【オリキャラ・🎲・⚓】日本の神々/妖怪を元にしたオリキャラを作ってSSを書きたい。

  • 125/04/04(金) 19:55:18

    タイトルのままだけど、オリキャラでSSを書きたいのでキャラづくりを安価でやっていくのじゃ。

    とりあえず、学園は百鬼夜行連合学園として、モチーフは>>2~>>10から抽選

  • 2二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 20:00:47

    こう昔ユメ先輩と仲良かった的なのが欲しいし太陽神繋がりで天照大神!

  • 3二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 20:01:32

    素戔嗚

  • 4二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 20:01:53

    大百足

  • 5二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 20:03:53

    ぬりかべ

  • 6二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 20:04:06

    天鈿女命

  • 7二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 20:04:36

    ぬらりひょん

  • 8二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 20:05:24

    櫛名田比売

  • 9二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 20:06:18

    貧乏神

  • 10二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 20:06:26

    八岐大蛇

  • 1125/04/04(金) 20:11:34

    ほな抽選

    1天照大神

    2素戔嗚

    3大百足

    4ぬりかべ

    5天鈿女命

    6ぬらりひょん

    7櫛名田比売

    8貧乏神

    9八岐大蛇

    dice1d9=6 (6)

  • 12二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 20:11:37

    お、集まったみたいだよ〜

  • 1325/04/04(金) 20:13:32

    おおう、ぬらりりょん・・・・
    勝手に家に現れてはお茶をしていく人・・・

  • 14二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 20:42:55

    ぬらりひょんだし知性系に補正あっても良さそうよね

  • 15二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 20:45:01

    素が神様なら神秘にも補正あってもいいと思うが

  • 1625/04/04(金) 21:00:14

    ぬらりひょんは・・・神ではないな・・・

  • 1725/04/04(金) 21:00:35

    えーと、ぬらりひょんとなると補正何入れよう・・・

  • 18二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 21:01:41

    隠密は?

  • 19二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 21:02:00

    知性とか交渉とかどうよ

  • 20二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 21:03:00

    >>16

    確かに、、、

    でも、神秘的でも、、、、、無いな

  • 2125/04/04(金) 21:23:04

    補正はおいおい考えるとして、他の所から考えていくか

  • 2225/04/04(金) 21:23:41

    名前>>23~>>30から抽選

  • 23二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 21:38:47

    無明 ミサト

  • 24二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 21:50:42

    百鬼 スイカ

  • 25二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 22:31:27

    無料飯(ただめし)アリカ

  • 26二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 22:38:46

    七篠(ななしの) ジュン

  • 27二次元好きの匿名さん25/04/04(金) 22:40:28

    何樫ナナ

  • 28二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 06:27:29

    茶屋 レイ

  • 29二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 07:19:45

    古谷(ふるや)サザンカ

  • 30二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 07:26:52

    奴羅 フミカ(ヌラ フミカ)

  • 31二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 09:28:23

    このレスは削除されています

  • 32125/04/05(土) 09:32:33

    出揃ったので、

    dice1d8=3 (3)

    1無明 ミサト

    2百鬼 スイカ

    3無料飯(ただめし)アリカ

    4七篠(ななしの) ジュン

    5何樫ナナ

    6茶屋 レイ

    7古谷(ふるや)サザンカ

    8奴羅 フミカ(ヌラ フミカ)

  • 33125/04/05(土) 09:33:01

    名字がひでぇ(笑)

  • 34二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 09:34:13

    忍極みたいな読み方で笑う

  • 35125/04/05(土) 09:35:58

    次は年齢と学年

    14+dice1d4=3 (3) 歳

    dice1d3=2 (2) 年生

  • 36125/04/05(土) 09:37:25

    次は・・・所属部活動を決めるのじゃが、オリジナルも可とする


    >>37~>>43から抽選

  • 37二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 09:52:44

    神撰近衛隊

    元はクズノハの側近が率いる事で戦乱を終わらせた英傑の集団が今は、普段は陰陽部の指揮下にあり、百花繚乱紛争調停委員会でさえ対処できない事態が起きた時、問題解決に動く歴史ある独立行動が許される組織。

    神饌(しんせん)とは、神様に供える食事や飲物のことで、神道では神様への感謝と祈りを込めて、毎日お供えします。

  • 38二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 10:32:14

    百花繚乱紛争調停委員会

  • 39二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 11:13:17

    園芸部

  • 40二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 11:34:31

    このレスは削除されています

  • 41二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 12:23:26

    茶道部

  • 42二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 12:26:35

    無所属

  • 43二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 12:27:55

    どこの組織にも何食わぬ顔で参加してる

  • 44125/04/05(土) 12:30:51

    指定範囲分は来たのでダイスじゃ

    dice1d5=5 (5)

    1神撰近衛隊

    2百花繚乱

    3茶道部

    4無所属

    5全部

  • 45二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 12:34:19

    百花繚乱の会議に出たあと花鳥風月部でお茶してても誰も違和感に気付かなさそう

  • 46125/04/05(土) 12:38:03

    (;´∀`)おぅふ…、これ下手したら百鬼夜行学園で収まらねぇな

    次は銃器を決めるのじゃ、とりあえずジャンルをダイス

    dice1d8=7 (7)

    1ハンドガン

    2アサルトライフル

    3マークスマンライフル

    4スナイパーライフル

    5ショットガン

    6サブマシンガン

    7マシンガン

    8変わり種(グレポン、火炎放射器など)

    >>47から>>52で抽選

  • 47二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 12:39:33

    62式機関銃

  • 48二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 12:41:43

    74式車載7.62mm機関銃

  • 49二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 12:48:24

    一つはない方がいいと言われたヤツと、個人携帯不可能なやつかねぇかw

    あ、PKで

  • 50二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 12:51:54

    九二式重機関銃

  • 51二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 12:52:12

    ブローニングM2重機関銃

    一世紀近く現役で、威力、射程距離文句なし。
    携帯用火器知らんな。

  • 52二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 12:54:50

    5.56mm機関銃MINIMI

  • 53125/04/05(土) 12:56:53

    調べただけでも二つほど個人携帯が難しそうな、と言うかSTR補正確定じゃねぇかぁぁぁ

    上から順でダイス

    dice1d6=5 (5)

  • 54125/04/05(土) 13:02:44

    他スレを参考にステータス入れてくよォ

    神秘

    dice1d100=76 (76)

    CON

    dice1d100=1 (1)

    STR(装備補正)

    70+dice1d30=21 (21)

    POW(きもったま)

    60+dice1d40=4 (4)

    INT

    dice1d100=73 (73)

    EDU

    dice1d100=70 (70)

    DEX

    dice1d100=87 (87)

    AGL(元ネタ補正)

    60dice1d40=15 (15)

  • 55125/04/05(土) 13:06:21

    神秘
    76
    CON
    1
    STR
    91
    POW
    64
    INT
    73
    EDU
    70
    DEX
    87
    AGL
    75

    他のステータスを台無しに滑るレベルの紙耐久じゃねぇかぁぁぁ!!

  • 56二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 13:09:46

    紙装甲だからブローニングM2重機関銃で遠距離から射撃する事にしたんだろう。もしくは誰にも見つからない神秘で隠れつつ援護をやるんだろ。

  • 57125/04/05(土) 13:14:50

    身長

    140+dice1d60=56 (56)

    dice1d100=16 (16)

    財力

    dice1d100=77 (77)

    dice1d100=13 (13)

    1ショート100めっちゃ長い


    1まな板2無くはない 3並4それなりにある5デカ6ハスミ

    dice1d5=4 (4)

  • 58125/04/05(土) 13:15:54

    他なんのステータス決めたらいいかな?

  • 59二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 13:19:55

    ぬらりひょんの神秘持ちなら、指揮、工作、事務、潜伏辺りが妥当だな。

  • 60二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 13:26:33

    >>59

    ぬらりひょんって勝手にお茶を飲んでいく妖怪で、孫や目玉の親を持つ子の作品みたいに妖怪を統べる妖怪では無いから、潜伏以外はどうなんだろう……

  • 61125/04/05(土) 13:28:24

    潜伏以外補正無しで行くか

    指揮

    dice1d100=61 (61)

    工作

    dice1d100=99 (99)

    事務

    dice1d100=84 (84)

    潜伏

    60+dice1d40=26 (26)

  • 62125/04/05(土) 13:29:26

    ( ゚д゚)ええ....(困惑)

  • 63二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 13:42:49

    神撰近衛隊、百花繚乱、茶道部の全部の掛け持ちしてるうちに鍛えられたんだよきっと。神撰近衛隊して陰陽部から指示出されたら百花繚乱との橋渡しや、茶道部で令嬢として情報収集したりとか色々頼られて断れなかったか、自分がその分役立つと思って頑張ったんだろ。

  • 64125/04/05(土) 13:44:41

    好感度

    ニヤ

    dice1d100=62 (62)

    カホ

    dice1d100=98 (98)

    チセ

    dice1d100=92 (92)

    アヤメ

    dice1d100=9 (9)

    ナグサ

    dice1d100=85 (85)

    レンゲ

    dice1d100=38 (38)

    キキョウ

    dice1d100=69 (69)

    ユカリ

    dice1d100=28 (28)

  • 65二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 13:49:42

    アヤメさん何があったの?

