【オリキャラ🎲】私の「今まで」は虚無の底

  • 1二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 21:48:46

    ここだけアリウスから逃げ出す際に記憶喪失になって、行く宛のなくなったところを別の学校に拾われたアリウスモブちゃんがいる世界線。


    そのモブちゃんは...


    学年:dice1d3=2 (2)

    学校:dice1d6=1 (1)

    1.トリニティ 2.ゲヘナ 3.ミレニアム 4.アビドス 5.百鬼夜行 6.レッドウィンター 


    戦闘:dice1d100=41 (41)

    知性:dice1d100=100 (100)

    医療:dice1d100=75 (75)

    運動:dice1d100=33 (33)

    技術:dice1d100=81 (81)

    神秘:dice1d100=26 (26)

    倫理:dice1d50=47 (47)


    髪色:dice1d8=7 (7)

    1.黒 2.茶 3.金 4.銀 5.青 6.水色 7.紫 8,赤

    髪の長さ:dice1d100=67 (67)

    1で肩につかない、100で足元


    身長:dice130+dice1d50=26 (26)

  • 2二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 21:49:47

    全知枠!

  • 3二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 21:50:04

    ミスりました。
    身長は156cmですね

  • 4二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 21:53:39

    トリニティに行ったか...
    エデン条約編が楽しみだぁ...

  • 5二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 22:46:57

    とりあえず>>10くらいまで埋めよう!!

  • 6二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 22:47:08

  • 7二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 22:47:38

  • 8二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 22:49:42

    ほ!

  • 9二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 22:51:15
  • 10二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 22:56:53

    >>9

    帰れ

  • 11二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 22:58:06

    「ここは...、どこだ...?」
    目を覚ましたのは、地下の街。
    地下にあるとは思えないほど大きな街の端っこ。
    そこにある瓦礫の山。
    その上で目を覚ました。
    「私は...何を...ウッ!!」
    頭が痛い。ひどくぶつけたかのような痛みだった。
    いや、体中が痛い。とにかく疲れてる。
    「...とりあえず、何か探すか」
    そう思い、痛い体に鞭打ち、歩くことにした。
    近くに落ちてあったアサルトライフルと共に。

  • 12二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 23:30:52

    >>11

    近くを歩いていると、傾斜のある道があった。

    ここが地下である以上、これは地上に続く道なのだろう。

    「............行くか」

    なぜだろう。

    この道を登らなければならない。

    この地下にいてはいけない。

    そんな気が、した。




    歩いていると、徐々に道の傾斜も険しくなってきた。おそらくこの地下の出口が近いのだろう。

    そろそろ足の限界も近いが、ここで止まるわけにはいかない。そのまま歩き続ける。

    歩く。歩く。歩く。歩く。歩く。歩く。歩く。歩く。歩く。歩く。





    ....どれだけ歩いただろう。ついに地上が見えた。

    「はぁ...はぁ...出れた、のか?」

    そうして出た地上は...とても明るかった。

    あまり人気のない場所だったが、地下の暗さよりはマシだ。

    「...とにかく、人を探さないと。ここがどこかわからないから...」

    そうして少し歩くと、人気のある通りが見えてきた。

    「はぁ...はぁ...良、かっ...た....」

    急激に疲れが襲った。足は、もうとっくに限界を迎えていた。

    人を見つけた安堵で、緊張の糸が緩んだんだろう。

    動かぬ体で地面に倒れた私は、そのまま、深い眠りについた....。

  • 13二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 23:33:07

    ここで誰と会うか、安価で決めます!!



    >>22まで!!!

  • 14二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 23:34:40

    ウイと会って欲しいな

  • 15二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 23:36:28

    このレスは削除されています

  • 16二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 23:40:37

    ミネ

  • 17二次元好きの匿名さん25/04/07(月) 23:50:04

    サクラコ

  • 18二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 01:59:01

    スズミ

  • 19二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 02:16:50

    時系列がわからんから駄目かもしれんがセイア

  • 20二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 06:55:16

    ほしゅ

  • 21二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 07:31:15

    コハル

  • 22二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 07:42:30

    ハナコ

  • 23二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 07:54:46

    >>22まで埋まったので、安価ダイスします!!

    >>14ウイ

    >>16ミネ

    >>17サクラコ

    >>18スズミ

    >>19セイア

    >>21コハル

    >>22ハナコ


    dice1d7=4 (4)

  • 24二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 08:01:10

    >>23

    スズミか、なるほどな.,.

  • 25二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 12:06:42

    早い気もするけど、名前安価で募集しましょ。


    >>35まで

  • 26二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 12:14:06

    五月雨セイカ(西夏)

  • 27二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 13:33:34

    東雲サナエ

  • 28二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 14:48:08

    那賀川スミカ

  • 29二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 16:48:43

    玉原 ナツキ

  • 30二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 18:06:51

    安価少し長いと思う
    5つくらい出れば良いほうじゃないかな?

