【🎲・オリキャラ・閲覧注意】アビドスの偽ナギサ7

[1 ◆B3SSKg8oHw 25/04/03(木) 20:53:00]

・アリウスで桐藤ナギサの替え玉に仕立て上げられたが錯乱して脱走し、アビドスに墜落して正気を取り戻しアビドス生になった偽ナギサのスレです。
(以下偽ナギサは『ナギサ』と表記します)
・本スレはダイスを交えてSSを投下していくスレです。
・時系列としては本編で言えばエデン条約編第3章と第4章の間の時期です。
・『ナギサ』はトリニティで古聖堂襲撃の件の事後対応をしています。

[2 ◆B3SSKg8oHw 25/04/03(木) 20:53:18]

[前スレです]

【🎲・オリキャラ・閲覧注意】アビドスの偽ナギサ6｜あにまん掲示板

[3 ◆B3SSKg8oHw 25/04/03(木) 20:55:22]

[以下はステータスになります]
名前：藤関ナギサ
所属：アビドス高等学校・対策委員会(現在はトリニティでケアラーを勤めている)
学年：1年生(拾われたため)
年齢：不明(17歳)
身長：159㎝
その他：本物ナギサ様との外見上の違いは1㎝低い身長と二回りは大きな翼、ヘイローの色、そして声(早見沙織と能登麻美子くらい違う)
武器：ハンドガン『アパレシオン』
Ex：Treat on target(溢れる水のようなエフェクトで即時回復)

[下のイラストはAI製の『ナギサ』(ケアラーの姿)のイメージです]

[4 ◆B3SSKg8oHw 25/04/03(木) 21:07:13]

[ステータスや好感度は別ページに纏めました]

ステータス | Writening

『ナギサ』への好感度 | Writening

『ナギサ』からの好感度 | Writening

[5 ◆B3SSKg8oHw 25/04/03(木) 21:11:54]

[更新再開します]

[6 二次元好きの匿名さん 25/04/03(木) 21:19:50]

時間があればスレ一覧も欲しい
長くなってきたし

[7 ◆B3SSKg8oHw 25/04/03(木) 21:20:56]

>>6

[あ、では先にスレ一覧を作りますね]

[8 ◆B3SSKg8oHw 25/04/03(木) 21:26:27]

[過去スレ一覧をリンク先に纏めております]

偽ナギサシリーズスレ一覧 | Writening

[気がついたら過去スレが10スレあるのですね……]

[皆さま何時も♡や保守ありがとうございます]

[9 二次元好きの匿名さん 25/04/03(木) 21:54:24]

>>8

まとめ助かります！

[10 ◆B3SSKg8oHw 25/04/03(木) 22:09:16]

ミカには思いのほかとんとん拍子に話が進み、そしてまたサクラコとの会話をすることとなる。
ただ昨晩と違うのはサクラコがティーパーティーの元にやってきたことだろう。

当然あらぬ噂も立ち、どよめかれるが、今日のサクラコはそれを気にしなかった。
その堂々とした態度が一層誤解を深めることは言うまでもない。
「案内ご苦労でした。下がって構いません。」
ティーパーティーモブA「し、失礼いたします。」

サクラコ「……」
「どうぞ、おかけください。」
サクラコ「はい、よろしくお願いします。」
『ナギサ』は素知らぬ顔でお茶と質素なお茶菓子を薦め、会談に移った。

「聖園さんについて、あなた方と共に生活していただく件ですが、ご本人にも了解は得ました。」
「彼女は多少我儘なところもありますから、最初の内は苦労されるでしょうが……振り回されながらもダメなものはダメ、と諭してくだされば聞き分けてくれます。」
「修道女に説教、というものでしょうか。そういった方たちへのお付き合いはあなた方の方が長いかもしれませんが。」
ちょっとした冗談を交えいかにもといったふうに話を勧める。

サクラコ「そうかもしれませんね。聖園ミカさんのことはお任せください。」
「……それは、何とも心強い。」

サクラコ「藤関ナギサさん。正しく手を差し伸べて、と以前仰いましたね？」
「確かに申し上げましたが、何かご意見がありますか……？」
話の流れが唐突過ぎてよく分からないのは本心だった。

[11 ◆B3SSKg8oHw 25/04/03(木) 22:43:46]

