【🎲】古都のお宝争奪戦

  • 1二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 16:50:10

    一味がとある島で冒険する話をダイスで作る
    参考スレあり都合上一部一味に厳しめになるんでsage進行
    都合上オリキャラ一人

  • 2二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 16:52:32

    申請完了
    18:00まで待機

  • 3二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 17:49:29

    このレスは削除されています

  • 4二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 17:50:09

    通ったので開始

    オリキャラ
    元スレ設定
    男性/27歳/非能力者

  • 5二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 17:50:35

    体格

    1.ムキムキ

    2.普通

    3.ひょろい

    dice1d3=3 (3)

  • 6二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 17:50:50

    戦闘スタイル

    1.パワー系

    2.テクニック系

    3.スピード系

    dice1d3=2 (2)

  • 7二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 18:44:32

    ザワザワ…


    「見ない顔だな。海賊かい?」


    騒がしい酒場の一角、大皿を何枚も積み上げるヒゲの男の前の椅子に勝手に座ったのは若い男。ヒゲの男と同じテーブルについていた仲間らしき男女から向けられる者言いたげな視線もなんのその、男は手を上げて店員を呼ぶと「彼らに肉料理の追加を」と注文した。途端にヒゲの男がパッと顔を輝かせる。首の後ろに下げた麦わら帽子が揺れた。

    「奢ってくれんのか?お前いい奴だな〜!」

    「おい」

    「こっち、酒も追加で!」

    「お、悪ィな」

    麦わら帽子の男に注意するような声をかけた…こちらも白いヒゲの剣士も、酒を奢ってくれるとなった途端にコロッと態度を変える。肉と酒に釣られた男2人に、サングラスをかけた女は呆れたような顔をした。ほどなく注文した肉料理が運ばれてくる。テーブルの真中にドンと置かれた大皿にはいかにも美味そうな湯気と匂いをたてる肉が山を作っていた。

    「ここはな、これが美味いんだ」

    勝手に相席してきた男は早速一つとって食べる。パリッと焼けた皮と肉汁が滴る肉。柔らかくて香辛料が効いていて、美味い。

    「うんめ〜〜〜〜〜〜!!」

    「そうだろ」

    「こいつもいいな」

    「辛口の冷酒は魚にも合うぜ」

    「へェ」

    料理と酒に舌鼓を打ちつつ、それで?と話を切り出したのは


    1.剣士の男

    2.サングラスの女

    dice1d2=2 (2)

  • 8二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 18:45:09

    女の髪色

    1.オレンジ

    2.黒

    dice1d2=2 (2)

  • 9二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 20:23:32

    このレスは削除されています

  • 10二次元好きの匿名さん25/04/08(火) 22:13:41

    このレスは削除されています

  • 11二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 03:17:42

    「それで?何か御用?」

    サングラスをかけた長い黒髪の女が話を切り出した。男は酒を流し込みながら「ああ」と答える。

    「お前達、麦わらの一味だろう」

    「うぉう(おう)」

    あまりにもサラッと言われたものだから麦わら帽子のヒゲの男――もとい、麦わらのルフィが答えてしまった。剣士――海賊狩りのゾロがブーッと酒を吹き出す。女――悪魔の子・ニコ・ロビンの制止も間に合わなかった。

    「何答えてんだルフィ!」

    船長を叱りつけるゾロはロビンに「あなたもよ…」とため息を吐かれていることには気づいていない。用意した偽名の意味。しかし男はそれを見てああ、と手を振った。

    「喧嘩売りに来たわけじゃない。海軍に通報もしない、お前達の正体を言いふらす気もない」

    最も、この男が言いふらさなくてもそのうち割れるだろう。今をときめく4皇の船、島のどこにつけたか知らないが見る者が見ればわかる。何よりルフィがいて騒ぎが起こらないわけがない。

    「じゃあ、なんだってんだ」

    「誘いに来ただけさ」

    言いながら、男がテーブルの上に置いたのは


    1.コイン

    2.紙

    3.リング

    dice1d3=2 (2)

  • 12二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 11:08:46

    紙の内容

    1.地図

    2.文字

    3.手書きメモ

    dice1d3=3 (3)

  • 13二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 20:49:42

    言いながら、男がテーブルの上に置いたのは一枚の紙。海図の書き写しのようだ。
    「これは?」
    「ここから少し西に行ったところにある島だ。ここにはかつて古代都市があった」
    古代都市、という単語にロビンの目がサングラスの奥で反応した。
    「証拠はこの島周辺で発見された美術品。他の国で大昔の資料に外来品として記録されている品物と同じ特徴がある」
    デザインや模様、文字、色味、美術品のそういった特徴は国固有のものであることも多い。
    「それだけならままある話なんだが…この古代都市には未発見の宝があるって噂がある」
    「お宝!?✨️」
    冒険の匂いを嗅ぎつけたルフィが目を輝かせる。一方でその右腕は眉をひそめた。
    「そんな話、それこそ吐いて捨てるほどあるだろ」
    「地図を辿って行ってみれば、肝心のお宝は既に誰かに奪われていた…なんてこともね」
    「ああ、空振りなんて珍しい話じゃない」
    釘を差すような2人の言葉に当然だと返すあたり、本当にそういった経験があるのだろう。
    「あなた、トレジャーハンターなの?」
    ロビンの問いにチラッと視線を向け、「似たようなモンだ」と酒を煽る。
    「それならなんでおれ達に声をかける。せっかく宝を見つけても山分けしてもらえるとは限らねえぞ」
    一緒に探していざ宝を見つけたら全部持っていかれて自分はすっからかんのまま置いてきぼり。海賊同士ならそれがザラだ。
    「こっちもそこまで素人じゃない。――宝が必ずしも財宝とは限らないしな」
    「そりゃそうだが」
    「おれがお前達に声をかけた理由は大きく2つ」
    指を2本立てた男はそのうち一本をルフィに向けた。
    「実力者の手を借りたい。確かにいつもならおれ一人でもいいが、おれ以外にもこの古代都市に目をつけた奴らがいる。そいつらがまた結構な人数でな。おれ一人で相手するには難儀だ。どうしようかと思っていたところに、かの麦わらの一味がいたわけだ」
    戦闘力という意味での実力は間違いない。少数精鋭なのも都合がいい。なにせただでさえ大人数相手にこちらも大人数で向かってドンパチやったら島の被害がどれほどになるか。古代都市が見つかったとしてもそのまま崩壊させかねない。
    「道中で何か見つけたとして、それはそっちの取り分にしてくれて構わない」
    「宝が財宝の保証はない、それ以外の宝が見つかるとも限らない、その上それなりに大きな組織と敵対する可能性が高い、というわけね」

