- 1二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 18:24:47
- 2二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 18:25:20
- 3二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 18:26:10
- 4二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 18:26:43
- 5二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 18:27:15
- 6二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 18:27:45
- 7二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 18:49:48
楽しかったので立てました
ぱち、ぱち、と儚い音を立てながら、火花が弾けている。
静かだ。虫の声一つしない。
何もいない夜闇の中、線香花火の小さな輝きだけが生きている。
夏の夜、湿った空気の中に、火薬の匂いがほのかに漂っている。
淡い光の粒が空へと弾けては、空気の中で燃え尽きる。それはまるで、星がひとつずつ生まれては消えていくようだった。
静かながらも盛んに燃えていた炎が、ゆっくりとその勢いをなくしていく。じわりじわりと、終わりが見えてくる。見逃さないように、その微かな輝きを見つめ続けた。
もうすぐ。もうすぐで……。
最後の一滴がそろそろ落ちようとした時、不意にそよ風が吹いた。
ぽとり。
線香花火は、それであっさりと吹き消された。光のかけらが宙に舞い、闇に溶けていく。
指先に伝わっていた微かな熱が、静かに消えていく。それを感じながら、胸の奥で言葉にならない何かが疼いた。
「……消えちゃった」
ぽつりと呟いた声も、静かな夜に吸い込まれていった。
- 8二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 19:13:26
とりあえず10まで保守
- 9二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 19:13:47
ほ
- 10二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 19:14:03
しゅ
- 11二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 20:18:15
- 12二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 21:03:26
歩き慣れた道で足を進める
足元の石を蹴飛ばして進む
日が登り気温が少し上がる
落葉を踏み締めながら歩く
岩に座り昼飯を食べ水を飲む
軽いリュックを背負って歩く
足元の枯枝を蹴り飛ばし進む
少し疲れが出ても歩き続ける
何度も見た景色を進み続ける
景色よりも現実を見なければ
またこの景色だ道に迷った
- 13二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 21:17:04
- 14二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 21:29:44
情景描写が丁寧で、線香花火の燃える様子が鮮明に伝わってくる文章ですね!
花火と共になんだか語り手の人も消えてしまいそうな儚さを感じました。
また、線香花火が灯す小さく短い炎が短文によってより強調されてお題の写真によく合っているなと思いました。
- 15二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 00:09:31
平和に暮らすダンゴムシの親子。
昼間は暑くてお外に出れないけれど、夜のひんやりしっとりした土の上で落ち葉をポリポリ。
落ち葉のお家から出てきました。
「おとうさん。涼しくていい気持ちだね。それにご飯がおいしい。どうしてだろう?」
「うん、美味しいね。きっと一緒に食べてるから美味しいんだよ。ほら、こっちの葉っぱも美味しいよ」
「そっかぁ、あっ本当においしいね!」
ダンゴムシの親子はとっても仲良し。
二匹は、何でも一緒に楽しんで、助け合いながら暮らしているのです。
ふっーー、と辺りが鈍く照らされました。
「うわぁ、なんだろう。お空が明るくなったね」
「うん…、夜なのにおかしいね」
紐で吊るされた太陽が、ピカピカ雷を放っています。
「うッ…」
チリッと、お父さんダンゴムシの背中に雷が走りました。
「お父さん!」
「大丈夫だよ…。天気が良くないみたいだからお家に帰ろうか」
「うん…」
しかし、ふっ、と風が吹き、空から太陽がダンゴムシくんへ降ってきました。
「あっつ!!あっつぁい!!」
ダンゴムシ親子は慌てて湿った落ち葉へ避難しひと心地。続く地揺れに、少しだけドキドキしながらも、二匹は無事に家に帰りつくのでした。
- 16二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 07:30:03
ああ、こんなものか、と思った。
自分の体はもうよく分からない。白くて丸い石の上に置かれて、陸の藻が添えられて、何か終わったらしい。
ああ、こんなものか。
終わりらしい。もうよく分からないが。
体をいじっていた巨大な生物が鳴く。
「まぁ、こんなものか」
- 17二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 11:11:32
- 18二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 19:32:09
- 19二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 21:23:54
たとえ目の前の「人」が身一つで街中にいたとしても、僕は決して彼女を人間とは呼ばなかっただろう
おとおり | Writening おとおり、おとおり、おとおりよ 息もせぬまにおとおりよ おとおり、おとおり、おとおりよ 瞬きせぬまにおとおりよ ◆◆◆ 「痛……」 足裏にじんわりとした痛…writening.net想像力のかき立てられる写真でした…!誰か読んでくれると嬉しいです!
