- 1クーちゃん◆9wIDxpGzlg25/04/06(日) 02:36:44
~~~INTRODUCTION~~~
「フロア・セントラル」は、1900年代から長らく計画され建造が続けられてきた巨大人工島である。
世界の海抜が大きく上昇し陸地の凡そ5割が海面の下へと沈んだ現在、2100年代の地球に於いて、太平洋上に浮かぶその鋼鉄製の大地は人類にとって最も主要な生活拠点として機能している。
中央政府による統治、限られた世界の中で日々を暮らす人々、解放を謳う無法者達とそれを取り締まる警察機構。
混沌とした科学技術といつからか人に宿る様になった異能。
ようこそ、セントラルへ。
ようこそ、人類最後のフロンティアへ。
~~~~~~~~~~~~~~
・wiki(「大雑把な世界観」の項目をご一読ください)
ここだけ異能集う海上都市【1/31更新】INTRODUCTION 「フロア・セントラル」は、1900年代から長らく計画され建造が続けられてきた巨大人工島である。 世界の海抜が大きく上昇し陸地の凡そ5割が海面の下へと沈んだ現在、2100年代の...w.atwiki.jp・前スレ
https://bbs.animanch.com/board/4742417/?res=190
- 2クーちゃん◆9wIDxpGzlg25/04/06(日) 02:37:58
【参加したい方へ】
・新規参加の方はまずは進行中の裏スレにてキャラクターの作成と登録をしましょう!個人が保有出来るキャラクター数に制限はありませんので、まずは自分が一番動かしやすいと思うキャラを一人作ってみることをおすすめします。
・分からないことがあれば裏スレで聞いてください。
・当スレでは『置きレス』形式でのご参加を推奨しています、1日1レス返せれば良いor返って来れば良い、くらいの心持ちで。
・ただし連絡の無いまま待たせ『過ぎる』のは厳禁です、どうしても2日以上返信が滞ってしまいそうな場合は、予め裏スレの方でお相手にご連絡をさしあげてください。
・「私生活があるしリアタイ参加は難しい……」「荒らしとかしてないのにいきなり規制食らったんだけど!?」「スレの速度に着いて行けねぇよ~(涙)」とお悩みの方々、どうぞ一度お立ち寄りください。
・参加者及び参加者各自が保有しているキャラクターを管理する為、参加時には名前にトリップをつけることをお願いしております。
・あにまん管理側による集団規制、また個々の回線の問題などでスレ建て者によるレス削除等の管理が行き届かない場合があります、荒らしには反応せず通報やスルー対応を徹底してください。
・エロシチュグロシチュも許容いたしますが、ディープな描写をする場合はテレグラフを用いるなど削除されない様に対策をお願いします、またお相手がそうした描写を嫌がっているのに無理強いするのもやめましょう。
・次スレ建ては>>190を踏んだ方にお願いします。
- 3クーちゃん◆9wIDxpGzlg25/04/06(日) 02:38:42
【禁止事項】
・確定ロール、無敵ロール、一般的にこういった遊びで敬遠される行為は同じく禁止です。
・ただしこれら↑をうっかりしてしまう場合もあります、見かけた場合まずはやんわりとした口調で注意をお願いします。
・その他、お相手が「これは嫌だ!」と言う行為も都度対応していただければと思います、円滑な遊びの為にもコミュニケーションを大切にしましょう。
(以下キャラクリ時のお願い)
・当スレはオリスレです、版権キャラ、版権設定のご利用はご遠慮ください。
・舞台を破壊しかねない様な大規模の能力はご遠慮ください(例:「半径数kmに渡って凍結させるor炎上させるぜ!」「島の地面に海まで貫通する巨大な穴を開けられるぜ!」など)
・対処不能、或いは対処法が極端に限られる能力はご遠慮ください(例:「俺が時を止めた……動きたければお前も時の世界に入門するしかないぞ」「俺の質問に答えた奴は問答無用で洗脳されるんでよろしく~」など)
・舞台に単独で多大な影響を及ぼしてしまいかねない権力者キャラはご遠慮ください(例:「俺はフロア・セントラルの航行先を全部決められる船長で……」「俺がこの島の権力の頂点に立つ大統領なんだよね」など) - 4クーちゃん◆9wIDxpGzlg25/04/06(日) 02:39:42
>>10まで保守
- 5クーちゃん◆9wIDxpGzlg25/04/06(日) 02:39:57
ほ
- 6クーちゃん◆9wIDxpGzlg25/04/06(日) 02:40:20
し
- 7クーちゃん◆9wIDxpGzlg25/04/06(日) 02:40:48
ゅ
- 8クーちゃん◆9wIDxpGzlg25/04/06(日) 02:40:58
お
- 9クーちゃん◆9wIDxpGzlg25/04/06(日) 02:41:10
わ
- 10クーちゃん◆9wIDxpGzlg25/04/06(日) 02:41:28
り!
- 11二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 00:32:27
このレスは削除されています
- 12龍塚◆9wIDxpGzlg25/04/08(火) 00:44:09
【シチュエーション:戦闘 当シチュ内募集人数:プッシーキャット・ナインライフ 使用キャラクター:護 龍塚】
【セントラルの中でも治安の悪い、夜の街。寂れた倉庫が立ち並ぶそこは、ならず者たちの蚤の市でもある。非合法の品が取引され、時には横流しされた珍品が姿を現す】
【その堕ちた物流の細道。こんな場所でもある程度はメインストリートが存在し、細い道には人があまり通らない。裏の住人たちと言えど、人が集まるから取引が成立する。その人がいないはずの道に、その男はいた】
(いやぁ、毎回潜入捜査で何故私が選ばれるのか……。特段腹芸が得意な訳ではないのに。怪しいから大丈夫って何ですかほんとに……) - 13プッシー◆.2EQ5ae7PI25/04/08(火) 17:18:25
その頃。
10メートルぐらい離れた物陰から、光学迷彩を作動させた少女が男を監視していた。
(アレがいわれていた護 龍塚だニャ。聞いた通りの姿してて助かったニャン)
望遠モードにしている多機能ゴーグルで顔を確認する。
兵士服の上からトレンチコートを着た茶髪で糸目の男性。夜だというのにサングラスをつけているのは目が見えないからだろう。
(プッシーの役目はこれから起きる出来事の顛末を持ち帰る事……いつも通りニャ)
望遠モードを止めて視界を普通に戻す。
上司から今回WANS・Cの異能歩兵部隊の三兵と称されている人物の実力はどの程度なのか、また詳しい能力を把握する為に情報収集任務を命じられ、こうして監視している。
(そういうわけで、みにゃさん、そろそろ襲って欲しいですニャ~)
彼女がそう思っていると、ゾロゾロとガラの悪い男達が細道の中にやってきて護 龍塚の行く道を防いだ。
- 14龍塚◆9wIDxpGzlg25/04/08(火) 19:37:12
「……おや。お兄さん方、こんなにお揃いで。どうされました?ああ、もしやうちの商品がご入用で?」
【白杖代わりに見せかけた、大きなキャリーケースを開く。手を広げて紹介したのは、セントラルでは貴重な土であった】
「合成品ではなく、陸地からの良質な土ですよ。ここにあるのはサンプルですが、取引いただけるならより大量にご用意できます」
【ビジネス用の笑顔で答える。違法な土の売人。それが、今回の潜入捜査の仮の身分である。土が貴重な品となった今、犯罪組織が不正な手段で土を得て、闇の取引が行われることも横行している。セントラルの土も、当然全てが潔白ではない】
「それで、あなた方のお支払い方法は?勿論……その鉛玉は扱っておりませんので」
- 15プッシー◆.2EQ5ae7PI25/04/08(火) 21:07:27
(お、始まったみたいニャン)
ターゲットの龍塚と今回の襲撃役の男性達が揉め始めた。
彼らはクリミナルズが集めた街のチンピラ達だ。異能もなければ大した武装もない。捕まって拷問にかけられても提供する情報すら持たない。
ナイフや鎖といった各々の武器を手にしたチンピラが龍塚に襲いかかった。
(しかし、リーダーは拳銃持ってるはずなのに 後ろに隠れて大物気取りとかまさにバカの見本だニャ)
プッシーキャットは呆れながら眺めていた。
初手で発砲もせずに子分に襲わせてる時点で裏社会ではヌケサクもいいところだ。異能持ちの可能性を考慮すれば初手で殺すのに限るのにそれをしない。
今回の襲撃役に選ばれるだけの事はあった。
(頼むから異能ぐらい使わせて欲しいニャ~……)
彼女は祈るような気持ちで龍塚とチンピラの戦いの行く末を見守った。
- 16緑髪の悪魔◆tsGpSwX8mo25/04/08(火) 21:30:27
【シチュエーション:戦闘(日常に発展可) 当シチュ内募集人数:一名様まで 使用キャラクター:細川彰宏】
(丑三つ時。美しく、また不気味に辺りを照らす月の光を浴びつつ、死と血の匂いを全身に纏う緑髪の青年。)
クソッ…あの女と闘った後から調子が戻らねェ…結局殺せずに終わっちまったし…ゲホッ…ア゛〜、クソ…
(少し吐血し、ふらつきつつ路地裏へと入り、壁に寄りかかる。)
次の奴は……ハァ、今日は十分仕事したかァ…?
