ここだけ呪術関係者の掲示板 死滅回游スレ51

  • 1半人ニンジャ25/03/27(木) 00:29:27

    【一読推奨】

    ・復帰や新規、匿名での参加等、気軽にどうぞ

    ・キャラも匿名も強さや節度等は注意して守りましょう

    ・何事も、確定ロールは控えてください。


    【只今の時系列】

    ・米軍突入後

    【追加されたルール】

    ・泳者は他泳者の情報

     ──“名前” “得点” “ルール追加回数” “滞留結界(コロニー)”──を参照できる。

    ・泳者は他泳者に任意の得点を譲渡することができる。

    (11以降はまだ追加されていない)


    次スレは>>190の方がお願いします

    無理な場合は避難所へ伝えてください。

  • 2半人ニンジャ25/03/27(木) 00:30:52
  • 3半人ニンジャ25/03/27(木) 00:31:41
  • 4半人ニンジャ25/03/27(木) 00:32:24
  • 5凡骨騎士25/03/27(木) 00:34:30

    …丹澤さんとの合流予定地点はここだな
    ふーっ、今日は特になかなか疲れたものだ…
    (そういえば、拳はちゃんと当たったな…やはりここぞという時しか攻撃が当たらなくなってしまったのか…?)
    【少し見当違いだけど、絶妙に掠りかけている考察をしながら今日一日を振り返る。】

  • 6泡のクラゲ使い25/03/27(木) 00:35:50

    …うーん、なんか目線を感じる。
    どっかから見られてるのかな

  • 7二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 00:36:30

    やせいの じゅつし は宝箱を あさった!
    しかし なにもみつからなかった

  • 8二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 00:37:39

    やせいの じゅつしは キ⚪︎ラのつばさを使った!
    じゅつしは 天高く飛び上がった!

  • 9一般女性泳者25/03/27(木) 00:39:52

    >>6

    【すぐ近くの高所から様子を見ている】

  • 10くノ一25/03/27(木) 00:41:59

    ……おかしい。
    夜だというのに、ここ周辺は呪霊の数が少ないですね…
    まあこの美しい街並みを穢す呪いが減っているのは喜ばしいことですが、違和感がありますね…警戒、警戒…
    【小さい頃からの教育を思い出す。「違和感を感じたら、それはもう何かに巻き込まれている合図だ」という教え。ここで何かしらが起きている。もちろん、単に術師が呪霊を祓って回ってるだけかもしれないし確実に危険なわけではないが。】

  • 11二次元好きの匿名さん25/03/27(木) 00:42:14

    >>9

    …うーーん!邪魔!

    これじゃあ狙えないじゃん!!もう撃っちゃおうかな??


    【さらに2kmほど離れたビルの屋上。そこにはスナイパーライフルを携えた人物が】

  • 12「も」な人25/03/27(木) 00:42:59

    >>7

    …あれは…

    >>8

    えーっ…?

  • 13全部やる奴25/03/27(木) 07:39:22

    ……かーっ、終わった状況で飲む酒うめ〜!
    いや、酒はいつだって美味いねん。はー、花見行きたいなぁ
    【襲ってきた一般人を酒瓶で殴り倒して、それをつまみに酒を飲む】
    ちょぉっと、呪術師らしいんじゃないか……?
    いや、倫理終わっとるやつやな。ぱぱっとなんとかせんと

  • 14■■ロリ/悪霊(?)25/03/28(金) 00:16:43

    やっと、やっと一息落ち着いてご飯が食べれるね……
    「だな、俺様腹が空いて仕方ねーよ!」
    『いただきまーす』
    ………薄いね。
    【2人揃ってカップ焼きそばをいただくが、歩美は首を傾げてちょっと物足りなさそうに。】
    「そうか?結構普通に食えるし美味くねえか?」
    ミミはバカ舌じゃん…
    「なんでも美味しく食えるって言い変えろ もうちょい塩とかソース足して良いからよ、ちゃんと食っとけ」
    う、うん…
    【腹ごしらえは大切だと歩美にも食わせるミミと、調味料を追加で振りかける歩美。マシにはなったけどやっぱり薄味だなぁ、と。大分かけたはずなのに。】

  • 15みないちゃん25/03/28(金) 19:15:01

    【円弧を描く炎の群れが、崩れ廃る広島の街に広がってゆく。ぱちぱちと響く火の音を耳に、迫る不可視の呪霊目掛けて火矢を放ち、時に火炎を纏って拳を殴り付ける。煤と同化しぶわりと広がる不快感に眉を曲げて、猿叫重ねて足技を行えば、敵は失せてまた次の屍人がやってくる。】
    【滴る汗が蒸発する。棚引く灰髪の毛先がちりりと焼かれる。手の感覚が死滅する。忘れた痛みを未来に預けて、少女は再び目前の敵へ手を翳す。】

    “火箭 伍連”
    【ぶわり。五つの燃え盛る炎の矢が、コンクリートを貫いた。】

  • 16散花の舞ひ人25/03/28(金) 19:22:09

    前スレ200
    【見てもいられぬその有り体を見て
    その女は傲慢にも憐憫を抱いた】
    …そこのお方?何かお探しのものでも?ー

  • 17二次元好きの匿名さん25/03/28(金) 21:09:15

    〝柱〟…!

    【その「声
    」が
     聞こえ
    た       と思 つ たら
    天   右も   
     地も左   ぐっちゃぐ
            !     ちゃ】
      〝枢〟! あ
    む゛    あ食
     ん!  あ ら
       は   え
           い
           !
    【ぐしゃっ】

  • 18二次元好きの匿名さん25/03/28(金) 21:12:18

    このレスは削除されています

  • 19剣崎司郎25/03/28(金) 21:15:28

    ………
    【坐禅を組んで目を閉じて集中、術式効果の1つである動作投射を使って呪力の巡りを意識する
    呪力を全身に行き渡せ、イメージ通りの動きを肉体に覚えさせる。もっと効率の良い巡り方を、もっと出力の高く巡り方を、そのイメージに行き着くため意識を呪力へと向けている
    これは今あまり大きく動けない現状ですることのできる数少ない鍛錬である】

  • 20二次元好きの匿名さん25/03/28(金) 21:15:36

    >>16

    ……おかーさん。

    【それ以外はいらないよ。拒絶でしかない目を向けて、その傲慢さは私の母にはないものだから。地獄に落ちてもなんでもいいんだ。それが、まがいものでないなら。】


    【持つ父の口が少し動いて、それに微笑みまた進んで行った。】

  • 21散花の舞ひ人25/03/28(金) 21:20:57

    >>20

    …そうですか。見つかれば良いですね、えぇ。

    【傲慢による憐憫を捨て去って、

    何もこもった様子の存在しない声で

    ただ見送る。どうなっても知ったことではないから

    それでも最低限の礼節だけはやっておこう】

  • 22二次元好きの匿名さん25/03/28(金) 23:05:28

    >>15

    ……


    【パンって音と共に。少女の約10mほど離れた地面に小さな穴が空いた】

  • 23みないちゃん25/03/28(金) 23:51:02

    >>22

    ……?

    おと……?気のせい?

    【鎮火されゆく炎を見届け、微かな音に振り返る。確かに捉えた弾ける音は、まるで空砲のようなそれにも思えたし、泡が割れた際の音にも思えた。僅かに再燃する恐れを胸に腕を摩って、少女は辺りを見渡した。】

  • 24シャーマン25/03/29(土) 20:37:57

    【腐り鏈り折り重なり祈り重り寄り集まり凝り塊り

    甚だ黝ばんだ者ばかりの黒山が一つの生き物となっていた
    手足五体入り混じる千鳥足の十ツ足で連なる骸をがくがくのたくらせ
    憎々しく世に憚る肉々しく胎の脹らんだ芋虫の様な其れは地に腐血の筋を描きながら蠢き体の下から手を延ばし至る所の屍を掻き集めて居る】

  • 25泡のクラゲ使い25/03/29(土) 20:46:34

    >>24

    …ひどい匂い

    定期的に血痕しか残っていないところを見たけど…死体持って行ってたのアンタでしょ。


    【ふと、屍の山に立ったのは一人の生者。傍には宙に浮くクラゲを仕えて、一人の術師は生き物であるかも疑問になりそうな化け物と対峙する】

  • 26シャーマン25/03/29(土) 21:16:41

    >>25

    「ひ」

    【応えたのは、日出ずる国には縁のない彼女の愛しき故郷のことば?その姿に見合った人外の咆哮?嗜虐の嬌声?

    ちがう】


    「「「「「「「「「「「「「「「「ひ」」」」」」」」」」」」」」」」


    「「「あ゛あ゛「ああ゛あ「「ひどのも「゛のぉ゛盗゛…なぁ゛!ン゛ざっっけ「い゛やぁ!」いたぁ゛あ」「ヲ゛…だぁれだあ!来ン」」えぇ゛…」」よお゛ぉ」が」どぉして゛!」」」


    【どこかの誰かの幾つもの声の入り混じる断末魔を散漫につなぎ合わせたノイズ

    最早其れに明確な意思はなく「彼女」は折り重なる死体と平等の部品と化していて集合したそれらの脳でモノを考えていた

    その体表面の夥しい人間の顔が堰を切ったように動き出し死肉に刻まれた声を再生する】


    【大きく萎縮と膨張を二度ほどしたと思えば、部品の死肉の絡まりを緩ませ三人の死体の上半身をあなたに叩きつけるように差し向けた】

  • 27泡のクラゲ使い25/03/29(土) 21:27:05

    >>26

    これは…見事に混ざってるというか、断末魔かな。


    “──許し、てね。水月”


    …死体の声なんてゾッとしない。


    【死体の山からの声を聞いて不快そうな顔をする。直後投げ飛ばされた上半身がぶつけられる。…が、体にあたる寸前目の前に貼られた泡の膜に弾かれ軌道が逸れる】


    仏様を労われとかいうつもりはないけど…ま、しっかりあの世に送ってあげるよ


    【身体から呪力が迸る。戦闘態勢に入り、いくつかの泡を飛ばす】

  • 28シャーマン25/03/29(土) 21:38:53

    >>27

    【神子と祀られた首狩りの戦士、されとて術師としての戦闘この数日の二、三度、そもそもまともな思考が出来ていない

    ずるずると筋繊維を綯わせて成した臍の緒のようなもので死肉を体に引き摺り戻し、泡に無警戒のまま十の肢を奮い脈動させあなたに向いて真っ直ぐに襲い掛かる】

  • 29泡のクラゲ使い25/03/29(土) 21:45:22

    >>28

    肉片の化け物ね、アナタ


    【真っ直ぐ突っ込んでくるのであれば、自らの泡を足場とする。呪力で強化されたそれはトランポリンのように彼女を上空へと跳ね上げる】


    …あ、あとその泡弾けるよ。


    【そして、シャーマンが泡に不用意に触れたのなら弾けた際の衝撃は並の人間なら意識を飛ばすほどの威力を与えるであろう】

  • 30二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 22:02:32

    このレスは削除されています

  • 31シャーマン25/03/29(土) 22:05:47

    >>29

    【泡が炸けて巨体の体表面は花火の最後の余韻めいた煙臭い音で、花電車みたいに赤く飾られたまま一心不乱に駆け抜けた後

    ベージュの眼球の七つ八つがぎょろぎょろあなたを捉える

    血迷いながらも泡の奇怪さは憶えたようで、空中に向かうつもりもなく、折角辿り着いたあなたが元いた位置から距離をとった】

  • 32泡のクラゲ使い25/03/29(土) 22:31:47

    >>31

    知恵はあるっぽいね。

    (しかし、あれ死体まみれのせいで何が本来かわかんないなぁ。一片に削る方が得策か)


    だったら、『水泡』


    【相手の動きと様子を見て脳内で行動を組み立てる。放たれたのは水泡。一際大きくそれでいて威力の高い泡を相手目掛けて放つ】

  • 33シャーマン25/03/29(土) 22:59:22

    >>32

    【硫化水素やメタンチオールの瘴気を振り撒く怪獣は数瞬迫り迸る泡に映った虹を眺めた後

    それに致死を予見したのか反射的に後ずさりながら

    直撃を避けるため巨体を構成する四分の一程の死肉を分離し臍の緒縄で繋いだ万力鎖のようにして泡を肉塊で打擲する】




    【儚くクリアに爆ぜた泡に焼かれ肉塊はグズグズの脂臭い屑となって一帯に飛び散った

    余波を受けたと見える本体も身が浅く抉れたと見え十あった肢の四本を欠く】

  • 34泡のクラゲ使い25/03/29(土) 23:20:42

    >>33

    【泡が弾け肉塊を弾けるのを見る。このまま削ればいずれは仕留められるか。それとも何か狙っているのか。

    いずれにせよ、畳み掛ける時は一気に仕掛けるべきと判断】


    『波沫』


    【泡で周囲を跳ね回りながら、小粒の無数の泡をぶつけて削りにかかる】

  • 35シャーマン25/03/29(土) 23:40:39

    >>34

    【回避を試みたも虚しく欠けた肢では肥大した肉の鎧の自重に耐えられなかったのか、泡は、餌に飛びつく魚群のように

    貪り尽くすようにそれを飲み込んだ

    蹲って、ヤマアラシの針のように展開された何本もの四肢がせめて早く逃れようと泡を踠き掻きわける

    酸に焼かれたタンパク質が泡立っているようにも見える】

  • 36泡のクラゲ使い25/03/29(土) 23:51:29

    >>35

    身体が腐敗するとこうなるっていうけど…本当に惨いわね。

    (しかし埒が開かない。ちまちま削るのも呪力消費が大きいし、何か手はないかな)


    【一気に仕留めるのであればまずあの四肢で防がれないようにするか。或いは防げきれないほどの一撃を与えるべきかと考える。

    自らの手札でできる手段を模索しながら出方を伺う】

  • 37シャーマン25/03/30(日) 00:06:48

    >>36

    【引っ被った泡が落ちる頃には無数の小さな衝撃に爛れた有機的なオブジェクトが残っている

    浅く息をし、かろうじて残った穴ぼこの四肢の成れの果てで蠕動しもぞもぞとただ刺激に反応して動いているだけ

    崩れて落ちた肉がそれを囲んでいて、虫の繭か、卵のある鳥の巣のようで、たった一つその器官の中で生きている者がその心臓】

  • 38泡のクラゲ使い25/03/30(日) 00:14:16

    >>37

    ……あれね。


    【心臓らしき部位の露出。あれを潰せば或いは活動を止めるのだろうか。

    周囲に浮かぶクラゲが空中に浮かび泡を作る。先ほどの水泡と同い大きさの泡を計5つ】


    すぐに終わるよ。『泡包み』


    【同時に水月の術式を瀕死の肉塊とクラゲを包み檻のように形成する。それは下手に逃げだされないように、そして肉片が飛び散るのを防ぐために泡の盾を籠とする。


    そして、5つの泡が一斉に弱点目掛けて放たれた】

  • 39シャーマン25/03/30(日) 00:23:35

    >>38

    【泡の開けた風穴が腐った血を瀉血して、塊った肉が解けていく、数百年分の呪いが腐り落ちる

    体温など疾うにない、生きた血もない、癒着した肉に後ろ髪を引かれた只の等身大の人間の、やつれた小さな女の死体がごとりと吐き出された】

  • 40泡のクラゲ使い25/03/30(日) 00:34:47

    >>39

    これが、あの化け物の正体だったのね。

    【倒れ伏した女へと近づく。いきなり目覚めて襲いかかってこられても困るから警戒はしづつけるけど。

    やがて近づいても動きひとつないのであれば、やつれて体温も感じない女の手を取って】


    貴方が抱えた呪いがあれだったの?

    何を思って死体なんてかき集めたかはわからないけど…もう良いよ、抱えなくて。

    ……お姉ちゃんならこう言ったかな?