サクラコ「……藤関さんの言うとおりでした。私たちは……いえ、私は、政治と信仰は交わるべきではないという尤もらしい言葉で、責任から逃げ続けてきました。」

「………。」

サクラコ「今こそ、それと向き合います。」

サクラコ「ユスティナ聖徒会、最後の聖徒会長より引き継いだ意志として……。」

サクラコ「私は、アリウスの皆さんに正しく救いの手を差し伸べます。」

「口にするのは容易いですが、前途は多難ですよ？白洲アズサさん……彼女の例は参考になりません。」

「理由もなくあなたたちを恨むものはきっと多いでしょう。あるいは恨む気力すらないのかもしれません。」

「そんな彼女たちを救う、というのは……非常に根気のいることです。」

サクラコ「それでも、です。それが私の『覚悟』です。」

「………そう言ってくださるだけでも、ありがたいのは確かですが。」

『ナギサ』は気休めは気休めなりに救いになる、と割り切り、流そうとする。

サクラコ「あなたのことも、です」

「………。」

サクラコ「定期的にミカさんに会いに来ていただくことは避けられませんが、ここは一度私たちに任せて、アビドスにお戻りください。」

サクラコ「藤関さんの居場所はそちらではないでしょうか？」

サクラコ「貢献は、もう十分いただいていますから。」

[『ナギサ』→サクラコの好感度上昇]

現在11+dice1d69=19 (19)

[12 二次元好きの匿名さん 25/04/03(木) 22:47:04]

ここで出目が腐るんかい！

[13 二次元好きの匿名さん 25/04/03(木) 22:52:27]

サクラコ様の「圧」が『ナギサ』の察しの良さを鈍らせてるんだわ

[14 ◆B3SSKg8oHw 25/04/03(木) 22:57:00]

「………そう、ですか。」
「……………ふふ。よりによってあなたからそう言われるとは……ままならぬものですね。」
「残念ですが、今の一言で表情を変えて感謝の言葉を述べるほど私は純粋ではありません。」
サクラコ「えっ……」

「ご厚意には感謝します。いや、えっとは何ですかえっとは」
サクラコ「どちらかと言えばお人好しだと思っていましたので……？」
「疑うのか信じるのかどちらかになさい！！」
サクラコ「は、はい！」

「……ふぅ……。サクラコさんは周りに恵まれたのですね」
サクラコ「それは、感謝しています。」
『ナギサ』は皮肉が通じなかったことに苦笑いする。
そしてもう一度感謝の言葉を述べることはしなかった。

「……聖園さんのことも、よろしくお願いいたします。彼女はアリウスではないとはいえ、誰かの手が必要なことに変わりはありませんから。」
サクラコ「承知しました。」
「まだ、何か？」
サクラコ「いえ、やはりあなたは信用できる方です」
「……好きにしてください。」

[15 ◆B3SSKg8oHw 25/04/03(木) 22:59:22]

[『ナギサ』はサクラコの苦手意識が拭えなかったというところで]
[今晩の更新はここまでです]

[16 二次元好きの匿名さん 25/04/04(金) 00:26:54]

覚悟は決めてるし、救うべき者を前にしては引けないからな。
そういえばここの先生って、セイアとの夢イベしてないのか？

[17 ◆B3SSKg8oHw 25/04/04(金) 07:01:57]

>>16

[描写不足について汗顔の至り……]

[夢イベは1回分少ない想定ですね、本編だと撃たれて倒れた後にも夢イベがあったのですがそれはキャンセルされてます]

[水着だと思えばそれは水着だから、の問答の件です]

[18 ◆B3SSKg8oHw 25/04/04(金) 11:55:19]

[昼保守]
[今日明日は更新控えめになります]

[19 二次元好きの匿名さん 25/04/04(金) 21:08:24]

保守

[20 二次元好きの匿名さん 25/04/04(金) 23:06:02]

保守

[21 二次元好きの匿名さん 25/04/05(土) 07:05:12]

ほしゅ

[22 二次元好きの匿名さん 25/04/05(土) 16:34:34]

保守

[23 二次元好きの匿名さん 25/04/05(土) 23:07:11]

保守

[24 二次元好きの匿名さん 25/04/06(日) 06:04:25]

保守

[25 ◆B3SSKg8oHw 25/04/06(日) 08:26:36]

[生存報告]
[保守ありがとうございます]

[26 ◆B3SSKg8oHw 25/04/06(日) 09:43:16]

