- 1二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 20:47:06
- 2二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 20:48:10
これは暖かな春の陽気に包まれた午後、咲季さんと花見に行ったそんなお話。
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4月某日 初星学園春休み
咲季「いい天気ね!走りたくなったてきたわ!」
そう自信に満ち溢れた声をあげるのは、俺の担当アイドルである花海咲季だ。俺たちは今花見をするため学園の近くの公園に向かっている。
P「今日は一応休養日なので走らないでくださ
いね」
咲季「わかってるわよ、でも元々はレッスンがあったんだもの、体を動かしたくてたまらないの!」 - 3二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 20:48:46
そうだ、今日は元々レッスンがあった。
しかしトレーナーが風邪を引いてしまい自主練になってしまった。
咲季さんは今日は一日中自主練をするつもりだったらしいが俺が花見に誘った。咲季さんを説得するのは苦労した。
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P「咲季さん今日は自主練をせずに私と一緒にどこかに出かけませんか?」
咲季「嫌よ!そんな暇があるなら練習してもっと上を目指したいもの!」
P「そうですか」シュン(演技)
咲季「そんなに落ち込まなくてもいいじゃない、別にあなたとお出かけをするのが嫌なわけではないわ、むしろあなたと出かけるのは好きだし、、」ゴニョゴニョ
P「では今日は休養日にしてお花見に行きましょう。ずっと走ってばかりではいけません時には立ち止まらないと疲れてしまいますよ。」
咲季「変わり身が早いわね、、、まさか!さっきのは演技だったの⁉︎」
P「お弁当もすでに用意してあります。では行きましょうか」
咲季「くぅ〜嵌められたーー!!!」
P(我が担当ながらチョロいな)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 - 4二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 20:49:42
苦労してるか?これ、まぁ気にしなくていいか
咲季さんの優しさにつけ入るのは正直心が痛かった。だが、こんな日でもないと咲季さんと一緒に一日中出かけるなんてできない。
完全休養日の咲季さんは午前は勉強、午後からはお花になってしまう。この状態の彼女をどこかに誘うことなんてできない。
なので咲季さんを誘って出かけることなんて今まで数えるぐらいしかしてこなかった。
P(俺としてはもう少し担当アイドルとどこかに遊びに行ってお互いのことをよく知る機会を作りたいのだが、難しい。) - 5二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 20:50:25
P「もうすぐ公園に着きますよ」
俺が花見の場所に選んだのは学園のすぐ近くの公園だ。この公園は規模の大きな公園であり、地域でも有名な花見の名所となっている。そのためか遠目で見ても多くの人がいた。
咲季「たくさん人がいるわね」
P「そうですね、やはり人で溢れかえっていましたか」
咲季「これじゃあ場所を取るのも大変よね」
P「そこは心配いりません。あらかじめ協力者に場所取りを任せてあります。あちらの方にいるらしいので向かいましょう。」
咲季「そんなことまでしていたの!?というか協力者ってなによ!今日は2人っきりじゃなかったの!?」
子供のように手をブンブン振り回して憤る彼女を横目に協力者との集合場所に歩みを進める。
咲季「ちょっと!無視しないでよ」
そんな文句を言いながらも後ろを着いてくる担当に俺は可愛いなと思った。 - 6二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 21:03:11
残りはまたあとで投下します
- 7二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 22:11:44
しばらく歩くと件の協力者レジャーシートの上でくつろいでいるのが見えてきた。
ことね「あっ!こっちですよ〜プロデューサ〜」
黄色い髪を左右で三つ編みにしている可愛らしい少女が明るくこちらに手を振っている。
手毬「やっときたんだ。いつまで待たさせてるの」
よく手入れされた暗めの青色の長い髪の少女が腕を組みながらそんな言葉をこぼした。
協力者達、もとい藤田さんと月村さんだ。
咲季「協力者ってことねと手毬だったのね」
P「お待たせしてすいません」
手毬「ほんとですよ、何時間待たせる気ですか」
少し不機嫌そうに月村さんが話すと、間髪入れずに藤田さんが口を開く
ことね「全然大丈夫ですよー、今日は暇だったんでむしろ誘ってもらってありがたいって感じでーす」
P「今日はありがとうございます。私のわがままに付き合ってもらって」
手毬「はぁ別にいいですけどその日にお願いするのは常識がないんじゃないんですか?」
P「それは本当に申し訳ないです。」
ことね「こんなこと言ってますけどさっきまでずっとソワソワしてましたよ、こいつ」
手毬「ソワソワなんかしてない!!!」 - 8二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 22:14:12
そんな会話をしながら俺は飲み物を用意したり持ってきた弁当を広げたりし、花見をする準備を始めた。
咲季さんと藤田さんは手伝ってくれたが月村さんは見ているだけだった。それをみかねてか咲季さんが口を開く
咲季「手毬も手伝いなさいよ」
手毬「は?なんで私が準備しないといけないわけ?」
ことね「いやいや、いろいろ用意してくれてるんだからせめて準備ぐらい手伝えよ」
P(まずいこの3人が仲がとてもいいことは覚えていたがそれと同時に同じぐらい仲が悪いということを忘れていた)
P「まあまあ、三人とも落ち着いてください。あ、お弁当なんですが皆さんの好物を入れてきましたよ」
手毬「え?トンカツ入ってる?」
