- 1二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 13:29:13
- 2二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 13:29:29
- 3二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 13:30:40
神SS
あの日みた/ここではない場所で「やはり、あなたの作る料理はおいしいですね。アーチャー」「君にそう言ってもらえると、料理人冥利に尽きるというものだ。加えて日頃の君の食欲を思えば、こちらとしても実に作り甲斐がある」
「~~っ!あなたという言う人はっ!」
「ははっ。すまない、お詫びにこちらの品も食べるかね?」
「食べます!」
…ああ、また(・・)か
カルデアの食堂の一角において、今日も2騎のサーヴァントの会話が聞こえる
一方は汎人類史において騎士王と名高いかのアーサー王、アルトリア・ペンドラゴン
そしてもう一方は、まだこの(・・)時代(・・)においては英霊として誕生していない未来の英霊、通称「アーチャー」のサーヴァント。その本名を――
…と思考の沼に沈みつつあったモルガンの耳に、2人の楽しげな会話が新たに流れ込んでくる
チラと視線をやると、どうやら騎士王はアーチャーにお詫びの品として献上された料理がお気に召したらしく、それはそれは嬉しそうに相手に微笑みかけていた。笑顔を向けられた方としても満更でもないらしく、何やら追加の品を検討しているようだ
カルデアに召喚されてからもさほど経過していない月日のなか、モルガンはこうした2人のやり取りをほ…te.legra.ph薄氷のモルガンはモニター越しにその光景を見た「――あ、」
アーチャーの身体が結晶化していく
南米に位置する最後の異聞帯。目覚めたORTの進行を食い止めるため、カルデアは総力を結集させここで迎え撃つことを選択した
すなわち、現在カルデアの霊器グラフに登録されている既存サーヴァントを出撃させ、文字通り決死の覚悟で特攻させるのだ
「あ、あ…」
カルデアにおいて古参の部類に入るアーチャー、本来ならば汎人類史ではない運命を辿ったモルガンとは何の関わりも持たない未来のサーヴァント
でも、この世界線において彼は、■■■■は…
「…って、…まって、ください…」
結晶がアーチャーの身体の大部分を覆っていくのを見ながら、モルガンの脳裏によぎるのは妖精國での出来事
今となっては誰も知らない、まだ彼女が「救世主トネリコ」だった時のころ
『美しいと思ったんだ、君の夢を。私はどこまでいっても弱者を切り捨てることでしか、自分の正義を為せなかった。だが君は自身を疎む妖精たちですらも救おうとしている。その在り方は私にとって眩しいものだったのだよ』
『アーチャー……』
『それに、私も汎人類史のブリテンの終わりは知っている。ある…te.legra.phエミヤの独白/バーヴァン・シーの逡巡とある特異点でマスターたちと逸れてしまったエミヤとバーヴァン・シーは森の中を彷徨っていた。会話がなく気まずくなってしまったバーヴァン・シーはエミヤに気になっていたことを聞いてしまった。「なぁ、ずっと気になってたんだけどおまえお母様のことどう思ってんだよ。」
妖精国でよくお母様といるのを見かけたけど、こいつの何処がいいのだろうか。今も「は?」とポカンとした顔でこちらをみている。別にこいつのことを否定しているわけではない。お母様がこいつに想いを寄せているのもなんとなくだが気付いている。
「だから、お母様に惚れてんのかって聞いてんの!?」
「私のようなものが彼女と釣り合うわけがないだろう?君も覚えているだろうが、妖精国での縁でよく話をするだけさ。」
こいつ私でも気付いてるのにお母様からの好意に気付いてすらいないのか!?というかなんで妖精国でお母様はこいつをそばに置いていたのだろう。汎人類史の英雄であるこいつのことはあまりよく知らないし妖精国にいるとき聞いてもはぐらかされた。だからカルデアでこいつに会ったとき、ここでならお母様の心を掴むこいつが何者なのかわかるだろうと図書室で調べたがエミヤという名前はどこを探して…te.legra.ph - 4二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 13:31:36追憶のある時「予言の子」を見つけたという密告を受けてウッドワスを派遣することにしたモルガン
そこでアーチャー(洗脳済み)が「なら私も同行しよう」と申し出る
モルガンは「この程度のことに、わざわざ貴方が赴かなくても…」と渋るが
