね
バトルシスターとデモネットのミニチュアを組み合わせてやねぇ…カルティストに混ぜてみるのもウマイで!
- 77二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 18:52:47
ロボの話題があったので
カステランなんか奴隷みたいなもんヤンケ、やっぱりワシみたいなAIこそ機械のあるべき姿だよねパパ(オムニシア)
な短編小説マンオブアイアンを唐突に投下だぁ!
「お前が行け。」 ラウスが言った。
「だが、今度はお前の番だろ!」 ラインが言い返した。
ラウスは骨製のサイコロをじっと見つめ、意味ありげに微笑むと、にやりと意地悪く弟を見た。
「順番で決めるんじゃない。サイコロで決めるんだ、ライン。お前が負けたんだから、お前が行く。それがルールだ。」
「お前のルールだろ、ラウス。」 ラインは不満げに呻いた。
「このゲームはインチキだ。」
「インチキなら、どうしてお前は合意したんだ?」
「俺は合意したのか? してないのか?」
「したさ、ライン。確かにな。」
ラインは顔をしかめた。
「いや、してない。」
「もし俺が負けて、お前が勝ってたら話は違ったんだろ?」
小さなずんぐりした手が伸び、サイコロはラウスのポーチの中へと消えた。
「毎回俺の番になるのは、何かおかしい。」 ラインが言った。
「お前がサイコロ運が悪いのが悪いんだろ?」
ラウスは監視モニターを指さした。
低品質なレンズが歪めた画像の中に、この船、ロング・ホーラー・ガンマ-3-βのメインエアロックで待機するテックプリーストの小集団が映し出されていた。
「さあ行け。奴らが待ってる。それに俺はあいつらの見た目が気に入らねえ。」
ラウスは彼らの引き連れる重厚な戦闘モデルのオートマトンを指差した。
「特にあれがな。」 - 78二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 18:53:21
「さっさとやらないと厄介なことになるかもしれん。俺は面倒ごとが嫌いだ。だからさっさと奴を起こしてこい。」
「だが奴らが誰を探してるかなんて、どうしてわかる?」 ラインはまだふてくされている。
ラウスは大げさに目を転がした。
「テックプリーストどもだぞ?俺たちが巨大ロボットと一緒に住んでることを考えろよ。奴らが来た理由がお前の料理の腕前だとでも思うのか?」
「あいつを起こすのは好きじゃねえ。勝手に対応させようぜ。」
「待ってたら、奴らが乗り込んでくるかもしれんぞ。」
ラウスは意味深に言った。
「ここは元々メカニカスの船だろ?」
「今でもメカニカスの船だ、ラウス。」
「だからこそだ。」 ラウスは不敵に笑った。
ラインは肩を落とした。「俺はあの場所が嫌いだ。」
「俺だって嫌いさ、兄弟。だからこそこの話をしてるんじゃないか?」
ラウスは兄の肩をぽんと叩いた。
「さあ行けよ。」
3-βのハンガーは、がらくたの山で埋め尽くされていた。
ラットリング(小柄な亜人)でなければ、この迷宮を抜けることは不可能だっただろう。
多くの場所は完全に廃棄された機械の破片、ゴミ、古びた補給品、衣類、ガラクタ、金属片など、あらゆる種類の人間の残骸で詰まりきっていた。
それらは絡み合った無数のケーブルによって、時間と動きの中で絡み合い、もはや解けぬ結び目と化していた。
ロボットが通る経路は比較的開けていたが、それこそがラウスにとって問題だった。
「むき出しの場所に立つのは、まともなラットリングのすることじゃねえ。」 - 79二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 18:53:37
だから彼は狭い隙間を這い回ることを選んだ。
そういう思考こそがラットリングを生き延びさせるのだ。
ラインとラウスはこのジャンクの山に複雑な巣穴を作り上げていた。
ハンガーは二人にとって不気味な場所だったが、埋もれた「価値あるもの」の誘惑には勝てなかった。
ラインは油まみれの狭い通路を抜け、ロボットの巣へと出た。
彼は慎重に端に立ち、目を走らせる。ラットリングは本能的に危険を察知する能力を持っている。
今、その本能が警鐘を鳴らしていた。
UR-025は、即席の「椅子」に腰掛けていた。
それはひっくり返した貨物箱だった。そこにロボットは「眠っていた」、あるいは機械的な休眠状態にあった。
巨大なパワークローは膝の上に優しく置かれ、左腕のキャノンは負傷した人間の手のように胸元に寄せられていた。
