【オリキャラ🎲】AA-12を持つ少女アオバPart12

  • 1アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/06(日) 21:35:20

    【あらすじ】
    先生の協力もありRABBIT小隊を確保することが出来た、しかしヴァルキューレ単独で鎮圧出来なかったことはアオバやカンナにとっては芳しくない結果だった。
    カヤの厚意もあり処分保留となったRABBIT小隊、彼女達を監視する事になったアオバ。
    なかなか心を開かない彼女達に苦労する日々を送る。

    ある日の出来事の中でアオバはミヤコからの【正義】に関する問いに自分なりの答えを返す。
    果たしてアオバはそれを貫き通すことは出来るだろうか?
    それとも─

  • 2アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/06(日) 21:36:29
  • 3アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/06(日) 21:37:04
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  • 4アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/06(日) 21:38:09
  • 5アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/06(日) 21:39:30

    【プロフィール】
    愛宕 アオバ
    160cm
    胸は中の上程度、お尻は小さめ
    黒髪ミディアム(肩にかかる程度)
    一人称 私 本官
    ヴァルキューレ警察学校公安局所属3年生

  • 6アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/06(日) 21:40:31
    テイク式女キャラメーカー女の子とか中性的な男の子とか作れます

    非商用、無加工でご利用ください

    NG例

    ・二次配布

    ・画像やキャラメーカー自体の自作発言

    ・トレス/模写した画像の公開

    ・AI生成イラストへの利用

    ・収益化済みの各種アカウントでの利用

    ・加工全般(色の変更、加筆、Live2D化等)

    OK例

    ・収益化なしの各種アカウントのアイコン・ヘッダー画像

    (Twitter, Instagram, LINE, Youtube, pixiv, Twitch, etc.)

    ・配信時のサムネイル

    ・TRPGプレイ時やリプレイ動画の立ち絵

    ・夢絵のコテキャ

    ・他イラストレーター様に依頼をする際の参考資料

    ・一部加工(サイズ変更、トリミング、左右反転、フレーム追加、文字追加のみ)

    ・作成した画像を参考に、「独自の絵柄で」イラストを作成、公開する行為

    (キャラメーカーで作成した探索者を自分の絵柄で描きたい!等を想定) ※トレスはNG

    【お問い合わせ】

    Twitter→ https://twitter.com/anrm_teina

    マシュマロ→ https://marshmallow-qa.com/anrm_teina

    ※パーツ追加依頼は目を通していますが回答はしておりません(追加できるかわからないため)

    ※利用方法に関しては具体的な状況がわからないとお答えできないこともあるため、TwitterのDMにてご連絡ください。

    【更新情報】

    2021/1/27 リリース

    2022/12/7 著者表示をTwitterID「@anrm_teina」からメーカー名「#テイク式女キャラメーカー」に変更

    2023/ 2/7 注意事項表示パーツを追加。注意事項を確認後、著者表示パーツに切り替えるよう仕様変更
    picrew.me

    アオバの外見です

  • 7アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/06(日) 21:41:34

    ステータス紹介

    【アオバ能力ステータス】
    主要な部分を載せます
    戦闘力62→89
    持久力35→39
    耐久力71→83
    知力39→42
    腕力47
    機動力65
    政治74
    倫理32(悪党に対して)
    神秘83
    左が初期、右が成長後です。

  • 8アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/06(日) 21:42:06

    使用武器 AA‐12
    【第12号ヴァルキューレ試作散弾銃】
           ⬇️
        【Master Key】
    鍵は完成した。

  • 9アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/06(日) 21:46:02

    【本編再開】
    あれから廃棄予定のドラム缶が置かれている施設に訪問する私達。
    施設の係員を見つけ譲って貰えないか聞いてみる。
    係員「持って行ってもいいよどうせ廃棄する物だし、けどいったい何に使ウッ!?─失礼言わなくてもいいよ…」
    係員は鼻をつまんでいる。
    事情を説明する前に察してくれたようだ…。
    彼女達の顔を見ると赤くなっていた、自分達の臭いがそこまでとは思わなかったのだろう。
    人は自分の体臭は気にならなくても他人の体臭には敏感だ。


    無事ドラム缶を手に入れた小隊員は意気消沈していた。
    ミヤコ「…目標確保…お疲れ様でした…」
    サキ「…憐れまれるなんて屈辱すぎる、だから潜入の方が良かったんだ…」
    モエ「それより早くお風呂入ろ、もう我慢出来ない!」
    ミユ「水は貯めたよ…あとは、薪に火を付けて…」
    モエ「待ちきれないよ、テルミットで一気に燃やそうよ」
    サキ「ドラム缶に穴が開くからやめろ!」
    落ち込んでいた彼女達も久しぶりの入浴が出来るからなのか少しずつ気分も明るくなってきている。

  • 10アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/06(日) 21:47:18

    ミユ「…あっ…シャンプーとボディソープがない…」
    モエ「えっ!?誰か持ってきてないの!?」
    サキ「あの時は必要ないって思って用意してなかったからな…」

    ミヤコ「お湯に浸かれるだけ良いと考えましょう…あれ?このシャンプーは誰のですか?」
    サキ「私のじゃないぞ」
    モエ「そもそも誰も持ってきてないんじゃない?」
    ミヤコ「それではいったいこれは─」
    ミヤコが私の方を向く、私は目を反らし口笛を吹こうとするが上手く吹けない。
    ─素直に言う事を聞いてくれた彼女達の為に、使っていたシャンプーを持ってきてこっそり忍ばせておいたのだ。
    ミヤコ「…私達の誰かが無意識に用意していた、ということにしましょうか、そろそろお湯の準備が出来そうですね」
    受け取らないかと心配していたが、使ってくれるみたいで良かった。

  • 11アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/06(日) 22:14:55

    ミヤコ「それでは先生、アオバさんくれぐれも覗きに来ないように」
    サキ「覗いたら蜂の巣にしてやるからな!」
    先生「"覗いたりしないから…"」
    さすがに入浴中まで監視したりはしない。

    ブルーシートの向こう側では彼女達の嬉しそうな声が聞こえてくる。
    先生「"─さて、あの子たちの為にありがとうねアオバ"」
    アオバ「彼女達を叱ってくれる人がいないせいで私がその役目をしないといけなくなりました…」
    模範となるべき先輩が問題を起こしてくれたせいで、その後輩であるRABBIT小隊が苦労している、自己責任な部分も多少あるが。
    アオバ「それに…彼女達のお手本になるような振る舞いをしないといけないので、これから大変です」
    『あなたのこと見てますので』
    ミヤコの言葉が私にのしかかる。
    彼女達に啖呵を切った以上、人生の先輩として相応しい行動を取る必要がある。

