- 1前スレ主25/04/02(水) 11:33:09
- 2前スレ主25/04/02(水) 11:34:10
- 3二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 11:34:12
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- 4前スレ主25/04/02(水) 11:36:32
1スレ目のあらすじ
ある日、マキがウタハから貰った発明品でモモイとコユキと3人で遊んでいたところ、チヒロに注意される。
そして、事の元凶であるウタハにも注意喚起をしていた時、突然頭痛と目眩に襲われるチヒロ。
ウタハは只事では無いと思い、チヒロを病院に連れて行った。
診断の結果、チヒロは若年性アルツハイマーを患っていた事が判明。
担当の医者の助言で、ウタハはチヒロを支えていく事を決意した。
その後、ミレニアムでちょっとしたハプニングが発生し、チヒロは更に暗所恐怖症、冷風恐怖症、孤独恐怖症も患ってしまう。
そして、チヒロは意を決してアルツハイマー病の事をミレニアムの全員に告白。
その際、フフッ…ひま、うっ、ヒマリはそ、くくっ、その医者を、プッ、怪現象扱いして、くふっ、赤っ恥かいたみたいだけど、アハハw
ヒマリ(黙れ……)
更に、チヒロを診ていた医者はまさかの先生のお兄さんである事が判明。
(その時、お兄さんがネルにナンパした事で一悶着あったのだが……取り敢えず、その兄弟がネルにシバかれたとだけ言っておこう……)
ミレニアムの全員がチヒロの事を支えていたのだが、日に日に悪化していく物忘れと増幅していく恐怖症の影響。
次第に、いつかチヒロが皆の事を綺麗さっぱり忘れてしまうのではないか?と思うように……
ミレニアムの誰もが、いつか来るであろうその日に不安を感じていた。
そんなある日、駄女神顔こと疑似科学部部長の元ミレニアム生「ミライ」がアルツハイマーの噂を聞きつけ、隙を見てチヒロを誘拐した。
そして、ミライはミレニアムに身代金を要求した。
(だが、その際に言葉選びをミスって医者の地雷を盛大に踏み、とんでもない事になるが、先生とネルによって医者の暴走は収まった……)
その後、
ミレニアムと先生、そしてお兄さんはチヒロ救出の為に動き出す。
一方その頃、チヒロは暗くて寒くて超怖い牢獄(疑似科学部の部員曰く、近所のおばちゃんから貰い受けた倉庫)に換気された事で、精神的に苦痛を感じてしまうレベルの恐怖を味あわされていた…… - 5二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 11:37:46
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- 6前スレ主25/04/02(水) 11:50:54
2スレ目のあらすじ
その後、シャーレの先生とミレニアム生達、そしてチヒロの担当医であるシャーレの先生の兄の活躍もあり、ミライ達は秒でフルボッコにされ、チヒロは無事に救出された。
喜んでいられたのもつかの間、不安定な精神状態で精神的苦痛を受け続けていた影響で、彼女は遂にウタハ以外の全員の記憶を失い、子供のような精神状態になってしまった。
その後、医者はミレニアムを離れ、自身の勤めている病院に帰ってしまった。
チヒロの幼児退行にショックを受けたヴェリタスのメンバー4人(マキ、ハレ、コタマ、ヒマリ)は完全に前を向けなくなってしまった。
その後、幼児退行したチーちゃんはウタハを慰め、励ました。
同様にして、チーちゃんはヴェリタスの4人の事も激励し、ようやく全員がかつてのように前を向けるようになりかけた時だった。
突如として、チーちゃんが様態が悪化した。
直ぐに先生達は医者を呼び戻そうとしたが、急患の対応で忙しく、2日はミレニアムに戻れなくなっていた。
先生は苦肉の策で、神秘の研究を行っている探求者達の組織「ゲマトリア」のメンバーの1人である「黒服」に電話した。
その結果、先生の兄に興味を持った黒服はあっさりそれを受け入れた。
翌朝、黒服はミレニアムに訪れた。
先生の兄に会いたいという理由で、マエストロも一緒に。
そして、先生の兄が来る前日の夜、先生と黒服、マエストロの3人で今のチヒロの状態が如何に酷いかを共有していたのだが、なんとそれをコタマが仕掛けていた盗聴器で聞かれてしまう。
果たして、チヒロは、ようやく立ち直れそうだったミレニアムの生徒達は、どうなってしまうのだろうか?