  • 66125/04/05(土) 13:50:48

    シズ子

    dice1d100=11 (11)

    フィーナ

    dice1d100=62 (62)

    ウミカ

    dice1d100=47 (47)

    ツバキ

    dice1d100=63 (63)

    ミモリ

    dice1d100=16 (16)

    カエデ

    dice1d100=46 (46)

    ミチル

    dice1d100=9 (9)

    ツクヨ

    dice1d100=4 (4)

    イズナ

    dice1d100=64 (64)

    ワカモ

    dice1d100=47 (47)


    クズノハ

    認知してdice1d2=2 (2)

    1いる2していない

  • 67125/04/05(土) 13:52:15

    >>65

    何があったんだろうね……

  • 68二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 13:55:22

    ミチルは部活関係で何かあったと思うけど、ツクヨは相性良さそうなのになんで?

  • 69二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 13:56:13

    たまにあの空間にお邪魔して一緒に茶をしばいてるけどクズノハは認知してないみたいなホラー展開あったりして

  • 70125/04/05(土) 13:58:26

    ぬらりひょんなので他の学園の部活動に勝手に顔が出したことが

    アビドス

    dice1d2=2 (2)

    1ある2ない

    ゲヘナ

    dice1d2=1 (1)

    1ある2ない

    トリニティ

    dice1d2=2 (2)

    1ある2ない

    ミレニアム

    dice1d2=1 (1)

    1ある2ない

    レッドウィンター

    dice1d2=1 (1)

    1ある2ない

    ヴァルキューレ

    dice1d2=1 (1)

    1ある2ない

    SRT

    dice1d2=1 (1)

    1ある2ない

    山海経

    dice1d2=1 (1)

    1ある2ない

  • 71125/04/05(土) 13:59:43

    こいつ、セキュリティが甘ければどこにもいってるな

  • 72二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 14:00:25

    >>69

    花鳥風月部にも知らないうちにお邪魔してしまえるから、コクリコと楽しそうに会話しててシュロにめっちゃ嫉妬買ってそだな。

  • 73二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 14:05:07

    アビドスとトリニティ、見事に厄介事がある場所は避けてる。

    アビドス:カイザー、ビナー、列車砲、黒服
    トリニティ:アリウス、ベアトリーチェ、派閥争い、エデン条約

  • 74125/04/05(土) 14:05:26

    先生への好感度

    dice1d100=72 (72)

  • 75二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 14:09:18

    連邦生徒会にしれっと入ってカヤと一緒にコーヒー飲んでる可能性が?

  • 76125/04/05(土) 14:10:48

    >>75

    なにやってんだ無料飯アリカ!!

  • 77125/04/05(土) 14:16:12

    とりあえず、このキャラで物語を書くから皆題材を下さいなのだ。
    メインストーリーを追うかは🎲と⚓次第

  • 78二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 14:17:21

    しれっと連邦生徒会長の不在の最重要機密とかぶっこ抜いて報告してしまえる。で、万全を期す為に先生に会いに行くまで百鬼夜行の警備万全にしてそうだな。

  • 79二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 14:17:50

    電車に乗ってても驚かんぞ

  • 80二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 14:20:14

    このレスは削除されています

  • 81125/04/05(土) 14:20:45

    ふと、コユキの反省部屋でお茶をしているふたりが浮かんだ

  • 82125/04/05(土) 14:39:21

    AIで作ってみた

  • 83二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 14:42:01

    イメージピッタリだ。

  • 84125/04/05(土) 14:47:03

    勝手にお茶しているず

  • 85二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 14:53:11

    こんな子が家にいたらぬらりひょんじゃなくて座敷わらしと間違えそう。

  • 86125/04/05(土) 18:47:21

    そう言えば、銃器のダイスしてなかった。

    1ハンドガン

    dice1d100=7 (7)

    2アサルトライフル

    dice1d100=86 (86)

    3マークスマンライフル

    dice1d100=6 (6)

    4スナイパーライフル

    dice1d100=49 (49)

    5ショットガン

    dice1d100=8 (8)

    6サブマシンガン

    dice1d100=56 (56)

    7マシンガン

    60+dice1d40=36 (36)

  • 87無料飯 アリカ25/04/05(土) 18:57:50

     最近のキヴォトスはどうもきな臭い、というか、騒がしい。色んな地域で争いごとや違法武器の流通がしたりととても穏やかではない話題で持ちきりとなっていた。加えて、百鬼夜行連合学園では百花繚乱の部長の失踪で治安維持なんてまともにできていない現状。とはいえ、私はあまりそのあたりの事は気にしていない。私の知ったことではないのだから。

    ニヤ「それで、ヘルメット団の被害は」
    アリカ ズズ
    カホ「道路の路面や電柱の損傷が多く、今業者に舗装の見積もりをお願いしています」
    アリカ「あ、お茶菓子食べる?」
    チセ「たべる~」
    ニヤ「う~ん、百花繚乱の生徒個人がある程度治安維持をしてくれてるけど、こうも修繕費がかさむのよね」
    アリカ・チセ ズズ
    カホ「周辺施設は、保険である程度補填されるとは思いますが、住民からの苦情は一定数来ています」
    ニヤ「ニャハハ・・・・笑えないわね」
    カホ「ええ」

  • 88二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 18:58:32

    >>77

    最低な生徒無料飯アリカによるタダメシ録

  • 89無料飯 アリカ25/04/05(土) 19:01:00

    >>88

    一日外出録の乗りで書けばいいのか?

  • 90二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 19:01:39

    得意なのはアサルトライフル、マシンガン
    苦手なのはハンドガン、マークスマンライフル、ショットガ
    普通クラスはスナイパーライフル、サブマシンガン
    中距離から遠距離が守備範囲かな。

  • 91無料飯 アリカ25/04/05(土) 19:08:28

     今日の私はどこに行くのかという予定は立てず、適当に電車に乗り気が向いた駅で降りることにした。ハイランダー鉄道学園の生徒が管理する電車を乗り継いでいた。ふと、車内の話し声に耳を傾けてみれば、何やら駅員と生徒がもめているようだ。

    「おい!!そこのゲヘナ生徒!!お前無人駅で切符を買わなかっただろ!!」
    「あ!?なんだようるせえな!!」
    「切符がないなら、始発から降りた駅の所までの料金を支払ってもらうからな」
    「誰が払うかよ!!やってやるぞ!!」

     私にはすごくどうでもいい会話のようだ。適当に外の景色を見ながら電車に揺られようと思っていたが、ゲヘナ生徒が車内であるにも関わらず、持っていた銃で発砲をしてしまった。銃声は聞きなれているものの、こう公共機関で移動している間に銃撃戦をされてしまっては困ってしまう。
     結局、電車は近くの駅で緊急停止することになってしまった。

  • 92無料飯 アリカ25/04/05(土) 20:11:17

     気まぐれで駅を降りるつもりだったが、無理矢理降ろされてしまい、わざわざ乗りなおすのも面倒くさいと思えた。だから、私はそのまま駅を出てこの辺りを散策することにした。
     場所はどうやらゲヘナ地区、治安が悪いという話をよく聞くが、治安が悪いからこその秩序というものも存在している。だから、私は面倒ことを起こさないよう、目立たず、気配を消して気ままに歩いていく。
     適当に歩いていくと、どこかの学園の敷地内に入っていた。規模が大きく、生徒の数も多い。恐らくゲヘナ学園だと思うが、何か面白いものはないだろうか。
     面白いことに、こういうところでこそこそとしているよりも、堂々としている方が目立たない。コソコソとすればそれだけ不自然な動きが増える、だからこそ目立ってしまう。現に、ゲヘナの生徒達は私が和服を着て目の前を歩いているにもかかわらず、ゲヘナの生徒達は私に一切の興味を示していない。
     ゲヘナ学園の中は思っていた以上に綺麗であった。だからなんだであるものの、歩いていき私の直感を頼りに一室に入った。
     無駄に広い部屋と並べられた机と椅子たち、ゲヘナ学園の食堂へと来た。昼食時は外しているが、えらく閑散としている、机も椅子も使われてはいるものの、そこまで使用されている感じは覚えない。隣接している調理場を見てみれば、二人の生徒が片づけをしている所だった。彼女達の邪魔はしては悪い、彼女達には声をかけず、当たり前のように厨房の中に入り、今日の残りであろう料理を頂き、食堂で頂くことにした。

  • 93二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 20:32:44

    フウカ、ジュリ。そこに名前の意味のままにタダ飯食ってる不法侵入・窃盗犯が居るぞ。風紀委員会に通報しろ。

  • 94無料飯 アリカ25/04/05(土) 21:24:39

     ご飯は少しばかり冷めてしまっているが、まあ電子レンジで温めればいいだろう。チンという音を出して温まった料理を取り出して、食堂の一席に座り食べ始める。

    フウカ「?ジュリ、電子レンジいじった?」
    ジュリ「いえ?弄っていませんが?」

     どうやら今日の昼食は焼き鮭定食のようだ、あまり大きい切り身とは言えない物であった。恐らく、卸業者で安いの沢山買い付けようとした結果なのだろう。さて、味の方は・・・

    アリカ「・・・」

     なるほどそういう味か、次に味噌汁を手に取る。どうやら、こちらはなめこの味噌汁のようだ。具材はなめこと豆腐の二つのみ。シンプルな具材であるが、味の方は・・・

    アリカ「うん、すっごいコメントに困る味」

     決してまずいというわけではないが、とてもではおいしいと言えるような味ではない。恐らく、ゲヘナの大人数を相手に調理をする関係上、安価な食材の大量仕入れかつ、あまり手の込んだ料理は作れていないのだろう。加えて、少ない工程でより多くの量を捌ける料理が選ばれる。工程が少ないとなれば、技術的に介入できる要素が少なくなるため、素材の良しあしが顕著に表れる。

