- 1二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:37:31
- 2二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:37:47
ヒーロー
- 3二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:37:50
ライナー
- 4二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:38:09
悪の女幹部
- 5二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:38:13
ブサイク
- 6二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:38:27
八百屋
- 7二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:38:31
ラブ
- 8二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:38:34
黄金の回転
- 9二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:38:36
廃校
- 10二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:38:46
救済、もしくは終焉
- 11二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:39:38
ヒーローとブサイクとラブ…悪くないな
- 12二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:39:41
このレスは削除されています
- 13二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:39:55
ラブや
- 14121/09/15(水) 15:54:23
- 15二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:55:22
女
- 16二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:55:48
無性
- 17二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:55:51
女
- 18二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:56:40
57
- 19二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:57:05
ヒーローさんじゅうななさい
- 20二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:57:09
16
- 21二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:57:13
2
- 22二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:57:18
17
- 23二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:57:30
どっちも
- 24二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:57:40
両方
- 25二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:57:42
相手
- 26二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:57:43
両方
- 27二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:57:54
あにまん民ホント無性とか両性具有とか好きだな...
- 28121/09/15(水) 15:59:19
- 29二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 15:59:46
石田川
- 30二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:00:24
芥川
- 31二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:00:40
ウイウイ
- 32二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:01:08
ドラゴン
- 33二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:01:11
クランツァ
- 34二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:01:14
蜘蛛之介
- 35二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:01:17
麻衣璃(まいる)
- 36二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:01:19
蓮
- 37二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:01:23
在処
- 38二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:07:08
キラッキラしてんねぇ
- 39121/09/15(水) 16:08:09
帰ってきたので書き始めます
主人公:芥川麻衣瑠(あくらがわまいる)
役職:ヒーロー
性別:無性
年齢:16
ではスタート - 40121/09/15(水) 16:12:42
200XX年、東京。
この街ではある職業が脚光を浴びていた。
その名も「ヒーロー」。
しかし彼らが相手にするのは怪人でも怪獣でもない。
この街の風紀を乱す「ブサイク」共である。
「キャー! ブサイクよ! ブサイクが出たわ!!」
助けを求める声を聞き、ヒーローの一員である芥川麻衣瑠は薄暗い路地裏へと駆けつける。そこには涙を浮かべる女性と>>43をしているブサイクがいた!
- 41二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:13:35
投身自殺
- 42二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:15:02
高い位置から落下
- 43二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:15:06
演劇
- 44二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:15:21
警官に職質
- 45二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:15:34
泣きながら命乞い
- 46121/09/15(水) 16:26:55
そこには、泣き崩れる女性を前に一人で演劇をしているブサイクの姿があった。
「おい、そこで何をしている?」
「見て分からないかぁ? 演じてるんだよ、自分に与えられた役を」
「ブサイクのくせに劇をするのか!!」
「ああそうだ。見事に演じきってやったぜぇ!」
見たところ、被害者は一名だけのようだ。
「うぅ、通りを歩いていたら、突然ブサイクが現れて、エチュードを始めたの」
心の傷は深そうだ。
「おいブサイク、お前は男か? 女か?」
「ああ? 見てわからねぇのかよ>>50だよ!」
「そうか。大人しく捕まればまだ罪は軽いぞ?」
「こんなところで、今更引き下がれるかよぉ!!」
そう叫ぶと、ブサイクはポケットから武器と思しき>>55を取り出して突っ込んできた。
- 47二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:28:12
女
- 48二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:28:57
女
- 49二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:29:19
女
- 50二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:29:53
♀
- 51二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:30:57
デラックス日輪刀
- 52二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:31:46
きゅうり
- 53二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:32:27
キーブレード
- 54二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:32:52
スマホ
- 55二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:32:56
本物のロトの剣
- 56二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:33:05
尖った金属製の棒
- 57二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:33:08
あにまんchのパスワード
- 58121/09/15(水) 16:42:16
「それは、本物のロトの剣!? ただのブサイク女である貴様がどうしてそんな物を!」
「こう見えて、私もかつては勇者と一緒に旅をしたことがあってなぁ! その時にちょちょいとくすねて来たってわけだぜぇ!」
「ええい、心までブサイクか貴様!」
もしあれが本物のロトの剣だとすればかなりの強敵だ。
しかし私だって腐ってもヒーロー。
これまでだって何度もブサイクが引き越す事件から街を救ってきた。
ここはお披露目するしかないか、自分の特技である>>63を!!
- 59二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:42:43
ksk
- 60二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:43:20
ksk
- 61二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:43:25
デュエルマスターズ
- 62二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:43:38
キン肉ドライバー
- 63二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:43:50
ソーラープレキサスブロー
- 64121/09/15(水) 16:53:03
敢えて自分から敵の懐に飛び込むことにより、ロトの剣の間合いから外れる。
そこから繰り出されるは一撃必殺。
「くらえ! お婆ちゃん直伝、ソーラープレキサスブロー!!」
右の拳が咆吼を上げ、瞬く間にブサイク女は地面に足を着く。
「ばっ、馬鹿なぁ!」
「剣は本物であっても貴様は勇者ではない。心までブサイクの人間には無用の長物だったみたいだな」
「こんな貧弱そうな男に、男? いや女? どっちだ」
「無性だが?」
戦いを繰り広げている間に、被害者も避難を終えてしまったらしい。
路地裏に残されたのは自分と相手の二人だけ。
「まあ、良い拳だったぜぇ。名前を教えてくれ」
「芥川麻衣瑠。そっちは?」
- 65二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:54:10
OBS
- 66二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:56:26
ksk
- 67二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:56:30
岡部彩華
- 68二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:56:56
ksk
- 69二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:57:26
26
- 70二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 16:57:48
20
- 71121/09/15(水) 17:11:33
「岡部彩華。まだ若いというのにどうしてこんなことを? いくらブサイクだからって大人しくしていれば刑罰を受けることもないだろうに」
「そりゃあ、テメェみたいな美人の意見だろぉが。この国はブサイクってけで生き辛すぎるんだ」
「人間環境法のことか」
「ああ。おかげで勇者のパーティもリストラされちまったぜぇ」
数年前に執行された人間環境法。
社会の美化を進めるためにブサイクに多大な制限をかけ、社会への進出、表現活動、無用な外出すらも禁止するという法律だ。
「当初は反対運動も多かったが、反対するやつはどいつもこいつもブサイクだったから皆牢獄に入れられちまった」
「だからこんな所で演劇という表現活動をして地道な反対運動を?」
「ああ。でも私だけが悪いのか? ブサイクというだけで下に見られるこの世の中がおかしいとは思わないか?」
「……そうだな」
(岡部の意見に肯定する? 否定する?)>>75
- 72二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:12:34
肯定
- 73二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:15:02
肯定
- 74二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:16:37
このレスは削除されています
- 75二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:17:38
岡部が引くぐらい肯定
- 76二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:20:00
この世界、本気で引くぐらいディストピアだな……
- 77121/09/15(水) 17:28:24
「そうだな。確かに容姿だけで人間を批判するのはおかしいよな。よし、全部ぶっ壊そうか」
「え? は?」
「こんなところで反対運動をするより、殴り込んだ方が早いって言ってるんだ」
「いやいや、そもそもテメェはヒーローだろぉが!」
「やっぱヒーローなら弱い者を守ってこそでしょ」
「な、なんだよ突然格好良いこと言いやがって」
岡部に手を差し伸べる。
最初は戸惑っている様子だった岡部も、渋々といった調子でその手を受け入れた。
「ちょっとテメェのこと好きになっちまいそうだぜ」
「それは異性として? 同性として?」
「だからテメェはどっちなんだよ」
「無性だが?」
それはさておき、予定は変わった。
芥川は岡部と共にこれからの計画を話し合う。
「殴り込むにしても、どこに行くつもりだぁ?」
「そうだな。>>80なんてどうだ?」
- 78二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:30:40
国会
- 79二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:30:46
ksk
- 80二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:30:49
ホワイトハウス
- 81二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:33:48
飛ばすなぁ
- 82121/09/15(水) 17:36:23
「ホワイトハウスだぁ!? 何で日本の法律を変えるために海外まで行くんだよ!」
「この人間環境法を最初に施行したのはアメリカだからな。どれだけ日本で活動したとしても、大元をぶっ壊さないと意味がない」
それにアメリカではブサイクを見かけたら即座に射殺されるレベルの厳重さだと聞く。反対運動をするためには放ってはおけない国だろう。
その言葉を聞き、しかし岡部は気まずそうな声を上げた。
「悪いが、私はブサイクだからパスポートが使用できないんだ。公共の交通機関ですらアウトだ」
「ああ、それなら考えがある。>>86っていうのはどうだ?」
- 83二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:37:20
このレスは削除されています
- 84二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:38:10
着ぐるみに入る
- 85二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:38:16
ksk
- 86二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:38:25
密航
- 87121/09/15(水) 17:47:38
「は?」
「だから、岡部は密航ってことで大丈夫だと思う」
「簡単に言ってんじゃねぇよ!! センサー類とかどうすんだ!」
「ヒーローの手荷物検査って甘くなるんだよ。武器とか入れる人が多いからね。だからとりあえずこっちの荷物の中に紛れ込んでいれば大丈夫だって」
「本当かよ……」
何はともあれ試してみないと分からない。
芥川は家から旅行鞄を持ってきて、その中に岡部を詰め込んだ。
「さて、ホワイトハウスに殴り込みに行くぞ!!」
しかしそこで不慮の事故が起きた。
(どんな事故?)>>93
- 88二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:48:23
ksk
- 89二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:48:25
ど
- 90二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:49:15
ksk
- 91二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:49:36
ksk
- 92二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:49:57
ハイジャック
- 93二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:50:03
ksk
- 94二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:50:04
別口でホワイトハウスが襲撃される
- 95二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:50:05
ホワイトハウスが巨大ロボに変形、宇宙(そら)に飛び立った
- 96二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:51:24
これは…上?下?それとも再安価?
