【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.12

  • 1ホットドリンク大好き25/03/25(火) 23:28:09

    【あらすじ】
    お答え出来ません。

  • 2ホットドリンク大好き25/03/25(火) 23:29:04
  • 3ホットドリンク大好き25/03/25(火) 23:29:47
  • 4ホットドリンク大好き25/03/25(火) 23:30:59
  • 5ホットドリンク大好き25/03/25(火) 23:32:05
  • 6二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 23:36:01

    >>1

    あらすじがあらすじしてねぇ!

  • 7二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 23:36:38

    戦闘民族SRT

  • 8二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 23:43:12

    バーサーカー

  • 9ホットドリンク大好き25/03/25(火) 23:44:33

    ────────────────────


    <所確幸の場合>


    デカルト:

    「え? 彼女達ですか?

    そうですね・・・同志とまでは行きませんが、世俗に塗れた公務員でありながら あそこまで話の通じる方々であるとは思っていませんでしたよ!

    いや~、まさか我々の理念を あそこまで理解して下さるとは・・・。

    『穀潰し』だの『社会の膿』などと言われてきましたが、我々の活動にも ようやく光の当たる時が───

    ・・・。

    ・・・あー、いえ失礼。

    これ以上は盟友たるヴァルキューレ警察学校の方々ないし防衛室の方々と結んだ約束に背いてしまいますから・・・。

    どうか今回は ここまでにして頂けると・・・。

    しかし! 我々の活動に興味が お有りということなら、そちらであれば幾らでも お話致しましょう!

    まず、所確幸の行動理念としましては───」


    ────────────────────

  • 10ホットドリンク大好き25/03/25(火) 23:45:28

    >>6

    いつものことでしょ。

  • 11二次元好きの匿名さん25/03/25(火) 23:49:39

    >>10

    「開き直るなー!」

  • 12ホットドリンク大好き25/03/26(水) 00:01:52

    ────────────────────


    <企業の場合>


    カイザーコンストラクション:

    「コメントは差し控えさせて頂きます。」


    商店街の関係者:

    「・・・今は我々の口からは何も言えない。 守秘義務があるんだ。」


    黒服:

    「おや、先生。 お久しぶりです。

    クックックッ・・・そう警戒しないで下さい。

    なに、少し投資先として有用そうか視察に来たのですよ。

    しかし・・・まぁ、私は撤退させて頂こうと思います。

    どうも見知った匂いのするものですから。

    そうですね、先生も お気をつけて。

    私から言えるのは それだけです。

    では、また お会いしましょう。」


    ────────────────────

  • 13ホットドリンク大好き25/03/26(水) 00:14:41

    >>11

    えぇ~いいじゃぁ~ん (´д`)

  • 14二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 00:43:48

    >>9

    上手い具合にカヤに利用されていて草

  • 15二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 00:44:03

    さすカヤ

  • 16二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 02:15:02

    カヤ防衛室長やリン行政官もインタビュー受けるんですか?

  • 17二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 08:15:01

    >>16

    イメージ

  • 18二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 13:45:29

    >>16

    >>17

    イメージその2

  • 19二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 22:47:21

    補習

  • 20二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 22:54:09

    授業部はあの後どうなった
    (原作通り?)

  • 21二次元好きの匿名さん25/03/26(水) 23:14:07

    先生、もっと切り崩しやすい人がいるかもよ

  • 22ホットドリンク大好き25/03/27(木) 02:13:36

    >>17

    >>18


    作って貰っといて悪いけど・・・聞き込みしてるのはクロノスジャーナリズムスクールじゃなくてラビット小隊なんや・・・

  • 23ホットドリンク大好き25/03/27(木) 02:25:26

    >>16

    カヤ防衛室長:

     防衛室の回答が実質カヤの回答。 あらすじにも そう書かれている。


    リン首席行政官:

     基本 死ぬほど多忙なはずなので捕まえられないはず・・・。 しかし先生であれば・・・?


    1.捕まえられる。

    2.残念、会議中。(代わりに派閥の連邦生徒会 役員が回答)


    dice1d2=2 (2)

  • 24ホットドリンク大好き25/03/27(木) 02:30:15

    >>20

    大体 原作通り。

    ただ、アズサが原作以上にアリウススクワットのことを心配しているかもしれない。

  • 25ホットドリンク大好き25/03/27(木) 02:39:36

    >>21

    誰だろ・・・マエストロかな・・・。

    でも彼は今頃ヒエロニムスの完成度を上げるのに夢中で絶対遭遇しないし・・・。


    もしカヤのことなら、確かに先生から聞かれたら守秘義務が有ろうと無かろうと全部喋っちゃうから、全てが終わった後の答え合わせに使いたいかな・・・。

  • 26ホットドリンク大好き25/03/27(木) 03:10:17

    ────────────────────


    <連邦生徒会の場合>


    リン派の役員:

    「お話は伺っています。

    しかし本件に関しましては我々にも守秘義務がありまして。

    大変申し訳ありませんが、SRTの皆様やシャーレの先生といえど こちらを回答する訳には いきません。

    お引き取り願います。」


    元カヤ傘下の兵士:

    「え? 私らみたいな末端の兵士が知るわけないじゃん。

    でも、ボスが やることなら きっと凄いことなんじゃないかな。」


    カヤ派の役員:

    「お答え出来ません。」


    カヤに心酔してカヤ派になった役員:

    「えっと・・・お答えは出来ませんが、皆さんが心配するようなことは無いと思います。」


    連邦生徒会に恩があって連邦生徒会派になった、元カヤ配下の役員:

    「話してやりたいのは山々なんだが、俺にもボスに通すべき筋ってもんがある。 ・・・だから、すまんな。」


    昔のカヤと戦った連邦兵士:

    「アイツの謀略かぁ・・・。

    いや、内容は知らんけど・・・絶対ロクなことにならんなぁ・・・。

    まぁ、今回 被害を被るのは絶対 私達じゃないから良いか・・・。」


    ────────────────────

  • 27二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 10:35:12

    (^ω^)

  • 28二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 10:42:01

    全員グルじゃねぇか!!

  • 29二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 10:46:02

    「悪いことはしてないのですよ?」
    "メタ的にはそうかもしれないけどプレイヤー視点だと滅茶苦茶怪しいのよ…"
    「そんな人をサクラコさんみたいに。」

  • 30二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 11:43:54

    >>29

    サクラコ(風評被害)「あの…」

  • 31二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 14:07:47

    実は「不知火カヤ」と「七神リン」は手を組んでいて
    (カヤ派、リン派、会長派はそれを知らない)
    ある目的のために動いてる

    …という可能性が浮上してきた。

  • 32二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 14:11:00

    今回の騒動もリンとカヤが組んでいれば可能かも

  • 33二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 16:15:20

    モモカアユムアオイあたりに話を聞くのもあり

  • 34二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 21:02:29

    >>31

    「まさかそんなわけ……」と思ったが、カヤとリンが組んでいれば、やけに根回しが良いことにも納得がいくのも事実…

  • 35二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 21:05:59

    え?まさかの共犯?

  • 36ホットドリンク大好き25/03/27(木) 22:51:24

    ────────────────────


    <ヴァルキューレの場合>


    キリノ:

    「え? 子ウサギ公園で屯している方々についてですか?