    【自分なりに姉ならどうするか想像して行動した。これ以上この相手に掛ける言葉はないと思うから、このまま結界の中を歩いていこう】

  • 41臆病ロリ/悪霊(?)25/03/31(月) 18:35:43

    っう……見るだけで痛々しいや…結構新めの死体だからかな、まだ血も乾いてないね
    【杭を使って四肢を磔にされたり、頸が断ち切られコトリと頭が少し離れた場所で転がっている死体。蟲が寄っていて、気色が悪い。腐っていて凄く臭う。吐き気を覚えながらも、また次の死地へと足を止めずに。】

  • 42二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 19:36:23

    【銃声が静かに鳴り響く。いつどこにいてもどこからともなく撃ち抜かれる音が聞こえる。
    広島の空に銃弾の照準が今ここに完成した】

  • 43二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 16:06:19

    わらエっ!!
    わらえ゛ェ!!
    ナぐなッ!泣ぐっな!!泣いて死んだばら赦さねえど!
    命を無駄にすんじゃねえ!
    笑って死ネっ!すぐ笑えっ!おいっ!死んじまうぞ!笑えっ!笑エ゛ッ゛!
    笑って死なねンだったら殺さなかったんだぞ!!!!
    てめぇわらってけ!笑わなかったら何にもできんぞ!
    きぃきぃ笑うんじゃねえっもッッ豪勢にわ゛ラ゛エ゛!!!!!おい!おい!オ゛

    死んでんじゃねえかよおぉしゃあしゃあ存り終えてんじゃねええええぞ!
    俺の面はこんな出来損ないな感情じゃ出切無えええんだよう!手前ェの所為で上等な面が打てねえじゃねえかよ!!
    もっと出切れよ!最期の最期なんだからよ!翁以外の面になんざしねええ!お前ェは決まってたんだからな!妥協なんざありゃしねえ!
    笑ってなきゃ翁になるわけねえじゃねえかよ!ああああああああああ!

  • 44二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 07:49:46

    黎明は来たり!私は未だ生きているぞ!
    彼奴め、さんざ私を狙ってきたかと思えば此方が向かえば早々に逃げた!闇夜に逃げ惑い一時は死ぬかと思ったが、私は未だ生きている!勝った!ハハッ!!
    あゝ、先ずは如何するか。返しにと追い掛けても良かろう、だが詰まらん。生産性も無い。
    矢張り追い掛けるならば殺すまでか。良い!ならば殺すか!

  • 45二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 21:00:28

    このレスは削除されています

  • 46二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 21:21:25

    三途が近いよォ!助けてたすけてたーすーけーてー!!
    六銭なんて持ってねえし置いてく首も目も頭もねえ!!いーや!!剥奪されるこーろーさーれーるー!!!!!

  • 47アイさん25/04/03(木) 22:10:11

    >>46

    大丈夫ですか?

    【あまり身を出さず話しかけている】

  • 48一般(自称)会計士25/04/03(木) 22:13:28

    …また一人、どうましょうか。
    【まさか別結界に…誰だっけ。
    まぁどこかに送られた同行者の無事を案じたが
    きっと大丈夫だろう。なら今度は自らの身を案ずるだけだ】

  • 49二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 17:11:50

    このレスは削除されています

  • 50臆病ロリ/悪霊(?)25/04/04(金) 17:27:54

    …ねぇ、ミミ。
    「ん?なんだよ急に名前呼んで」
    【1人(2人)になってからしばらく経つ。今の内に、作戦会議はした方がいい。】

    もしも、もしもだよ?食料が尽きて〜…とか、凄く強い泳者とか呪霊に襲われて逃げ場がない〜…とか。瓦礫かなんかに巻き込まれて、身動き取れなくてミミ砲も使えない…とかになったら……
    簡単に言うと、このままじゃ死んじゃう、ってなった時があるとするじゃん。
    「想像はしたくないけどな、まああり得るだろ」

    その時はさ…術式解放、全開でいってみない?
    「そうだな……は?」
    【提案してみる。たしか、制限時間超えて使うと呪力に肉体が耐えられなくて、死んじゃうか呪霊化するかだっけ。】
    「おいおいおい、それは!」
    うん、わかってるよ。でもそうなったら呪霊になって…生きる?のも悪くないかなって。
    お母さん達も術師ではないけど呪霊は見えるし…涼音お姉ちゃんだったり、呪霊を見れる友達だって最近できたんだもん。へっちゃらだよ。
    「…んぐっ…俺様の力を全部使おうだなんておこがましーことするんじゃねえ、全力で抵抗してやるからな」
    【でも、実際その時が訪れなきゃいい話ではある。ピンチになってから行動を起こすより、ピンチにならなきゃ済むんだもの。とりあえず、ご飯にしよっか。とカフェ跡に入ってみる。】

  • 51みないちゃん25/04/05(土) 19:25:29

    【ぽん。廃れ焦げた赤茶色の左手で、付近の小石を触ってみる。ゴツゴツとした感触と刹那の冷温。直ぐに消えた温度の原因は、自身の手の冷たさか、或いは幻覚か。確認の術は無く、構わず少女は石全体を指で転がし弄る。】

    ……やっぱり薄れてるなぁ。
    温度はどんどん感じなくなってる。
    【末端の神経が、幾度も行われる燃焼で死に掛かっているようだ。少しずつ感じられなくなる温度に慣れて、呆れのような諦めのような。それに似た空虚が胸を埋め尽くす。何だろう、このぽっかりと空いてしまった洞は。】

  • 52くノ一25/04/07(月) 01:58:51

    残穢、ですね
    しかも結構くっきりとした奴
    呪力量がかなり多いか、それとも未熟故放出量を抑えられてないからか…両方、という線も捨てられませんね。
    少なくとも呪霊の減少もそうですし近くに泳者がいるということは確かでしょうか
    【友好的なら協力を、回游被害者なら避難所へ連れて行きたいなと今後の展望を頭の中に据えつつ、辺りをゆるりと見渡して。】

  • 53一般女性泳者25/04/07(月) 02:20:27

    >>52

    ………………人間?

    【遠方からスコープ越しに女の姿を捉える】

  • 54くノ一25/04/07(月) 09:12:59

    >>53

    (殺気、ですか。恐らく5時の方向からですね。)

    【幼い頃から怒られるのが嫌で。一応はサボらずにしていた訓練の賜物かはわからないけど、呪力探知などは人一倍できるほうではある。──仮に呪力を用いていなくとも、「気配」は隠せぬものだ。】

    (掛かったフリで油断を誘って、逆に強襲…いえ、そこそこ離れていますし、何より手に掛ける人は少ない方が良いですから…取り敢えずは一旦身を隠しましょうかね)

    【路地の物陰──スコープからの死角に入ったかと思えば、そこまで経たない内にふたたびそこからまた出てくるところが目撃できるだろうが…それを分身だと知るのは、甲賀本人のみだけなのだが。】

  • 55散花の舞ひ人25/04/08(火) 00:16:45

    …何ですかこれ。
    『私に聞かれても、分からないわよ。』
    【術式を使ったままポケ〜っと座っていたら
    いつの間にか身体から生えた枝に数匹鳥が泊とまっていて】
    …これ、動かない方がいいですか?

  • 56臆病ロリ/悪霊(?)25/04/08(火) 19:59:51

    【ドォン!という音と共に自らの呪力の奔流を、熱波を、そして気色の悪いヘドロのようなものが飛び散り身に注ぎながら消失するのをまた重ねる。】
    『ふぅ…』
    お疲れ様、ミミ
    「お前もな、今日は速攻で終わらせれたしまだ時間制限の余裕はあるな」
    うん、あたしたちだけの戦闘にも慣れてきたね……色々試してきたけど、あたし達の武器──アルティメットミミ砲は出力が高い分、呪力を練るのに時間がかかるし……先手必勝が安定だろうね

    【東京第二は海の結界。故に呪霊が多かったりする。歩いていれば、そうぐうしてしまうこともそれはあって。術式を解いて、一呼吸つきながら反省会を。】
    「追尾に拡散弾だの色々やったが…やっぱ1番シンプルなのが良いんじゃねーか」
    そうだね、後は今回みたいな別にそんなに動きが速くなくて体も大きい呪霊とか相手なら…攻撃範囲がだいぶ無駄になってるし、凝縮させればチャージ時間短くしたり威力上げたり出来そう……
    【すっかり戦うこと自体に抵抗がなくなってきたから、精神的にも強くなれてるのかな、あたし。でも、呪霊相手ならまだしも相手が人間だったら駄目かも。たまに見る、あの人を殺した時の夢。鏡ちゃんを殺した奴で、しかも剣崎お兄さんに背負って欲しくないからって必死になって殺しちゃったけど、そんなの言い訳でしかない。手を血に染めてしまったということに、あの人もあたしも違いなんてない。これ以上、こんなことしたくない。】

  • 57剣崎司郎25/04/08(火) 21:33:52

    …やっぱり細かいものは出すのが難しいな
    【坐禅を組みながら、術式で様々なものを出したり消したりしている。剣や弓、矢や刀、槍、盾、フレイパンなどなど…何度かラジオなどの機械類の出現を試みたが結果として出てきたのは見た目だけのハリボテばかりだった】

    うーん、やっぱり機械類は無理だよなあ
    複雑な構造のものはやりづらいみたいだが…どういう基準なんだ?
    【イメージが大切なのだろうか?やはりこういうものでは、想像できるか否かが大きく関わっていると聞く
    そう考えれば納得だが、あまりにも曖昧な基準で実際にそうなのかは疑わしいものだ】

  • 58Wetherby25/04/08(火) 21:39:17

    >>57

    …ずっと、その、じゅ、術式、使ってますけど…疲れたり、しないんですか?

    【周囲の散策を終えて、戻ってきた拠点の入り口からひょっこり顔を覗かせる。道具が出たり消えたり、遠目から見るとハリボテであることも判別できないのでまさに万能に捉えられる。とはいえそんなにぽんぽん作っては消してると、呪力の消耗だとかが気になってしまうね。もし剣崎さんが倒れてしまったりすれば、僕一人で他の泳者から守るのは不可能に近いだろうし…】

  • 59剣崎司郎25/04/08(火) 21:44:21

    >>58

    …ん?いや、そんなに疲れたりはしないぞ

    流石に結界術を使うとキツいけど…術式に関しては…なんだろう?そこまで呪力を使ってる感じはないな

    【イメージ的には何かと何かを繋げて物を取り出しているような感覚で、距離感的にはそこまで遠くないから労力が少ないと言った印象だ

    出したものを肉体との接触が終わった後も維持させようとすると何故か追加で呪力が必要となるが、通常運用する分には苦はない】

  • 60Wetherby25/04/08(火) 21:54:41

    >>59

    へぇ…そ、そういう仕様なんでしょうか。やっぱりすごいなぁ、剣崎さんは…

    【術式。確か、彼女――波琉さんは、術式使うと結構消耗して、20分でもうキツイ…みたいなことを言っていたけど。個人差が大きいんだなぁ、呪術って。小さく頷いて、扉から中に入り、壁に背を付けずるずると床に座り込んだ。冬だから汗はそれほど出ないが、疲れてはいる。相当に歩いたから。でも、値するだけの収穫はあった。疲れを押して話を続ける。】


    …あの。妹のことなんですが……、み、見つけ、られたんです。遺体じゃない、ですけど。

    【提げた鞄から取り出したのは、小さな帽子。フリルとリボンと土煙で彩られた、可愛らしいボンネットの。内側のタグに妹の名前がネームペンで書かれている。もうずいぶん前、三年くらいだろうか、にお揃いで買った品だ。遺品になるだなんてことは、思ってなかったけど。】

  • 61剣崎司郎25/04/08(火) 22:07:13

    >>60

    まあ、けど…俺なんてまだまだだよ

    柊さんに、悔しいけどあの猪にはまだまだ敵う気はしないし

    【自身の師とも言える2人?の名を少し懐かしげに呟く、確かにあの時と比べれば自分は強くなったと言えるだろう

    しかしそれでも呪術を扱う者として何段も上だろう2人には未だ勝てるヴィジョンが浮かび上がらない】


    …見つかったのか、妹さんの…遺品。

    …あー、なんだその…なんか、食べるか?

    【掛ける言葉は思い浮かばず、そう気遣ったようでどうなのかよくわからない半端な声を掛ける

    大切な人の喪失とは、一生に残る大きな傷跡となり完全に癒えることはない。ある程度塞がることはあるだろうが、それに直面することがあれば傷跡は開いてしまう

    その傷跡は他人がどうにかできるものではない

    だから、下手に言葉は掛けられなかった】

  • 62Wetherby25/04/08(火) 22:18:38

    >>61

    …はい。たぶん、すぐ近くに、い、妹もいると思うんですが…周りが、し、市民体育館だったところみたいなんですけど、完全に瓦礫の山になってて。他のひとの、その、ご遺体も、たくさんで。

    【近づくことも、助けてあげることも、今すぐには出来そうになかった。千切れた腕や砕けた歯が散乱する中で、拾えたのは、これだけ。綺麗な状態だったのが、せめてもの幸運だろう。そう言うしかないんだ。唇を噛む。少し解れた布地に顔を埋めたくなって、垂れてくる涙に気づいて、汚したくないから自分の膝を代わりにした。】


    ……食べるもの、なにか、そうですね、…。

    【考える。鼻水で息を吸えなくなって、啜り上げるたび思考がリセットされて、分かることも分からない。頭が真っ白、というよりか、美術の授業終わりの筆洗みたいにぐっちゃぐちゃに混ざった末の溝色をしている。】


    …すみません。いまは、ご飯食べるの、むずかしい、です。

    【結局、そう答えてしまった。彼は気遣ってくれたのに、申し訳ないな。】

  • 63牢結界25/04/08(火) 22:26:56

    ここには人は…
    【そうして大きな建物に入るが見るも無残な死体ばかり広がっており】

    居てもおかしく無さそうですね

  • 64剣崎司郎25/04/08(火) 22:29:01

    >>62

    ………そうか…

    【語られる話は残酷で、ここを殺し合いの場なのだと再認識させられるものだった

    坐禅をやめ、立ち上がり彼女のすぐ近くまで歩み寄る。そして術式を使用して真っ白なハンカチを取り出して、差し出す】


    …今は、思いっきり泣け

    【自分はそれを見ていない、自分はまだ日常の延長線の感覚でここに立っている

    …故に、深く踏み込んだことは言ったりしない

    まだここで何も失っていない者には、失った者へと言葉を掛ける資格がないのだと…自分は思う


    けど、辛いなら泣いてしまえばいいと自分は思う

    たくさん泣いて、気持ちを吐いて、辛かったこと全部言葉にしてしまえば、いいんだって思う

    それは心を持った人間の特権なのだから】

  • 65Wetherby25/04/08(火) 22:39:29

    >>64

    ……は、い。はいっ…!!

    【受け取ったハンカチをさっと顔に持っていき、覆う。白が灰に汚れていく。とめどなく流れ出す涙に、嗚咽に、溺れていく。れいあ、と名前を呼ぶ声が、壁に跳ね返る力もなく弱弱しく周囲を小さく揺らす。泣いた。泣かせてもらった。息が出来なくなっても。目の奥がしきりに痛んでも。】

    【暫くそうして、肩の上下が穏やかになりだして。少女は言う。】


    …す゛、いま、せん。ちょっと、お、おちついて、来ました。えっと、これ、ありがとうございました。洗って返…あれ、でも、術式で作られたものだから、だ、大丈夫、なんです、かね…?

    【言葉の掴み方を思い出しながら、真っ赤に腫らした目で、あなたを見つめて、こう告げる。借りたハンカチから顔を離せば、涙に鼻水に涎に酷い有様で、力なく顔を顰めた。咄嗟に洗わなきゃって思ったけれど、術式で作られたものならこのまま消えるのかな…?】

  • 66剣崎司郎25/04/08(火) 22:43:31

    >>65

    ああ、別に必要ないな

    【ハンカチ消したら付着した汚れだとか諸々は、その場に落ちたりはするが、それは水場などの汚して良い場所で消せばいいだけの話であって、そこまで問題のあることではない】


    …それで、落ち着いたか?