    金森寺(かなもり)アスカ

  • 31二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 19:24:45

    >>30

    確かに長すぎたか...


    よし、早いけど安価ダイスしちゃいます!!


    dice1d5=1 (1)

    >>26

    >>27

    >>28

    >>29

    >>30

  • 32二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 19:30:40

    お、自分のが当たった
    一応元ネタって言っていいかは分からんが西夏文字ってのがあるじゃろ?あれから名前取った
    深い設定等には組み込めないかもしれんが古代文字が読めるとか特技に入れてもいいかもしれんな

  • 33二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 19:35:29

    >>32

    なるほどね

    確かにトリニティだし、そういうのありかもね

  • 34二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 19:36:41

    あとイッチよ
    一応コテハンあった方が区別つくからやっといた方がいいぜ

  • 35スレ主25/04/08(火) 19:53:26

    >>34

    理解できた

  • 36スレ主25/04/08(火) 20:25:45

    >>12


    「...あれ...ここは?」

    また同じように、見知らぬ場所で目が覚める。

    だけれど、そこは最初とは違う。

    そこは、ベッドの上だった。

    「あっ、目が覚めましたか。大丈夫ですか?」

    声の方に目を向けると、そこには一人の少女がいた。

    白い髪に赤い目、それと頭から生えた美しい羽。

    私はこの人が誰かわからないが、おそらく、彼女が私を介抱してくれたのだろう。

    「あの...あなたは...ウッ...!!」

    体を無理に起こそうとした途端、全身をヒビが入ったかのような痛みが襲った。

    体中が痛く、ロクに動かない。

    「無理しないでください。そうとう疲労が蓄積していたようなので。」

    そういうと、彼女は私を寝た姿勢に戻した。

    「すいません...あの、あなたは...?」

    「私は、守月スズミといいます。トリニティ総合学園で自警団をしているものです。」

    スズミと名乗った少女は、近くの台にあったリンゴをむき始めた。

    「スズミさん...ですか。私は、五月雨セイカっていいます。」

    自分が何者かも、なぜあんな場所で目覚めたのかも、ほとんど何も覚えていない私が覚えている数少ない事象の一つ。

    それが、「五月雨セイカ」という自分の名前だ。

    「セイカさん、ですか。わかりました。ところで、セイカさんはなぜあんなところに?」

    「いや、それが...」

    「スズミさぁぁぁぁん!!大丈夫ですかぁぁぁぁ?」

    事情を話そうとしたが、それは、扉の向こうから聞こえてきた声によって阻まれてしまった。

  • 37二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 20:31:37

    このレスは削除されています

  • 38二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 23:35:19

  • 39二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 07:18:15

    ほし

  • 40二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 14:54:00

    ほ!

  • 41二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 22:02:08

    >>9

    失せろ

  • 42二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 01:46:01

    >>41

    辛辣!

    いやまぁでもコイツだしええか

  • 43二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 07:29:28

    ほしゅ〜

  • 44二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 17:25:48

  • 45二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 23:20:58

    このレスは削除されています

  • 46スレ主25/04/10(木) 23:39:29

    >>36

    「あら、レイサさんですか。すいません、すこし待っててくださいね。」

    そういうと、スズミは声のした方...ドアの方に向かっていった。

    そうして一人取り残された私は、疲れからか、すこし、寝ることにした...


    「はぁっ、はぁっ...!!」

    走る。駆ける。体が動く限り。


    「お...、あ....ど.....行っ...!!」

    「こ....に逃....ぞ!!」

    「■■■の命...だ!!絶....逃が....!!」

    後ろから数多の叫び声が聞こえる。


    「はぁ、はぁ...。どうにか撒けたか...。」

    落ち着いている暇はない。一刻も早くここから逃げなければ。

    そして、伝えなければ。

    この惨状を。忌まわしき存在のことを。悍ましき計画のことを。

    探さなければ。

    この地獄を終わらせ、光をもたらしてくれる者を。


    そうして再び走る出そうとした刹那。


    バキィン!!

    銃声が響いた。


    その音で、私は目を覚ました。

  • 47二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 06:55:10

    ほ!

  • 48二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 13:41:28

  • 49二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 21:01:36

    眠ったままでいればよかったものを

  • 50二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:41:14

  • 51二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 07:25:40

    保守

  • 52二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 16:33:30

    ほ!

  • 53二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 22:41:47

    >>49

    夢じゃねぇかな

  • 54二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 23:02:20

    >>46

    「はぁ...はぁ....。」

    また目を覚ました。

    だけれど今回は知らない場所ではない。私が寝ていた部屋だ。

    「大丈夫ですか...?とてもうなされていましたよ...?」

    顔を横に向けると、心配そうに私を見ているスズミと、初めて見た顔があった。

    ところどころ水色の白髪。星型の髪飾り。

    ....おそらく、彼女が「レイサ」なのだろう。

    「あ、はい...ある程度は..」

    そう言ってはみるものの、あまり大丈夫ではない。

    せっかく寝ようとしたのに、夢の中で疲れる体験をして.....