(疲労と失血で回らない頭を何とか回し、何か考えているようだ。) - 17外科医アッシュ◆nzp.1RH2vE25/04/08(火) 21:39:12
- 18緑髪の悪魔◆tsGpSwX8mo25/04/08(火) 21:51:19
- 19カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/04/08(火) 21:58:07
【シチュエーション:フリー 当シチュ内募集人数:先着1名様まで 使用キャラクター:カチューシャ】
【警備ロボットが来たり来なかったりする路地裏近く。監視カメラといった設備も無く無人機が巡回しないのは自由を求める者たちの声か、コストの問題か、設置したそばから破壊されるからか】
…マッチ、マッチはいりませんかぁ
【無法と秩序の境目でリボンで括ったツインテールを揺らし砂糖を煮溶かした声で小さくマッチを売ろうとする小さな影。洒落のつもりか赤ずきん風に売るマッチが何らかの隠語に聞こえるやもしれないけれど、だとしたり間違いだ。
小さな手で売ろうとしてるのは見た目もマッチ棒で、ちゃんと火の着く代物だ。合法かどうかはお近くの治安維持機関にでも尋ねてみよう。その頃にはマッチの売人は影も形も無いだろうけど】 - 20外科医アッシュ◆nzp.1RH2vE25/04/08(火) 22:02:53
- 21ユリ◆.vKsOpnazs25/04/08(火) 22:16:42
- 22緑髪の悪魔◆tsGpSwX8mo25/04/08(火) 22:24:19
- 23カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/04/08(火) 22:47:07
【後頭部で纏まった黒髪が翻り、上から降ってきた。身体強化系かサイバネティックス系のあれかと思いながら突然現れた女性に視線を向ける】
…マッチだよ~…赤ずきんのお話って知ってる?
【無警戒に目線を合わせるために屈みながら話し掛けてくるその様子は堅気の雰囲気を感じる。しかしそこらのチンピラ集団を単なる一般人が異能で壊滅してしまえるのがこのフロア・セントラル。
堅気の雰囲気も偽装の可能性があるから油断はできない】
このマッチをしゅ!ってやるとぉ、夢心地になれるんだよ~…
【高い背丈から、大人の女性かと思ったけれど、思ったよりも声は若く学生くらいかもと考えながら曖昧に答えた。健全な学徒は顧客に成りにくい】
- 24外科医アッシュ◆nzp.1RH2vE25/04/08(火) 22:50:43
「腹部と脇に対する処置のためです。私の異能は傷を固定しますが、治すことはできませんから」
【振り払われる前に手を離し、からぶった隙に脱がせて傷口の状態を固定する。そして抱えていた鞄から未開封のウォーターボトルを取り出し、洗っていく】
「事前説明を怠ってしまったことは謝罪します。申し訳ありませんでした。しかし、今の貴方は一刻を争う重体ですので処置は続けさせていただきます」
【そう言って縫合用の針と糸、ハンカチを取り出す】
「今から腹の傷を縫い合わせます。舌を噛まないよう、ハンカチを口に入れるので開けてください」
【もし開けなかった場合は無理矢理にでも突っ込まれるだろう。そう確信させるだけの迫力があった】
- 25緑髪の悪魔◆tsGpSwX8mo25/04/08(火) 23:00:18
- 26外科医アッシュ◆nzp.1RH2vE25/04/08(火) 23:27:22
- 27緑髪の悪魔◆tsGpSwX8mo25/04/08(火) 23:30:26
- 28ユリ◆.vKsOpnazs25/04/08(火) 23:39:39
- 29外科医アッシュ◆nzp.1RH2vE25/04/09(水) 00:01:17
- 30緑髪の悪魔◆tsGpSwX8mo25/04/09(水) 00:07:36
- 31外科医アッシュ◆nzp.1RH2vE25/04/09(水) 00:22:47
- 32龍塚◆9wIDxpGzlg25/04/09(水) 00:35:28
「ああすみません、刃物や鎖もお断りでして……。申し訳ありませんが、恐ろしいのでお手元の武器を仕舞っていただきたいのですが……」
【焦るように言葉が揺れる。しかし回避に迷いは無く、襲撃者たちの武器が届くことはない。苦笑いを浮かべながら、華麗な動きで男たちの周囲で大立ち回りを繰り返した】
「どうやら穏便にはお話できないようですね。ならば……」
【とある場所で龍塚の動きが止まり、苛立っていた男たちが深く切り込もうとする。その瞬間。開いたケースの中に袋詰めされていた土が、我先にと挑みかかった男たちの頭部に直撃する。袋が破け舞い散った、いや舞い散るはずだった砂が龍塚のまわりに、意思を持って集まる】
「そこの責任者らしき方と、交渉させていただきましょう」
【龍塚が立っているのは、プッシーキャットが観測している方角。龍塚が走り出す。靴と地面の間に、土が入りこんだ。すると龍塚の速度が段違いに上昇する】
【これは足の下の土を高速回転させる、つまり電動ローラースケートのような方法である。そのまま土に乗って移動するより、はるかに速い。当然行き先は観測者……プッシーキャットだ】
- 33緑髪の悪魔◆tsGpSwX8mo25/04/09(水) 00:40:35
- 34外科医アッシュ◆nzp.1RH2vE25/04/09(水) 00:49:36
- 35緑髪の悪魔◆tsGpSwX8mo25/04/09(水) 00:56:26
- 36外科医アッシュ◆nzp.1RH2vE25/04/09(水) 12:26:48
- 37カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/04/09(水) 12:47:33
あれ救われるような話だっけ…
アタシぃ?ぜんぜんちがうよ~ただのしがない売り子さ~ん
【デッドエンドだったような、でも幸せな幻想に包まれて安らかに永眠したのは救いと言えば救いか。神の子を崇める宗教だと不遇の末に天国行ければ勝ちだった気がする。
なんて考えつつ、マッチの製作には一切関わってないと本当のことを言う。馴染みの闇業者という仲介業者から卸された個人小売なのだ、とマッチ売りの少女かという問いに嘘は吐かず返答。あえて、少女であるとも名乗らない処世術は相手に伝わっただろうか】
これは、人と喋るよりマッチを見つめるしかないようなさびしい人たちが使うもんなんだけど~…ホントにほしい?