    アリカ「焼き加減と塩加減は悪くないのに、素材がこれじゃ」

     懐事情というのもあるだろうが、非常に惜しい。この料理を作っている人の技術は十分にすごいはずなのに、それを材料が、環境がダメにしてしまっている。

  • 95125/04/05(土) 21:42:46

    だめだ、俺の技術ではここまでしか出来なかった

  • 96二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 23:27:59

    挿し絵みたいで良いな>>95の絵

    てか動きとか気付かれにくい感じが何か東方の古明地こいしっぽさを感じるな何か…


    ……それでも先生とミユ辺りはすぐこの子の事見つけそうな気はするけど

  • 97無料飯 アリカ25/04/06(日) 00:26:20

     食事を食べ終わると、私は洗い場に食器を置きに行った。厨房を見れば、二人の生徒が何やら料理をしているようだ。

    フウカ「う~ん、塩を増やした方が良いかな?」
    アリカ「塩を増やすよりも、昆布だしとかを増やした方が良いんじゃないかな?今の顆粒だしも結構おいしいものが出ているし、大量に仕入れれば安くなるんじゃないかな?」
    フウカ「そうかも。うん、試してみよう」
    アリカ「あ、お茶淹れとくよ?」
    フウカ「ありがとう」

     私は持っていた食器を片付けると、棚から湯呑と茶葉を取り出し、ついでにお茶菓子も取り出す。

    アリカ「えーと、お湯は・・・あ、給湯器あった」

     お茶は茶葉によって淹れ方が異なる。紅茶やほうじ茶ならば沸騰した直後のお湯を使うのがおいしいが、煎茶や玉露は冷ました方がおいしいものだ。さて、この茶葉は上級煎茶、これは八十℃程度のお湯で入れるのがおいしい。湯冷ましは・・・無いようなので、湯呑を温めるついでにお湯を冷まそう。

    アリカ「♪~」
    ジュリ「フウカせんぱ~い!!」

     お湯を入れていると、厨房から明らかに変な音が聞こえてきた。

  • 98125/04/06(日) 01:31:48

    うん、なんか当初想定していたSSの方向性とちげぇ!!

  • 99二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 02:13:43

    アツアツの焼肉を食べながら「うおォン 私はまるで人間火力発電所だ」って言ってそうだな(小並感)

  • 100二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 06:06:58

    話しかけても違和感覚えないもんなのかな。

  • 101無料飯 アリカ25/04/06(日) 09:02:41

     音が聞こえた方を見てみれば、パンケーキ?のような姿をした妖が居た。

    アリカ「なにあれ?」

     いや、本当にあれは何なんだろうか。パンケーキのような姿をしているが、タコのような触腕がある。そして、その触腕は生きているように、うねうねと動いている。そして、全体の色は紫と緑という、おぞましさを感じさせる配色をしていて、とても食べ物のような感じはさせない。そして、何よりおかしいのはそのパンケーキらしきものが跳ね回っているのだ。

    ジュリ「パンちゃんが!!パンちゃんが~!!」

     あれに名前あるの?

  • 102二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:36:08

    また暴れたか

  • 103無料飯 アリカ25/04/06(日) 16:42:13

     とりあえず、あれに関わるべきではなさそうな気がする。よし、帰ろう。
     私は重たい愛銃を背負い、来た道を帰ろうとした。けれど、残念なことにパンちゃんが厨房を飛び出し、私が通ろうとしていた道を封鎖してしまった。

    アリカ「これ、戦わないとだめかなぁ」
    フウカ「ほら!!ジュリあんたの銃!!風紀委員が来るまでどうにかするよ!!」

     調理場に居た二人は既に銃を持って応戦するつもりのようだ。そして、騒ぎを聞きつけたゲヘナの生徒達も少しづつ集まり始めている。

    アリカ「はぁ、仕方ないか」

     私は溜息を漏らしつつも、背負っていた愛銃を取り出し、銃架をを立てて重たい箱弾倉を愛銃に取り付ける。

    アリカ「さぁ、暴れて頂戴。M2ちゃん」

     対物ライフルの弾丸に負けない大きな弾丸を使う私の愛銃は、凶暴だよ?

  • 104無料飯 アリカ25/04/06(日) 16:54:56

     うーん、ダイスで戦闘やる?

  • 105無料飯 アリカ25/04/06(日) 21:03:53

     さて、さっさと終わらせよう。


    マシンガン 成功値96 dice1d100=73 (73)

  • 106無料飯 アリカ25/04/06(日) 21:11:50

     銃声が鳴り響く、対物のライフルに負けない弾丸を使っているが、反動の多くを銃脚によって地面へと流される。加えて、命中精度も高い弾丸とバレルを持っているのだ、戦車の薄めの装甲程度容易に撃ち貫く弾丸はあの妖を抉っていく。

    ダメージ

    dice5d10=2 10 6 8 9 (35)

  • 107無料飯 アリカ25/04/06(日) 21:15:43

    触腕を私が撃った弾丸が抉り、力なく倒れる。さて、予備のバレルは持ち込んでいないためバースト射撃をしなければならない。一度トリガーを押すのをやめ、少しの間バレルを冷却する。


    フウカ「備品を壊させないから!!」


    サブマシンガン 75 dice1d100=77 (77)

    ダメージ dice3d4=1 2 1 (4)

  • 108無料飯 アリカ25/04/06(日) 21:20:41

     フウカの撃った弾丸は残念なことに、ギリギリのところで当たらない。ここで活動しているあたり本来あまり戦闘が得意ではないのかな。

     ジュリはショットガンのフォアエンドを引き、薬室にシェルを送り込むと躊躇いつつも妖に対して銃口を向けた。


    ジュリ「ほ、本当に撃たなきゃ」

    フウカ「撃ちなさい!!」

    ジュリ「はぁ、はいぃぃ!!」


    ショットガン 70 dice1d100=2 (2)

    ダメージ dice5d3=1 2 2 1 3 (9)

  • 109無料飯 アリカ25/04/06(日) 21:30:19

     クリティカル効果ダメージ倍化


     ショットガンからの撃ち出されたペレットは妖を襲う。決定的なダメージにはなっていない物の、有効なダメージにはなっていそうだ。と、呑気に見ている暇はない。


    パンちゃん 触腕 60 dice1d100=60 (60)

    目標 dice1d4=4 (4)

    1モブ2フウカ3ジュリ4アリカ

  • 110無料飯 アリカ25/04/06(日) 21:33:51

     与えたダメージが大きすぎたのか、私の事を警戒してかこちらに触腕が襲ってくる。すぐに愛銃を持ち上げ、横に転がる。私が言うのもあれだが、普通なら両手で持ち上げるのがやっとな重量であるためこんなことはできないからね?(STR91)


    回避 75-20(装備重量により-補正) dice1d100=96 (96)

  • 111二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 21:34:30

    今さらだけどパンちゃんからはアリカが認識できてるのね

  • 112無料飯 アリカ25/04/06(日) 21:35:22

    >>111

    認識というより、攻撃を受けた方向に攻撃した感じかな・・・個として認識していないから

  • 113無料飯 アリカ25/04/06(日) 21:37:25

    アリカ「あ、やば・・・」


     どうにか銃を持って回転することはできた、けどその移動距離では妖の触腕の大きさを相手には全く意味がなかった。


    アリカHP 20-dice3d6=1 3 2 (6)

  • 114無料飯 アリカ25/04/06(日) 21:42:29

     すっごく痛い、どうにか気絶はしなかったものの、攻撃がきれいに入ってしまった。これだと少し動けなくなりそう。

     ファンブル効果 次の一巡の間、行動不可


     私が動けなくなっている間に、ゲヘナの生徒達は事体鎮圧の為に動いている。フウカは先に攻撃を外したため、大きく息を吐いて落ち着いてから、グリップを確りと握り引き金を引いた。


    サブマシンガン 75 dice1d100=17 (17)

    ダメージ dice3d4=4 2 1 (7)

  • 115無料飯 アリカ25/04/06(日) 21:47:15

     続けてジュリも引き金を引き、攻撃をする。

    ショットガン 70 dice1d100=93 (93)

    ダメージ dice5d3=2 3 3 1 1 (10)

  • 116無料飯 アリカ25/04/06(日) 21:49:04

     ジュリの攻撃は残念ながら空を切る。


    パンちゃん 触腕 60 dice1d100=15 (15)

    目標 dice1d4=1 (1)

    1モブ2フウカ3ジュリ4アリカ

  • 117無料飯 アリカ25/04/06(日) 21:52:33

     有象無象のゲヘナ生徒達が触腕によって吹き飛ばされていく。いや、君たち一体何がしたくてそこに居るの?

     ゲヘナの有象無象が吹き飛ばされていったが、お陰私は立て直すことができるだけの余裕はできた。すぐに銃脚を立て直し、狙いを定める。


    マシンガン 成功値96 dice1d100=88 (88)

    ダメージ dice5d10=4 4 5 6 3 (22)

  • 118無料飯 アリカ25/04/06(日) 21:57:43

     とりあえず先程とは別の触腕を狙い撃ち抜く。相変わらずダメージを与えられているのかはよくわからないけれど、少なくとも触腕の動きが鈍くなっているためダメージは入っているのだろう。


    フウカ「リロード!!」


     フウカはサブマシンガンの弾倉を落とし、新しい弾倉を取り付ける。


    ジュリ「お願いです、大人しくしてください」


    ショットガン 70 dice1d100=52 (52)

    ダメージ dice5d3=1 1 1 2 2 (7)

  • 119無料飯 アリカ25/04/06(日) 21:59:42

     ペレットは確実に妖の表面を抉る。というか、なんか緑色の液体が飛び散ってるんだけどあれ何?