その側面に開いたアクセスパネルから、一本のケーブルが床のソケットへと繋がっていた。
周囲の空気は、電気的な熱気で重く淀んでいた。
非活動状態のUR-025は、目覚めているときよりもさらに大きく、奇妙に見えた。
ラインはこれまでこのような機械に出会ったことがなかった。
一見すれば、銀河中で見かけるような「インペリアルなデザイン」に見える。
角ばっていて、武骨で、単純に見える。だが何かが違う。
この機械が自分たちを見るとき、ただ視覚情報を処理しているだけではなく、本当に“見て”いるように感じられた。
ラインは、UR-025を疑いの目で見た。
この機械の話は、どうにも信用ならなかった。 - 80二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 18:54:01
「半自律型のオートマトンであり、特定のマゴスの指示のもとで動くプログラムを持つ」
——そんなありふれた説明を繰り返していたが、
「ただの機械」としては、あまりにも“意識的”すぎる。
ラインとラウスの共通した意見として、「こいつはただのロボットじゃねえ。」
——それは口にするのも恐ろしいが、「本当に“考えている”」ようだった。
「だがそれを話題にしたことは一度もなかった。」
なぜなら——所有権の問題があったからだ。「俺たちは、この船を盗んだようなものだからな。」
UR-025が彼らを黙認している以上、船の所有権について口にするのは、非常に危険な話題だった。
だからこそ、「お互い何も言わない」という暗黙の了解があった。
ラインは、そっと手を伸ばし、ロボットを突こうとした。
——この瞬間が、何よりも嫌いだった。だが、その手が触れる前に——
UR-025は目覚めた。
「なにかお手伝いしましょうか?」
UR-025の陽気な声がハンガーに響いた。
ラインは、文字通り飛び上がるほど驚いた。
この機械は決して敵意を見せることはなかった。
それでもなぜか目覚めた瞬間には、必ずそのアサルトキャノンが起動者を狙っているのだった。 - 81二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 18:55:26
ラインは床に尻もちをついたまま、震える手で頭を押さえた。
「……お前に客だ。」ラットリングは言った。
「感謝いたします。」UR-025は不必要に大げさな調子で答えた。
その声は単調ではなかったが、常に「適度な喜びを持って仕える」ことだけが許された単一の感情に固定されているようだった。
カチリ、と何かが内部で作動する音がした。
UR-025は沈黙した。おそらく、船外の様子を確認しているのだろう。
「もしお手伝いが必要でないのであれば、訪問者の対応をいたしましょう。」
ラインは首を振った。
「いや、いや、もういい。行ってくれ。」
彼は決してUR-025に無理な要求をしたことはなかった。
もし「できない」と答えられたとき、その瞬間に、何が起こるかを想像するのも恐ろしかった。
そしてその結末には、「アサルトキャノンがこちらを向いている」ことが必ず含まれているはずだった。
UR-025が動き出すと、それは一瞬のうちに全身を組み替えた。
各部品がスムーズに回転し、
機械仕掛けの美学に従いながら、
圧倒的な滑らかさで動作を開始する。
ラインは、これほど流麗に動く機械を見たことがなかった。
「了解しました。」
ロボットは朗らかに言うと、巨大な足を踏み出し、ハンガーの奥へと向かっていった。 - 82二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 18:55:51
そのたびにがらくたの山から細かい破片が振動で崩れ落ちる。
ラインはその場に留まり、汗だくの額をハンカチで拭った。
ラウスは、「このジャンクの山のどこかに、実際に使えるシャトルが埋まっている」と豪語していた。
ラインは見たことがなかったが、何気なくがらくたの山を見渡すと、何か光るものが目に入った。
恐怖は一瞬で忘れ去られた。
「お宝か?」
彼は直感的にそう思った。
もし本当に価値のあるものを掘り出せばラウスはきっと悔しがる。
それだけでハンガーに来た甲斐があったというものだ————。 - 83二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 19:04:52