「運転ご苦労でした。……いろいろ、ありましたね。」

ヘリコプターから降り、アビドスの砂を踏む。

「ここに落ちていなければ、今の私は無かった。」

仮定の話ではなく、事実を再確認し一人笑う。

dice1d2=1 (1)

1.　セリカ「お、おかえりっ！」

2.　セリカ「おかえり。」

[27 ◆B3SSKg8oHw 25/04/06(日) 10:03:49]

「そう照れることもないでしょうに」
セリカ「二人きりの時とは違うのよ、あんたがへんなとこ図太いだけっ」
『ナギサ』は後方で見守るホシノ、ノノミ、シロコ、アヤネに一瞬目を合わせ、ホシノに促されるより先にセリカの方に向き直る。
「そうでしょうね。……ただいま」
セリカ「ったく……。」

「アビドスにはお変わりありませんでしたか？」
ホシノ「変わりはあったねぇ～、いい方向に」
アヤネ「やはり借金の利子が常識的な額になったことが幸いして、少しずつですが返済が始まっています」
「それは重畳ですね。」

ノノミ「でも、今日はゆっくり休んでください。気付いていなくても、疲れって溜まりますから。」
シロコ「頑張ってばかりじゃ体力は付かない。セリカとゆっくりするべき。」
ホシノ「報告は後でいいよ～。何となくは分かるし～？」
セリカ「報告っ！？あ、いや。トリニティの話ね！？アヤネちゃんそんな目で見ないで！！」

「……？」
シロコ「……？」
ノノミ「わあ、積極的ですね♧」
アヤネ「ご、ごゆっくり……。」
「ひとまず皆さんのご厚意にあずかって休養いたします。」
「その……」
「……心配をおかけしたかもしれませんが……」
「………これからもよろしくお願いいたします」

セリカ「あんたのこと、みんなだーいぶよく分かってきたからそう畏まらないでいいって」
セリカ「あんたの言う『仕方のないこと』ってやつでしょ。」
ノノミ「うんうん☆何かあったら、なんでも相談してくださいね！」
「……ふふ、これからもよろしくお願いいたします」

[28 二次元好きの匿名さん 25/04/06(日) 17:15:21]

『ナギ』セリﾃｪﾃｪ

[29 ◆B3SSKg8oHw 25/04/06(日) 19:36:19]

セリカの家にて。
セリカ「はいどうぞ。」
「ん……。」
セリカと『ナギサ』は向かい合って座り、醤油ラーメンと餃子に向かっていただきますと両手を合わせた。

あいかわらず『ナギサ』は麺を啜ることが出来ず、静かにラーメンを食べる。
セリカ「……。」
「美味しいですよ。セリカと食べる料理が一番。」
セリカ「ふん、少しは察しがよくなったじゃない。……そりゃ、どうも。」
「いえ……。」

「それにしても、腕を上げられましたね。」
セリカ「あんただって頑張ってるんだから私も頑張るのは当然でしょ。」
「ふふ、その通りかもしれません。」

セリカ「……正直さ」
「うん？」
セリカ「遠いところに行っちゃったんだなって思う時もあった。あんたの活躍とか聞いてると。」
セリカ「あんただけじゃない。先輩たち、アヤネちゃん……みんな凄い。」
「比べるものでもありませんよ。」
セリカ「……そ。あんたならそういうと思ったわ。」
「あら、ではなぜ聞いたんですか。」
セリカ「そう言ってくれると思ったからよ。」
「…………。」
「してやったりの笑顔、大変素敵です。」
もちろん敗北宣言であった。

[30 二次元好きの匿名さん 25/04/07(月) 01:38:08]

よなかほしゅう

[31 二次元好きの匿名さん 25/04/07(月) 02:32:40]

いいぞぉ…その調子だ…どんどんイチャつけ…

[32 ◆B3SSKg8oHw 25/04/07(月) 06:16:47]

[今日の『ナギサ』]

dice1d10=4 (4)

1,2.　ホシノとイベント

3,4..　ノノミとイベント

5,6.　シロコとイベント

7,8.　アヤネとイベント

9.　ゲヘナから戦車が届く(ええ……？)　

10.　ブルーアーカイブ(隠語)

[33 ◆B3SSKg8oHw 25/04/07(月) 12:12:09]

アビドスに来た『ナギサ』を最も心配していたのは十六夜ノノミかもしれなかった。
『ナギサ』のあずかり知らぬところではあるが、ノノミもまた生まれを振り切ろうとした者の1人であり、
だからこそ人の過去に踏み込まなかっただけである。