    【正直聞くまでもないようなことだが、それでもこういうことはしっかり聞くことが大切なのだ】

  • 67Wetherby25/04/08(火) 22:52:35

    >>66

    【その返答を聞けば、雨上はハンカチを引っ込めて、まだ眼球の上に張る水膜を袖で拭い去り、答える。】


    …はい。お話しできるくらいには。

    【セーラー服のスカートに着いた水の斑点を眺めながら、雨上は微笑んで見せる。傷を丸ごと癒すのは不可能でも、応急処置くらいは出来たみたいだ。言いたいことがあるらしく、少女は聞かれたこと以上の言葉を続ける。】


    それで、その…この先のことなんですが。

    妹が居るって、分かったわけですし、僕はここに留まろうと思うんです。

    【今すぐに助け出してあげるのは不可能だ。それは分かっている。だから何日かけてでも、少しずつ、少しずつ、瓦礫を運び出して、遺体を埋葬して、あの子に辿り着きたい。お疲れ様って、今までよく頑張ったねって、直接声を掛けてあげたいんだ。】

  • 68二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 22:57:20

    【停滞の現状を差し置いて時は過ぎゆくけれど、依然として状況の変容は見ることはなく。四散する四肢と骨を浮かべた肉屑が埋め尽くし、腐った血の臭いが鼻を捻じ曲げんと皮膚を突き刺す。幾度拭えど消えない異臭は付着し、がらくたに果てた車が炎上し辺りを照らしている。平穏と語る名の理想郷は程遠く、秋に暮れた丹桂は風に吹き飛ばされ、無情にも踏み潰されていた。橙の小花は血飛沫のように灰を隠し、乾き切った赤茶以外の鮮やかな色を月影に映えさせた。】
    【その月影から逃げるように、玩具の刀を無謀に振り回し、無くし見つけた罅入る電子の板を奥底へと潜め息を殺す。秋の静けさを冬の冷たさに変えてしまった針の風は、少女に構うことなく肌を刺す。産毛を逆立てる冷風が着衣を通して入り込み、少女は空いた右手で二の腕を摩る。】

    冷た……ッ、冬に入りかけてるのかな?
    にしたって、こんなに寒い…? っ、くしゅんっ!
    【刺激された肺や喉が埃を詰まらせ、激しく咳き込む。最大限の最小を作ろうと口を袖口に押し付け、化学繊維の集合体に声を吸い取らせた。冷温保つ指先もいよいよ悴む。やどりぎが実るのも頃合いだろうか。ふと、少女はそう考えた。】

  • 69剣崎司郎25/04/08(火) 23:03:29

    >>67

    そっか、それは良かった

    【彼女の微笑みに引かれて、自ずと自身の顔も微かに口角が上がり和かな笑みを浮かべる

    そして彼女の言葉の続きをしっかりと聞くように、耳を向ける】


    ここに留まるか…

    そうか、まあいいんじゃないか?

    【その言葉には確固とした決意が宿っているような気がした。反対するつもりなどないが、止めようとしても彼女は止まらないのだろう

    ならば自分はそれを見守るだけだ。本来自分の役割は誰かが助けを求めた時に手をそっと差し出すだけのものであり、ずっと寄りかからせるつもりなどない

    きっともう大丈夫だ。彼女は1人になっても


    …それでも戦力的な心配が尽きるわけではないが】

  • 70牢結界25/04/08(火) 23:06:11

    【また別のところを散策中何か聞こえたような気がして>>68の方向へと声を掛ける】

    あれ…?

    大丈夫ですかー?

    【聞こえた気がしただけなのでその場で声を張るだけだが】

  • 71二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 23:09:18

    ……クソ甘
    くそみてぇな友情恋愛ドラマとかみてぇ訳じゃねぇんだよ

    戦ってなんぼ、殺してナンボの死滅ってね

  • 72二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 23:16:54

    【不穏な呟き、木立のざわめき、人の囁き。恐れの感情が最高潮に達する時、人は酷く緊張状態となって聴覚が冴える。勿論耳だけではないし、自論のようなものになってしまうのだが。】

    【つまりは、薄汚れた桃色のセーターを着込んだ少女は、>>70や他の声を感知した。蹲り学生鞄を抱えて、咲くには遠い躑躅を隠れ蓑に、疑心を全身に纏う。信じたいのだが、ただ信じるだけの安い行為を行うには、少女の心は疲弊していた。】


    ……っ、はぁ、はー……ッ、どうしよう。

    出るべき…?でも、また逸れたり今度は刺されたりしたら……?

    【可能性は消し切れない。故に、動けないまま硬直し続ける。何てったって、呪いが犇く残酷な世界。おどろおどろしい神々が住まう世界ではないのかもだけれど、悲惨には変わりなく。己の色を纏いもせず、少女は震え続けた。】

  • 73Wetherby25/04/08(火) 23:17:43

    >>69

    はい。ですから、け、剣崎さんも、剣崎さんの、やりたいことを。

    【こうして話を聞いてくれる相手がいることで、僕も僕がどうするべきかしっかり判断出来ているんだと思う。あなたの笑顔を見上げる。眩しいのに不思議と優しくて、どこか心臓の奥が軽くなる心地がした。きっと、ここでお別れだから、今のうちに覚えておこう。】


    …その、僕たち、ふたりとも、生きてこの回游を終えられたら…また、どこかでお礼をさせてください。

    【前につんのめりそうになりながら、立ち上がる。ほんの少しだけ涙の色を残した声で、言いたいことを言わせてもらった。スカートに覆われていた脹脛が露出して、冷たい空気を肌に受ける。同じように指の末端から失われていく熱を、惜しむように両手を躰の正面で組んで、形の整った爪に中途半端な爪紅を宿した少女は笑顔を作った。】

  • 74泡のクラゲ使い25/04/08(火) 23:29:01

    ……何これ?
    【市内を探索中、よく見ると半透明な菱形の飛翔体が浮かんでいるのを見た。どことなく呪力を感じるそれは何をするでもなくただ宙に】

    ……。

  • 75剣崎司郎25/04/08(火) 23:34:27

    >>73

    …ああ、わかった

    もう雨上も大丈夫そうで、安心できたよ

    【自分が思っていた以上に彼女は既に立ち直っていた。きっと今の彼女なら大丈夫なのだと思えるほどに

    今はお別れだとしても、また会える。いつの日かの再会を信じる】


    でもたまに様子は見に来るぞ?

    はっきり言って、戦闘とかそういった類の心配がなくなったわけではないからな

    【そうバッサリと言い切る。一般人と比べれば彼女も戦える方ではあるだろう。しかし謎の武装集団や受肉型泳者などの強者に対しては安心することができない。それを言えば自分も大丈夫だとは言い切れないことであるのはひとまず置いておく】


    お礼…別に、そんなに気にしなくていい

    だって俺は正義の味方を目指してるからな。だから当然のことをしただけだ

    【そういえば、彼女にこうして真に自分のなりたいものを話したのは初めてなような気がした

    夢を語る彼の表情は、いつになく年相応な純粋な笑みを浮かべていてヒーローに憧れる少年のようだった

    義父から受け継いだ夢、義父から受け継いだ情熱。この憧れは正真正銘の本物だ】

  • 76牢結界25/04/08(火) 23:39:39

    >>72

    (何も居ない?いや、今うっすらだが声は聞こえた)

    【声の大きさ的に怯えているのだろうと考えはするもののだからといって"何もしない"という行動はできず】

    ……

    【色々と漁ってそちらに近づくが「死にたかったのであればすまない」と書いてある置き手紙と少しの食料、その他諸々などを近くに置き少し離れる】


    (余計なことしてしまったかもしれない、もし苦痛に耐えられず死にたいと思っていた場合これはお節介だ)

    【物を置き少し離れた先ですら悩んでいる】

  • 77Wetherby25/04/08(火) 23:45:06

    >>75

    えっ、あ、そうなんですね…?まぁでも、確かに…僕も死ぬ気は無いですけど、強いかと言われたら…

    【様子を見に来る、との言葉に少々驚愕。そこまで気にかけられるような存在だったのか、僕は。いや違うな、彼はよっぽどの相手でない限り誰に対してもそう言いそうだ。事実、剣崎さんくらい強くて好戦的な人が来たらなすすべないだろうし。そういうことなら、負担にならない程度に見に来てもらおうか。こくこく頷いて、「わかりました」を返す。】


    …それを言うなら、助けてもらったらお礼をするのも、人として当然のことですから。

    ご迷惑でなければ、出来ることは、させてください…!

    【彼のまなざしは真っ直ぐ信念に向けられていて、それをなんだかもぞがゆく思う。彼が別にいいと言った以上、お礼なんて僕の自己満足でしかないのかもしれないが、それでもしたいったらしたいのだ。地を踏む足になんとなく力が入るのを感じながら、彼の目をまっすぐに見上げる。】

  • 78二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 23:54:55

    >>76

    【足音は止む。荒れていたはずの風も通り過ぎ、木の葉を攫うだけ攫って行った。身動げばかさりと奏でる深緑の擦れる音に、怯える猫のように全身の毛を立たせて避けつつ道路に出る。萎む筋肉に鞭打ちでもしなければ、ただでさえ鈍足なのに逃げもできなくなる。稚拙と矮小が仇になるのをまた悔やんで俯くと、何かが鎮座していた。】


    ……紙?それに、たべもの……?

    【書き置きの文面に疑問符をこれでもかと脳に密集させる。今、少女の頭の中には「?」のマークがたくさん。自問自答と共に反響する内なる言葉の数々は、沸々と湧き上がる反発心。死ぬ予定なんてさらさらにないが?死にたいと思ったこともないし?未練たくさんあるし??】

    【それでも相手が残した生きるための糧は、見ず知らずの人間が与えてくれた温情だ。ぱしん!と頬から乾いた音を打ち鳴らし、鞄から緑のシャープペンを取り出して、メモの裏側に書き記す。】


    ……よし!これでいっか!

    【左手にレプリカを。肩には学生鞄を。折角の食料の半分ほどを頂き、代わりとばかりに飲料水を置いた。もしも、相手が此方に来た時を想定して。筆箱に仕舞い終えたら、少女は西の方へと歩き出した。】

    【──ちなみに、記した文面はこうだ。】


    『お心遣いありがとうございます。もう少し、頑張って生きます。あなたも、どうかお気をつけて。』

  • 79剣崎司郎25/04/08(火) 23:56:35

    >>77

    実際、ここには俺よりも強いやつなんて沢山いるからな。俺も油断してたら足元を掬われるだろうし

    【そう言って脳裏に過ぎるのはかつての同行者であった4名、柊せん、猪、薮藁、ミミ…自分より強い存在なんて沢山いる

    だからこそ油断ならない、ましてや彼女の実力ならばもっとそうだ】


    …そうか?なら、あんまり無理のない範囲で頼むぞ

    【彼女の決意は揺るがない、正直な話。お礼をされるということに自分は慣れていない。いつもお断りを入れているからだ

    だからどことなく悪い気がするが、ここは彼女に甘えることとした。この価値観がひどく歪んだものであることは知っている。人は助け合う存在であるのに、自分は一方的に人に尽くしているだけのことの方が多いのだ

    自分としては、別にそれで良いとは思っているが】

  • 80Wetherby25/04/09(水) 00:06:08

    >>79

    ひぇ…怖いですね。僕の妹や、周りにいた人たちを殺したのも、そういう人なのかな…

    【弱く抗う力を持たない自分が生き残れた幸運をじわじわ実感しつつ、まだ見ぬ強者に思いを馳せる。恐ろしいな。強くて、人を殺すことに抵抗を持たない、そんな今まで違う世界で生きていたひと。若干体が震える、けれどもう迷う必要は無いから、ぶんぶん頭を振って余分な憂慮を払い落した。】


    はい、無理はしませんよ。それじゃあ、剣崎さんも、どうかご無事で!

    【泣き腫らした後のある目で、朗らかに見えるよう笑って、妹の帽子を腕に強く抱えて。明日も明後日も、ちゃんと生きてみせますから、と誓って。彼の理想が貫き通されることを信じてお辞儀をした。】

  • 81剣崎司郎25/04/09(水) 00:12:01

    >>80

    ああ、俺も無事に生き残れるよう頑張るよ

    …あ、そうだ。ここに食料だとか諸々は残しておくから、しばらくはそれを食べたり使っておいてくれ


    またな

    【そうとだけ彼は言い残して、拠点を去ってゆく。

    そこには様々な食材と食べられる野草や山菜、その処理の仕方が乗った手記が残っている

    そしてある程度の調理器具など諸々、アフターケアなどもしっかりこなしておいたのだろう

    ここを去る彼は、背中越しに手を振っていた】

  • 82ざわさん25/04/11(金) 21:12:24

    【ツン。ツン。小枝でゼラチン状の奇妙な物体を突いてみると、ぐにゃりと表面が歪んだ。猫のような寝息を立ててコンクリートの上に丸まる様は生き物同然。色さえ毒々しくなければ、愛でているものだ。】

    ……生きてる、これ……。
    【ツン。ツン。それの名を“呪霊”と呼ぶのだが、丹澤はそんなことを知るはずがない。幼い頃に作ったスライムを楽しむ気持ちを思い出して、何度も何度も突き続けた。】

  • 83剣崎司郎25/04/11(金) 22:36:21

    ──東京第一結界 東方面

    くっ…!
    【雨上となりとの別れからしばらくして、彼は現在大型の呪霊と戦闘をしていた
    橋を崩した呪霊は大きくな口を開きながら司郎に迫っていた。それに対して司郎は、呪霊へと視線は向けたままだが、橋の崩落に巻き込まれないよう後ろへと下がりつづげていた

    こうして膠着状態が続いていた。呪霊が迫り、司郎は逃げる。だが痺れを切らした呪霊は、その迫る速度を上げ、一気に喰らってしまおうと司郎へと口を広げる…が】

    まだ早くなるのか…こうなったら、一か八だ!!
    【司郎は足を止めて、くるんと方向転換を行い、その手に巨大な斧剣を出現させる
    あろうことか、そのまま呪霊の口の中へと飛び込んで行った。呪霊はそれに驚きはしたが、それを受けて入れて司郎を口の中へと仕舞い込んでしまった
    そして…辺りを静寂が包んだ】

  • 84剣崎司郎25/04/11(金) 22:47:52

    【呪霊の口内その中へと入った直後、司郎は呪力強化を最大出力で行い、同時に自身の呪力を手に持った斧剣へと流し込む。】

    (…想定開始
    呪力動作、良好
    身体機能、良好
    武器状態、良好
    想定動作、実現可能)

    【その呪力は斧剣の中で幾つにも別れ、次第に呪力は一つの刃の中に九つの刃を形成する】

    呪刃・九斬!!

    【刹那の瞬間、司郎は斧剣を大きく振り上げて呪霊の口を九つの刃で大きく切り裂く。
    だがそれだけでは飽き足らず、斧剣を振り回し続ける。呪霊の口内を切り続け…そしてその大々的な破壊が呪霊の口を消し飛ばし、口があった場所には大きくな空洞が出来上がった

    それに満足した司郎は、斧剣を消して出来上がった出口をから宙へと飛び出し外界へと脱出する】

    爆ぜろ。

    【宙に浮かぶ司郎は弓を手に持ち、矢をつがえる。それに呪力を込めて…発射。その矢は真っ直ぐ呪霊へと向かい、その身体を貫く
    その一撃が最後の一押しとなり、呪霊は祓われた】

  • 85牢結界25/04/11(金) 23:03:45

    >>78

    【周辺を見終わり戻ってきて】

    この紙は…(自分のでは無い…あ、もしかしたら応答的なやつか…?)