- 97121/09/15(水) 17:53:33
基本的に下でいこうと思うので、今回は>>94でいかせて貰います
- 98121/09/15(水) 17:58:27
- 99二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 17:59:55
ksk
- 100二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:00:04
- 101二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:00:37
(偽も名前に含む)
- 102二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:00:54
組織名が…?
- 103二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:01:36
86名
- 104二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:05:35
108人
- 105二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:06:25
4人
- 106二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:07:56
10
- 107二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:11:34
ksk
- 108二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:12:47
ksk
- 109二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:14:32
このレスは削除されています
- 110二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:14:57
アメリカ植民地化RTA
- 111二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:16:26
神のお告げを守った
- 112121/09/15(水) 18:22:28
受付の人から事情を聞いた芥川は、ひとまずトイレの個室に入って岡部と相談を始めた。
「というわけで、アメリカがピンチだ」
「まったくの別口案件じゃねぇか!! たった10人に負けそうとかホワイトハウスどうなってんだ……」
「『神のお告げ』が理由らしいけど、どっかの宗教団体かな」
「いや、絶対に悪ふざけ集団だろ。偽マフティって……。そもそもその『神のお告げ』って何なんだ?」
「ああ、ちょっとネットニュースで見た限りだと、>>117という内容らしいよ」
- 113二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:23:36
ksk
- 114二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:24:32
ksk
- 115二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:28:41
ksk
- 116二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:29:12
ksk
- 117二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:29:17
白を紅く染めろ。さすれば楽園への道が開くだろう。
- 118121/09/15(水) 18:36:45
「白を紅く染めろ。さすれば楽園への道が開くだろう……?」
「アメリカで白と言えば、やはりホワイトハウスだからな」
「そうかぁ?」
ともかく物騒な事件が起きているのは間違いない。
ペンキで赤く塗っているだけなら可愛げがあったものを、どうやらかなり血なまぐさい案件になっているらしい。
「やっぱりホワイトハウスは中止にするか。危ねぇし!」
「いやいや、これはチャンスだろ。ピンチに陥ってるホワイトハウスを助けて恩を売れば、こちら側の意見を無視できなくなるだろう?」
「だからって、私達は2人しかいないんだぞ?」
「向こうは10人だ。ソーラープレキサスブロー使いとロトの剣使いが居れば敵わない相手ではないさ」
「でも、飛行機なしでどうやってアメリカに行くんだ……?」
「よし、奥の手だが>>122なんてどうだろう?」
- 119二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:38:16
マジンガーZ
- 120二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:41:09
ksk
- 121二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:41:54
泳ぐ
- 122二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:48:06
泳ぐ
- 123二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:49:08
エアプレンボンビー
- 124二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 18:57:56
「泳ぐ、だと……!?」
「勿論、世界は繋がっているんだからね」
「待て待て待て!! 何千キロあると思ってるんだテメェ!」
「岡部は旅行鞄の中で詰まっていれば良いさ。自分が背負っていくから」
「そういう問題じゃ──」
「大丈夫、きちんと等角航路で行くよ! ドクターストーンで読んだから知ってる」
全力で拒否する岡部を再び旅行鞄に詰め込み、芥川は東京湾へと到達する。
密航が密入国になってしまうが、どうせ事件を起こすつもりだったのだし、まあ些事だろう。
「さあて、ようやく日本を出発しますか!!」
広がる太平洋。果てのない水平線。
そこで二人を待ち受けていたものとは──!
- 125二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 19:00:26
人面魚
- 126二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 19:05:27
ksk
- 127二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 19:05:56
リヴァイアサン
- 128二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 19:07:48
どこでもドア
- 129121/09/15(水) 19:15:49
太平洋を泳いでいる途中、芥川は目の前にピンク色の扉が流れてくるのを目撃した。
興奮のあまり、背負っていた旅行鞄を叩く。
「大変だ岡部! どこでもドアが流れて来た!!」
『はぁ!? 何を言ってやがるんだテメェ』
「ピンク色のあの扉だよ! ブサイクでも日本国民なら知ってるだろ?」
『おいまさか、その扉に入る気じゃねぇだろうなぁ???』
「そりゃ入るよ。これはとっても時間短縮できるぞ!」
芥川は流れ来たどこでもドアを受け止め、そのドアノブに手を掛ける。
『おい、どこに繋がってるか分からねぇぞ!』
「こういうのは思い浮かべた場所に繋がるものだ。さあ行こう! アメリカ!」
『範囲基準が雑じゃなねぇか?』
どこでもドアの繋がっていた先は、アメリカの>>132
- 130二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 19:19:16
ksk
- 131二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 19:22:40
一般家庭
- 132二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 19:23:53
1890年
- 133121/09/15(水) 19:33:51
日本も脱出できたことだし、ちょっと休憩に入ります。
細々とではあるけど、安価に付き合ってくれてありがとございます!
1890年のアメリカ。まさかのタイムスリップかー - 134二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 21:56:01
保守
- 135121/09/15(水) 23:45:55
とりあえず、ここまでをまとめる。
人間環境法でブサイクが強く規制された世界。
違法に活動するブサイクを取り締まるのがヒーロー。
ヒーローである芥川麻衣璃とブサイクの岡部彩華はこの社会を根本から正すためにアメリカのホワイトハウスに殴り込もうとする
↓
しかしアメリカでは既に『偽マフティー』という組織が神のお告げを守るためにホワイトハウスを襲撃していた
↓
今アメリカを助ければ自分達の要求も通りやすいのではないかと考えた二人は、泳いでアメリカに向かうことに
↓
しかし海上で見つけたどこでもドアに飛び込んでしまい、1890年のアメリカへと行き着く - 136121/09/15(水) 23:53:35
「アメリカはアメリカだけど、どう見ても歴史がおかしくねぇかぁ?」
旅行鞄から出てきた岡部がそんな悪態を吐いてくる。
眼前に広がるのは多くの人が行き交う街道。
確かに街並みからはどことなく古風な匂いが漂っている。
「うーん。どこでもドアのくせにタイムマシン機能まで付いていたらしいな。何でもハイテクにすれば良いと思いやがって」
「しかも扉もう無くなってるし……。どうすんだよ私達」
「とりあえず現地民に話しかけてみるか」
芥川はすぐ近くに居た>>138をしている男性に声をかけた。
- 137二次元好きの匿名さん21/09/15(水) 23:57:39
発狂
- 138二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 00:06:16
露出
- 139121/09/16(木) 00:11:04
「めっちゃ裸だぜこのおっさん、大丈夫か?」
「まあ自由の国だから大丈夫でしょ」
芥川が特になんの躊躇いもなくその男に話しかける。
「すいません、未来に戻る方法とかご存知ですか?」
その言葉を聞き、裸のおっさんは自信満々に答えて見せた。
「>>142」
- 140二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 00:14:27
ksk
- 141二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 06:17:40
この矢を自分に刺してみるといい
- 142二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 06:29:32
そこの引き出しにタイムマシンがあるから使いな
- 143121/09/16(木) 12:35:40
「やったぜ岡部! 今度は自由に時代も選べるっぽいぞ」
「あの全裸のおっさん、何者だよ」
「もしかしたら未来人かもね。あの格好も未来のファッションだと思えば納得できる」
「マジかよ未来終わってんなぁ」
とにかく二人は全裸のおっさんに見つからないうちに引き出しの中にあったタイムマシンをパクり、元の時代に戻ることとなった。
「よし、何とか元の時代に戻って来られた。おっ、あれってホワイトハウスじゃない? ラッキー」
「1890年を経由した意味はまるでなかったけど、無事に到着できて何よりだぜぇ。で、ホワイトハウスは今どんな状況だぁ?」
「うーん、そうだね。見た感じだと──>>146」
- 144二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 12:41:07
ksk
- 145二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 12:43:32
ksk
- 146二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 13:10:57