    アオバ「あの日の夢…」
    先生「"夢?"」
    私が見たカンナ局長に銃を向ける夢、もしかしたらこの先に待ち受ける未来なのかもしれない…。

  • 12二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 03:31:37

    たておつ

  • 13二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 03:32:34

    スレ立てありがとうございます

  • 14アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/07(月) 06:48:13

    今日も遅くの再開です

  • 15二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 14:05:28

    一応の保

  • 16二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 19:35:12

    更に保守

  • 17二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 20:04:15

     遅れ馳せながら立て乙。


     口を滑らせたのかアオバが兎小隊にさらっと狐小隊のやらかしを暴露しちゃった件(

    https://bbs.animanch.com/board/4649284/1/?res=186 )の影響やいかに……

  • 18アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/07(月) 22:29:40

    防衛室オフィスにて─
    カヤ「子ウサギタウンの放浪者の立ち退きについて、状況は芳しくないようですねカンナ」
    カンナ「申し訳ありません…立ち退きを拒否している放浪者が強力な装備で武装しており─」
    カヤ「─私のあげた封筒の中身、それで解決出来るはずですがなぜ使わないのですか?」
    カンナ「………」
    カヤ「ミレニアムとの協定の件、結局あなたは結果を残せなかったばかりかヴァルキューレの評価を更に落とした、その汚名を雪ぐ機会を与えてあげているのに勿体ない」
    カヤは困った様な表情を浮かべる。

    カヤ「何か踏み切れない理由でも?」
    カヤはカンナの隣まで歩み寄る。
    カヤ「障害があるなら取り除かないといけません、たとえば今監視任務に就いているあなたの『お気に入り』とか」
    カンナ「ッ…」
    カヤ「私もあなたも責任のある立場、時に冷酷な判断を下さなければならない、その判断が社会を良くしていくのです」
    カンナ「彼女に…何をするつもりですか?」
    カヤ「『何も』させないために頑張ってください」
    カンナ「………失礼します」
    カンナが退室する、その顔は何か諦めたような表情をしていた。

  • 19二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 23:10:42

    >>17

    地味にこの流れでチクったこと2章で響きそうよな…

  • 20二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 07:40:54

    保守

  • 21二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 14:19:14

    期待の保守

  • 22アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/08(火) 21:19:53

    カヤ「…自分の立場を弁えない人というのは扱いに困りますそれと責任を取らない人もです、それに比べてあなた達は私情を挟まず淡々と任務をこなしてくれます、私の求める理想のパートナーです」
    物陰から一人の生徒が姿を現す。
    七度ユキノ─SRTで数々の功績を立ててきたFOX小隊の隊長。

    ユキノ「…公安局長の案が上手くいった場合はどうしていた?」
    カンナの案─ヴァルキューレ内にSRTの様に強力な特殊部隊を作る試み、承認したのは防衛室長のカヤだ。
    カヤ「その場合はいずれ再建するSRTに統合する予定でした、けしてあなた達がお払い箱行きというわけではありませんからそんな怖い顔をしないでください」
    ユキノ「…なら良い」
    カヤ「─それでは調査報告を」
    ユキノ「これはカイザーがアビドス砂漠で見つけた【舟】についてと、〈A.N.T.I.O.C.T〉プロジェクトで得た成果物であるサーモバリック弾頭をカイザーが更に発展させた新兵器〈vorpal sword〉(ヴォーパルソード)について纏めた書類」
    カヤ「ふむ…砂漠でコソコソしていたのはコレを探すためですか…そして〈vorpal sword〉とはカイザーも洒落た名前を付けますね」
    ペラペラと紙を捲る音が響く。
    カヤ「〈vorpal sword〉は既にこの【舟】に搭載済み…しかし肝心の【舟】は起動出来ていない、と」
    ユキノ「この兵器は危険だ、剣先がこちらに向く前に無力化したほうがいい」
    カヤ「いえ今は静観しましょう、私も地盤を固めるのに忙しいので」
    ユキノ「………」

  • 23二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 23:06:03

    まぁこっちからは動きは無さそうではあるよな…

  • 24アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/09(水) 06:45:00

    今日は遅くの再開です
    ※ブルアカに出てくる単語の元ネタ調べるのなかなか面白いですね。

    〈A.N.T.I.O.C.T〉の元ネタ映画Monty Python and the Holy Grailではカルバノグの洞窟に棲む殺人ウサギを撃退するためANTIOCT(アンティオキア)の聖なる手榴弾を使うようです。
    コハルの使う手榴弾の元ネタでもあるようです。

    アンティオキアはキリスト教の名称がついた地域だったり、けっこうキリスト教ネタ多いですね。

    スレ世界線独自の兵器ヴォーパルソードはゲームWizardryに出てくる敵ボーパルバニーと、鏡の国のアリスのジャバウォックを倒した剣ヴォーパルソードの要素を足したモノです。
    ボーパルバニーは上記の映画の殺人ウサギとヴォーパルソードが元ネタです。
    天童アリスとこの先絡みがあったり無かったり。

  • 25二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 10:51:52

    乙乙

    ジャバウォックだかジャバウォッキーだかの出番は
    あるのか否か・・・

  • 26二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 15:11:51

    あるにしても舟を見つけてるなら最終編辺りには触れそう…

  • 27アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/09(水) 22:08:01

    サキ「ふぅサッパリした、ただあの警官と同じような匂いがする…シャンプーのせいか?」
    ミヤコ「………」
    サキ「どうしたミヤコ?何かあったのか?」
    ミヤコ「いえ…アオバさんの言っていた話を思い出しまして」
    モエ「口滑った感じだよねアレ、自覚してなさそうだけど」
    サキ「…先輩達が連邦生徒会メンバーを襲撃してたなんて本気で信じてるのか?」
    ミヤコ「もちろん信じてはいません…しかしアオバさんがデタラメを言っているようには見えませんでした」
    モエ「なんとなく辻褄はあうというか…」
    ミユ「ほ、本当に襲撃したのかな?」
    サキ「…もしだぞ、もし先輩達が本当にしてたのなら私達はどうするべきなんだ?」
    ミヤコ「それは…」
    理想の正義に当てはめるなら如何なる理由があろうと秩序を乱したFOX小隊は敵のはずだ。
    しかしミヤコは即答出来なかった。

  • 28二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 23:08:52

    ミヤコが少し2章の時の様な感じになりかけてるな…

  • 29アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/10(木) 06:28:03

    今日も遅くの再開です

  • 30二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 12:54:27

    ほしゅう

  • 31二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 15:44:58

    期待の保

  • 32二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 23:04:48

  • 33二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 23:27:31

    揺らぐ三者の正義・・・・

  • 34アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/11(金) 00:55:25

    ─所有せずとも確かな幸せを探す集い。
    D.U、主に子ウサギタウン辺りを根城にしている浮浪者の集まり。
    現在ヴァルキューレが彼等を追い出そうとしているのだが…浮浪者にしては装備が充実しており苦戦している。

