- 1二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 13:32:08
- 2二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 13:37:48
- 3二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 13:41:15
歌もめちゃくちゃ下手くそな訳じゃないんだろうけどあんまイメージ湧かんな…
- 4二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 13:50:39
ずっとスーツ着てる
身長が高い
スイッチが入るとイカレる
アベフトシかな? - 5二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 14:25:04
- 6二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 14:53:39
- 7二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 15:00:58
ステージに立つと誰よりも目立つのにどうせ「はは、俺はどっちかっていうと裏方が向いてるからさ…」なんて言ってたんでしょうね、あの人。
- 8二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 15:58:56
ファンサで何人もの女性ファンを堕としてたんだよね
- 9二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 16:56:36
音楽性の違いで解散したんだよね…
- 10二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 18:23:12
メンバーが女性関係でトラブルを起こしたのかもしれないし、もしくはメンバーの女性に告白されたけど振ってしまったからかもしれない...
- 11二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 20:41:08
- 12二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 20:56:47
- 13二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 21:03:50
- 14二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 21:36:21
- 15二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 22:18:37
- 16二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 22:30:52
- 17二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 23:14:51
え!?事務所で弾き語りしてくれるシャニP!?
- 18二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 23:39:17
- 19二次元好きの匿名さん25/04/03(木) 23:51:19
- 20二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 02:00:04
読んだけどめちゃくちゃ重いわ
- 21二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 02:04:08
- 22二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 02:12:38
シャニPのバンドマン時代は絶対今じゃ想像できないくらいに尖ってそう
タバコ吸いながらインタビュー受けるしずっと不機嫌そうな顔してるしファンサも全くしないみたいな - 23二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 07:32:54
- 24二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 08:22:08
- 25二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 12:20:04
- 26二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 12:31:11
にちゅがにちゅにちゅしちゃう…
- 27二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 18:02:26
- 28二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 18:06:11
- 29二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 19:29:09
にちかがバイト先の倉庫整理中にシャニPバンド(インディーズ)の古いCDを見つけるところから物語が始まるのよね
- 30二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 21:32:13
自分がなりたいものになれなかった経験があるからにちかにすごく優しくしてそう
- 31二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 00:13:33
ふふっ、受けとったから、loveソング
- 32二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 08:09:54
多分脱退直前のライブなんやろな……
- 33二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 09:10:31
絶対Tシャツジーンズ姿でステージに上がったりしないだろうという確信