    【手紙を見て少し安心する】

    (何処の誰かは分からないが、やって良かった)

    【置いてあった飲料水を手に取り】

    大切に使わせてもらおっと

  • 86二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:21:45

    >>83

    >>84

    …ふむ、あの小僧か

    彼女が言っていた似た術式の者とはアレのことか

    【それを遠くから、1人の男が眺めていた

    黒の双眼と黒の短髪。それは以前、柊せんと戦った『剣崎司郎と同じ術式』を持った男

    その目は鷹のように鋭く、司郎を貫いていた】


    なるほど、彼女だな

    私の血は既に途絶えたものだと思っていたが…こうして未だ存在していたとは

    【青年の持つ赤毛を目に入れ、懐かしそうな表情をする。しかしまさか自分の“子孫”がこの時代にいるとは思いもしなかった

    だが、その表情からして赤毛を見たことで、何か合点がいったことは確かだろう】

  • 87ざわさん25/04/12(土) 00:17:18

    【スライムもどきと遊んで十分満足したもので。小枝で空に円を描きながら廃屋を通り過ぎる。連れはいつの間にかいなかったし、今は一人。さてどうしよう、とも思うけれどすることはなく。】

    ……ま、襲われない限りはね。
    殺されそうってわけでもないし。
    【軽く言葉を叩いて、薄く失笑した。風船のように軽やかな声色の裏に生まれた失望感に、自分で絶望する。もう、二人も殺しているから。忘れるはずはない。】
    【一回目は襲い掛かってきた小さな体躯の人間を、我が身の保身故に包丁を突き立てた。乾いた血に新鮮な赤が上塗りして、男児と思しきそれは「かえりたい」と叫びながら絶命した。二回目は、手練れのような同年代を高所から突き落としたことで死なせた。運悪く、鉄パイプが腹から貫通して、無駄に宙に浮いたまま失血で亡くなった。】

    ……多分、殺した人数によってポイントが加算されるシステムだろうなぁ。二人殺して、二点だったし。
    はは、ヤなものに巻き込まれちゃって困るよ、ホント。
    【悪夢だ。寝ても醒めても地獄絵図。気が狂いそうだ。正気なんてもう保たれてなくて、既に狂っているのかも。そう考えるたびに悪寒が走る。吐き気がする。頭が痛くなる。】

    ……かえりたいなぁ。
    【ぽつり。雫が垂れて落ちるように、言葉を空へ放った。】

  • 88ざわさん25/04/12(土) 00:24:19

    ……あー、つまらんつまらん。もっとラフに、かるーく考えて……。
    【ひょいっと小枝を投げ捨てる。葉っぱに絡まって寝そべる茶色の棒に見向きもせず、白線の上をなぞり歩く。昔はこんな遊びしたよな、懐かしい。何年前だっけな、アレ。】

    ……てか、どうすれば良いんだろ。
    ここら辺に留まっていていいのかな。
    【まあ、行くところはないし。いや、知人が勝手にどっか行ったんだけど。それを咎める権利はないから、もう暫く周辺を見たらどこかへ行こうかな。そう考えるけど、どこにも行く勇気なんて無いから、何時間かずっと伏せ壊れるタイヤの上でぼうっとしていた。】

  • 89桐原25/04/12(土) 01:08:03

    …さて、軽く試してみるとするか
    子孫を導くのも祖先としての役割というやつだ
    【司郎を眺めていた男は、歩き出しビルから垂直に落ちて…着地する。

    男の名は桐原。養子として育てられ、現在は剣崎を名乗る“桐原司郎”の遠い祖先
    江戸の時代の術師であり、呪術師家系としての桐原家最後の当主。それでありながら各地を巡り、呪霊による被害から人々を救い続けた正義の味方
    司郎にとって一種の理想が、動き出した】

  • 90二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 10:19:05

    【指先から伝う熱傷は、既に意味を為すことはない。役割を果たさなくなった神経を一瞥し、散らばる腐乱の山々を通過する。進む足だけは止まることはなく、思考を引き摺って無意識下の体躯を動かしている。】
    【希望の朝も明日も見えない。かと言って絶望に暮れる昨日でもない。淡く灯る有情が原動力だ、潰えぬ限り死にはしない。心は死んでても、笑みは絶えても、体は生きてる。心臓は動いている。ならば、なんでも良いだろう?】

    ………あっつい。
    【水、どこにあるかなぁ。】

  • 91剣崎司郎25/04/14(月) 00:49:44

    …ふぅ
    【襲ってきた泳者を返り討ちにした司郎。
    事情…というものはなく、単純に戦いたいだけだったようで倒すのには躊躇しなくて良かった
    今は気絶させて縄で縛ってある。正直それだけでは色々と処理は不十分であるが…まあいいだろう
    改心はさせられなかったが、これで懲りてくれれば良いのだが…と思いつつその場を離れようとする】

    ッ…!?
    【咄嗟に後ろへと下がる。その瞬間、先程まで自分が立っていた場所…その足元に何本かの矢が飛んでくる
    敵襲か!?…と矢の飛んできた方向を見る。その視線の先には、1人の男がいた】

  • 92桐原25/04/14(月) 00:56:51

    >>91

    避けたか、存外油断していなかったようだな

    【そこには黒髪の大男が居た。弓を片手に持ち、高い位置から司郎を見下ろしている

    その男は思っていたよりも司郎が警戒を怠っていなかったことに反応したのか、声色には喜びの色が混じっていた】


    …ふむ、そこの泳者。殺さないのか?

    先の戦いを見ていたが…特に殺さぬ理由はないはずだ。実力も、外見も、人格も…その全てが不出来だ

    ここは殺し合いの場、誰も殺さなければ明日に死ぬのは貴様だぞ

    …だというのに、なんだ?その甘さは

    【かと思えば、今度は嘲笑混じりの挑発だ。

    皮肉げに笑い、黒の双眼が司郎を見抜く】

  • 93剣崎司郎25/04/14(月) 01:06:52

    >>92

    …お前、何者だ?

    【透けて見えた挑発だ。乗らないぞ

    双剣を両手に持ち、右手に持った剣の片割れを男へ向ける

    殺しに理由だと?そんなのあってたまるかと、怒りを沸かせる心は一旦抑えつけて、問いかける】

  • 94一般女性泳者25/04/14(月) 01:09:21

    あれは……漁夫の利を狙うより片方の側に着いた方が良いかも
    【スコープ越しに二人の殺陣を眺めている】

  • 95桐原25/04/14(月) 01:12:31

    >>93

    質問には答えないか…

    悪いが、礼儀のないものに名乗る名はないのでね

    私の正体を知りたければ力づくで暴いてみるといい


    まあだが、それはできるならばの話だがな!!

    【そう言うと、司郎へ向けていくつか矢を放つ

    矢は5射…1射目は正面、2射目から4射目はその回避先になるだろう場所、5射目は見当たらない】

  • 96剣崎司郎25/04/14(月) 01:24:52

    …ッ!
    そんなの、真正面から打ち破るだけだ!!
    【これは避けない、避ければ他の矢に命中するだけ…ならばどうするか?その答えを示すように身体が動く
    真正面から迫る矢を、黒の双剣で弾く。その矢は軌道を逸らされ、あらぬ方向へと飛んでゆき他3つの矢は獲物の居ない地面へと突き刺さる

    攻撃を防いだと安堵した直後、司郎は気がついた。5つ目の矢がまだ来ていない
    半ば勘で、咄嗟に顔を逸らす。そうして顔の横をスレスレで通り過ぎたのは一本の矢、頬に軽い切り傷を残して地面に落ちた
    …どうやったかはわからないが、5本目の矢は他の矢の影に隠れていたようだった】

    (…同じように弓で勝負するのは分が悪いよな)
    【故に、逃げる。弓の射程から逃れて、距離を詰めるために
    射程内で跳躍して接近すれば身動きがとれず、完全なる的になる。それは避けたい
    だが高低差の不利は覆したい。だから一度退避することとした。地面を蹴りかけ出して、風を切る。
    今は必死になって逃げるのだ】

  • 97桐原25/04/14(月) 01:29:32

    …なるほど、そう来たか
    【一見ただの逃走、だがその目からは闘志は失われていない。自分の射程から逃れた後に、同じ高さまで登って一部の不利を覆すつもりなのだろう】

    ならば狙い通りにさせるわけにはいかないな
    【走りつつ、矢を放って司郎を追う。射程から逃すつもりはない。さあさあどうする?どうやって切り抜ける?】

  • 98剣崎司郎25/04/14(月) 01:38:56

    くっ…!
    【迫る矢を弾くために、足が少し止まる。矢は弾けたが地面に両足がついていたわけではないせいか、その衝撃で少し後ろへと押し出される】

    やっぱりそう易々と逃げさせてはもらえないか!
    【相手は今までとはレベルの違う存在、これを相手に切り抜けられるだろうか?否、切り抜けなければならないのだ
    再び地面を蹴って、駆け出す。今度は逃げるのではなく男に迫るように。そのまま司郎は男が立つ廃墟の中へと侵入する】

  • 99桐原25/04/14(月) 01:42:18

    ふっ…まあ乗ってやるとするか
    【男は何もせず、ただ待つ。自身から下へ赴いてもいいが、それではつまらない。ここは敢えて策に乗ってやろうと考える】

  • 100剣崎司郎25/04/14(月) 01:45:40

    ───爆ぜろッ!!
    【建物に侵入し、最上階まで登った司郎は双剣の代わりに握った弓で天井へ呪力を込めた矢を放つ
    ただの矢なら意味はないが、これは強化を施された矢。速度も威力も通常とは桁違いだ。それならば現状を壊す程度は造作もないはず】

  • 101桐原25/04/14(月) 01:49:50

    【轟音と共に足場が崩れる。踏みしめていた床は今や見るも無惨な瓦礫へと姿を変えた。自分はそれと共に下へと落ちる】

    なるほど、考えたな
    【男は不安定な地面へと着地して、司郎を見据える。その手には弓ではなく双剣が握られている】

    いいだろう。お前の得意でやってやる
    【ニヒルに男は笑い、刃を向けた】

  • 102剣崎司郎25/04/14(月) 01:52:12

    その余裕、いつ崩れるか見ものだな
    【強気に笑うが、額からは冷や汗が流れる。これで一方的な戦いではなくなったはずだ】

    ハッ!!
    【地面を蹴って跳躍するように男へと迫り、白の双剣を男へ向けて振り下ろす】

  • 103桐原25/04/14(月) 01:58:33

    …だが、お前に一つ痛恨のミスを教えてやろう
    【男は司郎の刃を自身の剣で止めている
    余裕は崩れない、ニヒルな笑みはその顔から剥がれない】

    私は近距離が苦手なわけではない
    【そのまま軽く司郎の刃を弾き返し、ガラ空きの胴体へ向けて蹴りを入れる】

    むしろ…こちらの方がやりやすい

  • 104剣崎司郎25/04/14(月) 13:55:49

    グァッ…!?
    【男の蹴りが腹にストレートに入り、司郎は無防備に吹き飛び、その身体は壁へと叩きつけられる。その衝撃と共に口の中に鉄の味が広がった】

    く…そんなのってアリかよ…!
    【壁にめり込んだ身体を起こし、口から流れる血を拭い双剣を再び構える】

    (よく見ればアイツ…いつの間にか武器を持ち替えてる。一体どういう術式だ?
    それに弓に双剣、まんま俺と同じだ。戦いの技術じゃ確実に負けているな…どこか、どこかに勝ち筋があるはずだ…。それを探れ、今は死なないことを徹底するんだ)
    【目を細め、男を睨む。】

  • 105桐原25/04/14(月) 14:06:20

    志だけは一人前で、実力はまだまだ未熟…か
    【実力差をハッキリ理解したのにも関わらず、未だ闘志を失わない司郎を眺め、無意識のうちに口角が上がる。】

    ふっ…いいだろう。
    小僧、お前の覚悟は本物だ。それは認めてやろう
    【持っていた双剣を消し、瓦礫の山から降りて司郎にゆっくりと歩み寄る】

    なに、少し話すだけだ。
    今は危害を加えるつもりはない
    【男の一挙一動を警戒して動こうにも動けない司郎の目の前に立つ。その瞳に殺気は感じられない】

  • 106剣崎司郎25/04/14(月) 14:16:31

    …なんのつもりだ
    いきなり攻撃しておきながら、危害は加えるつもりはない?
    そんなの、信用できるわけないだろ
    【男の真意がわからない、と司郎は今思っている
    殺すつもりならばさっさと攻撃すればいいだろう。だがそのつもりはなさそうだ
    最初に出会った時も、ただただ泳者として自分を倒すつもりにしては妙に口数が多く、問いかけの内容も自分を試しているかのようだった】

    もう一度聞く、なんのつもりだ
    アンタ、最初から手抜いてただろ。俺に甘いなんて言ってたが、そのくせして自分のことは棚上げか?
    敵に手を抜く時点でアンタも甘いだろうよ
    【ここは強気に、言葉で迫る。今は少しでも情報が必要だ。この男はこの程度で冷静さを失ったりしない
    この言葉への反応で真意を見極める】

  • 107桐原25/04/14(月) 14:30:22

    ク…ククク…クハハハハハハハ!!
    【その司郎の言葉を聞き、男は片手で目を隠し、一歩後ろに下がり、大きく笑い出す
    心底愉快そうに、心底楽しそうに、心底嬉しそうに、大きく笑う】

    まさか、まさかだ。
    それをここで言い出すか、勇気があると言うべきか無謀と言うべきか…

    予想以上だ。剣崎司郎、お前はオレが思っていた以上に勇敢なようだ
    【笑いを収めて、息を整えた男は再び司郎を見つめる。その顔に張り付いたニヤケ顔は未だ取れそうにない】

    それで、なんだったか?
    私の真意を知りたいのだったか、いいだろう。教えてやってもいいぞ

  • 108剣崎司郎25/04/14(月) 14:53:43

    …真意、だと?
    【司郎は静かに、男の言葉に耳を傾ける。】

  • 109桐原25/04/14(月) 21:36:18

    実を言うとね、私には最初からお前を殺すつもりなど毛頭なかったのだよ
    ある女、舞で戦う女だ。彼女から私と「同じ術式」を使う男が居ると聞いてな、それに少し興味が湧いた
    【あの戦いには骨が折れそうだった。互いに互いを殺さぬように実力をセーブした上での戦いだったからなと、ため息と共に言葉を吐く】

    そして実際、こうして見てみたら本当に私と同じ術式を使っていた。
    いやはや、人生というのは何事も思った通りに進まないものなのだと思い知らされたよ
    【だが術式の扱いに関しては…落第点にも程がある。事前知識がなかったせいとは言え、本質すらも知らずに扱っていたことには呆れを通り越して笑いすら出てくる】

  • 110剣崎司郎25/04/15(火) 01:20:35

    …まあ、なんとなくは察していたさ
    あの妙に長ったらしくて、知らない相手にするにはおかしな問いかけ、殺すまではいかない訓練みたいな攻撃…
    最初から、俺を試すのが目的だったってワケか
    【同じ術式、同じ戦い方、けれど実力は全く異なる。なぜ同じ術式だから試すということになるかはわからないが、ひとまず安心だ】

    なんだ?その笑いは
    【男の皮肉げな笑みが目につき、聞いてみる】

  • 111桐原25/04/15(火) 02:11:13

    いや、少し面白くてな
    同じ術式でも使い手次第ではこうも変わるとは…
    【司郎の未熟さを嘲笑うかのように嗤う】

    はっきり言ってやろう
    お前は術式を全く使いこなせていない。その本質も、何もかもを知らない
    【心象顕現とは元来、心を現世に顕現させるというものだ。司郎は武器を出して、動きを補助する。その程度にしか“使わない”が本当ならば、その程度に止まることはないはずだ】

    もっと自由になれ
    自分を解き放て、ならば力は自ずとお前に応える

  • 112剣崎司郎25/04/15(火) 21:27:22

    はぁ…?
    もっと自由って、もうできることは軒並み試しt
    【言葉を紡ぎきる前に、男は動き出していた。いつの間にか出していた刃を司郎へと突き刺さんと、突き出そうとしていた】
    【咄嗟に結界術を起動していた。淡い桃色の結界は刃を防ぐが、突貫工事だったせいか一撃防ぐだけで粉々に砕けてしまった
    そして防ぎきれなかった衝撃で、司郎は一歩後ろに押し出された。】

  • 113桐原25/04/15(火) 21:36:22

    それが、わかっていないと言っているのだよ
    【攻撃を防いだ司郎へ剣の先を向けながら男は語る。何を理解できていないと】

    武器を取れ、剣崎司郎
    貴様に手本というものを見せてやる
    【今度は加減はしない、死にたくなれば本気で凌げ…と言いたげな気迫を男は出している】

  • 114剣崎司郎25/04/15(火) 21:50:19

    …!!
    【双剣を両手に持って、相手を待ち構える。
    一切の油断はできない。向こうは格上、今の自分では逆立ちしたとしても勝てない。そんな相手だ】

  • 115やどりぎ25/04/15(火) 22:47:12

    (………いる)
    【確実に。そこに。目の前に。ふよふよした、綿菓子で作ったような煤を纏う犬みたいな何かが。べちゃべちゃと水音を立てながら貪る様子は犬そのもの。片足無かったり犬の体の一部が抉れて骨が見えてるけど、多分犬だ。断定、しにくいけど……。】

    (………どうしよう?咄嗟に隠れちゃったけど、動ける現状じゃないし……。仮に音を立ててこっちに来たら、拙いだろうし……。)
    【野犬なら、襲われる可能性が高い。変な病原菌だってあるかもしれない。思わずコンクリートの影に身を潜めてしまって、動けない。迂回して別の道を通ろうにもあまりにも細い路地で、もしも襲撃に遭ったら逃げ切れるかどうかは不確定。】

    (………詰んだ……!!)
    【犬がどこかへ行ってくれるまで、DX日輪◯と虫取り網を抱えて硬直。さっさとどっか行って……!】

  • 116桐原25/04/16(水) 00:01:56

    >>114

    シッ!

