- 1にわか25/04/05(土) 11:25:23
- 2二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 11:26:32
改行しろ
- 3二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 11:40:29
反論の余地はないか…
- 4二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 11:45:51
まーたしゅみたんに重みを背負わせたがる…
でも似合うのはわかる - 5にわか25/04/05(土) 11:56:26
なんでかよくわからないけどしゅみたんには学Pの重たい過去を一緒に背負って貰う姿が似合うと思うのですよ
- 6二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 12:55:25
何故しゅみたんは重みを背負う姿が似合うのか
- 7二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 13:32:25
これだとしゅみたんだけじゃなく学Pまでおつらいんだが
- 8二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 13:51:41
まぁわからなくはないが…
- 9二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 14:32:49
何故かしゅみたんを曇らせる時だけ迷いが無くなるスレ民
- 10二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 14:42:02
- 11二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 16:16:04
- 12二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 16:45:36
しゅみたんは闇抱えてるだけで光属性だから、学Pが壊れてると知ったら、最高のステージを見せることで学Pを励まして、立ち直れるように導いてくれるよ
その過程で、学Pが失った彼女としゅみたんを重ねてしまい酷い自己嫌悪に陥ったり、しゅみたんがPのために無理して怪我したせいで、学Pが余計落ち込んだりするのはまた別のお話 - 13二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 18:27:38
闇を抱えて前に進む光属性しゅみたんと光に見せかけて闇を抱えて泥沼に陥るP……いい……
- 14二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 18:37:32
Pから死別した彼女の話を断片的に聞くうち、彼の人への好感度がどんどん上がっていく清夏とかどうですかね?
好感度が高くなればこそ、彼女らが善良であるからこそ、本来無用なはずの後ろめたさに苛まれるのだ…… - 15二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 21:32:49
学Pはプロデューサー科の中でも担当アイドル以外との交流があまりないのが明言されてるし、死別した彼女を重ねて人間不信気味になってそう
そんで、彼女の面影がチラつくしゅみたんを無意識に重ねてずっと自責の念に駆られてるんだ… - 16二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 22:50:17
- 17にわか25/04/05(土) 23:12:47
・学Pが彼女と死別
・彼女の遺言で夢であった初星入学
・プロデューサーとして清夏をプロデュース
・学Pは表面上は普通だけど既に壊れている
・清夏は自己投影と女の勘で壊れてることに気づく
・清夏に励まされ(?)最終的にお互いに離れることができないズブズブの共依存に
既出だけど、学Pはしゅみたんに死別した彼女を重ねて自己嫌悪してほしいし、既に壊れてるけど精一杯「大丈夫」って言葉だけ紡いでてほしい
少しずつ惹かれてたしゅみたんはそんな学Pの過去の女に嫉妬しつつ、生活感の無い学Pの部屋を見て学Pのカクシタワタシが何か全部繋がっちゃうんだよね
- 18二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 00:29:34
しゅみたんが闇に気付いたあたりから日に日にメッキが剥がれて壊れた部分が露出していく学Pもいいと思います
- 19二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 00:30:50
それで無意識に周囲のみならずしゅみたんにも距離を取ろうとするんだよね
- 20二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 10:30:05
闇が深ければ深いほどいい
- 21二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 12:35:18
でもこういうシチュこそ清夏の本質的な光属性が輝くと思うんですよ
「Pっち、裏切ったら恨むって言ったよね。絶対に逃さないから… あたしからも、その人からも!」 - 22二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 12:37:41
学Pの生活感も何も無い部屋に彼女の写真だけ飾ってあるんだけど既に色褪せた上に見えないように倒されて埃被ってるんだよね
そんでしゅみたんが見た時には最早それにすら何も反応しないくらいに壊れてて、ほっとくとどっか行っちゃうんじゃないかって漠然と感じ取るんだ
その後に学Pがしゅみたんから距離を取ろうとするから頭の中とか感情がぐちゃぐちゃになっちゃうんだよね - 23二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 12:40:26
学Pの闇に触れて清夏が覚悟を決めた時の台詞が「裏切ったら恨むから」って繋ぎ止めるようになってると尚良い
- 24二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 21:57:16
この場合の学Pの恋人だった人の死因は事故とかじゃなくて元々あった病気や体の弱さだと尚良い