血で真っ赤になってる
- 147121/09/16(木) 13:31:28
「聞いていた以上の惨状だ。もしかしたら報道が規制されているのかもだ」
「おいおいアメリカ側の軍隊も完全敗北じゃねえか。おかげで入りやすくはなってるけど…けど! あんな化け物みたな集団に勝てるのかよぉ!」
「なあに、こちとらヒーローとブサイク兼元勇者のパーティだ。どうにかなるだろ」
そう言うと、芥川は我先にホワイトハウスの門へと近づいた。
だがその門前で、白髪メガネの男に声を掛けられる。
「おっとここは立入禁止だよ。まだ全てを朱く染め上げられて居ないのでね」
「へぇ、さっそく『偽マフティー』の一員のお出ましか。ネットニュースで見たぞ。名前は確か>>148。>>150を武器にして戦うんだとか」
「よく調べているではないか」
- 148二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 13:32:48
グラトニー
- 149二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 13:46:27
ksk
- 150二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 13:46:38
ビックリ箱
- 151121/09/16(木) 13:59:27
「びっくり箱だぁ!? そんなもんでどうやって戦うんだコイツ!!」
「なんでも、あまりに驚きすぎて見た者は全員心臓が止まるんだとか」
「そう。どれだけ身構えていようと無駄なのさ! その目でボクを視認する限り、君達に勝ち目はない。さあ、さらなる『赤き血』をくれたまえよ!」
グラトニーは高らかに笑うと、背後から一片50センチくらいの立方体を取り出した。
「まずいぞ岡部。あのグラトニーとかいう男はびっくり箱を生涯かけて研究したという経歴をもつらしい。生半可な覚悟では負けるぞ」
「アイツの人生、それで良いのか!」
しかし敵は待ってはくれない。
グラトニーは薄ら笑いを浮かべ、その箱を開ける。
中から飛び出してきたのは──>>153
- 152二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 14:04:07
大量のゴキブリ、名状し難いもの、とにかく不快に感じるありとあらゆるなにか
- 153二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 14:05:00
二郎系ラーメン
- 154二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 14:10:52
たしかに二郎系ラーメンが飛んできたら驚くけどさぁ…
- 155二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 14:12:32
グラトニーってそういう…
- 156121/09/16(木) 14:21:36
箱の中から飛び出してきたのは、モヤシやニンニクなどがたっぷりと含まれた大量のラーメンであった。
「ボクのびっくり箱は、敵対する者が最も恐怖するものを自動的に演算、生成してから出力する。基本的に食べ物中心でね。どうやら君達のうちのどちらかが、次郎系ラーメンに並々ならぬ恐怖心を抱いていたようだ。まあ、本人は既に息絶えているだろうけれど」
「ああ。確かに私は次郎系ラーメンが恐ろしくて仕方がないぜぇ。あの脂ぎった汁、見るだけで鳥肌が立ちやがるし、たぶん目の前に出されたら死ぬ自信がある」
そう答えたのはロトの剣を携えた岡部であった。
「なっ、なぜどちらも倒れていない!? ……ああ、そうか。目を瞑っているのだね。やれやれ、確かにその手の小細工をしてくる輩は以前にも居たが、目を瞑っている状態でどうやって相手に勝つつもりなんだい?」
そう言うと、グラトニーはポケットから拳銃を取り出し、その場からゆっくりと移動する。
「さて、目を瞑った状態で何発避けられるかな」
「撃たせねぇぜ!」
わずか一閃。
岡部のロトの剣はグラトニーの拳銃を弾き飛ばし、その首元に切っ先を向けた。
「なっ、なぜそんな正確な攻撃が出来る! 目を瞑っているはずなのに!」
「生憎と、勇者のパーティだったこともあるからなぁ。直視しちゃいけねぇ敵ってのも多かったから慣れてんだぁ」
「くっ、くそが」
「おい芥川よぉ。こいつどうする?」
グラトニーの処遇>>159
- 157二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 14:23:03
ksk
- 158二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 14:23:13
ksk
- 159二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 14:23:20
食す
- 160121/09/16(木) 14:34:33
「よし、食そうか」
「待て待て、確かにボクは暴食みたいな名前ついてるけど! 皮肉以前に倫理的にどうなんだそれは!」
「人をこんだけ殺しておいて、テメェが倫理を語るのかよ。まあ、私も別に喰いたいわけでもないし芥川の発言にはどん引きしてる側だけどよぉ」
二人からの抗議の声を浴び、芥川は少しばかり考えを改める。
「そうだな。知り合いに食人に興味のあるやつが居るから、全部終わったらそこに送り付けてやるよ」
「本質的に何も変わっていないじゃないか!!」
岡部はとりあえず峰打ちでグラトニーを気絶させ、近くの塀の傍に捨て置いた。
「さあて、いよいよ本丸に入るぞ」
「出来れば誰とも戦わずに終わりてぇところだが」
しかしその願いは叶わない。
ホワイトハウスの玄関口で待ち受けていたのは、金髪ツインテールの少女であった。
「ありゃりゃ☆グラトニーのやつ負けたんだマジウケる☆」
「あれは誰よ芥川ペディアさん」
- 161二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 14:38:15
タボシコラナイ・ガール
- 162二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 14:39:02
ポープ
- 163二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 14:40:25
水周 監里(みずまわり かんり)
- 164二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 14:43:50
ksk
- 165二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 14:44:08
大喜利
- 166二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 14:44:14
触れたものの水分を蒸発させる
- 167二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 14:46:19
こんな奴らに負けるホワイトハウスはさぁ…
- 168121/09/16(木) 15:08:56
「あいつの大喜利は空前絶後の大爆笑を呼び、兵士たちは武器を持つ力すら保てなかったらしい」
「マジかよ、大喜利ってそんな爆笑するもんだったっけ」
「あはは☆マジウケる」
「あいつがウケてんじゃねぇか……」
水周監里は二人から距離を保ったまま大きめの紙を取り出した。
そこには赤々とした文字でこう記されてある。
『お題を出して下さい』
「大喜利だからな。基本的にお題が無ければボケられないんだ」
「んだよ雑魚じゃねぇか! とっとと倒して次行くぞ!」
「馬鹿め☆大喜利には『なぞかけ』という自分一人で出来る技もあるっての☆喰らいやがれザーコ☆」
「まずい、耳でも塞いで防御するかぁ!?」
「それだと両手が使えず攻撃が出来ない! そうだな……なんとかして音をかき消す方法は無いだろうか」
(相手の声をかき消す方法)>>171
- 169二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 15:14:17
ksk
- 170二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 15:18:56
口になんか突っ込む
- 171二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 15:19:16
グラトニーのビックリ箱
- 172121/09/16(木) 15:27:30
- 173二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 15:28:34
いかにもカロリー高そうなケーキ
- 174二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 15:29:07
チャラ男
- 175二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 15:31:49
ksk
- 176二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 15:32:14
案内役
- 177121/09/16(木) 15:47:05
「敵の一人だし内情に詳しそうだからな。案内役にした方が効率が良いかもしれない」
芥川が水周の体を揺さぶり、彼女の意識を覚醒させた。
「私が、案内役?☆冗談だろ☆何でテメェみたいなブスの言いなりになる必要があんのさ☆」
「あ? もう一回びっくり箱からチャラ男大量放出させるぞ」
「ひぃぃ☆分かったよぉ☆こう見えても清純派なんだよぉ私☆チャラ男こえぇ」
ひとまず玄関口までは侵入を果たした芥川一行。
しかしホワイトハウスはそこそこ広い。扉を一つずつ開けて探していたらキリがない。
「おい、お前達のリーダーはどこに居るんだ?」
「サードフロアのセンターホールで皆に指示出ししてるよ☆でも、そろそろ向こうも異変に気づいてきた頃だろうし、本格的に刺客を放って来るんじゃない?☆」
その時。
カツン、という靴音が階段の方から聞こえてきた。
「ほっほっほ。リーダーが言うから来てみれば、これはこれは。我々『偽マフティ』に仇為す者がまだ残っていたとはのぉ」
いつの間にか現れた老齢の男がこちらを見据える。
「おい案内役、あれは誰だぁ?」
- 178二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 15:54:09
ksk
- 179二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 15:54:37
タブー
- 180二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 16:00:11
999
- 181二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 16:01:21
-500
- 182二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 16:05:47
ksk
- 183二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 16:11:13
トランプ
- 184二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 16:32:23
『お前なんだか』『トランプとか武器にして戦いそうな顔だよな(笑)』
年齢マイナスって何だよw - 185121/09/16(木) 16:33:26
「うわっ、トランプ投げてきやがったぁ!!」
「迂闊に触るなよ☆あのジジィの投げるトランプは切れ味マジヤバだから☆」
次々と投げつけられる何枚ものトランプ。
三人はなんとか避け続けるも、このままでは一向に近づけない。
「さすがは-500歳の技だ。年期が違う」
「突っ込まねぇからな」
その上、タブーは服の中から何百枚ものトランプを覗かせる。
このままではいくら避け続けてもジリ貧だ。
「おいタブー☆私は仲間だろうが☆」
