ここだけレグルスがエリオール大森林に来た理由がエミリアに求婚するためだった世界線5

[1 二次元好きの匿名さん 25/03/30(日) 13:10:58]

　5スレ目立てました。皆様今スレもよろしくお願いします。

　

　原作主人公(ナツキスバル)の異世界召喚後の物語はどうなっていくか、について話を膨らませたいと思い、今スレを立てました。気軽にお書き込みいただけると幸いです。

※本スレはSS形式(4スレ目までのもの)ではありません。そのことを予めここに明記しておきます。

　

過去スレ一覧です。

↓初代

｢義娘さんを僕に下さい｣｜あにまん掲示板

↓二代目

ここだけレグルスがエリオール大森林に来た理由がエミリアに求婚するためだった世界線2｜あにまん掲示板

↓三代目

ここだけレグルスがエリオール大森林に来た理由がエミリアに求婚するためだった世界線3｜あにまん掲示板

↓四代目

ここだけレグルスがエリオール大森林に来た理由がエミリアに求婚するためだった世界線4｜あにまん掲示板

　

[2 二次元好きの匿名さん 25/03/30(日) 13:13:07]

SS集はこちらです

↓冠の想い出

冠の想い出 | Writening

↓凍土の追憶

凍土の追憶 | Writening

[3 二次元好きの匿名さん 25/03/30(日) 13:17:56]

>>2

↓凍土の追憶の続きです。

黄昏の幽 | Writening

[4 二次元好きの匿名さん 25/03/30(日) 13:46:21]

エリオール以降は、レグルスはエミリアの為に暗躍していく形かな？

[5 二次元好きの匿名さん 25/03/30(日) 15:10:49]

>>4

いいね

[6 二次元好きの匿名さん 25/03/30(日) 16:49:01]

保守

[7 二次元好きの匿名さん 25/03/30(日) 16:54:30]

この世界線のレグルスの幼なじみ兼最初の妻とのエピソードは
どうなんだろ
原作のレグルスやこの掲示板で色んなレグルスを見て来たけど
良くも悪くもレグルスの人生に大きな影響を与えているから

[8 二次元好きの匿名さん 25/03/30(日) 18:11:20]

保守

[9 二次元好きの匿名さん 25/03/30(日) 19:42:33]

2章辺りで名前だけ出てきそうだよねこのレグルス

[10 二次元好きの匿名さん 25/03/30(日) 20:19:39]

>>9

エミリアの身の危険にいつでも駆けつけて来そうですよね

この掲示板を最初から最後まで見ていましたが

最初はロリコンだと思ってたのがガラリとイメージが変わりました

[11 二次元好きの匿名さん 25/03/30(日) 23:29:13]

>>7

死に別れてはいると思う…

その時期がいつかで結構変わるとは思うけど

[12 二次元好きの匿名さん 25/03/31(月) 04:45:20]

>>11

この物語のレグルスのセリフで

人が不条理に命が奪われるのを許せないと言うようなことを言っていたので　恐らく訳ありの過去があるっぽいから

もしかしたら幼なじみが関係しているのかなと思いました

[13 二次元好きの匿名さん 25/03/31(月) 10:55:38]

>>9

意外と1章で出てくるかもこのレグルス

[14 二次元好きの匿名さん 25/03/31(月) 12:16:59]

>>13

スバルが最初に死に戻ることが無くなりそうだな

[15 二次元好きの匿名さん 25/03/31(月) 16:26:52]

>>14

そうなると最初の死に戻りはいつになるだろうか

2章とか？

[17 二次元好きの匿名さん 25/03/31(月) 19:45:31]

>>15

う〜ん.... このレグルス自体はエミリア以外を気にかけてるのか、かけてるのか

恐らく大罪司教としての活動とか、善行ならルグニカに限らず幅広く活動してそうだし、後は妻達を気にかけないといけないなど彼も多分忙しそうと思うので

エミリア達の所へ来るとしても、そんなにはこれなさそうな気がするので

その時にスバルは死に戻りしてそうですね

[18 二次元好きの匿名さん 25/03/31(月) 23:38:00]

魔女教大罪司教『保守』担当　ログオチ・カイヒ

[19 二次元好きの匿名さん 25/04/01(火) 00:52:16]

このレグルスはプリステラ生き残りそう

[20 二次元好きの匿名さん 25/04/01(火) 10:10:01]