    すみません・・・残念ながら私には何も知らされて無くて・・・。

    フブキは何か知ってますか?」


    フブキ:

    「えー、そういうのは公安局の担当でしょ。

    私達みたいな下っ端が知るワケないって。」


    キリノ:

    「そういうことでしたら私が公安局まで ご案内しましょう! さぁ、フブキも一緒に!」


    フブキ:

    「私はパス。」


    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 37ホットドリンク大好き25/03/27(木) 22:51:54

    コノカ:
    「あー、ごめん。 それについて話すワケにはいかないんだわ。」

    キリノ:
    「えー! どうして ですか!?」

    コノカ:
    「え? 上からダメって言われてるからに決まってんじゃん。
    腐ってもアタシら公務員だし? 命令は絶対っしょ?」

    キリノ:
    「まぁ・・・そうですね。」

    コノカ:
    「おぉ、聞き分けが良くて助かるわ!
    まぁそれはそれとして、アンタら姉御の行方しらねぇ?」

    キリノ:
    「カンナ局長ですか? 今日も公安局の業務についておられるのでは?」

  • 38ホットドリンク大好き25/03/27(木) 22:52:41

    コノカ:
    「いや、そうなんだけど・・・何て言うか行方不明っていうか音信不通っていうか・・・。」

    キリノ:
    「行方不明なのですか!? まさか何かトラブルに───」

    コノカ:
    「あぁ、いや そういうのじゃなくて。
    24時間に1回の定時連絡はあるんだけど、それ以外は何にもなくてさぁ・・・。
    どこで何してるのか聞いても『お前には関係ない』の一点張りでぇ・・・。」

    キリノ:
    「そうなんですか・・・それは心配ですね・・・。」

    コノカ:
    「お? 分かってくれる?
    この、上司を思う部下の心遣い。
    いや~、嬉しいねぇ。
    ・・・でもまぁ、知らないなら知らないで良いや。
    姉御の邪魔したいワケでもないし。
    もし聞き込み中に会ったりしたら、アタシが頑張ってるってアピールだけ よろ。」

    ────────────────────

  • 39二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 23:48:52

    カンナもスオウみたいな目に遭ってるのだろうか…

  • 40二次元好きの匿名さん25/03/28(金) 05:31:03

    振り回されるカヤフレンズ…

  • 41二次元好きの匿名さん25/03/28(金) 12:51:08

    カヤフレンズ…モモフレンズみたいな語感だ

  • 42二次元好きの匿名さん25/03/28(金) 17:00:43

    新しい概念が...

  • 43二次元好きの匿名さん25/03/28(金) 17:08:23

    カヤ「私たちに足りないものは何か…そう!マスコットです!そこでモモフレンズを真似してカヤフレンズを始めてみましょう!」

  • 44二次元好きの匿名さん25/03/28(金) 19:19:41

    あはは…

  • 45二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 01:54:52

    カヤ「ヴァルキューレにも◯ーポーくんみたいな存在が必要だと思います!」

  • 46ホットドリンク大好き25/03/29(土) 03:21:29

    ────────────────────

    ミヤコ:
    「困りましたね・・・。」

    サキ:
    「あぁ・・・まさかSRTで内部分裂が起こってるとはな。」

    モエ:
    「連邦生徒会が口を割らないのは当然として・・・。」

    ミユ:
    「・・・ヴァルキューレにも戒厳令が出されてるから、無理に聞き出せない・・・。」



    ラビット小隊:
    「「う~ん・・・。」」



    ”手詰まりかな。”

    ミヤコ:
    「・・・遺憾ながら そうですね。
    ここはHQ(本部)に問い合わせてみましょう。
    何か分かるかもしれません。」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 47ホットドリンク大好き25/03/29(土) 03:27:49

    SRT生徒会(連邦生徒会派):
    『イテテ・・・次こそ締め上げてやる・・・。 で、何の用だ?』

    SRT生徒会(連邦生徒会派):
    『ふむ、なるほど。 聞き込みにも限界があるか。
    すまんな、こっちも不作だ。 結構 本気で殴ったんだが、どうにも口を割らん。
    ここまで一緒に頑張ってきたのに、どうして急に こんな・・・。

    ・・・。
    ・・・・・・。
    ・・・・・・・・・。

    ・・・ええい! こうなれば実力行使だ!!
    ラビット小隊の諸君! 我々は今夜、カヤ防衛室長を擁護するSRT内部勢力への強制捜査を実施する!!
    アイツのことだ! どうせ几帳面に今回の作戦の詳細を纏めたファイルをデータバンクに保管しているはず!!』

    SRT生徒会(連邦生徒会派):
    『そちらにシャーレの顧問である先生がいらっしゃるだろう!?
    先生に言っておいてくれ! 我々は連邦生徒会の武器としてではなく、1生徒として自らの考えで これに臨む!!
    SRT内部での情報の独占は、明らかに連邦生徒会の原則に違反している! 我々は これを、断じて認めるワケにはいかない!!』

    SRT生徒会(連邦生徒会派):
    『はぁ・・・はぁ・・・そういうワケだから、本作戦への参加は個人の自由とする。
    ラビット小隊の諸君も、自らの信じる【正義】に則って参加を決めたまえ。
    ・・・諸君らが、我々と肩を並べることを期待している。』

    ───── ガチャン
    ───── ツー・・・ ツー・・・

    ────────────────────

  • 48二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 04:17:51

    完全廃校は避けられたから連邦生徒会への忠誠心も残ってるんだが財布の紐を握っているのはカヤなのでそりゃ割れる。

  • 49二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 11:28:24

  • 50二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 12:12:47

  • 51二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 12:12:58

  • 52二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 12:13:43

    SRTも一枚岩ではない
    カヤ派や連邦生徒会派もいれば
    保守派もいるのだろうな

  • 53二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 12:25:25

    >>52

    保守ってそっちの意味か…

  • 54二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 18:32:20

    >>48

    カヤ派「今SRTが存続出来ているのはカヤ様のおかげだ!」

  • 55二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 23:10:43

    カヤ派「SRT廃校阻止だってカヤ様が裏で根回ししてくださったから出来たんだぞ!
    会長派の恩知らずめ!」

  • 56ホットドリンク大好き25/03/29(土) 23:19:00

    ────────────────────

    カヤ:
    「予想通り、SRTが割れましたね。 残念なことです。」

    ユキノ:
    「・・・。」

    カヤ:
    「おや、貴方は興味がないのですか?」

    ユキノ:
    「どうなろうと、私は お前に従う。 ───私は お前の武器だ。」

    カヤ?:
    「・・・そうですか。」

    ユキノ:
    「・・・?」

    カヤ:
    「失礼。 それより貴方に任せていた件は如何です?」

    ユキノ:
    「問題は無い。 拍子抜けするほどに順調に進んでいる。 ・・・詳細は この報告書に。」

  • 57ホットドリンク大好き25/03/29(土) 23:20:24

    カヤ:
    「拝見しましょう。
    ・・・。
    ・・・・・・。
    ・・・・・・・・・。
    ・・・素晴らしい、やはり貴方に任せて正解でした。」

    ユキノ:
    「・・・。」

    カヤ?:
    「・・・。 話は変わりますが・・・本当に昔のように肩を並べる気は無いのですか?」

    ユキノ:
    「・・・私には出来ない。 ・・・その資格が無い。」

    カヤ?:
    「・・・そうですか。」

    ユキノ:
    「・・・。」

    カヤ?:
    「・・・。」

  • 58ホットドリンク大好き25/03/29(土) 23:21:51

    ユキノ:
    「・・・失礼する。」

    カヤ:
    「えぇ、また お会いしましょう。」

    ───── ギィ・・・ バタンッ

    カヤ?:
    「・・・。」

    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

    昔のカヤ:
    「ユキノ、このキヴォトスを支配するには一人じゃ広すぎる。
    だから、ここから ここまでを貴方で。 ここから先を私が支配しよう。」

    昔のユキノ:
    「待て、それだけじゃ足りないだろう。
    外敵や内乱に備えて、リーダーは多い方がいい。
    ここと ここに、それぞれの副官を配置しよう。」

  • 59ホットドリンク大好き25/03/29(土) 23:27:15

    昔のカヤ:
    「いいね。
    キヴォトスを征服したら独りで支配するつもりだったけど、こうして分かち合うのも悪くない。」

    昔のユキノ:
    「独裁は理想的な政治形態だが、持続性の問題もあるからな。」

    昔のカヤ:
    「そういうのじゃなくて・・・実のところ、独りは好きじゃないから。」

    昔のユキノ:
    「・・・独りにはしない。 私も一緒に背負う。」

    昔のカヤ:
    「本当? ・・・約束だよ?」

    昔のユキノ:
    「あぁ、約束する。」

    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



    官服:
    「・・・貴方も柴さんと同じ。 どうして皆、私に嘘を付くのかな。」

    ────────────────────

  • 60二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 03:39:31

    そう云えばこのスレのユキノはアビトス出身かつカヤと付き合い長いけど
    柴さんとはどんな感じなのかな…?