    メンバーA「ヴァルキューレの奴らめ、兵糧攻めとはなんて卑劣なッ!」
    メンバーB「正面からでは勝てないと外道な手段を使いおって、奴らに正義はあるのか?!」
    RABBIT小隊がコンビニの廃棄品を受け取る際ヴァルキューレの制服を着たアオバが同行している。
    それを見た所確幸は兵站を断とうとしているのではと勘違いしていた。
    ヴァルキューレが追い出しに来たのとRABBIT小隊が廃棄品を根こそぎ取っていくタイミングが近かったので勘違いされても不思議ではなかった。


    メンバーA「こうなれば公園を根城にしている奴らを直接…」
    メンバーB「しかし奴らの装備の質はこちら以上だ、正面から行けば被害は大きいだろう、それにヴァルキューレが黙っていない」
    ???「─そこは私に良い案があります」
    メンバーA「リーダー!!」
    リーダーと呼ばれた人物─デカルトが答える。
    デカルト「彼女達の近くには先生という大人がいます、彼女達にとって彼は保護者であり大切な存在であることは間違いありません」
    メンバーB「つまりその大人を拉致し脅迫すれば良いと?」
    デカルト「違います、我々は義を説き道を外れようとしているうさ耳達とヴァルキューレを正しい道へと戻すのです」

  • 35二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 08:16:59

    それをするのはまぁまぁ良いけど、今のうさみみ相手にそれは過ぎるんよなコイツら…

  • 36二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 08:24:35

    >>34

    このやりとりって原作通り?

  • 37アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/11(金) 09:18:12

    >>36

    原作だと

    「あのうさ耳達廃棄品全部取りやがって、先生攫って説得しなければ」(意訳)

    なのでヴァルキューレへの言及は含まれていないですね。


    今日も遅くになります。

    なかなか先に進めずすみません。

  • 38アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/11(金) 10:55:35

    アオバ「おはようございます…あれ?」
    今日もRABBIT小隊の下へ向かったのだが、公園内には爆発痕、弾痕があった。
    アオバ「…誰と戦っていたのですか?」
    サキ「さっきホームレス達がやって来て『お前達の大切な先生は攫った、無事に返して欲しくば弁当を寄越せ』と言ってきたから好きにしろって言ったら銃を向けてきた、だから応戦したそれだけだ」

    彼女の言葉の中に聞き捨てならない内容があった。
    アオバ「ちょ、先生が攫われた!?」
    モエ「別に先生が攫われたところで痛くも痒くもないし─」
    アオバ「先生の場所を探してください!」
    モエ「うわっびっくりした…面倒くさいからやだよ」
    アオバ「ステーキ弁当今度あげます!もちろん日切れしてない物で!」
    モエ「まじ!?えっと─」
    サキ「おい!?容易く買収されるな!」
    モエ「見つけた、浮浪者がたむろしてるエリアだね」
    アオバ「ありがとうございます!」

    場所は分かった、今から先生を助けに向かおうとすると─
    ミヤコ「あなた一人で行く気ですか?」
    ミヤコに呼び止められる。
    アオバ「応援を呼びたい所ですが犯人を刺激しては先生が危険です」
    彼女達が武力で追い返したせいで報復としてすぐ先生に危害を加える可能性がある。
    アオバ「それに駆けつけるのが遅いのは身内なので痛いほど自覚しています…情けない話です、こんな時すぐ動けるSRTが居てくれたらなんて思ってしまいます…」

    話している間に準備をする─準備といってもグレネードもスモークもないので銃の軽い動作確認程度しかないが。
    ミヤコ「そこまでして先生を助けたい理由はなんですか?」
    アオバ「あの人のおかげで今の私がいます、先生は私の恩人なんです」
    それ以上語るには時間がない、駆け足で先生のいる場所へと向かう。

  • 39二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 14:14:06

    語るには時間がと言うには世界の危機が入ってるから今はまだ話せないし話したとしてもジョジョで言うジョセフが2部で経験したことを現代人に話すようなモンだからなぁ、アオバが先生に助けてもらった事を話すことは…

  • 40二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 20:38:38

    ほしゅの

  • 41二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:04:57

    どうなることやら

  • 42アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/12(土) 00:05:12

    サキ「呆れるな、本当に一人で行ったぞ…」
    モエ「誘われたら行ったの?」
    サキ「それはないが…」
    ミヤコ「………」
    ミユ「…ミヤコちゃん?」
    ミヤコは立ち上がり装備を準備する。
    サキ「お、おいミヤコもしかして…」
    モエ「まさか助けに行くなんて言わないよね?」
    ミヤコ「様子を、見に行こうと思っただけです」
    RABBIT小隊にとって先生もアオバも敵で、それなのに先生は小隊の活動(生活面)を助けようとして、アオバは小隊の今後を考えて諭してくる。
    無関心に徹するには2人と関わり過ぎた、2人に何かあったら少し目覚めが悪い程度の存在になっていた。


    ミヤコ「…あの2人から何かを得られるような気がして」
    現状の苦しい生活に先輩達がもしかしたら犯罪者かもしれないという話を聞き、少し覚悟が揺らいでいる。
    進むべき道が見えずどこを目指せばいいか分からない。
    それを解決するためのヒントのようなモノを得られるような気がして─

  • 43アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/12(土) 06:58:53

    今日も遅くの再開です

  • 44二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 11:23:09

    保守っと小隊

  • 45二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 14:15:59

    期待の保守

  • 46二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 23:24:05

    どうなるかね

  • 47アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/13(日) 00:06:50

    調べて貰った先生がいる位置に向かう、今は使われていない大きめの廃墟が目的地だった。
    アオバ「けっこういますね…」
    浮浪者の集まりにしてはかなり規模の大きいコミュニティだと思う、おまけに装備も浮浪者にしては良い。
    アオバ「人数も装備も不利…上等です」
    犯罪者側が装備に優れているなんてヴァルキューレでは日常茶飯事、それだけで怯んで動けないなんてことは治安組織所属としてあり得ない。

    しかし今回は人質の救助が目的であり殲滅ではない、先生の下にたどり着く前に見つかって先生を盾にされると途端に動けなくなる。
    極力戦闘は避け先生を見つけ解放する必要がある。
    アオバ「こういう時アズサさんから格闘術を教わって良かったなと思います」
    効率的で効果的に相手を無力化するアリウス式の格闘術を彼女から教わっている。
    どうしても戦闘が必要な場合はそれで切り抜けていく、銃を撃つのは最後の手段だ。


    【潜入ミッション】
    作戦内容:敵にバレずに先生を探して救助

    ・🎲を振りアオバの戦闘力89以下の数値で成功判定、バレずに捜索を続行出来る
    ・90以上の数値で失敗判定
    敵体力5、アオバ体力2で強制戦闘開始

    5以下でクリティカル、次回以降の失敗判定1回分を打ち消し
    95以上でファンブル、敵体力10で戦闘開始

    5回の成功判定でステルス達成

  • 48アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/13(日) 06:59:15

    今日も遅くの再開です

  • 49二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 11:21:20

    保守

  • 50二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 14:33:45

    ステルスは久々やな…

  • 51アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/13(日) 22:19:41

    1回目

    dice1d100=25 (25)