そんなノノミは今……
ノノミ「わあ☆かっこいいです！やっぱり白が似合いますね！」
「……そ、そうでしょうか？」
『ナギサ』を着飾って楽しんで居た。

白を基調とした大胆なスタイル。胸元は大きく開きスカートは当然短く、はっきりとへそ出しルックで翼の付け根まで見えている。
黒のサイハイブーツだけが『ナギサ』の肌を広く隠していた。
「表には色んな意味で出られませんね……。」

[34 二次元好きの匿名さん 25/04/07(月) 17:58:33]

アメスク！？アメスクなのか！？

[35 ◆B3SSKg8oHw 25/04/07(月) 19:45:21]

ノノミ「でも本当に凛々しいですね☆うーん、光る武器を持って、カッコいい言い回しを使ってみませんか？もっとおしゃれになりますよ！」

「一体私をどこへ向かわせようとしているんです？」

ノノミ「聖騎士団？」

「どっちも私には似合いませんって！」

>>34

[こんなの……]

[※AI産です]

[36 ◆B3SSKg8oHw 25/04/07(月) 21:08:38]

「ふう……失礼しました。」
珍しく感情的になったことを自覚し先輩に『ナギサ』は先輩に謝罪する。

ノノミ「ううん、こちらも言い過ぎましたね。ごめんなさい。」
「ん……では、これでイーブンに。」
ノノミ「そうしましょう」
2人はふふ、あははと笑い合う。

ノノミ「あ、でも……折角ですから1曲お願いします、未来のアイドルさん！」
「……？」
「え、いや……これがアイドル衣装………なんですか……？」
ノノミ「はい☆」
「セリカも……？」
ノノミ「セリカちゃんとアヤネちゃんは黒で用意してます！」
『ナギサ』はもう突っ込むのを止めた。ばにたす。

[37 ◆B3SSKg8oHw 25/04/07(月) 21:09:08]

dice1d4=1 (1)

1.　とりあえず歌う

2.　丁寧に歌う

3.　感情を込めて歌う

4.　振り付けまで含めてやるのか……(困惑)

[38 ◆B3SSKg8oHw 25/04/07(月) 21:24:15]

『目がくらむ程に眩しかった　始まりは突然 嵐になる』
『吸い寄せられてくキミの瞳　初めて感じた衝動 』
『全部 心覗いてみたくなる　まだ見たことの無い本当の心教えてよ』
『いくつもの星の名前知って　君と僕は出会った幼い日　ソラ見上げては　祈ってた僕は飛ぶ』
『この胸に生まれた　想い力に変わる君となら　どこまでも往ける　未来導く光になれ～♪』

「……ふう」
ノノミ「うん、綺麗な声。でも……おかしいですね、ナギサちゃんのポテンシャルはこんなはずじゃないと思いますけど。」
「そう言われましても困ります……。」
ノノミ「ふふ、冗談です。いい歌ですね。」
「恐れ入ります。……録音はしていませんよね？」
ノノミ「あっ、その手がありましたか～♠」
「もう……。」

ノノミ「でも、歌ってた時のナギサちゃん、いい顔してましたよ。」
「歌は嫌いではありませんからね。」
『ナギサ』はノノミとちょっとした日常を過ごした。

[39 ◆B3SSKg8oHw 25/04/07(月) 21:28:32]

ノノミ「あっ、そう言えばなんですけど、つぎに着てみたい服ってありますか？」
「言ったら用意されるってことじゃないですか……。」
『ナギサ』は苦笑する。

「では、まあ。スーツで。」
ノノミ「はい☆」
ドレスだけは着たくなかった。……プライドだろう。

[40 二次元好きの匿名さん 25/04/07(月) 21:29:15]

GレコのBLAZINGじゃん
イッチの曲采配、イエスだね！

[41 ◆B3SSKg8oHw 25/04/08(火) 00:18:58]

[暫くはゆるゆるアビドス編です]
[保守]

[42 ◆B3SSKg8oHw 25/04/08(火) 07:19:20]

[ゆるゆるアビドス編だとは言いましたが]

[アビドス内で交流するのがアビドスの面々だけとは限りません]