【このハイテク時代に普通のマッチではないことは分かってそうだけれど、同時に欲しがる人種だとは思えない。
特殊な薬剤を混ぜて発火させることで幻覚性質のある炎と煙を生み出すマッチは依存性は低いが、多量常用するようならしっかりと中毒者になれる代物だ。売りはするが使ったことはない】
おねーさん、なんで買ってくれるのかな~?
【学生が用いるには異質な財布は普通ではないことは感じさせるけれど、幻想に浸りたいわけではないと本人でさえ申し出る始末。
こんな未来あるかもしれない若人に売るとなると、その場は懐が満たされても来月から闇業者間で悪評判が流れてしまっては少々困る。欲しい理由の確認をしてみよう】
- 38二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 17:56:16
このレスは削除されています
- 39プッシー◆.2EQ5ae7PI25/04/09(水) 19:36:57
プッシーキャットは物陰から離れると、勢いよくその場から飛んだ。
彼女の身体は軽々と宙を飛び、数メートル先の建物の取っ掛かりを掴むと、飛んだ時の勢いのまま方向を変えて建物の屋根に飛び乗る。
(なんで、こっちに気づいたニャ)
体勢を整えると、屋根伝いに走り、追跡され難いよう排気ダクトや金網や障害物の多いコースを選んで猫のように駆け抜けていく。
(光学迷彩は効いていニャいとしても……音は一切立てていニャイのに……なんで分かるんだニャ)
彼女は肉体改造を受け猫のような身体能力を持ち、足音を立てず行動できる。
だが、気づかれた。その理由が分からない以上、下手に隠れてやり過ごそうとするのは危険……そう判断し逃走を図った。
(プッシーの仕事は情報を持ち帰る事ニャ。戦いは極力避けろと命令されてるニャ。だから全力で逃げるニャ)
屋根が途絶えた為、ナイフを抜いて大ジャンプ。ビルのコンクリートの壁にナイフを突き刺してよじ登ると空気流動探知を作動させる。
周辺の空気の流れを探知するこの機能は、空気を押しのけて移動する限りは逃れる事はできない。
(……追っかけて来てるニャン)
自身を追いかけてくるそれを見ながら、目を鋭くした。
- 40ユリ◆.vKsOpnazs25/04/09(水) 20:16:00
なんで、こんな怪しいモノを買うのかって?
それは簡単!私が貴方みたいな小さな子が好きだから!小さな子が売っているものには、つい財布の紐が緩んでしまうの!
【胸を張って、人によっては聞くだけで警戒されそうなことをマッチ売りの少女へと語る。正直、マッチ自体には特に興味はなく家に帰れば捨てようかとも思っているが、小さな子が売っているということだけで買うには十分すぎる理由だった】
まぁ、あんまりお金に余裕がある訳じゃないから沢山買ってあげることはできないけど……
この財布も小さい頃に貰ってからずっと使ってるの。自分の稼ぎだけじゃこんなの買うなんて絶対に無理!
だから、うん。ほんの少しだけでも貴方の助けになれれば良いかな
【財布からマッチ二つ分のお金を出そうとする。大切に使われているのか、使っている年数の割に財布には目立つ傷もなく綺麗なままだ】
- 41カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/04/09(水) 20:45:14
そっか~…おねーさぁんアブナイひとぉ?
【思わず砂糖を煮溶かした営業甘え声に移行してしまう内容の相手の発言。目を細めて煽るような台詞だが、むしろ危険性は低いと判断した。
危ない人は、もっと危ないからだ。心中の警戒度は下がり、代わりに変な人度は上がった】
ふふっ、じょーだん~ヘンな人なだけだね~
【必要も無いのに買うなんて理解できない。さっき不遇の小さな子が幻想に浸って凍死する話を救いがあると言っていたし、もしかして慈善的な宗教観なのだろうか。
いや本当に自分みたいな子が好きなのか。変な人認定ランクが上昇する】
は~い、箱付きでおふたつで~す
赤ずきんみたいに使う気無いなら、箱は使わないといいよ~
【変な人なら売るのに躊躇いはあんまり無い。マッチ棒の入った小さな手のひらサイズの箱を手渡す。そして入手と使用が目的ではなさそうな相手に一応、完全に無駄にならない方法だけ教えてあげた。
このマッチは棒の薬剤と箱の薬剤が反応することで本来の機能を発揮するので、マッチ棒だけ擦ればただの火付け道具なのだ。そういうカモフラージュも兼ねている】
- 42龍塚◆9wIDxpGzlg25/04/09(水) 21:33:25
【屋根に逃げたプッシーキャットを、可能な限り地上から追う。この走行は、地上以外では使いづらく、土を近くに配置しなければ自分で振り切ってしまう危険性がある】
(なんて身体能力!この距離なら、おそらく素の異能操作速度では追いつけない。しかし、まだ私が発見できたカラクリは知らない動き……いや、“分からないがそういうことができる”と処理されるでしょうね)
【プッシーキャットが障害物が多いコースに入ったことで、直線距離では逃げないと判断。このタイミングで、土を足場に自分を持ち上げる。上空から障害物を避けて、彼女を追う】
【屋根が途絶えた。彼女を支える足場がなくなり、咄嗟に落ちるであろう空に土を伸ばす。しかし、彼女は消え、向かいのビルから何かが刺さる音がする。十中八九プッシーキャットの仕業。恐ろしい身体能力に面食らった】
「なんと……。申し訳ありません。これは、本気で行くしかなさそうですね」
【屋根の端に浮かぶ龍塚の下から、大きな音が響く。現れたのは、土に切断されたり捩じ切られた古い建材。今し方まで建物に付いて仮にも役目を果たしていたのだが、龍塚の異能により早期退職と相成った】
【投石物として、廃材が飛ばされる。彼女が立っている場所に一つ、少し遅れて彼女に一番近い屋根への最短経路にいくつか刺すように投げつけた】
- 43ユリ◆.vKsOpnazs25/04/09(水) 22:21:32
- 44プッシー◆.2EQ5ae7PI25/04/09(水) 22:22:05
空気流動探知が高速で飛来してくる幾つもの物体に反応した。
彼女はとっさの判断で身をかがめ、それらの飛来物を避ける事ができた。
(むっ、ムチャクチャやるニャ。ここ一般人も居るのに……ニャンニャンだあいつは……)
自分の周辺に落ちた破片の幾つかが一番近い屋根への最短経路に突き刺さっている。これが警告である事はすぐに察する事ができた。これ以上逃げるようなら容赦しないと。これらの投石は当たればケガでは済まないだろう。
(でも非常識過ぎるニャ。あとで通報してやるニャ)
多機能ゴーグルには彼の犯行がばっちり映っている。通報されて警察経由で自身の組織に怒られるといいと心の中で毒づくと、彼に背を向けて走り出す。
(屋根伝いが無理ならビル越しニャ)
ビルの端まで来たプッシーキャットは屋根伝いに逃げるのは諦めて自身が飛びつけそうな距離にあるビル郡に狙いを定めた。
(しかし、ちょっと困ったニャ~)
ビル群を飛んで移動する分だけ当然スピードは落ちる。落ちた分だけ近づかれやすくなり狙われやすくなる。またこのまま行けばどこかでジリ貧になりかねない。
(とりあえず何か打開策考えつかにゃいといけニャイ。なんか手はニャイかニャー)
逃げながら彼女は必死に頭を巡らせる。
- 45龍塚◆9wIDxpGzlg25/04/10(木) 01:55:31
(ふむ、これも避けますか。異能の探知では、動物の耳と尻尾が生えていた。身体強化の異能が一番あり得る線ですが、感覚強化も視野に入れなければ。私の有利は、状況をコントロールしやすい猟犬側であること。このチェイス、制するには……)
「黒雲母さんのような対応力でないことを、願うだけですね」
【防御に回していた土を広げ、攻撃用として展開する。鞭のように、右手側からプッシーキャットめがけて振り抜いた。屈まれて回避されることがないよう、同時に足元にも建材を飛ばして牽制。上はどれ程跳ぶか不明なため投げなかったが、上方向に飛べば、その分移動距離はそちらに持っていかれる】
(さて、向こうはビル群ですか。大きくジャンプさせ、その隙に着地場所を狙いたいところですが……。投石物をどれだけ使わないで距離を詰められるかが勝負ですね)
- 46カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/04/10(木) 12:22:29
まいどあり~!