「女王である君はこのキャメロットから離れられないのだから、せめて君の代理として私が現地に赴けば皆の指揮も高まるだろう。普段の執務は君に任せきりなのだから、こんな時ぐらいは君の夫を頼ってくれてもいいだろう?」
と言われて(『君の夫』『君の夫』『君の夫』…ふふっ)と内心満更でもないから許可することにしたモルガン
いざ現地に到着して見れば村全体が燃えているのを目の当たりにするウッドワスとアーチャー
「通報を受けて来てみれば何で村が燃えている!?ええい生き残りを探せ!」とウッドワス
アーチャーも当然、住民の救助や消火に参加
炎が勢いよく燃えるなか、村に住んでいたひとたちのなかで未だ生き残っているひとがいないかと必死に探すアーチャー
周囲はごうごうと燃え盛っていて、とても生存者がいるようには思えない
それでも一縷の望みをかけて探し続けるアーチャー
…ふと、自分は以前にもこの光景をどこかで見たことがあるような気がした…te.legra.ph命無くとも恋せよ乙女/運命という座の簒奪「厨房を立ち入り禁止になるとは…。」弁明しておくとイシュタルのように何かやらかしたわけではない。今厨房は男子禁制の場となっているのだ。何を隠そう数日後にはバレンタインが迫っている。厨房を追い出されたのも男の自分がいては女性たちも気になってチョコ作りに集中できないとブーティカ達から言われてしまったからだ。
「となるとバレンタイン当日までは厨房にいっても追い出されるだけか。それまで如何時間をつぶそうか……。」
掃除やカルデアスタッフの手伝い、図書館などで時間を潰すこと数日、ついにバレンタインがやってきた。そこかしこで甘い雰囲気が漂っている気がする。せっかくのバレンタイン、厨房の皆で今日はカルデアの皆にチョコレートケーキを作ろうという話があったので、厨房に向かうとしよう。自分でも足元が軽く感じるのは久々に厨房に出入りできるからか、それとも周りの甘い空気にあてられたのか—————。
「シロウ、見つかってよかった。」
そんなことを考えながら通路を歩いていると、後方から声が聞こえた。
「どうしたんだ、セイバー?」
声の聞こえた方に振り返りながら言うと、そこにはやはり彼女がいた。カルデア内で私の名を知っているものは…te.legra.phそれでも、貴方は変わらない「これで円卓の者達へのチョコは作り終わりましたね。」「はい、陛下!円卓の皆様に喜んでいただけると嬉しいのですが。」
「他の女性達で厨房も混雑してきたので早く片付けを終わらせてしまいましょう。」
私の呼びかけにガレスと槍の私はそう答えた。私たちは厨房にて円卓の皆へ日頃の感謝の品を作っていた。きっかけは先日、ガレスが私たちに共にチョコを作らないかと提案してきたことだ。現代のバレンタインでは友人やお世話になった人などに渡す義理チョコなるものからがあるらしく、それにガレスが興味を持ったからだ。私自身"個人的な用事"でチョコについて調べようと思っていたのでちょうどよかったのだ。しかし、チョコについて調べている時は苦労した。
「彼はどのようなチョコが好きなのでしょうか。」
図書館でチョコについて調べていると、
「あれ?アルトリアじゃない!何か調べ物?」
と名前を呼ばれ、後ろから抱きしめられた。
「わぷっ、ブーティカですか。」
声から彼女を推測し名前を呼ぶと、先程から後頭部に感じていた柔らかい感触が消える。
「ん?それって、チョコ調べてるの?」
「はい、バレンタインにガレスや槍を持った私と円卓の皆へ送ることになりまして。」…te.legra.phやはり、貴方は変わらない10日前「よく集まりました、妖精國の騎士たち。女王として嬉しく思います。確認するまでもありませんが、誰の目にも留まっていませんね?」
目の前には私の呼びかけに応じて駆けつけた三人の妖精騎士がいる。
「はっ。人目を避けて陛下の部屋を訪ねる……妖精騎士ガウェイン、ご命令通りに。」
「はっ、どうだか。そのでかい図体で目立たない、なんてあるワケねえだろ。ずん、ずん、って、足音マジでうるさいからさぁ!イヌコロのクセにクマ公かっていうの!ま、カルデアには他にもでっかいのはいるし、そこまでサイアクってワケじゃないけどぉ、せめてウエイトくらいは絞ったらぁ?またヒールが砕けても知らねぇぜ!」
「———減らずロは控える、トリスタン。陛下の御前である。我々を秘密裏に呼び出すほどの案件だ。仲違いをしている場合ではあるまい。」
「仲が良いのは結構だけど。話、始まらないなら帰っていいかな。起きたばかりでまだ意いんだ。」
「ああ?テメェ、ランスロット。お母様の前で、なに寝ぼけたコト言ってんの?」