  • 61>>6025/03/30(日) 03:58:43

    ボンドルド化するまで直接の面識がなかったみたいだけど

  • 62二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 08:14:19

    おいたわしいな...

  • 63二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 12:42:08

    強制捜査か…失敗フラグがするのは気のせいだろうか…

  • 64二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 18:50:35

    シナリオの終盤なら兎も角シナリオの途中での強制捜査は失敗する未来が見える

  • 65二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 23:48:36

    勝てんよ...

  • 66ホットドリンク大好き25/03/31(月) 04:07:25

    >>60

    取り敢えず名前は知ってることは確かだけど───


    1.名前を知ってるだけ。 合わせる顔が無くて直接の面識はない。

    2.普通に知り合い。 ただ、本当の事は まだ言えてない。

    3.初手 土下座した。 ユキノは柴さんに懐いている。


    dice1d3=1 (1)

  • 67ホットドリンク大好き25/03/31(月) 04:12:06

    ─── 自身を庇ったことでカヤがテラー化する結果に繋がった罪悪感から、所在を知っていながら未だに顔を出せていない。
    もし遭遇したら、最終決戦でアビドス廃校対策委員会に遭遇したシロコ*テラーみたくなる。

  • 68ホットドリンク大好き25/03/31(月) 05:07:13

    ────────────────────

    SRT生徒会(連邦生徒会派):
    「よく来てくれたラビット小隊の諸君。 君達の決断に感謝する。」

    ミヤコ:
    「いえ、よくあることですから。」

    SRT生徒会(連邦生徒会派):
    「うむ・・・シャーレの先生の護衛とは大変なんだな・・・。
    まぁいい。 今から作戦を伝える。 しっかりと頭に叩き込むように。」

    SRT校舎の見取り図を取り出す生徒会役員。

    SRT生徒会(連邦生徒会派):
    「我々が外で陣取っているのとは対照的に、アイツ・・・いや、カヤ防衛室長を擁護する勢力は内部に立て籠もっている。」

    ミヤコ:
    「なぜでしょう? 援軍のアテがあるのでしょうか?」

    SRT生徒会(連邦生徒会派):
    「いや・・・そもそもアッチの方が数が多い。
    SRT自体かつてカヤ防衛室長の傘下だった連中を抱え込んでいるのもあるが、先の予算騒ぎで連邦生徒会に疑問を覚えた生徒が予想以上に多かった。
    校舎にはタップリ非常用の備蓄もあるし、寧ろジリ貧なのは我々だ。」

  • 69ホットドリンク大好き25/03/31(月) 05:09:11

    ミヤコ:
    「なるほど・・・短期決戦が求められますね。」

    SRT生徒会(連邦生徒会派):
    「その通りだ。
    シャーレの先生がこちらにいらしてくれたお陰で兵站関係は改善したが、カヤ防衛室長を擁護する勢力は連邦生徒会の兵力内に多く存在する。
    手を拱いていては所属の知れない義勇軍に背後を刺される可能性すらあるからな。
    邪魔されない内に片を付けてしまおう。」

    役員は見取り図に描かれた一室を示した。

    SRT生徒会(連邦生徒会派):
    「ここだ。 ここにアイツ・・・いや、カヤ防衛室長を擁護する勢力の機密ファイルが保存されているはずだ。
    道中には多くの小隊が潜んでいるだろうが、そこは これで強行突破する。」

    そう言って、役員はロケットランチャーを取り出した。

    SRT生徒会(連邦生徒会派):
    「SMAW(肩撃ち式多目的強襲兵器)だ。
    これで対戦車弾をバラ撒く。 校舎には被害が出るだろうが、知ったこっちゃない。」

  • 70ホットドリンク大好き25/03/31(月) 05:16:44

    ミヤコ:
    「ま、待って下さい! それでは必要以上に被害が出ます! どうか落ち着いて───」

    SRT生徒会(連邦生徒会派):
    「落ち着く? 私は これ以上ないほど落ち着いているぞ?
    あぁ、長年 相棒だと思ってきた奴に裏切られてブチギレてなど一切していないとも。」

    ミヤコ:
    「ご自分で分かっているじゃないですか・・・。 少し頭を冷やして下さい。」

    SRT生徒会(連邦生徒会派):
    「むぅ・・・。」

    ミヤコ:
    「SMAWを使った制圧作戦は確かに有用だと思いますが、些か被害が出過ぎると思います。
    どうでしょう? ここは私の立案した作戦を聞き入れては下さいませんか?」

    SRT生徒会(連邦生徒会派):
    「・・・許可する。 確かに私では、今回の冷静な作戦立案は難しいだろう。」

    ミヤコ:
    「ありがとうございます。 ・・・では私から───ツタ作戦について ご説明させて頂きます。」

    ────────────────────

  • 71二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 09:11:31

    ツタ作戦?

  • 72二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 17:35:17

    あくまで目的は情報の入手ってことでOK?

  • 73二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 23:43:51
  • 74ホットドリンク大好き25/04/01(火) 00:35:22

    ────────────────────

    カンナ:
    「・・・これで12回目か。」

    カンナは片手で首根っこを掴んで締め上げた生徒を離した。
    放り投げられた生徒はガラクタの山に突っ込んだが、気絶している為に低い呻き声を上げることしか出来ない。

    ───── ピピピ・・・ピピピ・・・

    無線機の着信音が鳴った。
    カンナは肩の無線機に手を伸ばす。

    カンナ:
    「私だ、over。 ・・・。 ・・・分かった、直ぐに向かう、out。」

    無線の通話を切り、倒れた生徒達に背中を向ける。

    ─── そこでは、まるで何か巨大な獣が暴れたかのように無数の生徒が転がっていた。

    カンナ:
    「次はSRT特殊学園か。 ・・・面倒になりそうだな。」

    ────────────────────

  • 75二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 05:59:46

    連絡している相手は誰だ…???

  • 76二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 12:03:25

    カンナは果たして敵か味方か

  • 77二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 19:59:21

    カンナ「あはは……えっと、それなりに楽しかったですよ。先生とのお友達ごっこ」

  • 78二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 23:31:12

    カンナが先生を裏切る展開は正直見てみたさがある
    味方だと思っていた人物が裏切る展開とか好き

  • 79ホットドリンク大好き25/04/02(水) 00:21:53

    ────────────────────

    SRT生徒会(連邦生徒会派):
    「ブッコロォス!(両肩にロケットランチャーを構えながら)」

    SRT生徒会(カヤ派):
    「ちょっ・・・おい! 場所を考えろ! 校舎を破壊する気か!?」

    SRT生徒会(連邦生徒会派):
    「知るかぁ!! 嫌なら例の件の情報を出すんだな!!(ロケットランチャーをブッ放ちながら)」

    SRT生徒会(カヤ派):
    「・・・昔から癇癪グセはあったが、遂に気が触れたか。
    おい! 応戦するぞ! 遊撃部隊は全て表に出ろ!! 他は奇襲を警戒! ついてこい!!」

    SRT生徒会(連邦生徒会派):
    「総員 撃って撃って撃ちまくれ!
    機甲隊を前面に出せ! 装備の軽い者は後方からSMAW(肩撃ち式多目的強襲兵器)で援護!
    後方支援部隊! HIMARS(高機動性ロケット砲システム)を起動しろ! 相手を人間と思うなぁ!!」