- 34二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 15:45:53
- 35二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 16:10:37
- 36二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 16:19:17
- 37二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 16:57:55
雛菜とかにも「プロデューサーつまんなそ〜」とか言われてそう
- 38二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 19:59:06
なおボーカルが「もっと腹から声出せ」と言われた模様
- 39二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 23:11:21
あさひはいじるより目の前で演奏して欲しいって言う
- 40二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 23:16:27
283プロのボーカルありバージョンが一番好きだけどたまに
オフボーカルバージョン聴いてるところをアイドルにバレて拗ねられる - 41二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 07:51:44
- 42二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 08:12:11
ベーシストは性格のクセはともかく寡黙な職人タイプが多いので“そういう遊び”はしないイメージがある とドラマーが言ってみる
なんとなくシャニPはバッキングギターやってるイメージ(ただしリードより目立つ)
- 43二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 13:43:02
個人的にシャニPはなんとなくドラマーぽい雰囲気ある
- 44二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 14:23:13
- 45二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 14:33:27
ウィリー・ディクソンとか佐久間正英とかバンドのベーシストからプロデューサーに転向して成功した人多いし
背高いほうが楽器構えた時に似合うのでベースに一票 - 46二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:40:43
ゲボ声って言われてんの草はえる
- 47二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 19:29:40
- 48二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 23:20:34
バナナ多すぎで草
- 49二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 23:22:17
- 50二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 07:45:40
バックバンドがハプニングで来れない時に代打で弾いてくれそう
- 51二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 07:50:48
脳焼くレベルで上手いのかな
- 52二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 09:08:15
- 53二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 18:38:56
保守
- 54二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 22:32:00
- 55二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 23:04:41
- 56二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 00:19:40
- 57二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 00:51:29
このレスは削除されています
- 58二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 01:34:55
特別な才能があるわけじゃないけど、努力や持ち前の直向きさで着実に腕を磨いて、デビューして軌道になり始めてさぁここからだって時に、事故で怪我を負って思うように演奏出来なくなってしまって、そこから荒れてだんだんと音楽から離れたとかだったら非常に好み
- 59二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 01:44:13
もしくは天才的な才能を持っていて将来を期待されていたんだけど、周囲の嫉妬が原因の事故で演奏家の命とも言える手を負傷、思うように演奏ができなくなって道を絶たれた、とか
(仮面ライダー555の海堂直也風に) - 60二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 10:19:02
- 61二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 10:31:31
ボーカルが事故死して折れたシャニP概念とか何人のアイドルに刺さるんだ……
- 62二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 18:59:45
陰のあるイケメンは俺の性癖に刺さるからやめてほしい
- 63二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 21:51:43
- 64二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 21:58:01