    (あれ、どんな夢だったっけ....?)

    おかしい。

    私は記憶力には自信がある。

    私が地下の探索のときに見つけたものは、今でも大体覚えている。

    なのに。

    私はさっきまで見ていた夢をほとんど覚えていない。

    思い出そうとしても、何も思い浮かばない。

    まるで、そもそも夢すら見ていなかったかのように。

    「そうですか...。あ、こちらは宇沢レイサさんです。私と同じ、トリニティ自警団の団員です。」

    重い空気に耐えかねたのか、スズミが話題を変えた。これは正直助かった。

    「はじめまして!!トリニティのスーパースター、宇沢レイサです!!」

    それに続いて、彼女はハキハキとした大きな声で、自己紹介をした。

    それをしっかりと聞きながらも、私は考えていた。

    あの夢のことを。

    .....もしかしたら、私が忘れてしまったことと、関係があるのかもしれない。

    そう思った。

  • 55二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 06:21:07

  • 56二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 11:23:31

    ほっしゅ

  • 57二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 15:56:14

    レイサ…我々の光…

  • 58二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 21:14:02

  • 59二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 21:27:59

    これは…ただ忘れただけではなさそうですねぇ

  • 60二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 23:22:43

    保守

  • 61二次元好きの匿名さん25/04/14(月) 06:39:35

  • 62二次元好きの匿名さん25/04/14(月) 12:31:53

    ほしゅの

  • 63二次元好きの匿名さん25/04/14(月) 20:46:22

    保守う

  • 64二次元好きの匿名さん25/04/15(火) 00:03:27

    保守だ

  • 65二次元好きの匿名さん25/04/15(火) 06:22:15

    保守

  • 66二次元好きの匿名さん25/04/15(火) 12:09:48

  • 67二次元好きの匿名さん25/04/15(火) 20:38:35

    スレ主帰ってくるかな…?

  • 68スレ主25/04/15(火) 22:13:15

    >>67

    すいません...リアルが忙しくて...

    保守してくれた方々ありがとうございます...


    言い忘れてましたが、時系列的には補習授業部ができるちょっと前くらいです。


    あとセイカがこれからどうするのか、安価で募集します(どこに所属するのかとか)

    5個出たらダイスします

  • 69二次元好きの匿名さん25/04/16(水) 07:00:20

    ほし

  • 70二次元好きの匿名さん25/04/16(水) 15:57:10

    スズミの家に泊めてもらう

  • 71二次元好きの匿名さん25/04/16(水) 16:21:17

    レイサとパトロールに出かけて自警団の活動を覚える

  • 72二次元好きの匿名さん25/04/16(水) 22:59:29

    みんなまもれー

  • 73二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 00:24:23

    救護騎士団で診てもらう

  • 74二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 00:25:29

    学籍をもらう為にトリニティの編入試験を受ける

  • 75二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 07:48:54

    ほし

  • 76二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 14:37:10

  • 77二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 20:01:38

    このレスは削除されています

  • 78二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 00:01:50

    このレスは削除されています

  • 79二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 07:02:20

  • 80二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 12:13:47

    保守

  • 81二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 15:43:48

    スズミから先生を紹介してもらう

  • 82スレ主25/04/18(金) 22:39:58

    >>68

    5個出たので安価ダイス行きます!!


    >>70

    >>71

    >>73

    >>74

    >>81


    dice1d5=3 (3)