  • 14二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 00:49:31

    このレスは削除されています

  • 15二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 00:53:44

    意図的にマイナスポイントをあげて「そちらの提案に乗る必要はない」と言外に告げる。海賊に持ちかけられる儲け話なんて碌なものじゃない。だからちょっとルフィ大人しくしててねとゾロと交互に肉料理を次々押し込む。男は顔色一つ変えず「そうだな」と肯定した。
    「単に実力だけならお前達に限定しない。そこそこの奴らなら探せばいる」
    「なら…」
    「もう一つの理由はな」
    ゾロが何か言いかけたのを無視して、タン、とコップを置く。
    「お前だよ、ニコ・ロビン」
    長い前髪の隙間からチリッとひりつくような視線が一瞬ロビンの目をサングラス越しに射抜いた。錯覚かと思うような一瞬で、瞬きの間に男は口角を上げて皮肉めいた笑みを見せた。
    「オハラ出身の考古学者が、古代都市と聞いて素通りできるわけがない」
    流暢だったロビンの言葉が止まる。実際その通りだし、それ以上に見知らぬ人間からオハラの名前を正面から突きつけられたのは久しぶりだった。ゾロの目が細められ、視線が僅かに険しくなる。蜘蛛の糸のような緊張を、しかし男は自らパッと散らした。
    「そうでなくてもこれまでの経歴を考えれば、お前達は相当な冒険好きだ。誰も見たことのない宝の可能性が目の前にあって、リスクを考えて回避できるなら司法の塔に殴り込みもかけないし4皇を落としもしないだろう」
    最後に一口酒を煽ると、男は紙を胸ポケットにしまった。
    「行く気があるなら明日の正午、港の反対側で待っている」
    「おい、おれ達は行くとは」
    「それと」
    ガタリと席を立って、男は3人に背を向ける。
    「今の海図は”半分”だ。覚えたとしても残り半分がないとその島には行けないぜ」
    おおよその図面を覚えたロビンを見抜いているかのように一方的に言い捨てて、男はそのまま店を出ていった。

    「…」チラッ
    「…」チラッ
    ゾロとロビンは揃ってずっと肉を食べているルフィに目を向けて―――ゾロがついた深いため息と、ロビンの小さな笑い声は、酒場の喧騒に飲まれて消えた。

  • 16二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 10:25:00

    このレスは削除されています

  • 17二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 10:41:15

    男の髪の色

    dice1d205=99 (99) と同じ


    男の目の色

    dice1d205=101 (101) と同じ

  • 18二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 16:24:45

    髪は紫、目は黒
    細身で小技を効かせた戦い方をするタイプらしい

  • 19二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 23:37:16

    このレスは削除されています

  • 20二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 08:12:32

    このレスは削除されています

  • 21二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 09:28:13

    このレスは削除されています

  • 22二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 09:29:29

    このレスは削除されています

  • 23二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 09:30:04

    「いいじゃない!」
    また面倒事をもってきて!と怒られるかと思ったが、蓋を開けてみれば二つ返事だった。
    時刻は夕方、船の甲板に集まって夕飯の準備をしつつ昼の自由行動の際に声をかけてきた男のことを仲間に報告している最中である。
    最初こそジト目で聞いていたナミが”お宝”の二文字に目を輝かせたことで今後の展開は決まったようなもの。得体のしれない相手ではあるが何かあっても対処できない一味ではないし、何よりまあいつものことなので。
    いつもと違うところといえばロビンについてだが、あの男が言っていたのはそれなりに情報に精通している者であれば知っている範囲のことだった。反発を買ったのはそこではなく。
    「そいつのロビンちゃんに対する態度が気に入らねェ」
    「そうね。そこは釘を刺しておかないとね」
    サンジとナミがわかりやすく悪い顔をしている。実際に会ってナメた態度をとるようならシメるつもりなのだろう。当のロビンは困った顔をしつつそこはかとなく嬉しそう。
    「宝探しか、久々じゃのう!」
    「ええ、私もう今から胸が高鳴って…!いいですねェ、冒険!」
    「これぞ海賊、だな!」
    年長男子組はそれぞれ久しぶりの海賊らしい冒険を殊更楽しみにしているようだ。若年男子組はいわずもがな。
    「決まりだな!待ってろよ〜、お宝!!」
    オレンジ色の空の下、拳を上げたルフィの言葉に応と歓声があがった。

  • 24二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 18:33:19

    航海の日程

    dice1d5=3 (3)


    実際の日程

    dice1d5=1 (1)