    パンちゃん 触腕 60 dice1d100=71 (71)

    目標 dice1d4=4 (4)

    1モブ2フウカ3ジュリ4アリカ

  • 120無料飯 アリカ25/04/06(日) 22:01:14

    アリカ「なんでまた!!」


     ダメージを与えすぎたのか、また狙われた。すぐに銃を持ち上げ横へと回避する。


    回避 75-20(装備重量により-補正) dice1d100=86 (86)

  • 121無料飯 アリカ25/04/06(日) 22:02:10

     また避けきれなかった、というかこれ、やばい・・・

    アリカHP 14-dice3d6=3 4 4 (11)

  • 122無料飯 アリカ25/04/06(日) 22:24:40

     はぁ!!どうにか耐えた。けど、もうあと一撃でも喰らったら確実に私の意識は持ってかれる!!

     どうする!?このままもう一度狙いを定めて撃つか?でも、まだ十分な冷却はできていない。もしこれで、冷却が足りずにバレルが破損してしまったら、バレルを交換しなければならない。そんな予備のバレルを今持ち込んできていない・・・

     ええい!!どうせここで攻撃をされてしまったら、確実に気絶してしまう。それなら、ここで撃ってやる。


    マシンガン 成功値96 dice1d100=63 (63)

    ダメージ dice5d10=5 9 9 6 8 (37)

  • 123無料飯 アリカ25/04/06(日) 23:10:40

     私が撃った弾丸が妖の中央を大きくえぐりながら突き進んでいった。そして、それが決定打となり妖の動きは止まった。絶命、でいいのかな?生命活動・・・いや、あれを生物といっていいのか??少なくとも、今は活動停止はした。こうなれば、しばらくの間は安全になるだろう。

    フウカ「ふぅ、どうにかなったわね」
    ジュリ「パンちゃん・・・」
    フウカ「あなたも大丈夫?攻撃が何度かそっちの方に・・・」

     彼女は私の方を見て固まった。

    フウカ「誰?というか、その恰好ゲヘナの制服じゃないよね?」

     見つかる前にお暇したかったのだけれど、気づかれてしまった。

    アリカ「ただの放浪者だよ?それじゃあねぇ」

     私は未だに痛む体を動かして、食堂を後にすることにした。

  • 124無料飯 アリカ25/04/06(日) 23:35:30

     体が痛い、昔から私は撃たれ弱いことの自覚はあったが、流石に二回も攻撃を受けてしまっては私にとっては大きなダメージになる。百花繚乱の彼女達ならば、この程度の攻撃は何ともないのかもしれないが、私には致命的なダメージだ。
     そう言えば、ゲヘナ地区は温泉が有名らしい。どうも他の地域と比べて源泉が多いという話だが、それ以上に温泉開発がとても活発らしい。そのせいか、至る所に温泉施設がある。そうなれば、湯治をしよう。確りとお湯に浸かって体の疲れを取り、体を癒そう。

    アリカ「ここかな?」

     どんな温泉が良いのかはわからないから、とりあえず目についた温泉施設に入る。替えの下着やタオルは用意していないため、受付で売られている物を買っていこう。
     来ていた服をロッカーに仕舞い、シャワーで体に付いた汚れを洗い流す。やはり、硝煙の匂いが少しばかり体についてしまっている。まぁ、この世界の少女の殆どは硝煙の香りを体に纏わせているか・・・

  • 125無料飯 アリカ25/04/07(月) 00:03:45

     体を洗ってから、ゆっくりと湯に浸か

    アリカ「あっつ!?」

     湯船に足を入れたその瞬間、思わぬ熱さに思わず足をお湯から足を離した。え?これ何度あるのよ!?足やけどしてないこれ!?すぐにシャワーで冷水を出して、お湯に触れた部分を冷やす。

    カスミ「お嬢さん、ゲヘナの温泉は初めてかな?」
    アリカ「・・・私に気が付くの早いね」
    カスミ「んん?あれだけ大きい声を出さればいやでも気が付くが、まあ、いいか。それでゲヘナの温泉は初めてかな?」
    アリカ「ええ、初めてよ」

     彼女はご機嫌に尻尾を震わせる。

    カスミ「ゲヘナの温泉は他の地域と比べて圧倒的に熱い、ゲヘナの生徒でなければ入れないほどにな」
    アリカ「そんなに?」
    カスミ「そこに温度計がある、見てみるといい」

     彼女が指さした先には、お湯の温度を示す温度計が置かれていた。それを見てみれば、この辺りの温度だろうと思っていたところには針がない。どこに在るのかと見てみれば、針が上限に近い90℃どいう温度を示していた。

    アリカ「???」
    カスミ「ほかの地区の者には入れない温度だ、そっちの方にある温泉はぬるま湯(50℃)だ。そっちに入ると良い」
    アリカ「ありがとう」

  • 126二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 04:05:29

    流石にというかなんというか、温泉に関しては真摯だな…

  • 127無料飯 アリカ25/04/07(月) 09:35:38

    カスミ「どうだ?いい湯だろ?」
    アリカ「ええ、とってもいい湯だわ」

     少々ぬるま湯というには大分熱いお湯ではあるが、体はしっかりと温まる。ゆっくりと湯船につかりながら、体を伸ばし、全身をほぐすことにする。

    アリカ「んん!!」
    カスミ「個々の湯の効能は筋肉痛、関節痛、打ち身、くじき、四十肩に五十肩、切り傷、火傷、動脈硬化、神経痛にまで多岐にわたる。湯治にはもってこいの湯だ」
    アリカ「へえ、それは今の私にはとてもありがたいかな」

     体を癒すための温泉ならば、今の私にとってはとてもありがたい。お湯につかり始めてから、全身の血管が開き全身の血液が巡り始めている。これならば、体の十分な回復を期待できる。

  • 128無料飯 アリカ25/04/07(月) 09:35:55

    アリカ「んん」

     ある程度湯につかって時間が経ってから、私は体の色んな所を押し始めた。

    カスミ「おや?何をしているんだい?」
    アリカ「ツボを押してるのよ、こういう時にしっかりやっておかないと」
    カスミ「ふむ、そのツボというものを私にも教えてくれないかな?」
    アリカ「いいよ」

     もはや熱湯の温泉に入っていたカスミが私の入っているぬるま湯へと来た。

    カスミ「肩こりに効くのはどこかな?」
    アリカ「ええと、ここね」
    カスミ「うお!?うおおお!?」

     ツボを押されたことにより、カスミの体は思わず強張る。

    カスミ「こ、これは確かに効くな」
    アリカ「腰痛はここだよ」

     彼女の足を掴み上げて腰痛に効くツボを押す。

    カスミ「あ!?ちょ!それすっごい効く!!」

     そこからしばらくの間、お互いに一人では押しにくいツボを押しあいながら、ゆっくりのんびりと湯につかった。

  • 129無料飯 アリカ25/04/07(月) 09:54:47

    アリカ「ふぅ」

     湯を上がってから、自販機で売られている牛乳瓶を買い一気に飲み干す。

    アリカ「なかなかいい温泉だったわね」
    カスミ「そういってもらえると、掘った会というものがある物だ」
    アリカ「ええ・・・・ん?掘った?」

     一緒にふろに入っていた彼女が言ったことに思わず私は聞き返した。温泉を掘った?彼女が?

    カスミ「ああ、自己紹介をしていなかったな。私はゲヘナ学園温泉開発部部長二年生の鬼怒川カスミだ。よろしくな」
    アリカ「百鬼夜行連合学園二年、無料飯アリカよ」
    カスミ「百鬼夜行の者だったのか、道理で見覚えがないわけだ」

     当たり前だが、ゲヘナの治安の悪さを知ってわざわざ出向く百鬼夜行の生徒は少ない。私もわざわざゲヘナに行くかと言われると、正直言っていかないレベルだ。

    アリカ「う~ん、百鬼夜行にも温泉が欲しいな」
    カスミ「む!!」

     カスミが一瞬にして目を光らせた。

    カスミ「なるほど、なるほど!!百鬼夜行にも温泉が欲しいのかそうななのか!!」
    アリカ「え。まぁ、あったらいいとは思うけど」
    カスミ「ならば、温泉開発部も百鬼夜行の土地で開発を使用ではないか!!百鬼夜行の生徒が温泉が欲しいという大義名分も得た!!温泉開発部を止められるものは誰もいない!ワーハッハッハ!!」

     なんだろう、やばい人と知り合っちゃったかも。そして、あとでニヤに相談しとこ・・・

  • 130二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 14:20:00

    後々のいろんな問題になってそう…

  • 131無料飯 アリカ25/04/07(月) 20:53:12

    いくつか生成したけど、アウトっぽそうなのが多かった……

  • 132無料飯 アリカ25/04/07(月) 20:54:38

    2枚目

  • 133無料飯 アリカ25/04/07(月) 23:02:41

     私がゲヘナに出向いてから数日たった、一応二ヤにはゲヘナの温泉開発部が百鬼夜行の敷地内で温泉開発をするかもしれないとだけは伝えておいた。伝えたときにニヤは見たことがないほどのすごく嫌そうな顔をしていたが、普段からかやに任せっきりなところがあったから、今回の一件は彼女にとっていいお灸になるかもしれない。