「案内をしている時点で裏切り者だろうよ。ワシがここで一緒に始末してやるわ」
「げぇっ!☆…………くっそー、こうなったら是が非でもあのジジィ殺すぞ☆」
「でも隙がなさ過ぎて近づけない」
「どうにかしてあのジジィの近くに接近できれば、私の大喜利で脱力させられるんだけど☆」
「うーん、よし。じゃあ投げ飛ばそう」
「え?☆」
そう言うと、芥川は水周を抱えて投げ飛ばした。
(これは成功するか失敗するか)>>187
- 186二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 16:35:46
ksk
- 187二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 16:36:02
成功するが水周は捻挫する
- 188121/09/16(木) 16:43:30
「ぐああっ、足ぐねった!!☆」
ギリギリのところで何とかタブーの元に辿り着いたものの、水周は不幸にも足を捻挫してしまったらしい。
「最後の力を振り絞れ!!」
「くっそー☆」
何とか片足で立ち、水周はタブーの耳元に口を当てる。
直後。
「ぶわっはっはっはっはははははは」
「すげぇ、マジで爆笑してやがるぞ大喜利で」
「でも手が止まった今がチャンスだ!」
そう言うと、芥川はタブーの懐に潜り込み、お得意のソーラープレキサスブローを炸裂させた。
「ぐぼぉっ!!」
パタパタパタ、とトランプが地に落ち、タブも床に倒れる。
「はあ、何とかなったかぁ。で、このジジィはどうするだ?」
「あと足をぐねった水周もどうしようか」
(タブーの処遇)>>190
(水周を連れて行くかどうか)>>192
- 189二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 16:46:06
タイホ
- 190二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 16:49:20
トランプだけ貰って縛って置いていく
- 191二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 16:50:10
連れてく
- 192二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 16:50:21
応急手当だけして連れてく
- 193121/09/16(木) 17:06:41
「タブーは縛っておいて、この切れ味の鋭いトランプは持っていこう」
「水周は便利だからまだ連れて行った方が良いだろうぜぇ」
「は?人使い荒すぎない?☆」
「チャラ男出すぞ」
「うぅぅ☆なら、そこの部屋に応急キットがあるからお願い☆」
言われた通りに岡部は近くの部屋から応急キットを取り出し、水周の足首を固定した。
「何で私がこんなことに☆」
「テメェらが妙な事件起こすからだろぉが。何でこんなこと始めたんだぁ?」
「は?神のお告げですけど?☆」
ひとまず岡部が水周を背負い、一行は階段を上って二階へと赴く。
だが。その階段の途中で。
「あァ!?何じゃい貴様らは!侵入者はタブーのジジィが蹴散らしに行ったはずじゃがのぉ」
30代後半くらいの強面のおっさんが三人を見下ろす。
全身から殺意がにじみ出ているのが分かる。
「ああ、終わった……☆」
「誰だよアイツ」
- 194二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 17:10:18
ksk
- 195二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 17:11:08
ムサシ
- 196二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 17:15:17
ksk
- 197二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 17:16:19
- 198121/09/16(木) 17:22:42
ムサシは顔を引き裂くようにして笑うと、その手に持っていた紙を大きく広げて見せた。
「おいおい、あんなもんで何をしてくるってんだぁ?」
「馬鹿め☆見た目に惑わされたらすぐに死ぬぞ☆」
「よく分からないが攻撃が来るぞ、身構えるんだ!!」
「刮目せい!これが我の必殺技じゃい!!」
(紙でどんな攻撃をしてくる?)>>200
- 199二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 17:27:14
ksk
- 200二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 17:27:29
空間を切り裂いて攻撃
- 201二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 17:31:31
紙で空間を切り裂く…なるほど…そういうことか(わかってない)
- 202121/09/16(木) 17:41:23
ゾン!!という空気の震える音がした。
「あぁ?」
「ボーッとしてたら私ごと死ぬし!☆」
背負っていた水周が強引に動いたことで岡部が階段から転げ落ちる。
一瞬の後、ついさっきまで岡部の立っていた床に大きな切断面が残されていた。
「ムサシの振るう紙は、そのあまりの切れ味の良さに空間を切断するんだ☆」
「ヤベェけど……紙である必要性は!?」
「紙で指を切ると少しの怪我でもメチャクチャ痛いだろ☆それと同じで、ムサシの繰り出す斬撃は、普通に斬られるよりマジでヤバいほど痛い☆」
「というか死ぬだろぉが!」
叫び合っている間に、ムサシは再び紙を構え直す。
「なるほどのう。敵側に付いたようじゃのお監里ちゃん」
「不本意だし!☆」
「言語道断!裏切り者は死にさらせい!!」
即座に放たれる二撃目。
岡部は咄嗟にロトの剣を構え直す──
(防ぎきれるか、防ぎきれないか)>>204
※ダメージなどの条件を付けても良し
- 203二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 17:44:43
岡部、死す
- 204二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 17:46:02
防ぎきれないと感じて咄嗟に避けるが、掠ってしまい(皮がめくれただけ)、激しい痛みに襲われる
- 205121/09/16(木) 18:01:49
「お、おぉ、やっぱ無理だぁ!!」
岡部は咄嗟の判断で横に避けるも、その斬撃がかすかに頬に触れる。
ペロリと皮が剥けるのを文字通り肌で感じた。
「───っっっっ~~~~~。があああああ! やべぇほど痛ぇ!!」
「だから言ったし☆直撃したら脳が焼き切れてたところだよ☆」
「なんてエグい攻撃だぁ!」
ムサシは続けて三撃目の準備をしている。
その間に芥川は岡部と合流を果たした。
「やっぱりロトの剣でも防ぎきれないか?」
「あぁ。僅かだが、向こうの方が切れ味が上だったぜ」
「……そうか。なら、切れ味を足せばどうにかなるか?」
そう言うと、芥川はポケットから先程回収したトランプを取り出した。
「次はトランプとロトの剣の切れ味を合わせて応戦する。その隙に、水周はムサシに近づいて大喜利をしてくれ」
「ちょ、これでも捻挫中なんだけど☆」
「患部は固定してあるから何とか頑張れ」
話し合っている時間はなかった。すぐに次の攻撃が来る。
「死にさらせい!!」
「いくぞ岡部!タイミングを合わせろ!」
「ああもう、やってやらぁ!」
(二人の防御は成功する?)>>207
※先程と同じで条件を付けてもOK
- 206二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 18:07:58
成功
- 207二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 18:08:58
成功するも剣とトランプがダメになる
- 208二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 18:09:45
一応成功、それでも逸らすのが精いっぱい
- 209121/09/16(木) 18:21:51
激しく金属の擦れるような音がして、二つの斬撃は相殺された。
「なぁ!?ロトの剣が折れやがった!!」
「こっちのトランプももう駄目だ。次の攻撃は防ぎきれないだろう」
「あぁ。だから、絶対に決めやがれ水周!!」
「うっさいし!!☆」
二つの斬撃が拮抗し合っている間に敵の至近にまで近づいた水周は、その口をムサシの耳元に近づける。
だが。
「監里ちゃんの手の内は把握しるけぇの!」
ムサシは咄嗟に紙を脇に抱え、両手で耳を塞いだ。
これでは大喜利をしたとしても届かない。
「なら別に良いし☆」
水周は瞬時に目標を変え、ムサシの抱えている紙を奪い取る。
ビリ、ビリ、ビリと。
「どれだけ切れ味が鋭くても、所詮は紙だから簡単に破けるし☆」
「ぬ、抜かったぁ!」
階段を駆け上がって追い着いた芥川が、丸腰の相手に拳を放つ。
「ソーラープレキサスブロー!!」
どさっ、とその場に倒れるムサシ。
「な、何とか勝てたし☆」
「よーし、こいつの処遇はどうしようか?」>>211
- 210二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 18:23:00
封印
- 211二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 18:27:58
裸にして吊るしておく
- 212121/09/16(木) 18:42:28
「よし、裸にして吊し上げよう」
「また芥川の倫理観がおかしくなりやがった。……まあでも、私のロトの剣の恨みもあるし、今回ばかりは賛成だなぁ」
「おいおいおい、女子が三人も揃っておっさんの服を剥くとかヤバいじゃろぉが!!」
「一人は無性だ馬鹿野郎」
芥川はムサシの服を剥ぎ取り、岡部は応急処置の際に手にれていた包帯でムサシの体を天井に吊し上げた。
「強敵のおっさんも、こうなってしまうと醜いものだな」
「よーし早く次行こうぜぇ。リーダーは確か三階だったよなぁ?」
「アメリカで言うサードフロアは日本で言う四階だし☆」
三人は和気藹々と三階への階段を上っていく。
しかし、その踊り場にて二人の小さな女の子と遭遇する。
「ありゃりゃー、ムサシにしては戦いが長引いてると思って様子を見に来たんだけどなー」
「だけどなー」
「顔がそっくりだな。今度は双子か?」
「うちらの最年少メンバーだし☆最初に喋った方の名前が>>213で、次に喋った方の名前が>>215」
「子供じゃねぇか。本当に戦えんのかぁ?」
「そこは心配ご無用!あの子達の武器は──>>217☆」
※二人の武器はバラバラでも構わないです。
- 213二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 18:43:30
ハートゴールド
- 214二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 18:43:51
ソウルシルバー
- 215二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 18:46:25
- 216二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 18:52:29
ksk
- 217二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 19:00:10
野球
- 218121/09/16(木) 19:13:44
「や、野球……? それでどうやって流血沙汰を起こすんだぁ?」
「まあ見てれば分かるさ☆ちなみに基本的にはゴールトちゃんがピッチャーで、シルバーちゃんがバッターだよ☆」
よく見れば、確かにゴールドはボールを、シルバーはバットを持っていた。
「ただの野球じゃないよ!」
「ないよー!」
「ウチ達は生まれてすぐにバットをボールで野球を始めたと言われる天才児! その技は公式試合には使えないとチームを追い出されてしまったほどのね!」
「そうだそうだー!」
二人は視線で何かを示し合わせたかと思えば、互いに向き合って本当に野球を始めた。
ゴールドがボールを投げ、それをシルバーが打つ!
