- 1五寸釘25/04/09(水) 21:14:47
- 2五寸釘25/04/09(水) 21:17:13
オリキャラちゃん詳細
名前→釘貫 百合(くぎぬき ゆり)
個性→>>1参照。
身長→178cm
髪の色→黒。
髪の長さ→前髪ぱっつんでロングで腰ぐらいまでの長さ。
髪質→ウェーブ。
普段は髪を→おろしてる。
顔立ち→美人系。
目は→垂れ目で左青右白のオッドアイで縦長瞳孔。
πは→Bカップ。
制服の露出は→下にタートルネックとかを着込んで控えめ。スカートもほかの子より長くて黒タイツ着用。
ヒーローコスチューム→fateのエリセが着てる貫頭衣みたいな衣装(黒インナーと10分丈スパッツ着用。髪はおろしてる)
普段着は→袖がゆるゆるなネックセーターとロングスカート
両親は→神社の神主夫婦。
- 3五寸釘25/04/09(水) 21:20:31
- 4五寸釘25/04/09(水) 21:22:25
延命保守
- 5二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 21:30:33
立て乙
- 6二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 21:54:14
- 7二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 22:17:51
保守ー
- 8二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 23:04:08
埋めー
- 9二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 23:05:17
うっかりの前に埋め
- 10二次元好きの匿名さん25/04/09(水) 23:05:36
10!
百合ちゃん元気になーれー - 11五寸釘25/04/09(水) 23:46:37
マジすか!?ちょっと試してきますね!
- 12五寸釘25/04/09(水) 23:52:36
やってみたらできました!ありがとうございます!
- 13五寸釘25/04/10(木) 01:06:34
今日はここまでで終わせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 14二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 08:13:22
☆
- 15二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 17:21:48
保守
- 16五寸釘25/04/10(木) 19:55:52
~~放課後、保健室にて~~
ミッドナイト「お待たせ釘貫ちゃん。今日は私が送るわよ!」
百合「ミッドナイト先生…!
今日は相澤先生じゃないんですね」
ミッドナイト「相澤君は今日忙しいから、私が代わりよ」
笑顔で部屋に入ってきた彼女の姿に、ベッドで勉強していた百合も笑顔になって言葉を返す。
百合「すみません。お手数おかけしてしまって…」
ミッドナイト「いいのよ。ほらはやくはやく!」
百合「あぁはい!」
百合は彼女の言葉に申し訳なさが混じった笑顔を浮かべて言うが、彼女は笑顔でそう返し、百合は少々慌てながらも明るい表情で支度を済ませるのであった。 - 17二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 22:41:26
先生達百合ちゃんをよろしくね……
- 18五寸釘25/04/10(木) 23:18:34
~~その後、ミッドナイトの車内にて~~
ミッドナイト「そういえば釘貫ちゃん。ヒーロー名は決まった?」
百合「あ…ごめんなさい。提出忘れてました…」
彼女の言葉に百合はしまったという顔をし、申し訳なさそうにそう返した。
ミッドナイト「じゃあ、名前自体は決めてある?」
百合「はい。実は…あの授業の時にはもう決めてたんですけど、この名前にした理由が理由だったので発表できなくて…」
ミッドナイト「あー…たしか相澤君からあの話を聞く前だったわね…
どんな名前にしたの?」
