- 1125/03/30(日) 18:00:45
- 2125/03/30(日) 18:01:04
- 3125/03/30(日) 18:01:38
- 4125/03/30(日) 18:02:22
【解説(現在判明しているコト)】
・糸師凛にズッ友を複数作ってあげるゲーム?
・お相手の好感度50以上でルート分岐
・好感度がアップすると、糸師凛の『??』が上がってしまい、ダウンすると下がる
・恋愛ルートに入ったキャラからの好感度アップダウンは『??』への影響大
・『??』が100を超えると強制友情破壊BAD END
・何種類かルートが存在する
・最終的にTRUE ENDを目指す
・恋愛ルートのキャラを放置すると爆弾が付く
・それでも放置し続けると爆弾が爆発して好感度ダウン(ただし、??も下がる)
・恋愛ルートに進むと凛がサッカーをやめてしまう?
・★ルートは友情ルートとは別
・??も含め全て100overでTRUE END - 5125/03/30(日) 18:03:13
【スレ民がまとめてくれた凛ちゃん伝説】
好感度が上がらないのでそもそもルート選択が全くできない(プラス補正ありなのに……)
何とか2周目に入るがハーレム状態に
ハーレム状態を自ら破壊し二等分の凛になる
トゥルーまであと1の状態で好感度マイナスを引く
(しかも3回連続) - 6125/03/30(日) 18:06:11
このスレが最終回になるよう凛ちゃん頑張って!
そろそろやる気出して! - 7二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 18:09:21
たておつ
前回のスレで終わると思ったんだけどな…
散歩の途中でやる気無くした犬みたいになってる - 8125/03/30(日) 18:14:24
ほ
- 9125/03/30(日) 18:14:35
し
- 10125/03/30(日) 18:14:46
ゅ
- 11125/03/30(日) 19:01:32
凛「潔、サッカーするぞ」
潔「お、おう✨」
凛(……やけに嬉しそうだな)アキレ
(1on1中)
潔「っ……あ、痛っ……!」
凛「……あ?どうした」
潔「あ、足つった」
凛「……ったく、ぬりぃ奴だな」
潔「うん、そうかも」シュン
潔(せっかく凛とサッカーできてんのに……)
凛「……ほら。座れ。足、貸せ」
潔「えっ……自分で──」
凛「いいから黙ってろ」
(凛が潔の足のケアをはじめる)
潔「……っ、てっ……」
凛「我慢しろ」
潔「……お、おう!」
潔(なんか、懐かしいな)
凛「……さっさと治して再開すんぞ」
潔「ああ!……ありがとな、凛」
凛「別に」
潔(忘れてても変わらないんだな、こういうとこ)
潔の好感度が1上がった♪
玲王【★102】
蟻生【☆108】
士道【☆117】
潔【★115】
カイザー【☆100】
蜂楽【☆102】
??【90】 - 12二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 19:28:49
カイザーの好感度もう少し上げたいな
- 13125/03/30(日) 19:46:24
- 14二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 19:53:17
- 15二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 20:04:08
- 16125/03/30(日) 20:13:07
- 17125/03/30(日) 20:16:20
凛ちゃん…?
ちなみにキャラはズッ友なので好感度100を下回らないご都合設定です!!! - 18二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 20:18:47
また100以下になるのかと思った良かった
(マイナスなのには目を逸らす) - 19二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 20:53:14
この子さてはクリアする気ないな?
ご都合設定あって良かった!!! - 20125/03/30(日) 21:08:56
凛「蜂楽、一緒にヨガやるか?」
蜂楽「おー!凛ちゃんがいつもやってるやつだね✨」
凛「ああ」
蜂楽「ずっと気になってたんだよねっ♪」
(フィジカルルームにて)
蜂楽「??凛ちゃん、それってヨガのポーズ?」
凛「“お前は一生俺に勝てないのポーズ”だ」
蜂楽「え、何そのポーズ✨✨」
凛「……お前もやってみるか?」
蜂楽「やるやる〜〜♪」
(蜂楽、逆立ちしようとする)
凛「あ、おい……!」
💥💥💥ゴチンッッッッ💥💥💥(なぜか頭ごっつんこ)
蜂楽「あいたたたっ」ジンジン
凛「ってぇ……!」ジンジン
蜂楽「……あはは、ごめんごめん!ついテンション上がっちゃって!」
凛「……お前なぁ……」
蜂楽「ヨガって意外とハードなんだね💦さっきのポーズってマジであるの??」
凛「……あるわけねぇだろ」
蜂楽「え~~!?ないの!?じゃあ今のって凛ちゃんのオリジナル!?」
凛「……ああ」
蜂楽「ひどいよ😫次はもっと初心者向けのにしてよねっ!」プンプン
蜂楽の好感度が5下がった
玲王【★102】
蟻生【☆108】
士道【☆117】
潔【★115】
カイザー【☆100】
蜂楽【☆100】
??【85】 - 21125/03/30(日) 21:18:00
- 22二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 21:42:48
お前はどういうトレーニングをするんだ?
- 23二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 21:47:31
- 24125/03/30(日) 22:07:09
好感度ダイス🎲(友情ルートover100)
dice1d5=2 (2) , dice1d5=3 (3)
(1 プラス 2 プラス 3プラス 4プラス 5マイナス)
🎲マイナス時補正 dice1d5=5 (5)
※凛ちゃんが確率無視し始めたので🎲マイナスの場合は補正入れます!!