  • 83二次元好きの匿名さん25/04/19(土) 00:14:06

    まぁそうなるわな

  • 84二次元好きの匿名さん25/04/19(土) 09:53:24

    まぁアリウスの環境だと体に結構ガタきてそうよね。
    何もなければ良いけど

  • 85二次元好きの匿名さん25/04/19(土) 16:05:36

  • 86二次元好きの匿名さん25/04/20(日) 00:17:05

    健康診断みたいなもんだと思えばまぁ

  • 87スレ主25/04/20(日) 00:43:52

    >>54


    「ところで、これからどうするんですか?」

    悩んでいたところに、レイサが急に話しかけてきた。

    確かに、これからどうするか、全く決めていなかった(決める余裕がなかったというのもあるが)。

    さてどうしようかと考えようとしたとき、スズミからある提案があった。

    「...ある程度状態も落ち着いたようですし、一度”ちゃんとした方”から診てもらうのはどうでしょうか?」



    そうして私とスズミは、トリニティ総合学園の医務室に来た。なお、レイサは見回りに行ってしまった。

    スズミ曰く、ここにいる「救護騎士団」という人たちが、トリニティの医療のスペシャリスト、とのことだ。

    「...すいません、失礼します。」

    ドアをノックし、スズミと共に入る。

    「こんにちは、本日はどのような....おや?どなたですか?」

    そこにいたのは、水色のロングヘアーに、同じく水色の羽を生やした生徒。

    彼女は、私を見て、少し困惑していた。

    それはそうだ。同じトリニティの生徒が、まったく見覚えのない生徒を連れてきたのだから。

    「あぁ...こちらは五月雨セイカさんです。寮の近くで倒れていて、ある程度応急処置はしたのですが...」

    「....どうも、五月雨セイカです。」

    彼女が大まかに説明してくれたのに続いて、私も名乗る。

    それを聞くと、彼女も理解してくれたのか、少し表情が和らいだ。

    「そうでしたか...。はじめまして、セイカさん。私はトリニティ救護騎士団団長、蒼森ミネといいます。」

    その言葉を聞いて、この生徒が、スズミの言っていた”ちゃんとした方”だと理解できた。

    そうして自分の状況を話した後、私はミネというお医者さんに診てもらうことになった。



    ...そういえば、なぜ医務室にライオットシールドやチェーンソーがあったのだろうか....

  • 88二次元好きの匿名さん25/04/20(日) 01:06:19

    救護"騎士団"なので…

  • 89スレ主25/04/20(日) 07:59:51

    検査の結果...


    dice1d2=1 (1)


    1.怪我はそこまで酷くなく、だいたい回復している

    2.回復してきているものの、結構な大怪我だった

  • 90二次元好きの匿名さん25/04/20(日) 16:31:40

    このレスは削除されています

  • 91二次元好きの匿名さん25/04/20(日) 23:43:06

  • 92二次元好きの匿名さん25/04/20(日) 23:47:33

    よかったよかった

  • 93二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 06:35:03

  • 94二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 15:38:36

  • 95二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 23:57:37

  • 96二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 07:14:07

  • 97二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 16:58:19

  • 98二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 17:08:23

  • 99二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 23:26:25

  • 100二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 00:47:56

    このレスは削除されています

  • 101二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 01:02:24

    このレスは削除されています

  • 102スレ主25/04/23(水) 01:13:33

    >>87

    「検査の結果ですが...特にこれといった異常はありませんでした。しっかり回復していますね。」

    ミネは私にそう告げた。

    強いて言うなら、後頭部に強くぶつけた跡があるのと、いくつか銃創があったくらいだという。

    私としては、気づいてないだけでいくつかひどいことになっているところがあると思っていたが、案外大丈夫だったようだ。

    スズミに感謝しなくてはな...

    「わかりました。ありがとうございます...」

    「いえいえ、患者を助けるのが私たちの仕事ですから。」

    そう言って、ミネは私に優しく微笑んだ....



    そうして医務室を後にした私は、スズミからトリニティについての説明を受けながら、今後のこと...私が今後どうするかを考えていた。

    実際、このままスズミの世話になり続けるのはさすがにダメだ。

    できることなら、自分の力で生活できるようにしたい。

    だが今の私には、生きていくための物資も、どこかで生活するための立場も、一人で生活できるだけの財力もない。

    このままでは、どうしようもない。

    そうして歩いていると...

    ”あっ。スズミ、こんにちは。”

    前方から声が聞こえてきた。男の声だ。

    「あぁ、先生。こんにちは。」

    声のする方に顔を向けると、そこには、我々とは明確に違う存在―「大人」がいた。

  • 103二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 07:54:08

    >>102

    お、先生と接触したか。

    どうなるかな

  • 104二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 14:56:59

    ほしゅの

  • 105二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 15:38:15

  • 106スレ主25/04/23(水) 21:33:32

    >>1

    セイカちゃんのイラストできました

  • 107二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 23:14:17

    >>106

    おー!

    憂な目端が可愛いですね

  • 108二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 02:27:00

  • 109二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 02:36:14

    賢いキャラは軒並みアクが強すぎるけどこの娘はどうなるか

  • 110二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 07:39:49

    どうなるかな

  • 111二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 08:16:22

  • 112二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 13:57:45

  • 113二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 22:54:30

  • 114二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 08:24:44

    回復してよかったねぇ

  • 115二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 08:24:44

  • 116二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 09:57:00

  • 117二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 17:50:36

    待機

  • 118二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 22:58:06

    保守

  • 119二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 07:20:57

    これからどうなるかな...

  • 120二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 16:35:55

    待機〜

  • 121スレ主25/04/26(土) 22:28:34

    >>102

    "ところでスズミ、その子は...?"

    「先生」と呼ばれた大人は、私のことをスズミに尋ねてきた。

    「この方はセイカさんです。行き倒れていたところを保護したのですが...記憶を無くしてしまっているようで...。」

    スズミは、私の複雑極まりない事情を、簡潔にまとめて話してくれた。

    ...そういえば、先程スズミが「一度先生に相談したほうが...」と呟いていたのを思い出した。

    なるほど。この大人がスズミの言っていた「先生」か。

    「初めまして、五月雨セイカです。あの、スズミさん...この人は?」

    「ああ、セイカさんは会うの初めてでしたね。この人は『連邦捜査部 S.C.H.A.L.E(シャーレ)』の先生です。」

    『連邦捜査部 S.C.H.A.L.E』。ついさっき、その話をスズミから聞いた。連邦生徒会直属の超法規的機関。なんでも、色々な学園で事件を解決したとか。

    あと、スズミも先生に助けられたことがあるとも。

    "はじめまして、私はシャーレの先生だよ。"

    そういうと先生は優しく微笑んだ。

    ...僅かだが、スズミがこの大人を信用する理由がわかった気がした。

    "ところで、何か悩んでいたみたいだけど、どうしたの?"