    89以下の数値で成功判定

    90以上の数値で失敗判定


    5以下でクリティカル、次回以降の失敗判定1回分を打ち消し

    95以上でファンブル、敵体力10で戦闘開始

  • 52アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/13(日) 22:37:10

    成功


    建物の入り口は眠っている見張りが一人、簡単に侵入出来た。

    隠れながら移動中、敵の会話の中から先生の具体的な居場所を聞けないか耳を傾けていると─


    所確幸メンバーA「うさ耳達取引に応じなかったみたいだ」

    メンバーB「じゃあ先生はどうする?少し痛めつけて写真でも送るのか?」

    メンバーA「先生は複数校の生徒達に好かれているらしいそれも各校トップの奴らだ、そんな事してそいつら全員が敵に回ったらおしまいだぞ」

    メンバーB「えっ?ならそもそも先生攫うのは悪手じゃ…」

    メンバーA「我々も生活がかかっているんだ今更引けないだろ」


    彼等が先生を攫ったのは本当らしい、そしてまだ危害を加えていないことも分かり安堵した。

    しかしいつ先生に手を出すか分からない、早く助け出さないと。


    2回目

    dice1d100=93 (93)

    89以下の数値で成功判定

    90以上の数値で失敗判定


    5以下でクリティカル、次回以降の失敗判定1回分を打ち消し

    95以上でファンブル、敵体力10で戦闘開始

  • 53アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/13(日) 22:50:16

    失敗 

    とりあえずこの二人組からこれ以上聞けることはなさそうだ。
    その場を去ろうと歩く─
    ─ジャリッ

    足下からなったその音に私の心臓が跳ね上がる、それはガラス片を踏み割った音だった。
    廃墟なので足下に砂利やガラス片が散らばっている、2人に意識を向けすぎていてそれを失念していた。
    メンバーA「なんだこの音─誰だお前!?」
    メンバーB「その制服ヴァルキューレだな!?どこから入ってきた!?」
    マズいと思った直後にはもう敵に気づかれてしまった。
    アオバ「こうなったら力ずくで!」
    バレたのであれば仕方ない、すぐこの2人を片付けて増援を呼ばれないようにしなければいけない。
    銃を構え戦闘に突入する。

  • 54二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 23:14:30

    さっそくか

  • 55二次元好きの匿名さん25/04/14(月) 07:34:11

    とりまアオバが落ちるにしても今は早いからここは突破してほしくあるな…

  • 56アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/14(月) 14:06:30

    戦闘開始


    敵数5  アオバ体力2


    1ターン目

    dice1d100=63 (63)


    89以下の数値で成功判定、相手にダメージ

    10以下でクリティカル、ダメージ2倍


    90以上の数値で失敗判定、アオバにダメージ

    95以上でファンブル、次回🎲の目が120になる

  • 57アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/14(月) 14:19:29

    成功

    敵数5→4  アオバ体力2


    先制は私、遮蔽を使いながら接近し敵に散弾を撃ち込む。

    メンバーA「ぐわっ!?」

    私に近かった片方をまずは仕留めた。

    メンバーB「こ、こっちに近づくな!?」

    仲間がやられ怯えたもう片方がこちらに銃を向ける─



    2ターン目


    dice1d100=59 (59)


    89以下の数値で成功判定、相手にダメージ

    10以下でクリティカル、感覚が研ぎ澄まされる


    90以上の数値で失敗判定、アオバにダメージ

    95以上でファンブル、次回🎲の目が120になる

  • 58アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/14(月) 14:31:32

    成功
    敵数4→3  アオバ体力2

    ─遅い。
    相手がこちらに銃を撃つより先に撃つ。
    B「痛っ!?」
    顔に散弾を受けた敵が仰け反る、敵は反射的に引き金を引いたので弾が発射されるが狙いの定まっていない弾には当たらない。
    一方私は有効射程ではないので敵に致命打を与えるに至らないが、隙が出来れば十分。
    すぐに距離を詰め今度こそ致命の一撃を叩き込む。
    B「ぐはっ!?」
    散弾を受けた敵は吹き飛び倒れた。


    2人を倒し遭遇戦は終了したが─
    『なんだこの銃声は!?』
    『ヴァルキューレか!?それともうさ耳達か!?』
    当然銃声は聞こえているのでここに敵が集まってくる。
    戦闘はここからが本番だった。

  • 59二次元好きの匿名さん25/04/14(月) 19:28:58

    保守よん

  • 60二次元好きの匿名さん25/04/14(月) 23:00:21

    残り三人だがどうかね…

  • 61アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/14(月) 23:44:35

    3ターン目

    敵数3  アオバ体力2


    dice1d100=66 (66)



    89以下の数値で成功判定、相手にダメージ

    10以下でクリティカル、ダメージ2倍


    90以上の数値で失敗判定、アオバにダメージ

    95以上でファンブル、次回🎲の目が120になる

  • 62アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/15(火) 00:07:30

    成功

    敵数3→2  アオバ体力2


    敵モブ「2人をやったのは貴様か!?」

    近くにいたであろう敵が私を発見する。

    そしてすぐに発砲してくる敵、銃自体は浮浪者にしては良さそうな物を使っているが使用者自体の腕はそこまでのようだ。

    敵モブ「当たらな…くっ弾切れか─えっ?」

    アオバ「あなたは足止めに徹するべきでした」

    隙を晒した敵に対して即座に距離を詰める。

    味方がいない状態で残弾管理を怠った者に教訓と散弾を贈る。


    敵を倒した後増援が駆けつける前にその場を離れ先生捜索を続行する。



    4ターン目

    敵数2  アオバ体力2


    dice1d100=90 (90)



    89以下の数値で成功判定、相手にダメージ

    10以下でクリティカル、ダメージ2倍


    90以上の数値で失敗判定、アオバにダメージ

    95以上でファンブル、次回🎲の目が120になる

  • 63アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/15(火) 00:14:32

    失敗

    敵数2  アオバ体力2→1



    敵モブ「居たぞ!ヴァルキューレだ!」

    敵モブ「撃ちまくれ!」

    前方の廊下には複数人の敵が待ち構えていた。

    アオバ「くっ、動けないッ…」

    敵の制圧射撃によって遮蔽に釘付けにされてしまう。

    このまま後方から敵に挟み撃ちにされてしまえば勝ち目はない。

    何か手は─



    5ターン目

    敵数2  アオバ体力1


    dice1d100=9 (9)



