- 1二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 13:14:47
- 2二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 13:16:09
- 3二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 13:17:53
- 4二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 13:18:08
- 5二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 13:18:58
- 6二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 13:19:30
たてあり
- 7二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 13:20:12
立て乙
- 8二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 13:20:22ミサキコハルイチカでアリウス大冒険してほしかったので | Writening「イチカァ!」 「ミサキィ!」 我が身を顧みない私と、激情に歯止めが効かないイチカ。結局のところ私たちは、根っこは向こう見ずなところがよく似ていて。だからこそ打ち解けるのも早かったし、仲良く暴走…writening.net
長編(残りのurlは過去スレに)
【The Fake×Squad】 第一幕 | Writening透き通るような青空 大きな事件が一通りの落ち着きを見せ、ほんのひと時ではあるが平穏な日々を送るキヴォトス。 ミレニアムサイエンススクール。この物語はこの場所から始まる。 「はぁ……」 「ため息がデカ…writening.net - 9二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 13:22:26
おつ
レス形式のssすき - 10二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 13:22:53
時間軸的には二枚目→一枚目かな?
- 11二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 14:47:20
迫力がありすぎる
- 12前7225/03/29(土) 15:59:47
- 13二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 16:23:40
楽しみ
- 14二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 18:27:37
最近鯖落ち多いけど期待しておく
- 15前7225/03/29(土) 19:40:40
とりあえず前半部分は完成している。
問題なさそうなので、その分まではそのまま置かせて貰うぞ……もし物書きヒヨリが戻ったら、「『シスターとしての姫の世界の私を助けて欲しい』と言っていた」と伝えて欲しい。
「ハナエちゃん、このくらいの傷なら切除は必要ないですから……」
「えっ、そうなんですか?」
「そうなんです。するにしても麻酔もなくするものでもないですよ。」
糸鋸に刃を取り付けようとするハナエをなんとか止めているセリナ。
「団長がごめんなさい……痛いですよね…苦しいですよね……すぐ楽になりますから………」アロエヌリヌリ
「いや苦しいっていうか怖いんだって!痛いよりも怖いが先に来るの!」
「あ、動いちゃ駄目ですって………傷口が開いちゃいます……」
…をよそに、ヒヨリはミネに空き缶の如く潰されかけたジュンコの腕、その傷を消毒するとアロエを塗る。
そんな具合でわっちゃわっちゃと治療…治療?を受けている二人をよそに、撤退中の二人。
「脱落したお二人のことは残念ですが、ここは態勢を立て直して……」
「・・・。」
返答どころか相槌の一つもないアカリを見ると、いかにも体が重いと言わんばかりに無言で脚を引きずっていた。
とはいえ、イズミやジュンコのように直撃を貰った訳ではない筈。目立った傷も見当たらないが…
「……アカリさん?」
「私も、どうやらここまでのようです……」
そう悟ったように言うアカリの背中、そこに上着の下から触れると、人肌の域を超えてじんわりと熱い。
………被弾した際の傷と同じように、幾つもの箇所が腫れている。
「ハルナを庇った傷が……」
反撃をアカリに庇われるような形で避けたとき、お陰でハルナは被弾せずに済んだが……どうやら本当に庇われ、その分の被弾を引き受けさせてしまっていたらしい。
「後はよろしく……」
アカリはそう言い残すと「ぐふっ…」と、どこかわざとらしさの残る断末魔と共にその場に倒れ伏した。
「アカリさん……!!」
「残るはあなただけですね。」
リロードを終えた散弾銃を再び一回転させながら、倒れたアカリの横を通り過ぎ、一歩一歩ハルナの方へと近付くミネ。
再び弾が装填された銃口を向けながら、断頭台の刃の如くゆっくりと盾を振り上げた。
「ふふ……ふふふっ……」 - 16二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 19:51:45
部長以外全滅してる…
- 17二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 21:01:17