「ん……。」

「ふふ、朝食の香りで目が覚めるというのも贅沢ですね。」

セリカ「おはよ。今日はゲヘナから人が来るらしいわ。……あんたゲヘナにまで何か変なことしてないでしょうね？」

「あら心外ですね、私は学校何て気にしませ……いや、意外と気にしていますか。」

「心当たりは行政官をからかったくらいです。」

セリカ「あいつか……。なら自業自得よ。ちょっと可哀そうだけど。」

そういえば私を誤砲撃した時の責任者だったな、と思い返して『ナギサ』は一瞬静かになった。

「セリカは優しいですね。ところでどなたがいらっしゃるので？」

セリカ「うーんと……」

dice1d5=4 (4)

1.　アコ

2.　サツキ

3.　アコとサツキ

4.　ヒナ

5.　イブキとイロハ(とついてきたマコト)

[43 二次元好きの匿名さん 25/04/08(火) 09:49:43]

ヒナが来たか。ホシノにも熱い視線が向けられそう

[44 ◆B3SSKg8oHw 25/04/08(火) 12:09:16]

「委員長ですか、それはまた随分と豪華な人選です。」
「あの方も多忙でしょうに、よほどアビドスが気になっているのかもしれませんね。」
セリカ「やっぱり何かしたんじゃないの？」
「まあ、またお礼を直接言いたい、というのも理由だと思いますよ。」
セリカ「ふーん。なんていうか、そういうのは嫌いじゃないわ。」

「筋の通った方ですからね……。ゲヘナでは苦労も多いでしょうに、あれで病んでいないのが不思議なほどです。」
セリカ「や、病んで！？」
「失礼、朝からする話ではありませんでしたね。」
『ナギサ』は愛想笑いをする。
「ごちそう様でした。そろそろ身支度をしてアヤネさんと合流しつつ登校しましょうか。」
セリカ「ん。」

[45 二次元好きの匿名さん 25/04/08(火) 18:09:03]

保守

[46 ◆B3SSKg8oHw 25/04/08(火) 20:28:35]

アヤネと合流し登校した3人。
そこにノノミ、シロコ、それにホシノも加えて6人でヒナの到着を待っていた。

アヤネ「お迎えには行かなくて良いんですか？」
ホシノ「歩いていくから大丈夫、だって～。」
アヤネ「それは伺ってますけど……」
「なるほど、礼儀の問題ですか。難しいところではありますが、こちらは生徒会の役割なのに対しあちらはあくまでも治安維持組織のトップなだけ。わざわざ出迎える必要はありませんよ」
セリカ「言い方考えなさいって。」

「……失礼。落ち着いて待っていればいいと思いますよ、アヤネさん。」
アヤネ「あはは……でも、そうですね。」
ノノミ「美味しいお菓子、用意しましたよ～☆」
シロコ「ん。あの風紀委員長が道中で迷うとも思えない。」

そうして談笑していると、約束の時間通りに風紀委員長がアビドス高校に到着する。
ホシノ「着いたみたいだね、向こうは忙しそうだし早速始めよっか～。」

[47 ◆B3SSKg8oHw 25/04/08(火) 20:33:14]

ヒナ「こんにちは。」

ホシノ「はるばるお疲れ様、風紀委員長ちゃん。まま座って座って。それで今日はどんな用事かな～？」

ヒナ「……。」

[ヒナの注目度]

小鳥遊ホシノ　dice1d100=86 (86)

藤関ナギサ　dice1d100=49 (49)

アビドスの政治的立ち位置　dice1d100=9 (9)

※どれも低い場合「単純にお礼をしに来た」

[48 ◆B3SSKg8oHw 25/04/08(火) 20:50:32]

ヒナ「……お礼を、と思って。トリニティでのこと。」
ヒナ「あなたたちが居なければ、先生は守り切れなかったかもしれないから。」
ヒナ「ありがとう。」
そう言って小さな頭を下げる。

ホシノ「それはこっちのアヤネちゃんとセリカちゃんが気付くのが早かったからだよ～。ね？」
ノノミ「ホシノ先輩も準備、すっごく速かったって聞きましたよ？」
ホシノ「あれ、そうだったっけ～？」
セリカ「そうよ！ねっアヤネちゃん！」
アヤネ「そうですね、ごめんなさいホシノ先輩。先輩が一早く準備されていました。」
ホシノ「うへ～。そうもち上げないでったら～」
シロコ「仲間想いなのは良い事だよ。」
ヒナ「そう……。」