    【司郎が構えた瞬間、桐原が真正面から迫ってくる。その手には双剣が握られており、バツの字に切り裂くように刃を振り下ろす】

  • 117二次元好きの匿名さん25/04/16(水) 00:19:30

    痛ッ……血が出てきちゃった……。
    【久しぶりに、煉瓦色以外の赤を見た気がした。ぷっくりと膨らんで裂けた皮膚から滲む血をサッと舐めたって、手元の水で洗い流す。鉄の味が舌に残り、不味いと感じるのにふと美味しいとも感じた。末期だ。】

    ………絆創膏するべきかな。
    【いや、いいや。勿体無い。そう考えて、立ち上がる。今は何日目なのやら。それも分からず、退廃の夢現の境界を渡り歩く。夜風が熱傷を冷ますのに肌を切るから、余計に痛いや。】

  • 118二次元好きの匿名さん25/04/16(水) 00:25:56

    このレスは削除されています

  • 119剣崎司郎25/04/16(水) 00:27:07

    >>116

    グゥ…!

    【その双剣を自分の双剣で受け止める。だがそれで手が一杯で反撃も逃走もできそうにない

    男の余裕そうな表情がどこまでも気に障る】

  • 120桐原25/04/16(水) 00:35:51

    >>119

    どうした

    私の攻撃を防ぐだけか?私の余裕を崩すのだろう?

    やってみればいいではないか

    力が足りない?技術が足りない?そんなものは私たちにとっては埋め合わせできる程度のものだ


    考えてみろ。イメージしろ。

    お前にはできるはずだ。足りないのは「できる」という自信だ

    【司郎へと双剣を何度も、何度も振り下ろす。それは全て間違いなく、防げなければ司郎には大きな傷を残すか、もしくは命を奪うものだ

    司郎はそれをなんとか防いでいるが、防ぐだけ。ペースは桐原の元にあり、反撃の隙はない】

  • 121剣崎司郎25/04/16(水) 00:50:00

    >>120

    【必死に、必死に攻撃を防ぐ。死んでたまるか、死んでたまるか、自分の命は自分だけのものじゃないんだ

    最初に背負った両親の命、家族からの心配と愛情、奪った命への責任、雨上との約束

    生きる理由はたくさんあるんだ。こんなところで、訳の分からないやつに終わらせられてたまるか

    ああ分かった。やってやるさ、お前の期待に応えてやる。自覚せよ、その力の本質を】


    『心象、顕現』…!『動作投射』!!

    【今まで意味もわからず呼んでいた技の名前。やっと、やっとだ

    その意味を正しく理解できたような気がした】


    は、ぁああああああああ゛あ゛あ゛!!!!

    【イメージしろ。今、俺は何がしたい?この男を倒したい!ならばイメージしろ!奴に勝てるよう、今を超えた自分自身を!!

    双剣を握る手に更なる力が加わる。そして男の双剣が振り下ろされる前に姿勢を屈め、先手の一撃をしようと刃を突き出す】

  • 122桐原25/04/16(水) 01:12:56

    >>121

    【司郎の一閃を、紙一重で避ける。だがその脇腹には避けきれずについた切り傷がある

    一瞬だが余裕そうな顔が崩れ、司郎から距離を取るように後ろへと大きく下がるが、同時にその顔は狙いが的中したかのような満足そうな顔になった】


    ようやく、理解したようだな

    お前の術式…心象顕現、その本質に

    【心象顕現。その名の通り、それは人は誰しもが内に持つ生得領域…強いては心そのものを具現化する術式。

    武器を出すのも、思った動きをしやすくなるのも、全てこの術式の力なのである】

  • 123剣崎司郎25/04/16(水) 01:43:33

    ああ、この術式は俺そのもの
    ずっと答えはここにあったんだ。けど…それに気がつけなかった。気づこうとしなかった

    他人ばかり見て、自分には意識も向けなかった
    だが…今は違う
    【その手に握った双剣を見つめる】

    アンタが何者だろうと、今はどうでもいい
    俺にできる全力でアンタを倒す!!
    【そして、司郎は男へ向けて駆け出した】

  • 124臆病少女/悪霊(?)25/04/16(水) 20:38:54

    うっ…ここも残穢が濃い、な…
    【呪い呪われたその土地を、小さな両足で踏みしめて。閉鎖空間である結界内に安息の地などないのかもしれないけれど、きっと高専も平定に動いてるだろうし…現場救援だって。あるかもしれないからなぁ…】

    なんか臭いし…磯のにおい、だけじゃなくてなんか…腐臭?屍臭?かな…
    「素直にここで殺し合いがあったってことじゃねえのかよ?」
    ミミはさ、もう少しオブラートというか…まあここにいるのはあたし達だけだしいいけどさ…
    【本当に?自分の中にすっかり根付いた危険意識(あらーと)が、そう問うてくる。多分…大丈夫…?】

  • 125剣崎司郎vs桐原25/04/17(木) 03:41:54

    【2つの影が月明かりに照らされた廃墟にて、2つの剣戟がぶつかり合う衝撃音が辺りに鳴り響いている
    剣がぶつかり、火花が辺りに飛び散る。赤髪の青年は黒髪の男へと迫り、刃を突き刺さんと突進。それを受け流した男は青年へ向け剣を振り下ろす。だが青年はそれを片手に持ったもう1つの剣で防ぎ、その場に火花が散る
    そして振り下ろされた剣を弾いた青年は男から距離を取り、その手には弓が握られていた。そして矢を8つ放つ、男に向けて迫る矢を男は握った2つの刃でその全てを両断して防ぎ切る】

    「どうだ、自由になったその感覚は」
    【戦いの最中、男は口を開き青年へと問う】

    「…驚くほど、身体が軽い。思ったように身体が動く」
    【今ならなんでも出来そうだという全能感、それが青年の中に満ちていた】

    「ここからはペースを上げる。ついて来てみせろ」
    【男は双剣を軽く回して、構える。そして真剣な表情で司郎を見る】

    「ついて来い?それじゃ足りないな、アンタについて来るんじゃねえ。俺がアンタを追い抜くんだよ!」
    【青年は…司郎は好戦的な笑みを浮かべ、再び双剣を構える】

  • 126剣崎司郎vs桐原25/04/17(木) 18:05:56

    「「心象顕現!」」
    「動作投射!」「想像顕現!」
    【2つの声が重なる。最初に動いたのは司郎、心と身体を同期させて跳躍、空から桐原を狙い叩き切ろうと2つの刃を向ける。
    それに対して桐原は、顕現させていた双剣に新たなイメージを塗り重ねる。そうして出来上がったのは2つの籠手、桐原の手を覆い桐原はそれで2つの刃を受け止める。そしてそのまま刃を握り砕いた
    それと共に司郎は地面へと着地する】

    「想像顕現!」「動作投射!」
    【再び声が重なり、砕け散った双剣の破片が意思を持ったかのように桐原へと迫る。そして桐原は心で動きを研ぎ澄まし、その破片を避け自然と司郎から距離を取ろうとするが、司郎は距離を取らせまいと至近距離を維持するように動く
    桐原はそれを厄介に思い、籠手を装着した拳を司郎へと振り下ろそうとする】

  • 127剣崎司郎vs桐原25/04/17(木) 18:31:56

    【ここで、桐原は自分が間違いを犯したことに気がついた。この攻撃は司郎が防御を選ぶこと読んでもの。それだと言うのに司郎は今、防御どころか自身を殴ろうとしている

    ─それは悪手だ。
    オレもその拳を避けることはできないが、一発の拳では大したダメージにはならない
    その攻撃の後にはすぐさまオレの拳がお前を襲う

    桐原は確かにそう思った。だが、1つ彼は読み違えていたことがあった。それは司郎の状態
    彼は、今まで押さえつけられて使うことがなかった力を全力で行使している。抑制されていたものを解き放ち、その全能感と爽快感を一身に浴びていた
    それはアスリート選手で言う一種のゾーンのようなもの、自身のポテンシャルを100%以上に引き出した極限の集中状態
    そして司郎は今、この一撃で何か劇的な変化が起こることを理解していた。】

    「黒ッッ閃ッッッッッ!!!!!!!」

    【司郎の拳が、桐原に衝突した瞬間に空間が歪む
    呪力が黒く輝き、黒き光が刃の破片や籠手に乱反射され、辺りを黒く照らした

    それは凄まじい衝撃と共に発生し、桐原を大きく吹き飛ばす。ビルの壁を貫き桐原の肉体は飛んでゆく
    そして司郎は、更なる集中状態へと移行した。黒閃を派生させた術師はゾーンに入る。今の司郎は120%以上のポテンシャルを引き出していた

    幾つかのビルの壁をぶち抜いた桐原は、血反吐を吐く。そして口元の血を拭い姿勢を整えた
    まさかまさかだ。今ここで黒閃を放つとは思いもしなかった…と桐原の顔からは一切の油断と笑みが消えていた。】

  • 128剣崎司郎vs桐原25/04/17(木) 19:13:51

    【桐原は反転術式を回し、肉体を癒す。この負傷でのそのままでの戦闘は危ないと判断したのだろう
    司郎は地面を蹴り、桐原が吹き飛んで行った方向へと向かう。強烈な全能感と高揚、それでいて研ぎ澄まされた意思と極限の集中力。司郎はそれに身を委ねることで局所的なパフォーマンスの上昇を得ていた
    そうして司郎は桐原の元へと駆けつけた
    桐原は思った。今の司郎になれば全力を見せたとしても生き延びてくれるだろうと】

    「剣崎司郎」
    「…なんだ?」
    【短く、言葉を交わす。互いにもはや長く言葉を交わす必要はない。心を写すのが心象顕現の力、同じ力を持った2人は共鳴し、戦うことでその心を伝え合うことができる】

    「死ぬなよ」
    「ああ、言われなくともそのつもりだ」
    【桐原に莫大な呪力が漲る。それは呪力の起こり、大技発動前にはどんな術師でも隠すことのできないもの。司郎はそれを理解していた
    だがあえて止めない、彼の全力に挑みたいと司郎はそう思ったからだ】

  • 129桐原25/04/17(木) 20:58:29

    戦乱の末 朽ち果てし命
    虚な栄誉と意味なき流血
    【かつて、桐原は正義の味方として戦っていた
    弱きを助け強きを挫く、だがそれで得たのは強者としての栄誉と闘争に果てがないという事実】

    残存せし一つの理想
    【それでも桐原は理想を捨てなかった。捨てられなかった。現実に敗れてもなお理想を抱き続けた】

    望むは闘争の終焉
    拒むは邪悪の権化
    【戦いの終わりを望み、悪を倒し続けた。その果てに何もないことを知っていても、それでも少しでも救われる人を増やしたくて】

    道末には果てなき孤独
    【桐原は常に孤独だった。共にあろうとする人たちは居ないことはなかった…だが、桐原は失うのを恐れて遠ざけた】

    潰える輝石 尊き命
    願いし羨望に虚偽はない
    【いくら戦えど、戦いは終わらない。命は失われるばかりだ。それでも自分の憧れに嘘はなかった】

    ─現れよ

    極ノ番「夢元武丘」
    【その言葉を最後に全ての詠唱が終わり、世界が塗り潰される。そこは無限に広がる武具の丘、枯れ果てた草の広がる不毛な大地。曇天の夜空から漏れる月明かりが無限に広がる大地と武器群を照らしている】

  • 130剣崎司郎25/04/17(木) 21:06:18

    ──ッ!?
    【目の前の世界が、一気に変わる。これが領域展開というものなのだろうか
    術式を通して、男の…桐原の意思が、絶望が、羨望が、この世界に至るまでの感情が脳内に流れる
    ああ…彼も自分と同じだ。同じものを目指しているんだ。だから自分と同じ轍を踏ませないよう、力不足で後悔することを無くすために導こうとしていたのか

    無限に広がる武器の群れは、戦いの中で磨かれた心の具現なのだろう。
    この全てを、凌がなければならないのか…!緊張の中で唾を飲む】

  • 131剣崎司郎vs桐原25/04/17(木) 21:37:24

    「10秒だ。10秒間凌ぎ切ってみせろ」
    【桐原はそう言葉を紡ぎ、周囲の剣を浮遊させ、司郎に向かって放つ】

    「ハァッ───!!」
    【その手に双剣を出し、迫る剣を弾く】

    「10秒…か、いいだろう。ならばその10秒間でアンタを倒してみせよう」
    【そう宣言し、司郎は桐原へ向けて駆け出した】

    【─1秒経過
    何本かの剣が司郎を追う。司郎は後ろを振り返らず正面から迫る剣を弾き続ける

    ─2秒経過
    司郎の周囲を剣が囲む。まずは大きく飛び上がり、空中で顕現させたのは巨大な斧剣、呪力を通し9つの刃を形成する。そして大きく振り回して空まで追いかけてきた全ての剣を砕いて防ぐ

    ─3秒経過
    人の扱えるものとは思えないほどに巨大な剣が頭上から落ちてくる。司郎は姿勢を逸らして剣を避ける。
    そしてそれを足場とし、脚で蹴り空中での推進力を生み出し桐原へと向かう

    ─4秒経過
    桐原へと迫る司郎の前方に現れた幾つもの連なった盾から成された壁が、司郎の動きを止める】

  • 132剣崎司郎vs桐原25/04/17(木) 21:54:20

    >>131

    「万穿呪矢───!!」

    【盾の群れが退き、司郎と桐原を繋ぐ道が再び現れる。だがその先にいたのは弓を構えて、矢をつがえる桐原の姿、その矢は莫大な呪力を帯びて司郎へ向けて解き放たれた】


    「ッ!七重の障壁!!」

    【─5秒経過

    放たれた呪力の矢は、七つに重なった結界の衝撃を突き破り、司郎は辛うじて認識できたそれをギリギリで避けようとするが、左腕を掠めて痛みが走る


    ─6秒経過

    完全に勢いを無くして、司郎は地面へ落ちる

    だがそんなことを知らないと言うばかりに、剣たちは司郎を突き刺さんと迫ってくる


    ─7秒経過

    痛みを感じながらも立ち上がり、迫る剣群を双剣で起動を逸らす

    だが逸らしただけで、剣群は再び司郎へ迫る】


    「どうした、そんなものか?」

    【桐原は司郎へ挑発の言葉を掛ける。

    …司郎の双剣を握る手に更なる力が込もる】


    「─ああ、まだまだ、こんなものじゃない!!」

    【呪刃・九斬の応用、双剣に呪力を通して刃を形成する。そして迫る剣群を打ち砕く

    そうだ。まだまだこんなものではない、自分は自由だ。そうだもっとイメージするんだ

    もっと、もっと重ねて、イメージを強く一つに】

  • 133剣崎司郎vs桐原25/04/17(木) 22:25:10

    (残り3秒…それさえ凌げれば、終わる)
    【剣群を防ぐ中、司郎は考える。一瞬一瞬が命取りな今、相手を倒すなどと考えなければ、確実に生き残ることができる
    …だが、それがどうした?今自分が相手にしているのは過去の正義の味方、自分がなることもあり得たかも知れない存在。ならば負けられない
    自分は正義の味方になるのだ。だから絶対に、勝たなければならない。過去を、安心させなければならない

    だから、だから、勝つためには今じゃ足りない
    もっともっと力がいる

    イメージしろ。イメージしろ。イメージし続けろ
    もっと強く、もっと安定して、もっともっと力のある強いイメージを…!!】

    【─8秒経過
    イメージを重ねる。複数のイメージを1つに。拡張しろ術式の解釈を、やれることの幅を広げろ
    今できる自分にとって最も強いイメージを、顕現させるんだ】

    「───無窮の正義。」
    【─9秒経過
    それと共に、七色に輝く剣が現れる。それは理想と憧れの具現化、司郎の中で最も強い力そのもの
    あの日、自らの全てを奪った理不尽。それへの強い怒り、もう二度と誰からも大切なものを奪わせない。それが司郎の正義、尽きることのない祈りの力。これは現実と心の境目が曖昧な場所でしか顕現させることはできない。─だがそれで十分だ
    剣を振り、それで発生した風圧で剣群を退ける】

    「これで、終わりだ───ッ!!!!」
    【地面を蹴り、桐原へと迫る。桐原は驚いたような表をした後に、大量の剣を司郎へ向けて飛ばす
    司郎はそれを勢いを止めることなく、七色の剣で剣群を退けながら桐原へと一歩一歩と、どんどん距離を詰めてゆく
    そして司郎と桐原との距離が詰まりきり、司郎は強く地面を蹴って両手に持った剣を、桐原へと振り下ろそうと…】

    「────ッ!!!!」
    【桐原はそれを迎え撃たんと、双剣を司郎へ向けて振り上げようと…】

    【そして、10秒が経過した】

  • 134機械羽25/04/17(木) 22:51:13

    >>124

    ……おや、おやおやおやおやおやこんなところにも迷える子羊がいらっしゃるとは。


    【突如、少女たちの他に誰のいないはずの空間に別の声が聞こえてくる。

    一体いつの間に現れたのか、気配を殺しまるで空気にように鞄を持ったその女はそこに立っていた】


    ごきげんよう。お嬢さんはどうしてこの場所に居るのでしょうか?