【膨らんだ頬をハリセンボンみたいと感じながらしっかりとお金を受け取る。電子技術が発達すると電子攻撃を危惧して逆に現金が再び隆盛するのか。あるいはそれだけ中央政府に信用度があるのかも】
まあまあ、それなりに手元にも残るかなぁ?売れても売れなくてもイイみたいな緩さの契約だし~
自称優しい人さんなら直接ご飯とかお風呂代を恵んでくれてもイイんだよ~?
【対価無きお金は受け取らないなんて高尚な精神は持ち合わせていない。とはいえタダで貰いすぎると今度は自分がタダで動かなければならないことがある。
なのでこれは「優しいと言うなら金をくれ」というような煽りジョークである。そしてこれ以上は関わると乞食されるぞ、という意味も込められている】
- 47プッシー◆.2EQ5ae7PI25/04/10(木) 19:42:55
(ニャアア! 何も考えつかニャ~い)
この状況を打開する方法が思い浮かばず思わず泣きが入った。
人混みに紛れ込もうにも夜のスラム街を群衆がうろついてるはずもなく、人気の絶えない歓楽街は走って向かうにはここからでは遠過ぎる。
(そもそも人混みに紛れても、そういうの考慮しないヤツだったら通じないニャ……)
攻撃用に展開された鞭のような土は身を翻して、足元を狙って飛んでくる投石物はものによってはナイフで叩き落とし、そうでないものは最小限の跳躍で避ける。
(それにこの攻撃……これ以上しのぎ続けるのは難しいニャ)
下手に大きく飛べば、何もできない空中にいる事になる。それを見逃してくれるほど甘い相手ではない事を想定して逃げているのだが、ビル同士の隙間を飛ぶ際はどうしようもない。
距離そのものは確実に縮まっている。すでに当初より半分近い距離まで近づかれてしまった。
(こうなったら……)
彼女はビルの隙間から下に向かって飛び降りる。
数メートル事にブレーキをかけて無事に着地すると、そのまま走りだす。
- 48二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 20:50:43
このレスは削除されています
- 49龍塚◆9wIDxpGzlg25/04/10(木) 21:05:36
「おやおや、素晴らしい迎撃……。黒雲母さんのようで、実にやりにくい」
【龍塚の異能は手数が多い分、その迎撃をこなされる器用な相手には強く出られない。空子は対応力に加え、攻撃力や射程も上回れない相手であるため、さらに相性が悪い。そういった意味では逃亡一辺倒の敵は有り難くもあるが、結局逃げ帰られればゲームオーバー。距離は縮まりつつあるが、何かもう一つ策が欲しい】
(この実力、この装備。犯罪組織所属か、バックにいる可能性が高い。だとすると拠点が近くにあるならうかうかしていられない。一気に距離を詰める方法を……)
【その時、プッシーキャットがビルの隙間から逃走を図った】
【好機と見た龍塚も追って飛び降りる。異能の操作を止めて、土と共に自由落下。地面が近づくと土をクッションとして漂わせ、衝撃を分散させる。最後の速度こそ落ちるものの、五点接地すら行わず無傷で地面に降り立つ】
「そろそろ、チェックメイトと参りましょうか」
【土で自分を射出するように跳躍。高速に大部分の土が操作から外れるが、両手に握られた土が変形し、剣へと姿を変える。そのまま、直接プッシーキャットを貫こうとする】
- 50二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 21:36:56
このレスは削除されています
- 51ユリ◆.vKsOpnazs25/04/10(木) 21:43:44
- 52プッシー◆.2EQ5ae7PI25/04/10(木) 21:59:36
(情報送信完了……ついで情報の削除ニャ)
ビル同士の狭い隙間を駆け下りながら、プッシーキャットは通信機能付き腕時計を使って入手した情報をイジっていた。
ビルの隙間に入り込んだのは少しでも敵の視界を遮り自分の行動を誤魔化す為。
また直接情報を送ると探知される恐れがあるのでビルの無線情報ネットを利用して送る事で探知され難くする為だ。
(削除完了……これでいつ捕まっても問題ないニャ)
今回、味方からの救援はない。よしんば勝てたとしても被害は受ける。
(それにプッシーの能力なら死ぬという選択肢もあるニャ……でも痛いのはやだニャ)
後ろの物音を効いて、龍塚がビルの隙間に飛び降りてきた事を察したプッシーキャットは、大きく跳躍してきた彼に腕時計を投げつけた。
腕時計には通信機能だけではない、閃光弾としての機能も備えている。凄まじい閃光が周囲を照らし、180オンデジベルにもなる大音量が襲いかかる。
(普通ニャならこの隙に攻撃するけど……)
見つかった秘密が分からない以上、下手に近づくのは危険だと判断している彼女はそうはせず、急いで曲がり角を抜ける。
そして……
(そ、そんニャ~……)
袋小路にハマってしまった。
- 53龍塚◆9wIDxpGzlg25/04/11(金) 01:11:40
【投げつけられた腕時計に嫌な気配を感じる。咄嗟に土を剣から戻し、流体状にして巻き取る。投げつけられた勢いを利用して、自分よりさらに後方に飛ばした。龍塚の後ろで、物騒な花火が打ち上がる】
【耳が幾分か使えなくなったが、異能範囲内の戦闘に支障は無いと判断。光はもとより見えていない。されど加速が乱れた以上仕切り直すのが筋だが、龍塚は自分の足で彼女を追う。龍塚の異能、いや特技が水先案内人となったからである。曲がった先の行き止まりには、立ち往生するプッシーキャットがいた】
「素晴らしい。運に見放されなければ、猟犬(わたし)ではなく兎(あなた)が勝利していたでしょう。……いえ、尻尾と耳の形からして貴方はおそらく猫ですよね。さて、この距離での抵抗はお勧め致しません。手首を拘束しますので、お手をお借りしてよろしいですか?」
【勝者が敗者を讃えるように、龍塚が微笑む。彼の背後から捨て置いた土が、地を這い宙を浮き、健気に主人のもとに集う。その中には、今にも針のように飛ばされそうな形状のものもあった】
- 54未亡人◆/a78W0Y8K625/04/11(金) 01:14:11
【シチュエーション:日常 当シチュ内募集人数:先着1名様まで 使用キャラクター:袴葉 幽子】
【薬泉 湯の華】
【セントラルにひっそりと佇むその施設は、奇妙な煙を煙突から噴かし、「準備中」の立札が立てていた】
「ふわぁ……」
【入口の前を箒で掃きながら、小さく欠伸をする女性が一人…袴葉幽子である】
【今は行商中ではないので上下ジャージではあるが、丈が合っていないのかスラッとした手足が少し見えており、スタイルの良さが滲み出る】
「店長からストップがかかったのでしばらくはバイトは中止ですね…体が鈍らぬようにストレッチくらいはしておかないといけませんね」
【そう呟く幽子の頬には大きなガーゼが貼り付けられており、時折お腹をさする様子が窺える】
「幽子さ〜ん、札返しといて〜」
「わかりました、店長」
【幽子は「準備中」を裏返し「営業中」の札を立て掛けた】 - 55カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/04/11(金) 12:43:34
ほぉうらね~…
【乞われるがままお金を差し出すタイプの可能性も考えていたが、そこは分別があるようだ。どうだろう、小さな子が好きだと高らかに宣言しながらバレたら捕まる物を買うのは分別は怪しいと思い直す。
手渡された袋から躊躇わずに飴玉を1つ取り出し口に頬張って喋る。初対面の相手から貰った物に警戒心がないのではなく、変な人認定が高ランクなためそういうことはしなさそうという直感とまあそこら辺の毒物なら耐性があるから】
甘いねぇ、アメありがとぉ
【変な味、痺れ、刺激、総じて違和感無し。普通の甘味の塊と断定しながら、その飴みたいな声で希薄な感謝を伝えた。
甘いと感じたのは舌で転がした球体か、それとも相手の生についての主張だろうか。どっちでもいいし、いっぱい食べれてるかは横に置いて割りと自由にやってるので同意はできた】