    そうして、話は私の今後のことに変わっていった。

    現在の事情を説明したところ、先生からある提案が返っていた。

    ".じゃあ、トリニティの編入試験を受けてみたらどうかな?"

    それは結構急な提案だった。

    ...だが、それは、私が(もしかしたらスズミ)最も望んでいた、だけれど言い出せなかった提案内容だった。

  • 122二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 07:27:36

  • 123二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 13:07:41

    保守

  • 124二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 22:56:32

  • 125二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 01:34:43

  • 126二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 06:46:03

  • 127二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 08:20:25

  • 128二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 15:51:26

  • 129スレ主25/04/28(月) 23:54:02

    >>121


    ...そうして私は、トリニティの編入試験を受けることになった。

    目的としては、学籍を手に入れて、ここで生活できるようにするためだ。

    そうすれば、ある程度落ち着いて過ごしていけるだろうし、その過程で記憶を取り戻せるかもしれないから。

    なお、日程の調節や生徒会への取次は、先生がしてくれた。

    ...シャーレの持つ権限の深淵を垣間見た気がしたが、今は感謝しか無い。


    試験の結果は...

    合格ライン:dice1d100=84 (84)

    得点:dice1d50+50=

  • 130スレ主25/04/29(火) 00:26:54

    得点ミスってた...


    50+dice1d50=45 (45)

  • 131スレ主25/04/29(火) 00:27:38

    >>130


    またミスってた...


    得点は95点ですね

  • 132二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 07:56:10

  • 133二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:56:07

    待機

  • 134二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 22:55:13

  • 135二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 07:46:40

    ほっしゅ

  • 136二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 13:02:20

  • 137二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 22:07:54

  • 138スレ主25/05/01(木) 00:40:02

    一応、この後はエデン条約編に入ろうかなと考えているのですが、
    幕間みたいな感じのSS投稿したい方がいましたらご自由にどうぞ。
    なお現在の時系列は補習授業部ができるちょっと前くらいです。

  • 139二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 07:34:40

  • 140二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 15:51:01

  • 141二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 21:15:11

    保守よん

  • 142二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 01:27:30

    ほーしゅ

  • 143二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 08:22:24

  • 144二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 15:51:16

  • 145二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 16:33:52

    やっぱ頭いいねこの子

  • 146二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 00:32:12

    そして優しい

  • 147二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 00:53:47

  • 148二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 07:02:08

    ほーしゅ

  • 149二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 15:18:58

    たいき

  • 150二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 20:50:22

    スレぬーし
    かえってこーい

  • 151スレ主25/05/03(土) 21:44:13

    >>138


    こうして、無事トリニティに入学した私は、スズミへの恩返しを兼ねて、トリニティ自警団に入団した(どうやら非公式の部活だったらしいが、関係ない)。

    それからの日々は、落ち着いていて、充実したものだった。

    自治区の見回りをして、暴動などに対処して(最初の頃はやり過ぎだとスズミに注意されたが)、学問にもしっかり取り組んで。

    疲れることもあるが、充実した、楽しい日々だった。

    あとは、最近、よく本を読むようになって、図書館に行くことが多くなった。これも成長と言えるだろう。

    そういえば、『私と同じように』最近トリニティに転校してきた生徒がいるらしい。...一度顔を合わせてみたい。


    こうして、私のトリニティでの日々は、急速に、だけれどゆっくりと過ぎていった。




    ...願うなら、このまま何事もなく過ぎていって欲しかった。

    だが、現実は理不尽で、非常だった。

    エデン条約。

    その影で蠢く陰謀が。

    混沌と破滅を齎して。

    そして。

    「本当の私」に辿り着く鍵となった。

  • 152スレ主25/05/03(土) 21:45:10

    >>150


    すまない...

    SSのシナリオ作成のために、エデン条約編を復習してた...