シロコ「もちろん、ナギサがトリニティで一番頑張ってたのは前提。」
ヒナ「そうね、ゲヘナを代表してあなたに感謝するわ。」
「恐縮です。」
恭しく返礼した。

[49 ◆B3SSKg8oHw 25/04/08(火) 20:58:33]

一通りの用事が終わり、ヒナはそれとなく周りを見渡す。

ホシノ「ありゃ、おじさんモテ期来ちゃった？」

シロコ「えっ。急に何？」

ホシノ「うへ、シロコちゃんに真っ直ぐ言われると結構心に来るよ～。」

ノノミ「まあまあシロコちゃん、そんなに気にしないでください。」

シロコ「ん……。」

ヒナ「何でもない……。」

dice1d4=2 (2)

1.　何でもないならとスルーする『ナギサ』

2.　「お気になります？」(相互に好感度3上昇)

3.　「確かにカッコいいときもありますからね」(相互に好感度5上昇)

4.　「あまりお行儀が良すぎても息が詰まりますよ」(相互に好感度7上昇)

[50 ◆B3SSKg8oHw 25/04/08(火) 21:15:15]

ヒナ「……少しは」
「確かに底知れない方ですからね、ふふ……。」
セリカ「いやそれあんたが言うの？」
「私は意外と素直ですよ。」
セリカ「分かりにくいのよ……。」

セリカ「ごめんなさい風紀委員長さん。ナギサ、ぱっと見ひねくれた性格してるから小難しい言い方するけど悪気があったわけじゃないの。」
セリカ「なんていうか、そう……愉快犯！！」
アヤネ「セリカちゃんそれフォローになってないよ……！」
ヒナ「え、ええ……。」

ノノミ「でも、ホシノ先輩は渡しませんよ～！」
シロコ「ん。」
ホシノ「うへへ……。」
自然と頬が緩んでいた。
ヒナ「……とっていく気もないから安心して。」
ヒナ「それに、少しは分かった。」
そこまでいうとヒナは立ち上がる。

ヒナ「これから、もし協力が必要なら言って。私のできる範囲でできることをやるから。それとお菓子、ありがとう。」
ホシノ「は～い。その言葉覚えとくからね、風紀委員長ちゃん。」
アヤネ「では、外までご案内しますね。」

[51 ◆B3SSKg8oHw 25/04/09(水) 00:03:21]

[寝る前保守……]

[52 ◆B3SSKg8oHw 25/04/09(水) 07:19:38]

風紀委員長が去って行く中『ナギサ』は思索にふけっていた。
「(そういえば、ゲヘナもアリウスには因縁深かったですね。)」
「(彼女たちの協力もやはり必要です)」
「(……アリウス復興のためには。)」
「(ああ、そうでした。私はまだ皆さんには話していないのでした。)」　
「ふふ……」

シロコ「どうしたの？」
「全ては虚しいと言いながら、恐れることはあるのですね、と自嘲していました。」
シロコ「う、うん……」
ノノミ「いいたくなった時は、いろいろ教えてくれると嬉しいです」
ホシノ「気長に待つよ〜。」
セリカ「……だってさ。先輩たちは優しくて良かったわね。」
「ふふ、それはご尤も。」
「今はその好意に甘えるとしましょう……。」

[53 二次元好きの匿名さん 25/04/09(水) 16:19:55]

ほしゅう

[54 ◆B3SSKg8oHw 25/04/09(水) 19:29:14]

[今晩はイベント進めるため更新はお休みです]

[55 ◆B3SSKg8oHw 25/04/09(水) 19:58:06]

[更新はお休みとか書きましたがちょっとだけ更新します]

またセリカの家に戻り、机を借りてノートに『ナギサ』は考えを纏めようとして、手を止める。

「セリカ、盗み見しないでくださいね。」

セリカ「はあ？そんなことするわけないでしょ。

セリカ「……っていうか珍しいわね。『見られてもまあ仕方ありません』とかいうかと思ったわ。」

「あ……」

セリカ「うわ、あっけにとられた顔……。」

「………。」

dice1d3=3 (3)

1.　「そうですね、図書室で纏めることにいたします」(ボケーッ！)

2.　「もしかしたら、見て欲しかったのやもしれませんね」

3.　「居心地がいいので、つい……」

[56 ◆B3SSKg8oHw 25/04/09(水) 20:14:34]