- 25二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 22:12:50
ありがとう士道……
- 26二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 22:18:07
マイナスダイスの意味が無くなっててワロタ
これが破壊者の真骨頂か - 27二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 22:19:18
凛ちゃん士道のことお兄ちゃんその2くらいに思ってそう、本人は認めないだろうけど
- 28125/03/30(日) 22:20:45
凛「……士道、どっか出かけるぞ」
士道「お?いいねぇ、珍しくお誘いですかァ?」ニヤッ
凛「うるせぇ。気分転換だ」プイッ
士道「へいへい、付き合ってやるよ、リンリン♡」
(お出かけ当日)
士道「ほら着いたぜ。今日のメインイベントは〜〜……ここ!」
凛「……なんだよ、この列」
士道「見りゃわかんだろ?タピオカだよ、タ・ピ・オ・カ♡」
凛「は?」
士道「いいから黙って並べって。リンリンは抹茶ミルクな♪」
凛「……勝手に決めるな」
(10分後)
凛「😳✨」
士道「お、リンリンの美味そうだな♪」
凛「……まあまあだな」ゴクゴク
凛(……まあ、悪くない)モチモチ
士道(絶対ぇウマいって顔してんじゃん〜♪記念に撮って冴ちゃんに送ろ♡)カシャカシャ
士道の好感度が3上がった♪
玲王【★102】
蟻生【☆108】
士道【☆120】
潔【★115】
カイザー【☆100】
蜂楽【☆100】
??【88】 - 29二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 22:24:58
三人兄弟の真ん中みたいな士道好き
- 30125/03/30(日) 22:30:07
(士道から送られてきた画像を見て)
冴(凛のやつ、士道といると楽そうだな……)
冴(……早く俺への反抗期も落ち着くといいんだが)←ちょっとジェラシー - 31125/03/30(日) 22:32:38
- 32二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 22:59:27
お茶漬け食べに行こう
- 33二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 23:07:45
- 34125/03/30(日) 23:22:03
好感度ダイス🎲(友情ルートover100)
dice1d5=4 (4) , dice1d5=3 (3)
(1 プラス 2 プラス 3プラス 4プラス 5マイナス)
🎲マイナス時補正 dice1d5=1 (1)
※凛ちゃんが確率無視し始めたので🎲マイナスの場合は補正入れます!!
- 35二次元好きの匿名さん25/03/30(日) 23:51:49
よしよしいい調子!
- 36125/03/30(日) 23:55:44
(凛、カイザーと外出中)
凛「……俺の一押しは鯛茶漬けだけど、お前、生魚とか平気か?」
カイザー「……食えるもんなら何でもいい」
凛「外人は生魚苦手な奴多いんじゃねぇのか」
カイザー「……フン、あいにく俺の胃袋はガキの頃から英才教育受けてんだわ」
凛(??どんな教育だ……?)
(凛行きつけの和食屋にて)
カイザー「……これが鯛茶漬けか」
カイザー(この緑のやつなんだ?)パクッ
凛「……あ」
凛(いきなりわさび食いやがった)
カイザー「……っ!?ごほっ、ごほっ!」
凛「わさびだけで食うやつがあるかよ」
カイザー「……先に……言え……!」
凛「言う前に食ったんだろ。見てろ、俺が食べ方の手本を見せてやる」ドヤ
カイザー「……ふん」ジィ
カイザー(なるほど……まずは茶を全体にかけて……こうか……よし)パクッ
カイザー「……!!✨✨」
凛「うまいだろ?」
カイザー「……悪くない」ホクホク
カイザーの好感度が3上がった♪
玲王【★102】
蟻生【☆108】
士道【☆120】
潔【★115】
カイザー【☆103】
蜂楽【☆100】
??【91】 - 37二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 01:09:51
カイザーと凛が同い年で対等な友達っぽくてかわいい
- 38二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 06:10:27
この凛ちゃんは士道を間に挟めば兄ちゃと会話できそう
- 39二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 10:23:47
それぞれのやりとり好きだけど
士道とのやりとりが悪態つきながらの個性のぶつかり合いマブダチって感じで面白い
本編でも仲良い?だけあって想像しやすいな - 40二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 12:25:33
ところで玲王だけ名前呼びなのは何か意味がある?
(オシャは除くとして) - 41二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 12:30:23
レオは原作でもなぜかみんな名前呼びだからじゃないか
そんなに呼びにくい名字でもないから謎だ - 42125/03/31(月) 16:38:34
凛ちゃんあんまり呼び方にこだわりなさそうだから、好感度上がってからは皆が呼んでる呼び方で玲王って呼ばせてみた
一応蜂楽、士道、カイザーは、おかっぱ、害虫野郎他、青薔薇から、仲良くなると苗字呼びに意識的に変えたで
- 43125/03/31(月) 16:40:20
- 44二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 17:23:04
- 45二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 18:00:51
- 46125/03/31(月) 18:21:52
好感度ダイス🎲(★ルート)
dice1d5=2 (2) , dice1d5=4 (4)
(1 プラス 2 プラス 3プラス 4プラス 5マイナス)
🎲マイナス時補正 dice1d5=5 (5)
※凛ちゃんが確率無視し始めたので🎲マイナスの場合は補正入れます!!
- 47二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 18:40:33
補正付けたら真面目にプレイし始める凛ちゃん天邪鬼すぎる
- 48125/03/31(月) 19:44:33
凛「……玲王。手品習得したから見ろ」
玲王「……は?手品?」
凛「ああ」
(凛、テーブルの上に100円玉を置く)
凛「今からこれを消す」
玲王「お、おう」(……違う方向におかしくなったのか?)ドキドキ
(凛、ゆっくり片手で硬貨を覆う)
凛「……いくぞ」
凛「1、2、……3!」
(100円玉がそのままある)
玲王「……なぁ……これ……」ジィ
凛「……失敗した」
玲王「……だよな」
凛「練習では上手くいってた」シュン
玲王「……」
凛「……」
玲王「なあ、凛」プルプル
凛「なんだ」
玲王「下手くそすぎだろ……!」
玲王(こういうとこ可愛いよなぁ)
凛「……うるせぇ」プイッ
玲王「今度一緒に練習しようぜ!」
玲王の好感度が4上がった♪
玲王【★106】
蟻生【☆108】
士道【☆120】
潔【★115】
カイザー【☆103】
蜂楽【☆100】
??【95】 - 49125/03/31(月) 20:11:43
- 50二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 20:18:19
- 51二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 20:19:15
- 52125/03/31(月) 20:36:52
好感度ダイス🎲(友情ルートover100)
dice1d5=4 (4) , dice1d5=1 (1)
(1 プラス 2 プラス 3プラス 4プラス 5マイナス)
🎲マイナス時補正 dice1d5=2 (2)
※凛ちゃんが確率無視し始めたので🎲マイナスの場合は補正入れます!!
- 53125/03/31(月) 21:07:47
凛「……士道、ちょっと見ろ」
士道「ん〜?なんだよリンリン、今日は何してくれんの〜?」ニヤニヤ
凛「……手品だ」
士道「……は?」
凛「俺が今から、このトランプを──消す」
士道「うっそマジ!?手品!?なんか新しいリンリン来たー!」パチパチ
士道(動画、動画……!)イソイソ
(凛、カードを一枚机に置き、手をかざす)
凛「……3、2、……1……」
(凛、手をどけるとカードがテーブルから消えている)
士道「……って、おお!?マジで消えた!!」
凛「……下を見ろ」
(士道、椅子の下を覗くとカードが落ちているのを発見して大爆笑)
士道「マジかよリンリン最高〜〜〜!♡」
凛「……フン」ドヤ
士道「なになに、どこでそんな芸仕入れてきたんだよ?」
凛「……玲王が教えてくれた」
士道「え、お前らってそんな仲良しだったっけ〜?」
凛「まあな」
士道「ふ〜〜ん。じゃあさ、今度は鳩出してくれよ♪」
凛「……出ねぇよ」
士道の好感度が1上がった♪
玲王【★106】
蟻生【☆108】
士道【☆121】
潔【★115】
カイザー【☆103】
蜂楽【☆100】
??【96】 - 54125/03/31(月) 21:08:59
(士道から送られてきた動画を見て)
冴「……ふっ。ガキかよ」
冴(何やってんだ、あいつ)
冴(ちゃんとサッカーやってんだろうな……?)