    89以下の数値で成功判定、相手にダメージ

    10以下でクリティカル、ダメージ2倍


    90以上の数値で失敗判定、アオバにダメージ

    95以上でファンブル、次回🎲の目が120になる

  • 64アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/15(火) 06:30:55

    今日は遅くの再開です

  • 65二次元好きの匿名さん25/04/15(火) 08:27:21

    おぉ、クリっておられる

  • 66二次元好きの匿名さん25/04/15(火) 15:28:27

    急に輝くやん

  • 67アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/15(火) 20:31:25

    クリティカル

    敵数2→0

    【アオバ勝利】

    敵モブ「これでも喰らえ!!」
    敵が手榴弾を取り出す、その瞬間私は散弾の入ったマガジンを外しスラグ弾入りのマガジンを装填する。
    敵がピンを外しこちらに目掛け投擲する。
    私はその手榴弾に意識を集中させる、すると投擲された手榴弾の動きがスローモーションのように見えた。
    その手榴弾に向けてスラグ弾を撃つ。
    スラグ弾が手榴弾に命中、空中にあったソレを撃ち落とす。

    敵モブ「なっ!?」
    撃ち落とされた手榴弾は敵たちの近くに転がる。
    そこで今度は散弾の入ったマガジンに装填し直す。

    ─爆発、敵は退避したが煙で視界がふさがれている。
    そこに目掛けて走る。
    敵が闇雲に撃った弾丸が身体を掠めるが気にせず煙に飛び込む、煙を抜けた先で敵達が驚愕の表情をしていた。
    薙ぎ払うようにフルオートで散弾を撃つ。
    10発撃った時には敵は全員倒れていた。

    アオバ「はぁ…敵が手榴弾を投げてくれて助かった…痛ッ…」
    【箱舟】での戦闘を経験し得た物体の時間の流れがスローモーションで視認出来る力。
    手榴弾を空中で撃ち落としたのはその力があって出来た芸当、使うと頭痛がするのであまり使いたくない。
    一時は危なかったが、何とかこの場を切り抜けられた。

  • 68アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/15(火) 20:32:32

    敵モブ「うっ…なんて奴だ…こんなのがヴァルキューレにいるなんて…」
    …まだ意識のある敵がいるようだ、その敵の銃を蹴り飛ばし抵抗出来ないようにする。
    私はしゃがみ銃口を敵に向け言う。
    アオバ「先生はどこですか?」
    敵モブ「そ、そんなの言うわけ─」
    アオバ「─10発」
    敵モブ「は?」
    アオバ「マガジン内の残弾です、そして今からあなたに対して撃つ弾数です」
    敵モブ「お、お前本当にヴァルキューレか!?鬼畜め!?」
    犯罪者、それも非戦闘員である先生を人質に取る凶悪犯に何を言われても響かない。
    アオバ「それではいきます─」
    敵モブ「分かったッ!!言うッ!!言うから!!」
    協力的な人で助かった。
    そうして先生の居場所を聞き出し、そこに向けて走る。
    アオバ「先生、待っていてください!」

  • 69二次元好きの匿名さん25/04/15(火) 23:07:47

    ある意味戦闘ボーナスも貰えたな

  • 70二次元好きの匿名さん25/04/15(火) 23:27:02

    今回の「敵モブ」は所有せずとも確かな幸せを探す集い/所確幸のメンバーだから…
    こんな感じ↓かな…

  • 71アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/16(水) 06:57:58

    今日も遅くの再開です

  • 72二次元好きの匿名さん25/04/16(水) 12:25:49

    保守小隊

  • 73二次元好きの匿名さん25/04/16(水) 15:22:47

    とりま潜入に戻るのか、それとも敵は減ってるだろうから一つ分はカットか?

  • 74アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/16(水) 21:46:31

    ※クリティカルで終了しているので敵がアオバを恐れて戦おうとしない又は逃げ出したということにします。
    後はデカルトとの絡みだけです。



    アオバが去ったあと、その場に駆けつけた所確幸のメンバー達が惨状を目の当たりにする。
    敵モブ「おい!敵は誰だ!?何人いる!?」
    駆けつけた増援は意識のある味方がいたので問い詰める、先程アオバに脅され先生の居場所を吐いた人物だった。

    敗残モブ「敵はヴァルキューレ…数は一人だ…」
    敵モブ「何を言ってる?あの貧弱な装備をしたヴァルキューレ、それも一人に負けるわけがない」
    敗残モブ「冗談なんかじゃない!投げた手榴弾を撃ち返してきたと思えばイカれた銃で仲間を薙ぎ倒していったんだよ!?おまけに散弾10発撃ち込んでやろうか?なんて脅してきたんだ!アイツは悪魔だ!ヴァルキューレの服を着た悪魔だ!!」
    これだけの仲間を一人で制圧という時点で只者ではなく、仲間がかなり怯えている─恐怖が伝播し自分達はナニと戦っているのかと自ら恐怖を膨らませる。
    その後アオバの目的が先生であることを聞かされ、復讐を恐れてか建物から逃げると同時に所確幸から脱退するメンバーが出た。
    元々浮浪者同士で身を寄せ合う中で少しカリスマ性を持っていたデカルトの下に集まっただけの仲に過ぎない。
    脱退することに良心の呵責もなければ、それを止める者もいなかった。

  • 75二次元好きの匿名さん25/04/16(水) 23:19:25

    まあデカルトが真面目にビビる様な存在が今先生の元へ来ては要るが…
    やっぱアオバはピン(たまに先生も一緒)だと何とかなるよな、……コレカヤが引き抜きに誘ってもアオバを上手く回す事はできないだろうな

  • 76二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 07:39:28

    先生の所は少し雰囲気ギャグよりな所にヤベェヤツが来るなコレ

  • 77二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 14:38:48

    期待の保守

  • 78アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/17(木) 17:04:31

    敵から聞き出した先生が居るという部屋の前に到着する。
    鍵を銃で撃ち壊しドアを蹴破る。
    アオバ「警察です抵抗は止めなさい!─ッ先生!」
    先生「"アオバ!来てくれたんだね!"」
    部屋の中にいたのは2人─先生と、先生に銃を突きつけている敵。

    アオバ「先生を離しなさい!」
    デカルト「こ、この状況が理解出来ませんか?!先生を解放して欲しくば我々の要求を飲む事です!」
    先生に銃を突きつけられている以上動くことは難しい。
    アオバ「…あなたは誰です?」
    自分でここまで低い声が出たことに少し驚いている。
    デカルト「わ、私はデカルト、所確幸のリーダーです」
    アオバ「要求は?」
    こちらから急かすような感じになってしまっている、感情をコントロールしきれていない、冷静にならねば。
    デカルト「ヴァルキューレによる我々に対する横暴をやめることと公園にいるうさ耳達を追い出すことの2つです」
    うさ耳達─おそらくRABBIT小隊のことだろう、そういえば廃棄品回収の際こちらを覗く浮浪者の姿が敵と似ていた。
    彼女達に廃棄品を独占されている事に対して怒っているのかもしれない。