じゃあおねーさん気をつけてね~ここら辺警備ロボットとかたま~にしか来ないから~
【そう言いながら自分は立ち去る気が無さそうである】
- 56◆X8YCQtJ5qr5e25/04/11(金) 17:36:39
【シチュエーション:日常 当シチュ内募集人数:先着1名様まで 使用キャラクター:伏見くいな】
【日没間際の稲荷神社】
【日の入りと共に社務所を閉める稲荷神社では、神職が社務所の中で締め作業を行っていた】
「さて・・・、もう締め作業について残りは日没の時間を待つだけね。その間外の様子はみつつ来月の神事の為の掲示物でも作りましょうか」
【そう呟きながらパソコンを立ち上げ始めた女性神職・・・宮司の伏見くいなである】
【神様や参拝にいらっしゃる方の前に出る仕事なので気をつけてはいるが、若干顔に疲れが出ている】
(しかし私が宮司になってからなぜか急に参拝やご祈祷に来られる方が増えてうれしい悲鳴をあげちゃいそう。せめて後1年すれば妹が大学を卒業するから楽になるんだろうけど・・・)
【そんな叶わない願い事を頭に浮かべながら外を見ると、一人が朱色の鳥居をくぐったところだった。】
「こんな時間に境内にいらっしゃると言うことはおそらく参拝だけでしょうけど・・・、とはいえ社務所を開けている時間という意識は持たないとね」
【そう呟いて気持ちと表情を切り替えた】 - 57893◆.2EQ5ae7PI25/04/11(金) 20:13:22
袋小路は狭く3畳ほどの広さもなかった。
全力で高く飛んだとしても垂直の壁が相手ではどこかで限界が来る。屋上まで取っ掛かりがあるとようには見えない。
大声で叫んだとしてもスラムの住人は誰も無視を決め込むから無駄だ。
(こうなったら……アレをやるしかニャイ!)
プッシーキャットはスーツの股間の部位を開く。排泄しやすいよう股間部分は用意に開く構造になっているのだ。
「ンッ……」
彼女は肉壺の中から小さな試験管を取りだすと、開いていたその部分を閉じ、今度は首筋から正中線に沿ってファスナーを下ろす。
「にゃあぁぁん……うぅ」
溜まっていた熱気が開放され汗が一気に蒸発し、プッシーキャットの小さな身体が震える。
- 58893◆.2EQ5ae7PI25/04/11(金) 20:13:56
彼女が試験管の中の液体を露わになった肌に塗りたくっていたその時、
「素晴らしい。運に見放されなければ、猟犬(わたし)ではなく兎(あなた)が勝利していたでしょう。……いえ、尻尾と耳の形からして貴方はおそらく猫ですよね」
曲がり角の向こう側から余裕の足取りで龍塚が姿を現した。
「さて、この距離での抵抗はお勧め致しません。手首を拘束しますので、お手をお借りしてよろしいですか?」
周囲に土が生き物のように彼の周りに待機している。
(頼むから効いて欲しいニャー)
彼女は空になった試験管を捨て、タイツのファスナーを首元まで引き上げると、
「シャアッ!」
全力で間合いを詰める。
被弾面積を小さくする為に極力低い姿勢で、放たれた飛び道具はナイフで叩き落としながら近づくも、あと少しのところでナイフが弾かれ、遠くに飛んでいく。
「ニャアア!」
徒手になりながらも彼女は相手の懐まで潜り込む事に成功する。
だが如何せん軽量なプッシーにできるのはここまでだった。
あっさりと彼の手によって取り押さえられ、地面に押し付けられる。
(あとは効果がでるまで時間を稼ぐだけニャ)
いつの間にかプッシーはタイツのファスナーをヘソ下まで下げていた。
彼女の汗と試験官の中身──フィクセンの香水が混じった体臭が二人の周囲に漂いだした。
フィクセンの香水の効果
dice1d00=
- 59893◆.2EQ5ae7PI25/04/11(金) 20:14:40
- 60緑髪の悪魔◆tsGpSwX8mo25/04/11(金) 20:30:47
- 61鬼桂◆tsGpSwX8mo25/04/11(金) 20:38:47
- 62◆pO7ms4XCRrzA25/04/11(金) 20:43:17
- 63外科医アッシュ◆nzp.1RH2vE25/04/11(金) 21:18:49
「……有益なアドバイスを、ありがとうございます。他の者にも周知させましょう」
【ぎゅ、と眉間に寄った皺をほぐしながら礼を言う。この後、男の助言は病院関係者全員に伝えられ、カレアの発見が早まることになった】
「待ってください。そのままで、お願いします。未だ貴方は重体に変わりないのですから、急な運動は勧められません」
【立ちあがろうとした辺りで身を乗り出し、ゆっくり座らせる。それと同時に救急車のサイレンが辺りを照らした】
『院長、患者は……その方ですね。こちらへ』
「お願いします。……そうでした、貴方の名前を伺っていませんでしたね。カルテに記入しますので、教えていただけませんか」
【救急隊員によって素早く運び込まれる男の後に続き、救急車へ乗り込む】
【些細な揺れも無く進む車の中で、ストレッチャーの上に横たわる男へ、メモ帳片手に名を尋ねる】
- 64龍塚◆9wIDxpGzlg25/04/11(金) 21:19:18
「やはり猫の異能力者でしたか。申し訳ありませんが、少し手荒くなりますよ」
【猫の様な威嚇に、身体能力を異能力と結論づける。実際には肉体改造の結果であるが、異能は時にその人物の嗜好にも影響する。ある意味詮無きことだが、別の異能の可能性を排除したのは痛手かもしれない。しかし、最大の痛手は勝利を確信し、捨てられた試験管を後回しにしたことだろう】
【全速力で接近した彼女に対し、龍塚は冷静に数歩づつ後退する。空にに弾く様にナイフを飛ばすも、プッシーキャットに素手で懐に入られた。しかし、足に土を纏わせ動きを妨害。彼女の伸ばされた腕を掴んで、背中に回して地面に押さえつけた】
【土が彼女の手首を這い、手錠よりも隙間無く拘束していく】
「さて、色々お聞かせ願いましょうか。まずは私を狙った理由から……」
【その時、嗅ぎ慣れない香りが龍塚に届く。瞬間、この場には有り得ないはずの感覚が、龍塚の身体を襲った。それは愛する人物に抱くもの。そうでは無い人もいるが、龍塚に外見の美醜という概念はない。だからこそ、一層この瞬間には不適切に思えた】
「っ、あっ…………。なんですか、これ……!」
【急いで口元を袖で塞ぎ、プッシーキャットから飛び退く。手錠を維持するため大した距離は取れない。背後の土が再度空中に鋭く浮かぶ。しかし、思考のブレから異能の操作が弱り始め、手錠も刺突も僅かに崩壊が見えている】
- 65緑髪の悪魔◆tsGpSwX8mo25/04/11(金) 21:35:04
- 66実験体◆tsGpSwX8mo25/04/11(金) 21:41:24
【シチュエーション:日常 当シチュ内募集人数:先着1名様まで 使用キャラクター:χ-07846】
(喧騒渦巻く繁華街。その中でもあまり人の寄り付かない暗い路地に1人の少女が1人静かに佇んでいる。)
…………………
(何かをすることもなく、何かを喋ることもない。血に塗れたカッターナイフを持ち、静かに反対側の壁を見つめている。) - 67高峰◆ezNuJTQSjE25/04/11(金) 21:47:10
- 68実験体◆tsGpSwX8mo25/04/11(金) 21:51:13
- 69外科医アッシュ◆nzp.1RH2vE25/04/11(金) 22:01:24
「細川彰宏……わかりました。教えてくださり、ありがとうございます」
【手早く、だが綺麗な筆記でメモに教えられた名を記す。確か、先日にカレアを運んできた姉から聞いていたものだ。なるほど、彼がそうだったのか】
「眠っていただいて大丈夫ですよ。目覚める頃には手術も終わって、清潔なベットの上でしょうから」
【走らせ終えた筆とメモ帳を静かに仕舞いながら、眼下でゆっくりと瞼が落ちそうになっている男へ声をかける】
「それと、心配はないと思いますが……退院するまで、脱走はやめてくださいね」
【容体が安定してすぐ脱走を繰り返すせいで、カレアの退院は長引いているのだ。同じ轍を踏んでくれるなという願いを言外に込めて、アシュリーは頼んだ】
(※〆ますか?)