魔女教大罪司教『保守』担当　ログオチ・カイヒ

ログオチ「保守」

[21 二次元好きの匿名さん 25/04/01(火) 11:19:06]

　スレ主です。

　ある程度の構想が出来上がりましたので、SS形式に戻そうかと思っております。

　>>1にてSS形式ではない、と明記いたしましたが、急遽路線変更となりましたことをここに謝罪させていただきます。今後とも本スレをよろしくお願いいたします。

※ご意見ありがとうございます。執筆の参考にさせていただきます。

　

　

[24 二次元好きの匿名さん 25/04/01(火) 13:04:37]

新章、開幕です。

　
　ナツキ・スバルがロズワール邸に滞在し始めて4日目の朝。
　朝食を済ませた後、今日も使用人としての仕事　ーラムとレムの仕事の手伝いー　をしようと意気込んだスバルであったが、その日のロズワールの指示は昨日までとは異なったものであった。

　｢───ラムとレムは"彼"の出迎えの準備を。エミリア様は私の部屋に一度寄ってください。それじゃ、解散。」　

　"彼"とは誰だろうか、と訝しむスバルの視線の先にいるエミリアは、"彼"と聞いてどことなく嬉しそうな様子だ。彼女の顔に思わず見惚れるスバルであったが、その思考は後ろから呼び止められたことで中断されることとなる。

[25 二次元好きの匿名さん 25/04/01(火) 13:05:30]

>>22

>>23

ミスしました。すみません。

[26 二次元好きの匿名さん 25/04/01(火) 14:32:21]

「それじゃぁ、スバルくんはラムの手伝いをするようにねーぇ。」
　
　声の主はロズワールであった。彼はスバルにそう言い残した後、食堂から退出していった。

　｢それじゃ、バルス。ロズワール様のご指示だから、ラムに付いてきなさい。｣
　
　そうスバルに言ったラムはエミリアと一言二言交わしてお辞儀した後、扉へと向かっていった。
　

　
　

[27 二次元好きの匿名さん 25/04/01(火) 14:37:30]

時期的には2章目ぐらいかな？

[28 二次元好きの匿名さん 25/04/01(火) 18:48:35]

　エミリアに泣く泣く別れを告げ、ラムに付いていったスバル。その姿は厨房にあった。
　
｢あだーーっ！！｣
　
　芋を剥いていたところナイフで手のひらに傷を負ったスバルの叫び声である。ここ数日でスバルは刃物の扱いに慣れてきていたが、それで油断して調子に乗った結果であった。
　そんなスバルの醜態を見て少しばかり口角を上げていたラムであったが、ふとため息を吐くとスバルに向かってこう言った。

｢バルス、上階の……ロズワール様の執務室までこれを持っていきなさい。｣

　出来上がった料理を持たされたスバルは、その足で階段を登り、やがて目的の部屋まで辿り着いた。
　
｢────」

　耳をすませると部屋の中からは話し声が聞こえた。エミリアの声とロズワールの声。それから"彼"だろうか、知らない男の声。
　一度深呼吸した後スバルは執務室の中へ足を踏み入れた。

[29 二次元好きの匿名さん 25/04/01(火) 19:26:25]

いよいよスバルと対面か

[30 二次元好きの匿名さん 25/04/02(水) 00:37:56]

保守

[31 二次元好きの匿名さん 25/04/02(水) 09:18:28]

　半開きになった執務室の扉を開き、部屋の中へと足を踏み入れたスバルの視界に先ず入ったのは、白髪の男の後ろ姿であった。エミリアを膝の上に乗せながら彼女と何やら話しているその男を思わず見つめていたスバルであったが、男と話し終わったのだろうか、席から立ち上がったロズワールと目が合い、そして手招きされた。
　少しして机の上に持ってきた食事を置いたスバルは、かねてからの疑問を口にした。

｢なぁ、ロズワール、この人が"彼"なのか？｣

[32 二次元好きの匿名さん 25/04/02(水) 13:20:21]

｢あはぁ、察しが良いねぇ。いーいことだよ。｣

　そうスバルに言ったロズワールは男の方へ顔を向けると、言った。

｢昼食の時間でーぇすよ、エミリア様、レグルス殿。｣

　そんなロズワールの呼び掛けに対して振り返った男　ーレグルスと呼ばれていたー　がロズワールの横で立っているスバルに気付いた。それから机の上に置かれている食事を一瞥した後、口を開いた。