     さて、私は今日はどこで何をしようかな。


    時系列 プローグ編(先生が目を覚ます日)

    アリカが向かう先

    diec1d10=

    1DU地区

    2アビドス

    3ゲヘナ

    4トリニティ

    5ミレニアム

    6レッドウィンター

    7ヴァルキューレ

    8SRT

    9山海経

    10アリウス


    向かった先で何をするか>>135


    そういえばアリウスに出向いたことはあるか

    dice1d2=1 (1)

    1ある2ない

  • 134無料飯 アリカ25/04/07(月) 23:03:49

    ダイス振れてなかった

    dice1d11=7 (7)

    1DU地区

    2アビドス

    3ゲヘナ

    4トリニティ

    5ミレニアム

    6レッドウィンター

    7ヴァルキューレ

    8SRT

    9山海経

    10アリウス

    11百鬼夜行

  • 135二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 23:15:46

    ヴァルキューレかならいるメンツは限られそうかね

    アリウスにさらっと行ったことあるのスゲェ


    >>131>>132

    どちらも良いですな…

  • 136二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 23:24:05

    >>133

    ドーナツを食ってる

  • 137無料飯 アリカ25/04/07(月) 23:43:52

     特に目的なく歩いていくと、ヴァルキューレ警察学校のところに到着した。

    アリカ「なんか、忙しくしてるね」

     さすがの私でもヴァルキューレ警察学校の敷地内に勝手に入ることは自重する。というか、見つかったときの後始末が圧倒的に面倒くさすぎるのだ。治安維持機関と言うこともあり、他校の生徒相手だろうが強気に出れるのが本当に面倒くさい。

    アリカ「ん?あ、あれいいかな」

     ちょうどヴァルキューレ警察学校の周辺にキッチンカーが来て営業していた。どのキッチンカーの料理を食べようかなと、適当に見て回っていく。
     ハンバーガーや、焼きそばなど幅広くおいてある。けれど、今の私の胃にときめくような料理はなかなか見当たらない。というより、今の私にはしっかりとした食事系の料理の気分ではない、どちらかというと軽食系、けれど、少し重たさがあるものがいい。しかし、そんな都合がいいものが。

    アリカ「あ、あった」

     あった、ドーナツの移動販売車だ。そうだ、今の私の胃が欲しっているのはドーナツのような食べ物だ。

    アリカ「すみません、プレーン一つと、チョコドーナツ一つ、イチゴドーナツ一つください」
    店主「はいよ」
    アリカ「お会計は電子マネーで」
    店主「ありがとうございました~」
    フブキ「てんちょー、いつもの頂戴!!」
    店主「はい、いつものねぇ」

  • 138無料飯 アリカ25/04/07(月) 23:45:49

    え、あの人すっごいドーナツが入った箱を貰ってるんだけど。流石にあれだけも量を1人で食べる訳じゃないよね?

  • 139無料飯 アリカ25/04/07(月) 23:53:32

    フブキ「ふふ、やっぱりドーナツは最高だよねぇ」

     彼女は私が座って食べていることに気が付かず、眼の前に座り、買ったばかりのドーナツを手に取り食べ始めた。私って、気配が薄い自覚はあるけど、そんなに薄いものなのかな?
     まあ、相席をすることは別に気にすることではないので、私も自分が買ったドーナツを食べつつ、買った紅茶を嗜みながら、ゆっくりとしたひとときを。

    アリカ「それ、私のドーナツですよ?」
    フブキ「え?んあれ?」

     当たり前のように私のドーナツを取ろうとした彼女の手を掴み、私のドーナツから遠ざけさせる。

    フブキ「い、いつの間に相席してたのかな?」
    アリカ「してきたのはそっちですよ。随分ごきげんな状態で来てましたから」
    フブキ「あはは、えーと、ごめんね?」
    アリカ「構いませえんよ。気配が薄い事には自覚がありますから」

  • 140無料飯 アリカ25/04/08(火) 07:16:14

    生成A時々すごいのを作るな(困惑)

  • 141二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 14:35:42

    >>138

    >>140

    どちらもかわいいけど確かに一枚はスゲェ事になってる…

  • 142無料飯 アリカ25/04/08(火) 18:33:48

    アリカ「それにしても、今日は随分人が少ないね」
    フブキ「ん?まぁね、今DU地区の封鎖業務で人手が足りてない状態だから」
    アリカ「?一体何かあったの?」
    フブキ「うん、なんか多数の不良生徒たちが暴れてるそうでね、ヴァルキューレ警察は自体鎮圧及び被害拡大防止のために周辺エリアの封鎖をしにいってるの」
    アリカ「へぇ、あなたはいかなくていいの?」
    フブキ「私は生活安全局だからねぇ、こういうのは業務外だよ」

  • 143無料飯 アリカ25/04/08(火) 19:49:53

     私はこれまで色んな人を見てきたけれど、この子を一言で表すのならば怠惰だろうか。やること全てに気力を感じさせない。

    フブキ「君は、見たところ百鬼夜行の生徒かな?」
    アリカ「ええ」
    フブキ「へ~、ここには一体何の用かな?落とし物?」
    アリカ「特に目的はないわよ。ただうろうろと放浪としているだけだから」
    フブキ「へぇ」

     特にここに来たことに意味はない、何故か彼女からは少し疑いの目を向けられたが、それ以上でもそれ以下でもないため、私は自分のドーナツを食べ進める。

  • 144無料飯 アリカ25/04/08(火) 19:53:12

     ヴァルキューレ警察の適当な誰かにちょっかいをかけようかと思ったが、面白そうな相手もいない。このドーナツを食べたら、別の所に行こう。


    次に向かう場所

    dice1d9=1 (1)

    1DU地区

    2アビドス

    3トリニティ

    4ミレニアム

    5レッドウィンター

    6SRT

    7山海経

    8アリウス

    9百鬼夜行

  • 145無料飯 アリカ25/04/08(火) 19:53:59

    あ・・・・


    DU地区(絶賛ワカモがシャーレ襲撃中)で何をする?

    >>146

  • 146二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 20:52:45

    先生たちに火力支援

  • 147無料飯 アリカ25/04/08(火) 23:02:47

     聞けばDU地区のほうが大変なことになっているらしい。そんな話を聞いてわざわざ出向くような人は、そういうことに従事している人くらいだろう。一般人の私達はわざわざ行くようなことではないかもしれない。

    アリカ「まあ、私はそういうところにも行くけどね」

     私が行く先を誰も止めることはできない。私の足が赴くままに行く。それがたとえ治安の悪いゲヘナであろうが、銃撃戦真っ只中の戦場であっても。 
     先の少女が言っていた通り、DU地区は酷く荒れていた。いたるところで銃撃戦が起きていて、一般の人達は避難をしていた。そんな場所の道の真ん中を私は歩いている。一応、護身のためにハンドガンは身につけている、命中率・・・聞くな。

  • 148二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 23:17:16

    ブローニングとは別で拳銃持ってるのか…

  • 149無料飯 アリカ25/04/08(火) 23:18:26

     こうも銃撃戦がいたるところで起きていれば、喫茶店もカフェも営業していないだろう。このあたりのカフェはトリニティほどではないにしても、お手頃な価格帯でそれなりなものが充実していてちょくちょく利用しているのだが、行けないのは残念だ。かといって、誰かのお宅にお邪魔するのもこの状態では難しい。
     銃撃戦が起きている横を、流石に真ん中は歩かないよ?あたったら痛いし。適当に歩いていると、何やらヴァルキューレの生徒とは違う格好をしている集団が見えた。

    アリカ「あの制服は、ミレニアムの制服の一種に、トリニティの正実と、一般生徒。あとはゲヘナの生徒・・・後の一人はだれ?」

     他人の顔と名前はあまり覚えていない方であるものの、最後の一人以外はどこかで見たことがある。けれど、本当に最後の一人だけは見覚えがない。本当に誰だ?見た限り、周囲の人よりも年上そうだ。いわゆる大人という人だろうか?けれど、ヘイローらしきものが見えない・・・本当に何者?

  • 150無料飯 アリカ25/04/08(火) 23:37:39

     とりあえず彼女たちの動向を見守ることにしよう。ヴァルキューレの生徒が容易に警戒網の内側に用意に人を通すとは考えにくい。それなのに、あれだけの人数が同じ方向に向かって走っているのは興味が持てる。とはいえ、私の装備はM2、室内戦や混戦・・・と言うか白兵戦には絶対に向いていない。適度に彼女たちとの距離を保ちながら後を追いかけていく。
     不思議なものだ、所属の違う、仮に同じ学園だとしても部活動が違う以上、連携は難しいはずだった。それなのに、彼女たちは不気味なほど連携を取り合えていた。一体なぜ?にわか仕込みでどうにかなるようなものではないはず。

    アリカ「あの不思議な人のせい?」

     彼女たちの関係は私にはわからない。だから、彼女たちが普段から連携を取り合っている可能性も否定しきれない。けれど、それよりも、あそこにいるヘイローを持たない不思議な人のせいだと考えたほうがいいかもしれない。
     白兵戦を続けていき、大きな建物が見えてきた。彼女らはここを目指していたのか?目的地は未だに私にはわからないけど、あそこになにか用があるのだろう。

    アリカ「ん?あらら」

     嫌な音が聞こえてきた。それは彼女たちにも聞こえたようで、音のする方を見れば、一台の装甲車がこちらに来ているではないか。

    アリカ「う~ん、やってあげるか」

     彼女たちの兵装を見れば、装甲車に対抗するのは難しそうに見える。私が使っているM2の弾丸ならばあの装甲車の装甲をギリギリ貫通することができるだろう。適当に近くにあった瓦礫を積み上げて台座にすると、銃脚を立てて、狙いを定めて引き金を引いた。