- 70未亡人◆/a78W0Y8K625/04/11(金) 22:27:34
- 71緑髪の悪魔◆tsGpSwX8mo25/04/11(金) 22:30:51
そうかい…んじゃ、アイツにゃ明日くらいにでも挨拶に行こうかねェ…
(ゆっくりと瞼を下ろして呟く。)
クク、俺ァアイツとは違うからな、そこは安心してくれよ。
(目を閉じた状態で軽く笑い、言葉を呟くと静かに夢の世界へと旅立っていく。)
(〆ますか!ありがとうございました!)
- 72プッシー◆.2EQ5ae7PI25/04/11(金) 22:31:48
龍塚が急に飛び退いた事に彼女は心の中で舌を打つ。
(でも、まだ匂いの効果は届いてるはずニャ。それにこの袋小路は空気の循環は悪いはず……まだまだチャンスはあるはずニャ)
「狙ったって何がニャ。プッシーは何もしてないニャ」
プッシーキャットは返答する。恐らく初めて聞く彼女の声の若さに驚いた事だろう
「いきなり追いかけ回した挙げ句、こんな風に拘束するなんて酷いにゃあああ。あんまりだニャアアア」
拘束された腕を上げて、子供のように泣いた。
光学迷彩は先程香水を塗る時に切ったので、この幼稚な姿は丸見えだが気にしない。どうせこの場には龍塚しかいないのだから。
この姿は見る人によってはコケティッシュに見えただろう。
プッシーキャットの背は小さく150にも満たない。その胸は慎ましく平坦で、腰回りも細い。
だが、むっちりと肉感的な下半身をしており、大きくも若々しさに満ちたお尻からは猫の尻尾が伸び、黒髪のショートボブの頭には猫耳が生えていた。
ヘソ下まで下がっているタイツのファスナーの置くは白くきめ細かい肌は、汗と香水によりしめり、テカっていた。
フィクセンの香水の効果(距離が離れたので、効果が4分の1に減少)
dice1d25=12 (12)
- 73高峰◆ezNuJTQSjE25/04/11(金) 22:34:12
- 74ユリ◆.vKsOpnazs25/04/11(金) 22:39:20
ん、まだ売るの?まぁ、このマッチなら路地裏とかの方が売りやすかったりするのかな。需要的な
そういうのいっぱい居そうだもんね。ピラミッドにミイラ型のモンスターがいるみたいな感じ!
あ、ゲームの話ね。この前出たアプリのやつ、知ってる?面白いんだよ!
【マッチ売りへスマホの画面を見せる。そこには『アプモン』と書かれたゲームアプリが入っていた。最近サービスを開始したアプリだが、あまりにも酷いゲーム性でSNSなどでプチバズりしたゲームだ。レビューは2.0とかだった気がする】
……ん!?ごめんごめん、まだ仕事あるんだったよね!それじゃあ私はもう行こうかな、あんまり危険なのには会いたくないしね
【マッチを落とさないように仕舞うと、周りに誰もいないことを確認する。そして、マッチ売りへ手を振りその場を離れようとするだろう】
また会えたら、その時払うのはー…んー…おくすり代?
- 75◆pO7ms4XCRrzA25/04/11(金) 22:40:41
- 76未亡人◆/a78W0Y8K625/04/11(金) 23:03:38
- 77伏見くいな◆X8YCQtJ5qr5e25/04/11(金) 23:07:18
【最初は白髪の男性は時間的にも参拝だけだろうと思っていたが、少し注意して見てみると参拝だけと決めているにしては手水舎や本殿にまっすぐ向かういつもの参拝客とは何かが違うことに気づいた】
「もしかしたら・・・、あの方は参拝だけと決めてきていた訳ではないかもしれないわね。」
【そう呟くと、急いで社務所の御守授与所に移動し、普段は参拝客が手に取れるようにしていた、日没間際ということで回収していた御守たちを元に戻し、いかにもまだまだ社務所は開けていますよと思える状態に戻した】
(これで気づくとは思うけど・・・。一応動いた方がいいでしょうね。特に恐れることもないし。)
【そんなことを考えながら社務所を出て、白髪の参拝客から醸し出される雰囲気には怖じ気づかずに声を掛けた】
「何か、案内が必要だったりお伺いしたいことがございましたか?」
- 78◆pO7ms4XCRrzA25/04/11(金) 23:12:40
- 79未亡人◆/a78W0Y8K625/04/11(金) 23:34:35
- 80龍塚◆9wIDxpGzlg25/04/11(金) 23:50:25
「は、……もしや子供、ですか。どおりで身長が低いと……。こんなことを子供にさせる、なんて……!」
【離れたことで最初よりはマシになったが、淫靡な毒は脳に侵攻していく。充血を誤魔化すため座り込み、自分の指を噛み切る。痛みで幾分か思考を戻し、血が流れた手をコートの胸元に突っ込んだ】
「お嬢さん、ひどい相手だと……っ、思うなら、余計にこんなことしてはいけません。男が女に、戦場で何をするか、知りたくは無いでしょう……!」
【胸元から、今ではかなり珍しいボタン式の携帯電話が現れる。震える指でキーをなぞり、通話ボタンが押される。……が、流れてきたのは使われていない番号を伝えるメッセージ。焦りでキーを押し間違え、虚空に繋がった。普段ならしないミスに集中が途切れ、一瞬プッシーキャットの手錠の土が、振り払えるまで強度が落ちる】
- 81実験体◆tsGpSwX8mo25/04/12(土) 00:10:50
- 82鬼桂◆tsGpSwX8mo25/04/12(土) 00:16:29
- 83◆pO7ms4XCRrzA25/04/12(土) 08:33:59
- 84カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/04/12(土) 09:18:57
しらな~い…ゲームあんまりやったことなぁい
需要もそーだけどあんまり表で目立っちゃうのはね~?
【画面の電子的な明かりに目を細める。モンスターにも見覚えがなく本当に分からないがなんとなく、完全に勘だったけれどあまり面白くなさそう。
この見た目は良くも悪くも目立つ、それが狙いでもあるけれどマッチ売りになるとまあ人目を引く。それが顧客ならともかく警察機構なら具合はよろしくない】
そーそー、足元と背後と横道に気を付けて~
【揺れる黒い長髪を見送るように手を振り返した。完全に偽装のまた会いたいなぁという小さな子らしい動作は敏い人ならあざといと思うだろう】
……おくすり?
