十王星南と雨宿りしたすぎる

  • 1二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 18:29:17

    学園のレッスン棟を出てしばらく、にわかに空が暗くなり、雨が降り始めた。学Pと星南は慌てて近くの校舎の軒下に駆け込む。傘を持っていない二人は、肩を寄せ合って雨を避けるしかない。
    「全く、 天気予報くらい確認しておきなさいよね!私をこんな目に遭わせるなんて、らしくないわね」
    星南は濡れた髪を手で払いながら、学Pを睨みつける。ただ、その声にはどこか楽しげな響きが混じっていた。彼女の頬に落ちた雨粒が妙に愛らしい。
    「すみませんでした。でも、星南さんとこうやっていると、雨の日も悪くないなって思います」
    学Pがそう言うと、星南は一瞬言葉に詰まり、すぐに顔を背けた。
    「あなたのそういうところ、本当に嫌いよ。 …でも、まあ、私が一緒なら少しはマシよね」
    強がりながらも、彼女の肩は学Pに少し近づいていた。
    軒下は狭く、二人の距離は自然と縮まる。星南の制服の袖が学Pの腕に触れ、彼女の髪からほのかにシャンプーの香りが漂ってくる。学Pが「近いですね」と呟くと、星南は慌てて体を離そうとするが、スペースが無いせいで結局そのまま。
    「近いと言うなら、あなたがどいて頂戴!」
    顔を真っ赤にして叫ぶ星南に、学Pはつい笑ってしまう。
    「なに笑ってるのよ! 失礼ね!」
    星南がムッとしてあなたの胸を軽く叩く。ただ、その手は学Pのジャケットに触れたまま離れなかった。

  • 2二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 18:29:40

    雨音が二人を包む中、彼女が小さく呟いた。
    「……あなたって、本当に変な人ね。私とこんな状況でも嫌じゃないんだから」
    その言葉に、学Pはそっと彼女の手を握る。星南は驚いたように目を大きくするけれど、すぐに目を逸らしてしまった。
    「星南さん。雨が止むまで、ここで一緒にいませんか?」
    「……仕方ないわね。あなたが寂しがるなら、付き合ってあげてもいいわよ」
    そう言いながら、星南は学Pの胸にそっと寄りかかる。彼女の体温が伝わってきて、雨の冷たさがどこか遠くに感じられた。
    しばらくすると、星南が学Pのシャツを引っ張って、さらに小さく呟く。
    「…寒いんだから、もっと近くにいなさいよね。あなたのせいで濡れたんだから、責任取りなさい」
    その声はほとんど囁きで、雨音のうるさい学園の中で学Pと星南だけが聞いていた。学Pが腕を回し抱きしめると、抵抗もせずに身を預ける。
    雨はまだ止まない。軒下で寄り添う二人の間に、静かで甘い時間が流れていく。彼の吐息が耳元で聞こえるたび、星南の心臓が少し速く鳴った。
    「プロデューサー、私のことちゃんと見ていなさい。…私の夢、見逃したら許さないんだから」
    星南のその言葉に、学Pはただ頷いて、彼女の濡れた髪を優しく撫でた。
    という妄想で今日も飯がうまいんですよ

  • 3二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 18:36:00

    (校門で控えている運転手)

  • 4二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 18:45:14

    (学P星南の半径5mだけ降る雨)

  • 5二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 18:45:58

    >>4

    アラバスタ編で見た

  • 6二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 19:01:16

    これ妄想してるのプリマステラの方だろ

  • 7二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 19:01:29

    なるほどね
    続きは???

  • 8二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 19:05:34

    >>6

    よく分かったね

    なぜか知らんが星南視点の方が妄想しやすい

  • 9二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 19:30:22

    >>8

    わかる

    学Pに対してドキドキしたくなる

  • 10二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 19:48:01

    >>7

    続きは考えてなかったのだ。こんなもんでどうなのだ?