    しかし横暴とはなんなのか?
    アオバ「横暴?なんのことです?」
    デカルト「とぼけないで頂きたい、あなた達ヴァルキューレが我々をここから追い出そうとしている件について今すぐやめてもらいたい!我々に罪はないのに!」
    アオバ「…あなた達に問題があるからではないですか?現に先生を攫ってますし」
    悪事を働いたからヴァルキューレが動いているはずだ。
    何もしていないのに追い出そうとなんてするわけがない。

  • 79アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/17(木) 22:16:20

    デカルト「話が通じませんね…自身の正当性を盲信するあまり盲目になっている」
    アオバ「なんですって?」
    デカルト「上司が、組織がそんな事するわけがないとそれ以上考えることをせずあなたは一方的に対話を拒否しているのです」
    誘拐の現行犯が何を言っているんだと思ってしまうが、一理ある。
    私は強制退去について、その経緯も聞かされていない。
    デカルト「うさ耳達も同じです、他人に迷惑をかけているとも考えずに自分の信じる正義を振りかざす、あのような力の使い方を分かっていない暴力装置に対してあなた達はなぜ手を貸すのか─」

    先生「"困ってる子を助けるためだよ"」

    【RABBIT小隊視点】

    先生『"困ってる子を助けるためだよ"』

    一方RABBIT小隊は現場近くで会話を傍受していた。
    先生『"いきなり学校が無くなって親しい人と離されて全員がそれを受け入れられるとは限らない、私は受け入れられない子達の助けになりたいからだよ、アオバもそうだよね?"』
    アオバ『…彼女達の抗議活動の仕方に関して言いたいことがたくさんありますが、ヴァルキューレという立場を抜きにすれば応援したくはあります』

    サキ「ふん、余計なお世話だ」
    ミヤコ「…綺麗事…ですね…」
    そんな綺麗事を下心なしに言える大人がどれだけいるか。

    デカルト『ええいっうるさい!そんなことよりあのうさ耳達を公園から追い出し我々に対する攻撃をやめさせなさい!先生がどうなっても良いのですか!?』
    怒った犯人が先生の腹にグリグリと銃口を押し付ける。
    ミヤコ「ミユ、狙撃の準備は?」
    ミユ『うん…いつでも行けるよ…』

    ミヤコ「execute」
    ミヤコが狙撃実行の指示を出す。
    ミユの放った弾丸はデカルトの眉間を捉える。
    撃たれたデカルトは反射で先生を撃つこともなく気絶した。

  • 80二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 23:08:12

    鎮圧完了か
    ミヤコは少しずつでも動かされてるねぇ…

  • 81アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/18(金) 06:58:06

    今日は遅くの再開です

  • 82二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 14:05:09

    とりまミッション完了か…

  • 83アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/18(金) 23:01:30

    私の頭の横を何かが通る、直後デカルトの身体が後ろに倒れる、眉間には弾丸が突き刺さっていた。
    アオバ「狙撃!?─先生大丈夫ですか?!」
    手足を縛られている先生を抱き外から見えないように物陰まで運ぶ。
    後方から弾丸は飛んできたので私と射線が被る先生は狙えないはず、おそらく狙いはデカルトだろう。
    先生「"ありがとうアオバ…助かったよ"」
    アオバ「…いえ、あの狙撃がなければ私にはどうすることも出来ませんでした」
    狙撃手はデカルトが撃たれたとき反射で発砲しないよう即座に意識を奪える場所を狙って撃った。
    私の銃は先生を巻き込むため撃てず更にデカルトに動きを警戒されていた、意識外からの一撃でなければ先生は無事では済まなかっただろう。

    しかし誰が撃ったのか?ヴァルキューレに応援要請はしていない。
    アオバ「もしかして…ミユ?しかし彼女は一人で動く人ではない…小隊全員で来ている?けど私達を助ける理由が分からない─いやそれより、先生ひとまずここを離れましょう」
    公園に戻ったあと軽く揺さりをかければ誰かしら反応するはずだ、答え合わせはそこですれば良い。
    先生「"分かった"」
    先生に怪我はなく走ったりするのも問題ないようだ。
    建物から避難した後一応ヴァルキューレに通報した、後は皆が彼等を捕まえてくれることを信じている。

  • 84アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/19(土) 06:39:28

    今日も遅くの再開です

  • 85二次元好きの匿名さん25/04/19(土) 14:07:15

    期待の保守

  • 86二次元好きの匿名さん25/04/19(土) 21:07:25

    保守

  • 87アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/19(土) 22:26:02

    【RABBIT小隊視点】

    遠くからサイレンが聞こえてくる、ヴァルキューレのパトカーだろう、ここにいるのが見つかれば面倒な事になる。
    ミヤコ「それでは帰投しましょう」
    サキ「…助けて良かったのか?」
    ミヤコ「…見捨てるのは正義に反していると思ったからです」
    実際はそれ以外に自分達を助けようとするお人好し達を見捨てるのは良心が痛むからというのもあった。

    ミヤコ(浮浪者のリーダーが言っていた言葉…)
    自らの正当性を信じるあまり盲目になっているという言葉、先輩達が連邦生徒会を襲撃するわけがないと今でも思っている。
    しかし真実を知ろうとせず目を反らし続けるのは、自らの理想とする正義とは離れている。
    ミヤコ「モエ、例の件について実際にあったのか調べてほしいです」
    モエ『あー、言われなくても自分で勝手に調べちゃった』
    ミヤコ「結果はどうでしたか?」
    モエ『まぁうん、結論から言うと本当みたい…』
    サキ「なっ!?」
    ミユ『えぇっ!?』
    ミヤコ「そんなッ…」
    それぞれの心の内にあった決意が揺らいだ瞬間だった。

  • 88二次元好きの匿名さん25/04/19(土) 23:29:57

    見ちゃったか…

  • 89アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/20(日) 06:48:34

    今日も遅くの再開です

  • 90二次元好きの匿名さん25/04/20(日) 14:41:25

    これならあのテントまでは時間の問題やな…

  • 91二次元好きの匿名さん25/04/20(日) 20:29:10

    公式から同名の子が来ちゃった...

  • 92二次元好きの匿名さん25/04/20(日) 23:06:50

    >>91

    それは正直思ったけどこのスレ世界での二人のアオバの絡みが個人的に期待したい気持ちもある

  • 93アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/21(月) 01:14:26

    >>91

    >>92


    公式から同名の子来ちゃいましたね


    新キャラのアオバは不憫そうでかわいいですね(|)


    どこかで2人が出会う機会ができればなと思っております!