冴(……俺の知らねぇ顔、増えやがって)チッ - 55125/03/31(月) 21:17:07
- 56二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 21:23:26
手品ドヤ顔で披露するの可愛いすぎるんだけど精神的に何かなきゃやらないことなんだよなと思うと…
安価ならうまくいかなかったヨガのリベンジ - 57二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 21:25:41
- 58二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 21:26:07
ズッ友になるだけじゃなく兄ちゃとの橋渡しもやってくれる士道……
- 59125/03/31(月) 21:28:39
好感度ダイス🎲(友情ルートover100)
dice1d5=2 (2) , dice1d5=1 (1)
(1 プラス 2 プラス 3プラス 4プラス 5マイナス)
🎲マイナス時補正 dice1d5=4 (4)
※凛ちゃんが確率無視し始めたので🎲マイナスの場合は補正入れます!!
- 60125/03/31(月) 21:29:14
凛ちゃん急に牛歩すな!!!
- 61二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 21:44:57
凛ちゃんは焦らすのが好きね〜
- 62二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 21:48:24
クリアから遠ざかろうとする凛ちゃんさん草
友達との時間を長引かせたいのだと思えば可愛げもある - 63125/03/31(月) 22:45:00
凛「……お前、好きな食べもんってなんだ?」
蜂楽「好きな食べ物?」キョトン
凛「ああ」
蜂楽「うーんとね〜、パイナップルかな!甘酸っぱくて元気出るよね♪」
蜂楽「あとねあとね、卵かけご飯!アレ、最強でしょ!?✨」
凛「パイナップルに卵かけご飯か」
凛(シンプルだけどうめぇな……)ウンウン
蜂楽「じゃあさじゃあさ、凛ちゃんは?好きな食べ物〜〜」
凛「……鯛茶漬け」
蜂楽「えっ!なにそれ、なんか高級感ある〜!凛ちゃんっぽい!」
凛「そうか?食いたきゃ今度連れてってやる」
蜂楽「ほんとに!?やった〜!凛ちゃんごちそーさまっ♪😋」
凛「……まだ食ってねぇだろ」アキレ
蜂楽「でももう心が満たされてるよ〜♪」
凛「……幸せなやつ」ジトッ
蜂楽の好感度が1上がった♪
玲王【★106】
蟻生【☆108】
士道【☆121】
潔【★115】
カイザー【☆103】
蜂楽【☆101】
??【97】 - 64125/03/31(月) 23:13:27
- 65二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 23:20:58
- 66二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 23:22:20
- 67二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 00:20:45
2歳上メンツ、なんだかんだと面倒見よくていいよね……
- 68二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 00:45:24
ジェラってる兄ちゃかわいいな
- 69二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 06:36:52
☆
- 70二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 12:40:04
- 71二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 15:50:04
マジックリン可愛い
- 72125/04/01(火) 17:09:18
好感度ダイス🎲(友情ルートover100)
dice1d5=4 (4) , dice1d5=4 (4)
(1 プラス 2 プラス 3プラス 4プラス 5マイナス)
🎲マイナス時補正 dice1d5=1 (1)
※凛ちゃんが確率無視し始めたので🎲マイナスの場合は補正入れます!!
- 73125/04/01(火) 17:10:21
解説ありがとう!
- 74二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 17:12:11
??も100超えた!
- 75二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 17:20:57
??が100になる最後を飾るのが初友人の(しかも石橋ルートを経由してない)オシャなのいいな
- 76125/04/01(火) 19:36:46
凛「……蟻生。お前と関わり始めてから、俺は──お前の言う『オシャ』ってやつに、近づけてるか?」
蟻生「……!」
蟻生「糸師凛……まさか……まさかお前が、そんなことを言う日が来るなんて……!✨」
凛「……変か?」
蟻生「いや、感動している。“俺”は、心の底から感動している!」
凛「??」
蟻生「“オシャ”とは──ただ外見や所作を飾ることではない。その“在り方”そのものが美しくあること」
蟻生「そして何より、“オシャに近づこう”とするその心の在り様こそが、もっともオシャ!!!」
凛(……嬉しそうだな)
凛「……お前の言うことは相変わらずよくわかんねぇけど、お前との対話も無駄じゃなかったってことか」
蟻生「無駄どころか、お前の存在そのものが、今やオシャの未来を担っていると言っても過言ではない!!」
凛「……それは言いすぎだ」
蟻生「謙虚っ!その姿勢もまたオシャ!!✨✨」
凛「……」
蟻生「いつか2人で、“オシャの神”に感謝のお礼参りといこうじゃないか!✨✨✨」
蟻生の好感度が4上がった♪
玲王【★106】
蟻生【☆112】
士道【☆121】
潔【★115】
カイザー【☆103】
蜂楽【☆101】
??【101】 - 77二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 20:13:48
おめでとう!