  • 25二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 18:34:37

    このレスは削除されています

  • 26二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 18:35:04

    このレスは削除されています

  • 27125/04/11(金) 19:49:11

    気配消しレベル(100でウソップが気づかない)

    dice1d100=99 (99)

  • 28二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 20:55:36

    ここまで読んだけどエミュ上手くてすっげェ面白い
    気配消し上手すぎるだろ 期待

  • 29125/04/12(土) 00:22:09

    翌日、正午。

    人も多く大きな港もある島の東の反対側、島の西側。港どころか砂浜もない切り立った崖、その下にサニー号を寄せた。
    「で?その男はどこにいるのよ」
    「船らしきものは見あたらねェな」
    水際、崖の上、崖下の岩場。どこにもそれらしい影がなく、もしかしてからかわれたか何かの罠なんじゃないかという考えが一味に出てきた頃。
    ヒュッ
    「!」
    何かが降ってくる気配に、その時になってウソップが気づいて顔を上げた。同時に、スタッと着地音も軽く甲板に男が着地する。
    「はッ!?」
    「誰だ!」
    「えっ!?」
    着地の瞬間までほとんど誰も気づかなかった。これだけ見聞色の使い手がいるのに。反射的に臨戦態勢に入る一味を他所に、しかし男はごく普通に顔を上げた。
    「来たな、麦わらの一味。正直来る来ないは賭けだったんだが」
    「あ、昨日の奴!」
    誰かわかった途端パッと表情を緩めるルフィに対してゾロは刀にかけた手を離さない。それが見えていないわけはないだろうに、男はまったく意に介さず話し始めた。
    「来たってことは話に乗るってことでいいんだな」
    「おう!」
    「じゃあ自己紹介くらいしておこうか。おれはスクード。スカーでもいいぜ」
    よろしく、と差し出された手をルフィがしっかと掴み「よろしくな!」ぶんぶん上下に振る。これで共同作戦は決定だ。
    「じゃあ早速出航してくれ。航海士と操舵手は誰だ?」
    「私よ」
    「操舵手はわしじゃ」
    ナミとジンベエが前に出ると男は紙を一枚取り出して見せる。それは昨日ルフィ達に見せた海図の書き写しだった。端のほうにマークが付けられている。
    「ひとまずここまで行ってくれ」
    「ちょっと、これだけじゃ島まで行けないじゃない」
    「ここで振り落とされちゃたまらないからな。そこまで行ったらもう半分渡すさ」
    「意地が悪いわね」
    昨日のロビンの皮肉への返しだ。それを理解したロビンもまた悪い笑みを返す。見えない火花が静電気のようにぶつかっている気がする。そこにサンジとナミが割って入った。

  • 30二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 03:20:51

    このレスは削除されています

  • 31二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 03:21:32

    このレスは削除されています

  • 32二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 03:22:33

    「おいてめェ、あんまりロビンちゃんに馴れ馴れしくしてんじゃねェぞ」
    「そうよ、ここは海賊船だってこと忘れてないでしょうね」
    「おいおい、まだ出航もしてねェうちから喧嘩腰になるなって」
    「そうですよ、せっかくの宝探しです。楽しくいきましょう!」
    あんまりナメた態度とってたら承知しないぞとオラつく2人。それを止めたのはフランキーとブルック。ひょこっと顔を出したブルックを見て、男は目を瞬かせた。
    「本当に骨なんだな、ソウルキング」
    「おや、私をご存知で?」
    「有名人だろ」
    「そうだぞ、ブルックは歌も曲も最高なんだ!」
    「へェ…そりゃぜひ一度聴かせてほしいもんだ」
    「よっしゃ!ブルック、出航の曲だ!」
    「お任せを!」
    「お宝目指して!行くぞお前ら〜!」
    船長が音頭をとったら出航だ。それぞれ多少思うところはあったが、ともあれサニー号は古代都市のお宝目指して出航した。

  • 33二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 03:26:56

    航海中の様子

    dice1d10=4 (4)

  • 34二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 03:27:53

    >>28

    sageてんだけど読んでくれる人いるんだな

    ありがと

    ゆっくりやってくよ

  • 35二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 03:29:02

    このレスは削除されています

  • 36225/04/12(土) 03:32:09

    航海中

    1.ルフィ 2.ゾロ 3.ナミ 4.ウソップ 5.サンジ 6.チョッパー 7.ロビン 8.フランキー 9.ブルック 10.ジンベエ

    dice4d10=9 1 5 1 (16)

  • 37225/04/12(土) 03:33:25

    被った

    あと一人

    1.ゾロ 2.ナミ 3.ウソップ 4.チョッパー 5.ロビン 6.フランキー 7.ジンベエ

    dice1d7=7 (7)

  • 38225/04/12(土) 04:29:45

    2.ブルック

    青い空の下、出航の景気づけに殊更陽気な曲を奏でるブルックの周りにはルフィ達が集まっていた。締めの強烈な一音の余韻が波の音に消えると自然と拍手が起こる。
    「まさかソウルキングの生演奏が聞けるとはな」
    「な!いいだろ〜!」
    「ああ、贅沢な体験をさせてもらった」
    「ヨホホ、お褒めに預かり光栄です」
    「よーし次はおれ様が歌うぜ!」
    「「待ってました〜!!」」
    躍り出たウソップに歓声を飛ばすルフィとチョッパー。船の縁に肘を預けたスクードはやれやれと息を吐く。
    「海賊にしちゃあ健全すぎるな」
    「いえいえ、この一味ほど海賊らしい海賊もそうはいませんよ」
    ヨホホと笑うブルックの表情は骸骨である点を除いても読みにくい。生前(?)から相当な曲者だったんじゃないだろうか。
    「”普通”の海賊は歌う遺骨も喋るタヌキも仲間にしないだろ」
    「何しろ我々の船長は懐の深い男でして」
    自慢げに胸を張る骸骨を横目に、スクードは「へェ…」と目を細めた。