- 7前スレ主25/04/02(水) 12:07:53
大雑把な人物紹介
チヒロ…アルツハイマーを患い、ミライの一件を経て、完全に症状が末期に至ってしまった。黒服曰く、今のチヒロは「心臓を動かせるだけの肉塊」との事。
ウタハ…一番最初にチヒロがアルツハイマー病を患った事を知ったミレニアム生。今のチヒロに取っては心の支えと言っても過言ではない存在になっている。幼児退行した後もウタハの事だけは覚えていたらしいのだが……
ヒマリ…アルツハイマー病の事実を知った二人目のミレニアム生。チヒロの症状が悪化し、幼児退行した事をきっかけに、自己批判や自傷行為をするようになった。チーちゃんとのお互いの良いとこ探しを経て、ようやく前を向けそうだったのだが……
ハレ…チヒロが幼児退行した事で、エナドリに溺れるようになった。その後、チーちゃんがそんなハレの事を止めてくれたおかげで、ようやく彼女も前を向けそうになっていたのだが……
コタマ…チヒロの幼児退行を引き金に、自身が記録していた以前のチヒロの録音音声のデータばかりを四六時中聴くようになってしまう。ただ、チーちゃんの肉声を聴けた事で、彼女もようやく前を向けそうになったのだが……
マキ…ちょうど自分のやらかしとアルツハイマーの症状が顕著になったタイミングが重なっていた事と普段からチヒロに負担ばかりかけている事から、「自分のせいだ。」という罪悪感に嘆いていた。チーちゃんとお絵描きをした事で、ようやく前を向けそうになっていたのだったが……
モモイ…チヒロとヴェリタスが前を向けるように激励した。ただ、モモイもマキと同様に罪悪感を持っている。
コユキ…上記の2人と同様に、コユキも罪悪感を少なからず感じている。
セミナー…モモイに看過されたリオの意向により、ヴェリタスに可能な限りの支援をしている。
エンジニア部…度々ヴェリタスが部室を訪れてはチヒロの件についての相談に乗っている。
ゲーム開発部…上記の二つの部活程ではないが、チヒロを気遣って行動している。 - 8前スレ主25/04/02(水) 12:08:06
医者…チヒロの担当医でシャーレの先生の実の兄。チヒロの為に尽力している。ネルにナンパしたり、シリアスな場面でふざけるせいで、弟と一緒にネルにシバかれていた。弟と違って、イタズラに他人を傷つけたり、命を蔑ろにする奴だったら子供でも容赦しない性格。また、彼にはどうやら秘密があるらしい……
ネル…先生の兄にナンパされた。先生と医者の事をよくシバいている。
C&C…チヒロのサポートをしつつ、実はネルと医者の関係を進展させようと目論んでいる……らしい。
先生…チヒロの件と兄の件でミレニアムを訪れる頻度が上がった。ちなみに、お兄さんの事は連邦生徒会にも認知されている。
黒服…キヴォトスの生徒達が「神秘」を研究している組織「ゲマトリア」の研究者。先生に頼まれ、チヒロの延命措置を行っている。尚、本来の目的は先生の兄に会う事だったらしい。
マエストロ…「ゲマトリア」の自称芸術家。黒服同様、先生の兄に会ってみたいという理由で、呼ばれてもいないのに勝手について来た。
- 9二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 12:13:25
壁に耳(盗聴器)あり障子に目あり
- 10前スレ主25/04/02(水) 12:15:55
※一応念の為
この世界線の先生の見た目…アニメ先生
医者(先生の兄)の見た目…便利屋先生 - 11二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 18:52:46
縦乙!