マジで感動している - 78125/04/01(火) 21:00:46
視界の端が、じわじわと黒く滲んでいく。
鼓動は早く、身体が妙に重い。
ここ最近はずっとこうだ。頭痛が酷く、思考が鈍い。
「……クソ、なんで、こんな……」
あの雪の日の夜以来、誰よりもゴールを求めていたはずなのに。
ここ最近は、フィールドの上で、自分の動きが空回りしているがわかっていた。
──勝ちたいのか、認められたいのか。
──繋がりたいのか、壊したいのか。
分裂するような感情の渦が、凛の中でせめぎ合っていた。
??『……お前のエゴを忘れるな』
蝟?憶縺ェ諤ィ髴企#『縺薙?縺セ縺セ縺ァ縺?>縺倥c繧』
脳内で響く声に、頭が割れそうなほどの激しい痛みが襲った。
そして、そのまま──糸師凛は静かにピッチに崩れ落ちた。
薄れゆく意識の中、誰かが自分の名前を呼んでいる声が、かすかに耳に届いた気がした。
- 79二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 21:10:00
士道が一番好感度高くて草
最初の頃は喧嘩勃発してたのにな…… - 80125/04/01(火) 21:13:16
(凛の眠る医務室にて)
士道「……なぁ、お前らも思ったろ?これ、ただの貧血とかそういうんじゃねぇって」
潔「あぁ……お前らも“違和感”に気付いてたのか」
蜂楽「凛ちゃん、最近ずっと楽しそうじゃなかったよね……」
カイザー「……クソ中途半端なプレーばっかりだったしな」
蟻生「ここ最近はプレーにオシャが失われていた」
玲王「どんどん別人になっていくみたいで……今気絶してんのも関係あんのか?」
(青ざめた顔色で眠る凛を、集まった6人全員が沈鬱な面持ちで見つめている)
??「……お前らのせいだろ」
(突然室内に響いたその声に、全員が一斉に振り返る)
潔「……!」
蜂楽「え?なんで?」
玲王「…………糸師冴……?」
士道「……いや、違ぇ。こいつは……冴ちゃんじゃねぇ」 - 81125/04/01(火) 21:34:52
??「そいつの言うとおりだ。俺は“糸師冴”じゃない」
(ちょっと透けてる糸師冴の姿をした??が偉そうな態度で言葉を続ける)
冴(?)「……俺は──“糸師凛のエゴ”」
全員「?????」
カイザー「……は?エゴ?なんの冗談だ?」
冴(?)「俺はずっと、あいつの奥底にいた。糸師凛の本能を目覚めさせる核として」
蟻生「お前の言っていることを信じるとして……つまり、お前が糸師凛のエゴを突き動かしていた原動力ということか……?」
冴(?)「そういうことだ。俺の存在が凛をエゴイストたらしめる。勝つために、独りで戦うために。誰の手も借りず、頂点に立つために。──それが、こいつの望んだ在り方“だった”」
(その目は、ベッドの上で眠る凛に向けられる)
潔「……“だった”?」
士道「過去形かよ」
冴(?)「ああ。……邪魔が入った」
玲王「……邪魔って?」
冴(?)「こいつに憑いてる怨霊だ」
潔「怨霊!?」ビクッ
士道「どんどんきな臭い話になってくな」
カイザー「クソ理解不能」
蜂楽「え、凛ちゃん怨霊に呪われてるの!?」アセアセ
冴(?)「……別に言うほど悪い奴らじゃねぇ」
玲王「……怨霊なのに?」
冴(?)「……ちょっと凛に対して過保護なだけの善良な怨霊だ。ただ、“繋がりたい”とか“誰かと一緒に生きたい”とか──くだらねぇ情緒を凛の中に植え付けやがった」
蟻生「……それは誰しもが心の内に持っているものではないのか?」
冴(?)「糸師凛は生まれつきそういった情緒が異様に薄かった。……だからこそ強者でいられたんだ」 - 82125/04/01(火) 21:51:31
蜂楽「……じゃあ凛ちゃんが俺たちと仲良くなったのも凛ちゃんの意志じゃなかったってこと?」
冴(?)「……いや、それはあいつの意志だ。怨霊の力はきっかけに過ぎない。あいつ自身が選んだんだ。そうして“信頼”だの“友情”だの、そんな不確かな感情が、凛のプレーから牙を奪った。殺意を鈍らせた」
蟻生「……糸師凛のプレーが変わったのはそういうことだったのか」
冴(?)「そうだ。そして今、お前たちとの繋がりが俺(凛のエゴ)を殺しかけている」
(全員が凛の現状を思い、部屋に重たい沈黙が落ちる)
潔「……元に戻す方法はねぇのかよ?」
冴(?)「……ある」
玲王「……っ!だったら……!今すぐ戻せよ!」
冴(?)「……ただし、それには条件がある」
士道「……条件?」
冴(?)「お前たちとの繋がりを凛の中から消し去る。凛の中の、お前らと関わった記憶ごと、すべてなかったことにする」
(その場の空気が、一気に凍りつく)
蜂楽「そんな……」
蟻生「糸師凛の中から俺たちが……消える……?」
冴(?)「凛の中にお前らとの“繋がり”が残る限り、エゴは取り戻せない」
カイザー「……チッ。そういうことかよ」
冴(?)「ああ。繋がりにすがらず、誰にも感化されず、自分のエゴだけを貫くことで、再びゴールに牙を剥く“エゴイスト糸師凛”に戻ることができる」
(全員の間に、もう一度沈黙が落ちる)
蜂楽「……それで……全部忘れて……凛ちゃんは幸せになれるの?」
冴(?)「そんなこと、俺の知ったことじゃねぇ。お前らが決めるんだよ。“選手として生きる凛”と、“誰かと繋がって生きる凛”──どっちが“本当の凛”か」
(それぞれが、胸にその言葉を飲み込む)
冴(?)「さあ、選択しろ。お前らは、糸師凛に何を望む?」
全員「…………」
全員の胸にさまざまな思いが交錯する。
凛とのこれまでの思い出がよぎり、すぐに答えを出せる者はいなかった。
けれど、長い思考の末、彼らは──決断する。
その答えは── - 83125/04/01(火) 21:57:56
凛「……ん……」
凛「……っ……どこだ、ここ……?」
(ベッドの上で身を起こし、6人を見回す)
凛「……あ?なんでお前らがいんだよ」
潔「凛……」
凛「なんだよ、ぬりぃ顔してんじゃねぇ」
士道「目ぇ覚めたか」
凛「……チッ。触覚野郎までいんのかよ。馴れ馴れしく話しかけんな」
玲王「……いや、オレたちは、ただ──」
凛「なんで全員そろってんだよ。何のつもりだ」
蜂楽「凛ちゃん、俺たちは──」
凛「もういいだろ。俺は練習に戻る」
蟻生「落ち着け、糸師凛。まだ体が──」
凛「んなぬりぃ鍛え方してねぇ」
カイザー「……チッ、やっぱ“あの頃”に戻ってやがる」
凛「あの頃?何の話だ?」
(凛、全員を睨みつけながらベッドから降りる)
凛「俺はお前らと馴れ合う気はねぇ。俺に近づくな」
(凛、一瞥もくれず、医務室を出て行く) - 84125/04/01(火) 22:04:09
潔「……これで良かったんだよな」
玲王「……分かってたけど、キツいな」
蜂楽「……凛ちゃんの中から、俺たちが消えちゃったんだね……ほんとに、全部……」
士道「まぁぜんぶ元通りって感じだな」
蟻生「だとしても……胸が痛むな。“友”だった記憶すら残っていないのは」
カイザー「……今のあいつが正解なんだろ。俺たちだって──わかってて決めたんだ」
潔「ああ……凛がまた、元通りサッカーできるようになるなら……これで良かったんだ」
蜂楽「……うん。だって、俺たちがいたら……また、凛ちゃんおかしくなっちゃうかもだし」
玲王「……信じるしかないんだな。あいつとの“約束”を」
士道「……まっ、腑に落ちねーけど」
蟻生「……ここはオシャに信じて待つとしよう」
カイザー「フン。どこまでも世話の焼ける奴だな」
その後、すべての繋がりを断ち切った糸師凛は、勝利だけを追い求め、ただゴールのために己のエゴを貫く“孤高のストライカー”として、世界を舞台にその頂点を駆け抜けていった。 - 85二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 22:08:51
正解ルートなんだろうが切ないな
- 86125/04/01(火) 22:15:05
(◯年後)
歓声が、波のように押し寄せる。
眩いフラッシュ、掲げられる優勝トロフィー。
──世界の頂点。誰もが羨むその場所に、俺は立っていた。
ずっと望んできたものをやっと手に入れた。
なのに──充足感に満たされながも、どういうわけか心にぽっかりと穴が空いているような心地だった。
どれだけ賞賛の声を浴びても、心に虚しく響くだけだった。
──俺は……この光景を、誰かに見せたかったのか?