  • 94アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/21(月) 01:24:00

    再開

    公園に戻ってきた私と先生、そこにはモエしか居らずやはり先程の狙撃はミユによるものかと思いながらモエの下に向かう。
    アオバ「先程はありがとうございます」
    先生「"ありがとね"」
    先生の居場所を見つけてくれたことに対してお礼を言う。
    モエ「ステーキ弁当の為にやった訳で、お礼の言葉より報酬のステーキ弁当が欲しいんだけど」
    照れ隠しではなく純粋にそう思っていそうで私と先生は苦笑いする。

    アオバ「ところで3人はどこですか?」
    モエ「予想はついてるんじゃない?それで合ってるよ」
    アオバ「…3人にもお礼を用意しないとですね」
    少し心を開いてもらえたような気がして嬉しかった。

    モエ「なら今日はやめておいたほうが良いかもね」
    アオバ「なんでですか?」
    モエ「先輩方の悪事を知って落ち込んでるから、ミヤコとサキはせっかくの高級弁当の味も分からないくらい落ち込んでると思う」
    アオバ「悪事…あっ」
    FOX小隊による連邦生徒会襲撃事件、私の言葉を今まで疑っていたが自分達で調べて真実を知ったようだ。
    確かに私も慕う人が悪事に手を染めていたらショックで落ち込むと思う。
    アオバ「…私も今日は疲れたので明日渡しに来ます、お疲れ様です、皆さんにもそう伝えてください」
    モエは挨拶代わりに手をヒラヒラさせる。

    彼女達が落ち込んでいる事に対して、これがヴァルキューレへの編入を受け入れる機会になって欲しいのと、彼女達の頑張りがどうか報われて欲しいという2つの矛盾した考えを持っているのはおかしな事だろうか…。
    私も彼女達に少し絆されているようだ…。

  • 95二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 08:13:08
  • 96二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 14:31:33

    身長的に向こうは小さいだろうから、アオバの膝の上に座るアオバみたいな絵がありそうだな…

  • 97アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/21(月) 20:02:03

    公園を出て少しすると雨が降ってきた。

    アオバ「えぇ…今日雨降るなんて聞いてないですよ…」

    先生「"コンビニで傘買おっか"」

    近くのコンビニに傘を買いに入る、店内を物色していると店内に置いてある値引きシールが貼られた食品が目に入る。

    ラベルを見ると明日の早朝には消費期限が切れるようだ、これが彼女達の明日の食糧になるのだろうかとつい考えてしまう。


    先生「"買ってきたよ"」

    それは飾り毛のない透明なビニールの傘。

    アオバ「ありがとうございます先生」

    先生「"いやぁビニール傘ってつい溜まっちゃうよね、もう5本目だよ"」

    アオバ「それ浪費癖がある人の典型ですよ、それに5本は流石に多いかと」

    学校の問題を解決するために東奔西走する先生なので出来るだけ手持ちは軽いほうがいいのは分からなくもないが。


    先生「"あはは…治さないといけないとは思ってるんだけどね…─にしても雨酷くなってきたね"」

    アオバ「ですね、にわか雨だとばかり思ってたのですが」

    少しずつ勢いを増す雨、それを見てふとRABBIT小隊の事を思ってしまう、彼女達は大丈夫だろうかと。

    先生「"あの子たち大丈夫かな?"」

    先生も同じ事を思っていたようだ。

    アオバ「…様子見に行きますか?」

    先生「"そうだね行こうか─アレ?電話だ、もしもし─"」

    先生が電話に出る、相手は誰だろう?

    先生「"ちょうどアオバもいるよ─分かった2人でそっちに向かうね"」

    アオバ「私?どなたでしたか?」


    dice1d2=2 (2)

    1「"カンナから2人とも大丈夫ですか?って"」


    2「"カヤから2人とも大丈夫ですか?って"」

  • 98二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 23:10:14

    情報は早いな…

  • 99アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/22(火) 00:12:54

    カヤ「お足元の悪い中ご足労いただきありがとうございます」

    防衛室に足を運んだ私と先生。

    カヤ「2人をお呼びした件ですが本日浮浪者集団に先生が攫われアオバさんが救助されたと公安局から報告を受けまして、安否と事件の内容を確認したかった次第です、見る限り大事には至っていないようで安心しました」

    先生「"アオバのおかげで助かったよ"」

    カヤ「よろしければ事件当時のお話しを聞かせていただけますか?」


    先生が攫われた時の状況、私が駆けつけ先生を救助した時の状況を説明した。

    カヤ「公安局が駆けつけた時には集団は半壊状態リーダーも気絶しており、誰がこれを行ったかと思えばアオバさんだったのですね」

    アオバ「えぇ…まぁ…」

    リーダーのデカルトをやったのはおそらくRABBIT小隊なので全て私がしたわけではない、あの狙撃がなければ解決は困難だっただろう。

    カヤ「ヴァルキューレが苦戦していた集団を一人で片付けてしまうとは流石ですね」

    アオバ「お褒めいただきありがとうございます」

    カヤ「事件内容は把握しました、改めてご無事で何よりです、こちらとしても浮浪者集団を早々に追い出すことが出来て良かったです」



    dice1d100=52 (52)

    アオバの政治74以下の目でカヤの発言に違和感を持つ

  • 100二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 00:38:01

    すごいハラハラしながら見てる。

  • 101アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/22(火) 07:01:46

    今日も遅くの再開です。

    新イベの内海アオバがどんなキャラか楽しみです。

  • 102二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 14:34:31

    政治ダイスは成功か

  • 103アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/22(火) 21:24:25

    今のカヤ室長の言い方に違和感があった、『制圧』や『鎮圧』ではなく『早々に追い出す』と言ったことに対してだ。

    追い出す事が治安を守る為ではなく利益に繋がるような言い方に聞こえた。


    デカルトの話を信じるなら先に仕掛けたのはヴァルキューレで、その抗議(自分達の縄張りを侵害するRABBIT小隊の件も含める)として先生を攫った事になる。




    dice1d100=51 (51)

    74以上の目で不審に感じているのをカヤに悟られる。

  • 104アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/22(火) 22:02:10

    カヤ「アオバさんどうかなさいましたか?」
    アオバ「いえ先生を誘拐した凶悪犯が捕まり安堵しておりました」
    突然話しかけられ内心慌てる私、しかし平静を装い返答する。
    なぜだか心の内を悟られるとマズいと本能が警告していた。
    カヤ「そうですね我々も一安心です─ところで話は変わりますがお二人は彼女達とは上手くやれていますか?」
    カヤ室長は特に気にする様子はなかった。
    先生「"まぁそれなりに、かな?"」
    アオバ「そうですね…それなりに…ですね」
    カヤ「あまり進展がなさそうというのは伝わりました、それでもあなた達の思いはいつか彼女達に届くはずです」
    カヤ室長が立ち上がり私達に微笑みかける。
    カヤ「これからも彼女達の面倒を見てあげてください、よろしくお願いしますね」
    私にはその笑みが作り物にしか見えなかった。

