- 1二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 20:28:53
- 2二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 20:29:49
申し訳ありませんが当店セルフサービスとなっておりまして
- 3二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 21:44:35
>>2 わ……わかりました 全く文才はないけど言い出しっぺなので私が書きます
「そこだそこだ!いけー!」
「アブね!?けどまだまだ!おらっ、ゲージぶっぱだ!」
「ちょっ、そこでそれは!?」
ゲーム開発部の部室。それぞれコントローラーを握り、ゲームに熱中する男女。片方は私のお姉ちゃん。そしてもう一人はその彼氏さん。私の隣で黙々とゲームの稼ぎ作業を繰り返してる私の彼氏のお兄さんだ。
「あーっ、負けたー!」
「こわー……今のは負けるかと思ったんだけど」
「私だって成長してるんだから!」
私と彼氏君、それとほとんど同じ顔をした男女が仲良く、騒がしく話している。当たり前だ、私達と彼氏はそれぞれ双子なんだから。お姉ちゃんが兄の方を好きになって、私が弟君を好きになる。特におかしくはない……けど。
「ふー、喉渇いちゃった……ジュースちょうだい」
「はいよ」
「あ、○○も飲む?」
「飲む」
この部屋に私達がいることなんてお構いなしに2人はこう……イチャついてくる。いや、別にそれはいい、付き合ってるんだから多少は。だけど、さも当たり前のように一つのペットボトルを回さないでほしい。止めはしないけど、やるなら2人きりの時にやってほしい。
「……」
それに引き換え、彼は隣で座って黙々とゲームをやっている。それもそれでどうなのかなぁ、なんて思ってると……ちらっとこっちを見たお姉ちゃんと目が合った。少し気まずそうに私が視線を逸らすと、お姉ちゃんがいきなり、彼氏の膝に倒れ込む。
「うおっ、どうした」
「いやー、別にこういうのもいいかなーって、そう思わない?」
「……」
- 4二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 21:45:00
胡坐をかいている彼の膝の上に頭を乗せたお姉ちゃんは、ちらちらとこちらを見ながら彼氏に言う。それを聞いた彼もお姉ちゃんの頭を撫で始めて、
「まあ俺はいいけど」
「えへへ~」
お姉ちゃんも気持ちよさそうな顔をしている。
「……」
何さ、自重してた私が馬鹿みたいじゃん。隣を確認すると、タイミングがいいことに、稼ぎ作業がひと段落してセーブをしている様子が弟君のゲーム機に表示されていた。そしてセーブが完了したタイミングで私は、弟君に抱き着く。
「うわっ!?ミドリちゃん、ど、どうしたの……」
私の行動に驚いたのか、素早くゲームをスリープモードにして私の顔を覗き込む弟君。おそらく今の私の顔は、凄い不満そうな顔をしているだろう。でもしょうがない。目の前でお姉ちゃんとお兄ちゃんになるかもしれない人がずっとイチャイチャしてる様子を見せられてるのに、私達は隣で座ってるだけなのだから。だからしょうがないのだ。
「「……」」
ゲームを置いて、私の背中に手を回し、優しく抱きしめる弟君。そのままぎゅーっと抱きしめてもらうと、彼の体温と匂いが私を少しおかしくし始める。少しだけ抱きしめてる腕を緩めてスペースを作り、彼の胸に顔を埋めるともうたまらない。
「んん~~……」
口から声が出てしまう。でもいい、お姉ちゃん達が先に始めたのが悪いのだから。だったらこっちも見せつけてあげればいい。
「……ね、ね、もっと……」
すると案の定、こちらをちらちら見てたお姉ちゃんが彼氏君に要望を出した。彼氏君はお姉ちゃんを起き上がらせると私達を同じように互いに抱きしめ合い、そのまま髪を撫でたりしている。もうこのままキスまでいくのは時間の問題かな。なんて考えると、私もしたくなってきた。それは弟君も同じだったのか、私達は互いに顔を近づけていく。もうちょっと、もうちょっと。後数ミリで私達の唇が―――
これ以上は私の力では無理なので失礼する - 5二次元好きの匿名さん25/04/05(土) 21:52:21
おお