「こっちに飛んで来たが、普通のボールにしか見えないな」
「いいや、よく見ろ☆そんな油断をしていると死ぬぞ☆」
「え? うわっ、何だこのボール!」
(飛んで来たボールはどう変化した?)>>221
- 219二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 19:16:07
燃えた
- 220二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 19:18:07
巨大化した
- 221二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 19:22:32
巨大なオオカミになった
- 222121/09/16(木) 19:38:39
「くそでけぇ狼になりやがった!!」
ボールから変化した狼は岡部の首元に噛み付こうとする。
しかし。
「危ない!!」
なんとか芥川のソーラープレキサスブローが決まり、狼は岡部の眼前でノックダウンした。
「ど、どんな理屈だぁ!?」
「ウチ達の野球愛がエネルギーとなり、ボールに生命を宿すんだよ」
「そうなのだよー」
「ちなみに姉妹愛も必要だから、二人でノックをしないと生み出せない」
「出せなーい」
どうやら大きな籠の中にボールを大量に入れて来ているようだ。弾切れは狙えないだろう。
「次行くよシルバーちゃん!」
「任せてよゴールドちゃん!」
「やっべぇ、ボールを二個も持ちやがった、どうする芥川!」
「要するにノックをさせなければ良いんだ。何かこう、シルバーの手元を狂わせるような秘策はないか水周!」
「ふっふっふ任せてくれたまえよ☆私は知っているのさ。シルバーちゃんの恥ずかしい隠し事をね☆」
(シルバーの隠し事)>>224
- 223二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 19:45:59
ksk
- 224二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 19:50:43
この前おねしょした
- 225二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 19:59:21
このレスは削除されています
- 226121/09/16(木) 20:04:20
「ふっ、シルバーちゃんはねぇ☆この前、夜に心霊番組を見てからトイレに行けなくなっちゃって、次の日にオネショ──」
「うおぉぉぉぁあああああああおああおあおああああ!!!??!!?!?」
「ちょ、シルバーちゃん! こっちに向かって打たないで、ぐぎゃ!」
手元の狂ったシルバーが打った球は、狼になる前にゴールドの頭部に当たり、ゴールドは脳震盪を起こしてその場に倒れた。
「ゴ、ゴールドちゃん!」
バットを手放してゴールドの元に駆け寄るシルバー。
一人が倒れてしまえば、この双子に戦う術はもうない。
岡部は落ちていたバットを拾っていつでもシルバーを倒せる準備を整える。
「何と言うか、可哀想な敵だったなぁ。おい芥川、こいつらどうする? 見逃すかぁ?」
「そうだな。>>228でどうだ?」
- 227二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 20:05:43
晩ごはん抜き
- 228121/09/16(木) 20:11:35
すみません。
誤字とかでレスを消した自分のミスなので、ここの安価は27でいこうと思います。
あと少し休憩入ります!
本当は100行けるかさえ不安だったけど200にもわたって付き合ってくれた方、ありがとうございます! - 229121/09/16(木) 20:20:33
これまでの『偽マフティー』
①グラトニー
姿:白髪メガネの青年
技:びっくり箱で相手の心臓を止める
処遇:全てが終わったあと、食べられる
②水周監里(みずまわりかんり)
姿:金髪ツインテールの少女
技:大喜利で相手を爆笑させて脱力させる
処遇:主人公の案内役
③タブー
姿:-500歳の老齢の男
技:すごく鋭いトランプを投げ飛ばす
処遇:トランプを奪われて縛られる
④ムサシ
姿:30代後半くらいの強面の男
技:紙を使って空間ごと切り裂く
処遇:裸にされて吊るされる
⑤⑥ハートゴールド&ソウルシルバー
姿:幼い少女の双子
技:野球のボールに生命を宿す
処遇:晩御飯抜き - 230二次元好きの匿名さん21/09/16(木) 22:51:40
保守
- 231121/09/17(金) 00:24:56
「とりあえず今日の晩ご飯は抜きだな」
「そ、そんなぁ」
シルバーは絶望顔を浮かべたまま床へと倒れた。
「さぁて、いよいよ四階だぁ。敵の本丸が近づいて来たなぁ!」
「こっから上に居るのはリーダー直属の護衛をしているやつらだし☆テメェらごときが勝つなんておこがましい☆」
「もうテメェは裏切り者なんだから私達と一緒に『偽マフティー』を倒すしかねぇんだよ」
ギャーギャーと騒ぎつつも一行はついに四階へ。
リーダーの居るというセンターホールまでは廊下を少しばかり歩く必要があるのだが……。
「──ほう。ここまで来たということは、『偽マフティー』の半分以上を倒してきたということか。小生は少しばかり敵の力を見誤っていたようだ」
黒く長い髪を後ろで縛った長身の男が、壁に寄り添うようにして立っていた。
「あれがリーダーの護衛?」
- 232二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 00:34:30
ぬっぺふほふ
- 233二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 00:42:06
ksk
- 234二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 00:42:39
ジャパニーズKATANA
- 235二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 00:42:48
エクスカリバー
- 236121/09/17(金) 00:51:19
「ぬっぺふほふ……言いづらいわ」
「ぬっぺで良いだろ。それよりアイツが携えてるのは……」
「ほぅ。見惚れてしまったか。小生のこのジャパニーズKATANAに」
「アイツは日本に憧れるあまり、日本の妖怪の名前を自分の名前にした恐るべき日本オタクだし☆」
「やべぇの来たな」
ぬっぺふほふはKATANAに手をかけ、その鞘から刀身を抜く。
「所詮はただの剣士だろぉが。数で押せば問題ねぇ!」
「またそうやって岡部は油断する☆あいつがただの剣士なら護衛隊には選ばれてないし☆」
「あぁ?そりゃどういう意味で──」
「忠告をしたところで、小生の剣の冴えは変わらんよ」
直後。
ぬっぺふほふがそのKATANAを横に振るった。
(どんな攻撃が繰り出された?)>>238
- 237二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 00:55:34
飛ぶ斬撃
- 238二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 00:55:44
月牙天衝
- 239121/09/17(金) 01:09:47
「月牙、天衝!!!!」
「この日本オタクめがぁ!!」
ぬっぺふほふのKATANAから黒い斬撃のようなものが水周に向かって放たれる。
「チィ!!」
芥川と岡部は同時に水周を蹴飛ばし、何とか全員生還する。
「ほう。裏切り者であれば誰も庇うまいと思ったが、そうでもなかったようだ」
「これでも元仲間なのに扱いがいつも酷い水周ちゃんをどう思う?☆」
「日頃の行いじゃねぇの?」
しかし、いくらパクリ技とはいえ威力はムサシの空間切断に負けじと劣らない。
ひとまず三人はぬっぺふほふから距離を置く。
「──ふむ。退けば老いるぞ臆せば死ぬぞ」
「しゃらくせぇよ!」
「しかしどうする? もう武器は岡部のバットしかないぞ」
「何か弱みとかないのかぁ?」
「うーむ、そういえば>>241されるのが苦手だったような☆」
- 240二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 01:14:18
ksk
- 241二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 01:23:47
猥談
- 242121/09/17(金) 01:45:20
「……猥談、かぁ」
「あいつムッツリスケベだからね☆たぶん攻撃の威力も弱まるんじゃないかな☆」
「ならこうしようぜぇ。水周が大声で卑猥な言葉を叫んで、威力の弱まった月牙天衝を私がバットで受け流す。その間に近づいた芥川がトドメを刺す!」
「よし名案だな、それで行こう」
「何も良ろしく無いし☆私清純派だって言ったよね!?☆」
「そうは言ってもなぁ。現状攻撃を受け止められるのは私だけだし、芥川は無性だし、こういうのはやっぱり女性から言われた方が効くんじゃねぇか?」
「無茶ぶりだぁ!☆」
そう言っている間にも敵は再びKATANAを構え直す。
「小生、次は本気でいかしてもらう」
その刀が振り抜かれる、その直前!