  • 135臆病少女/悪霊(?)25/04/17(木) 22:59:08

    >>134

    ひゃいっ?!

    こ、こんにちは…?(この人から、凄く、なんだろ…「死」を感じる…逃げなきゃ逃げなきゃ……)

    「……( ⩌⤚⩌)(ちっ、気配を感じなかった……そこそこ遣り手だな?取り敢えず黙っとくか…)」

    【二者二様の反応を見せながら、彼女の来訪に警戒を強める。ミミこそ黙ってはいるが、それには意図があってのもの。相手を刺激しないためでもあるし、見極めるためでもある。歩美の術式下に置かれ管理されているミミの呪力は、歩美のそれとほぼ類似しているが…やはり違う感情から生まれた力、微妙に波長のようなものがズレているから、呪力認識に優れた者から見れば1人ではないことは明らかだという。それを感知して何かアクションを起こしてくる相手であれば、すぐさま逃げないといけない。】

  • 136機械羽25/04/17(木) 23:08:40

    >>135

    ふむ、ふむふむふむ警戒されてますね?

    なぜでしょう…?ただただ巻き込まれは哀れな迷い人であるからか、それとも心に何かやましいものを抱えているからなのか。


    …もう一つの気配はこれは呪霊でございましょうか?はて、取り憑かれたのかそれとも乗っ取られているのか…

    はてさて、お答え頂けますでしょうか?


    【警戒し、逃げようとする少女を尻目に目を閉ざした女は黙々と自問を繰り返す。鞄を地面に置き、少女の返答を待つ。静かに、少女を秤にかける】

  • 137臆病少女/悪霊(?)25/04/17(木) 23:15:16

    >>136

    なんでこの場所にいるかって言ったら…巻き込まれた、って言えば良いのかな

    …質問で返すようで悪いけど…やましいものって?


    「ちっ、かくれんぼできねえか 歩美、気をつけろよ」

    ミミは…この子は…呪霊というかそうだな、あたしが術式で取り込んでるって表現かな…?

    あたしの術式は、呪霊を呪霊ではないけど呪力の塊みたいな存在にして、体内に取り込む術式だからさ…

    【術式の開示。取り込んだことで何ができるかはまだ明かさないけど。これでも確か有効的…なはず…?】

  • 138機械羽25/04/17(木) 23:35:43

    >>137

    なるほどなるほどそれはそれは正直にお答え頂きありがとうございます。

    お嬢さんは問いに答えていただいた。素晴らしい心かけでございます。であればお嬢さんの問いにも応えるのが道理。

    悪人はみな人には話せぬことを隠そうとして逃げようとする。


    ……お嬢さんもまた逃げ出そうとした。怯えたからか、それとも人の死を知っているからか。

    そして呪霊を飼い、怯えたように見せながらも術式を開示するしたたかさ。


    ああ。あなたからは罪の匂いがします。告解なさい。さすれば咎人にも救いが与えられましょう。


    【瞬間、女の身体から呪力が漲る。と、同時に少女の周りに影がかかり一面暗くなる。それは次第に大きくなって、やかてわかるだろう。

    頭上から小さなコンテナボックスが落ちてくることに】

  • 139臆病少女/悪霊(?)25/04/17(木) 23:41:33

    >>138

    …っ、!

    【呪力強化した足腰でなら、ある程度は走れる。取り敢えずコンテナボックスはさっと避けてみて。こんなの、あの時の燃えてるビルが倒れてきた時に比べたら全然平気だ。】

    …罪、かあ…それって、話す道理あるのかな

    「逆にてめえはねえのかよ、罪」

    【逃げるか、やるか。あたしは、この人に勝てないと思う。でも、微妙にこの場所は開けているから多分逃げられない。詰み…?】

  • 140機械羽25/04/17(木) 23:55:39

    >>139

    【コンテナの落下によって砂塵が舞う中、それを嗅ぎ分けるように機械の羽が空から飛んでくる。

    傀儡操術。遠隔操作によってコンテナを投げ飛ばしたそれは女の背中に背負われて機械仕掛けの天使となって少女へと立ち塞がる】


    告解せぬというのであればそれも良いでしょう。私に罪があるかどうかはこれからわかること。

    貴女を裁くことが悪き事であったなら、私に罰が下される。正しき事であれば裁きが執行される。それだけのことです。


    さあ咎人よ。己が命を捧げなさい。

  • 141臆病少女/悪霊(?)25/04/18(金) 00:04:29

    >>140

    ちょ、ちょっと、待って…!

    「歩美、こいつは中々やべえぞ…」

    【咎人だとか罰だとかって…勝手すぎる!…まあ、あたしに罪があるってのは事実ではあるんだけどさ】


    …これまでも、そうして他の人をその…裁いて?来たの?

    【弱腰になりながらも、顔付きを少し勇ましいものに変えて、一言尋ねる。お化けが怖い。虫が怖い。この人が怖い。あたし自身が怖い。あたしは、怖いものばっかりで、とっても臆病。今だって、腰を抜かしかけてる。まだ抜かしてないけど。それでも、もう泣かないって、涙は皆と再会できた時に取っておくって、決めたんだ。】

  • 142機械羽25/04/18(金) 00:16:23

    >>141

    そうですが、それが何か。


    【あっさりと、当たり前であるように答える。人を裁き殺すことがさも当然であるような口ぶり。そのことを物語るように、女の羽には血の匂いが染み込んでいた】


    【女の羽は巨大で先端には鋭利な刃物が人の手にも見えるように開き大きく見せる。周囲には機械でできた小鳥が囲むようにして止まって少女を見据えている

    目を閉ざし裁く相手を見ない女は、少女の動き出しを。被告人の弁論をただ待っていた】

  • 143臆病少女/悪霊(?)25/04/18(金) 00:35:17

    >>142

    (囲まれちゃったなぁ…やっぱり逃げられ、ないってことかな…)

    うん、あたしは確かに、この前初めて人を殺したよ

    【自白する。どうせ、もう変えられない過ち─過ち、なのかな。ずっと考えていた。どのみちあの人は剣崎お兄さんか風鶴お姉さんに殺されていただろうし。そもそもあの人だって、敵対してきた殺人鬼で…って。ぐるぐる考えてたし、そこがあたしの優しさだって、言ってくれた人も多かったけど。】


    そして…今から、あたしは「おいおい、"俺様達"だろ?アイツが言う罪とやらを1人で背負った気になってんじゃねえよ」

    【呪力を迸らせる。2つの川が交わって、大河を成すような感覚を覚える。事故なんかでも、必死の判断なんかでもない、初めて抱いた明確な殺意を心に秘めて。その負の感情が、呪力を生み出しこれまでにない出力を成立させると。】


    ありがとう、ミミ

    『術式解放…!『双呪同体・ミミ』っ!!』

    『あたし達は……あなたを/てめえを──殺す/消し炭にしてやる』

    【もう、涙は見せない。もう、迷わない。】

  • 144機械羽25/04/18(金) 00:59:32

    >>143

    【瞬間、周囲の鳥が一斉に羽ばたいた。少女の決意を前に周囲の空気が一気に冷えて突き刺さるものへと変わる】


    ああ、なりません。なりませんね!呪霊と重なる罪、裁きを受け入れない罪、殺意を抱く罪

    ───そして何より、人を殺めながらあたかも背負おうなどという驕り昂った罪。


    嘆かわしや、裁きましょう。裁きを得て哀れな咎人正しき罰を!!


    【少女の覚悟なぞ情状酌量の余地すら与えられん。女もまた自らの身勝手な正義の元、裁きを与えんとその力を振るう。

    周囲の傀儡鳥が一斉に襲いかかり潰し穿ち亡き者にせんと潰しにかかる。


    東京第二という裁きの場にて、審判をかけた争いがここに始まった】

  • 145二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 01:07:50

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  • 146臆病少女/悪霊(?)25/04/18(金) 01:10:31

    >>144

    『アルティメットミミ/俺様砲・薙っ!!』


    ミミは、呪霊じゃないっ…!それに呪霊だとしても、あたしと一緒に人生を過ごしてきた立派な人だよ…!


    【激情と共に、それを原動力とした呪力をエネルギー弾──ビームとして打ち出し、傀儡を迎え撃つ。一度出して終わりではなく、持続的に掌から放ち続けることで、腕を振るうだけで複数の傀儡から成る物量を一気に薙ぎ払って。一通り殲滅したら、本体へとその手を向ける。焼き払って、独りよがりの偽善に囚われている彼女──呪いを、断ち切らないと。】

  • 147機械羽25/04/18(金) 22:21:57

    >>146

    ……!!


    【周囲の傀儡を全て薙ぎ払い、尚も勢い止まらず自らを撃ち抜かんとするその呪力の奔流。それに対して左右の羽を交差させ真っ向から受け止める。

    その衝突はけたたましい衝突音ともに砂埃を巻き上げ周囲を吹き飛ばす】


    …………なるほど。

    これが貴女の輝きですか。想像よりも危険で悪き光でございますね。

  • 148臆病少女/悪霊(?)25/04/18(金) 23:25:28

    >>147

    「ちっ、微妙に硬い羽しやがって…そんなんで飛べんのか?おい?飾りじゃねえのか?」

    (硬い…でもこれはまあ試した時、ずっと撃ってる分消耗激しいし、抑えるために威力も下げなきゃいけないってなって没にしてた奴だし…)

    【砂煙にコホッと咳き込んで、されど怯みはせずに、相手を両眼…片眼こそ髪で隠されているが、しかと見据えて。】


    …危険って言ってくれるのは、ありがたいね

    お世辞かもしれないけど…

    『アルティメットミミ砲!』

    【両腕を前へ回し、呪力を込めて狙いを定めて。再度、此度は先程よりも細めの、しかしその分一点突破型の光線があなたを貫かんと襲い掛かる。】

  • 149機械羽25/04/18(金) 23:53:25

    >>148

    ほうほうこれはこれは……


    【ミミ砲が放たれる直前、少々困った表情を見せたのち表面が融解しかけ壊れかかった羽を丸め身を隠す。

    女の身体の倍以上もあるその羽は女の身体を完全を隠し切れることだろう】


    【一点集中のその呪力砲は少しの抵抗こそあれ時間をかければ貫くことができるかもしれない】

  • 150臆病少女/悪霊(?)25/04/19(土) 00:01:26

    >>149

    【最初に見せた、流水のような持続的な光線ではなく。単発の水風船のような呪力塊の発射だからか、一度防いでしまえば貫通とまではいかない。再度着弾した呪力の衝撃で風が爆ぜ、ブワッと熱風が吹き付け、その中に少し潮風感じながらも。】


    防がれるならっ…!

    「おらっ!押して押し切れば勝てるだろっ!!」

    【呪力が吹き荒れ視界が彼女を守る羽とそれを襲う呪力に覆い尽くされた刹那、たたっと近づき、拳に呪力を込めて思いっきり振りかぶる!ミミ砲じゃなくたって、出力は健在。】

  • 151機械羽25/04/19(土) 00:20:21

    >>150

    【呪力が弾ける。力と力によって遮られた視界が開けた時、見えるものは限界ギリギリとなった羽の傀儡。呪力を込めた一撃であれば打ち壊すことができるであろう】


    ……いけません。ああいけませんね。


    【なれど、少女達の行動が有効であるかどうか。向かう先に目的があるかどうかは別の話。

    一点集中の呪力砲には耐えきれないと判断した時点でデコイとして使い捨てることを決意。ぶつかった瞬間にはもうそこには標的はおらず】


    二度も同じ技を使う愚かしさ。愚行の罰を受けなさい。


    【そして、当の本人はデコイを攻撃することで生まれる隙を逃さず、鎖で繋いだ鉄球を横薙ぎに振りかぶり急襲する】

  • 152臆病少女/悪霊(?)25/04/19(土) 00:27:29

    >>151

    あたしが愚かなら、あたしに負けるあなたはもっと愚か、なんじゃないかな……っ!

    「おう、歩美もなかなか今日は口撃の調子いいじゃねーかよ」

    【根拠なんてないけど、とにかく自分に言い聞かせる。勝てる、と。そうでもしないと逆に相手のペースに呑まれてしまうから。】


    頭上注意だよ…!

    【ミミ砲を軽く上へ放ってみる。その先には、クレーンで吊るされたコンテナ。モーニングスターをそのコンテナで防いでみるか、あわよくば押し潰せないか試してみる。】

  • 153機械羽25/04/19(土) 00:42:09

    >>152

    ……!


    【頭上から降ってくるコンテナ。このまま獲物を振り抜けば押し潰される。そうなれば如何に呪力で受けようと重症になり得るだろうと判断する。

    が、女は責めの手を緩めない。モーニングスターの軌道を横から縦に切り替え振ってくるコンテナの真ん中へと鉄球を力一杯ぶつける。

    コンテナの軌道が変わり少女の方へと吹き飛んでいく】

  • 154臆病少女/悪霊(?)25/04/19(土) 00:51:04

    きゃっ?!
    「俺様砲・斬!」
    【歩美は少し怯むが、ミミがそこをカバーする。先程の「薙」の応用だ。レーザーカッターの様にコンテナの中心を切断して、そのまま歩美の後方両サイドへと切断されたコンテナだったもの×2が飛んでいく。】

    「まったく、俺様がいねえと危なっかしいぜ」
    ありがとねミミ…
    (でも堂々巡りじゃ制限時間でジリ貧だなぁ…一気に決め切るチャンスが欲しいのに…)
    【焦りもしつつ、でもそこで過ちを行ってしまえば元も子もないから、冷静に相手の動きを伺う。突破口は、あるはず。】

  • 155機械羽25/04/19(土) 01:08:19

    >>153

    …一度ならず何度も罰を受け入れないとは!!ああ…やはりその力は悪き力、その呪霊諸共消さなければなりません。


    【天に叫びながら、女は地面に置いていた鞄を蹴る。すると手持ちの鞄が瞬く間に姿を変え納められていた本来の羽の姿に変貌する】


    ですが安心してください。私は貴女に罪を贖う機会を与え続けましょう。

    死になさい。死んで貴女の存在によって苦しむすべてのものへ償いを!!