    ────────────────────

  • 80ホットドリンク大好き25/04/02(水) 00:23:29

    サキ:
    「物凄い暴れてるな・・・。」

    ミヤコ:
    「敵の注意を引き付けて欲しいとは言いましたが・・・ここまでやるとは・・・。」

    サキ:
    「お、ヘリが3機同時に落ちた。 ははっ、まるでカトンボだな!(錯乱)」

    ミヤコ:
    「・・・。」

    モエ:
    「はぁ・・・はぁ・・・。 ねぇ・・・今からでも あっちに混ざらない?」

    ミヤコ:
    「なに興奮してるんですか。
    混ざったところで流れのロケットに吹き飛ばされるだけですよ。
    それよりも我々は我々の任務を果たすべきです。」

  • 81ホットドリンク大好き25/04/02(水) 00:25:49

    モエ:
    「ちょっとだけ・・・先っちょだけだから・・・!」

    ミヤコ:
    「・・・。(無言で関節を極める)」

    モエ:
    「イダダダダダダッ!!」

    ミユ:
    「(落ちたヘリを見ながら)まるで戦争みたい・・・私達、無事に帰れるのかな・・・。」

    サキ:
    「(正気に戻る)・・・何を言ってるんだ。 私達は先日、本物の紛争(エデン条約の話)に巻き込まれたばかりじゃないか。」

    ミユ:
    「うぅ・・・確かに。 無事に帰れても地獄な気がする・・・。」



    他の小隊員:
    「おい! ラビット小隊!! 少しくらい緊張しろ!
    今回の作戦は、我々の潜入が上手くいくかに掛かっているんだぞ!?」

    ────────────────────

  • 82二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 08:12:13

    連邦生徒会長派が過激だからカヤ派がマトモに見える

  • 83二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 08:12:44

    正義とは何か(哲学)

  • 84二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 12:47:36

    血の気が多い

  • 85二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 17:34:10

    キヴォトスでは稀によくある()

  • 86二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 19:41:15

    誰でも良いから止めろ!

  • 87二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 22:46:37

    お前たちがカヤに勝てるわけねぇだろ⁉︎

  • 88ホットドリンク大好き25/04/02(水) 23:33:28

    ────────────────────

    SRT生徒A:
    『こちらベアー1、エリア α クリア。out.』

    SRT生徒B:
    『こちらディアー1、エリア β クリア。out.』

    SRT生徒C:
    『こちらボアー1、エリア θ クリア。out.』

    SRT生徒D:
    『こちらヘッジホッグ1───』

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 89ホットドリンク大好き25/04/02(水) 23:33:51

    ミヤコ:
    「こちらラビット1、エリア ω クリア。out.」

    サキ:
    「・・・順調だな。」

    ミヤコ:
    「えぇ、不気味な程に。」

    モエ:
    『こういう時って、大体ワナだよね。』

    ミユ:
    「そ、そうなの・・・?」

    サキ:
    「モエ、適当なことを言うな。
    罠にしては見張りが多過ぎだったろ。」

  • 90ホットドリンク大好き25/04/02(水) 23:34:19

    ミユ:
    「・・・正直、2小隊にアンブッシュ(待ち伏せ)された時は もうダメかと・・・。」

    モエ:
    『あははっ、あれは焦った。』

    ミヤコ:
    「ミユの咄嗟のクイックスナイプが無ければ制圧されていましたね・・・。」

    サキ:
    「あぁ・・・凄かったな。 私達が前衛に手間取っている間に後衛を全滅させるとは・・・。」

    ミヤコ:
    「間違い無く今回のMVPはミユですね。」

    ミユ:
    「えへへ・・・///」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 91ホットドリンク大好き25/04/02(水) 23:37:14

    モエ:
    『ん。 そろそろ集結地点だ。
    他も大体 集まってるね。 もうこれ勝ったんじゃない?』

    ミヤコ:
    「いえ・・・個人的に嫌な予感がします。」

    サキ:
    「・・・ミヤコ、お前もか?」

    ミユ:
    「・・・こういうときって、今まで思い通りに行ったことない・・・。」

    サキ:
    「モエが さっきフラグ建てたしな。」

    モエ:
    『え、何? 私が悪いのコレ?』

  • 92ホットドリンク大好き25/04/02(水) 23:38:49

    ミヤコ:
    「・・・。(サブマシンガンの調子を確認する)」

    サキ:
    「・・・。(マシンガンの調子を確認する)」

    ミユ:
    「・・・。(スナイパーライフルの調子を確認する)」

    ミヤコ:
    「・・・よし。 行きましょう。
    オペレーションは頼みますよ、モエ。」

    モエ:
    『・・・了解。』

    ────────────────────

  • 93二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 01:00:10

    よし、(連邦生徒会派が)勝ったな、風呂入ってくる

  • 94二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 08:10:14

    人はそれをフラグと呼ぶ

  • 95二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 12:31:49

    たった1人に壊滅されるモブ集団とか普通にありそうだから困る

  • 96二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 18:07:35

    ??「ただのカカシですね」

  • 97二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 18:12:34

    >>96

    🐇「\(^o^)/」

  • 98二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 23:52:07

    「え?もうラスボス戦?」

  • 99ホットドリンク大好き25/04/04(金) 02:58:37

    ────────────────────

    カンナ:
    「───思ったより遅かったな。」

    SRT校舎の最奥、データバンクの前に一人の生徒が腰掛けていた。
    いつものタイトスカート タイプのヴァルキューレ制服ではなく、正に機動隊といった様相のボディアーマーに身を包んだ生徒───尾刃カンナが そこに居た。
    髪はボサボサでボディアーマーも少なく無い傷を負っているが、その鋭い眼光だけは一切の疲労が窺えない。

    ミヤコ:
    「・・・貴方は。」

    カンナ:
    「余りにも遅かったのでコーヒーを淹れさせて貰った。 最近のSRTの練度も たかが知れる。」

    実際、カンナはデータバンクの前で優雅にコーヒーを嗜んでいた。
    どうもSRTの校舎から拝借したらしく、マグカップは愛用のものではなかった。

  • 100ホットドリンク大好き25/04/04(金) 02:59:12

    サキ:
    「なんだと?」

    挑発に乗りそうになったサキを、ミヤコは手で制した。

    ミヤコ:
    「・・・ここに来るまでに山ほど見張りが居たはずです。 どうやって ここまで いらしたのですか?」

    カンナはコーヒーを呷ると、事もなさげに答えた。

    カンナ:
    「? 普通に壁を登ったが?」

    カンナが指差した方を見ると、SRT校舎の壁が外から粉砕されている痕跡があった。
    大切なデータを保存する保管室なだけに特別厚く造られた防護壁が、である。

    ミヤコ:
    「・・・。」

    サキ:
    「うわ。」

    その場にいる全員がドン引きする中、カンナは一切を気にすることなく言葉を続けた。

  • 101ホットドリンク大好き25/04/04(金) 03:00:25

    カンナ:
    「・・・話は一つだけだ。 さっさと引き返せ。」

    ミヤコ:
    「はい そうですかと言えると思いますか?」

    カンナ:
    「それでも引き返せ。」

    ミヤコ:
    「・・・なぜですか?」

    カンナ:
    「公共の安全の為だ。 我々は常に その為に行動している。」

    ミヤコ:
    「説明になっていません。」

    カンナ:
    「・・・詳しく説明をすれば、それだけでリスクがある状況だ。
    悪いことは言わん。 今すぐ引き返せ。 それが最良の選択になる。」

  • 102ホットドリンク大好き25/04/04(金) 03:01:32

    ミヤコ:
    「・・・。」

    ミヤコは瞑目して熟考する。
    そして答えは直ぐに出た。

    ミヤコ:
    「すみません、カンナ局長。
    私には、どうしても貴方の言い分が正しい道理に思えません。」

    カンナ:
    「そうか。」

    カンナは空になったマグカップをデスクに起き、ユラリと立ち上がった。

    カンナ:
    「───なら、制圧する他ないな。」

    次の瞬間、銃声が鳴り響いた。

    ────────────────────

  • 103二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 08:18:10

    カンナって強いの?
    …って思ったが、これまでの戦闘経験(カヤとダイス神によって駆り出された)で培った戦闘スキルがあるか

  • 104二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 15:25:56

    「そうだ。ハンデをくれてやろう。
    私はコーヒーをこぼさずに戦ってあげよう。
    少しくらいは楽しめるかもしれないからな。」

  • 105二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 22:44:50

    つおい…

    >>104

  • 106二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 22:49:51

    >>104

    (カヤ防衛室長にしごかれた時に同じ扱いされたな…)