「おら水周、ありったけの言葉で叫びやがれぇ!!」
「~~~~~っ!!☆あー、くそ!!○○○○○○!!(恐ろしい程の卑猥な言葉)☆」
「な、なんとぉ!!???」
ぬっぺふほふの剣の冴えが僅かに衰える。
放たれた月牙天衝は確実に先程よりも威力が落ちている。
「よーし! 受け止めてやるぜぇ!!」
そう言い、岡部はバットで敵の攻撃を受け止め──
(岡部は攻撃を無事に受け流せるか)>>243
- 243二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 01:47:23
受け止められたけど手を痛めた
- 244121/09/17(金) 01:55:40
「うっ、がぁ! 何とか受け止められたけど手首がやられちまった。二度目はねぇぞ芥川!」
「問題ない。婆ちゃん直伝のソーラープレキサスブローは完全無欠最強無敵だ」
未だに卑猥な言葉に意識をグルグルと回らせているぬっぺふほふの元へ、芥川の拳が届く。
「ぐっはぁ!!」
KATANAを持つ手からも力が抜け、日本オタク侍は地に落ちた。
「強敵だったけど、何とか手首を痛めただけで終わったぜぇ」
「私は尊厳を失った気がするなぁ☆」
「ひとまずは、ぬっぺふほふの処遇だが、どうする?」>>246
- 245二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 02:23:33
イヤホン付けてエッチな音声ループ再生の刑(あとKATANAは盗む)
- 246二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 02:23:50
- 247121/09/17(金) 12:39:37
「イヤホンはどうすんだよ?」
「ぬっぺふほふの持ち物の中にスマホと一緒にあったし☆」
「ならあとは、こいつのスマホでちょっとエッチなASMRをリピート再生モードにして……」
芥川はぬっぺふほふの耳にイヤホンを取り付ける。
「ん、んのおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
どうやら効果は抜群だったらしい。
日本オタク侍は身悶えするように床をのたうち回っている。
「これでそうそう起き上がって来られないだろう」
「こうなると、ちょっと憐れだなぁ」
「何はともあれ、あとは幹部二人とリーダーだけだし!☆」
KATANAを奪い、三人はついにセンターホールへ。
しかし、その直前。
「二人揃ってお出ましかぁ」
黒い髪をポニーテールに結った美女。
金髪を縦にギザギザと尖らせた偉丈夫。
二つの影がセンターホールの入口を守るように立ち塞がっていた。
「……ここを通すわけには行きません。其れが私めの使命なので」
「はっ! ガキ三人で俺様達を倒せると思い上がるなよ!」
「おい知恵袋。あいつらは誰だ?」
「先に話した女の名前は>>249。男の方の名前は>>251だよ☆どっちも『偽マフティー』の顔としてニュースを騒がせているはずだし☆」
「ああ、道理で見た事があると思った」
- 248二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 12:40:20
激臭
- 249二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 12:40:39
首領パッチ
- 250二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 12:41:40
ボーボボ
- 251二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 12:41:52
怒首領蜂
- 252121/09/17(金) 12:52:51
- 253二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 12:54:25
焦土作戦
- 254二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 13:02:27
ksk
- 255二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 13:02:46
48の殺人技(キン肉マン)
- 256121/09/17(金) 13:21:34
「はぁ? 焦土作戦とか殺人技とか、何言ってやがんだ?」
「見てれば分かるよ☆いや見れば死ぬんだけどさ☆」
ガチャガチャガチャガチャ!!と鈍い金属音が反響する。
再び敵の方角へ視線を向けると、そこには無数の銃火器を構えたドンパッチの姿があった。
「──ではこれより、私め、ハジけさせて頂きます」
「急いで近くの部屋に飛び込んで!!☆」
言葉尻は銃弾の音に焼き切れた。
全てを破壊し燃やし尽くす様は、まさに焦土作戦。
「うおぉぉぉぉぉぉ!!」
水周の咄嗟の判断で三人は何とか近くの部屋に飛び込んで避難をしたが、追い詰められるのも時間の問題だろう。やがて銃撃の音が止んだかと思えば、部屋の中に入ってきたのは怒首領蜂の方であった。
「姉さんの攻撃はリロードに時間がかかるからな! 今度は俺様が相手をしてやるぜ!! 一撃必殺! キン肉バスター!!」
「まずい☆足を摑まれたらマジで殺されるし!☆」
「ならその前に叩っ切ってやらぁ!! 行くぞ芥川!!」
(岡部のKATANAと芥川のバットで怒首領蜂の突撃を食い止められる?)>>258
※ダメージ条件をつけても良いです。
- 257二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 13:22:31
ksk
- 258二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 13:22:53
割と余裕で受け止められる
- 259二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 13:24:06
KATANAとバットに筋肉バスター→折れる
- 260二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 13:29:53
首領パッチのセリフが首領パッチの声で再生される…
- 261121/09/17(金) 13:37:24
「意外と弱いぞコイツ!!」
まさかの返り討ち。
怒首領蜂はバットとKATANAの前にあっさりと尻餅をつき、三人を見上げる。
「こいつ、基本的に殺人技以外の戦闘方法はまるで素人なんだよ☆何と言うか、理想の戦闘パターンに持っていかないと丸きりの雑魚☆」
「ったく、驚かせやがって」
「まあ、決まればマジで必殺なんだけどねぇ☆」
ともかく、狙いを逸らしてしまえば脅威ではないということは分かった。
「くそが! テメェらごとき、俺様の48の殺人技さえ決まれば敵じゃねぇんだよ!」
「一発いっとけ芥川ぁ」
「ソーラープレキサスブロー、ちょい弱バージョン」
「ぐばぁ!!」
芥川の拳により怒首領蜂はしばらくの間、体から力が抜ける。
と、そこに全てのリロードを終えたドンパッチが現れる。
「では再びハジケ祭り、参ります」
「ちょっと待ったドンパッチちゃん!☆怒首領蜂がどうなっても良いのかなぁ?☆」
岡部は怒首領蜂を持ち上げ、まるで自分達の盾のように突き出す。
このまま焦土作戦を実行すれば、まず間違いなく怒首領蜂も巻き込まれるだろう。
「ふむ──」
(ドンパッチの選択は?)>>264
- 262二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 13:40:46
ksk
- 263二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 13:41:03
ksk
- 264二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 13:41:16
構わずブッパ
- 265二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 13:41:18
焦土作戦☆続行
- 266二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 13:43:00
無慈悲だなぁオイ
- 267121/09/17(金) 13:54:54
「姉さんが俺様のために攻撃の手を止めるわけがねぇだろ!!」
「くそ、窓から逃げるかぁ!? いいや時間が足りねぇか」
「おい岡部のそのKATANA、月牙天衝出せるんじゃないのか!? それで相殺とか出来るかも!」
「あれってあのムッツリ侍以外にも出来るもんなのかぁ!?」
「知らないし!☆あいつ以外でKATANA振るってるやる見た事ないもん!☆」
確証はない。実証もない。
これまで何度も岡部はKATANAは振るってきたけれど、そんなものは放たれなかった。
しかし、こうしている間にも全ての銃火器が三人を照準で捕捉する。
「では、これでお終いです」
「とりあえず駄目もとで叫んでみろ!」
「恥っずいなぁ! くっそ! 月牙天衝!!!!」
(結果はどうなる?)>>270
- 268二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 13:56:52
ksk
- 269二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 13:57:04
ksk
- 270二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 13:57:26
月の呼吸
- 271二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 13:57:28
天の助が召喚された
- 272121/09/17(金) 14:16:06
「なんか違うもん出たぁ!!」
「うおぉ、月の呼吸じゃん☆マジパネェ☆!!」
三日月型のような形をした斬撃が無数に現れ、芥川達を襲う銃弾を相殺していく。
「このまま押し切れるかぁ!?」
「いや、敵の手数が多すぎる☆! このままだとジリ貧で負けちゃうよぉ☆」
「くそ、月牙天衝! 月牙天衝!」
「出てるのは月の呼吸・壱の型だけど☆」
しかし時間を稼ぎながら後退していく内に、四人は何とか窓際まで辿り着くことに成功する。
「よし、ソーラープレキサスブローでガラスを割るから、一斉に飛び降りるぞ。一応、怒首領蜂は自分が抱えていく」
「ここ何階だと思ってんのさ!!☆」
「下は芝生だ。上手く受け身を取れば問題はない」
「そんなぁ☆」
慈悲はない。
ガラスの割れる甲高い音がしたと同時、四人は外へと飛び降りた。
「うわああああああ☆」
(落下後のダメージ)>>276
- 273二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 14:17:25
ksk
- 274二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 14:17:46
ksk
- 275二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 14:18:37
怒首領蜂をクッションにする
怒首領蜂は左腕骨折 - 276二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 14:18:50
全治5週間
- 277二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 14:26:29
全治するなら軽症だな!ヨシ!