    【そのまま羽を背負って飛翔し、勢いそのままに羽に内蔵された銃火器が少女へといきなり放たれる】

  • 156臆病少女/悪霊(?)25/04/19(土) 08:14:53

    >>155

    …っっぅ!

    「あんなもん隠していやがったんかよ!おい無事か歩美!」

    大丈夫…ほっぺに掠っただけ…

    【初弾は反応しきれず、遅れて避けたからか右頬に掠り、そこから赤い涙がツーと流れ、痛みを主張してくる。こんな時お姉ちゃんや日比谷先生みたいに反転が使えたら便利なんだけど……痛いな、久々に感じたや。最初以外はギリギリ間に合って、ミミ砲で弾を消しながらコンテナに逃げ込んだけど…あと数ミリメートルかミリ秒か、時間も空間もどっちかがズレてたら死んじゃってたのかぁ…】


    はっ…はぁ…このまま、隠れ切れたりは…

    「できねえみたいだな」

    【すぐに追ってくるだろうというのは想定内だから、ミミ砲をできるだけチャージして、出会い頭で当てたら…と希望的観測を持って呪力を練る。】

  • 157機械羽25/04/19(土) 22:01:56

    >>156

    …避けましたか。

    (罪人の呪力砲は威力こそ恐るべきものですが、タメは長い。何よりあれだけの出力、そう長く持つものではないでしょう)


    どこに逃げようが、自らの罪から逃げられるものではありません。

    再び裁きの場に引き摺り出してあげましょう


    【女の声が外から響いてくる。数秒後、何かが風を切る音が聞こえてくるだろう。少女からすれば以前聞いたであろう風の刃の音に近いだろうか。


    そして、次の瞬間コンテナの天井が裂ける音が鳴り、女の背負う機会の羽根が少女を切り刻む刃となって襲いかかって来た】

  • 158臆病少女/悪霊(?)25/04/20(日) 00:48:48

    >>157

    っ!?

    ミミ砲!!

    【逃げ込んでからしばらくチャージしていたミミ砲は威力・範囲共にかなりのものを誇り、襲い掛かる羽根を焼き尽くし、術者の身を守る光となる。】

    (そう簡単にうまくは行かないや…でもあの時の経験が役立ってる…風の音、しっかり見極めて聞き分けないと反応遅れてたや…)

  • 159機械羽25/04/20(日) 18:50:04

    >>158

    (その技はもう死んでいます。罪人の呪力砲の威力は溜めの時間に比例する……溜めのない呪力砲であればそこまでの脅威にはなり得ないでしょう。

    その上溜めている時間はそれ以外の反撃ができない。

    であれば呪力が切れるまで中途半端に撃たせ続ければいいだけのこと)


    今ので居場所がわかりました。穿ちなさい『廻』


    【少女の特大呪力砲。その威力は襲いかかる羽根も刃を消してさらにはコンテナの天井をも貫くだろう。

    しかしそれは女にコンテナ内の少女の位置を教えることと同じ。

    女の羽根が大きく回転し呪力を込めたそれは一直線に撃ち抜く矢となり、今まで以上の威力を伴って視界に入らぬままに少女へと飛んでいく】

  • 160臆病少女/悪霊(?)25/04/20(日) 20:12:37

    >>159

    「歩美!!来るぞ!」

    えっえっミミ…?!っぐぁ…

    (いてて…間一髪だけど転んで擦りむいちゃったな)

    「あいつ…遠近両方行けるとかズルでしかねーだろ 今俺様が察してなかったら死んでたぞ?」

    【ミミの警告でギリっギリ滑り込みつつ、倒れ込んで。足元の方からはズドン!という音を出して、自分を射抜かんとしていたソレの威力を思い知らして、冷や汗が流れる。】


    ギリギリ…だね

    ざっと今まで3分…あと17分かぁ…

    (どうにかして打開策を…)

    「…あいつ、多分傀儡操術とか付喪操術とかその系統だろ?ならあの羽根を全部消せばなんとかなるんだろうが間に合うかだな…」

    確かに、生み出す系じゃないならそっかぁ…

    【とりあえずここを出て、それからどうにかしよう。一方的に居場所を知られてたら不利なだけだし。掌の中には呪力を溜めつつ、立ち上がって駆け出す。】

  • 161機械羽25/04/22(火) 01:00:04

    >>160

    出てきましたね、抗っても無駄です。

    (溜めているようですね、愚かしい。しかし呪力の起こりで放つタイミングは容易に読める。そしてその軌道は直線的。対処は容易い)


    【コンテナから少女が出てくるタイミングに合わせ、先ほどの回転し穿つ羽根の一撃を今度は曲射的に放つ。

    躱せば呪力砲を撃たせるために羽根の追撃を。打てば自らが一撃を叩き込むため突貫を。それぞれの対応が出来る体勢を取る】

  • 162臆病少女/悪霊(?)25/04/22(火) 07:55:29

    >>161

    っすぅー…いいよミミ!

    「アルティメット俺様ジェットぉ!!」

    (ちょっと色々難しそうだからボツになったこの技だけど、相手の思考から選択肢として外れてることをするにはあたしでもどうなるかわからないことを──!)


    […うーん ねえミミ、FPSとかだとさ。強ポジって高台とかじゃん?やっぱりあたし達の技的にも高所を取った方が強いのかな?]

    [「ぁー…そうなんじゃねえのか?問題はどうやって高いところを陣取るかだな、俺様が呪霊だった頃なら浮遊なんて余裕だったけど今はそれは出来ねえ」]

    [そっかぁ…あ、ミミ砲をジェットパックみたいに噴出して飛んだり、とか…?いや危ないし難しそうだね…]

    [「なんつー発想してんだよ」]



    『アルティメットミミ/俺様砲!!!』

    【呪力砲を地面にブツけて、その爆風を利用して高く飛び上がって。両の手それぞれに呪力を溜めていたから、飛翔の為に使ったとしてもなお、その拳に光は宿っていた。光を解き放ち、死角──空中から撃ち放つ。】

  • 163機械羽25/04/22(火) 21:30:58

    >>162

    なんと……!


    【想定外の行動、想定外からの攻撃。呪力の制御がまだ未熟であろう少女の呪力の起こりを読み取り躱すことは容易。

    が、予想外の行動によって少し反応が遅れてしまえば如何に先読みができても躱しきれるものではない】


    …これは自らへの罰ですね。少しばかり甘く見過ぎていたようです。


    【右側の羽が堕ちる。女はそのまま港側、海の方へと落ちながら向かっていく】

  • 164臆病少女/悪霊(?)25/04/22(火) 21:49:33

    >>163

    あぎゃっ

    足元に集中して呪力強化さえしたら落ちてもそんなに、かな…?うん、走れる

    「肝が冷えるな…でもまあ無事なら間髪なんて入れないでいこーぜ」


    うん、あとはもう片翼…っ!

    【あまり綺麗な形での着地はできなかったが、ダメージは特に無く。飛んだといえど高が知れている距離だったのもあるかもだが、無事を確認して隙は作らないと言わんばかりに、呪力を再度両手に込めながら港方面へ駆け出す。】

  • 165機械羽25/04/22(火) 22:07:28

    >>164

    ああ…いけません、いけませんね…罪人を侮る罪、油断する罪、躱せた攻撃を喰らう罪…!!


    【港へと落下した女は一人自らの罪を嘆き自戒する。このままではいけない。役に立たなければ罪だ、人の役に立たないもの、自分のためだけに生きるものにはその身に罪を宿すのだから。消さなくては、早急にあの罪人を。でなければ自らに存在理由はないのだと】


    (片羽は落ちたが、修復は効く。用意できる予備は後一度)

    さあさあ、きなさい罪人共!

    この私が必ず貴女方を裁き地獄へと送って差し上げましょう!!

  • 166臆病少女/悪霊(?)25/04/22(火) 22:20:21

    >>165

    「地獄に送られるのはてめえの方だぜ…『混魂 清濁 還魂の夜』…」

    【双呪同体のメリットは、呪力を共有することで可能となる膨大な呪力量や、一般人だった歩美が元は一級呪霊の出自であるミミの戦闘経験をインストールして体術ができる…などだけには非ず。】


    落下中なら避けにくいっ…でしょ!

    ダブルアルティメットミミ砲!!

    【そう、それは彼の呪いの王の完全無欠の肉体の利点としても挙げられる『心肺に負担をかけず呪詞の詠唱が可能』という点を運用できるというもの。呪詞で強化した呪力砲を、両手から同時に発射して、真の罪人を灼かんとす。】

  • 167機械羽25/04/22(火) 22:48:10

    >>166

    (呪霊を使って呪詞の詠唱時間を省略したか)


    呪霊と協力するとは、術師として醜悪ここに極まれり。なれど互いに協力し合う姿勢は認めましょう。

    『防盾羽』


    【呪力砲が迫る中2枚の羽根の盾が間に割って入る。呪詞によって強化された呪力砲を受け止め切ることは流石に不可能であるが数秒は持つ。それだけあれば十分。その数秒で溜めを作ることは可能】


    呪力装填。

    呪力砲は貴女だけの武器ではないのです。『戒』


    【残った片翼から砲身が現れ、呪力砲が放たれる。如何に少女のそれより威力が下であれど、盾による威力減衰が加われば競り合うことはできる。そして数秒競り合えさえすればその勢いを利用してその場から逃れることができる】

  • 168臆病少女/悪霊(?)25/04/22(火) 23:02:55

    >>167

    【呪力砲は互いに衝突したところで爆風が起き、競り合った後先に羽根から放たれたそれが消えてからそのうちすぐに歩美のものも消え。】


    (うっ…一気に全部じゃなくて二段構えの方が良かったかな…?いや後悔してもしょうがないや、爆風で飛行困難になってるかも…今こそチャンス…!)

    「おい歩美、わかってるよな?」

    うん、もっともっと畳み掛けるっ…!


    【再度「アルティメットミミジェット」で跳んで、今度は拳を握りながら相手へ急接近、落下の勢いそのままに相手を叩き落とそうと】

  • 169機械羽25/04/22(火) 23:17:21

    >>168

    ……素晴らしい、勤勉な従者よ。タイミングぴったりです。


    【殴りかかる直前、女の口から発せられた言葉が聞こえるだろう。その直後、数匹の傀儡鳥が何かを女の方へ放り投げられる。

    そして、拳が直撃する瞬間】


    ──接続完了


    【拳を受け止めたのは、最初に女がつけていた近接用の羽。その中でも損傷の少ない方だった。砲撃用と合わさり歪な両翼を得た女はそのまま弾き返す】


    ……邪魔が入りますね


    【受け止め距離が空いた時、女は上へと跳ねる。その瞬間、海からうねり声が聞こえてくる。そして】


    『GAAAAAA!!!!』


    【竜魚のような風貌の大きな呪霊が、海より二人を狙って襲いかかってきた】

  • 170二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 23:36:10

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  • 171臆病少女/悪霊(?)25/04/22(火) 23:36:26

    >>169

    ──っえ

    ぐゔっ…

    (やば…海に落ちるのは避けられそうだけど受け身取らなきゃ追撃され…っ呪霊?!)

    「そうか海!呪霊が多い訳だぜ」

    【拳を弾かれ、まずいという表情が顔に出たまま陸方面へと吹き飛ばされるが、その顔は直ぐに驚きを示し。】


    あっ、だっ…がっ…

    【ゴロゴロと横に回りながら、地面について。呪力量は自慢できるところだから、その呪力で全身を強化すれば致命的なダメージにはならないけど、今度は流石に痛いなあ、と。止まったらすぐに立ち上がって、相手と乱入者の様子を伺いながら呪力チャージをまた開始させる】

  • 172機械羽25/04/22(火) 23:55:37

    >>171

    『GAAA、GAAAAAA!!!!』


    黙りなさい。乱入した罪、せめて少しでも役に立つことです。

    【少女を吹き飛ばした呪霊は間髪入れずそのまま中に浮く女へと襲いかかる。しかし等級的には格下、遅れをとることもなく女の羽根に掴まれる。

    そしてそのまま力任せに少女の方へとぶん投げた】


    (思ったより罪人の呪力砲の使い方は工夫がされている。しかし弱点は変わらない。2発撃たせてしまえばいい)

    行きなさい。『廻』


    【宙返りの体制のまま、女の回転する羽根が曲線軌道で遅いかかる。投げ飛ばされた呪霊はそのまま口を開けて丸呑みをしようとするだろう。

    同時に二箇所からの攻撃。チャージする呪力砲を放てばその隙を狙えばいい】

  • 173臆病少女/悪霊(?)25/04/23(水) 00:12:13

    >>172

    (左右どっちも!!こうなると困る…)

    「歩美!俺様が合図するから"一撃で"仕留めるぞ」

    …!わかったよミミ

    【意思疎通の連携もピッタリ。歩美は両手に呪力砲のチャージを続け、ミミは攻撃を見ながら「まだだ…まだ…」と呟く。】


    「…2,…1……今だっ!やれ歩美!」

    アルティメットミミ砲っ!!!

    【羽根と呪霊、それらをギリギリまで引きつけて至近距離まで寄せる。確かにそれぞれ対処するには2発のミミ砲が必要だし、同時にチャージできるのは両手分の2発が限界。だったらどうする?──そう、1発でどっちも片を付ければいい。射程距離を極限まで縮める代わりに、攻撃範囲を底上げした結果ビームというより、円形の盾の様なミミ砲で両者を焼き尽くす。そして、もう片方のミミ砲を本人へ向け発射。】

  • 174機械羽25/04/23(水) 00:31:59

    >>173

    ちっ、躱しましたか。

    存外しぶといですね……っ!


    【なかなか決めきれないことに苛立ちを浮かべながら、向かってくる呪力砲に対し自ら羽の一撃を受けることで勢いをつけて横の範囲外へと逃れる】


    (ダメージは負いますがこれも私の甘さと受け止めましょう。溜めを放出した今次の放出には数秒の時間がかかる)

    そろそろ往生しなさい。『時雨』


    【体制が崩れたまま、女の片翼から大量の羽根弾が放たれる。羽根は女の意思によってある程度操作されながら溜めの時間を与えまいと追撃を】

  • 175臆病少女/悪霊(?)25/04/23(水) 00:45:08

    >>174

    「俺様砲しかできないって考えてると…炭になっちまうぜ?」

    (よく見て、見極める…っ!風鶴お姉さんの蝶の時みたいに!)

    【呪力を貯めつつも、それぞれの攻撃から目を逸らさずにひとつひとつ呪力強化した徒手空拳で対処する。擦り傷切り傷は痛いけど、指が落ちるとかではないからまだこの対処法でいいはず…!】

  • 176機械羽25/04/23(水) 00:58:48

    >>175

    …躱されている?

    (相当数の数を、それも私の操作による軌道でありながら…経験があるということでしょうか)


    【切り傷こそ与えてはいるが有効打にはなっていない。羽根の攻撃で動きを誘導させつつ、周囲の羽が離れた瞬間に呪力砲を放つ】

  • 177臆病少女/悪霊(?)25/04/23(水) 06:44:22

    >>176

    …!!

    「アルティメット俺様ジェット!」

    ありがとミミ、首の皮一枚だよ…

    【歩美は、「しまった!」と目を見開いてなんとか呪力砲で対抗しようと片手を突き出すが、その前にミミが横向きに呪力噴射をして一気に躱す。横向きジェットは、先程相手が自分に羽をぶつける事で移動していたことから得た着想だ。】


    「アイツは自傷しねえと今のはできないみてえだが俺様達はただの俺様砲でできるだろ?ってことは俺様達の方が上ってことよ」

    (そう…なのかな…?)

    【呪力砲は相手にとっても装填が必要なそこそこの手間が掛かる技。それは使用者である自分が1番よくわかってるから、この隙を狙わない手はないことも理解している。】

  • 178機械羽25/04/23(水) 23:34:46

    >>177

    ああ…こうも裁きを逃れるとは。

    (かれこれ十数回。呪力砲をこうまで放てるのは呪霊と術師の呪力が合わさっているからでしょう。

    しかし、こうも短期間で連射すればそう長くは持たない。あとは粘れば……)


    【そこまで思考したところで突如動きが止まる。そして】


    いけません、いけない、ああそのような考えなぞ最も唾棄すべき思考!!!