  • 107二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 03:50:53

  • 108ホットドリンク大好き25/04/05(土) 04:45:20

    ────────────────────

    ・・・。
    ・・・・・・。
    ・・・・・・・・・。

    カンナ:
    「フン。」

    銃弾が一発、眼前に迫っていたSRT生徒の額に命中する。

    ベアー2:
    「ぐぅ・・・っ!」

    躰の芯を捉えた弾丸は、SRT生徒の体幹を確かに崩した。
    それを確認したカンナは、四方八方から飛び交う弾丸の合間を縫って体幹を崩した生徒の前に電光石火の速さで迫ると、その勢いのまま蹴り飛ばした。

    冗談のような速度でSRT生徒が飛んでいき、データ保管室の壁に叩き付けられる。

    ベアー1:
    「今だ!」

    ベアー4:
    「OK!!」

    仲間が吹き飛ぶのも構わず、同じ小隊の二人が左右からカンナに迫る。
    銃身を持ち、銃床で攻撃する体勢に移っていた。

  • 109ホットドリンク大好き25/04/05(土) 04:45:53

    カンナ:
    「甘いな。」

    しかしカンナは、片方を顎を拳銃の銃床で払ってノックアウトさせると、その勢いのまま反対側から迫ってきていた もう一人の生徒の足を払った。

    そして体勢を崩した その生徒の腕と襟を掴むと、そのまま背後からバックアップの為に迫っていた小隊に投げつける。

    ベアー1:
    「がっ!」

    ベアー4:
    「うわっ!」

    ディアー小隊:
    「「っ・・・!」」

    SRT生徒を投げつけられた小隊が、ボーリングのピンのように吹き飛ぶ。
    ───1秒にも満たない早業だった。

  • 110ホットドリンク大好き25/04/05(土) 04:46:25

    サキ:
    「舐めるなよ!」

    そんなカンナの技量に怯むことなく、サキは正面からカンナに戦いを挑む。

    マシンガンを連射する。

    カンナの圧倒的な動体視力によって、全て躱される。

    これ以上は無意味と悟ったサキは、マシンガンの銃身を握り、ベアー小隊と同じようにCQC(近接戦闘)の構えをとった。

    銃身を引き、銃床をカンナに叩き付ける体勢をとる。

    それを迎え撃つ為に姿勢を低くするカンナ。

    サキ:
    「───掛かったな?」

  • 111ホットドリンク大好き25/04/05(土) 04:47:18

    カンナ:
    「なに!?」

    サキは嗤うと、その銃床を叩き付けるはずのマシンガンを手から離した。
    そしてその背後から、何かが飛び出してくる。

    カンナ:
    (自走式の・・・閃光ドローン!?)

    それを理解した瞬間、カンナを衝撃と閃光が襲った。
    一瞬の隙。
    しかし眼前まで迫ったサキからすれば致命的な隙だった。

    カンナの腕を取り、その上半身に両足を掛ける。
    完璧な関節技だった。

    サキ:
    「動くな。 動けば腕の骨を折る。」

    低く、ドスの効いた声でサキはカンナを脅す。

    カンナ:
    「・・・。」

    カンナはサキの背後に、『鍛えておきました。』と言わんばかりにサムズアップするカヤを幻視した。

    ────────────────────

  • 112二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 09:41:07

    カヤの姉弟子VSカヤの妹弟子たち

  • 113二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 19:33:48

    カヤ「カンナもRABBIT小隊も私が育てました」

  • 114二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 01:53:53

    後ろで手を組んで「青春だね〜」とか言ってるカヤさん?

  • 115ホットドリンク大好き25/04/06(日) 04:36:29

    ────────────────────

    ミヤコ:
    「カンナ局長・・・戦闘を停止して下さい。
    事情を話せないというのでしたら立ち去るだけでも結構ですから。
    我々はただ、身内が隠した情報を確認したいだけなんです。」

    ミヤコが関節技を掛けられ続けているカンナを説得に掛かる。
    ミヤコには何となく分かっていた。
    この人はまだ”本気を出していない”。
    カヤ先輩と同じニオイのする この人は、今ここで言葉によって無力化せねばならない。

    カンナ:
    「フッ、いいだろう。」

    対するカンナは諦めたように嗤った。

    ミヤコ:
    (・・・納得して頂けたでしょうか?)

    そんなミヤコの期待とは裏腹に、関節技を掛けているはずのサキが困惑するような声を上げた。

  • 116ホットドリンク大好き25/04/06(日) 04:39:16

    サキ:
    「おい・・・嘘だろ・・・。」

    どうしたのかとサキの方を見れば、そこでは信じられないような光景があった。
    ───なんと、全身の筋肉を使ってカンナの腕の骨を折りに行っているはずのサキが、徐々に力負けをしていたのだ。
    真っ直ぐに伸ばしていたはずの腰は ゆっくりと屈んでいき、遂には椅子に腰を掛けているかのように90度へと変化していく。
    それは、カンナの膂力が、サキの全身の筋力を上回るという証明に他ならなかった。

    カンナ:
    「───行儀の良いフリは止めだ。」

    カンナは腕に張り付いたサキの首根っこを掴んで引き剥がすと、そのまま振り回すように肩の上に回した。
    そうして頭の反対側である足首を掴むと、そのまま自らの首を支点にして力一杯 引っ張る。

    サキ:
    「痛ぁ!!」

    カンナ:
    「───『狂犬』の狩りを、知るがいい。」

    ────────────────────

  • 117二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 10:25:46

    あぁ.....人の形をして帰れるのか?

  • 118二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 12:09:11

    サキの身長が伸びたな

  • 119二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 21:47:40

    ほし

  • 120二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 21:48:54

  • 121二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 21:49:27

    の出番は残念ながらお預けみたいです

  • 122二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 22:00:15

    実際カヤとホシノが戦ったらどっちが勝つだろうか

  • 123二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 22:45:15

    いつものホシノじゃ少し不利かもだけどメンタルが完全な状態で先生バフあれば割といけるかな?って感じじゃないかな、
    戦闘力じゃホシノの方が上だけどカヤは数が多いしまだ謎の技術隠し持ってたらしそうだし

  • 124二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 06:35:20

    ほしゅ!

  • 125ホットドリンク大好き25/04/07(月) 08:03:56

    ────────────────────

    ミヤコ:
    「!! 総員、攻撃!!!」

    身の毛もよだつような怖気を覚え、ミヤコは咄嗟に全ての潜入部隊に指示を飛ばす。
    すると、皆が同じような感覚を覚えていたのか、訓練を遥かに上回る練度で四方八方からカンナへと銃弾や弾頭が飛んでいく。

    しかしカンナは一切怯むことなく、まず少しグッタリとしたサキをミヤコ達の方へと投げ飛ばす。
    そうして、背中に”仕舞い込んでいた”短機関銃に手を伸ばした。

    ───少し、カンナが息を吸う。

    ミヤコ:
    (・・・!!?)

    飛んできたサキを軽く避けたミヤコは、不意に本能が強い警鐘を鳴らしていることに気が付き、短機関銃を顔の前に構えて防御態勢をとった。
    ミユも同じく狙撃銃で防御する姿勢をとる。

    カンナ:
    「────────────────────!!!!!!!!!」

  • 126ホットドリンク大好き25/04/07(月) 08:05:01

    ───── ズドンッ

    そう表現するべき衝撃が、ミヤコ達を襲った。
    カンナを中心とする空間が歪み、弾丸は逸れ、弾頭は爆発し、追撃の為に攻撃態勢を取っていた全ての小隊が吹き飛ぶ。

    後には、防御態勢をとっていたミヤコとミユ、そして ちゃっかりミヤコの後ろに滑り込んだサキだけが残った。

    ミヤコ:
    (これは・・・音圧?)