「本当の事だし……。僕、朝は弱いんだよね……最強だから……」
いつものように言い争いが始まるが、今日はそんなことをしている暇はないのだ。
「…te.legra.phあとがき/ばかじゃないのいやぁ、筆がのりました。一回間違って消しちゃったので大変でしたけど。まずアルトリアsの記憶の有無について
青王→エミヤが生前契約したアルトリアの記憶持ち
黒王→3ルートの記録持ちであって記憶持ではない
その他→なし
といった具合です。
黒王が円卓のいる場で喋っちゃったので、円卓は大パニック。ちなみに現状ガレス以外にアルトリアとエミヤの関係を知るものは円卓にはいません。がしかし、ベディヴィエールは何となくアルトリアがエミヤに好意を持っていることに気付いていて祝福してくれてます。アルトリアには今後円卓の皆にも気を配るのが吉でしょう。頼むからアグラヴェイン来るなよ。
モルガンの想い人について妖精騎士達の反応は
トリ子→知ってるし、妖精國でもそれなりに世話になったので、一応モルガンを応援している。しかしエミヤがお父様になることは正直想像はできないらしい。
メリュ子→ぐだlove勢。誰かに対して恋をすることに共感できるし、陛下を尊敬してもいるので応援してる。エミヤとは世間話をする程度で恋愛対象として見る可能性0%よかったね陛下!
バゲ子→モルガンの恋心を今回初めて知ることになった。エミヤとは世間話をするし、紳士的…te.legra.ph - 5二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 13:32:02
今んとこアーチャーは修羅場か
- 6二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 13:32:26
立て乙
- 7二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 13:35:19
- 8二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 13:35:54
- 9二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 13:59:43
ばかじゃないの連呼してるから時間の問題かな…
- 10二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 14:05:07
自分の兄への風評被害を懸念するプリズマ組ェ
- 11二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 16:39:59
- 12二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 20:08:17
- 13二次元好きの匿名さん25/03/24(月) 20:57:17
- 14二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 00:41:22
- 15二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 06:24:53
多角関係がやばい
- 16二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 10:41:01
- 17二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 13:15:47
- 18二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 20:01:13
確かに
- 19二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 23:35:58
- 20二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 00:04:11
話がそれるけど
過去スレでちらっと出た生前エミヤのキャスター枠モルガン説だけど、この場合モルガンは成長先のエミヤへの恋心とアルトリアへの当てつけで逆光源氏とかするんだろうか……しそうだな(確信)
最終的に生前エミヤリリィである士郎の性癖が「ダウナー系色白幸薄グラマス美女」に捻じ曲げられそう - 21二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 08:07:28
またエミヤが自分殺ししようとしてる…