──でも……一体誰に……?
そう考えた瞬間、ふと脳裏に閃く光景があった。
「俺、ずっとお前とサッカーしてぇ」
「俺、凛のことちゃんと守るから」
「お前が再びオシャに輝くその日まで、”俺“はお前を支えたい」
「決まってんだろ?──俺のダチは、やっぱ世界一ぶっ飛んでねぇとな♪」
「……本来の“お前”を取り戻せ。……そうじゃないと俺がつまんねぇだろ」
「だって、ちゃんと向き合いたいもん。プレーだけじゃなくて、“凛ちゃん”と」
かつて“俺”と共にあった者たちの顔が、次々と浮かび上がる。
次々と脳内に流れ込んでくる記憶。
封じられていた“何か”が、堰を切ったように蘇る。
──あいつら……?
言葉にならなかった。なぜ自分が忘れていたのかも今は気にする余裕さえなかった。
ただただ、凛は咄嗟に思った。
──会わなければ、と。
凛は、失ったはずの「 」に手を伸ばした。
今度こそ──自らの意思で。 - 87125/04/01(火) 22:20:40
ここまでが共通ルート
ここから個別ルートに分岐
友情ルート→恋愛ルート
の順番で
かつ、好感度低→高
の順番で進めていく予定 - 88二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 22:25:27
蜂楽→カイザー→蟻生→士道→玲王→潔の順か
- 89125/04/01(火) 22:32:30
誰に会いに行きますか?
→蜂楽
カイザー
蟻生
士道
玲王
潔 - 90125/04/01(火) 22:36:23
石畳に跳ねるボールを誰かの足が止める。そして、ポンっと軽く足でトラップして返してくれた。
顔を上げると、そこにいたのは──
「……凛ちゃん?」
昔と変わらないようで、どこか大人っぽくなった気がする。でも──目だけはあの頃のままだ、と蜂楽は思った。
「にゃはは♪本当に来てくれたんだっ!今、俺……ドリブルで旅してるんだよ」
笑いながら言うと、凛は小さく鼻を鳴らした。
「……お前の連絡、『今ドリブル旅行中』のひと言で全部済ませようとすんな」
「えー。だって、実際そういう感じだったし?」
肩をすくめながら、蜂楽は足元のボールを蹴った。ふわりとボールは凛の足元へと飛んでいく。
「──一緒に行く? この先も、まだしばらく続くよ」
凛は一瞬だけ黙って、それから無言でボールを返してきた。
そのパスにはちゃんと“行く”って気持ちが乗っかっていて、蜂楽はにっこり微笑んだ。
「今日はこの街を抜けて、次の街まで行く予定なんだ。パン屋の裏道に、おっきな壁画があるって聞いてさ~♪」
「……ドリブルして行く意味あんのか?」
「えーだってその方が絶対楽しいじゃん♪」
「……あいかわらずだな」
軽口を交わしながら、二人は並んで歩き出す。
ボールの跳ねる音だけが石畳に心地よく響いていた。 - 91125/04/01(火) 22:36:39
蜂楽にはまだどこか信じられない気持ちがあった。
こうして、もう一度凛と並んでボールを蹴っていることが。
あの時、あの場所で、冴の姿をした“エゴ”が宣告した言葉。
「エゴを取り戻す代わりに、すべてを忘れる」と。
仲間との時間も、絆も、感情も──その全てが消える。
それが、凛という人間がサッカー選手として“完全”になるための代償だと、突きつけられた。
だから蜂楽たちは、ただ見守るしかなかった。
いつか戻ってくるかもしれないという希望を、胸の奥に隠したまま。
そして今、目の前には──かつてのように、無言でパスを返してくる凛がいる。
記憶を取り戻し、自分の意志で、再び隣に並んでくれた凛が。
それがどれほど嬉しいことか。
ただ歩いているだけで、ボールを蹴り合っているだけで、胸の奥が熱くなる。
ボールを蹴る音に紛れないように、蜂楽はふっと笑って、ぽつりと呟いた。
「……おかえり、凛ちゃん」
その声に、凛が少しだけこちらに目を向けた。
凛は何も言わなかったが、そのままボールを前へ蹴り出した。それだけで充分だった。
──二人の旅は、またここから始まる。
──TRUE END(蜂楽)── - 92二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 22:53:41
蜂楽とドリブル旅行か!
一時期は恋人ルート期待したけど、こういう2人もいいな - 93125/04/01(火) 23:04:58
誰に会いに行きますか?