- 20二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 21:43:26
- 21二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 22:10:26
「人」の厳かで人間離れした描写が、凄く「人ではない」ってひしひしと分かる感じで、読んでて緊張感と畏怖が伝わってきた
「人」にそんな意図がなかったとしても、結果的に主人公が前向きになれてよかった 通りすがりの人温かいな
意図せずとも人間に強い影響を与えるところも人外っぽさを感じて良い
- 22二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 22:50:59
出来…た!俺特製、海老…フライ?
海老フライって言うのか?
ちょっと大きめの海老を尾頭付きで丸ごとあげた、あのタイプの海老フライだ。
そこには真っ白なプレート皿に、少し質素ながらも中型の海老が丸ごと揚げられた姿が燦然とあった。
――思えば、俺がこのタイプの海老フライと出会ったのは小学生の頃か。
街の老舗の洋食屋の看板メニューだった。父と母と、妹と。遠い日の楽しい家族の思い出。30年は経つ今でも地元の人気店、相変わらずの看板メニュー。だけど、遠い日のわくわくとした感慨は今でもあの日だけのように思う。
――わが街は、海岸線の複雑に入り組んだ地形、近傍に多くの島しょ部を臨むことから強い海流を生み、海の幸の豊かさでも知られる。サバやタイ、クロダイなどの魚はもちろん、サザエを初めとした貝、タコ、そして今日の釣果でもあるエビ。こんなに素敵な釣果に巡り合えるのもこの街だからこそだなぁ、と感慨深い。
――思えば、ぼくがはじめて釣りをしたのは小学生の時――これも小学生の時か。学校の交流会のようなもので島の子たちと交流があった。それがぼく(ん……?しまった、素で一人称がぼくに戻っていた)――俺が初めて釣りに触れたときか
…………いかんいかん、海老一つで随分感慨にふけってしまった。
地元のこと、子供の頃のこと、釣りとの思いで。思い浮かべていたら、いくらでも芋づる式につながっていく。
そろそろやめよう。
要するに、海老釣りを初めてやってみてとても楽しかった、その釣果を調理してご満悦。そういうわけだ・
「いただきまぁす」
サクリ。衣の歯触りが軽快に触れ、そして染み渡る油とうま味、エビの香り。
うん、うまい。いや、うまい?かな?思ったより……
やっぱあれだな。ちょっとボリューム不足だな。もっと、もうちょっと……でかい方いいなぁ……。
そうだな、そういえばそうだった。頭付きの海老フライって実際食べたら思ったよりボリューム無いんだった。味も、揚げ加減かな…?もっとジューシーにできるような気がする。
いや、まぁいい。わたしはこんな海老を揚げるのなんて初めてなんだ。よく出来た。
うまくできた。
ま、海老を釣るなんてそんなにないから、練習もできないんだよな、たはは。
- 23二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 02:32:19
空はもうすでに漆黒に染まっていた。
燈は階段とその先にある建物のみに灯っており、
闇夜を照らす光にしては少し心細く、同時に安心感もあった。
辺りに響く音は木々が揺れる音と、コツコツと鳴る靴の音だけ。
静寂に等しいこの空間だからか、ある違和感にいち早く気づく。
足音が多い気がするのだ。
この空間を歩いているのは1人だけ。
なのに後ろから、誰かがついてきている!
しかも、その足音はぺたぺたとした感じで恐らく裸足だ。
夜中にこんな場所で靴も履かずに徘徊しているなど正気ではない。
靴を落としたのか?いや、それにしてはなんだか嫌な感じがした。
そんな薄気味悪さに背中を押され、思わず歩く速度が上がる。
コツコツ。ぺたぺた。コツコツ。ぺたぺた。
距離が段々と近づいて来る。
恐怖ですくみ上がっているからか、早歩き以上の速度が出せない。
どうせ追いつかれるくらいなら…と思い切って後ろを振り返ってみる。
するとそこにいたのは…
「あの、僕の下駄知りませんか?」
ほんとに靴落としただけの人だった。
- 24二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 10:07:49
食欲を唆る黄金色に焼き上げられた伊勢海老。ほんのり焦げ目のついた甲羅の下から、香ばしいバターと魚介の香りがふわりと立ちのぼる。口に運んだ瞬間、じゅわりと海の旨味が広がった。添えられたブロッコリーと滑らかなマッシュポテトが、濃厚な味わいをやさしく受け止めている。
ああ……美味しい。
- 25二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 10:23:45