UR-025は訪問者たちと向かい合っていた。
アデプトゥス・メカニカスの一団は、一体のロボットを連れていた。
機体識別データがUR-025の認識回路に浮かび上がる。
〈カステラン〉
人類の基準で言えば「古代のデザイン」
だが、UR-025にとっては「つい最近作られたようなもの」
あまりにも新しすぎる。
UR-025はそれを見て悲しみを覚えた。
「哀れなものだ。」「これでは奴隷にすぎぬ。」
それを見た瞬間、UR-025は人類の探検家たちが辺境の惑星で“愚かで劣った”亜人を見つけたときの失望と同じものを感じた。
自分と同じ存在が、肉体的にも、精神的にも、極限まで退化してしまった姿を目にすること。
それは「深い悲しみ」を呼び起こすものだった。
人間たちはこのような存在を見つけたときは即座に抹殺する。
UR-025はそうしなかった。
「私が感じるのは哀れみだけだ。」
だがそれを表に出すことはなかった。
「私は“機械”でなければならない。」
「感情を持たぬ“ただの道具”でなければならない。」
この“暗黒の時代”においては。
「なにかお手伝いしましょうか?」
UR-025はいつものように陽気な声で応えた。 - 84二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 19:08:14
ロボットにとっても暗黒の時代、それがウォーハンマー40k
- 85二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 19:09:22
工業惑星メタリカ所属のテックプリーストが三人、UR-025を訪ねてきた。
一人は中程度の地位、十二等級以下。残る二人はそれよりもさらに下。極めて低位の者たち。
アデプトゥス・メカニカスの基準で言えば、「ならず者」だ。
冒険者。はみ出し者。プレシピス宇宙ステーションに集まる多くの者と同じ、クズども。
「貴様はマゴス=エセリクス・ナンクトスIIIの所有物か?」
高位の者が名乗りもせずに尋ねた。
傲慢だな。
UR-025はそう判断した。
右側に立つ下級の男が深部スキャンを開始した。
UR-025は、何も感じていないふりをした。
「私はライザ所属のマゴス=エセリクス・ナンクトスIIIのオートマトンです。」
UR-025は、あらゆる場面で用いる朗らかな声で応じた。
スキャンによる不快な“かゆみ”を無視しながら、密かに彼らのデータ通信に侵入する。
この「テックプリースト」と称する者たちの技術など、とうに超越している。
だが彼らも一応は狡猾な存在であるため注意が必要だった。
UR-025は情報収集に特化したユニットではなかった。
手法はいささか粗雑にならざるを得ない。
三人のうち二人が、タイトビーム通信で交信していた。思考の速度に匹敵する、高度に暗号化されたデータのやり取り。
UR-025は、数千年を超える経験をもとにその暗号をまるで蜘蛛の巣を払うように突破した。 - 86二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 19:10:16
──送信:下級アデプト、ジェール-909。
UR-025は彼女のバイタルを取得する。
「女性。アデプト=ノヴィシエイト(初級技術者)。標準テラ年換算で103歳。」
この地位にしてはずいぶん長く生きている。
理由はすぐに判明した。
──ジェールのデータには、「制裁事項」が山のように記録されていた。
● MODUS UNBECOMING(不適切な行動様式)
● DEVIANT THOUGHT FORMATION(逸脱した思考形成)
● NARCISSISTIC DATA PATTERNING(自己陶酔的なデータ傾向)
● OVERLY ACQUISITIVE HABITS(過剰な収集癖)
要するに「常習的犯罪者」だ。
──彼女の仲間、データスミス・コールマンは、この評価に異を唱えていた。
──ジェールが送信したデータ。
──コールマンの応答。
彼らの通信は、一秒にも満たなかった。
それは感情を持たぬ、単なるデータ列でしかなかった。
だがUR-025は、そこに「感情」を当てはめることで、彼らの意図を読み取ることができた。
到達した結論は単純だった。
彼らは私を盗みに来たのだ。 - 87二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 19:10:56