(シチュを次くらいで〆ましょうか)
- 85高峰◆ezNuJTQSjE25/04/12(土) 09:56:42
- 86未亡人◆/a78W0Y8K625/04/12(土) 12:27:30
- 87プッシー◆.2EQ5ae7PI25/04/12(土) 12:32:52
- 88プッシー◆.2EQ5ae7PI25/04/12(土) 12:34:01
「プッシーはただ蚤の市に来ただけニャン。ここニャら探してるものが見つかるかもと思ったのニャ」
こんな時間帯に治安の悪いスラム街にいる事自体怪しさ満点である。
だが、極稀に盗品などを求めて普通の人間が来る事もあるので、そういう風に勘違いしてくれるよう期待して言葉を紡ぐ。
「でも、初めてだし、お兄さん詳しそうだから、あとをついていってただけニャ。別に何かしようとかは考えてなかったニャア」
普通なら無理のある言い訳だ。光学迷彩を作動させてあとをついていくなど不自然極まりない。
だが、相手は目が見えていないので光学迷彩の事は気づいていないかもしれないと思い、あえて光学迷彩していた事を話さずにあとをつけていた理由だけを話す。
「……そしたら、いきなりお兄さん達が争い始めたから怖くなって物陰に隠れて覗いてただけニャ。いきなりこっちに来たからつい逃げただけニャ」
嘘ではない。チンピラ達を集めてけしかける手筈を整えたのはクリミナルズという組織であって彼女個人ではない。彼女自身にはそのような事をするだけのツテもなければ能力もなく、ただ監視任務を任され情報を持ち帰るよう命じられているだけだ。
「プッシーは戦うつもりなんてなかったニャ。ナイフも自衛の為のものニャ。さっき襲いかかったのは、追い詰められたからやむなくで、傷つけるつもりなんてなかったニャア……」
弱々しい声で必死に言い訳を述べる。あえて嘘はつかず、起きた事象を述べる事で言葉に信用を持たせる。交渉のやり方の一つだ。
「だから……追いかける理由を教えて欲しいニャア」
(トップノートからミドルコートにそろそろ入るはずニャ。行動や判断に支障をきたす頃ニャ)
香水の効果はかなり効いているようだが、まだまだ理性は働いている。
警戒されないよう近づいて、効果を高めねば。
フィクセンの香水の効果(少しだけ近づいたものの距離はまだ離れているので前回と同じダイスを使用)
dice1d25=8 (8)
- 89伏見くいな◆X8YCQtJ5qr5e25/04/12(土) 13:13:41
- 90◆pO7ms4XCRrzA25/04/12(土) 18:12:51
- 91二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 19:19:40
このレスは削除されています
- 92ユリ◆.vKsOpnazs25/04/12(土) 19:22:42
- 93龍塚◆9wIDxpGzlg25/04/12(土) 19:40:20
【一瞬警戒心が揺らぐも、自身に起こった異常だけは、どんなに言葉を重ねても説明ができない。自衛に使うとしてはあまりに逆効果である。しかし、彼女に効いている様子がない以上、これは反論材料にならない。おそらく着けているであろうマスクの類いを奪い取ることもできるが、最悪の事態が頭をよぎる】
「……私には、貴方が覗き見を……はー、っしていたからとしか、言えません。疑わしきは罰せず、と言いますが、それは法廷に上がってからの、こと……。拘束には従ってくだ、さい。……さらに、疑われますから」
【拘束が一瞬解けたため、土を砂嵐のようにしてプッシーキャットの周囲を巡回させる。再度携帯電話で通信。今度は幸運にも繋がったようである】
《おお、もしもし。龍塚、もう上がりか?》
「いえ、不審な人物に、監視されていたので……。拘束しましたが、揮発性の……毒を」
《なんだと、今地図を…………。遠っ!何処まで行ったんだお前、その毒は死ぬタイプか!?」
「大丈夫です、死にはしませんが……」
《おお良かった。なら包囲網を敷きながらジリジリ行くか。毒はDoDo病院なら何とかするじゃろ。メアリーが非番だと、なにかと不便よなぁ。じゃ、相手逃すなよぉー》
「あ、いや死なないというか社会的に死ぬというかちょっ…………」
【ツー、ツーと無慈悲な音が電話口から聞こえる。龍塚はこれでも兵士として場数を踏んでいるので、どれが死なない毒というのもよく知っている。そういった経験と汎用性の高い異能が、“WANS・C”に龍塚なら大丈夫、という信頼と雑な仕事のぶん投げを生み出していた】
「…………もうやだこの仕事」
【建物の壁に背を預け、天を仰ぐ。目の前の少女から充血した部分を見せないように、脚を曲げて隠した。プッシーキャットがゆっくりと近づいているのだが、ショックで探知が疎かになっている】
- 94プッシー◆.2EQ5ae7PI25/04/12(土) 22:04:52
「お兄さん……指ケガしてるニャン」
にじり寄り近づく事に成功したピッシーキャットはマスクをずらすと、拘束された腕で龍塚の手を掴み、傷口をペロペロと優しく舐めたあと、チュッと吸い付いて止血する。
「これで血は止まったニャア」
彼に向かって優しく微笑む。
(香水……プッシーも吸っちゃうけど、多少はやむを得ないニャ)
できればマスクを戻したいところだが、ここで戻すと怪しまれるだろうからあえて戻さない。できるだけ匂いを感じないように、少ない呼吸を意識して息をする。
「お兄さんは警察なのかニャ? 法廷って罪状は何になるニャア?」
WANS・Cの一員である事を知りながらも、あえて知らない体で話を続ける。
「拘束に従えというなら従うニャ。その代わり……お兄さんがその手でしっかりプッシーを捕まえて欲しいニャン」
プッシーキャットはそのしなやかで小さな身体を彼の身に預けた。
フィクセンの香水の効果(両者密着しているので同じダイスを使用)
龍塚
dice1d100=75 (75)
プッシーキャット
dice1d100=2 (2)
- 95未亡人◆/a78W0Y8K625/04/13(日) 02:35:58
- 96カチュー◆tpP7hhUYPqJ325/04/13(日) 08:21:42
そんなもの売らないよぉ~
【足が付く。持ってるだけでアウト。マッチは単体だと単ならマッチ棒であること、使用後は消滅するのが利点なのだ。そしてそういった粉はもう利権を牛耳ってるグループや縄張りがあるので、手を出すのは得策ではない】
ばいば~い…次に会うこともあるかなぁ?
【ニコッと笑みを浮かべ、小さく投げ槍に手を振り終えるとそう呟く。危なっかしさ的に次まで相手が無事か、それよりは自分の方がどうなってるか。
暗闇から視線を外し、今日は場所を移そうと小さな歩幅で進み始めた】
【シチュ 完】
- 97◆pO7ms4XCRrzA25/04/13(日) 13:49:41
わぁ...良い匂い〜♪
(バスボムを貰い、マジマジと見てる)
ありがとうござい、肌荒れは大変ですからね...