    全身を襲う痺れが、圧倒的な音圧によるダメージだと理解するのに数秒の時間を要した。
    そしてそれが、カンナから発されたものだということにも。

    ミヤコ:
    (攻撃を無効化し、周囲の人間を吹き飛ばす音圧って・・・私達は何を相手に───)

  • 127ホットドリンク大好き25/04/07(月) 08:06:53

    サキ:
    「おい!! ミヤコ!!!」

    ミヤコ:
    「!!?」

    サキの焦燥感のある声で現実に引き戻される。

    ───眼前にカンナの拳が迫っていた。

    カンナ:
    「まずは頭を切り落とす───」

    視界の端に映るカンナの瞳が、ミヤコには得体の知れない獣の眼に見えた。

    ────────────────────

  • 128二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 09:56:46

    カンナ:
    「まずは頭を切り落とす───」

    ((((;゚Д゚)))))))
    怖…カンナにどんな教育したんですかカヤ防衛室長…

  • 129二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 10:06:30

    カンナも「不知火カヤ」になろうとしている?

  • 130二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 18:21:25

    狂犬ってそういう意味か…

  • 131二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 18:37:53

    比喩.....だよな?

  • 132二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 00:54:58

    >>131

    そうじゃないと俺の嫁の首が飛ぶ!(物理)

  • 133ホットドリンク大好き25/04/08(火) 06:22:13

    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

    公安局員:
    「お疲れ様です、カンナ課長。」

    カンナ:
    「あぁ・・・。」

    カンナは煤に塗れたボロボロの様相で、特殊部隊が使うような護送車に乗り込んだ。
    10人以上は入れそうな広々とした空間に、カンナだけが独り腰を掛ける。

    カンナ:
    「・・・。」

    備え付けてある簡易治療セットを取り出し、自分で怪我の消毒をし、ガーゼを当て、包帯を巻く。
    やがて自分の整備が終われば次は銃器。
    硝煙に塗れた自身の短機関銃を分解し、歪みなどが無いか確認し、汚れを拭き取り、また組み立てる。

    カンナ:
    「・・・喉が渇いたな。」

    遂にやることがなくなり、そんな下らないことをポツリと呟く。
    外では他部署のヴァルキューレ生徒が駆け回っているだろうに、わざわざ そんなことを告げるために外に出る気も無かった。



    ???:
    「おや、それは丁度よかった。」

  • 134ホットドリンク大好き25/04/08(火) 06:23:43

    カンナ:
    「・・・。」

    不意に聞こえるはずもない忌まわしい声が聞こえた気がして、カンナは顔を顰めた。

    カンナ:
    「・・・歳だな、幻聴が聞こえる。」

    ???:
    「16は流石に若いですよ、カンナ課長。」

    カンナは いよいよ深い溜息をついた。



    カンナ:
    「・・・こんな所で何をしているんですか、カヤ課長。」

    奇しくも同じ名前の役職に就いた かつての相棒の名前を口にする。
    同じ名前とはいっても、防衛室の課長と公安局の課長では天と地ほどの差があるが。

    カヤ:
    「そういう貴方こそ、相変わらず見事な手腕ですね。
    まさか犯罪組織の中枢に乗り込んで、そのトップを先に無力化してしまうとは。」

    何故ここにいるのかという質問には答える気のないらしいカヤに、カンナは小さく口の中で舌打ちした。

  • 135ホットドリンク大好き25/04/08(火) 06:24:52

    カンナ:
    「”頭から切り落とす”のは巨大な獣(そしき)を狩る時の基本ですから。 ・・・貴方なら良く ご存じでしょう?」

    他ならぬ、その手法を最も好んだ貴方であれば。
    言外にそう主張するカンナへ、カヤは一本の缶コーヒーを差し出した。

    カヤ:
    「それが分かっていても実践できる者は僅かです。 私は貴方の成長が嬉しいですよ、カンナ。」

    カンナ:
    「・・・フンッ。」

    カンナはカヤから缶コーヒーを受け取った。
    指先が熱い缶の側面に触れる。
    プルタブの小さな金属の輪に力を込めると、「パチッ」という鋭い音が響いた。
    それと同時に、缶の中に閉じ込められていた芳醇なコーヒーの香りが一瞬で解き放たれる。
    少しの間、それを楽しんでいたカンナだったが、やがて一息に缶を傾けた。

    カンナ:
    「───悪くない。 だが、馴染みのない味だ。」

    カヤ:
    「最近出た新作ですよ。 既製品より少し良い豆を使っているんです。」

    カヤも缶を開け、仮面の隙間からコーヒーを流し込む。

  • 136ホットドリンク大好き25/04/08(火) 06:26:27

    カヤ:
    「あぁ、偶には缶も悪くありませんね。」

    カンナ:
    「そうだな。」



    しばし二人が無言でコーヒーを味わう奇妙な時間が流れる。



    カヤ:
    「───では、私は そろそろ行きます。」

    カヤが手を差し出してくる。
    カンナは何も言わず飲みきった缶コーヒーを その手に置いた。

    カンナ:
    「・・・本当に何しに来た、お前?」

    カヤ:
    「? 近くに寄ったので貴方の顔を見に来たのですよ。 では。」

    それだけ言って、カヤは護送車から立ち去る。
    後には馴染みの無いコーヒーの匂いが残った。

  • 137ホットドリンク大好き25/04/08(火) 06:27:22

    カンナ:
    「まぁ・・・喉は潤ったな。」

    細かいことは考えないことにし、カンナは護送車の中で横になった。
    車内に独りしかいないからこそ出来る醍醐味である。

    カンナ:
    (独りか・・・。)

    カンナはふと、自らの身の上を考えた。
    平の局員から課長に上がり、自らの手で人を動かせるようになったとき、カンナは割り振られた人員の全てを事務員にした。
    なぜなら、彼女達は自分に付いてくるには弱すぎたから。
    カヤという怪物に付いていった自分も、いつの間にか怪物になっていたというワケだ。

    カンナ:
    (そう考えると、この護送車も檻だな。)

  • 138ホットドリンク大好き25/04/08(火) 06:28:26

    内側から扉を開けられるとはいえ、独りきりの空間は牢獄にも等しい。
    そう・・・出来るなら傷の消毒から包帯まで巻いてくれる治療係が欲しいし、叶うなら護送車の中にコーヒードリッパーがあったっていいはずだ。

    カンナ:
    (仕事が一段落したら申請してみるか・・・。)

    今しがた仕事を終えたカンナに、猛烈な眠気が襲う。
    このまま眠気に身を任せたっていい。
    というか、それくらいは許されるだろう。

    朧気になる意識の中で思い浮かぶのはカヤの黒い仮面。
    こんなところに会いに来てくれるのが嬉しい反面、カヤと話が合うようになってきた自分が嫌でもあった。

    カンナ:
    (カヤ・・・。 悪いが私は、お前には成りたくない・・・。)

    そこでカンナの意識は途切れた。

    ────────────────────

  • 139二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 08:42:47

    Q.カンナはかつての相棒でしょう?何で別れたの?引き止めなかったの?
    A.カヤ「引き止める必要ないですよ。彼女は必ず自分から戻ってきますから。今は自由にさせてあげましょう。ほら言うでしょう、可愛い子には旅をさせろって。」

  • 140二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 09:56:38

    >>132

    お前の嫁ではねぇよ

  • 141二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 12:49:01

    頭ってリーダー格って意味ね…良かった…

  • 142二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 16:18:51

    >>139

    カンナ局長の事ナチュラルに対等と思ってない…

  • 143二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 19:03:45

    これこの後兎大丈夫ですかね…あと先生
    カンナにグチャグチャ(文字通り)にされないと良いけど…

  • 144二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 01:21:10

    局長自らが鎮圧に…!?
    流石ダァ…

  • 145二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 06:13:49

    制圧

  • 146二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 08:44:44

    カヤ「カンナ!
    ヴァルキューレはあなたの庭じゃないんですよ?
    檻なんですよ!檻!
    ホテルでさえ出かける時にはフロントにひと声かけますよねぇ!
    檻の中のあなたが何黙って出てるんですか!
    ねぇ?ねえ!!」