またヒヨリが怪しげな雑誌由来の療法?を
- 18二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 23:01:41
ハナエは純粋怖い
- 19二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 07:32:23
正義なのに団長怖いよー
- 20二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 10:36:12
救護精神は恐ろしくもある
- 21前7225/03/30(日) 13:23:44
「……抵抗しても無駄なようですね。降参いたしますわ。」
それを前にとうとうハルナも膝をつき、銃を置いて両手を上げる。
それを見た、ミネの盾を振り上げる腕も一息に止まり、銃口もゆっくりと、下げられた。
「噂には聞いておりましたが……まさかこれほどとは。」
……自分を除いて捕まるか倒れるかして全滅、当然一人でこの状況を打開するなど出来はしない。
そんな事が出来ていれば、初めから逃げの一手など打っていない。
そもそも単騎でこの状況を覆せるような者など、ゲヘナではかの風紀委員長くらいしか存在しないだろう。
……最も、彼女がゲヘナ自治区は元より、自治区の外で、しかもD.Uのシャーレ近辺でこんな状況を引き寄せるような真似はまずしないだろうが。
……横目に見ると倒れたアカリもヒヨリ達に回収され、いつの間にか引かれていたブルーシートも相まって小さな野戦病院がヒヨリのリュックを中心に生まれていた。
しかしその周囲は所々のタイルにヒビが入っており、銃撃を受けた部分はタイルが捲れ、土煙をあげた地点に至ってはタイルごとその下まで軽く抉れている。
気付けば、白や黄色と言ったキャップタイプのヘルメットを被った、土木工事系の学校の生徒が続々と現れてそれらの修繕を行っていた。
なお、店舗の方へは見たところ傷一つ見当たらないのは救護騎士団による技量の表れなのだろうか。
「…さすがは”破壊のミネ”さん、といったところでしょうか。」
「は、破壊……!?」
ハルナの称賛と共に口に出された通り名に、下ろそうとした盾を脇に振って驚愕と言わんばかりに取り乱した様子を見せるミネ。
「またあらぬ、誤解が……。」
………もう一つ、例の噂には補足があった。
”団長が壊して、騎士団が治す”の通り、団長にはある種の……暴の化身とでもいうべき印象がついており、それが通り名に表れている。
それが、”破壊のミネ”。
普段活動するトリニティ、少なくとも救護騎士団内でその通り名を使ってミネを揶揄するような生徒など居やしないのだが……噂とは無限に連なる伝言ゲーム。
人の口に戸は立てられず。人を挟めば挟むほど、離れれば離れる程に変わったり増えたりするものである。
まあ、先ほどまでの団長の暴れっp……”救護”ぶりを見ていれば、言う程誤解でも噂でもない気もするが………それは言わない約束だ。
- 22二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 18:14:07
- 23二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 19:13:38
ミネほど猪武者じゃないからまだセーフ…
- 24二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 19:39:29
- 25二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 21:09:02
期待の3年
- 26二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 22:15:40
ミサキ…常識人に見えてコハルを振り回して…
- 27二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 22:19:43
ミサキは普段はツッコミと常識人枠だから……
ただプッツンしたりコハル欠乏症になるとifアリスクで一番アレな感じになるだけで - 28前7225/03/30(日) 23:40:01
言葉足らずで済まない……
即席の野戦病院の周囲に出来ていた破壊跡はそれぞれ蒼森ミネの跳躍、ヒヨリを除いた救護騎士団による物理的な”救護”中の銃撃、蒼森ミネの跳躍からの急降下攻撃の跡だ……要するに”破壊のミネ”の説得力を示すものだ
それはそれとして、後を継いで団長になった場合のヒヨリは出来る限り物理救護を避ける…比較的穏健派だが、相手が一度一線を越えると、物理救護に一切の躊躇を無くしかねない爆弾のような長になるのではないか、と私は踏んでいる。
……これも個人的趣味の話だが - 29二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 08:28:47
属性がイチカに近い
- 30二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 11:37:28
- 31前7225/03/31(月) 11:56:10
そうだな。常時暴走に近いが故に降参した相手には直ぐに手を止められる団長と違い、後からブレーキをかける事が難しい類ではないかと私は踏んでいる
- 32前7225/03/31(月) 15:58:08
「ともかく。私のことは大丈夫ですので、みなさんの治療を……」