事故じゃなければ誰を恨むこともできなくて反動でプロデュースマシンになるんだ… - 25二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 02:16:54
死別した彼女が体というか足が弱くてしゅみたんの足の怪我を無意識に重ねて見てしまう学P
- 26二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 03:49:29
プロデュースし始めてだいぶ経った頃、
学Pが仕事のし過ぎで倒れて保健室のベッドで寝てる時に清夏が様子を見に来て
「Pっち頑張りすぎだよ、私のためにこんな…」
とか冗談混じりに言ってたら学Pが寝言で死別した彼女の名前を
何回も呟いてて
「そっか、私はまだ一番じゃないんだね…」
って一瞬で曇って欲しい - 27二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 10:11:17
清夏がある程度距離を詰められたって感じた矢先に一度ぶっ倒れてまたプロデュースマシンに戻る学Pも捨てがたい
- 28二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 18:59:51
話逸れちゃうかもだけど、学Pが消えそう(離れそう?)になるのを必死に繋ぎ止めようとする清夏は輝いてると思うのです
- 29二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 22:19:18
- 30二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 23:07:44
ま…まきの
- 31二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 00:28:01
- 32二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 06:59:31
プロデュース自体はできてるんだけど、このときは学P本人が壊れてるから清夏の行動のその理由がわからないと尚良い
- 33二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 07:30:02
これって最終回に2人で彼女のお墓参り行って「俺もう少しだけ頑張ってみるよ。」とか「プロデューサーのこと見守っててください。」とか言いに行くやつ?
- 34二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 13:52:10
- 35二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 20:22:14
- 36二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 21:37:28
プロデュースを始めた最初のほうは気にならないんだけど、だんだん距離が近付いていくにつれて清夏は頻繁(じゃないけど)にいなくなる学Pを疑問に思っちゃうんだ
でもふとした時に学Pが化粧で泣き後を隠してることに気づいちゃうんだよね
- 37二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 06:06:01
ドロドロの共依存というハッピーエンドになることが確定してるから、その過程でいくら曇らせても問題ないよね
だからちょっとしゅみたんの夢の中で学Pの彼女が起きたことを学Pに追体験してもらうね - 38二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 06:34:33
一番星になった最初のライブのあと、控え室戻るとそこにPっちの姿はなくて、しゅみたんへの感謝と謝罪を伝える手紙だけがあってさ
それを読んだしゅみたんは、Pっちへの感謝とか、引き留められなかった悔しさとか、いろんな気持ちが込み上げてきて、ボロボロ泣くんだよね
それから数年経って、アイドルとして成功するんだけど、あれ以来Pっちとは会えていないことに、どこか満たされない気持ちを抱えながら日々を過ごすんだ。
それでも、アイドルを続けていれば、きっといつかまた会えるよね?と信じて待ち続けるしゅみたん
みたいなビターエンドも好きです - 39二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 07:01:42
- 40二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 07:06:05
しゅみたんが気付いたけどアプローチだったり引き留めようとしたりしなかった場合かも知れん
- 41二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 11:21:44
ティンときた!ので書いてくけどスレチだったりお目汚しであれば消してくれ
「じゃ、また明日ね〜Pっち〜」
今日も寮の玄関まで送ってもらった彼にそう告げて、別れる。西日に照らされている彼の顔には、やはり何処か陰りがあるように見えた。
「ええ、本日もお疲れ様でした」
いつも通り、気持ちが籠もっているか分からない締めの定型文。いや、労っている気持ちはあるのだろうが、その実、あの人はあたしのことを眼中に捉えてない気がする。
それこそ担当してもらった始めの頃は気付く余地も無かったが、あの人と一緒にいる時間が増えれば増えるほど─あの人を知れば知るほど─彼の瞳の奥にはあたしじゃない"誰か"がいることを悟ってしまった。
だからといって、問い詰めるなんてことはしない。そんなのはあまりに野暮だ。彼から話さないと言うことは、つまりそういうことなのだろう。大体の予想はつく。
当てつけにされていることに腹が立たないわけでも無いが、そんな彼を何処か慈悲にも似た感情で往なしていた。過去にあたしそっくりの彼女がいたのか、はたまた名前が偶々被っていたのか、そんな些細なことはどうでもいい。
昔よりも現在、より色濃く刻みつけてやるだけ。彼がどれだけ過去を思おうが、それらを全てあたし色に染め上げてみせて、彼との未来を歩んでいく。
どこまでも歪んでいる感情だと理解はしつつもあたしもまたその感情の波に溺れているのだと実感しながら、親友のいる部屋へと歩いて行くのだった。 - 42にわか25/04/09(水) 17:08:37