    …狂犬と聞いて思いついたシチュ

  • 147ホットドリンク大好き25/04/09(水) 11:30:52

    ────────────────────

    ミヤコ:
    「───っ!!!」

    ミヤコは眼前に迫った拳を、全身を捻るかのようにして躱す。
    咄嗟の回避ゆえに全てを躱しきることは出来ず、カンナの拳が頬に擦れた。

    ───── ジュッ

    音を置き去りにした亜光速の拳は、僅かに触れただけでも膨大な熱量を生む。
    ミヤコは、自身の頬が僅かに焦げたのを感じ取った。

    カンナの拳が振り抜かれる。

    ミヤコが受け身を取りながら地面を転がる。

    次の瞬間、圧倒的な暴風と爆音がカンナを中心に発生した。
    振り抜かれた拳がデータ保管室の内壁に当たり、防爆性に優れた素材であるケブラー繊維と炭素繊維強化プラスチック(CFRP)によって構築されているはずの頑強な壁が、まるでガラスで出来た壁かのように容易く砕ける。
    先程までミヤコの頭部があった辺りを中心に入った蜘蛛の巣状の亀裂が、その悍ましいほどの威力を物語っていた。

  • 148ホットドリンク大好き25/04/09(水) 11:32:46

    ミヤコ:
    (あれを躱しきれなかったら私は・・・。)

    キヴォトスの人間が滅多に覚えることのない、外傷による濃厚な死の気配をミヤコは感じた。

    カンナ:
    「・・・これを避けるか。」

    カンナの瞳がミヤコを捉えていた。
    ───獲物を狩る、獣の眼をしていた。

    (どうすればコイツを『無力化できる(くえる)』?。)

    そんな獰猛な思考が、鋭い眼光から刺すように伝わって来るようだ。

    振り抜いた拳を引き、身を守るボディアーマーに手を伸ばす。
    そして まるで拘束を外すように それを脱ぎ捨てた。

    カンナ:
    「カヤめ、余計なことを。」

  • 149ホットドリンク大好き25/04/09(水) 11:37:29

    ───── ズドンッ

    放り投げられたボディアーマーから、有り得ないほど重い音が出る。
    まるでナニカを縛り付けるように不必要な程 重量化されたアーマー。
    その下から、動きやすさを重視したクロップトップが現れる。
    そして、隠されていた筋肉も。

    女性的ラインを崩さずに、しかし圧倒的な迫力を醸し出す筋張った筋肉。
    幾度もの実戦で鍛え上げられた肉の鎧には一切の無駄がなく、その撓やかなボディラインは、まるで一本の刃物のように洗練された魅力を放っていた。

    洗練された肉体に動き易さを重視したクロップトップ、そして脹脛の辺りが膨らんだブリーチズに長靴。
    その姿は まるで古の戦士のようだった。

    圧倒的な威圧感がミヤコ達を襲う。

    カンナ:
    「? どうした、来ないのか。 ───なら、私から行くぞ。」

    カンナが獲物に襲い掛かる獣のように姿勢を低くしたかと思うと、次の瞬間その姿が掻き消えた。

    ────────────────────

  • 150二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 12:42:06

    あれこれ物理的に頭を切り落とされる奴じゃ…

  • 151二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 19:19:51

    カンナのボディアーマーは悟空の道着並に重そう

  • 152二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 19:46:51

    多分落とした時に風を結構感じるやつ

  • 153二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 01:39:24

    うーんこれは不動卿

  • 154二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 08:34:32

    逃げるんだぁ…勝てるわけがないよ

  • 155ホットドリンク大好き25/04/10(木) 13:31:25

    ────────────────────

    サキ:
    「っ・・・させるか!」

    掻き消えたカンナの意図を察したサキが、ミヤコの前に立つ。
    すると、次の瞬間サキも掻き消えた。

    ミヤコ:
    (・・・え?)

    あまりの出来事に理解の追いつかなかったミヤコだったが、一拍おいて崩壊する天井と共にサキとカンナが姿を現した瞬間、ミヤコは今 起きた現象を把握した。

    ①サキがミヤコを庇う。

    ②邪魔に思ったカンナが、サキを天井に向かって蹴り飛ばす。

    ③アホみたいな速度で天井に突っ込んだサキは、勢いの余り天井を突き抜ける。

    ④跳んで追撃に向かうカンナ。

    ⑤何層かの天井と床を貫通した後、ようやく勢いが死んだサキの胴を掴むカンナ。

    ⑥そのまま自由落下の勢いで、サキの頭を下にしてダンクシュートを決める。 ←今ココ

    その推測を証明するかのように、体感時間ゆっくりと流れる世界の中で、一拍おいて爆風に爆音、そして凄まじい衝撃が発生した。
    それはまるで、凶暴な獣を閉じ込めなければならない檻が上げる悲鳴のようでもあった。

  • 156ホットドリンク大好き25/04/10(木) 13:33:01

    サキ:
    「ィダァ!!!」

    もはや そういう鳴き声のような呻きがサキから上がった。
    破壊によって発生した粉塵の中で、サキは頭部が”床に刺さった”冗談のような姿勢になっていた。

    カンナ:
    「なんだ。 まだ元気そうだな。」

    淡々とした声色で、カンナは床に刺さったサキを蹴り飛ばす。
    蹴り飛ばされたサキは天井と壁、床の間を何往復かバウンドした後、何事も無かったかのようにミヤコの横へと転がり込んだ。

    サキ:
    「ゲホッゴホッ・・・鉄帽が無ければ即死だった・・・。」

    ミヤコ:
    「・・・サキ、貴方 段々 頑丈さが人間離れしてないですか?」

    サキ:
    「お前には言われたくない。」

    ミヤコ:
    「・・・そうですか。」

    引っ掛かる部分はあったが、今はそれどころではない。
    銃を構え、照準をカンナに定める。

    今は、この怪物を何とかしなくては。

    ────────────────────

  • 157二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 19:07:27

    兎も十分化け物だよ!

  • 158二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 23:19:41

    全体的に戦力が上がってるような...

  • 159二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 08:28:25

    「みなさん血の気が多いですね。
    一体どこの誰がそのような教育をしたのでしょうか?」

  • 160ホットドリンク大好き25/04/11(金) 11:19:42

    ・・・
    ・・・・・・
    ・・・・・・・・・

    ミヤコ:
    (何とかするとは言ったものの・・・。)

    ───── ヒュンッ

    ミヤコの横を、吹き飛ばされたSRT生徒が通り過ぎる。

    ミヤコ:
    (これは・・・ムリですね。)

    ミヤコの眼前では、最精鋭であるはずのSRTが たった一人に蹂躙される光景が広がっていた。

    ───CQC(近接戦闘)を仕掛けた生徒が、首根っこを掴まれて床に叩き付けられる。

    ───背後をとった小隊が、次の瞬間にはノールックの短機関銃の連射によって薙ぎ払われる。

    ───まるで瞬間移動のように掻き消えると、次の瞬間には死角から銃声が響く。

  • 161ホットドリンク大好き25/04/11(金) 11:21:42

    遊ばれている。
    それがミヤコの率直な感想だった。

    ミヤコ:
    (小火力による制圧は不可能・・・となると───)

    ───── ババッ

    ミヤコは流れ弾に見せかけた死角からの凶弾を、首を倒すことによって躱す。

    ミヤコ:
    (───プランBですね。)

    ミヤコは無線通信機を取り出した。

    ミヤコ:
    「モエ、やっちゃって下さい。」

    モエ:
    『了~解~!』

    次の瞬間、データ保管室の外から連続した爆発音が響いた。

    ────────────────────

  • 162二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 18:58:49

    >>159

    お前じゃい!