  • 153二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 00:27:41

  • 154二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 08:21:06

  • 155二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 16:14:49

    >>152

    なるほどね

  • 156二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:11:12

    ほっしゅほっしゅ

  • 157二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 08:58:02

    長いからね

  • 158二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 12:38:24

    いつまでも目を逸らしては居られないんだ。
    さあ、過去と向き合う時だよ。

  • 159二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 22:06:39

    保守

  • 160スレ主25/05/05(月) 23:15:51

    >>151


    ...トリニティに編入してから結構な時間が経った。

    私には特に大きな出来事はなかったが、トリニティ全体では結構事が大きく動いていた。

    強いて言うなら、最近来た転入生である「白洲アズサ」に会ったことだろう。

    会ったといっても、昼食を買いに出かけた際に偶然会ったくらいだが。

    ...なぜだか、彼女は私を知っているような口振りだったが。


    それからまた時は流れ、今日、「エデン条約」の調印式が開かれる。

    私はその様子を街頭のモニターから見ていた。

    ゲヘナとトリニティ両校の仲は結構険悪な雰囲気だったが、このまま条約は成立するだろう。

    ...そう思っていた。

    「ねぇ、何アレ?」

    そうして声をあげた生徒が見ている方を見れば、そこには、空に引かれた一本の白い線があった。

    そうしてその白い線...煙の筋の先頭には。

    あってはならないもの。大いなる地獄を孕んだ金属...ミサイルがあった。



    直後、私の体は即座に逃げるために走り出す。

    しかし、もともと運動が得意でないうえ、人だかりの多いこの場所でスピードが出せるわけもなく...

    空が一瞬光ったのを認識すると同時に、大きな爆風が巻き起こり、周囲の建物に甚大なダメージを与えた。

    幸い怪我はしなかったものの、人々の混乱する様は地獄絵図の様相だった。

    瞬間、私はあることを考えた。

    (爆発の方角からして、狙いは古聖堂...確かそこには...!!)

    「先生ッ!!!」

    そのことを知覚した刹那、私は会場の方に向かって走り出した。

    私の大事な恩人を、脆くか弱い恩人を助けるために。

  • 161二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 08:37:47

    エッホエッホ
    先生のところへ急がなきゃ

  • 162二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 18:03:52

    急げ

  • 163スレ主25/05/07(水) 00:28:08

    >>160


    先生を助けようと古聖堂に向かって最短ルートで走っていると、進行方向の市街地で銃声が鳴った。

    そして、その時、ある単語が、はっきりと耳に入ってきた。

    「残りはもう貴様だけだ、”シャーレの先生”」

    その声を、先生の名を呼ぶ声に反応した私は、戦闘の中心となっているところに素早く、しかしゆっくりと近づいた。

    そこにいたのは、先生と、4名の生徒。

    青緑色の髪をした、とても大きな四角い箱(?)を背負った生徒。

    黒い髪でマスクをつけた、首元に包帯が巻かれた生徒。

    薄紫の髪に顔を覆うほどのガスマスク、白いフードを被った生徒。

    そして、今話している、黒い帽子とマスクを身に着けた、絶望に満ちた眼をした生徒。

    私は、その4人と先生が相対している様を、建物の影から見ていた。隙を見て、先生を助けるために。


    ...不思議な感覚がした。

    かつて見た「あの夢」を忘れてしまったときのような、変な感覚。

    「何か」が、「私にとって大事な何か」が欠落してしまっているような、そんな感覚。

    ...ひとまず落ち着こう。今は先生を助けるのが最優先だ。

    そう思い、再度先生の方に眼を向けると。

    そこには。


    先生を殺そうとしている、サ■■の姿があった。

    「...ッ!!やめろぉぉぉぉぉぉ!!!」

    刹那。私は銃を構え、突貫する。少しでも、敵の注意を、こちらに向かせるために。

    「ああぁあぁぁぁっ!!!」

    私が動き出すと同時、側に倒れていたゲヘナの風紀委員長が起き上がり、その身をもって先生を凶弾から守る。

    「待って、サっちゃん。別方向からもうひと...っ!?」

    そう言うと同時に、驚いた顔をした黒髪の生徒がロケットランチャーを私に向かって放つ。

    それをかわそうとするも、疲れていたこの体ではうまく避けられず、爆発に巻き込まれた。

    ...そうして吹き飛ばされた私の体は宙を舞い、「後頭部」から地面に激突した。

  • 164二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 07:57:40

  • 165二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 11:57:21

    ho

  • 166二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 20:40:57

    ほっしゅ

  • 167スレ主25/05/08(木) 00:35:14

    >>163


    ーsideヒナー

    先生が撃たれた。私の方でどうにか防いだけど、一発当たってしまった。

    先生は私たちとは違う。たった一発でも、命に関わる。

    だから、すぐに応急処置をしないと...!!