- 43二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 22:25:02
個人的には学Pと清夏の一途な愛がどちらも重くなればなるほど美しくなるシチュエーションだと思う
愛のある共依存で外から見て破滅してる関係だと興奮する - 44二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 00:18:46
同級生の伝説級アイドルに片思いされてた学Pか…】
- 45二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 06:22:01
ほしゅみたん
- 46二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 09:42:30
しっかりと自分を見てくれない学Pの態度に対して清夏チャンなら直接聞かずに「なんでもない」って済ませてアクション起こさなそうなイメージある
直接目の当たりにして踏み出せそうになった時にはもう学Pは人間性がほとんど消えてるんだよね - 47二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 15:33:17
その日の夜のことだった。夕食を食べ終え、一休みしていると、唐突に部屋の扉を叩く音が飛び込んできた。
「はーい、今開けまーす」
何の気もなしに応答する。扉を開けた先にいたのは、共同授業のときよく見かけるあさり先生だった。
「失礼します、紫雲さん。こんな時間にすみません…」
「いえ、それは大丈夫ですケド…何かあったんですか?」
「ええ、紫雲さんのプロデューサーくんが…」
その話を聞いた途端、頭が真っ白になった。気づいたときには無我夢中で彼のいる事務所へ走り出していた。
「Pっち!!ッ大丈夫!!?」
「………清夏さん…?」
全速力で走ったおかげか、寮から事務所までは一分とかからなかった。着いてからあさり先生を置き去りにしたことを思い出す。でも今はそれより…
「もー…心配したよ~。あさり先生から倒れた、なんて聞いたからさ?ソッコーで来たんだから〜」
「…面目ありません。担当アイドルにまで迷惑を掛けるなんて…」
「今はそーゆーのナシ!…あ、そういえば何で倒れたとかも聞いてなかったや。あのPっちが倒れるなんて、ワルい物でも食べた?」
ソファーで横になっている彼の心配が先だった。
実際、これまでに彼が倒れた、なんて聞いたことがないし何なら、風邪を患ってる様子すら見たこともない。
それ故に先生から聞いたときは、本当に何かあったのかと冷や汗をかいた。
「……いえ、俺の体調管理ミスです。もっと慎重になるべきでした。本当に迷惑をお掛けして申し訳─」
「Pっち〜?」
「…すみません、感謝が先でしたね。駆け付けてくれて、ありがとうございます」
「そーそー♪その言葉が聞きたかったんだよ〜」 - 48二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 16:53:26
落ち着いて彼の様子を観察をしていると、ようやくあさり先生が到着した。
先生とPっちが少し話した後、先生からPっちを寮の玄関まででいいから送ってほしいとお願いされた。当のPっちは必死に一人で戻れるだのあーだこーだ訴えていたが、この惨状を前にして首を縦に振る人なんていない。
「いいから諦めて担当アイドルに看護されなよ♪いっつもいろいろしてくれてるんだしさ?」
「しかし…」
まただ、彼はこちらから何かを施そうとしても厭に良い顔をしない。借りを作りたくない性格なのだろうか、それにしたってはあたし以外の頼み事は比較的聞いている気がする。思い出すと、少々むかっ腹が立ってきた。
「いーから!黙ってあたしについてくる!!」
「ちょ…清夏さんっ…!」
言っても聞かなそうだったため、腕をつかみ無理やり歩かせる。どうせこのソファーじゃ大して休めない、休むならベッドのが断然いい。
あさり先生の見送りを受けながら、今度はプロデューサー科の寮へと向かっていくのだった。
「ここがPっちの部屋か~。うんうん、なんか想像通りって感じ~」
「…それ、誉めてますか?」
歩くこと数分、彼の部屋にたどり着いた。部屋を見た第一印象としては、良く言えばこざっぱり、悪く言えば生活感がない。確かに汚いよりかは綺麗な方が見栄えはいいが、綺麗”すぎる”のだ、この部屋は。
リビングを見渡しても私物らしい私物がない。ほとんど元のレイアウト通りの家具しか置かれていない。所謂ミニマリスト…とも取れなくもないが、周囲の家具をどれだけ観察しても使用感が微塵も拾えない。まるである時から時間の経過が止まっているようにも見えた。
「寝不足で倒れただけなので、今はもう大丈夫ですよ。せっかくここまで来てもらったんですし、お茶でも入れます。何もない部屋ですが、くつろいで待っていてください」
「その寝不足で倒れるってのがヤバいんだけどねー」
そう言うと彼はキッチンへ行き、お湯を沸かし始めた。使い慣れている様子から、一応普段使いはしているのだろう。彼の位置からあたしは見えない。少しの間、探索してみることにした。 - 49二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 21:34:05
ありがとう
- 50二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 06:57:25
保守
- 51二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 12:14:19
期待
- 52二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 15:31:29
遅筆で済まない…完遂はさせるぜ
「あれ…」
部屋には私物が一切ないものだと思っていたが、テレビの前に写真立てがなぜか伏せられて置かれていた。ほかに目立った私物も見られなかったが故にやけにこの写真立てが目を引く。伏せられているのだからきっと見られたくないはずだ。彼に許しを得てから見るべきだろうか?いや、彼に聞いたところで答えは分かりきっている。ならば…
「ごめんね」
一言、小さくつぶやきあたしはその写真立てを手に取った。
するとそこに映っていたのはこの前、あたしと彼がゲームセンターに行き、キャッチャーゲームで景品が取れた記念に、と筐体を背に二人で笑い合っている写真だった。確かこれはスマホで撮影したはず…彼がデータを態々写真に刷った?