「確かに見られては困るなら、例えばアビドスの図書館で纏めればよかったですが。」

「つい甘えてしまったのかもしれませんね。」

セリカ「はぁ……前々から思ってたんだけど、あんたそーいうとこずるい。」

「ずるい……？」

セリカ「頭の良いくせに変なところが純粋だから可愛がられるっていうか、後輩なんだけど後輩感がないと思ったらやっぱり後輩っていうか……」

「場合によって都合よく切り替えてるようでずるい、ということでしょうか」

セリカ「それが言いたかった！」

dice1d2=1 (1)

1.　しょぼん

2.　調子に乗って煽りに行く『ナギサ』（すっかり感情豊かになって……)

[57 ◆B3SSKg8oHw 25/04/09(水) 20:36:36]

「そういうのなら、そうなのでしょう。」
セリカ「……ご、ごめん。」
「いえ、拗ねてなどいません。」
セリカ「拗ねてるじゃん！？」
「何のことでしょう」
セリカ「あーもう、ごめんって！言い過ぎたわ。」
「ん……。」

「……調子のいいことを言えば、あなた方が甘えさせてくれるからでしょうね」
「だから私もついついそれに乗っかってしまう訳で……。」
「いや、この言い方は語弊がありますね。私から見ればあなた方には甘えてもいいだろうと見える。」
「実際に甘えても受け止めてくれるかどうかはともかく、私からしたらあなたたちには甘えられる……そういう話です」
「それに行き過ぎていたら止めてくれる方もいる。恵まれていますよ、私は。」
セリカ「……そりゃどうも」
「ええ、本当に……。」

『ナギサ』はそこで言葉を区切る。
「……言いたくなりました、明日にでも。」
セリカ「またとんでもないこと？」
「そうなりますね。」
セリカ「まったく……。ついて行く身にもなってよ。」
その割にはうれしそうですね、と『ナギサ』は言わなかった。

[58 二次元好きの匿名さん 25/04/10(木) 03:36:06]

保守

[59 ◆B3SSKg8oHw 25/04/10(木) 07:26:14]

「(私はアリウスを正しい形に治します。)」

「(少なくとも、今のアリウスは病んでいる。それだけは断言できる。)」

dice1d4=1 (1)

1.　「(……対策委員会の皆さんにはついてきて欲しくないのが本音です)」(此処で遠慮するのかフジちゃん)

2.　「(騒動に巻き込むことを許してください)」(遠慮しながら巻き込む)

3.　1人では決められない

4.　「『覚悟』、か……。なら。私もそうしましょう。」(全力で巻き込む)

[60 二次元好きの匿名さん 25/04/10(木) 07:55:55]

分からんでもないがよぉ……1人でできる事は限られるんやぞ

[61 ◆B3SSKg8oHw 25/04/10(木) 08:09:39]

>>60

[『対策委員会の皆さん』は巻き込みたくないというだけなので対策委員会以外の手は借りようとします]

[……あれこれより悪どくなってないかな]

[というか本当に大切なものだけは巻き込まないで残りは利用していくムーブどっかで見たな……]

[62 二次元好きの匿名さん 25/04/10(木) 16:39:46]

保守

[63 二次元好きの匿名さん 25/04/10(木) 17:42:12]

謎の修正力で本編時空ナギサのようになっていく『ナギサ』⋯みたいな？

[64 二次元好きの匿名さん 25/04/11(金) 00:22:52]

アリウス分派の『ナギサ』……？

[65 二次元好きの匿名さん 25/04/11(金) 03:20:58]

重すぎる荷を一人で全部抱えようとするのはアビドスの伝統芸か何かなのか……？

[66 二次元好きの匿名さん 25/04/11(金) 05:18:22]

ちゃんと話を、しろ！！！

[67 ◆B3SSKg8oHw 25/04/11(金) 11:38:16]

[ククク……応援ありがとうございます……]
[話すだけ話して皆に突っ込まれる流れを考えていますが更新は明日までお待ち下さい……]

[68 ◆B3SSKg8oHw 25/04/11(金) 18:50:32]

もう二人で一つのベッドを使うのは当たり前になっていた。
『ナギサ』の翼は大きいので、隣に寝るセリカの下敷きになるのだが、それが嫌な気はしなかった。
セリカ「あのさ。」
「はい」
セリカ「つ……ついて行く身にも、って言ったじゃん。」
「ええ。……嬉しかったですよ」
セリカ「意味わかってるわよね？」