    初星学園の生徒会室。昼下がりの陽光がカーテン越しに差し込む中、十王星南が机に突っ伏していた。彼女の鼻が少し赤く、時折小さく咳き込む。いつもは堂々とした「一番星」も、今日は風邪気味で精彩を欠いている。そんな時、学Pが慌てて部屋に入ってきた。手には薬、温かいお茶、タオル、そしてなぜか毛布まで抱えている。

    「星南さん! 大丈夫ですか!? 咳してたって聞いて、すぐ来ました。ほら、まずはこれ飲んでください!」

    学Pがお茶を差し出すと、星南は顔を上げ、弱々しく睨む。

    「…あなたってほんと大袈裟ね。私は一番星よ? こんなちょっとした風邪で倒れるわけないでしょう?」

    声は鼻にかかり、いつもより力が弱いが、プライドは健在だ。

    学Pは心配そうな顔で、「いや、星南さん、顔色悪いですよ。レッスンも休んで、ちゃんと治さないと!」と返すと、彼女の額に手を当て熱を確かめる。星南は一瞬ビクッとし、

    「何!? 気安く触らないで頂戴! …ハァ、あなたがそこまで言うなら、少し休むくらいはいいわよ」

    と強がりつつ、ソファに寝かされた。学Pはすぐさま毛布を彼女にかけ、タオルを濡らして額に載せようとする。

    「ちょっと、あなた! 私、赤ちゃんじゃないんだから、そんな過剰に世話しないでよね!」

    星南は顔を赤らめて抗議するが、学Pは「星南さんが一番星でも、風邪は別ですよ。俺、ちゃんと看病しますから」と真剣に言う。彼女は「ふん」と鼻を鳴らしつつ、毛布を少し引き寄せ、

    「…ったく、あなたのその甲斐甲斐しさ、昔から変わらないわね。レッスンで倒れそうになった時も、こうやって…」

    と呟き、目を細める。学Pが「お粥作ってきますね」と立ち上がると、星南は慌てて、呼び止める。

    「何!? お粥!? そこまでしなくていいわよ! …行っちゃった」

  • 11二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 19:48:41

    しばらくして、学Pがお粥と薬を持って戻ると、星南は毛布にくるまりながらスプーンを受け取る。「あなた、私がこんな状態でも輝いてるって思う?」と聞く。いつもよりどこか不安げな星南に学Pは、
    「思いますよ、星南さん。風邪気味でも、あなたは一番星で、宇宙で一番かわいいです」と笑顔で答える。星南は一瞬目を丸くし、
    「…あなたって、ほんとずるいわね。でも、今日はちょっとだけ嫌いじゃないわ」
    と呟き、スプーンを口に運ぶ。お粥の温かさが体に染み、彼女の表情が少し緩んだ。
    学Pが「もっと何か必要なら言ってくださいね」と言うと、星南は毛布の中で小さく頷き、
    「…いいわよ。プロデューサーがそこまで心配するなら、私、甘えてもいいわ。一番星の特権ってことでね」
    と囁く。生徒会室に静かな笑みが広がり、星南は満更でもない顔で目を閉じた。

  • 12二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 20:13:33

    >>11

    あ〜〜〜

    すき…

  • 13二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 20:43:08

    あーあと、別スレに影響された倉本千奈のものがこちらになります

    初星学園で教師として落ち着いた日々を送る学Pと、アイドルを卒業して女優として輝く倉本千奈。かつてプロデューサーとアイドルとして輝く未来を夢見た二人は、別々の道を進みながらも、SNSで近況を報告し合うゆるい繋がりを続けていた。会うのは何年ぶりだろうか。千奈の新作映画の撮影が終わり、学Pの学園行事も一段落したある日、「会いませんか」と軽いメッセージが交わされた。
    待ち合わせは、千奈が「懐かしい場所がいいですわ」と選んだ、初星学園近くの小さな公園。学Pが到着すると、千奈はベンチに座り、穏やかに本を読んでいた。ワンピースに薄手のカーディガンを羽織った姿は、昔より落ち着いて見える。「お待たせしました」と学Pが声をかけると、彼女は顔を上げて、あの頃と同じようにふわりと笑った。