- 65二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 00:15:32
三峰とかにちかとかもある
- 66二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 09:19:05
事務所のメンバーにも刺さるぞ
- 67二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 10:21:35
- 68二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 11:37:43
- 69二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 20:29:02
- 70二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 06:18:31
保守
- 71AI投稿25/04/10(木) 09:17:11
フェスの夜は、まるで生き物のようにうねっていた。ステージの熱、観客の叫び、遠くで響くギターの残響。283プロのプロデューサー、通称シャニPは、櫻木真乃、斑鳩ルカ、風野灯織を連れて舞台裏にいた。イルミネーションスターズの出番が迫る中、真乃はスタッフと笑顔で確認作業。灯織はイヤモニを調整し、ルカは少し離れて物憂げにタバコの煙を見つめていた。
「ルカ、なんか…いつもより静かだね? 大丈夫?」
真乃の声に、ルカは肩をすくめる。
「別に。…ただ、このフェス、なんか胸騒ぎがすんだよ」
その予感は、すぐに現実になった。隣のステージから慌ただしい叫び声。シャニPが耳を澄ますと、スタッフが焦っていた。「ボーカルが急病で倒れた! 病院行きだ! 今夜のライブ、どうすんだよ!」 - 72AI投稿25/04/10(木) 09:17:43
問題のバンドは「Ashen Reverie」。10年前、インディーズシーンを席巻した伝説のロックバンドだ。だが、ボーカルの事故死で解散。今夜、奇跡の再結成ライブのはずだったのに、またしても暗雲。演奏予定の曲は、彼らの初期の名曲「灰の残響」。マイナーで、熱狂的な古参ファンしか知らない曲だ。代役なんて見つかるはずもない。
シャニPの顔が一瞬、強張った。彼の胸の奥で、何かがざわめく。Ashen Reverie。それは、シャニPがかつて「ツバサ」と呼ばれ、ギタリストとしてステージに立っていたバンドだった。10年前、親友だったボーカルの死をきっかけに、音楽を捨て、表舞台から消えた過去。誰も知らない、シャニPのもう一つの顔だ。 - 73AI投稿25/04/10(木) 09:18:14
スタッフの悲鳴を聞きつけた女が、群衆をかき分けて現れた。革ジャンに染めっぱなしの金髪、目に古い傷跡。彼女はミホ、Ashenの元ベーシストで、シャニPと同じく解散前にバンドを去った古参メンバーだ。ミホはスタッフに食ってかかる。
「ハッ、だから言ったろ! 再結成なんて呪われてるんだよ! どうすんだ、これ!」
その声に、シャニPの時間が止まった。ミホと目が合う。彼女の目には驚きと、僅かな怒り。
「…ツバサ? マジかよ、アンタ…何してんだ、こんなとこで」 - 74AI投稿25/04/10(木) 09:18:55
ルカが怪訝そうにシャニPを見る。「プロデューサー、知り合い?」
シャニPは言葉に詰まる。だが、ミホが代わりに口を開く。
「知り合い? ハッ、この男はAshen Reverieの元ギタリストだよ。昔は一緒にステージ燃やしてた仲間さ。…けど、逃げやがった」
真乃と灯織が息を呑む。ルカは目を細め、シャニPをじっと見つめる。「…へえ。プロデューサー、そーいう過去があんの?」
シャニPは目を逸らし、静かに言う。「…もう関係ない。あの頃は終わったんだ」
だが、ミホは食い下がる。「終わった? ふざけんなよ、ツバサ! アンタがギター捨てても、Ashenの魂はまだ生きてんだ! 今、ステージが死にそうなんだぞ。どうすんだよ!」 - 75AI投稿25/04/10(木) 09:19:29
会場はざわつき、ファンの期待と焦燥が渦巻く。シャニPの脳裏に、10年前の記憶が蘇る。親友の笑顔、事故の夜、燃えるようなライブ。全てを捨ててプロデューサーになった自分。それでも、どこかで音楽への未練が燻っていた。
真乃がそっとシャニPの手を握る。「プロデューサーさん…私、知らなかったけど、きっとそのバンド、プロデューサーさんにとって大事なものだったんですよね? 今なら…まだ間に合うよ。一緒に、輝こう?」
灯織も静かに続ける。「過去を背負うのは重い。でも、私たちの光は、誰かの心を照らすためにあるんです。プロデューサーも…その光の一部でいいですよね」
ルカはニヤリと笑う。「へっ、プロデューサーが元ロッカーって、ちょっとカッコいいじゃん。やれよ。あのステージ、ぶちかまそうぜ」 - 76AI投稿25/04/10(木) 09:20:07
シャニPの胸に、凍っていた何かが溶け出す。ミホがギターを差し出す。「ツバサ。…いや、プロデューサー。もう一度だけ、Ashenを生き返らせようぜ」
数十分後、ステージは異様な熱気に包まれていた。Ashen Reverieの現メンバー、ミホ、そしてシャニPがギターを構える。イルミネーションスターズの三人も、コーラスとパフォーマンスで脇を固める。ありえない光景に、観客は騒然。SNSは「283のプロデューサーが元Ashen!?」「イルミとレジェンドの共演!」と瞬く間に炎上した。
ドラムのカウントが響き、「灰の残響」が始まる。シャニPのギターは、10年の空白を吹き飛ばすように鋭く唸る。ミホのベースが重く響き合い、ルカのコーラスが荒々しく絡む。真乃の柔らかな声がメロディーに温もりを与え、灯織の凛としたハーモニーが全体を引き締める。 - 77AI投稿25/04/10(木) 09:20:43
曲は、失った仲間への慟哭であり、燃え尽きなかった夢への叫びだ。シャニPの指先は、かつての情熱を思い出し、弦を切りそうなほど激しく掻き鳴らす。古参ファンは涙を流し、若い観客は初めて聞く曲に心を奪われる。
曲の終盤、シャニPがギターソロを弾く。10年前、親友と約束したフレーズ。会場が静まり返り、音だけが夜空を貫く。真乃がそっと涙を拭い、ルカが拳を握る。ミホが笑う。「やっぱ、アンタの音だよ、ツバサ」