  • 151無料飯 アリカ25/04/09(水) 06:41:48

    アリカ「ちょっと、撃ち過ぎたかな」

     使っている弾丸は対物ライフルの弾丸と大差がない弾丸、そして対物ライフルの弾丸は装甲車などを貫通させることができるだけの威力を持っている弾丸である。そんな弾丸を連続して撃ち込めば、装甲車は見るも無惨な状態へと変貌している。

    アリカ「まあ、これくらいでいいでしょ」

     弾は多く持ってきていない。それでも、あの装甲車を一台無力化させたのだ、あとのことは彼女たちだけでどうにかなるだろう。あ、流石にあれだけ撃てば彼女たちも私の存在には気がついちゃうか。

    アリカ「あとは頑張ってねぇ」

     ここで関わって面倒事になって、ニヤにお説教されるのは面倒だ。この距離ならば、私が百鬼夜行の生徒であることまではわからないはずなので、私はそそくさとその場をあとにする。

  • 152無料飯 アリカ25/04/09(水) 06:51:07

    その手の銃のデータがないのか、どうしてもライフルになる。

  • 153二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 15:20:02

    >>152

    そそくさと立ち去ってる様子みたいでかわいいな…

  • 154無料飯 アリカ25/04/09(水) 21:27:06

     戦場となっている場所を後にしてすぐに、私は彼女と出会った。見慣れた和服を纏い、狐の面をして顔を隠している彼女。顔見知りとして、彼女を知るものとしてこのまま彼女を見逃すはあれだろう。

    アリカ「ワカモ、ここで何してるの?」
    ワカモ「あら、あなたは確か・・・アリカだったかしら?」
    アリカ「覚えててくれたんだ?」

     彼女は矯正局入りをしており、私は二年生。学年が違うためあまり接点と言えるようなものはないものの、お互いの事は何となく知っている。とういか、私が百花繚乱のお手伝いをしている時にワカモとも戦ったことがあるから知っているわけだけど。

    ワカモ「あなたも私を捕まえ来て?」
    アリカ「するわけないでしょ?百花繚乱ですら拘束できなかったあなたをたった一人、ましてや私の子の獲物でこの距離、無謀すぎるって」
    ワカモ「それもそうですわね。なら、私の事を誰かに告げるとでも」
    アリカ「そんな面倒なことはしないよ」

  • 155無料飯 アリカ25/04/09(水) 21:39:02

     私が彼女と真っ向から戦って勝てるつもりはない。せめて、こちらの存在が悟られていない状態で、一方的に撃ち込める状況ならば勝機はあるかもしれないが、ワカモ相手にそれは無理だ。
     私はバックの中から包まれたイチゴ大福を彼女に投げ渡す。

    ワカモ「あら?」
    アリカ「この騒ぎ、ワカモの仕業?」
    ワカモ「ええ、矯正局を脱獄することができたので、折角ならば御礼参りもかねてと、連邦生徒会に恨みつらみを持っている方々に少しばかしお話をして」
    アリカ「相変わらず、先導が上手いこと」

     ワカモは人を動かす、というよりもそそのかして自分の思うように動かすことが得意だ。お陰で面倒なことが沢山起きていたのは今でも嫌な思い出だ。

    ワカモ「相変わらず、良い目をお持ちですね」
    アリカ「お茶菓子は良いのを食べたいからね。それで、これからどうするの?」
    ワカモ「それを聞いてどうするのです?」

     私の問いにワカモは睨みつける。自分が行く先をわざわざ明かさせようなんてと言った所か。

    アリカ「別に、私はあんたの騒ぎに巻き込まれたくないだけ、それ以上でもそれ以下でもないから」
    ワカモ「そうは言われましてもね、SRTや百花繚乱に」
    アリカ「SRTはともかく、百花繚乱はないよ。今はまともに機能してないし」
    ワカモ「あら?それはなぜ?」
    アリカ「アヤメのやつが失踪してる」
    ワカモ「ああ・・・なるほど」

     私の言葉でワカモは納得したようだ。というか、アヤメがいないという時点でワカモにとっては百花繚乱は脅威ですら何でもないのかもしれない。

    アリカ「今の百花繚乱は動ける奴なんていないから」
    ワカモ「でしたら、私が警戒するのはFOX部隊程度ですか。それは良いことを聞きましたわ」

  • 156無料飯 アリカ25/04/09(水) 21:39:14

    アリカ「で、あんたはこれからどうするの?」
    ワカモ「そうですわね。殿方の様子を見守るとでもしましょうか」
    アリカ「殿方?」

     ワカモよ、なんで顔を赤くしているんだ。あ!!どっかいっちゃった。

    アリカ「殿方って・・・・あの不思議な大人の事?」

     あの大人は一体何なんだ?あのワカモをああさせるなんて、というか私が見ていないところで何があった!?

  • 157無料飯 アリカ25/04/09(水) 21:47:46

    はぁ、今日はもう疲れた。とりあえず今日はもう寝よう。

  • 158無料飯 アリカ25/04/09(水) 21:55:50

     日付は変わり、今日も気持ちの良い朝を迎えた。今どき珍しい新聞を読み、昨日世間的にはどんなことがあったのかを確認していく。


    アリカ「シャーレね。で、昨日私が見かけたあの大人は先生と」


     どうやら、昨日私が見かけた不思議な大人は連邦生徒会が新たに発足した部活動、連邦捜査局シャーレの先生らしい。何故今になってこのような人を雇ったのか、加えてヘイローを持たない外界から来た大人なのかと気になる点は多くあるが、この問いに答えるような人は誰も居ないだろう。


    アリカ「まぁ、私の知ったことではないか」


     一般人である私がこのような相手と関わるようなことはない。私にとっては関係の無いことで、関係ないことが勝手に事が進んでいくのだから。

     さて、今日はどこで何をしようか。


    dice1d10=4 (4)


    1アビドス

    2トリニティ

    3ミレニアム

    4レッドウィンター

    5SRT

    6山海経

    7アリウス

    8百鬼夜行

    9連邦生徒会

    10シャーレ

  • 159無料飯 アリカ25/04/09(水) 21:56:17

     レッドウィンターで何をしようか>>160

  • 160二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 23:17:06

    プリンを食べてる書記長にお土産を持って来た上で驚かせに行くとか?

  • 161無料飯 アリカ25/04/09(水) 23:35:42

    アリカ「そうね、今日はレッドウィンターにでも行こうかしら。確かあそこのお偉いさんはプリンが好きだったかしら?トリニティに寄ってから向かいましょ」

  • 162無料飯 アリカ25/04/10(木) 07:03:09

    保守

  • 163二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 15:54:34

  • 164無料飯 アリカ25/04/10(木) 19:28:38

     レッドウィンターがある地区は酷く冷え込む。冬用の装備を用意しなければ私にとってはまともに身動きが取れなくなってしまう。
     取り合えず、箪笥から私の冬着を取り出し行李の中に入れて風呂敷で包んでから背負う。

    アリカ「あそこは何かしらの手土産を用意しておかないとうるさいのよね」

     私はそんなことを言いつつ寮を出ていく。

    アリカ「あ?」
    キキョウ「あ」

  • 165無料飯 アリカ25/04/10(木) 22:08:01

     私が出かけようとした矢先、私の目の前に知り合いが立っていた。青い羽織りを背負い、ライフルを肩から下げている。その特徴的な恰好から、すぐに所属はわかる。そして、一瞬にして私は面倒くささを覚えた。

    アリカ「キキョウ、久しぶり」
    キキョウ「久しぶり。そう言えば、あなたはここに住んでいたわね」
    アリカ「うん、一応ね」

     ここは百鬼夜行連合学園の生徒の多くが下宿している所だ。故に知り合いと出会う可能性は高かった。それでも、キキョウと家を出た瞬間に出会うとは思っていなかった。

  • 166無料飯 アリカ25/04/10(木) 22:22:41

    キキョウ「その様子、どこかに出かけるのかしら?」
    アリカ「うん、レッドウィンターの方にでも行こうかなって」
    キキョウ「へぇ」

     うぐ、ものすごく冷たい目でこちらを見てくる。実際問題、今彼女が所属している百花繚乱は大変な状態になっている。そして、私は今百花繚乱がどんな状況に置かれているのかを、部外者の中ではかなり知っている方な立場だった。

    キキョウ「最近も色んなところに出かけてたでしょ?」
    アリカ「ええ、私はどこかに留まっているのは性に合わないから」
    キキョウ「相変わらず自由な人ね」

     いや、百花繚乱が今こうなっている原因である二人の失踪、私にとってアヤメがいないこととかぶっちゃけ凄くどうでもいいことなんだよね。あの陽気な感じはどうしても私には似合わない。むしろ、彼女の幼馴染であるナグサの方が私としては心配だ。彼女は私と同じ、陰の気を持っている。とはいえ、彼女の実力ならば心配する必要もないとは思うけどね。

  • 167無料飯 アリカ25/04/10(木) 22:39:30

    アリカ「キキョウはこれからどうするの?」
    キキョウ「何をって、いつも通りよ」
    アリカ「あの、もうぼろぼろな部室で?」

     百鬼夜行のほぼすべての施設に私は入っている。その中でも私が知っている中で一番ひどい拠点を使っているのは、まさかの百花繚乱である。今となっては殆ど活動らしい活動が少ない、神撰近衛隊ですらもっとましな拠点を使っているぞ。せめて家の中で雨に打たれることを気にしたり、風で戸が飛ばされることを気にする必要が無い拠点にしようよ。