(心配の言葉をしっかり受け止めて、そう返す少女。心なしかさっきより明るい雰囲気を纏ってる)
- 98龍塚◆9wIDxpGzlg25/04/13(日) 20:30:28
【唐突に、傷んだ指先に熱が伝わる。通話の向こうに意識を持って行かれたせいで、索敵の網は猫一匹捉えられなかったらしい】
「…………っ!止め、っ……うぁ……」
【残る痛みを舐めとるように、ぬめりけとくすぐったさが這う。痛覚は感じるものの、僅かなそれではむしろ官能を煽る毒にしかならない】
【彼女の敵意を削ぎ落とす優しさが、かつて身を許された女性と重なる。あの時もそう、こんな風な熱で、吐息で、重みで、痛くて甘くて優しい人だった】
【少女が自分の身体に身を預ける。それだけで、何もかも許された心地になる。今の悍ましい欲に、昔の綺麗な思い出が混ざり合って、ぐちゃりと音を立てた。彼女も捕まえて欲しいと、そう言ったじゃないか。噛み切った方と逆の、もう片方の手を、彼女の肌に━━━━━━━━】
「あがっ……!ぃ…………っう」
【プッシーキャットに伸ばされた手に、深々と太い釘のような土が刺さっている。当然血が流れ、龍塚の顔は苦痛に歪んでいる】
「良いですかお嬢さん……。これが、おそらく最後の警告です。犯されたくなければ、離れなさい。逃げても、はっ……構いません。貴方が何処まで、知っているのか分かりません、が…………。罪以上の罰は不要ですし、たとえ仕事でも、尊厳まで奪われることなんて、無いのです……!敵に良いようにされるなんて、そんなの…………はっ……」
【少女が何処まで知っているのか。少なくとも一般人では無い。しかし、マスクを付け直さない様子から、この薬品のことを知らされず、利用されている可能性がある。そうでなくとも、敵である男の欲望の捌け口にされるなど、到底肯定されるべきではない。ならば、逃げられる方がよっぽど良い。それが、龍塚の出した結論である】
【もっともここで逃げたところで、復活して包囲網を仕掛けた味方と共に、挟み撃ちをしてくる可能性もある。とはいえ、今は確実に追えないだろう。今ここで、逃げるか、逃げないか。賽を投げるのは、彼ではない】
- 99実験体◆tsGpSwX8mo25/04/13(日) 21:30:27
- 100鬼桂◆tsGpSwX8mo25/04/13(日) 21:39:25
- 101高峰◆ezNuJTQSjE25/04/13(日) 21:53:56
- 102実験体◆tsGpSwX8mo25/04/13(日) 22:08:15
- 103白狼&緑髪の悪魔◆tsGpSwX8mo25/04/13(日) 22:15:46
【シチュエーション:日常(戦闘に発展可) 当シチュ内募集人数:先着一名様 使用キャラクター:カレア・リンドヴルフ、細川彰宏】
(うららかな春の昼下がり、とある公園の広場にて)
緑髪の悪魔:オラァッ!とっとと引き下がれやボケナス!
白狼:引き下がることなど、できん!
(あたたかな春の日に似合わぬ、病院服同士の死闘が繰り広げられている。) - 104◆X8YCQtJ5qr5e25/04/13(日) 22:22:18
- 105高峰◆ezNuJTQSjE25/04/13(日) 22:29:52
- 106鬼桂◆tsGpSwX8mo25/04/13(日) 22:38:45
- 107実験体◆tsGpSwX8mo25/04/13(日) 22:43:20
…おもて…わかった…
(貴方の後ろに着いて行き、表へと出る。)
……たぶん…わたしの、たいせつな、ひと…だから……
(記憶に残っていなくとも、心には残っているのだろうか。ほんの少しだが声に感情が乗っているように聞こえるだろう。)
- 108◆X8YCQtJ5qr5e25/04/13(日) 23:12:26
- 109プッシー◆.2EQ5ae7PI25/04/13(日) 23:55:36
フィクセンの香水はミドルノートに達すれば、羞恥心などの倫理観は残っていても、性欲を我慢できなくなる。
大抵の人間はそのまま欲望に流されるのに、しかし、龍塚は耐えていた。自身を傷つけてでも欲望に流されないよう抗っている。
(きっとこの人はいい人に違いないニャア)
血塗れになった彼を見てプッシーキャットは心の中で称えながらも、
(それはそれとして、今の状況をまとめるニャア)
冷静に状況を振り返る。
集めた情報は送信済み。記録していた情報の破棄は完了。通信装置の腕時計も破壊した。
情報破棄したあと、ゴーグルの映像機能はオフにしてるから、袋小路以降の記録は一切なし。ナイフや多機能ゴーグル、光学迷彩のスーツなどは厳しく見られるかも知れないが、スラム街に行く為に準備したもので押し通せるはず。
(……彼が何らかの手段で映像を記録しているかも知れないけど、全部逃げてるシーンばかりのはずニャ。追い詰められたところ以外は攻撃してるシーンはニャイ)
その時もナイフは相手の攻撃を防ぐ為に使っているので、彼には危害を加えていないので重大な問題とはいえない。
(もしこのまま捕まったとしても、プッシーの身元引受人に連絡して……弁護士を……ニュッ)
その時、ドクンと彼女の心臓の鼓動が高まる。香水の影響が僅かだが、でてきたのだ。
(ま、まだまだ大丈夫だけど。これは油断できないニャア。しかし、傷を負ったせいでHなお誘いがし難くなったニャア)
手に太い釘のようなものが刺さっている中、誘うのは余りにも異常だ。そこで、
「……お兄さん! 血でてるニャン! 酷いケガだニャー!」
思考停止したあと我に返った振りをして、彼のケガを心配する。
「お兄さん……ここは戦場じゃニャいし、プッシーは敵じゃニャイよ?……全て誤解だニャア。勘違いから起きた不幸なすれ違いニャア。もし逃がしてくれるというのなら……この拘束を外して欲しいニャア」
ひざまずいて、拘束された両手を恭しく差し出した。
フィクセンの香水の効果(両者密着しているので同じダイスを使用)
龍塚
dice1d100=46 (46)
プッシーキャット
dice1d100=22 (22)
- 110鬼桂◆tsGpSwX8mo25/04/14(月) 00:16:07
- 111リザード◆Zc3hYIbqyI25/04/14(月) 00:54:54
【シチュエーション:日常(場合によって戦闘アリ) 当シチュ内募集人数:先着1名様まで 使用キャラクター:ヴィルヘルム・エクセンメンチ】
「なぁおい助けてくれ!ガキをヤク漬けにして売っぱらってたのは上の指示なんだよ!!もうこれ以上はしないから許してくれ!!!」
【繁華街の路地裏、懇願する声が喧騒に紛れて聞こえる。そこには尻餅をついて赦しを乞う太った男とそれに銃を向ける細身の青年がいた】
こちらはその上役から依頼を受けている。この意味が分かるか?
他人の下で、あまつさえその人の顔に泥を塗る行いをして私腹を肥やすような真似が通ると思っているならよほど足りていないようだな。
次は上等な親から生まれると良い。
【銃声が鳴り響く。しかしそのタイミングで別の場所からも銃声「だけ」が聞こえ、悲鳴や騒ぎ声が聞こえる。行われた全ての音は、それにかき消されてしまった。】
依頼完遂だ、依頼人を訪ねてから帰還する。 - 112狂犬◆tsGpSwX8mo25/04/14(月) 01:06:14
- 113リザード◆Zc3hYIbqyI25/04/14(月) 01:16:24
- 114龍塚◆9wIDxpGzlg25/04/14(月) 01:19:22
「…………はは、嘘はいけませんよ……」
【プッシーキャットの手錠が、単なる土になり、崩れて落ちる。憑き物が落ちたような表情で、龍塚が天を仰いだ】
「出来るだけ遠くに…………。ここが戦場じゃなかったのなら、ああ……。安心、しました」
【龍塚が胸を抑え、穴が空いた方の腕を地面に降ろす。その手から釘打ち機のような音が響いた。龍塚を貫いた土がコンクリートにまで伸び、手と地面を固定していた】
「は、……本当にきつく、なってきた……。よく、使えましたね、これ。死ぬよりマシ、なのか……。それとも怖くないんですか、こういう……。…………すいません、あまりに失礼でした、ね……」
- 115狂犬◆tsGpSwX8mo25/04/14(月) 01:23:43
- 116リザード◆Zc3hYIbqyI25/04/14(月) 01:27:46
- 117狂犬◆tsGpSwX8mo25/04/14(月) 01:33:00
- 118リザード◆Zc3hYIbqyI25/04/14(月) 01:37:49
- 119狂犬◆tsGpSwX8mo25/04/14(月) 01:46:05