ラストのコードが響き、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。シャニPはギターを掲げ、ミホと肩をぶつけ合う。真乃が飛びついて抱きつき、灯織が静かに拍手。ルカは「ま、悪くねえよ」と呟く。 - 78AI投稿25/04/10(木) 09:21:11
翌朝、フェスの映像はネットで爆発的に拡散。283プロのアイドルたちは新たな注目を集め、Ashen Reverieは正式な復活を宣言した。シャニPはいつものように書類を整理するが、机の隅にギターピックが置かれている。
真乃が笑顔で言う。「プロデューサーさん、いつかまた…一緒にステージ、立ちたいな!」
心のどこかで、灰の残響はまだ鳴り続けていた。 - 79二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 09:29:01
『セッション』のリマスター見てきたせいでニーマンみたいに音楽に身体も心もボロボロにされた経験あってほしいなと思っちゃった
- 80二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 11:58:13
MCで激スベりしてそう
- 81二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 19:19:31
- 82二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 23:40:31
誰も居ない事務所で久しぶりにギター弾いてるシャニP下さい
- 83二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 06:46:13
保守
- 84AI投稿25/04/11(金) 11:44:55
ひそやかな弦の音
夜の283プロ事務所は、静けさに包まれていた。時計の針は21時を少し過ぎ、ほとんどのアイドルやスタッフはとっくに帰宅している。風野灯織は、明日の撮影用の資料をまとめるため、事務所に残っていた。タブレットの画面をスクロールしながら、ふうっと小さく息をつく。
「…真乃、ちゃんと台本読んでるかな。めぐるも、遅刻しないでよね…」
そんなことを呟きながら、灯織はデスクの引き出しからペンを取り出そうと手を伸ばす。と、そのとき――。
――ジャラン。
どこからか、ギターの弦を軽く爪弾く音が聞こえてきた。灯織の手がピタリと止まる。
「…え、なに?」
事務所の奥、プロデューサーのデスクがある小部屋の方からだ。こんな時間に誰が? 灯織は眉をひそめ、そっと立ち上がる。資料のことは一旦忘れて、音のする方へ静かに近づいた。
ドアは少しだけ開いていて、隙間から暖かい光が漏れている。灯織は息を潜め、そっと覗き込む。そこには――。
「…プロデューサー?」
プロデューサーが、デスクの椅子に座ってアコースティックギターを抱えていた。いつもは書類やパソコンに埋もれてバタバタしてる彼が、こんな風に落ち着いて楽器を弾いてるなんて。灯織の目が、思わず丸くなる。
プロデューサーの指が弦をなぞると、柔らかなメロディが部屋に広がる。知ってる曲だ――イルミネーションスターズのデビュー曲、『ヒカリのdestination』のアコースティックアレンジ。テンポはゆっくりで、どこか懐かしくて、でも少し切ない響き。プロデューサーの目はギターのネックに注がれていて、いつものおちゃらけた笑顔じゃなく、なんだか真剣な横顔だった。
「…プロデューサー、ギター弾けるんだ…」
灯織は小さく呟く。知らなかった。いつもユニットのスケジュールやレッスンのことで頭いっぱいなプロデューサーが、こんな一面を持ってるなんて。胸の奥が、なんだかむず痒くなる。
プロデューサーは気づいていない。灯織はドアの影に身を隠しつつ、じっとその音に耳を傾けた。メロディは、サビのフレーズに差し掛かる。真乃の声が、めぐるの笑顔が、灯織自身の歌が、頭の中で重なる。プロデューサーの指が弦を押さえるたび、イルミネの思い出がよみがえるみたいだった。 - 85AI投稿25/04/11(金) 11:45:08
――でも、なんでこんな時間に? 誰もいない事務所で、こっそり?
灯織の頭に、ふと疑問が浮かぶ。プロデューサーはいつも、ユニットのことばっかり考えて、寝る間も惜しんで仕事してる。なのに、今は…まるで、自分のために弾いてるみたいだ。
その瞬間、ギターの音がふっと止まった。プロデューサーが小さくため息をつき、ギターを膝に置く。灯織はハッとして、思わず身を引こうとした。でも――。
「…灯織? そこにいるの、灯織だろ?」
プロデューサーの声。しまった、と思う間もなく、床が小さくきしんだ音が響く。灯織は観念して、ドアをゆっくり開けた。
「…プロデューサー。…その、悪いですけど、聞こえちゃって。」
灯織はタブレットを胸に抱え、ちょっとだけ目を逸らす。プロデューサーは一瞬驚いた顔をしたけど、すぐにいつもの笑顔に戻る。
「はは、びっくりした。こんな時間に灯織がいるなんてな。…で、えっと、ギター、聞かれちゃったか?」
「…はい。プロデューサー、ギター弾けるんですね。…知らなかったです。」
灯織の声は、いつも通り敬語だけど、どこか柔らかい。プロデューサーは少し照れたように頭をかく。
「昔、ちょっとかじってただけだよ。最近は全然だったけど…なんか、急に弾きたくなってさ。…ダサいとこ見られたな。」
「…ダサくなんてないですよ。」
灯織は即答して、慌てて口をつぐむ。プロデューサーが「ん?」と目を丸くする。灯織はタブレットの画面をいじりながら、ちょっと早口で続ける。
「…あの、プロデューサーが弾いてたの、イルミネの曲ですよね。…なんか、すごく丁寧に弾いてて。…真乃やめぐるのことも、思い出してるみたいで…よかったです。…って、別に、変な意味じゃないですけど!」
プロデューサーがくすっと笑う。「灯織、なんか照れてる?」
「…照れてないです! プロデューサーが変なこと言うから…もう、いいですよね、資料置いときますから!」
灯織はデスクにタブレットを置くと、くるっと背を向ける。でも、ドアに手をかけた瞬間、ちょっとだけ振り返った。
「…プロデューサー。…また、聞かせてくださいね。…私、嫌いじゃないんで。」
そう言うと、灯織は足早に事務所を出る。廊下を歩きながら、頬が少し熱いのに気づいた。頭の中では、さっきのギターのメロディが、静かに響き続けていた。 - 86二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 15:59:12