    キキョウ「あんたが気にすることじゃ」
    アリカ「いや、割といろんなところに行く私でもあそこはゆっくりできないからね!?私の方から陰陽部に調停室の修繕に必要な物資の予算お願いしておいてるからね!?」
    キキョウ「勝手なこと・・・」
    アリカ「一応、私あんたたちと同級生なんだから」

     キキョウは変なところが意地というかなんというか。

  • 168無料飯 アリカ25/04/10(木) 22:47:36

    アリカ「はぁ、とりあえず。アヤメやナグサの一件に関しては私にはどうしようもないよ。私だって彼女達が何処に行ったのかなんて聞いていないし。それに同じ百花繚乱で後輩のあなた達が聞いていないなら、私なんかがもっと聞いているわけがないでしょ」
    キキョウ「それは、そうだけど」
    アリカ「百鬼夜行の花形、百花繚乱それがあなた達なんだから。気をもっと張りなさいよ」

     トップの二人が同時に失踪、士気が大きく下がるのも分からなくはないが、優秀なキキョウと、私としてはあまり得意ではないレンゲだっている。この二人ならば、今の百花繚乱でも十分にまとめ上げることはできるはずだ。

    キキョウ「ところで、百花繚乱に正式に加入する気は」
    アリカ「いつも言っているでしょ、私はフリーだって」

     それに、私にできることは百花繚乱には求められていないんだから。
     私はあとでキキョウに適当にお土産でも買ってきてあげようと思いつつ、一度トリニティに向かった。

  • 169無料飯 アリカ25/04/10(木) 22:59:45

     トリニティは相変わらず、人が沢山いる。そして、そこで蠢いている感情はひどいものだ。まぁ、当然私にとっては知ったことではないため、表向きは可憐を装っているここを利用させてもらう。
     ここはトリニティの中でも比較的良心的な価格で商品が売られているエリアだ。いや、ほんとにトリニティって油断すると小さなチョコボール一個で四千円とか、目が思わず飛び出るようなお菓子が売られているんだから怖いわ。流石の私でも、この辺りのお菓子を勝手に棚から取り出して食べるのには気が引ける程だ。そう言えば、以前お邪魔したお茶会で頂いたお菓子ってどれくらいなんだろ・・・気にしたら怖くなってきた。
     さて、とりあえず、あこのケーキいいかも。

  • 170無料飯 アリカ25/04/10(木) 23:00:49

    流石にトリニティ、ケーキとても美味しそう

  • 171無料飯 アリカ25/04/10(木) 23:02:03

    結構いいのが生成できた

  • 172無料飯 アリカ25/04/10(木) 23:03:05

    うん、美味しい

  • 173無料飯 アリカ25/04/10(木) 23:18:12

     とりあえず、いくつかのケーキを見繕ってからレッドウィンターへと向かった。常に雪が降り積もり寒冷地に住んでいる彼女達に、このケーキたちが口に合うのかは疑問に思うが、まあ口に合わなければ私が食べればいいのだ。
     電車に揺られてレッドウィンターの自治区へと来た。相変わらずここは・・・・

    ミノリ「週休三日制度を~!!」

     相変わらず意味が分からない場所だここは。なんで私が来るときは必ずデモが起きているのかな?ここ・・・・
     とりあえず彼女達のデモに巻き込まれたらひとたまりもない、いつものように気配を消しつつ堂々と歩いて、校舎の中へと入っていく。

  • 174無料飯 アリカ25/04/10(木) 23:29:30

     外は雪が積もり、羽織を着ていなければ寒かったのに対して、室内に入ればこれでもかというほど暖房が焚かれており、まるで夏かと思えるような暑さを覚える。
     来ていた羽織を脱ぎ、適当な場所で濡れた羽織を乾かして置く。そして、他の学園であるにもかかわらず、当たり前のように通路を歩いていき、あの部屋を目指す。
     目的の部屋は正直言って悪趣味の一言に尽きる。自画像(笑)が飾られていて、権力を示すかのようなものが置かれているのだから。わびさびを好む百鬼夜行の美とは大きくかけ離れており、私には好意的にはとらえられない。とはいえ、これはこの部屋の人の趣味であるため、わざわざ私が口にすることではない。
     私は持ってきたケーキを机の上に置き、近くにあった給湯室から皿を持ってきて、ついでにお湯を沸かして飲み物の準備を始める。あ・・・このプリンおいしそうだし食べよっと。

  • 175無料飯 アリカ25/04/11(金) 07:12:41

    全てを破壊するレッドウィンターってなにをかけばいいもやら

  • 176二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 08:24:27

    案外チェリノ驚かしに行く体だから差しで戯れる感じな内容でもアリでは…?

  • 177二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 14:25:23

    もしくは一回クーデターが起きたりして巻き込まれたりとか…?

  • 178無料飯 アリカ25/04/11(金) 21:57:36

     しばらく一人で紅茶を飲んでいると、いや本当に騒がしいな。外の方から風の音が聞こえないレベルで人の喧騒の音しか聞こえてこない。というか、大体喋ってるの一人じゃないかなこれ?
     おっと、廊下の方で誰かが歩いている音が聞こえてくる。その音はどうやらこちらの方へと近づいてきている。折角だ、元々気配が薄い私なのだから、隠れて彼女を驚かしてあげよう。

  • 179無料飯 アリカ25/04/11(金) 22:23:29

    チェリノ「また公務部の奴らがサボタージュを起こしているのか!!さっさと粛清してこい!!」

     小さくかわいらしい姿をしているのにも関わらず口が悪いこと悪いこと、まあ、今日はそんな彼女に用があって私は来ているのだけれどね。さて、ちょっとだけ扉に細工をしまして・・私こういう細かい得意なのよフフ(工作99)

    チェリノ「私はお昼寝をしているから、それまでに終わらせておくように!!」

     彼女は私がいるこの部屋に入ってきた。そして、扉を閉めた。

    チェリノ「ん?誰かいたのか?」

     彼女はつい先程まで私が一人でお茶をしていた後に気が付いた彼女は警戒し、腰のホルスターから拳銃を取り出そうとした。でも、その前に私が彼女の背後に忍び寄り、後ろから彼女の胸辺りから触りゆっくりと上へと引いていき、首を触り、ほほを触り、そして耳元でささやいた。

    アリカ「遊びに来たよ、チェリノちゃん」

  • 180無料飯 アリカ25/04/11(金) 22:41:58

    チェリノ「う、うわわ!!」

     チェリノちゃんは大きく体を震わせて跳び、私から距離を取ろうとするが、それを私は確りと掴んで逃がさない。

    アリカ「もう、そんなに踊らなくてもいいじゃない」
    チェリノ「だ!!だれだって、アリカ!!お前か!!」
    アリカ「ふふ、遊びに来ちゃった」
    チャリノ「何が遊びに来ちゃっただ!!ここが何処だかわかっているのか!!」
    アリカ「ほら、手土産にトリニティのケーキを買ってきてあげてるから、ゆっくりお茶にしましょ?」
    チェリノ「おいらの話を聞け!!」

     チェリノちゃんがかわいくワーワーと言っているけど、私はそれを無視して彼女のためのお茶を用意し始めた。彼女の口にはあまり苦いお茶や渋みが強いお茶は好まない。かといって、アップルティーや果実を使ったお茶はケーキの甘さと喧嘩しやすい。とりあえず、個人的に紅茶の中で一番スタンダードなお茶、ディンブラでお茶を淹れよう。
     紅茶はとにかく熱いお湯を使う。本当は沸騰した直後のお湯を使いたいのだが、残念ながら今用意できるのは少し温度が下がったお湯しか用意できないのが残念だ。

    アリカ「ほら、どうぞ?」
    チェリノ「相変わらず、お前は人の話を聞かないな」
    アリカ「人の話を聞いていたらこんなところに居ないわよ」

  • 181二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:19:39

    それはそうかも

  • 182無料飯 アリカ25/04/11(金) 23:20:58

     チェリノは私に何を言っても無駄だと思ったのか、自分の席に座り私が用意したケーキを食べ始める。

    アリカ「食事中くらいはその付け髭を外しなさい。汚れるわよ」
    チェリノ「やめろ!!おいらの髭に触るでない!!」
    アリカ「ダメです」

     チェリノの髭を取り上げると、チェリノはしょんぼりとした感じになるが、安心してほしい。扉には細工をしていて、今の状態では私じゃなければ開けられないのだから。
     紅茶とケーキをゆっくりと食べていく。

    チェリノ「前にも言ったと思うが、何故トリニティのプリンを持ってきてくれないのだ」
    アリカ「いや、逆に買って来ないでしょ。ここの人達プリンに関して以上にうるさいんだし」

     ここの生徒達は異常にプリンを好んでいる。だから、下手にプリンを買ってきて襲われるのはたまったものじゃない。私が普段他者に存在を気付かれにくいのは、皆そこらにある石ころに意識を向けないように、他者に私の意識を向けさせないようにしているのだ。

  • 183無料飯 アリカ25/04/11(金) 23:59:12

     皆は道の石なんかに意識は向けない。けど、もしそうした石にも意識を向けるようになったらどうなる?私は透明になっているわけではないのだ、そこに確りと存在している。そして、私の存在を知らないからこそ、私がそこに居たことに誰も気が付かない。
     さて、もし私がプリンを持っているとここの生徒達に周知された場合どうなる?私という存在を彼女達は探すようになり、私という存在を意識する。そうなれば、私の隠れる能力は一切機能しなくなってしまう。だからこそ、ここで私はプリンを買ってこないのだ。