  • 39225/04/12(土) 05:58:02

    2.サンジ

    飯だぞ、と声をかけられたスクードは長い前髪の間で目を瞬かせた。
    「は?おれも?」
    「?当たり前だろ」
    お前何言ってるんだという顔をする一味に対してスクードこそいやいやお前達何を言ってるんだとツッコミたい。一時的に協力関係を結んだとはいえ一味ではない存在と食事の席を共にするなどリスクを自分から招くようなことを。
    「じゃあアンタ島に着くまで飯どうする気だったんだよ」
    「最低限の水と保存食は持ってる。数日程度なら食べなくても問題ない」
    アウトローな生き方をしていれば当然のことだが、それを聞いた一味の特に一部の反応は大きかった。
    「ええええ〜〜〜〜!!?お前飯食わねェつもりだったのか!?」
    「数日…!?数日って何食分だ…!?」
    「ルフィがバグった!!」
    「はァァ!?あのなァ!てめェこの船にいる以上、腹減ってんのに食わねェなんざ許されると思うなよ!!おいルフィこいつふん縛ってでも連れてこい!!」
    「おう!」
    「えっ」
    サンジの号令に我に返ったルフィが伸ばした腕でスクードをぐるぐる巻きにする。呆気にとられて反応が遅れた彼は抵抗虚しくひとっ飛びにダイニングに連行された。そんな姿を見たナミがニヤリと笑う。
    「いいわよアンタ達、その調子でそのすかした男のペースを狂わせてやんなさい!トラ男みたいに!」
    「ふふ…ナミ、楽しそうね」
    「根に持ってんなァ」アーウ…
    フランキーの言う通り、ナミはロビンの件と出会い頭の海図の件でスクードに対して不満があるらしい。その相手がルフィ達によって澄ままし顔を崩されるのを見るのはしてやったりな気分になる。頼れる航海士のまだまだ青い部分を、ロビンとフランキーは微笑ましく見送った。

    なお、昼食のロシアンおにぎり(ちょっと残った食材一斉処分)は非常に美味だった。

  • 40二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 14:17:05

    このレスは削除されています

  • 41二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 23:44:17

    このレスは削除されています

  • 42二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 03:58:09

    このレスは削除されています

  • 43二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 04:01:13

    そういえばスクードくん身長は

    200㎝から

    1.プラス 2.マイナス

    dice1d2=1 (1)

    dice1d20=19 (19)

  • 44二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 08:56:51

    219cm、2年前フランキーに近いくらいですね

  • 45二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 17:43:16

    ルフィはスクードにあだ名をつけるか否か

    1.つける

    2.つけない

    dice1d2=2 (2)

  • 46二次元好きの匿名さん25/04/14(月) 02:26:15

    保守
    期待

  • 47225/04/14(月) 03:58:29

    2.ジンベエ

    「いや早すぎねえか」
    スクードの言葉に舵輪を握っていたジンベエは何がじゃ、と首を傾げた。
    「予定じゃここに来るまで2日かかるんだぞ。出航当日のうちにこれる距離じゃない」
    スクードが一味に渡した海図の描き写しは予定航路の約半分。目的の島まではおおよそ3日かかるはずで、このポイントに着くまでだってもっと時間がかかるはずで。なのになんでもう着いてるんだ早すぎるだろ。このペースじゃ1日で着いちまう。それを聞いたナミは得意げに胸を張った。
    「私達が天候を読んで風と波を掴めばこんなものよ」
    「はっはっはっ!うちの航海士は優秀じゃからのう!」
    「得意げな顔のナミすゎんもかわいいよ〜〜〜〜〜〜!!!♡♡♡」メロリン
    「そんな可愛くて優秀なんて…本当のことだけど!」
    軽いコントをしているがそれで片付けて良いスキルではない。なにせ新世界の海だ。
    「なるほど、少数精鋭…」
    「何よ?それより早く残り半分の海図見せなさいよ!」
    突き出されたナミの手に、はいはい、という様子であっさり残り半分が記された紙を渡す。なんとなく子供扱いされているようで腑に落ちないナミだったが、それはそれとして前半の海図を組み合わせると航路について計算を始めた。深夜になる前に進めるだけ進んでおきたい。
    「優秀じゃろう?」
    「あのお嬢さんもだが、アンタもな。…まさか海峡のジンベエに生きてお目にかかれる日がくるとは思わなかった」
    「魚人は珍しいか?」
    「世界的に珍しいだろ。魚人島には寄らせてもらったが…美しい国だった」
    何の含みもない素直な言葉にジンベエの顔に「そうか」と笑みが浮かぶ。故郷を褒められて悪い気はしない。
    一方でスクードは口には出さないが思っていた。海で能力者を多く有する海賊団に手練れの魚人がいるというのは非常に大きい。しかも元七武海ときた。これほどの男を従える麦わらのルフィという青年、若くして4皇に名を連ねるだけのことはある。