それほど大事に思われているのであれば、とも思った矢先、よく見るとその後ろに裏替えしにした写真が複数枚入ってるのが見えた。不思議に思い、無造作にその写真を引き抜いて表を確認した。
「ぇ……」
呻き声が漏れる。その写真には、病床で上半身を起こし、儚げな笑顔をこちらに向けている少女が映っていた。見た感じ、たぶんあたしと同じくらいの年。儚げながらも歯を見せて笑う様子は、病にかかっていなければ活発な性格の持ち主だったとわかる。髪はストレート、色は明るめのブラウン。左の目元には分かりやすい大きな涙ぼくろがあった。
大方、予想はついていたはずなのに、最後の裏返しにされている一枚もまためくってしまう。予感は想像通りだった。
最後の写真には、二枚目と同じ子が公園のベンチでこちらに大きなピースを作り、口を大きく開けて笑っている姿が映っていた。 - 53二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 22:55:04
保守
- 54二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 07:46:27
清夏に面影重ねてるの辛いな
- 55二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 12:41:51
保守
- 56二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 15:04:05
このレスは削除されています
- 57二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 15:32:34
「お待たせしました、清夏さん」
二人分のコップを持ち、清夏さんさんがいるリビングへと戻る。横目でちらと写真立てを確認すると、ほんの少し、ミリ単位ではあるが、元の位置からずれていた。…まぁ見たのだろう。ほかに私物がない部屋でぽつんと一つだけ倒れている写真立ては、誰が見ても不思議に思う。
だからと言って態々隠そうとも思わなかった。遅かれ早かれ清夏さんには気づかれる。そこは問題じゃない、問題なのはそんな彼女に俺が甘え切っていることだ。
理屈では分かっているのだ、今目の前に居るのは”紫雲清夏”であって、”あの子”ではない。そんな簡単なことくらい気づけているはずなのに、いざ接すると”あの子”のように接してしまう。
彼女─清夏さんからしてみれば溜まったものじゃ無い。今までの厚意はすべて過去の女を重ねてきた故の物だったのか、プロデュースを受けたのも面影を感じたからなのか、と。絶縁されてもおかしくない話だ。だが、清夏さんはずっと変わらない態度で俺と応対してくれている。その現状に心地よさを感じているのもまた事実だ。
自分のことながら吐き気がする。いつからこんな狡猾な人間になったのだろうか。否、これが俺の本性だ。他人の優しさに免じて自分さえよければいいと… - 58二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 15:32:49
このレスは削除されています
- 59二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 19:22:54
つらいな…
- 60二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 21:03:27
「…Pっち、聞いてるー?」
「……すみません、やっぱり少し疲れているのかもしれません」
勝手に自己嫌悪して目前の彼女とも向き合えていない。こうして話し合っている最中でさえ、頭にあるのは…いやもう、よそう。これ以上考えても堂々巡りだ。
「ほらーやっぱり付いてきてよかったじゃん。一人で帰らせてたらまた倒れてたかもだし~」
「…仰る通りですね、今日は少し早めに寝るとします」
真面目に今日はもう仕事をせず、寝たほうがいいだろう。さっきから思考がぐちゃぐちゃだ。
「ねぇPっち」
「…なんでしょう、清夏さん」
声のトーンが下がった気がした。
「Pっちの見ている子って…本当に”あたし”だけ?」
その言葉に全て詰まっていた。図星を突かれ、言葉が咄嗟に出てこない。