  • 14二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 20:50:02

    二人は川沿いの遊歩道を歩き始める。千奈は映画の撮影で出会った共演者の面白い話や、監督の厳しい一言を笑いながら語り、学Pは学園の生徒たちの意外な才能や小さな失敗談を穏やかに話す。会話は自然と弾むが、学Pが「最近、ある生徒とよく話します。面白い人でして」と無邪気に言うと、千奈の胸がちくりと疼いた。「わたくしには忙しいって言いましたのに、あんまりですわ」と、少しトゲのある声が漏れる。学Pは「…それは」と慌ててフォローしようとするが、千奈は「冗談ですわ」と笑って誤魔化す。ただ、心の奥に小さな嫉妬が燻っていた。
    夕暮れが近づき、公園近くの小さなビストロに入る2人。木の温もりが感じられる店内で、千奈は温かいスープに手を添えた。「昔、ここで先生と作戦会議しましたわ」と懐かしそうに言うと、学Pも「ええ、倉本さんが緊張してスープをこぼしそうになりましたね」と笑う。昔話に花が咲き、時間が経つにつれて二人の距離が自然と縮まる。千奈はふと、「先生は、今でもわたくしだけのプロデューサーでいてくれますか?」と少し真剣な目で見つめる。学Pは一瞬驚いた顔をしてから、「当たり前です。倉本さんは俺の特別ですから」と静かに答えた。その言葉に、千奈は頬を赤く染めた。
    食事を終え、店を出ると夜風が冷たい。「もう少し歩きましょうか」と学Pが提案し、二人は街灯に照らされた道を並んで歩く。千奈はそっと学Pの腕に指先を触れさせ、「またこうして会えるなら、忙しくても頑張れますわ」と呟く。学Pは「約束ですね」と優しく返した。遠くで聞こえる川の音と、二人だけの時間が静かに流れていた。

  • 15二次元好きの匿名さん25/03/29(土) 23:05:50

    十王星南というキャラクターは、二人称の使い分けが興味深いんですよね。彼女が用いる「あなた」「先輩」「プロデューサー」という呼びかけは、それぞれ独自のニュアンスを帯びて、その使い分けには彼女の内面や状況に応じた繊細な意図が込められているように思われます。「あなた」は汎用的で中立的な響きを持ち、広く一般的な対話において自然と口をついて出る言葉でしょう。一方、「先輩」はプロデューサーという職業に憧れを抱く彼女の視点から発せられるものであり、尊敬や距離感を保ちつつも、ある種の親しみを湛えた呼び方として機能しているのではないでしょうか。そして「プロデューサー」という呼びかけは、彼女がアイドルとしての視座から相手を見つめた時に浮かび上がる特別な言葉であり、彼女の秘めたる夢や情熱が垣間見える瞬間を象徴していると言えるかもしれません。
    このニ人称の使い分けが、彼女のコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしていることは疑いようもありません。彼女がアノマリーとして解禁されたのが偶然ではないとするならば、それは彼女のキャラクター設計に深く根ざした必然性を示唆しているのかもしれません。彼女は気丈で頑固な一面を持ち、時に本心を巧みに隠してしまう癖があるように感じられます。例えば、「あなた」というやや他人行儀でよそよそしい呼び方を用いることで、彼女は自らの感情を抑え、周囲との間に一線を引こうとするのでしょう。また、「先輩」と呼ぶ際には、プロデューサーへの憧れを滲ませつつも、どこか自分を律するような姿勢が垣間見えます。
    しかし、彼女の魂の奥底に宿る真の夢――すなわちトップアイドルとしての栄光を掴むという切なる願い――が表面に浮かび上がる瞬間があります。その時、彼女は無意識のうちに相手を「プロデューサー」と呼び、まるでその言葉に自らの未来を投影するかのように、抑えきれぬ情熱を吐露してしまうのです。この一見さりげない呼びかけの変化は、彼女の内なる葛藤や成長、そして隠された本質を映し出す鏡であり、彼女という存在の複雑さと魅力が凝縮された瞬間と言えるでしょう。

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