  • 48二次元好きの匿名さん25/04/14(月) 13:16:25

  • 49二次元好きの匿名さん25/04/14(月) 22:51:17

    保守

  • 50二次元好きの匿名さん25/04/14(月) 23:12:07

    このレスは削除されています

  • 51二次元好きの匿名さん25/04/14(月) 23:12:59

    このレスは削除されています

  • 52225/04/14(月) 23:17:03

    2.ルフィ

    目を覚まして最初に見えたのは月だった。夕飯後、いつの間にか眠っていたらしい。ルフィが眠くなったらどこでも眠るのはいつのもことで、誰かが気づけば男部屋のボンクに放り込んでくれる。今夜は誰にも見つかっていないらしい。ぴょこっと起き上がるとあくびを一つ、ついでくしゃみも一つ。
    潮風が少し冷たい。ぶるっと震えた腕に鳥肌がたっている。うん、男部屋で寝よう。
    そうして歩きはじめて少し、芝生の上に見慣れない影を見つけた。スクードだ。柵に背を預けて座り込んでいる。ルフィが近づくと眠ってはいなかったようで、チラッと視線だけ寄越した。
    「お前何してんだ?部屋で寝ねェのか?あ、何飲んでんだ?おれも飲みてェ!」
    「こっちの方が落ち着くんでな――おい、こいつは酒だぞ」
    伸びてきた手を避けてひょいと瓶を持った腕を上げる。酒と聞いてルフィの手は引っ込んだ。酒の味はそんなに好きではない。
    「何してんだ?」
    「さあ…あの剣士と同じかな」
    顎で示されたのは見張り台。そこには酒とつまみを持ち込んだゾロがいる。つまり…見張り?酒盛り?月見?まあ全部か。
    一人納得しているルフィを長い前髪の間から観察するように見ていたスクードが、「なあ」と逆に問いかける。
    「お前、どういう基準で仲間を決めてるんだ」
    「んん?何がだ?」
    「いや、タヌキに骸骨に悪魔にロボに長鼻、魚人、ヴィンスモーク…ずいぶんバラエティに富んだメンバーだなと思ってよ」
    少数精鋭もだがそもそも普通の人間が少ない。今あがらなかったゾロやナミだって見た目以外は普通とは言い難い。そう言うとルフィはニッと笑った。
    「いいだろ!みんな面白ェやつらなんだ!」
    「へえ?」
    「いい奴らだし、それに強ェし、楽しいし、すげェんだ!」
    満面の笑み。見張り台の上の魔獣のような男の酒が一段美味くなっている気配がする。
    「そりゃいいな」
    「おう!」
    月明かりよりよほど眩しい笑顔に、スクードはわずかに目を細めた。
    明日は冒険なんだから早く寝ろよ〜!と男部屋に駆けていったルフィの背中を見送り、酒瓶を煽る。
    「面白い、ね…」
    瓶の中で度数の高い酒がちゃぷんと揺れた。

  • 53325/04/15(火) 03:56:30

    1.ルフィ 2.ゾロ 3.ナミ 4.ウソップ 5.サンジ 6.チョッパー 7.ロビン 8.フランキー 9.ブルック 10.ジンベエ

    dice1d10=5 (5)

  • 54325/04/15(火) 04:52:36

    コックの朝は早い。同じく朝の早いブルックはまだ身支度中。

    サンジが朝の一服をしようと甲板に出ると細長い影があった。昨日から乗り込んでいる客人兼協力者。朝の冷たい潮風に靡く髪は朝から逃げる夜空と同じ色。一瞬でも絵になると思ってしまったことにヴェ、となりながらサンジは甲板に登った。

    「料理人は朝が早いな」

    「まあな」

    スクードは振り返りもしない。サニー号に乗り込んだ時といい、気配は読むのも消すのも上手いのだろう。トレジャーハンターのスキルだろうか。

    「アンタ寝てないのか」

    「十分休めたさ」

    朝焼けが見え始めた水平線を眺めるスクードの表情に、サンジは違和感を覚えた。何だ?と思い、煙草に火を点けるフリをしてチラッと横を盗み見る。と、何かがキラリと光った。


    1.コイン

    2.リング

    3.ネックレス

    dice1d3=3 (3)

  • 55325/04/15(火) 05:25:10

    光って見えたのはネックレスのトップ部分だったようだ。見覚えがないから昨日はシャツの中に隠れて見えなかったのだろう。
    そのトップの模様に、何か既視感を覚えた。なんだと思うと同時に革手袋から伸びた指がシャツの中にそれを戻してしまう。
    「一本くれないか」
    「あ?吸うのかよ」
    「たまにな」
    盗み見していた後ろめたさではないが、まあ一本くらい。差し出すと慣れた手つきで咥える。火も貸してやろうとしたがどういう仕掛けか、指先を擦って火を点けた。
    「手品も得意かよ」
    「そう難しい仕掛けじゃない。多少の火種は常に持ち歩いてる」
    軽く手を振ると火は消えた。その手首で僅かな金属音をたてるブレスレットに火種を隠しているらしい。サンジ達と違い一人で海を渡り歩いているらしい彼には色々と必要なものがあるのだろう。
    「今から朝食の仕込みか?」
    「ああ。おい、アンタも来いよ。この船で――」
    「”腹減ってんのに食わねェなんざ許されると思うな”だろ。わかってる。話すこともあるしな」
    スクードの吐いた紫煙が風に拐われて海に消える。
    水平線から、朝日が顔を覗かせた。