    「セナ!!こっち!!」

    そう叫び、セナが来るまでのほんの少しの間にできることを探す。

    すると。

    自分のすぐ近くに、紫色の髪をしたトリニティ生が倒れていた。

    おそらく、さっきロケットランチャーを撃たれた生徒だろう。

    この状況で、自ら前線に出てきた。しかも、わざわざ敵の気を引くように大声を出しながら。

    ...取るべき行動は、たった一つだった。

    「先生!!手を!!」

    セナの声が聞こえると同時に、救急車が高速で走ってくる。

    セナが先生を即座に救急車に乗せると同時に、私も”倒れているトリニティ生を担いで”乗り込む。

    「逃がすかっ!!」

    そうやって救急車を狙ってくる敵に対して、力を振り絞って銃撃を行う。

    そうして敵の攻撃が止んだ瞬間に、救急車は走り出した。

    先生の救出に、成功した。


    「これより応急処置に入ります。痛かったら悲鳴を上げてください。」

    そういってセナが応急処置に入るのを横目に、私は助けたトリニティ生を見る。

    すると、

    「はぁ...はぁ...ベアトリーチェ...お前だけは...」

    その生徒はひどくうなされていた。まるで、悪夢でも見ているかのように。




    「サオリ...アツコ...ミサキ...ヒヨリ...ごめん、みんなを置いて行っちゃって...一人だけ、先に逃げちゃって...」

  • 168二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 07:00:23

    保守

  • 169二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 14:43:23

  • 170二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 23:23:43

    ほしゅ

  • 171スレ主25/05/08(木) 23:49:23

    >>167


    ...あの日。偶然にも、あの女の、ベアトリーチェの口から出た、悍ましい計画を聞いてしまったあの日。

    あの日から、私には、あのアリウスという地が、この世の何よりも苦しい地獄のように思えた。


    元来頭の回転が早く、理解力の高かった私にとって、あのベアトリーチェという大人は、怪しいことこの上なかった。

    あの女がやたらと唱えていた、トリニティとゲヘナへの憎悪。

    「全ては虚しいものである」という歪んだ教義。

    私には、それらすべてが「私たちへの刷り込み」にしか思えなかった。

    あの女は私たちを利用しようとしている。私たちを利用して、余りにも危険な何かを実行しようとしている。

    私にはわかっていた。このままではダメだと。

    だけど。それを言えなかった。これが私の1つ目の過ちだ。無駄に頭の回転が早すぎたが故の。

    アリウスの実権を握っているのはベアトリーチェだ。

    もし彼女に反抗するようなことをすれば、最悪この命が消されるだろう。

    今思うと傲慢極まりない話だが、あの頃の私は「私が死んでしまったら、ベアトリーチェの独裁を打ち破ることはできないかもしれない」と考えていた。

    だからこそ、私は生きねばならなかった。友たちが歪んだ思想を刷り込まれ、虚無に満ちた兵士へと成り果てていくのに目を瞑ってでも。

    いつかは打開するチャンスが来る。「あの教えが偽りのものである」とどうにか気づかせることができるチャンスが来る。そう信じ続けて。


    だけど、現実はひどく理不尽だ。

    私は聞いてしまった。エデン条約の調印式を狙った、襲撃作戦を。

    恐れていたことが起こってしまった。もし計画が実行されれば、その報復で間違いなくアリウスは滅ぶだろう。

    それだけでなはい。

    かつてアリウスがトリニティの分派の一つだったからこそ実現し得る、トリニティとの和平。それすらも水泡に帰すだろう。



    その後、私は2つ目の過ちを犯した。

    ...長年共に生きてきた友を捨てて、アリウスから脱走したことだ。

  • 172二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 06:36:53

    保守

  • 173二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 10:54:24

  • 174二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 18:47:13

    過ちと考えてるのか

  • 175二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 23:05:26

  • 176二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 07:37:43

    保守

  • 177二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 11:25:29

    保守

  • 178二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 21:14:06

    >>171

    「はぁっ...はぁっ...!!」

    走る。駆ける。体が動く限り。

    アリウスから逃げ出して、外部で協力者を見つける。これが、追い詰められた私の取った最後の策だった。


    「おい!!あいつはどこに行った!!」

    「こっちの方に逃げたぞ!!」

    「マダムの命令だ!!絶対に逃がすな!!」

    後ろから、数多の叫び声が聞こえる。かつての友、今の敵の声だ。


    「はぁ、はぁ...。どうにか撒けたか...。」

    追手を振り切り、建物の影に身を隠す。

    疲れているが、落ち着いている暇はない。

    一刻も早くここから逃げて、エデン条約襲撃の、悍ましい計画のことを伝えなければ。

    そうして再び走り出そうとした刹那。


    バキィン!!