  • 105二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 23:03:49

    カヤ、ダイスの結果とは言え嘘だろ…

  • 106二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 07:46:06

    どうなることやら

  • 107二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 14:43:12

    一回先生と二人だけで話した方がいいやろな…

  • 108アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/23(水) 22:24:54

    アオバ「はぁ~、疲れた…」

    部屋から出てしばらく歩いたところで大きく息を吐く。

    いきなりトップと会って話すのは精神的にかなり疲れる。

    それにあの人から感じた不穏な空気がどうも苦手だ、変に関わってしまうと大変な目に遭ってしまいそうで。


    先生「"アオバは偉い人と会うの苦手?"」

    アオバ「政治的な揉め事に巻き込まれたくないのが本音ですね」

    頭を使ったり偉い人に気を遣ったりするより身体を動かしていたほうが楽でいい。


    建物から出る、まだ雨は降っていた。

    この後用事はないが…カヤ室長の発言で感じた違和感について先生と共有しておくべきか?



    dice1d2=2 (2)

    1 先生と話し合う

    2 忙しそうなので今日は解散する

  • 109アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/23(水) 22:42:36

    アオバ「先生もしよろしければ─」

    私が話しかけようとした時先生のタブレットから着信音がなる。

    先生「"もしもし、うん分かったそっち向かうね─ごめんアオバ用事が出来ちゃった"」

    どうやら仕事の電話のようだ。

    アオバ「いえ構いません、お仕事頑張ってください」

    先生とはここで解散することになった。

    さて私はこの後どうしようかを考える─



    dice1d3=3 (3)

    1 RABBIT小隊の様子を見に行く

    2 カンナに会いに行く

    3 家に帰る

  • 110二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 22:45:40

    んー……良さげなダイスに止まらんね

  • 111二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 23:06:55

    これは…スペアと話すか、夢からヒントを得るのかね…?

  • 112二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 07:24:25

    どうなることやら…

  • 113二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 15:07:00

    夢はアレ以降まだだもんな…

  • 114アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/24(木) 16:43:25

    先生の誘拐事件という濃い内容の1日だった。
    雨も酷くこれ以上何処かへ行こうという気が起きなかった。
    RABBIT小隊の事は心配だが、彼女達は浸水対策をしていたし大丈夫だと信じ家へと向かう。
    家につき食事やシャワーを済ませベッドで眠りにつく─


    目を開く、そこは大雨が降る外。
    身体に絶えず打ち付ける雨、しかし当たった感覚や冷たさといったあらゆる感覚がない、またリアルな夢だ。
    しかしここは何処だと辺りを見回す、大雨で視界が悪い。
    後ろを見ると『私』がいた。
    アオバ「いや…Spare Key…久しく顔を見てないと思ったらいきなりなんです?」
    スペア「翌日彼女達は失意に沈む─抗わんとする意思はこの雨に打ち砕かれこの世界は道を閉ざす」
    アオバ「何を…言っているのです?」
    要領を得ない発言に困惑する。
    Spare Keyは私の質問を無視し前に歩き出す。
    私を無視する感じに苛立ちを覚えながら私は彼女を追いかける。

    少し歩くと3人の人影が見える。
    それはサキ、モエ、ミユだった。
    彼女達の目の前には壊れたテント─大事な物資をそこに置いていたのだろう、電子機器や弾薬はこの雨でダメになっているはずだ。

    3人の顔を覗く、泥まみれの顔には生気がなかった。
    失意に沈む、この事を言っているのだろうか?
    アオバ「…そういえばミヤコはどこですか?」
    この場にミヤコはいない、強い意志を持つ彼女はまだ何処かで抗っているはず。
    ミヤコを探すために公園を走り回る、すると─
    アオバ「っ!ミヤ…コ…」
    彼女は地面に蹲っていた、3人より一際汚れた服は必死にこの雨に抗ったのだろう。
    しかし結果は…非情だった。
    スペア「先生は間に合わず抗う意志を失った彼女達の心を救うことは叶わない、そして─」

  • 115アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/24(木) 16:45:37

    暗転…次の景色は何処かの屋内─
    カイザーのロゴが入った防護服を着たたくさんの兵士が誰かを取り囲んでいる。
    アオバ「アレは先生、キリノさんにフブキさん─カンナ局長っ!?その怪我はいったい?!」
    青痣と血まみれのカンナ局長が先生を庇うように前に立つ。
    それを鼻で笑いながら撃つ兵士、局長は碌な抵抗も出来ず地面に倒れた。
    他の2人も呆気なく制圧され無防備な先生だけが立っていた。
    たった4人、先生を含めないで3人に対してこの数の兵士は過剰戦力ではないか。

    スペア「ここにいるのはあなたに対抗するために用意された兵士─この場にあなたがいようがいまいが関係なく蹂躙される、これはこの先に待つ未来」
    アオバ「そんな…」

    スペア「─寝ている前にまずはRABBIT小隊を助けなさい、屋上でどちらを選ぶのかはその後です」

  • 116二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 23:05:15

    スペア側でもやっぱケイはブレねぇなぁ…

  • 117アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/25(金) 06:30:51

    今日は遅くの再開です

  • 118二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 14:07:36

    スペアの一声が入ったか…
    何かアリスとケイと違って絶妙な距離感してるアオバとスペアも何か良いな

  • 119二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 22:42:57

    hosyu

  • 120二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 23:12:18

    間に合うかね…

  • 121アオバ12◆i0ffLqeiLU25/04/25(金) 23:18:51

    夢から追い出され、目が覚める。
    時刻は0時を過ぎていた。
    カーテンを開け外の様子を見る、視界を遮るほどの強い雨が降っていた。
    時折雷も鳴っている、この天気ではあの夢は現実になってしまう。

    急いで着替え公園へと向かう。
    途中この天気でも走っている商魂逞しいタクシーがあったのでそれに乗せてもらう。
    ワイパーが限界の速度で動いて水を払っている、それでも視界は良くならない、運転手は速度をだいぶ落として走っている。
    焦る心を落ち着けながらある人にメールを送る、その人は助けてと言えば絶対に来てくれる人だ。


    目的地の公園にたどり着く。
    だいぶ時間はかかったが徒歩よりは断然良い。
    運転手にお礼を言いタクシーから出て傘を差す、差すまでの2〜3秒の間にけっこう濡れてしまった。

    RABBIT小隊が居る場所まで走って向かう。
    いつも野営している場所で彼女達は大雨による浸水の対処に追われていた。
    土嚢を積み、破れたタープを補修し、排水路に詰まった土砂をシャベルで掘り─
    サキ「くそっ!補修してる間に別の箇所が壊れて埒が明かない!」
    モエ「ああもう!爆薬と弾薬は諦めて通信機器だけでも」
    ミユ「防水シートが…もうないよ…」
    ミヤコ「ここの排水路の土砂を取り除いたら次は─」

    昨日雨が降り始めてから半日近く経った─その間ずっと対処して疲れが溜まっているのか動きは遅く顔色も悪そうだ。
    サキ「…チッこんな時になんだ、今忙しいんだ邪魔するな!それとも笑いに来たのか?」
    私に気がついたサキが苛立ちを私にぶつける。
    それを無視し私は近くに置いてあったシャベルを手に取り排水路へと向かう。
    傘を手放したことでまもなく全身がずぶ濡れになる。

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