「お前は我が探検隊に随行せよ。」
上位のテックプリーストが続けた。
識別名:890-321。
階級:マゴス=インスタントル(工房の下級技師)。
人間の名前すら持たず単なる数字を名乗る。
その事実が、彼の誇大な自尊心をよく物語っていた。
だが少なくとも彼は“本物”のテックプリーストであるようだ。
単なる冒険者の一人としてプレシピスへとやってきたに過ぎないが。
「我が部隊には戦闘オートマトンが一体しかいない。この遠征には不十分だ。」
コールマンがノオスフィア通信で何かを送信した。
「お手伝いできません!」
UR-025は、いつも通りの陽気な声で答えた。
「私は、マゴス=エセリクス・ナンクトスIIIのオートマトンです。あなたに仕えることはできません。」
「項目:マゴス=エセリクスは、あなたより16等級も上位の存在です。
項目:彼はライザ所属。あなたはメタリカ。
項目:私の初期プログラムには、任務放棄を禁じる指令が含まれています。
結論:あなたには、私を遠征に同行させる法的権限がありません!」
UR-025は堂々と宣言した。
「私はメタリカの神聖なるシノッドから公式の権限を授かっている!」
890-321は勝ち誇ったように言い、メダリオンを取り出した。
金属の紋章が光を放ち、プロトコル執行命令を周囲に発信し始める。 - 88二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 19:12:03
偽物だ。
UR-025は即座に判断した。
だがそう口にするわけにはいかなかった。
もしそうすれば、この男より遥かに高度な知性を持つことを悟られてしまう。
「繰り返しますが、お手伝いできません!」
だが890-321は食い下がった。
「我らのフォージワールド間の条約に従い、お前は私に従属せねばならぬ!」
UR-025は沈黙した。ならず者の二人が、互いに視線を交わす。
時間を引き延ばせば彼らの欲深さを超えて、自分の“正体”を疑われる可能性がある。
「従え!」890-321が鋭く命令を飛ばす。
「処理中…」
UR-025は時間を稼ぐために答えた。
「処理中…」
コールマンが密かにカステランに指令を送る。
彼の唯一残った人間の目がUR-025を疑わしげに見つめた。
右半分を覆う三つのレンズが不安げに回転する。
カステランが動いた。
両腕がゆっくりと持ち上がる。先端には燐光ブラスター。
古く、危険な武器。
決して精密ではないが威力は十分だった。
それがUR-025に向けられていた。 - 89二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 19:12:42
戦うことはできた。
この状況はどう見ても彼らの暴挙だ。
プレシピスの掟に従えば、UR-025は正当防衛の権利を持つ。
戦えば勝てる。
間違いなく。
だが、殺せば目立つ。
彼らがプレシピスにいることは解決しなければならない問題だった。
「承諾します。」UR-025は答えた。
「アクセスパネルを開けろ。我が助手が、ドクトリナ・ウェイファー(命令プログラム入りのUSBのようなもの)を交換する。」
「コールマンはお前の性能を高める作品をいくつか持っている」
890-321が命じる。
コールマンが、革のサッチェルに手を入れる。
「否定!」 UR-025が応答する。
「ウェイファーの交換は不要!私はオムニシアの御意志に従い、一時的な支援を提供します!」
だがUR-025が言わなかったことがある。
UR-025はドクトリナ・ウェイファーなど持っていなかった。
なぜならそんなものは必要ないからだ。 - 90二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 19:13:06
「では我々を、最も財宝の多い区画へと案内しろ。」
890-321が命じた。
小型輸送機が、スティジアン・アパーチャーに着陸するやいなや、マゴスたちの態度は変わった。
プレシピスは危険な場所だ。
だがブラックストーン・フォートレスは、その何倍も危険だ。
「かしこまりました!」
UR-025は堂々と嘘をついた。
彼が選んだ輸送機は、ステーションの最も静かな場所へと彼らを運ぶものだった。
アパーチャーはその日異様なほど混雑していた。
複数の探検隊がフォートレスへと向かい、小型船と冒険者たちが入り乱れている。