  • 184無料飯 アリカ25/04/12(土) 00:12:18

    アリカ「そうだ、一つ勝負しない?」
    チェリノ「勝負だと?」

     私は行李の中から小さなケースを取り出した。キヴォトスでも有名なとあるゲーム会社が任〇堂が昔から作っているゲーム、そういえば最近そこのゲーム会社が新しいゲーム機を発表したとか。まあ、私はそういうハイテクなものはわからないので置いておいて。

    チェリノ「それは、確か花札だったか?」
    アリカ「ええ、チェスや将棋と違って運の要素が大きく関わる。けど、運に頼ってばかりでは勝つことはできない。こいこいのルールはわかるかな?」
    チェリノ「一応な、なにを張る?」
    アリカ「そうね、持ち文20文こい倍あり7点倍・飲み無し。私のケーキとそっちのプリンでどうかしら?」
    チェリノ「・・・いいだろう」

     内容は決まった。

  • 185無料飯 アリカ25/04/12(土) 00:38:04

     私はすぐに山札から三枚選び裏向きで場に置く。すぐにチェリノが札を一枚選び、私も一枚選ぶ。

    チェリノ「松だ」
    アリカ「桐ね」

     一月と十二月、親は月の早いチェリノから始まる。私は手慣れた手つきで山札を切り、二枚づつ札を取り、チェリノ・場・私に八枚ずつになるように配る。そして、残った山札を場に置き、先ほど配った場の札を表向きにする。
     場の札は「松に赤短」「梅のカス」「梅にカス」「藤に時鳥」「芒に雁」「柳に燕」「桐のカス」「桐のカス」の八枚。
     私の手札は・・・なるほど。少し場の札が面倒くさいかもしれない。
     松の札は光札と短冊札を持っている、そしてどちらも点が高い役に関わる。梅もまた種札と短冊札に関わるうえ、素札が二枚見えてしまっている。芒も光札に関わる。今回のルールでは飲みが無いため、桜と芒の警戒は普段よりは低い。それでも、光札に関わるというのは厄介だ。

    チェリノ「ならば、最初はこれだ」

     チェリノは「松に鶴」を「松に赤短」に重ねる、そして山札に手を伸ばし一番上の札を捲る。捲れたのは「梧桐に鳳凰」と来た。これには思わず苦笑いだ。

    アリカ「あらら」
    チェリノ「ふふ、どうやら運はおいらを味方してくれるようだな」

     「松に鶴」と「梧桐に鳳凰」の二枚は光札だ。その二枚はチェリノの手元へと移動した。
     あの二枚は面倒くさい、出来役の一つに三光がある。それは光札を三枚手に入れることで成立する役であり、チェリノはあと一枚でその役を成立させることができる状態になってしまった。それに、三光は五文、おまけにさらに上の役である雨四光は七文、光文は八文、五光は十文となるため、高めになる可能性も十分ある。

    アリカ「なら、私はこっちを」

     私は「柳に短冊」を「柳に燕」に重ね、山札を捲る。

    アリカ「へぇ」

     捲れたカードは「藤に短冊」、場の「藤に時鳥」へと重ねて、四枚の札を自身のわきの方へと移動させる。

  • 186無料飯 アリカ25/04/12(土) 01:05:34

    チェリノ「次はこれだ」

     次に手札から切ったのは「梅に赤短」、「梅にカス」へと重ねる。引きが良すぎない?
     次に山札へと手を伸ばし捲る、そして「桜に赤短」同じ月の札がないため場に置かれる。あぶねぇ・・・
     今のチェリノには赤短が二枚取られてしまっている。こちらも赤短を三枚取られてしまっては、赤短となり、五文となる。三光と赤短が同時に張られるのは流石に怖いよ。とはいえ、ここで「桜に赤短」が捲れたのはありがたい。

    アリカ「なら私はこれを」

     手札から「満開の桜に幔幕」を「桜に赤短」へと重ねる。これで、光札の一枚と赤短の一枚を潰した。これでチェリノは五光と赤短を成立させられなくなった。
     山札を捲ると、「牡丹にカス」この札も場にないため場に置かれた。

    チェリノ「次は、これだ!!」

     チェリノの手札から切られたのは「牡丹のカス」、場の「牡丹のカス」へと重ねられる、そして、山札から捲られた札は「松のカス」、場にはもう松の札は残されていないため場に置かれる。

    アリカ「・・・」

     私は手札から、「桜のカス」を切る。重ねられる札がないため、場に置き山札を捲る。捲られたのは「梅に鶯」、「梅にカス」に重ねてわきに置く。

    チェリノ「むむ・・・」

     チェリノはうなり声を出しつつ、手札から「杜若のカス」を場に出し山札を捲る。「菊に盃」、今回のルールでは呑みが採用されていないため、花見で一杯、月見で一杯の簡単に成立する役は発生しないため、普段よりは脅威ではないものの、面倒な札が出てきた。そして、この手番、チェリノは一枚も札を取れずに終わる。

    アリカ「もらうよ」

     その捲れた「菊に盃」は私に取れる札だ。「菊にカス」を切り重ねて、山札からは「柳に小野道風」・・・ここで光札が出てくるか・・・

  • 187無料飯 アリカ25/04/12(土) 01:16:36

    チェリノ「ッ!!」

     チェリノは明らかに焦り始めつつ、もう一枚の「杜若のカス」を切り、先ほど自分で出したカードに重ねる。続けて山札を捲り、「柳のカス」を「柳の小野道風」へと重ねた。

    チェリノ「ふ、これで雨四光まであと一枚だ」
    アリカ「うわぁ」

     私は手札から「藤のカス」を切り山札を捲るが、捲れたのは「紅葉に青短」。切る札を間違えたわね。

    チェリノ「来い!!」

     チェリノは「芒のカス」を切る、いや何故それを、捲れたのは「萩に短冊」。これも重ねられず場に置く。

    アリカ「これで、終わり」

     どうやら、この月は私の勝ちだ。私が重ねるのは「楓に鹿」、そして山札から「山萩と山猪」。役の成立だ。

    アリカ「タネ二文、タン一文こいこいはしないよ」

     チェリノが揃いそうだった役と比べれば、全然小さい役である。けど、こいこいにおいてはこうした役の方がずっと成立しているのだ。

  • 188無料飯 アリカ25/04/12(土) 01:30:52

    流石に窓側は寒い

  • 189二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 08:56:31

    かなり良い勝負してるな

  • 190無料飯 アリカ25/04/12(土) 13:35:14

    残念だけど、私に花札で勝つのは難しいよ?

  • 191無料飯 アリカ25/04/12(土) 13:39:14

    アップ失敗したかな?

  • 192二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 14:28:13

    やっぱりかわいいな

  • 193無料飯 アリカ25/04/12(土) 16:40:43

    そろそろ新スレかな?

  • 194無料飯 アリカ25/04/12(土) 22:55:19

    アリカ「タン」
    アリカ「タネ」
    アリカ「カス」
    アリカ「赤短、タン」

     勝負は三か月で終わった。チェリノはあと一歩の所まで手を進めるが、三光や四光、赤短、青短を狙って役を進めようとしているせいで、私のタネ、カス、タンの方が手が進むのが早くなる。安い手であっても、こいこいは最後に役を作った方が点を確定できる。持ち文が少なくなればなるほど、チェリノハ焦り、運任せな手すら撃ち出した。そうなれば、もうおしまいだった。

    アリカ「それじゃあ、約束通りプリンを貰ってくからね」
    チェリノ「うう」

     チェリノは涙目になっているが、ここで泣いてしまってはいけないと思っているのか頑張ってこらえようとしている。ああ、かわいいわねこの顔。

  • 195無料飯 アリカ25/04/12(土) 23:02:53

     さて、もう少しチェリノと遊びたいところだけど、そろそろ危ないかな。

    ???「チェリノはどこだ!!出て来い!!」
    チェリノ「な!!あいつら中にまで入ってきたのか!!」

     どうやら公務部が建物の中にまで入ってきてしまったようだ。ここに人がなだれ込んでくるのも時間の問題か。私は広げていた花札を一まとめにしてケースに仕舞うと、勝ったプリント一緒に行李に入れて風呂敷で背負うと、部屋の窓を開けた。

    チェリノ「お、おい!?どこに行くつもりだ!!」
    アリカ「え?帰る」
    チェリノ「待て待て!!おいらをこの状況で置いていくのか!!」
    アリカ「うん、だって私関係ないから。それじゃあね」

     私は窓から飛び降りて、何事もなかったかのように着地して、最初に入った扉の方へと向かっていく。羽織忘れてた・・・
     チェリノはしばらく大丈夫だろう、私が扉に細工をして外からも内からも開けられないようにしておいたから。逃げるくらいの時間は作れるでしょ

  • 196無料飯 アリカ25/04/12(土) 23:13:55
  • 197無料飯 アリカ25/04/12(土) 23:23:07

     う~ん、相変わらずレッドウィンターは騒がしいな。まあ、私が彼女達の騒動に関わる理由はないため、帰らせてもらうけど。
     そうだなぁ、キキョウに適当にお土産を買って帰ろ。

  • 198二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 23:40:42

    お疲れ様です!

  • 199二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 09:15:02

    うめ

  • 200無料飯 アリカ25/04/13(日) 12:57:09

    ラス埋め

オススメ

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