蜂楽
→カイザー
蟻生
士道
玲王
潔 - 94125/04/01(火) 23:10:49
人混みの中、サングラスをかけた男が不機嫌そうに隣を歩いていた。
「……で、次はどこだ?」
「ちょっと歩けば、前に行った鯛茶漬けの店がある」
凛がそう言うと、隣のカイザーは一瞬だけ懐かしそうな表情を見せた。
「また飯かよ。さっきラーメン食ったばっかだぞ」
「じゃあいらねぇのか?」
「……食わないとは言ってないだろ」
呆れたようにため息をつきながらも、足はしっかり凛の後をついてきている。昼に寿司を食べ、抹茶アイスを食べ、その後に小腹がすいたからとラーメンを食べ……と、二人は食べ歩きを存分に満喫していた。そういえばカイザーが意外と食い意地張ってるのはブルーロック時代からだということを凛は思い出した。
(……ブルーロック時代、か)
凛は歩きながら、不思議な気持ちだった。世界の頂点に立った瞬間、不意に溢れ出したあの記憶。もう二度と戻らないと思っていた時間が、まるで夢から覚めたように脳裏に蘇った。
今こうして隣を歩くこの男との、どうでもいい会話や他愛もない時間まで──全部が、確かに自分の中にあったのだと実感する。 - 95125/04/01(火) 23:13:28
「……お前と食べた鍋……うまかった。鯛茶漬けも」
カイザーも同じことを思い出したのか、ぽつりとそう溢した。
「懐かしいな」
「チッ……一方的に忘れやがって」
「不可抗力だ」
「クソ不愉快だったぞ」
言葉は辛辣に聞こえるが、そこに恨みつらみは感じられない。むしろ、安心感や懐かしさといったものが滲み出ている。
「わさびを食わされた恨み、忘れてねぇからな」
「あれはお前が勝手に食ったんだろ」
「皿にのってんだから食うだろ。あんなトラップを黙ったままのお前が悪い」
口ではそう言いつつも、カイザーの足取りは軽かった。
二人の間にしばらく沈黙が流れたあと、ぽつりとカイザーが呟いた。
「……今度お前がドイツに寄った時は俺がうまいもん食わしてやる」
「鯛茶漬けあんのか?」
「もうお前はずっと日本にいろ」
「冗談だ」
カイザーは鼻を鳴らし、前を向いたまま小さく笑った。
「……ま、たまには悪くないな」
「……何がだ」
「全部だ。観光も、飯も……お前といるのも」
「……」
凛はそれには何も言わず、代わりにほんの少しだけ歩調を合わせた。
もう二度と交わらないと思っていた未来が、確かに、ここからまた始まっていた。
──TRUE END(カイザー)── - 96二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 23:45:35
カイザーお友達できてよかったな…
- 97二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 23:46:59
友達っていいね
- 98二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 02:01:35
おめでとう……!!!
- 99二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 06:16:49
トゥルーエンド達成おめでとう凛ちゃん!
- 100二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 12:40:08
☆
- 101二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 17:17:23
このレスは削除されています
- 102125/04/02(水) 17:17:55
「……静かだな」
木々が揺れる参道を、二人の足音だけが響いていた。
「この神社はパワースポットとして知られているらしいぞ。心が浄化されるんだとか」
「……信じてんのか?そういうの」
「オシャを極める者として当然だろう」
蟻生のその言葉に、凛は小さく鼻を鳴らした。なのに、境内に入ってしっかり参拝を終えた後、ちゃっかり社務所に向かうのを、蟻生は黙って付き添った。凛はじっと並んでいる御守りを見比べている。
「……そっちの御守り、強運アップだそうだ」
「俺は運なんかに頼らねぇ」
そう言いつつも、凛はその御守りを手に取って、じっと眺める。
「せっかくだし“俺”もこれを買おう」
蟻生が凛の手にある御守りと同じものを購入すると、凛もそれに続くように支払いを済ませた。
「……たまにはこういう場所も悪くないだろう?」
「ああ」 - 103125/04/02(水) 17:18:24
二人は社務所から離れ、広い境内を静かに散歩する。少しして、凛がぽつりと口を開いた。
「……あの時は悪かった」
凛はどこかばつが悪そうな顔をしていた。蟻生は当時の感情を昨日のことのように覚えている──一人の友人を失う絶望感を。それでも、あの選択肢以外はあり得なかったと今でも思っている。
「……友として当然の選択だった」
「……記憶が戻った時……お前らに会わなきゃって思った」
蟻生は驚いたように目を見開いたが、すぐに穏やかな笑みを浮かべた。
「それは光栄だな。それでこうして会いに来てくれたというわけだ。なんとオシャな再会……!」
「……あいかわらずオシャオシャ言ってんだな」
「オシャは永久に不滅……!」
「言ってろよ」
素っ気なくそう告げたが、凛の声にはどこか柔らかさがあった。
「……お前とのあの時間はな、“俺”にとっては唯一無二の輝きだった」
「……」
「よく帰ってきてくれたな──糸師凛」
「……ああ」
凛は素直に頷いた。信じて待っていてくれたことが、どこか照れくさくも嬉しかった。
蟻生は何も言わず、ただ優しいまなざしでこの年下の友人を見つめていた。
「オシャは一日にしてならず!」
「……今度は何だよ、突然」
「……お前と“俺”の友情も、ここからが本番だ!」
「……仕方ねぇから、付き合ってやる」
凛の声音はぶっきらぼうだったが、蟻生にはそれが本心からの言葉だとわかっていた。
「じゃあまずは約束のお礼参りを継続するとしよう」
「……ああ。そうだな」
それきり言葉は交わさず、二人はまた参道を並んで歩き出す。
言葉がなくても、通じ合っていると感じられるのは──きっと、凛が“思い出せた”から。
失ったはずの時間も関係も、こうしてまたひとつずつ繋ぎ直していける。
──思い出したその先に、また新しい“オシャ”な物語が始まっていくのだ。
──TRUE END(蟻生)── - 104125/04/02(水) 17:22:47
- 105二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 17:28:11
オシャの優しさ気高いな
- 106二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 19:42:17
さすオシャ……
- 107125/04/02(水) 21:21:54
誰に会いに行きますか?