- 278121/09/17(金) 14:32:19
「首筋を痛めたな」
「あばら骨逝ったぁ!!」
「捻挫が完全に重傷化したし!☆」
「俺様は……なんか吐血しちまったんだけど大丈夫だろうか」
ひとまず全員、命は取り留めたが一ヶ月以上後を引きずりそうな怪我を負ってしまった。
しかしだからと言って病院に行くことは出来ない。
ガチャガチャガチャ、と。
割れた窓ガラスからこちらに照準を合わせるドンパッチ。
「まずい、もう一度ホワイトハウスの中に逃げ込むぞ!!」
ズドドドドドドドドドドドドという破壊音。
芥川は怒首領蜂を抱え、岡部は水周を背負ったまま寸での所でホワイトハウスの中に避難した。
「なんか、なんか無いのかあの破壊女の弱点はぁ!!」
「私はドンパッチちゃんとはあんまり仲良くなかったからなぁ☆怒首領蜂なら知ってるんじゃない?☆」
「……まあ、こうなったら俺様も姉さんを倒さなきゃ殺されるしなぁ。仕方がねぇ」
大分意識が回復したのか、怒首領蜂は静かに話し始めた。
「姉さんはなぁ、>>281に弱いんだ」
- 279二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 14:36:20
アルマジロ
- 280二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 14:37:19
ksk
- 281二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 14:37:26
弾丸より速く動ける奴
- 282二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 14:37:31
ロリ
- 283121/09/17(金) 14:56:23
「弾丸より速く動けるやつ、だと……」
「ああ、昔、好きな男性のタイプにそう答えていやがったのを覚えてる」
「そりゃあ弾丸より速く動けたら勝てるだろうけど!☆それって『理論上は可能です』ってやつじゃん!☆」
「しかしそうなってくると、ほぼ弱点なしか」
「いや、一つだけ弾丸よりも早く届くものがあるぞ」
「何言ってんだ芥川、そんなスピードで歩けるやつ──」
「いや人じゃない、声だ」
「あぁ?」
「そしてこちら側の陣営には、言葉で戦えるやつが居るだろ?」
皆の視線が一斉に水周へと集まる。
「いやいや☆でも私の大喜利は相手の耳元で言わないと味方側も脱力しちゃってまるで意味が無いし!☆」
「なら近づけば良い。妙案がある。こっちでドンパッチの気を惹き付けておくから、その間に水周と怒首領蜂は別の方向から突撃してくれ」
「妙案?」
「それはあとで話す。しかしどうやってドンパッチの気を惹き付けるかだけど……」
「あー、参考になるかは分からんが、姉さんは>>286が大好きだぜ」
- 284二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 15:00:16
ksk
- 285二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 15:10:13
金
- 286二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 15:10:16
幼い少女
- 287121/09/17(金) 15:23:33
複数の足音が、四階の廊下を踏み鳴らす。
「──あら、戻って来ましたか」
芥川と岡部は、それぞれバットとKATANAを構え、ドンパッチへと視線を飛ばす。
「二人だけとは、随分と減りましたね。水周さんだけではなく怒首領蜂まで逃げ出すとは、さすがに予想外でした」
「おいおい、二人だけじゃねぇぜ」
スッ、と二人の背後から現れた小さな影。
その顔を見て、初めてドンパッチは表情を強張らせた。
「シ、シルバーさん!? どうしてここに居るのですか!!」
「ふ、二人の言うこと聞いたら、今日は晩ご飯食べて良いって言われて……」
「ぐぅ!! 純粋!! まさか私めが幼女に弱いと聞いたのですか? ……だとしても、それで手を緩める私めではありません!!」
ドンパッチは再び銃火器を構えるが、それを見たシルバーがビクリと肩を震わせる。
「ドンパッチさん、怖い」
「ぐおぉお! そんな眼で私めを見ないで下さい!!」
ドンパッチは完全にシルバーに夢中で、周りが見えなくなっている。
「今だ!!」
合図と共に、ドンパッチの背後にあった部屋の扉から水周が飛び出す。
「なっ、馬鹿な! どうして水周さんが四階に!? この廊下はずっと見張っていましたのに」
「そりゃあ、窓から出て行ったんだから窓から入ってくるさ☆具体的には怒首領蜂の殺人技を応用して投げ飛ばして貰ったのさ☆『宇宙旅行』だっけ? とにかくすんごい投げ飛ばされて大分怪我を負ったけど!☆」
(水周のダメージ)>>288
- 288二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 15:25:42
即死
- 289二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 15:26:00
即死してたら喋れとらんが…
- 290二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 15:27:04
リザレクションでもしたのか…?
- 291二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 15:33:04
即死を耐えるってMUGENくらいでしか見たことないぞ
- 292121/09/17(金) 15:37:15
「あいつ─、既に死んでやがるのに本能だけで大喜利をやり遂げるつもりだ」
「マジかよ、ちょっと可哀想になってきたなぁ」
水周の口がドンパッチの耳元に届く。
直後。
「くっ、くく、うわはははははははははは!」
爆笑だった。
「よし今なら近づけるぞ!!」
「うわはははは、さ、させるかぁ!!」
ドンパッチは諦めずに銃火器を炸裂させるも、笑いすぎて照準が甘くなっていた。
「これくらいの弾幕なら、私の月牙天衝(月の呼吸)で防ぎきれるぜぇ!!」
弾と月がぶつかり、火花が散る。
しかしやがては、断続的に続いた相殺音も止む。
その一瞬を見逃さない。ソーラープレキサスブローは敵のリロードを許さない。
「喰らえハジケリスト!!」
「うっがぁ!!」
バタン、とその場に倒れ込むドンパッチ。
「一人だけ異次元に強い女だったな」
「まぁ結果勝てば全て良しだ。とりあえず、こいつの処遇はどうする?」>>295
- 293二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 15:38:54
ksk
- 294二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 15:42:02
ksk
- 295二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 15:42:23
さっと湯通し
- 296121/09/17(金) 15:51:24
「とりあえず包帯で体中を縛って、湯はある?」
「マジかぁ、本当にやんのかよ」
シルバーに案内されて、大統領特別用の浴室へと訪れる三人。
「よし、さすがに熱々風呂だな」
「え、ちょ、これはどうなっているのですか? 私めはこれから何を!」
「銃火器ぶっ放されて熱かったから、その仕返しだよ」
二人はドンパッチを熱湯風呂の中へと放り入れた。
「うわっ熱!!」
「頑張ってくださいドンパッチさん!」
「シルバーちゃんの声援があれば、あ、熱っ! 熱すぎましてよ!!」
ザバァ! と浴槽から飛び出るドンパッチ。
一瞬で逆上せ上がって、そうそう起き上がれないだろう。
「そういえば怒首領蜂はどうしてんだぁ?」
「ああ。一応、水周の心肺蘇生を試みてるけど、様子見てみるか」
(水周の様子)>>298
- 297二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 15:52:46
ksk
- 298二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 15:53:02
奇跡の完全復活
- 299121/09/17(金) 15:59:39
「完☆全☆復☆活」
「すげぇ、ピンピンしてやがるぞ。捻挫すら治ってやがる」
「これならまだ酷使出来そうだな」
「死にたくなってきた……☆」
何はともあれ、味方陣営の死者はゼロでここまで来ることが出来た。
「じゃあ行くか、リーダーの居るというセンターホールに!」
「そういえば怒首領蜂はどうする? 一応、私達を殺そうとした敵だけどよぉ」
「あぁ!? ここまで来て見逃してもらねぇのかよ!!」
「うーん。そうだなぁ」
(怒首領蜂への処遇)>>302
※このまま仲間にするとかでも良いです。
- 300二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 16:01:26
ksk
- 301二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 16:02:19
ksk
- 302二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 16:02:40
全身に蟻を這わせる
- 303121/09/17(金) 16:27:36
「う、うおぉぉぁあああ!!? 全身を縛った上で体中に砂糖を塗りたくって蟻の巣の近くに放置とか正気の沙汰じゃねぇぞテメェら!!」
「大量虐殺しておいて、それは情けねぇだろ」
「うお! 蟻が来やがった!チクショウめがあああ!!!」
「……私、案内役に徹してて良かった☆」
怒首領蜂の断末魔を聞きながら、一行は再びホワイトハウスの中へと入り、リーダーが居るというセンターホールに向かう。
大きな扉を開けると、一際大きな空間が現れた。
今や深紅に染まったその中央。
怪しい仮面を着けた男が、異様な空気を漂わせながら一人孤独に立っていた。
「……『偽マフティー』も、残るは我輩だけのようだ。負け戦なのかもしれないけれど、それでも仲間の仇くらいは討たせて貰うよ」
「あいつが、リーダー?」
- 304二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 16:30:35
ksk
- 305二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 16:30:53
マフティー・ナビーユ・エリン
- 306二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 16:34:02
ksk
- 307二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 16:34:24
カボチャマスク被って反省を促すダンス
- 308二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 16:36:08
わかってても笑う
- 309二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 16:37:38
- 310121/09/17(金) 16:59:20
「──では始めようか、我輩のダンスを」
そう言い、徐にカボチャの被り物を取り出したマフティは、それを頭部に装着した。
「な、何が始まるってんだぁ!?」
「皆、目と耳を閉じて!☆ 反省を促すダンスが始まる!☆」