  • 163二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:36:10

    一応やっておく

  • 164二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 03:49:44

    ラビット小隊も逞しくなって…
    防衛室長を喜んでいらっしゃるに違いない…

  • 165二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 11:00:04

    兎小隊も強くなって、先生も嬉しいよ

  • 166二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 11:02:16

    「私も嬉しいです。(しみじみ)」

  • 167ホットドリンク大好き25/04/12(土) 11:29:03

    ────────────────────

    カンナ:
    「これは・・・。」

    カンナは眼前の光景に目を見張った。
    カンナが暴れたことによって脆くなったデータ保管室の外壁が爆発により砕け散り、爆煙の向こう側から何機もの武装ヘリが現れたから。

    モエ:
    『───最初から こうすれば良かったんだよ。』

    無線のオープン回線から、そんな声が聞こえた。

    ミヤコ:
    「対 爆破 防御!!」

    ミヤコの号令と共に、各小隊の一人が背中からシールドを取り出して構える。
    それと同時にSRTの全員がシールドの後ろに隠れた。
    ラビット小隊はデータバンクの前に陣取り、今回の目標であるデータを含めたSRTの機密情報を守る構えを取る。

  • 168ホットドリンク大好き25/04/12(土) 11:30:22

    カンナ:
    「やられたな。」

    モエ:
    『ファイアー!!』

    モエが そう言うと、次の瞬間モエと その背後の武装ヘリから無数のミサイルがデータ保管室に飛んだ。
    カンナは飛んでくるミサイルを、避けるでもなく直に受け止めた。
    データ保管室をミサイルの爆炎が包む。

    防爆シールドの後ろで対衝撃体勢を取っているSRT生徒にも、少なくない衝撃と熱が伝わる。
    真面に受ければキヴォトスの人間と言えども無事では済まない威力。

    数ある学園の中でも最強の火力を誇るSRTでも、武装ヘリによるミサイル斉射は上位の攻撃手段だ。
    これ以上となると大型の巡航ミサイルや、アンチマテリアルライフルくらいしかない。

    さて、結果は・・・───



    カンナ:
    「────────────────────!!!!!!!!!!」



    爆発による粉塵の舞う視界の中で、再び獣染みた咆哮が響いた。

  • 169ホットドリンク大好き25/04/12(土) 11:30:59

    先程の咆哮を超える音圧のソレは、爆煙の全てを吹き飛ばし強制的に視界をクリアにしてしまう。

    モエ:
    『マズ───全機、上昇!!!』

    カンナの意図を朧げながら察知したモエが、全ての武装ヘリに上昇命令を出す。
    しかしカンナの動きの方が早かった。

    ───踏み込む。

    ───空中へと飛び出す。

    ───ヘリの尾部を掴む。

    ───そのまま、圧倒的な速度によってヘリの重心を持っていく。

    ───ヘリの浮力を利用して、SRT校舎の別棟に突っ込む。

  • 170ホットドリンク大好き25/04/12(土) 11:32:34

    モエ:
    『・・・嘘でしょ?』

    モエが呆然と呟く声が無線に乗る。
    モエの視線の先では、1万kgはある武装ヘリを鎚のように肩に乗せ、片手の握力と腕力によって別棟の外壁に両足を付けて へばりつくカンナの姿があった。
    別棟の外壁が、カンナの万力のような握力によってバキバキと ひび割れていく。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    カンナは息を吐く。
    水蒸気のような白い息が、カンナの口から空へと昇っていった。

    心臓がドクドクと脈打つ。

    全身に高速で血が巡り、熱を帯びる。

    視界が狭まり、真っ赤に染まっていく。

  • 171ホットドリンク大好き25/04/12(土) 11:34:48

    カンナ:
    (エンジン音・・・ローターが回る音・・・誰かが呼吸する音・・・全てが煩わしい。)

    抑えつけていたものが溢れていく感覚がする。
    怪物に、嫌いな自分になっていくのが分かった。

    カンナ:
    (すべて、全て破壊する。)

    あぁ、カヤ。
    お前のようには成りたくなかったのに。

    カンナ:
    (煩わしい音の全てが静寂に包まれるまで───)

    もう、誰にも止められない。

    ────────────────────

  • 172二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 14:00:55

    もう止まらんよ、流れ始めたエネルギーと同じだ。

  • 173ホットドリンク大好き25/04/12(土) 16:06:32

    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

    ヴァルキューレ上層部:
    『カンナ公安局員、戦闘行為を即時停止せよ。』

    嫌だ。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ヴァルキューレ幹部:
    『カンナ課長、戦闘を止めろ!』

    断る。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ヴァルキューレ公安局員:
    『カンナ局長! もう止めて下さい!!』

    却下だ。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 174ホットドリンク大好き25/04/12(土) 16:07:09

    カヤ:
    「貴方も すっかり『私』になってきましたね。」

    違う。
    私は お前じゃない。

    カヤ:
    「おや、私と貴方が どれほど違うと?
    正義(じぶん)のために悪(たにん)を攻撃することを止めない貴方と私が。」

    違う。

    カヤ:
    「貴方は正義の為に どれだけの自分を削ってきましたか?
    趣味の時間、休日、お金、睡眠・・・きっと全てを捧げてきたのではありませんか? 私と同じように。」

    やめろ。

    カヤ:
    「確かに貴方は『私』ではありません。
    ですが、ずっと此方側です。 貴方もまた、自らの正義に人間性の全てを捧げた怪物(わたし)ですよ。」

    そんなことはない。
    私は人間だ。
    ずっと昔から、そしてこれからも。

  • 175ホットドリンク大好き25/04/12(土) 16:09:19

    カヤ:
    「では聞きますが、貴方は昔の夢を覚えていますか?」

    ・・・。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    かつて、夢を見た。
    何てことのない夢。
    色褪せたゴミを ただひたすら火に燒べる夢を。

    ─── もはや何が写っていたのかも分からなくなった一枚の写真を焼いた。

    ─── いつ買ったのかも分からなくなった一冊の本を焼いた。

    ─── もはや原型を留めていない謎のゴミを一つ焼いた。

    そして・・・

    「・・・なんだ、これは?」

  • 176ホットドリンク大好き25/04/12(土) 16:11:24

    それは一枚の紙だった。
    隅には小さく『将来の夢』と書かれている。
    恐らく、幼い頃に書いた書道作品の類いだろう。
    肝心の大きく書かれた将来の夢は、墨でも零したのか真っ黒になっていて見ることが出来ない。

    「ただのゴミだな。」

    いつかは大切に握り締めていたはずの その紙を燒べることに、何の抵抗も無かった。
    太陽の光に照らされ続けて黄色くなった紙は、火の内に入ると簡単に燃えた。
    あっという間に灰になっていく『将来の夢』を見ても、何の感慨を湧かなかった。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    昔の夢か。
    もう、覚えていないな。

    カヤ:
    「あぁ・・・素晴らしい・・・。
    何もかも、『一番大切だったはずのもの』すら捧げ、『最適な自分』へと至る。
    これを超える『愛』を、私は知りません。
    カンナ、貴方は やはり もう一人の『私』ですよ・・・。」

    ────────────────────

  • 177二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 18:41:16

    同族嫌悪って奴か

  • 178二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 00:38:04

    原作は草臥れたOLみたいな狂犬(笑)だったのに
    こっちでは立派な狂犬(真)に……

  • 179二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 09:41:16

    狂犬かぁ....納得だなぁ.....

  • 180二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 09:44:27

    カンナ「あまりヴァルキューレを舐めてると……飼い犬に手を噛まれるぞ?」
    カヤ「ふふっ♪それは楽しみですね♪」

  • 181二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 14:50:13

    カンナの瞳には狂気が宿ってしまっていた…

  • 182二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 21:03:23
  • 183ホットドリンク大好き25/04/13(日) 21:04:08
  • 184ホットドリンク大好き25/04/13(日) 21:05:00

    >>182

    早ぇ・・・負けたよ・・・。

  • 185二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 21:05:46

    私の…勝ちだ!!!

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