P「もちろんですよ月村さんのことはよく知っているので」
手毬「やったー」 - 9二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 22:14:28
咲季「トンカツ、、、アイドルの食べ物じゃないわ」
トンカツに目をかがらかせている月村さんに警告するように咲季さんが言った
手毬「咲季うるさい、今日ぐらいいいでしょせっかくプロデューサーが用意してくれたんだから」
咲季「太るわよ」
P「いえ大丈夫ですよ、衣におからを使ったり、揚げた後ノンフライヤーを使って油をできるだけ落としたり太りにくい工夫をしているので」
手毬「さすがプロデューサー、仕事ができるね。だってよ咲季」
そういう月村さんはドヤァという効果音が似合いそうな顔をしていた。
咲季「あなたがいばることじゃないでしょ」
俺はなんとか喧嘩が起こらないように誘導できてホッっと胸を撫で下ろした。 - 10二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 22:14:57
そうこうしているうちに花見の準備が完了した。目の前にはレジャーシートの上に広げられた重箱の段が5つほど並んでいた。弁当はトレーナーが休みだという連絡が来てからすぐに作り始めた。咲季さんと話も何もしていない状態で作り始めるのは我ながら頭のネジが少し外れてるなと思う。
しかし随分と久しぶりに咲季さんとお出かけするからとお弁当作りを少し、、、いやすごく張り切りすぎてしまった。
咲季「4人で食べ切れるの?これ」
P「少し作り過ぎてしまいましたね」
咲季「少しどころじゃないでしょ!」
手毬「余ったら私が全部持って帰ってあげるよ」
ことね「おい」
P「月村さんありがたいですが全部は持って帰れないでしょうから少しだけ持って帰ってもらってもよろしいでしょうか?残りはプロデューサー科の友達などに配ります」
手毬「どうしてもっていうんだったら持って帰ってもいいよ」
P「ありがとうございます」
ことね「いやなんでお前が偉そうにしてんだよ」
咲季「ていうかあなた友達いたのね、いつも私達の事務所でお昼を食べているからてっきり友達がいないのかと思ったわ」 - 11二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 22:17:39
P(なぜそれを知ってるんだ?)
額には嫌な汗が流れていた
P(これでは友達がいないことがバレてしまう。プロデューサーとしてそれはなんとしてでも防がなければ。斯くなる上は!)
P「お恥ずかしながらあれは事務所で食べていると咲季さんが来てくれて一緒にお昼を食べてくれるのではないかと期待してしまっているんですよね。ハハ...」
P(流石に苦しいか?)
手毬・ことね(プロデューサ友達いないんだな、、、)
咲季「もう〜♡そんなに私のことが好きなの〜♡?しょうがないわね〜この花海咲季が明日からあなたと一緒にお昼を食べてあげるわ!光栄に思いなさい!」
P・手毬・ことね(チョロいな) - 12二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 22:18:08
P「さてお弁当の余りをどうするのか決めたところで早速花見を始めましょうか」
咲季「そうね!じゃあいただきますをするわよ」
一同「いただきます」
そうして花見が始まった
ことね「それにしても桜綺麗ですねー」
P「そうですねちょうど見頃を迎えていますね」
周りは桜で囲まれていてあたり一面が綺麗な薄ピンク色に染められていた
咲季「花見なんていつぶりかしら、中学の頃佑芽と行った以来かしらね」
ことね「私も小学校の頃家族と行った以来だなー」
P「忙しい皆さんは桜をゆっくり見る機会なんてそうそうないですからね」
ことね「いや〜今日は誘ってもらって本当に良かったですよ。」
P「こちらこそ色々してもらって助かりました」
咲季「手毬も食べてばかりいないで桜を見なさいよ」
そう咲季さんが言葉を発したので俺は月村さんの方に視線を向けた。するとそこにはいっぱいに食べ物を詰めたリスがいた - 13二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 22:19:08
P「くっ、、、」
P(危ない思わず吹き出してしまうところだった)
手毬「はひ?」(何?)
ことね「花より団子かよ、まぁお前らしいな」
咲季「少しは桜も見なさいよ」
手毬「はふははんへひふへほひはへふへひょ」
ことね「行儀悪いな〜飲み込んでから喋れよ」
そう言われた月村さんは数回咀嚼をした後ゴクリと飲み込んでから先ほどの言葉を言い直した
手毬「桜なんかいつでもみられるでしょ」 - 14二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 22:19:35
P「ハハハ、月村さんらしいですね」
咲季「そうね」
ことね「変わんないな〜手毬は」
手毬「なんか馬鹿にされてる気がするんだけど」
ことね「そんなことないよね〜咲季」
咲季「そうね」
手毬「なんか納得いかないんだけど」
そう言いながら箸をトンカツに伸ばす月村さんを見て俺はプッと吹き出してしまった
手毬「もうプロデュースサーまでなんなんですか!」
顔を赤くして怒る月村さんを見て俺は耐えきれず声を出して笑ってしまった。
それに釣られてから藤田さんと咲季さんも笑った。
満開の桜の中、3人の笑い声と1人の怒った声が響き渡った。
俺が桜の花びらが舞い散る景色の中、微笑みを浮かべている咲季さんに見惚れてしまっていたことは内緒の話。
『咲季とお花見に』〜完〜 - 15二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 22:21:22
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- 16二次元好きの匿名さん25/03/31(月) 22:29:53
ほのぼのいいね・・・
ことてまさきはずっと漫才しててほしい・・・ - 17二次元好きの匿名さん25/04/01(火) 00:38:21
長文失礼しました。書き始めたら思いの外、筆が乗ってしまい長くなり過ぎてしまいました。次書く時があればもっと簡潔にまとめたいですね。