「………」
セリカは呆れる代わりに『ナギサ』の手を強く握る。
「ん”っ」
セリカ「ふん。」

[69 二次元好きの匿名さん 25/04/12(土) 01:07:32]

ふふっ
そういえばあなたの翼はハスミ並みでしたね

[70 二次元好きの匿名さん 25/04/12(土) 07:33:32]

あさほしゅう

[71 ◆B3SSKg8oHw 25/04/12(土) 09:21:35]

翌朝。アビドス高校に対策委員会の全員は集まっていた。

「今がその時です。」

セリカ「それじゃ分かんないでしょ！？」

「……はい。そうですね。」

「私の過去について話したいと思います。本当のことを。」

アヤネ「本当の、こと……。」

シロコ「ん……。」

ノノミ「辛くなってきたら言ってくださいね。」

「それは、もちろん。」

『ナギサ』だけでなく、みんな小さく頷く。

ホシノ「今まで聞いた話だと、ブラックマーケットの悪い大人たちに捕まってたって話だったね。」

「そうですね。ですが本当のところ、私はアリウスの出身です。」

「あの大聖堂にミサイルを撃ち込み、亡霊と共に大規模襲撃を行ったあのアリウスです。」

あまりにも単刀直入。アクセルを踏み始めたら早いのが『ナギサ』だった。

[各員の動揺]

ホシノ(補正あり)　-30+dice1d130=41 (41)

ノノミ　dice1d100=10 (10)

シロコ　dice1d100=84 (84)

アヤネ　dice1d100=95 (95)

[72 ◆B3SSKg8oHw 25/04/12(土) 09:50:13]

広義の意味で告白を受けたみんなの反応はあまりにも対照的だった。
ノノミ「だとしても、私たちの関係は変わりません。」
アヤネ「え……？な、なんで！？じゃあ、何でここに！？それに……！！」
シロコ「………ごめん。ちょっと、言葉が出てこない……。」
ホシノ「はいはい深呼吸深呼吸、吸って～。吐いて～。」
動じるもの、動じないもの。

『ナギサ』は皆が落ち着くのを待ち、そして言葉を続ける。
「もしかしたらすでに調べられていた方もいるかもしれませんが、アリウスとは大昔トリニティから弾圧された一つの分派……集まりのようなものです。」
「トリニティを追われ、細々と生き延びていた私たちは、そこで私たちを追放したトリニティ、元々敵対していたゲヘナへの憎しみを習わされている。つまりは復讐です。」
「習わされている、というのは……そうですね、やっぱり悪い大人にそうさせられているのですよ。」
一度ここで『ナギサ』は周りを見る。セリカはアヤネの手を握っていた。
セリカ「アヤネちゃん」
アヤネ「……うん、ありがと」
シロコ「……こっちも大丈夫。」
「では、続けましょう。」

「そこで私は、偶然桐藤ナギサに似ていたものですから、彼女の替え玉になるべくいろいろなことを叩き込まれました。」
「礼儀作法ですとか、話し方ですとか……。……そんな日々が続く中、ふとした時に我慢が出来なくなって空を飛んで逃げだしたのですけど、撃ち落とされてアビドスに墜落しました。」
「以上が私の来歴です。ここに落ちてきたのは本当に偶然ですよ。ふふ……今思えば、良く生きていましたよね、私。」

[73 ◆B3SSKg8oHw 25/04/12(土) 10:05:28]

シロコ「……そんなに、他人事みたいに……」
『ナギサ』はその胸中を察して一度間を空け、スンと真顔になる。
「失礼しました、不謹慎でしたね」
ノノミ「ナギサちゃんももう、大切な仲間なんですから」
「はい……」

「……だからこそ言わせてください。」
「私も貴方たちのことはかけがえのないものだと思っています。だからこれ以上巻き込みたくありません。」
ホシノ「う～ん、何に？」
「アリウスに関連した騒動に、です。」
「…………私は、アリウスの悪い大人から生徒たちを解放します。トリニティとゲヘナの皆さんにはいろいろお願いをするつもりです。」
「けれど、貴方たちには関係の無い話……いや、私と出会った以上関係はあるのでしょうが、首を突っ込まないでほしい。」
「………お願いします。もう一度私の顔を立てて下さい。」
言いたいことは言い、『ナギサ』は深く頭を下げる。