    私が!あの罪人を裁かなくて何とするか!!ええ見ていなさい、咎人の全てを否定してあの世に送って差し上げましょう!!!


    【突如として狂ったように喚き散らかす。その姿は

    どこまでも強迫観念に囚われた狂人であり、狂った正義を執行する化け物。


    羽で牽制しながらも、自らは海の中に突っ込む。次の瞬間、次々に海に潜む呪霊の群れが投げられ刺し向けられてくる】

  • 179臆病少女/悪霊(?)25/04/23(水) 23:54:16

    >>178

    うぐっ、叫んだかと思ったらすごい呪霊が来てる…?!

    「アルティメット俺様砲・薙!」

    【羽根を一掃したときの様に、右腕で薙ぎ払う様に呪力光線を発射して。今度は対象が呪霊になっただけだ。】


    「ふう、ひとまずはこれで祓える程度の烏合ばっかってのはわかったが…決定打がねえな…」

    うん…ざっと、あと残りは8分……そろそろ急がないとまずいかも

    【歩美の術式解放のデメリットの由来は、本来生まれ持った呪力量よりも有り余る量の呪力に肉体が耐えられないから、という理由だ。だから、ひたすらにミミ砲で消化している現在、実際の制限時間はもう少し猶予があるが…焦りも、生まれてくる時間帯。まずは近づかないと始まらないから、一気に海へと駆け出す。】

  • 180機械羽25/04/24(木) 00:24:16

    >>179

    【海中、何を思うか女は呪霊を潰しては少女の方へと投げ飛ばしていた】


    (この屑どもが、人のゴミのような悪しき罪の塊!全て罰してせめて役に立ちなさい!!あの咎人、罪そのものの罪人に報いを!!)


    【あの咎人を見ると衝動が抑えられなくなる。今すぐにでも罰したいのに罰せられず、抗い、削ってくる。

    あゝ、久しく忘れていたこの吐かずにはいられない衝動に身を委ねろ。出し惜しみなく、潰して踏み躙り嬲って、あの少女を地獄へと】

  • 181臆病少女/悪霊(?)25/04/24(木) 21:05:24

    >>180

    (…呪霊は無尽蔵に沸いてくる、それに近づきにくい…でも、こうするなら──!)

    アルティメットミミ砲!

    【自身の走る速度とほぼ同じぐらいにミミ砲の射出速度を調整。目の前の障害は全てミミ砲で貫きながら、そのミミ砲に追従する形で突き進む。ついには、相手を射程圏内に納めて。】


    「アルティメット俺様砲!!」

    【何度だって、もう知られた手の内だとしても、諦めない。悪く言えば数打ちゃ当たるだが、良く言うならば勝ちを手繰り寄せにいく行動だ。】

  • 182機械羽25/04/24(木) 21:54:53

    >>181

    ──救い難し…地獄行きだ。


    【女の雰囲気が、呪力の質が変わる。より邪悪で怨嗟に満ちたものに。少女にはどう映るか。考えは読めている、なれどそれは“当たれば通用する”という前提に成り立つこと】


    壊せ、壊して踏みじりって潰す…!!


    【迫る呪力砲に対しでかい近接型の羽を手のようにし真っ向から受け止める。確かに威力は高い、が、溜めが最大でないのであれば真っ向から潰せば打ち壊せる。

    漲る呪力を全て羽根に回し、呪力は周囲に弾け女の後ろを吹き飛ばす】


    審判を下す、さぁ…いらしてください。『死天』


    【海から再び空へと飛び上がる。そこには足のない天使が飛んでいた。

    女の術式は傀儡操術。その中でこの天使の傀儡こそが唯一所持する特別な傀儡人形だ】

  • 183臆病少女/悪霊(?)25/04/24(木) 23:01:06

    >>182

    …っ!!

    「なんだ?はっ、皮肉なやつだぜ。天使って、未だに自分が裁かれる側なのを理解しちゃいねえ…歩美、気をつけろよ」

    言われなくてもわかってるけど…


    (あんまり呪力の肌感覚とかは鈍いあたしでもこれはわかる、確実に……呪力から感じる殺気の量が段違いだよ…)

    【思わず立ち竦みたくなる、そんな雰囲気を感じて。でもそれでも彼女の一挙一動からは目を離さず、あの傀儡がどんなものなのかを見極めるべく、呪力を貯めたまま様子を見る。】

  • 184機械羽25/04/25(金) 00:01:57

    >>183

    『ギィ、ギィギィギィギィ!!!』


    【宙に浮く天使の傀儡から機械が駆動する音が鳴り響く。それはまるで人ならざる何かの叫び声のようであり。

    瞬間、天使の羽の先端から何かが飛び出して、その一つ一つ複数の箇所から細い呪力砲が放たれる】


    …殺す殺す殺す…!

    今すぐ潰して差し上げましょう!


    【同時に気を取られた隙をついて一気に攻め込み、モーニングスターを頭上から叩き潰すように振りかざす。

    避ければ呪力砲、動かねば鉄球の一撃を】

  • 185臆病少女/悪霊(?)25/04/25(金) 00:10:28

    >>184

    光が、漏れ出てるみたいにビームが…っ!

    【動いたらダメ、止まってたらダメ。二者択一の状況をいつもひっくり返すのは、自分の拳に宿っている。】


    …っ、!アルティメットミミ砲っ!!!

    【その場からは微動だにせず、呪力砲でモーニングスターへと攻撃を。消し飛ばせたら御の字、出来なくても弾くぐらいなら…!】

    「あのヤロー、なんか暴走してねえか…?」

  • 186機械羽25/04/25(金) 00:52:01

    >>185

    【鉄球の一撃を呪力砲で弾かれる。役立たず、死すべしと反応した女の動きは早かった。使い物にならないと見るや弾かれた瞬間放り投げる。

    そのまま一息つく間も無く最短距離で、自らの呪力砲を浴びながらも羽の手による一撃をぶつけまいとする】


    (裁いて殺して罪人を地獄へと送る。それがそれだけが私の存在意義!全ての罪を殺し尽くして、そうしたらようやく…!)


    【女の執念は天にいる傀儡へと還元される。傀儡の持つこれまで女が殺し捧げ溜め込んだ呪力が火を噴く。

    天使の羽を重ね合わせ、大出力の呪力砲となって少女へ今まさに襲い掛からんとする女諸共撃ち抜かんとする】

  • 187臆病少女/悪霊(?)25/04/25(金) 21:36:33

    >>186

    アルティメット、ミミ砲…っ!

    【片手で呪力強化を用い羽をなんとか抑えつつ、苦し紛れに出した呪力砲にて彼女の大技に対抗できないか、試みる】


    「なっ?!俺様砲が出力で負けやがった…っ!」

    【互いの呪力砲がぶつかって数秒もしないうちに、ミミ砲は消し飛ばされそのまま交戦中の彼女たちを巻き込む。せいぜい威力を少し緩めた程度で、苦し紛れのソレでは相手の審判にとって、口から出まかせの弁護に過ぎなかった。】

  • 188機械羽25/04/26(土) 00:43:51

    >>187

    …ッァァァ!


    【天使の咆哮を喰らうのはその場にいる女も同様。自らの攻撃に身を焼かれ苦悶の叫びを上げずにはいられまい。

    しかし】


    ああ…あああ!裁きましょう!もっと、もっと苦痛を得て確実に!!そのためであれば幾らでもこの身は捧げましょう!!


    【女の声は喜びに満ちていた。身を削り裁きを与えることに喜びを感じ、罪人から苦悶の声が聞こえたことに満足して。


    天使の呪力砲を受けて少なからず怯んだであろう少女に蹴りを喰らわせて吹き飛ばす。そして体制を崩したところに周囲を飛ぶ羽根の呪力ビームの雨が追い打ちをかける】

  • 189臆病少女/悪霊(?)25/04/26(土) 07:06:50

    >>188

    あ゛ぅ゛ぅっ ……っぅ、だっ…

    (そっか、こんな感覚なんだ…痛いな 痛いし、熱い)

    【呪力に灼かれて、全身の皮膚が痛覚、神経を通じて脳へと警笛を鳴らす。顔を痛みで歪ませながら、どうにか反撃できないかと体を動かすが、無駄な足掻き。】


    かひゅっ ゔぇっ

    【蹴られ突き飛ばされ。コンテナに背を打ちつけると、喉に酸っぱい感覚を覚えたかと思えば口から胃液が飛び出る。】

    【ふらふらとだがまた立ち上がって、闘志の消えない瞳で相手を見つめる。】

  • 190機械羽25/04/26(土) 13:05:18

    >>189

    さあ審判の時!身を焼き懺悔の声を上げ自らの罪を自覚なさい!!その身に呪霊なぞ宿した愚行!その力を得て祓い殺した者たち全てに対し今こそ地獄で報いを受けるのです!!


    【傷つきふらつきながらも闘志を見せる少女に対し、女は手心なぞ加えない。

    天使の羽根、女からそれぞれ呪力砲が放たれて少女に迫ってくる。

    躱せば周囲に漂う羽根による呪力の雨をぶつけようと狙っている】

  • 191散花の舞い人25/04/26(土) 14:36:35

    ふわぁ…『眠い?』
    いいえ。『そう。』
    …死は何を定義して死というのでしょう。『肉体、ひいては心臓あるいは脳の機能停止?』
    一概には。私?…考えたことも無いですね。
    【人は死んでも記憶に残れば死んでいないと宣う。それは正しいかもしれない
    現に数百年前の人間が今もなお語られる。ではこう考えてはどうだ?記憶に残り生きるのでは無い、存在を残しているのだろう。
    死と言えば、生命は死を拒む。私だってそう】
    【地面に突き刺さった額縁、ペンキのぶちまけられた真っ白な壁
    ちょうど収まる辺りで舞ってみよう。生き汚く半人前の芸術でも創れば
    私の在った記録も幾年生きれるかもね。】
    …だから、私には死もに生にも興味はありません。
    こんな風に遺るんだったら関係ないですもん。

  • 192二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 15:46:19

    このレスは削除されています

  • 193臆病少女/悪霊(?)25/04/26(土) 16:39:55

    >>190

    …ミミのこと…愚行な訳っ…ないよ…!

    それに…地獄へ行く前に、まだやらなきゃいけないことは、あるしっ…!

    【内心どうすれば良いかはわからないが、威勢を見せて。最初は全部後悔ばっかりだったけど、そんなことないって、今は胸を張って言い切れる。それだけの時間を、経験を。口が悪いけど根は優しい呪霊と共に過ごしてきたのだから。】


    「…おい歩美、あれやるぞあれ」

    …あれ?…っ、なに、あれって…

    「俺様の呪力を全ブッパしてあいつに浴びせるんだよ、良いだろ?」

    でもっ、そんなことしたらミミ…!

    「うるせー!死ぬよりマシだろうが!」

    【満身創痍で肩で息をする歩美に対し、ミミがそう提案して。生憎、それ以外の打開策が見つからないというのもあるのだが、無理矢理にでもミミが呪力を解き放って、臨界点ギリギリまで詰め込む。その呪力塊は力を溜めながら、ふたりに向けられた呪力砲すらも飲み込み、取り込んで、エネルギーへと変換して。】

    「はっ、俺様は悪食なんだよ てめえの呪力、ご馳走様だぜ」


    「それと…あばよ!短かったが中々楽しかったぜ。……アルティメット俺様バースト!!!」


    ミミーーー!!!!!

    【1人の少女の哀叫と、1匹の元呪霊の皮肉掛かった最後の大技が辺りに響き渡る中、呪力で出来た大輪が咲く。出力、指向性など様々な部分を取っ払った、無制限の、アルティメットミミ砲。言うならば、アルティメットミミバースト。】

  • 194機械羽25/04/26(土) 20:51:44

    >>193

    そ、んなバカな…!

    (罪人が咎人の身でありながらこれ程の輝きを…!?それだけではない、これまで溜め込み放った死天の呪力を…!全ての怨嗟の声を飲み込んだ…!?)


    ありえないあってはならないそのような事が罪人の分際で────!!!


    【自らの呪力すら飲み込み決死の覚悟で放たんとするその姿を見て慟哭する女。まるで怨嗟の声を全て受け止めて自らの神の裁きの全てが踏み躙られ否定されたようで。


    しかしいくら叫ぼうがその結末は、判決は変わらない。少女の放ったその輝きは、庇いに入った天使も周囲に飛ぶ羽根も何もかもを巻き込んで女は光の中へと消えていく】



    ………さ、ばきを…むくいを…


    【しばらくして周囲が開けた時、そこにはまだ人影はあった。砂煙でしっかりとは見えないだろうが、その影は残った片翼を少女へと向けて、先程の一撃を受けて尚も自ら貸した役割を果たさんと呪力砲を向ける】

  • 195機械羽25/04/26(土) 21:01:23
  • 196臆病少女/悪霊(?)25/04/26(土) 22:22:54

    >>194

    ……ミミ…


    …ん……アルティメット、ミミ砲

    【目尻に涙が滲みかけるが、すぐに袖で拭って。もう慣れてしまった手つきで呪力を溜めて、終わらせようと手をかざして、もう居ない大切な家族の名前が付けられた技名で、解き放つ。】

    (ダメダメだな、あたし。もう泣かないって決めたのに。ミミもミミだよ、勝手に、ほんと勝手に……)


    【涙の代わりに呪力砲による閃光が走る中、静かに2人──呪霊の様で呪霊とは違う1匹と、たった今殺めた彼女へと哀悼を捧げる。初めて、いや、2度目かな。殺意を持って人を殺すのは。これでもう、後戻りはできないや。】


    「zzz……」

    【あれ、なんであたし…ミミが居ないのに、ミミ砲が使えたんだっけ…?】

  • 197機械羽25/04/26(土) 22:31:47

    >>196

    【影へ向けて放たれた呪力砲が女の元へ無事到達したのか、仰け反りそのまま倒れ伏す。

    動く様子はない。周囲に飛んでいた天使も羽根も、声も何も女の元から聞こえてこない。

    只々静寂を保っている。仮に少女の近くでいびき声をするものがいるのなら、その声すらも聞こえるであろう静寂が】

  • 198臆病少女/悪霊(?)25/04/26(土) 22:42:47

    >>197

    …ミミ………ミミ???

    【訪れた静寂と少しだけの安寧に、頭上から鳴るいびきに気づき、目に再び輝きが灯る。】


    ミーミー??おーきーてー???

    「zz…ん…休ませろよ…」

    もう、ミミったら……ありがとね、それと。これからも、よろしく

    【一体いつになったら終わるのか、見当もつかないし保証もないんだけど。不思議と、この回游での日々もそう長くはない気がした。それでも、回游が終わっても。あたしは、あたし達は。呪術師として生きるんだろうな、と決意した。】


    【一陣の風が吹き抜けて、右目を覆っている前髪と、ある奇妙な存在が棲んでいる、動物の耳のような髪がふわりと揺れる。】

  • 199二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 23:13:07

    【拝啓、程遠い過去に置いていかれたままの子供の自分へ。大切な人と過ごす日を楽しんでいますか。大事な人と笑う明日を夢見ていますか。握られた温もりも傷のない肌もありますか。】
    【今は初冬頃。大人になりきれない自分は、人を頼りに生きたまま。今は一人で彷徨っています。廃屋を覗き人と逸れ、泣いた夜もありました。それでも、紆余曲折あって生きています。心に突き刺さる感情や現状が、今も尚肺に刺さっていますが、ある目標を元に生きています。】


    【ですが、ちょっとまずいかもしれません。さんざ変なことに巻き込まれ、逃げて戦い去っては人を避けたのですが、少々厄介なことに首を突っ込んでしまったようです。あのね────】

  • 200二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 23:15:35

    ……血、止まんない……!!
    【────左腕に、瓦礫の破片が突き刺さって止まらないんです。数十秒前の過去に戻れるなら、すぐに戻りたいな。左に曲がらず右に曲がっていれば、安全だったかもしれないのに。】

オススメ

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