しかしその忠告は遅すぎた。
芥川と岡部が言葉の意味を理解するより早く、マフティの踊りが発露する。
『鳴らない言葉をもう一度描いてぇぇぇぇぇ!!!!🎃』
どこからともなく流れ出す音楽。
その反響と目の前で繰り広げられる踊りが、二人の脳髄を揺さぶる。
「な、何だこれぇ、あの野郎の踊りを見てると、無性に罪悪感が湧いて来やがる……」
「訳も分からず、反省したくなってきた……」
すると岡部は、突然、自分の持っていたKATANAを自分の首筋へと当てる。
「がっ、くそぉ。私なんて生きてる意味ねぇんだぁ。反省しなきゃ」
(くっ、反応の遅れた岡部の方が既に重傷化してるし!☆どうにかして正気に戻さないと☆)
『赤色に染まる時間を置き忘れ去ればぁああああ!!🎃』
(どうやって岡部を正気に戻す?)>>312
- 311二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 17:02:13
ksk
- 312二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 17:02:41
ハグ
- 313121/09/17(金) 17:17:04
「どりゃああああああ!!☆」
水周は目を瞑ったまま、全力で岡部に抱き着いてみせた。
「うっうわ! 何しやがんだテメェ!! い、いや私は何をしようとしてた……???」
思慮外の衝撃により奇跡的に我に返る岡部。
『一筋の光へぇぇぇぇ🎃』
どうやら何かの一区切りが着いたらしい。音楽が止む。
芥川も脂汗を滲ませているが、何とか『反省』を耐えることに成功した。
「な、何だったアイツのあの踊りと歌は」
「これが我輩の秘技『反省を促すダンス』だ。我輩は大事件を引き起こし、全世界がこのホワイトハウスを報道する頃合いを見計り、生中継でこの技を披露して世界中に『反省』を促すつもりだったのだよ。街中に音楽を轟かせるスピーカーの準備に手間取ってしまったがね」
「はあ!?☆私達の目的は神のお告げを守ることでしょ!?☆」
「それは仲間を誘導するための虚偽の目的だ。だからこそ、我々は『偽マフティー』なのだ」
「……そんな☆神のお告げも、全部偽物だったの?……☆」
「そもそも何でテメェ、世界中に『反省』を促したいんだ?」
「もちろん、この世界が間違っているからだ。それは君も感じているのではないか? そのブサイクな顔、さぞかし生き辛かったことだろう」
「そ、それは……」
「世界を恨んだはずだ。変えたいと思ったはずだ。我輩はそれを実行しているに過ぎない。どうだ、我輩の目的に共感したのであれば、共に手を組もうではないか」
(岡部の反応は?)>>316
- 314二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 17:32:11
ksk
- 315二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 17:39:04
ksk
- 316二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 17:39:11
反省を促すダンスでマフティーに反省を促す
- 317二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 17:52:09
笑い殺す気か
- 318121/09/17(金) 17:52:45
「確かに私はこの世界に不満を感じてここに来た。だけどよぉ、弱者を蔑ろにして自分の望みを叶えたって本末転倒だろぉがよ!!」
「相容れない、か。ならば『反省』しろ。我輩のダンスと歌で」
カボチャを被ったマフティーがリズムを刻む。
呼応するように、またしても、どこからともなく『反省』を促す音楽が鳴り響く。
「『反省』するのは、そっちの方だマフティー!!」
「何……?」
『鳴らない言葉をもう一度描いてぇぇぇぇぇ🎃』
岡部は耳も目も塞がなかった。
ただ己が全ての力を注ぎ、相手の動きをコピーする。
「それは、我輩のダンス……!!」
「テメェの技の真髄はその動きと音楽の相乗効果だ。真似をしようと思えば誰だって出来らぁ!!」
「馬鹿な……。本当に全く同じ動きだと!? 並みの人間にそんな真似が」
「これでも一応、勇者のパーティやってた怪物なんでね」
『赤色に染まる時間を置き忘れ去ればぁああああ!!🎃』
互いが互いに『反省』を促す舞踏合戦。
どちらも逃げも隠れもしなかった。
目を瞑れば、耳を塞げば、それは自分の行動を『反省』するに足る行いであったと認めることになる。
だから二人は踊り続け、そして──。
(二人の勝敗は?)>>320
- 319二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 17:55:19
ksk
- 320二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 17:55:28
フルバージョンで決着が着かず、芥川の一撃でKO
- 321二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 17:55:29
横浜ベイスターズ優勝
- 322二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 18:04:19
- 323121/09/17(金) 18:17:44
どれだけ『反省』を促されようとも、両者は一歩も退かず。
『哀しい世界はもう二度と来なくてぇぇぇぇ🎃』
「あぁあああああ!!」
「ぬおぉぉぉぉぉ!!」
どれだけ自責の念に駆られても、自分の正義を疑わず。
『荒れた陸地がこぼれ落ちていくー🎃』
「っっっ!!」
「──!!」
ついに、その曲の終わりが訪れる。
『一筋の光へ~~~🎃』
しかして両者ともに倒れず。
死力を出し尽くした二人は、一歩も動く事も出来ずに違いを睨み合う。
「──はぁ、はぁ、まさか、引き分ける、とはな」
「いいや私の勝ちだ」
音楽が鳴り止み、完全に自由を取り戻した芥川がマフティーの懐に飛び込む。
その拳が、ギリリと音を立てて、
「こちら側には、まだこの一手が残されてる!」
「喰らいやがれ! ソーラープレキサスブロー!!!」
「ぬおぉぉぉぉぉ!!!」
全力で踊りきったマフティーにその一撃を避けることは能わず。
彼はついに、その膝を地に着けた。
「これで、私達の、完全勝利だ」
(マフティーの処遇)>>326
- 324二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 18:22:51
ksk
- 325二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 18:31:48
ksk
- 326二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 18:38:16
警察に身柄を渡す
- 327121/09/17(金) 18:49:49
「こいつには、きちんと自分の罪と向き合って貰いてぇ。警察に引き渡そう」
そう言い、岡部はマフティーのカボチャマスクを外し、その下にあった仮面も剥ぐ。
「なんだよ、ブサイクな面じゃねぇか」
「あぁ、そうだ。我輩もブサイクなのだよ。それだけで虐げる世界に憤りを隠せなかった」
「ふむ。元を正せば岡部と同じ人種だったようだな。こいつは裏路地で演劇をするという奥手な抗議しか出来なかったみたいだが」
「うるせぇよ。それでも人を傷つけてないだけで私の方が上だ」
「うわぁ屁理屈☆」
「──ふ。結局、『偽マフティー』などという集団でどれだけ破壊を尽しても、世界というものは変えられなかったようだな」
マフティーは諦めるようにそう呟き、意識を落とした。
この事件は大々的に報道され、世界中に『ブサイク』への批判を問題視する声が挙げられた。また、この事件を解決した者の一人が『ブサイク』だったというのも、民衆への意識改革を進める要因となった。
「マフティーの想い描いたものとは違うだろうが、爪痕は残ったようだな」
「何でも一歩一歩だぜぇ。ところで、残る問題はあと一つなんだがよぉ」
「ああ一通り『偽マフティー』の処遇は決したけど、まだ一人残っているんだよな」
「なっ、なっ!?☆」
(水周監里をこの後どうするか)>>329
- 328二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 19:00:34
ksk
- 329二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 19:01:16
なんだかんだほぼこっちの仲間みたいなもんだったので、説教で済ます
- 330121/09/17(金) 19:11:30
というわけで、水周監里にはきちんと罪を自覚してもらうために、芥川と岡部による猛烈な説教フルコースを受講させられる羽目となった。
「ひぃぃん……☆」
かくして事件の幕は閉じる。
まだまだ問題は山積みかもしれないが、二人は確かに世界が良い方向へと動き出すのを肌で感じた。
これ以上マフティーのような怨嗟に取り憑かれてしまった人間を生み出さないためにも、芥川と岡部は共にこの世界を変えていくことを誓い合う。
「これからもよろしく頼むぜぇ!」
「ああ、こちらこそだ」
突如現れた日本のヒーローとブサイクは、アメリカの一大事件を解決した英雄として日本へと帰国。
時は流れ数年後。
(芥川と岡部の関係性はどうなった?)>>333
※ラスト安価です。
- 331二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 19:14:02
ksk
- 332二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 19:15:31
ksk
- 333二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 19:17:01
紆余曲折あり交際
- 334121/09/17(金) 19:25:36
そして。
数年も経てば、それなりに関係性も変わってくる。
あれから色々と紆余曲折はあったが、かつての相棒は恋人となり、互いを補い合う存在として共に暮らすようになった。
「テメェの作る飯は不味すぎんだよ」
「岡部は料理が上手いからな。比べられたら立つ瀬がない」
「……仕方ねぇなぁ。私に料理は似合わねぇってのに」
「そんなことはないよ」
そこには人々を救うヒーローは居らず、ブサイクを非難する罵声はなく、ただひたすらに二人だけの幸せな空間が広がっていた。
かつての戦いの末に世界がどう変わっていくのかは分からない。
案外、大きな変化は何も無いのかもしれない。
でも、それでも良いと岡部は思った。
最大の戦果は、たぶんこの温かな時間なのだから。
─完─ - 335121/09/17(金) 19:28:59
皆さんのおかげで何とか完結をすることが出来ました。
初めての安価でドキドキしていましたけど、マフティーとかの部分はこっちもすごく笑わせて貰いました。
何はともあれ数日付き合ってくれた方々、ありがとうございます! - 336二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 19:29:29
乙
意味わからん安価いっぱいだったけど上手く使ってて楽しかった - 337二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 19:37:42
面白かったぜ
乙 - 338二次元好きの匿名さん21/09/17(金) 19:42:26
乙 面白かったわ