｢あぁ、食事を持ってきてくれたのかい？それに関しては素直に謝意を表するよ。ほら、僕はきちんと相手への感謝を言葉にすることができる人間だからね。｣

　それがナツキ・スバルと白髪の男　ーレグルス・コルニアスー　とのファーストコンタクトであった。
　

　

[33 二次元好きの匿名さん 25/04/02(水) 14:50:31]

相変わらずの口調で草

[35 二次元好きの匿名さん 25/04/02(水) 20:12:45]

｢お、おう……？　ど、どういたしまして？｣
　
　咄嗟に返答したスバルであったが、レグルスは此方を見て首を傾げている。
　やがて納得したような表情を浮かべたレグルスは、穏やかな調子でスバルに向かってこう言った。

｢あぁ、君がナツキ・スバルかい？｣

｢ーーッ！？｣

｢あぁ、そんなに警戒するなよ。僕が君を知っているのは彼女、エミリアに教えてもらったからさ。そこを勘違いしないでもらいたいなぁ。………聞いたよ、エミリアの命の恩人だそうじゃないか。大事な徽章も取り返してくれたみたいだし、僕からも君に感謝の意を表させてもらうよ。僕はそれができる人間だから。｣

[36 二次元好きの匿名さん 25/04/02(水) 20:15:20]

>>34

は消しました。

>>35

が修正版です。

[37 二次元好きの匿名さん 25/04/03(木) 00:08:12]

保守

[39 二次元好きの匿名さん 25/04/03(木) 10:06:24]

保守

[40 二次元好きの匿名さん 25/04/03(木) 11:57:33]

　レグルスからの感謝を受け取ったその日の夕方、スバルの姿は玄関ホールにあった。レグルスの見送りのためである。既にレグルスは出立の準備を済ませており、スバルもこの数日間ですっかり着慣れた使用人服を整えていた。腰に左手を当て、右手を高く掲げて鏡の前でポージング──　する直前で、後ろにいるラムのジト目にいたたまれない気持ちになったので、気持ちを切り替えて振り返る。
　振り返ったスバルの視線の先、扉の前に立っているレグルスはロズワールと何やら話し込んでいる様子だ。耳を澄ませるとどうやら屋敷近くの森に魔獣なるものがいた、という。もう少し近寄ると会話が鮮明に聞こえ始めた。

｢────い。暫くの間は住民が森に足を踏み入れられないようにすることをお勧めするよ。僕が粗方駆除したとはいえ、まだまだ森の中に魔獣が残っている可能性もあるし、念のため警戒はしておいた方が良いと、僕は思うなぁ。そもそも僕は王都に急ぎの用事があってこれ以上あれらの排除に時間を割くことはできないし、住民の安全を考えるなら明日にでも森の中を見ておく、なんてのもなかなか良い選択肢だとは思わない？」

｢わぁかったよ。｣

　会話はそれで終わったようで、レグルスはその後直ぐ屋敷から去っていった。

　何処と無く残念そうな様子のエミリアを励まし、ベアトリスに顔を見せた後、自室へ戻ったスバルの意識は直に夢の世界へと沈みこんでいき───やがて消えた。

[41 二次元好きの匿名さん 25/04/03(木) 11:58:17]

>>40が>>38の訂正版となっております。

[42 二次元好きの匿名さん 25/04/03(木) 12:48:25]

これで一区切りです。

　
　意識が少しずつ覚醒してくる。カーテンから差し込む太陽光の眩しさに思わず目をしかめながらも気だるげに体を起こしたスバルは、今日も使用人としての仕事に精を出す。厨房へ向かうと既に朝食の準備に取り掛かっていたレムと顔を合わせた。互いにおはようを言い合うとスバルは早速レムの手伝いを始めた。水仕事をやろうとすると手の傷に水が沁みた。痛みに目をしかめるスバルを気遣ったのであろうか、レムはスバルに食事を持っていくよう言った。屋敷での生活は既に5日目となっていたが、スバルの身には特に何も起きることはなかった。

　数日前に村で小動物に噛まれた傷痕は、いつの間にか消えていた。

[43 二次元好きの匿名さん 25/04/03(木) 19:53:39]

お疲れ様でした！

[44 二次元好きの匿名さん 25/04/03(木) 23:52:56]

>>21

　区切りが良いため、ここでSS形式から通常形式へと戻させていただきます。