  • 56二次元好きの匿名さん25/04/15(火) 15:06:49

    ⭐︎

  • 57二次元好きの匿名さん25/04/15(火) 23:12:18

    期待

  • 58二次元好きの匿名さん25/04/16(水) 02:49:51

    このレスは削除されています

  • 59325/04/16(水) 02:51:41

    目指す島まであと数時間。朝日を浴びるサニー号のダイニング。毎食恒例の騒々しさは今朝は少し控えめだった。
    「改めて説明しておく」
    リブロースのサンドイッチを食べながら、スクードは今回の宝探しについて離し始める。テーブルに置かれた地図から見るに、さほど大きな島ではなさそうだ。
    「ここはかつては繁栄していた都があった島だ。今は無人島だがな」
    「そういえば、どうしてその都は滅びたんだ?」
    「さあな。どこかの賊に襲撃されたか、災害か…島の外の人間が定住するのを歓迎しないタイプの可能性も高いから、単に人口減少の果てかもな」
    あるいはその全てか。国ではなく都というからにはその程度の人口だったのだろう。
    「繁栄していた古都っていうのはトレジャーハンターにとっちゃ初級の獲物だ。金銀財宝でなくても歴史的価値のある物や美術品は期待できる」
    「うん?トレジャーハンターなのに財宝以外も狙うのか?」
    ウソップの疑問に答えたのはフランキー。W7では荒くれ者をまとめて解体屋をしていた関係でその筋に覚えがあるのだろうか。
    「一口にトレジャーハンターといってもな、エモノは財宝、歴史的遺物、書物、植物、化石、記録、資源、食材…色々あるぜ」
    「珍しい肉もあるのか!?」
    「生物なら保護対象だ。せめてレシピにしてくれ」
    お宝が何かによっては食べかねないルフィにベーコンサンドで釘をさしつつ話は進む。
    「その古都ってのは周辺の島との交易記録を見る限り、島の規模に見合わないほどに栄えていた。当然滅びた後には、賊や調査員、歴史家が何度も乗り込んでいる。そのたびにそれなりに実入りはあったようだが、当時の繁栄を考えれば大したものじゃない。それでも月日が経つにつれて上陸するやつはいなくなった」
    「つまり、当時のお宝はまだその島にあるってことね!」
    ナミが目を輝かせる。
    「でもそのお宝が何なのかはわからないのよね?」
    「一つヒントがあるとすれば、当時交易していた国だな。この国は古都から何かを仕入れていたようだ。高い支払いをしてな。古都の繁栄の鍵はそこにある」
    「ということは、お宝というのはその国からの支払いではなく大金を支払ってまで求めるほどの何かがあったと?」

  • 60325/04/16(水) 04:07:54

    紅茶を飲みながらのブルックの言葉にスクードは口角を上げた。

    「その通りだ」

    「交易していたという国の方に、古都から何を仕入れたかの記録はなかったのか?」

    「何かあるはずなんだが、そこまでは追えなかった」

    「記録が残っていないの?」

    ロビンの問いにスクードは「いや」と肩を竦めた。

    「ちょうどその辺りを探ってる時に奴らに見つかってな。あわや蜂の巣だ」

    「蜂の巣って」

    「奴ら?」

    軽く命の危機を語るスクードに引くウソップとナミ。その間で第三者の登場に眉をひそめるゾロ。コーヒーを煽ったスクードが言うことには、こうだ。

    それは国同士の戦争で稼ぐタチの悪い暴力的な組織で、ここ最近代替わりしたボスが今回の古都のお宝にえらくご執心らしい。元々その島周辺は彼らの縄張りで、古都に近づく者は彼らに消されてきた。その噂が広がって、今はもう誰も関わろうとしない。とはいえ今までのボスはあくまで島に残された財宝を目当てに度々人を送り込んでいた。

    しかし新しいボスの目的はもっと具体的。なにせ代替わり早々、島に送り込むために人員と武力を増強しているという。

    「そんな奴らが本気で狙うようなモンがその島にあるってことか」

    「普通に考えたら財宝だな」

    「うむ。その手の組織は財源の確保に余念がないからのう」

    「でも今までは放置気味だったんだろ?それが急に本腰入れ始めたってことは…」

    「そうする信憑性のあるネタがあるってことか」

    ロマンのロの字も読めない奴らは確証もなしに御伽噺のようなお宝探しなどしない。つまり彼らがそれだけの人材を投入するに値すると判断した、お宝の証拠のようなものがあるのだろう。

    「それって何なんだ?」

    「ぜひ知りたいところですが…そういった重要な物は、やはりボスが持っているでしょうねえ」

    チョッパーに答えるようにブルックは言う。そりゃそうだ。

    「お宝にたどり着くためにはそのボスからそれを奪わなきゃならないってワケね」

    ナミの目が真剣味を帯びる。どんな相手かは知らないが避けて通れないなら倒すしか無い。お宝探しを邪魔されたくないし。けれどそんなナミを他所に、スクードは。


    1.紙を広げた

    2.地図に印をつけた

    dice1d2=1 (1)

  • 61二次元好きの匿名さん25/04/16(水) 12:03:03

    ⭐︎

  • 62325/04/16(水) 20:44:37

    スクードは一枚の紙を地図の横に置いた。何かのマークだ。
    「これは?」
    「奴らのシンボルだ。お前らでいうところの髑髏マークだな」
    幾何学的なシンボルマーク。まるで星座のような。これが何だという視線にスクードは先を続けた。
    「この組織のボスは血筋を辿れば古都と交易のあった国の貿易商だ」
    「え?」
    「古都と直接やりとりしていた奴らの子孫だな。このシンボルができたのは奴らが他の組織と争って島を縄張りにしてからだ」
    「それって…もしかして」
    「偶然じゃねェのか?他の組織とやらに勝って、勢力が拡大したからシンボルを掲げるようになったとか」
    サンジの言葉にスクードはシンボルの描かれた紙を島の地図に重ねた。なんだ、と思って見ているところに下からライトを当てる。紙が透けてシンボルと地図が一枚絵のように重なった。それを見て誰ともなく「あ」と声が溢れる。
    「そもそもこのシンボルは古都で使われていたものだ。…偶然に見えるか?」
    シンボルマークは島の骨組みのように、高低差を合わせてぴったりと重なっていた。