    銃声が響き、知覚外の距離からの狙撃が、私の腕を貫いた。

    「くっ、ヒヨリか...!」

    やはり、アリウススクワッド...サオリたちも来るか。

    居場所がバレた以上、このルートは使えない。

    私は即座に移動し、別ルートからの脱走を試みた。




    「もうすぐ、もうすぐで...!」

    追手をどうにか振り切り、疲れた体を引きずるようにして、険阻な道を歩む。もう弾薬も体力も残ってない。

    だが、もう大丈夫。もう少しで、外につながる出口に着く。....そう、油断していた。

    「えっ...」

    疲れておぼつかなくなっていた足は道を踏み外し、私は、側にあった崖から転落した。

  • 179二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:32:37

    保守

  • 180二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 08:41:36

    待機

  • 181二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 15:05:01

  • 182二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 21:47:47

    >>178

    あぁ...最悪だ。

    このまま落ちればタダじゃ済まない、最悪死ぬ。

    命がけで、友を見捨ててまで逃げ出した意味がなくなる。

    エデン条約への襲撃作戦を防ぐ術もなくなる。

    本当に最悪だ。

    ...見捨てて逃げようとしておいてあれだが、今になってみんなのことが心配になってきた。

    サオリ。彼女はその強さ故、ベアトリーチェから「信頼」という首輪をつけられている。その苦しみから壊れてしまわないか心配だ。

    ミサキ。彼女はすぐ自傷行為をする癖がある。いつ死んでしまってもおかしくない。

    ヒヨリ。彼女は意志が弱いところがある。そこを利用され、より辛いことになってしまうかもしれない。

    アツコ。ロイヤルブラッドという立場上、一番危険だ。ベアトリーチェが変なことをしないのを祈るばかりだ。

    そして、アズサ。彼女は虚しさの中に希望を抱いている。その希望で、私のようにより深い絶望を見るはめになってしまうかもしれない。


    ...私は何を考えてんだろう。今際の際だってのに。

    とにかく。

    今はただ。

    アリウスの友に。トリニティに。ゲヘナに。



    「...ごめん、助けてあげられなくて。」


    そう呟いた直後。

    後頭部に。背中に。体中に。

    硬いものにぶつかる衝撃と、鈍い痛みが走った。

  • 183二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:58:06

    このレスは削除されています

  • 184スレ主25/05/12(月) 00:09:27

    >>182

    ...眼を覚ました。心身ともに苦痛を伴った状態で。

    トリニティの医務室。前に見たことのある天井が、私を迎えた。

    「...。」

    今になってやっとわかった。

    全部私のミスだ。

    私の行い。私の感情。そのすべてが裏目に出て。その結果がこれだ。

    トリニティは戦火に包まれ。エデン条約の調印式は破壊され。挙句先生は撃たれた。

    最悪だ。

    私がもっと勇気を出して反抗できていれば。

    私がもっと感情的になって行動していれば。

    私が、もっと強ければ...。



    ...いや。

    そんな後悔の言葉を並べ立てることに、意味はない。それが通用するなら、この状況は生まれていない。

    世界は残酷で、理不尽で、非情で、もしかしたら、あいつの言う通り、虚しいのかもしれない。

    だとしても。

    それは今最善を尽くさぬ理由にはならない。

    かつて、彼女がそう言ったように。


    まだ痛む体を起こして、ベッドから降りる。

    近くに畳まれて置かれていた制服に袖を通し、”私の愛銃”を持つ。

    今の私の最善の行動。私がなすべきことは。

    「...この争いを終わらせる。絶対に。」

    そうして私は、病室を飛び出した。

  • 185二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 06:56:43

    保守

  • 186二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 08:23:54

  • 187二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 15:48:10

  • 188スレ主25/05/12(月) 23:40:45

    >>184

    建物の外に出ると、そこにはいくつかの人影があった。

    近づいてみれば、それは先生と、以前会った補習授業部の生徒達だった。

    が。

    一人だけ。

    私が最もこの場にいてほしいと思っていた。

    アズサがいなかった。

    それが何を意味するかは、想像に難くないだろう。


    「先生、アズサは...」

    そう声をかけると、先生達はこちらに気づいたようだった。

    "セイカ、怪我は大丈夫なの?”

    「はい、なんとか...。それで、アズサは...」

    "...。"

    先生が浮かべた重苦しい表情。

    それはまさに、私が想像していた事態が起こったことを意味していた。


    「先生、私も一緒に行かせて。」

    そう、強く言う。

    アズサ一人だけに苦痛を背負わせるわけにはいかない。

    同じ裏切り者として、私も同じ苦痛を負うべきだ。

    そして、彼女を、このトリニティを守るべきだ。

    それが、私の贖罪で、トリニティ自警団としての役目だからだ。

    「すいません。私たちは、まだあなたのことをよく知らないのですが...」

    薄い黄色の髪の生徒...阿慈谷ヒフミがそう尋ねた。

    ...そういえば、まだ自己紹介をしてなかったな。

    「私か...。私は...、」



    「トリニティ総合学園2年生、元アリウス分校生徒、五月雨セイカだ。」

  • 189二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 07:19:14

    保守

  • 190二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 11:54:45

  • 191二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 15:53:06

  • 192スレ主25/05/13(火) 23:07:32

    エデン3章終わらせたかったけど、なんかギリギリ間に合わなそう...
    このまま次スレいってもよろしいか?

  • 193二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 23:20:56

    残りも少ないしええんじゃないかな

  • 194二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 07:32:17

    待つで

  • 195スレ主25/05/14(水) 14:41:32
  • 196二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 15:25:46

    建て乙

  • 197二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 15:48:50

  • 198二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 15:49:42

    埋めよー

  • 199二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 16:18:17

  • 200スレ主25/05/14(水) 16:18:58

    >>200ならセイカの未来は開かれる

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