蜂楽
カイザー
蟻生
→士道
玲王
潔 - 108125/04/02(水) 21:22:37
「……はぁ、はぁ……クソッ」
照りつける夕日の下、人工芝のコートに立つ二人の息は荒い。
凛の額からは汗が滴り落ち、士道のシャツも汗でべったり張り付いていた。
「百本勝負って言ったの……リンリンだろ?」
「お前が……!煽ったからだろーが……!」
息を切らしながらも、どこか楽しげな士道の声。凛は最初その顔を睨みつけていたが、ふいにぽつりと呟いた。
「……待たせたな」
「あ?」
「……あの時……俺が、エゴ失ってたとき」
士道の眉がピクリと動く。
「お前、俺が戻んの“待ってる”って言ってただろ」
「へぇ〜……やっぱ、思い出してんじゃん。全部」
「……ああ。全部、思い出した」
凛の声は、静かで、でもはっきりしていた。
士道はにやっと笑い、汗を拭いながら隣に腰を下ろした。
「なんだよ、だったらもっと早く会いに来いよな♡」
「……シーズン中はお互い忙しいだろ」
「確かに♪」
「こうして国跨いで来てやってんだから光栄に思え」
「ハハッ!思い出しても最高にリンリンっぽい♪」
士道が嬉しそうに笑ってそう言った。凛は呆れたように鼻を鳴らした。
「……今度は大丈夫そうだな」
「ああ」
凛の肯定に、士道はにっと笑みを浮かべた。 - 109125/04/02(水) 21:23:06
「じゃあさ、これ終わったら記念にまたタピオカ飲みに行こうぜ」
「あ?何でだよ」
「だって昔もリンリン文句言いながらもウマそうに飲んでたし」
ほら証拠、と士道はスマホでかつて共にタピオカ店に行った時の画像を見せてきた。
「まだ持ってんのかよ、きめぇ」
「なーに言ってんだよ♪待ち受けもまだリンリンのプリクラだぜ?」
「マジでやめろ」
本気で嫌がる凛の顔を見て、士道はケラケラと笑っている。
「今度は冴ちゃんと3人で撮ろうぜ♡」
「なんで兄ちゃ、……兄貴が出てくる」
「冴ちゃん弟がずっと反抗期って拗ねてっから♪」
「……」
この歳になって兄弟仲睦まじい方がおかしいだろと思ったが、凛は敢えてツッコまなかった。
「じゃ、さっさと残りの勝負終わらせようぜ!」
「……ああ」
並んで座っていた二人が、ほぼ同時に立ち上がる。
「……お前を完全に叩き潰すまで、何本でも付き合ってやる」
凛がそう告げると、士道は一瞬だけ目を見開いて、それから満足そうに笑った。
「ったく……やっぱそうじゃねぇと、面白くねぇよなァ♪」
フィールドの真ん中にボールをセットする。
先ほどまで二人が感じていた、再び繋がれたことへの穏やかな喜びは、跡形もなく消えていた。そこにあるのは、エゴを丸出しにした二人のプロサッカー選手の姿──
「いくぞ、士道」
「へいへい、全力で殺しに来いよ、リンリン♪」
笛も掛け声もないまま、次の勝負が始まった。
失われた時間を繋ぐように、二人はフィールドを駆け回った。
──TRUE END(士道)── - 110二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 21:25:06
士道エンドいいな!爽やかで友情にグッとくる
- 111二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 21:45:59
友情ルートはさっぱりしてるな
あとは恋愛ルートの2人か - 112二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 00:43:34
士道ルート正統派ライバルって感じでいいね
- 113二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 06:58:51
☆
- 114二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 12:01:52
☆
- 115125/04/03(木) 19:53:26
誰に会いに行きますか?
蜂楽
カイザー
蟻生
士道
→玲王
潔 - 116125/04/03(木) 19:53:51
玄関のチャイムが鳴った時、俺はそれが“あいつ”だなんて思ってもみなかった。
今の俺たちにはなんの繋がりもないんだから。こんな夜に突然──それも、何の前触れもなく来るような関係性じゃない。だから、モニターにあいつの姿が映って、俺は言葉を失った。
「……久しぶり」
目の前に現れたのは、かつて恋人だった男。──いや、俺が一方的にそう思ってる男だ。
少し伸びた前髪に、落ち着いた表情。でも何よりも──俺を見つめる柔らかい目が、全部を物語ってた。
「……思い出したのか」
「ああ」
短く返されて、それだけで胸の奥が焼けるように熱くなる。じわりと滲んでくるものがあって、俺は下を向いた。
「……入れよ」
「……ああ」 - 117125/04/03(木) 19:54:12
俺の部屋に凛がいる。──それが当たり前だった時があったのに、もうずいぶんと昔のことになってしまった。
ソファに座れば?と声をかけたのに、凛は立ったまま懐かしそうに部屋を見回している。
そのひとつひとつの仕草が、痛いくらいに懐かしくて、また涙が溢れそうになった。
キッチンカウンターで湯を沸かしながら、背を向けたまま俺は尋ねた。
「いつ思い出したんだ?」
「……昨日」
「昨日!?それで今日会いに来たのか!?」
「……ああ」
振り返ると、凛がじっとこっちを見てた。まるで、俺の全部を見透かそうとでもするかのように。
「ほんと自分勝手な奴だな……」
「……」
「……忘れられた時は正直言って地獄だったよ」
自分でも情けないくらい、感情が声に滲んでしまう。
「……悪かった」
「本当に思い出してくれるのかもわかんねぇ状況で……もう忘れようって……何度も思った」
「ああ」
「新しい恋でもして……お前のことなんて……」
「レオ」
言い終わらないうちに、後ろから抱きしめられた。
「んな話は聞きたくねぇ」
肩越しに感じる凛の体温は、かつて何度も触れたはずなのに、今はどうしようもなく遠くて、でも嬉しくて──胸の奥が、きゅっと痛くなる。
「……全部、思い出したんだろ?」
「ああ」
「……じゃあ、俺とのことも……?」
「ああ。未来のことも全部」
耳元で囁かれるその声があまりに優しくて、堪らなくなって、俺は振り返って凛を抱きしめ返した。背中に回す腕にぎゅっと力を込める。
そうしないと、また夢みたいに消えてしまいそうで怖かった。 - 118125/04/03(木) 19:54:30
「……お前しかいないって、ちゃんと思い出した」
凛の手が、俺の頬に触れる。温かくて、優しくて、あの頃のまんまだった。
「……迎えに来てくれて、ありがとな」
あの頃のまま取り残された俺を、凛はちゃんとまた迎えに来てくれた。
「……もう、絶対に離さねぇ」
凛の手が、そっと俺の髪に指を滑らせる。
ゆっくりと額に唇が落とされた瞬間、俺の心の奥で張りつめていたものがふっと緩んだ気がした。
俺は凛の首に腕を回して、今度は自分からキスを落とした。
何度も、何度も。
確かめるように、恋しさをぶつけるように、唇を重ねる。
「……これ、今夜寝かせてくれないやつ?」
わざと低く囁くと、凛は少し顔を赤くし俺を睨んだ。
「……てめぇ、調子乗んな」
「乗るよ。だって──やっと取り戻したんだから」
俺の手を引いて、ベッドまでの距離を詰めようする凛に、思わず笑みがこぼれた。
「──なあ、凛」
「……ん?」
「もう一回、恋させてくれよ。お前に」
「……当たり前だ」
その言葉と一緒に、また優しいキスが落ちてきた。
──もう、二度と手放さない。お前と歩んでいく未来を。
──TRUE END(玲王)── - 119二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 21:53:41
恋愛ルートは切ない話が多かったから幸せそうでよかったな
- 120125/04/03(木) 22:33:51
誰に会いに行きますか?