- 12二次元好きの匿名さん25/04/02(水) 22:20:52
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- 13二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 01:37:30
一人が消えてしまった穴は大きいよね……
- 14二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 10:02:49
>>黒服同様、先生の兄に会ってみたいという理由で、呼ばれてもいないのに勝手について来た。
マエストロお前www
- 15前スレ主25/04/03(木) 10:22:01
黒服…キヴォトスの生徒達 "が" 「神秘」を研究している組織「ゲマトリア」の研究者。先生に頼まれ、チヒロの延命措置を行っている。尚、本来の目的は先生の兄に会う事だったらしい。
『の』を『が』にしてた⋯⋯
- 16前スレ主25/04/03(木) 16:11:21
あの後、先生と黒服のマエストロはミレニアム生達、特にウタハとヴェリタスの4人から質問攻めされた。
コタマ「気になってしまったので、盗聴器を仕掛けて、副部長の事を聞こうと思っていたのですが……」
マキ「ねぇ?チヒロ先輩、大丈夫だよね?ねぇ?」
マキは不安そうにそう尋ねた。
マエストロ「すまないが、私達3人からは何も……」
黒服「申し訳ありません。」
マエストロと黒服は自分達からは何も言えない事を素直に詫びた。
ハレ「そんな……」
ヒマリ「チーちゃん……」
ヴェリタスの4人の表情は暗くなる一方だった。
"とにかく、明日兄さんが来てくれるから……"
ウタハ「だが、お兄さんでも難しいんだろう?」
ウタハは暗い表情を浮かべ、そう言った。
"ごめん、私にはよく分からなくて……"
先生はただ俯いたまま、そう言う事しか出来なかった。
リオ「はぁ……じゃあ、この話はこれでおしまいね。」
ネル「……そうだな。先生の兄貴が来て、今のチヒロを診てくれるまでは何も言えねぇだろうな。」
リオとネルのその発言により、ひとまず、明日医者がミレニアムに来てチヒロの事を診てくれるまではこの話はナシ、という事になった。一同は、特にウタハとヴェリタスの4人は若干の不満を感じていたが、これ以上この話をしても無意味だという事くらいは考えなくても分かる事だったが故に、全員その場で解散した。
しかし、確実に彼女らの心は沈んでしまったのだろう。
いずれにせよ、彼女らに待っていた事実は、残酷以外の何でもない、としか言えないだろう。 - 17二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 23:07:03
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- 18二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 08:48:32
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- 19二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 08:48:39
>>黒服曰く、今のチヒロは「心臓を動かせるだけの肉塊」との事。
これ聞いた時のウタハ達、絶望通り越して虚無ってただろうな⋯
マジでお兄さんがなんとかしてくれないと救われんぞ?
- 20前スレ主25/04/04(金) 16:04:51
[翌日]
医者「お久し振りですね、ミレニアムの皆さん。」
"兄さん、良かった!"
ウタハ「来てくれたか、先生お兄さん。」
医者「いやぁ、申し訳ありません。長い事病院離れてたツケで急患の対応に追われてて……」
朝早くから仕事を超特急で済ませ、ミレニアムにやって来た医者が申し訳無さそうにウタハ達に頭を下げる。
ネル「いや謝罪は良い。むしろ、そんなだけ忙しい中、チヒロの為に長い事ミレニアムに居てくれてた事に、アタシらは感謝しなきゃいけねぇしな。」
リオ「そうね。だから先生のお兄さん、どうか顔を上げてちょうだい。」
ネルとリオはむしろ自分達が感謝をすべきだと医者に言った。
ヒマリ「とにかく、これでチーちゃんが助かるかもしれません。」
コタマ「良かった。やっと来てくれた……」
ハレ「先生のお兄さん、お願いします……」
マキ「チヒロ先輩を、私達の副部長を助けて下さい……!」
ヴェリタスの4人は藁にも縋る思いで医者にそう願う。
医者「勿論。そのつもりでオレはここに来たんだ。」
すると、そこへ……
黒服「クックック、貴方が噂の先生のお兄さんですね?」
マエストロ「ほぅ?成る程、そなたが例の……」
"ゲッ……黒服にマエストロ……"
黒服とマエストロがやって来た。
黒服「『ゲッ……』とは挨拶ですね、先生?……それよりも、そちらに居る方が……」
"うん、僕の兄さん。"
マエストロ「おお、そうか。なんとか会えぬものかと思い、黒服について来た甲斐があったな。」
"お前に関してはマジでそれだけの理由で勝手に来た訳だからな……"
などと、先生が黒服とマエストロと話していると……
医者「か、か……」
黒服「ん?」
マエストロ「か?」
医者「カッケェェェ──ッ!!!!!」
- 21二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 21:17:41
やってきた所業を考えないなら、ビジュはロマン唆るわな
- 22二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 02:27:09
兄さんシリアスブレイカーすぎる笑
- 23前スレ主25/04/05(土) 11:13:23
黒服・マエストロ「「え?」」
医者は目をキラキラ輝かせながら黒服とマエストロを見ていた。