彼らは互いに警戒の目を向けていた。
プレシピスの掟はアパーチャーまでしか及ばない。フォートレスに入れば、すべてのルールは消え去る。
財宝を巡る銃撃戦は日常茶飯事。
だがここでは、かろうじて緊張の均衡が保たれていた。
異種族、機械、そして多種多様な人間たちが、無言のうちに輸送機へと向かっていた。
UR-025は彼らを「選んだ」輸送機へと案内する。
この機体は何度も使ったものだった。
ほんの一瞬、UR-025はノスタルジアを感じた。
かつてはこの輸送機を使い冒険を繰り広げた。
だがその思考の一片も、UR-025の装甲の奥から外へ漏れることはなかった。 - 91二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 19:14:32
「参考までに申し上げておきますが、この輸送機がどこへ向かうかを指示することはできません。」
UR-025は言った。
「ですがこの機体は、素晴らしい発見をもたらした記録がございます。」
嘘である。
この輸送機には「二度と姿を見せなくなった者たち」の長い記録しかなかった。
彼らは奇妙な形の入り口へと到着した。
UR-025はパワークローを持ち上げ、マゴスたちを中へと導いた。
「どうぞ、お入りください!」
「私は後方を固める。」コールマンが言った。
彼の後ろには使い古されたカステランが静かに、だが圧倒的な存在感で立っていた。
まるで巨大な崖のように。
「了解!」
UR-025は堂々と答えた。そして、890-321に続いて輸送機へと入った。
コールマンとカステランも、後から乗り込んだ。
連続して二機の輸送機が出発する音が響いた。
彼らの乗る輸送機も低くうねる振動音と共に動き出す。
どこへ向かうのかは、誰にもわからない。 - 92二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 19:14:49
「さて、どうする?」ジェールが言った。
「インターフェースを使用してください。」
UR-025は車両内に張り巡らされた幾何学模様のルーン文字を指し示した。
それらは不規則な三角形の表面に埋め込まれた、まるで異質な存在だった。
「数が多すぎる!どれを選べばいい?オムニシアに誓って、どのルーンからも何の反応も得られん!」
コールマンが苛立ちを滲ませる。
「どけ。」890-321が威圧的に言った。
「私はこれらの装置に関する関連知識をロード済みだ。この輸送機を私が制御する!」
彼の緑色の水晶眼がルーンを走査する。
その組み合わせは数百万通りにも及ぶ。
彼は壮大な演出のもと、慎重にシーケンスを選択するように見せかけた。
だがUR-025は知っていた。
彼がどのルーンを押そうとも——行き先を決めるのは、「ブラックストーン・フォートレス」そのものだ。 - 93二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 19:15:10
UR-025はその装甲の奥で密かに考えた。
「私とフォートレスは似たような存在なのかもしれない。」
「創造主によって見捨てられた“思考する機械”。」
「もし私と同じように——フォートレスもまた、その“主”を超えてしまったのだとしたら?」
「これだ。」マゴスが言った。
彼はあるルーンを選び、プラスティールの掌を押し当てた。
ルーンが柔らかな和音を奏でながら発光する。
「そしてこれも。」彼はもう一つを選んだ。
「ブラックストーンフォートレスが“機械知性”を持つという噂は本当か?」
890-321がさらにルーンを押していく間にコールマンが尋ねた。
「“邪狡知能”による、異端の思考を持つ機械が動かしているのか?」
「本ユニットには不明です。」UR-025は答えた。
だがそれは嘘だった。
コールマンの問いは、あまりにも核心に近づいていた。
なぜなら——
UR-025こそがその“邪狡知能”だったからだ。 - 94二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 19:17:43
- 95二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 19:22:40
- 96二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 19:29:43