「あー…今のは聞き方がサイアクだったかも。……なんかうまく言葉にできないんだけど、あたしは、今ここにいる。んで、あたしはPっちの担当アイドルだから…んー!もう何言いたいのか分かんなくなってきた!」
「…清夏さん?」
「よーするに!あたしが!Pっちの夢、叶えさせたげるから、そのつもりでヨロ!!」
「──」
・・・
何も言えなかった、その台詞を聞いたのは人生で二度目だったからだ。
「…よろしく……お願い、します…清夏さん…!」
「えっ、ちょ…な、泣かないでよ!あたしが泣かせたみたいになってるじゃん!!」
何か喋ろうとしたが、零れ落ちる涙のように発せず、嗚咽となって消えていくのだった。 - 61二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 22:14:40
今まで色々抑えていたものがあふれ出したのか、初めて自分の思い人が涙を流す姿を見てそんなことを思った。
これまで彼がしてきた陰りのある表情は、あの写真を見れば合点がいく。
心のどこかであたしと影を重ねてしまっていたのだろう。それ故の後ろめたさ、罪悪感。
だから、あたしから何かしようと申し出してもよそよそしかったんだ。
何も知らないあたしだったら腹を立たせていたが、今は違う。寧ろ、今まで以上に彼に尽くしたいと思える。
前にあたしのことを支えてほしいと伝えたが、逆だ。あたしが彼を支えなければならない。
傍から見れば狂っているのかもしれない、あたしたちの関係は。方や過去の思い人の影を担当アイドルに重ね、当の担当アイドルはそんなプロデューサーをそれでいい、などと甘やかす始末。とても健全な関係とは言えない。
だけどそれでいいんだ、彼と共に一緒の時間を過ごすことが何よりの幸せなのだから。
彼の過去に何があったのかは分からないし、詮索しようとも思わない。話せるようになるその時まで、あたしは”知らない”。”知らない”フリをするのだ。大事なのは彼が今あたしの目の前に居てくれること。それが何よりだと気付いた。
「…落ち着いた?」
「…はい、本当に見苦しい姿を……。何とお詫びすればいいか」
「そんなのいいよ~あたし的には普段とは違う姿見られたし♪」
「出来れば忘れてください…」 - 62二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 22:17:42
「どうしようっかな~?…じゃあ、あたしからのお願い一つ聞いてくれたら忘れてあげる」
「…俺にできることであれば、何でもやります」
正直な話、言った通り、彼の今まで見たこともない表情や感情を見れたので、お腹いっぱいだったが、条件を付けないと彼が満足しなさそうだったので、一つ付け加えることにした。
「あたしが”あなた”に告白したらちゃんとOK出すこと!!」
「……それは、どういう意味で?」
「だって今のPっちに告白したって100パー破局するよ、マジで」
「…そもそもアイドルなので、という理由を持ち出すのはNGですか?」
「NGでーす。今のあたしはそこまで優しくありませぇ~ん」
舌を出して否定してやる。そうそう上手い逃げ道があると思わないほうがいい。
「だからあたしが告白できるくらいまでカクシタアナタを見せてほしいな、なーんて♡」
「……なるほど、分かりました。確かに、今の俺に清夏さんの手を取る資格なんてないですね」
「こーんな良いオンナなかなかいないよ~?気が変わらない内にその気にさせなきゃね♪」
「ええ、全くです。俺には勿体ないくらいだ、尤も他に譲る気なんて毛頭ありませんが」
軽口を叩くくらいには立ち直ってくれたようだ。
彼を取り巻く問題は時間が解決してくれる。一度、彼と言う沼にハマってしまったのだ、ハマったのなら一緒に沈むトコまで沈んでやる。あたしに目を付けられたことを後悔させてやるくらいには、付き纏ってやる。彼には丁度いいだろう。
まさかあたし以上にウソツキだとはね~。今度はあたしが本当の「あなた」を見つけに行くから、その時まで─ね?
遅筆かつ杜撰な文章ですみません、少しでもスレタイの概念を文章化したく書き上げました!
最後少し雑になりましたが、以上になります!保守頂きありがとうございました!! - 63にわか25/04/13(日) 00:40:31
- 64二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 08:21:07
素晴らしいです! いいもの読めました!めちゃくちゃ感謝です!