そう言って回収されたアカリの行先、野生の小さな野戦病院の方……
「ひんやりしますよー♪…あっ、これは腕を切断しないとダメかも……麻酔ありましたっけ。」
「うわああぁぁん!!」
「ですからハナエちゃん、怖がらせてはいけません。本当に切断すると思われてしまいますよ?」
「えっ?本当ですよ?」
ポーチをガサゴソと漁る様を見て叫ぶイズミを前に、セリナの注意に対し、屈託のない光り輝いた笑顔で正気を疑う一言で答えるハナエ。
……被弾箇所を消毒、冷却しながら腕を切断するしないで未だに押し問答中の衛生兵二人と恐怖する仲間一人。
「だからあのキラキラした笑顔が余計怖いんだけど!?」
「ウフフッ。大ピンチですね。」
……それにまた恐怖する仲間一人と恐らくどこか楽しんでる仲間一人を見ながらハルナは再び口を開く。
「適切な治療をお願いできればと……。」
弾を抜いた散弾銃と盾を仕舞うとそのハルナのお願いに、当たり前と言わんばかりの顔で答えた。
「心配は無用です。彼女たちも……」
「こういう時こそ精をつけて……」アロエペロペロ
「うわっ!?腕舐めないでよ!?」
ミネの見る先には、じゃれる患者二人を窘める一人の衛生兵。
「これは傷を癒すのに使ってるので、舐めちゃ駄目ですよ……お腹が空いているのなら、これあげますから」
どさくさに紛れて空腹を紛らわす患者一人と、
「あら、ありがとうございます~☆」
「ジュンコさんあなたにも、どうぞ…」
「えっあ、ありがと……」
……その糧にされかかっていた患者一人に、甘い香りが仄かにする制服のポケットから取り出した焼きチョコレートを差し出す、ただ一人の義妹。
「えへへ……食べて頂いてる間に、腕の傷口閉じておきますね……アカリさんは背中向けて下さい。消毒しますから……」
その二人が空腹を紛らわしてる間に包帯で腕の傷を縛って固定する。
「……れっきとした救護騎士団ですから。」
その様子を見て視線を戻すと、眼を閉じ凛としたままの表情でそう答えを続けた………若干誇らしげに口角が上がっている気がするのは、指摘しないでおいた方が良いだろうか。
- 33二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 16:36:03
- 34二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 20:39:57
普段美味しいモノ食べれないジュンコよかったね
- 35二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 21:48:52
- 36二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 23:46:38
- 37二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 07:13:47
図書委員会で黙々と本を読んでるだけとかもありそう
- 38二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 08:12:18
キャスパリーグと顔見知り概念もあるよね
- 39前7225/04/01(火) 08:54:22
「あっ、ジュンコもアカリもずるい!」
「えへへ…まだありますから、治し終わるまでじっとしてくださいね……どうぞ」
負傷しても食欲は留まる事を知らないのか、言うことを聞いてもなんだかんだわちゃついている美食研の3人を見て、フウカがこちらに歩いてくる。
「……やっぱりたまには痛い目見たほうが、良い薬になるんじゃない?」
そう言うと一つ息をついた。
「そうですね……考えておきましょう。」
…”飴と鞭”とはよく言うが、こうもインパクトのある鞭も謎の恐怖のある飴もそうそうないだろう。
というか、今回は相手が相手だっただけで普段ならその飴の味次第で鞭を奪って叩きつけ返すまでしかねない集団でもある。
という訳でフウカの指摘はもっともだが、感情的にも物理的にも色んな意味で無理な相談だ。
「ところで……なぜ救護騎士団のみなさんが、フウカさんと一緒に?」
話変わって最初の質問。元々美食研も、フウカと救護騎士団が行動を共にしているとは思っていなかったが故のこの有様である。
しかも、学園としてはトリニティとゲヘナは未だ犬猿の仲。
かつては調印式の際に起こった事件によって有耶無耶になったが、相互不可侵の条約を要する程の関係だったが故に…片やそのゲヘナのいち組織の代表と、片やトリニティの組織の代表。
そして美食研は知る由も無いだろうが、トリニティ側は更に政治的な派閥の一つの長が……ともなれば、気になって当然の疑問だ。
「そ、それは……」
………その割にそれを問われたミネは何故か僅かに顔を赤くして、言い淀んだが。
それでもぽつり…とまではいかないまでもどこかぎこちないペースで話し始めたのだった。
「事の発端は……些細なことでした。」
- 40二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 09:31:03
出会い
- 41前7225/04/01(火) 10:23:12
これで前半部分は以上だ。
最初の方にも言っているが、ベースはミニストーリーだから大まかな流れはそれに沿っていることを今一度伝えておく。
後半は……最後まで筆が動いていたら出せるかもしれん。
では、今日も今日とてバイトがあるのでこれで失礼する。
- 42二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 11:49:34
回想楽しみ