  • 63二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 00:51:26

    🌙

  • 64二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 09:58:45

    保守
    先が楽しみ

  • 65二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 15:26:41

    このレスは削除されています

  • 66425/04/17(木) 15:31:13

    1.ルフィ 2.ゾロ 3.ナミ 4.ウソップ 5.サンジ 6.チョッパー 7.ロビン 8.フランキー 9.ブルック 10.ジンベエ

    dice3d10=5 5 6 (16)

  • 67二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 15:47:36

    このレスは削除されています

  • 68二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 17:11:31

    このレスは削除されています

  • 69425/04/18(金) 02:14:19

    ザ―――ン…
    ザザ――ン…
    「ここか!」
    「ああ」
    目の前にしたその島は、外から見た限りは普通によくある無人島だった。サニー号を目立たない島の崖側に接岸し、いざ上陸――という時。
    「ズ――――il||li_○/|_il||li――――ン…」
    「サ、サンジ!元気出せよ!おれも一緒だからさ!」
    「もー、しょうがないでしょ!くじ引きなんだから!」
    芝生に膝をついているのはサンジ。それを慰めているのはチョッパー。呆れたようにぴしゃりと言い放つのはナミ。言葉の通り、くじ引きでサンジとチョッパーが船番になったところだ。
    「ナミさんとロビンちゃんを守るのがおれの使命なのに…!ナミさんが喜ぶお宝を見つけて”サンジくんだ〜い好き♡”って熱い抱擁を交わすはずだったのに…!!」
    「しないわよそんなの!」
    「元気だなー、お前ら」
    バシッと結構な音をたててツッコミが入る。いつものことなので一味の反応は軽い。
    「サンジ、チョッパー!サニー号は任せたぜ」
    「クソッ…あ、おいお前ら!お宝もだが猛獣でもいたら狩ってこいよ!今夜のメシだからな!」
    「任せろ!スゥ〜〜〜パァ〜〜〜〜にでかいヤツを獲ってきてやるぜ!」
    「うむ、任された」
    「ゾロ、勝負しようぜ!どっちがでかい獲物を穫れるか!」
    「上等だ。勝ちはもうらうぞ、ルフィ」
    「ちょっと待て誰かゾロについてけ!永遠に戻ってこなくなるぞ!」
    「行ってくるわね」
    「ナミさんロビンちゃん気を付けてね〜〜〜!寂しくなったらいつでもおれが飛んでいくよ〜〜〜〜!!おい野郎どもてめェらナミさんとロビンちゃんにかすり傷一つでも追わせたら3枚にオロすからな!!」
    到底、これから正体もわからない宝を巡って殺し合いになるかもしれないとは思えない。お前用だと持たされた弁当箱を片手に、スクードは生暖かい目をしていた…。

  • 70二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 09:44:24

    このレスは削除されています

  • 71二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 09:44:51

    このレスは削除されています

  • 72二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 09:45:41

    このレスは削除されています

  • 73二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 17:01:35

    このレスは削除されています

  • 74425/04/18(金) 19:32:48

    班分け
    1.ルフィ、ウソップ、ジンベエ
    2.ゾロ、ナミ、ブルック
    3.ロビン、フランキー、スクード
    4.サンジ、チョッパー(サニー号)

  • 75425/04/18(金) 23:30:41

    いざ上陸してみれば、無人島ではあるが人の手が入っている痕跡があった。草木が踏み固められ道らしいものができている。大きめの道から続く三叉路まできて、一団はそれぞれに別れた。

    「じゃあお前ら、後でな!」

    「何かあったら連絡な〜!」

    「少数だが組織の奴らがいる可能性は高い。十分気をつけろよ」

    「はっ、構わねェよ。全部斬っちまえばいい」

    「お宝を見つけるまでは騒ぎを起こすなっつってんのよ!」バシッ

    「なァに、組織のボスとやらが来る前にさっさとお宝見つけてズラかりゃあいいのよ」

    「それなら遺跡を壊さずにすむわね」

    「古都の遺跡…どんなものでしょうねェ、私もう胸のときめきが止まりません!胸、ないんですけど!」ヨホホ

    「それじゃあ、行くとするかのう!」

    進む先は深い森。お宝までの道へ麦わらの一味+αは踏み入った。



    1.ルフィ、ウソップ、ジンベエ

    2.ゾロ、ナミ、ブルック

    3.ロビン、フランキー、スクード

    4.サンジ、チョッパー(サニー号)

    dice1d4=4 (4)

  • 76二次元好きの匿名さん25/04/19(土) 08:36:46

    🌱

  • 77425/04/19(土) 16:12:17

    1.サンジ

    2.チョッパー

    dice1d2=1 (1)

  • 78425/04/19(土) 16:13:12

    サンジの見聞色(70以上で気づく)

    dice1d70=57 (57)

  • 79二次元好きの匿名さん25/04/19(土) 22:09:45

    ダイスミスってない?

