- 1二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:39:31
(油断した……)
ミレニアムサイエンススクール・ゲーム開発部の才羽モモイは現在、コンクリートの床の上で縄で縛られ、寝っ転がされていた。
最近身代金目的の誘拐が何件か発生しているので注意するように、とユウカに言われていたばっかりなのに、
気晴らしにゲーセンにでも行こうかと考え、外に出た時に足を挫いてしまい、
その瞬間に誘拐犯の男達とエンカウントするという、間の悪い偶然を引き当ててしまい今に至る。
(ミドリもユズも、アリスもユウカも心配してるよね……)
誘拐犯は全員男で何人かのグループだった。
そのうちの一人がモモイに話しかけてくる。
「嬢ちゃん、なんでそんな怖いもの知らずな目をしてられるんだ?」
「怖いもの、か……あるよ」
ズズン……
突如、アジトが奇妙な振動で揺れた。
「何だ? 地震か?」
「来たよ。怖いもの」
"はい、ちょっと失礼するよ" - 2二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:40:19
言うが早いか部屋に女性が入ってきた。
その女性は、細いドレッドロックスをポニーテールのように束ねた独特の髪型をしており、
濃い紫色のジャケットを羽織り、胸元が開けた白い服から見える左の鎖骨の下あたりに、
十字架のような入れ墨を入れていた。だが、その下の濃いグリーンのズボンから覗く足の先には
何故か履物としてトイレ用のサンダルというなんだか残念な美女の姿があった。
"私の身内の者が、随分と世話になったようだね?"
その目がモモイを見つけると、その女性は一喝する。
"こンのばかたれが!!! なに人さらいにあっとんだ!!!"
「ごごごごごめんなさいいいいい!」
モモイは半泣きでそう言うしかなかった。
「なんだよ、おばさんはひっこんで……グボッ!!」
男のその言葉が最後まで出ることは無かった。
女性が壁に手を当てた瞬間、男の横にあった壁が盛り上がり、
掌底の形を作ってそのまま反対側の壁に男を押し付けたのだ。
その様子を見た誘拐犯のリーダーが女性を睨みつけて言った。
「アンタ、何者だ?」
"シャーレの先生やってる、主婦だッ!!!!!" - 3二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:40:55
ということで、ここだけイズミ・カーティス(鋼の錬金術師)がシャーレの女先生になる世界線。
・生徒達には自分のような思いをしてほしくないので、錬金術は教えない(もし独学でやろうとしたら多分全力で止めにかかる)
・コミュニケーションが乱暴で過激なので生徒達からは恐れられている
・が、それと同じかそれ以上の包容力を見せるので生徒達は「この先生に心配かけさせちゃダメだ」と決意を抱かせる
・原作同様、吐血することが多々あるので「先生は強いけどそれに甘えちゃいけない」とやっぱり強くなろうとする決意を抱かせる
・原作同様、旦那(シグさん)の事ですぐ惚気るので呆れられている
・身体の事を知った生徒達の一部から「私を義娘にしてください!」と迫られている
・プレ先はラース(CV:水樹奈々)との因果関係あり?
というところまでは妄想できたのですが、どうしたものかと。
あ、ベアおばにブチ切れるのは確定事項なので書いてませんw - 4二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:41:38
生徒達との関係性
・モモイ、ミドリ
破門した弟子達の面影を重ねている
・ホシノ
大切な人を失ったという心情的には似た者同士?
(ただし錬金術を教えたら絶対にダメだと思っている)
・獅子堂イズミ
名前繋がり。いっぱい食べるのを見るので嬉しそう。
(ゲテモノを食べたくないだけではないかというツッコミは置いておいて……)
・救護騎士団(セリナ、ハナエ、ミネ)
吐血することが当たり前なので救護させられるのも当然かと。
自分はまだまだにわかの先生なので
相性がいいと思う生徒がいたら教えていただけると嬉しいです。 - 5二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:47:27
ラースがブラッドレイじゃないってことはハガレン一期のイズミなん?
- 6二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:57:54
- 7二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 22:15:09
このレスは削除されています
- 8二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 22:46:02
"ホシノ、大事な人を取り戻したいか?"
「それって……!」
"錬金術を教えるわけにはいかない。そんなことをすればお前はすぐにでも人体錬成を行おうとするからな"
「そんなことって……」
"私が子供を身籠った時に病気をしてね、必死に夫が励ましてくれたのに産んであげられなかった。
子供を得ようとして、禁忌を犯し人体錬成を行った。……内臓をあちこち持っていかれたよ。
おかげで2度と子供を望めない身体になってしまったわけだ。"
「そんな……先生は、ただ……!」
"そう、ただ欲しがっただけだ。……人は何かの犠牲なしに何も得ることはできない。
何かを得るためには同等の代価が必要になる。それが、錬金術における等価交換の原則だ。"
「等価交換……」
"ホシノ、お前を私のようにするわけにはいかないよ。
間違った道を選ぼうとしているなら、その道を正してやるのも「先生」の仕事でしょう?"
「ごめんなさい。先生……辛いことを思い出させて」
"気にするな。私の身体は私の罪の証……ごばぁっ!"
「あああ! 先生、造血剤飲んで! 早く!」
カッコよく締めようと思っても、吐血で『Unwelcome School』流れそうな雰囲気になってしまうw - 9二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 23:41:15
"なに? 新規開発する格闘ゲームの為に格闘術の動きを見せてくれ?
見てるだけじゃ学びにはならんだろう。体感するのが一番いい(ニヤリ)"
(((あれ? これもしかしてめちゃくちゃ疲れるパターン?)))
1時間後、(アリス以外)グロッキーになってしまうゲ開部の面々であった。
"相手の力を知りそれを利用して相手に返す。これも力の循環。アリスは筋が良いな"
「はい! アリスはカウンターをおぼえました!」 - 10二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 07:25:31
(※断片的な話しか浮かんでこない……それでも書くだけ書いてみます)
サオリ「教えてくれ……アリウススクワッドとして、もう何を信じればいいかわからないんだ!」
"貴方自身を信じなよ"
サオリ「私自身……?」
"貴方の魂に恥をかかせない生き方を選べばいいじゃない"
サオリ「……私を…………助け……いや、仲間を助ける……その力を貸してください」
"いい目をするようになったじゃないか。サオリの目は生きようとする人の目だ"
サオリ「……はい」
(初動を間違えたかも。最初にやや曖昧にすべきだったのかもしれません。
吐血しててもイズミ師匠は"先生"としては強すぎましたw) - 11二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 15:28:42
サオリ「私は先生を撃ったのに……」
"そんな気に病むことはない"
サオリ「だって撃った瞬間血を吐いたら……!」
"あれはいつもの吐血だ。気にしたらいけない"
サオリ(いつもの吐血って何だ!? キヴォトスの外では、ビックリ人間の集まりでもあるのか!?)