トレーナーさん、そこ気持ちいいよ………

  • 1カルビ22/03/24(木) 18:43:12

    「痛い痛い! トレーナーさん、力を込めすぎじゃないかな!?」
    「うーん、かなり凝り固まってるね………しっかり、解そうか」
    「う、ぐう………トレーナーさんのいじわる………」

     卒業前のなんて事ない春の日に、フジキセキが重苦しい顔つきだったから聞き出せば、何でも気圧の変化で肩や首の凝りが酷くて頭痛がするらしい。
     保健室に行くように進めたが、頭痛は治っても肩凝りは治らないとの事で。それならばと自分がマッサージすることにしたのだ。

    「少し頭を預けてくれるかな?」

     素直ぬ彼女はこてんと頭を預けてくれる。今までの彼女ならば考えられない………そもそもマッサージしてほしいなんてお願いしないだろう。

    「んっ………きもちい………」
    「胸鎖乳突筋だね。首や肩こりある人はここも凝ってる事が多いから」

     時折、艶かしく声を上げる彼女に少し邪な気持ちが芽生えないわけでもないが、信頼を裏切るわけにもいかない。

     彼女の首を親指と人差し指で揺らしながら、揉む。雪のような彼女の白い肌に指を這わせるたびに身を捩る彼女が可愛らしくてしょうがない。

    「トレーナーさん………?」

     首を後ろに倒して、こちらを見る彼女の瞳は吸い込まれそうな青色で、先程まで快楽を漏らしていた形のいい桜色の唇に目を奪われて。

    「──いいよ、トレーナーさんなら」

     彼女の夜空色の藍瞳が目蓋に遮られ、連れられて自分も目を閉じた。
     小さな暗闇の中、体の内側から漏れ出る情念を必死に押さえつけた中、感じたのは唇から伝わる熱で。思わず漏れたこの言葉と、

    「──好きだ、フジキセキ」

     この熱が君に伝わればいいと思った。

  • 2二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 18:44:23

    コテから肉汁溢れるSSだなと分かっちゃったよ

  • 3カルビ22/03/24(木) 18:45:04

    この後、マッサージしました。

  • 4二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 18:46:16

    エモい
    美しい
    上品なエロス

    1レスでこんなに満足させてもらえるだなんて…さすがカルビだぜ…

  • 5二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 18:48:08

    随分甘えカルビじゃねぇかよ…

  • 6二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 18:50:49

    良かった………塩が効いてなくて良かった………本当に良かった!

  • 7二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 19:20:06

    これで今夜も熟睡できる………

  • 8二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 19:53:57

    この後滅茶苦茶

  • 9二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 21:54:24

    サンキューカルビ

  • 10二次元好きの匿名さん22/03/24(木) 21:57:06

    うまぴょい警察だ!
    何もしてないな!良し!

  • 11二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 05:14:33

    朝カルビ
    はぁ〜幸せだぜ

  • 12二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 06:00:56

    あーこれは家庭入り待った無しです

  • 13二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 12:15:08

    「──んっ」

     耳に痛いスズメの囀り、目に痛い朝の光を受けてボクは剥き出しの胸を放り出してベッドから起きれば、朝の冷えた空気に漸く思考が追い付く。

    「まだ夜明けか………」

     早起きは三文の得という概念はあるけども、今の自分はトレーナーではないし、くたくたに疲れた体に少なくとも二度寝に勝るほどの価値などない。それは例えば。

    「………う、ん」
    (寝てるときは年齢らしいな………)

     一日中、肩を並べて演劇を見ていれば、気がついたら眠っているような。うつらうつらと腕の中でその温もりを感じながら二度寝する幸せには替えられない。だが例外も希にある。

     今も自分が抜け出したベッドで穏やかな彼女の寝顔を眺める事。はじめてのその光景に、素肌に触れる朝の気温が寒いのでシャツだけを羽織、渇いた喉を潤す為に飲み物を取りに行く。

     台所にあるプレゼントされた珈琲豆をミルで挽く。カフェトレから教わった簡単にコーヒーを淹れる方法、随分と慣れたもので。

    「………う、ん」

     寝ぼけた彼女の額にキスをして、布団から体を起こした彼女の前に珈琲を差し出して、

    「おはよう、フジキセキ 昨日はよく眠れた?」
    「………トレーナーさん」

     藍の瞳を大きく見開き、頬を赤くする。それから困ったように掛け布団をもじりと弄り、彼女は視線を左右に彷徨わせた。

     自身も初めてだったが、二人で眠るということもそれとない恥ずかしさを伴うもので。
     翌朝顔を合わせるということもそれ以上の恥ずかしさを伴うものだと身をもって理解した。

  • 14カルビ22/03/25(金) 12:15:51

    一緒の部屋で寝て、一緒に起きただけなので健全です

  • 15二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 12:17:24

    ウワーッ!!!とっておきのダメ押し!!!
    ありがとう!!!

  • 16二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 12:18:50

    上質なカルビにはやはり白米が不可欠だな!
    ウマイ!ウマイ!

  • 17二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 12:24:32

    こいつらうまぴょいしたんだ!

  • 18二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 12:26:47

    素人質問で恐縮ですがどうして起き抜けで一糸纏わぬ姿なんでしょうか?

  • 19二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 12:28:55

    >>18

    睡眠時は何も纏わずって人も多いらしいぞ

    だからこれは普通なんだ

    普通なんだ

  • 20二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 12:31:46

    >>18

    たまたまトレーナーの服が脱げてただけでフジキセキは服を着てるかもしれないから何もおかしくはないな。

  • 21二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 21:53:48

    うまぴょいうまぴょい

オススメ

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