  • 80425/04/19(土) 23:09:19

    ほんとだ何で最大値70にしてんだ

    振り直し

    サンジの見聞色(70以上で気づく)

    dice1d100=99 (99)

  • 81425/04/20(日) 01:40:13

    4−1.サンジ

    愛しの女神たちを見送った後、サンジはキッチンに戻り洗い物を片付けにかかった。
    「ああ、心配だ…ナミさんもロビンちゃんも、おれがいなくて怖がったり寂しがったりしてねェかなあ…」
    もちろんそんな心配はミリもないわけだが。
    カチャカチャ…ジャーッ、キュッキュッ
    しばらくは船から遠ざかっていく仲間の気配を追っていたサンジだが、ふと別方向に引っかかるものを感じた。
    「なんだ…?」
    嫌な気配だ。キュッと蛇口を締めてタオルでおざなりに手を拭きダイニングから甲板に飛び出す。背後でダイニングの扉が閉まる音と同時に、上から「あっ!!」と驚く声が聞こえた。
    「どうした、チョッパー!」
    「あ、サンジ!あれ!!」
    人型状態のチョッパーは見張り台にいる。双眼鏡を片手に、慌てた様子で水平線を指さした。縁に手をかけその方向をじっと見ると、ぽつりと何かが水平線の上にいる。あれは。
    「船…!?」
    おそらくサニー号より更に大きいと思える大型船が、島に向かってきていた。

  • 82二次元好きの匿名さん25/04/20(日) 10:57:29

    99出るの2回目なんですが

  • 83425/04/20(日) 15:34:50

    1.ルフィ、ウソップ、ジンベエ

    2.ゾロ、ナミ、ブルック

    3.ロビン、フランキー、スクード

    dice1d3=1 (1)

  • 84425/04/20(日) 16:39:17

    危険度

    dice1d100=26 (26)

  • 85425/04/20(日) 22:19:17

    4-2.ルフィ組

    木漏れ日も明るい森の中を、賑やかに行く一行がいた。
    「ウソップ!ジンベエ!見ろよこれ、真っ赤なでっけェトカゲ!」
    「おっやるなあルフィ。だがこっちだって負けちゃいねーぞ!どうだこのトノサマバッタ…いやキングバッタ!!」
    「うおおおお〜〜〜!!でっけェ!かっけェ!」
    「お前さんら、適当なところで放してやるんじゃぞ」
    「え〜〜!こいつサニー号で飼っちゃダメか?」
    「ナミとサンジにシバかれる覚悟あるか、ルフィ?」
    おれはない、と潔くバッタをリリースするウソップ。あの2人は虫が苦手だ。ほれ、と促されたルフィもトカゲを野に帰す…かと思えばトカゲはちょろちょろとルフィの帽子の上に登っていた。
    「いや懐くのかよ」
    ウソップのツッコミにジンベエが笑う。体格に見合った声量は森によく響いた。
    「ほれ、早く進まんと日が暮れるぞ。最初のポイントはまだ先じゃろう?」
    「そうだった!えーっと…」
    ウソップは出がけに預かった紙を広げる。それはこの島の地図とあのシンボルマークを重ね合わせ,シンボルマークの線の交差点…地図で言うと山や湖に該当する部分に印をつけたもの。
    その交差点は5つあり、ここにお宝への手がかりがあるはずだというのがスクードの掴んだ情報だった。
    「しかし何があるんだろうな?」
    「何かの仕掛けか、鍵のようなものが隠してあるか…」
    「ま、行ってみりゃあわかるさ!」
    首を傾げるウソップとジンベエを前に、ルフィは元気に先を行く。
    「ってえちょっと待てェ!1人で先に行くな!置いてくな!」
    「はしゃいどるのう」
    それを慌てて追いかけるウソップと、楽しげについていくジンベエだった。

  • 86425/04/20(日) 22:20:39

    1.ゾロ、ナミ、ブルック

    2.ロビン、フランキー、スクード

    dice1d2=2 (2)


    危険度

    dice1d100=59 (59)

  • 87425/04/21(月) 00:23:05

    4−3.ロビン組

    三叉路で仲間たちと別れてしばらく。進んだルートは深い森の上り坂だった。丸かったり尖ったり大小様々な石が転がりごつごつした木の根が地面を占めている。あまりに足場が悪くロビンが転びそうになったのでフランキーが肩に担いでいる。今はスクードが先行して道を確認していた。なぜなら。
    「止まれ」
    急に止まったスクードは手で2人(実質一人)を制した。大きめの石を拾って数メートル先に投げた。
    ドスボシャッドドドッ
    地面に落下した石はそのまま地面に飲まれた。落とし穴だ。慎重に近づいて覗き込むと、穴の底には大きな棘。落ちたら最悪死ぬタイプの罠だ。実際棘と棘の間に人骨らしきものが見える。
    「物騒だなァ、オイ」
    「最初に比べて罠が危険になってきたわね」
    そう、最初は足を引っ掛けて転ばせるとか網が降ってくる程度のものだった。既に作動した後のものもあった。それが進むにつれて殺意が高くなっている。最も、スクードから見ればわかりやすい罠らしいが。
    「こっちから回れ」
    「おう。…それにしても兄ちゃん、よくわかるな」
    「何度か死にかけたからな」
    一人でトレジャーハンターなんてやっていると命が幾つあっても足りないのだろう。どうして仲間を作らないのかなど野暮なことは聞かない。ただロビンはふと、一人で先を行くスクードの背中に既視感を覚えた。なんだろう?
    一方でスクードの表情は険しい。罠があるからではない。罠が作動する状態になっているものがあるからだ。だって先程の落とし穴にしてもそうだが、誰かがひっかかった形跡があるのだ。誰かが作動させた罠が、なぜまた作動する状態になっている?
    元に戻した誰かがいるのだ。組織の奴ら?可能性はある。だが本当に彼らだろうか。
    これは思っていたより危険かもしれない。スクードは改めて神経を研ぎ澄ませた。

  • 88425/04/21(月) 00:35:43

    ゾロ組

    危険度

    dice1d100=52 (52)

  • 89二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 10:28:38

    🌱

  • 90二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 17:53:02

    ロビン達と同じくらいか

オススメ

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