困ったような表情でそう言う百合に、彼女は微笑んで名をたずねる。
百合「英語の【ブレッシング】(blessing)です」
ミッドナイト「意味は【祝福】ね」
百合は微笑みながら名を答え、彼女も笑みを浮かべたままそう返した。 - 19五寸釘25/04/10(木) 23:18:48
百合「はい。…私に憑いている存在は、確実に私の個性に関わっています。
でも…私はこの個性を…その存在からの呪いではなく、祝福と思いたいんです。
…そう思いたいって、だけなんですけどね…」
百合は笑みを浮かべたまま肯定を返した直後、顔を引き締めて命名理由を話し、最後に不安の混じった微笑みを浮かべてそう告げる。
ミッドナイト「良い名前じゃない。
…大丈夫。貴女もみんなも、絶対守りきるからね」
百合「…はい…」
彼女は百合の話を聞いてもその笑みを崩さず、そう返しながら隣の彼女の頭を片手でそっと撫でた。
すると、彼女の表情からは不安が消え去り、彼女は純粋な微笑みを浮かべてそう返すのであった。 - 20五寸釘25/04/11(金) 00:26:03
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 21二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 08:08:55
百合ちゃんええ子や……
- 22二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 16:53:39
☆ゅ
- 23五寸釘25/04/11(金) 21:45:53
~~翌日の休日、百合の部屋にて~~
昼過ぎのこの時間。百合は自室で勉強机の椅子に座り、考え事をしていた。
百合(…見た目が怖いだけならそれでいい。
でも、もし本当に恐ろしい存在だとしたら…
……なにかされたはずのラグドールさんは元気そうだったけど、私を心配させないように隠してる可能性も…
…『私が姿や名前を知ってしまったらまずい存在』の可能性がある以上、自分で調べるなんて真似もできない。
……とりあえず、明日からみんなは職場体験だから、私は捕縛布の訓練だろうし…今日はゆっくり休んで明日に備え…)
「百合ー!相澤先生から電話だよー!」
百合「ぁ、はーい!」
その時であった。
自分を呼ぶ母の声が聞こえ、彼女は立ち上がって移動する。
百合「もしもし、お電話変わりました」
相澤『ああ、釘貫か。明日からのことで話しておかなきゃならんことがあってな。今良いか?』
彼女は母から自宅電話の受話器を受け取り、話し始めた。
百合「はい。捕縛布の訓練でしたよね?」
相澤『そのことなんだが…体育祭で緑谷とあたってた、普通科の心操って覚えてるか?紫色の髪の毛の』
『あつらえ向きの個性に産まれて!!望む場所へ行ける奴らにはよォ!!』
百合「…はい」 - 24五寸釘25/04/11(金) 21:46:04
彼の言葉を聞いた直後、彼女の脳裏に体育祭での心操の様子が過る。
ステージとあの席は距離が離れている関係上、普通の声量の会話は聞き取れなかったものの、その叫びが聞こえた彼女は彼が個性のことで悩んでいるということを理解し、『その結果尾白達を個性で無理矢理騎馬にした』と正確に予想することができた。
その際、出久が彼に怒気を孕んだ声で叫び、直後に動きが止まったという出来事も見ており、出久が叫んだ部分だけは聞こえていたため、『個性を発動するためになにか怒らせるようなことを言った』という予想もできていたが、同時に『そんなことをしてしまうほど彼は悩んでいるのだ』と理解していた。
故に彼女は、『彼の悩みを聞いて支えてやれないだろうか』と考えていたのだ。
彼女は彼の様子を思い出しながら、静かにそう返した。 - 25五寸釘25/04/12(土) 00:36:18
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 26二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 08:46:00
ほーしゅっしゅっしゅっしゅ
(保守) - 27五寸釘25/04/12(土) 16:44:00
これから今日の分投下していきますね!