蜂楽
カイザー
蟻生
士道
玲王
→潔 - 121125/04/03(木) 22:34:11
照明が落ちかけた夜のスタジアム。
冷たい風が芝を撫でる中で、一人残ってシュート練習をしていると、ふと背後から影が差した。
「……いつまでやってんだよ」
その声に、俺は一瞬だけ動きを止めた。
──凛……の、声……?
凛が俺に会いにくる──何度も夢に見た光景。けど、目を覚ましてそれが単なる夢だったと知った時の絶望感を俺は嫌というほど知っている。これが夢でない保障なんてどこにもない。
「……無視してんじゃねーよ」
呆れたようにそう言われて、俺はやっと勇気を振り絞って振り返った。
そこにいたのは、全てを忘れてしまったいつもの冷たい顔つきではなく、どこか優しさをにじませた眼差しの凛だった。
記憶のない凛がわざわざ俺に会いに来ることなんてない。ということは──
「全部……思い出したのか……?」
かすれた声しか出てこない。
「……悪かった」
やっぱり──凛は全部思い出したのだ。 - 122125/04/03(木) 22:34:37
あの時、冴の姿をした“凛のエゴ”は凛の中から記憶ごと繋がりを消すと告げた。そうすることで、凛のサッカー選手としてのエゴは取り戻せると。
俺たちは、全員が“選手としての糸師凛”を選んだ。凛との“繋がり”を選んであいつの選手生命を終わらせるなんて選択肢は誰にも選べなかった。
けど──鎮痛な面持ちで答えを出した俺たちに、凛のエゴは消える寸前にこう付け加えた。
『お前たちの選択に敬意を表して、一つだけ条件を付け加えてやる。凛が未来でもう一度、誰かとの繋がりを自ら求めることがあれば──すべてを思い出す』
それを聞いた時、他の奴らは喜び、「凛を信じよう」と言った。俺もその時は同じように言ったと思う。でも──内心は不安で仕方なかった。
エゴを取り戻した凛はきっと、もう誰かとの繋がりは必要としないんじゃないかって。絶望的な未来を回避できたんだから喜ばなきゃってそう思うのに、どうしても寂しさは拭えなかった。
でも──凛は、ちゃんと思い出してくれた。ちゃんともう一度繋がろうとしてくれた。
俺がまだ凛を信じて待ってると思って──こうして会いにきてくれたのだ。
「勝手に記憶なくして、勝手にいなくなって、……なのに何で俺がまだお前を待ってるって信じ切った顔してんだよ」
「……お前が俺を忘れられるわけねぇだろ」
凛の言葉は事実だった。俺はずっと凛を忘れられなかったのだから。その瞳の優しさが、恋人だった頃の記憶を呼び起こして、胸の奥がじんわりと熱くなる。
「……世界の頂点に立った時……全部思い出した」
「……」
「ブルーロックでのことも……未来でのことも……全部」
俺は言葉を飲み込んだまま、凛の胸元に視線を落とす。
「……恋人だった時の気持ちも?」
凛の手がそっと潔の頬に触れる。
「俺の気持ちはひとつも変わってねぇ」
「……っ、バカ。……やっと帰ってきたくせに、そうやって簡単に言うなよ……!」
震える声でそう言いながら、俺は凛にぎゅっと抱きついた。凛の腕が、そっと背中に回される。
「……もう次はねぇからな!?絶対待たねぇからな!?」
「……わかってる。二度と離れねぇよ」
凛は俺の頬を両手で包み込むと、そっと唇を落とした。俺の額に、頬に、そして、そっと唇に。 - 123125/04/03(木) 22:35:00
どんどんとキスが深くなってきて――そこで俺はハッとする。
「……っ、おい、ここ練習場だぞ……っ、関係者とかまだ残ってるかも……っ」
「知らねぇよ」
止められて拗ねたような態度の凛に俺は思わず微笑んだ。
「……変わってねぇな、お前」
「お前も変わってねぇ。あいかわらず伊勢海老」
「……懐かしいな、そのあだ名」
「お前が呼べって言ったんだろ」
「記憶改竄すんな!」
そう返した俺に、凛はふっと笑って、もう一度顔を近づけてきた。そのまま何も言わず、優しく唇が触れて──ようやく実感が湧いてくる。
「……なあ、凛」
「……ん?」
「俺たち、ずっと一緒にいよう。ライバルとしても、恋人としても」
俺の言葉に、凛は少し黙って──それでもしっかり頷いた。
「……ああ。死ぬまで俺たちは一緒だ」
そう言って凛は俺を引き寄せた。抱きしめる手に、力がこもる。
約束が果たされた今、ここから始まるのは──もう誰にも壊されない、ふたりだけの未来だ。
──TRUE END(潔)── - 124125/04/03(木) 22:41:35
最後まで読んでくれてありがとな!
安価も毎回助かってた!ユニークなの多くて笑わせてもらったわ、ありがとう!
凛ちゃんいっつも友達いない弄りされて可哀想(笑)だから、友達できたらいいなの思いでスレ作ったけど、無事友達(&恋人)できて良かった
最初は好感度上がらなさすぎてどうなることか思ったが…凛ちゃん最後までよく頑張ったおめでとう!!! - 125二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 22:50:03
スレ主最高の作品をありがとう…
- 126二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 23:19:58
スレ主お疲れ様!
可哀想(笑)は草
part1から一気に読んだけど文章が上手くて凛玲にハマりそうになっちゃったよ。どうしてくれるんだ - 127二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 23:21:41
お疲れ様!偶然とはいえ潔が最後なのなんかいいね
友達がたくさん出来て兄ちゃも草葉の陰で喜んでいるだろう - 128二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 23:30:03
ここ数日はこのスレのおかげで毎日楽しかったよ!
みんな幸せになれてよかった! - 129二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 23:34:28
なんか士道がいたから兄ちゃの反応とかも見れて楽しかったな
- 130二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 00:23:53
スレ主お疲れ様!凛ちゃんお友達または恋人ができてよかったね
みんなキャラが立っててすごいよかった - 131二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 00:40:45
- 132二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 06:42:24
☆
- 133二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 10:44:19
完走おめでとう!!!
良スレをリアタイで見届けられて嬉しかった