ユウカ「えっと、どういう事です?」
"えっと、実は兄さんってああいうのが好きなんだよね。"
ノア「……と、いうと?」
"私ってプラモの戦隊ロボとか大好きでしょ?それと同じで、兄さんはああいうミステリアスなのとか異形系統が大好きみたいなんだよね。"
首を傾げているミレニアム生達に、先生はそう説明した。
"……ちなみに、兄さんは特にモンストの轟絶とか黎絶、星のカービィシリーズのソウル系ボスがお気に入りみたいでね。考察動画とかも見まくってるし……"
ヒビキ「へ、へぇ〜……」
コトリ「そ、そうなんですね……」
先生からの説明を聞いたミレニアムの生徒達は若干引いていた。
黒服「クックック、まぁ良いでしょう。まさか相手側から気に入って貰えるとは好都合です。」
マエストロ「まさか、この見た目に感謝する時が来るとはな。」
黒服達は医者が自分達を気に入ってくれている事に満足げの様子だった。
その後、まだまだ色々聞きたい事があったのだが、そろそろ本題であるチヒロの件に取りかかるべきだという話になり、最終的に連絡先を交換して終わった。
黒服「それでは、我々はこれで。中々有意義な時間でしたよ、クックックッ。」
マエストロ「また会おう。武運を祈るぞ、先生の兄とやら。」
そう言って、黒服とマエストロはミレニアムを去って行った。
医者「じゃ、行くか。」
アリス「はい、お願いします。」
ミドリ「こっちです。ついて来て下さい。」
気を取り直して、医者はミレニアム生達に案内され、チヒロの元に向かうのであった。
- 24二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 15:25:28
異形好きだったか兄さん
- 25二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 17:50:14
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- 26二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 17:52:30
- 27二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 22:03:41
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- 28二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 06:56:03
モンストの轟絶と黎絶は良いぞぉ
- 29二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 06:57:39
異形異形しててロマンあるよね
- 30二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 07:37:50
さて、兄さんは果たして対処できるのか
- 31二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:53:45
チヒロの容態は知ってるだろうけど……頑張れ兄さん
- 32二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 22:51:01
頼んだぞ、お兄さん
- 33二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 04:20:36
本当に悪化してないんだろうな、黒服さんよぉ?
- 34前スレ主25/04/07(月) 13:20:25
[ミレニアム・医務室]
医者「さてと、ここか。」
スミレ「はい、そうです。」
医者はミレニアム生達に案内され、チヒロが居る医務室に来ていた。
チヒロ「……」
医者「おお、こりゃ酷いな……」
チヒロの様態を直接目で見て確認するや否や、医者は事態の深刻さを瞬時に理解する。
医者「ちなみに、今のチヒロさんの食事はどうしてます?」
ネル「アタシらが食わせてる。けど、ほぼ確実に飲み込まねぇから溢しまくるけどな。」
医者の質問に対し、ネルがそう応えた。
医者「成る程な。」
医者は改めてチヒロをもっと近くで見る。
医者「あのゲマトリアの黒服だったか?彼がしてくれた措置は完璧と言わざるを得ないな。でなければ、症状が悪化する事無く、2日もの間チヒロさんをこの状態のまま保つ事なんて出来なかっただろうからな。」
医者は天井を見上げながら、黒服に感謝の意を示した。
"えっと、兄さん……どう、かな?チヒロの事、治せそう?"
ただ黙ってチヒロを眺めている医者に、先生がそう尋ねた。
医者「……」
ウタハ「どう、なんだ?」
医者「そうだな……じゃあ、こういう言い方をするか……」
そして、医者はミレニアム生達に向かって、こう言った。
医者「悪いニュースと悪いニュースがある。」
- 35二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 22:14:08
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- 36二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 03:00:16
……ん? 聞き間違いか?
聞き間違いじゃ、ないのか - 37二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 07:19:57
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- 38二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 13:53:48
悪いニュースしか無いじゃないですかやだぁ