- 28五寸釘25/04/12(土) 19:12:34
相澤『あいつにはヒーロー科編入の話があってな。急ですまんが、明日からお前とあいつの二人に教えることになった。
んで、お前があいつにあれを隠す時、苦労すると考えて、「機動力を向上させる方法について相談を受けた結果、俺が捕縛布の扱いを教えることになった」という嘘を考えてみた。
俺は担任の立場で、お前は俺が受け持ってるクラスの生徒だ。これなら違和感も少ないと思うんだが…まあ、そっちで別のもんを考えてもいい。
ギリギリになってもいいんでその時までに教えてくれ。合わせる』
百合「わかりました」
相澤『伝えるのが遅くなっちまってすまんな。
「心操もこれに参加する可能性がある」と、早めに伝えるか迷ったんだが…』
百合「…大丈夫ですよ。わかってます。
…早めに伝えることで、私がその日から職場体験の日まで、『心操さんを巻き込まないように』と、ずっと考え続けないようにしてくださったんですよね…?」
彼女は引き締まった表情でそう応えたあと、彼の言葉を受けて微笑みながら優しい声色で問い掛けた。
相澤『ああ。職場体験の期間中は、ずっと心操と同じ場所で訓練することになるからな。
その際、お前はどうしてもそう考えちまうだろうし、あんまり早く伝えようもんならその日からずっと考え込んじまうと思ってな。
お前に精神的な負荷が掛かる期間を無駄に伸ばしちまうのは避けるべきと判断した。
で、ここからは明日の登校時間についてだが…俺はあいつらを駅まで見送らにゃならん。
遅刻扱いにはしねぇから、HR開始の時間から20分程度遅く来てくれ』 - 29五寸釘25/04/12(土) 19:12:48
百合「20分程度ですね。わかりました」
相澤『最後に、今釘貫が使ってる携帯で、連絡に使えるメールアドレスは持ってるか?』
百合「ああはい。今後はそれで連絡を?」
相澤『そうだ。今回話したことは改めてそちらに送っておく。
誤魔化し方についてもそれで送ってくれ。
「こんな誤魔化し方はどうか」と相談してくれても構わない。抱え込むなよ』
百合「……はい」
百合は再び微笑み、優しい声色でそう返すのであった。 - 30五寸釘25/04/12(土) 20:08:35
~~後日、駅にて~~
相澤「全員コスチューム持ったなー?
本来なら公共の場じゃ着用禁止の身だ。落としたりするなよ」
芦戸「はーい!」
相澤「伸ばすなッ。『はい』だ、芦戸」
芦戸「はい…」ショボ…
相澤「くれぐれも、体験先のヒーローに失礼のないように。じゃあ行け」
A組一同「「「はい!」」」
~~解散後~~
出久「飯田君!…本当にどうしようもなくなったら言ってね」
お茶子「うんうん」コクコク
出久「友達だろ…?」
飯田「……ああ」 - 31五寸釘25/04/12(土) 21:44:32
~~その後、演習場入り口にて~~
相澤「よし、これで揃ったな。行くぞ」
心百「「はい」」(はい!)
彼は学校に戻ると同時にA組教室で待っていた百合にこの場へ来るよう連絡して心操と百合の分の捕縛布を取りに行き、百合はその間に演習場へ到着。
その後彼も到着し、校長室で待っていた心操を根津経由で呼び出し、結果心操が最後に到着することとなった。
そして三人は演習場に入り、特訓が始まる。 - 32五寸釘25/04/12(土) 23:22:47
今日はここまで終わらせたいと思います!
よければ明日も見に来てください! - 33二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 08:05:01
☆
- 34五寸釘25/04/13(日) 15:34:59
このあと今日の分を投下しますね!
- 35五寸釘25/04/13(日) 17:29:32
~~訓練中の演習場にて~~
心操(…そういやぁ、自己紹介とかやる間も無く始まったが…なんであいつも捕縛布を?)
入場後、二人はそれぞれ自分の分の捕縛布を渡され、着け方と使い方の基礎を教わり、それを身体で覚えるためにひたすら繰り返していた。
そんななか、彼はこの状況に違和感を感じており、動作の感覚を覚えながら考える。
心操(名前は…釘貫だったか…?
あいつも参加するって伝えられてなかったことに関しては、『捕縛布を教えるのにそんなこと関係ないから』。とか考えられるが……あいつの個性って片手が埋まってたよな?
相性悪い気がするんだが…『それでも教わりたいから』ってだけか?
まあ、今はこっちに集中し…しまった!)
百合(!?)
その時、彼は操作を誤り、隣で前方に向かって伸ばされた百合の捕縛布の方に自身の捕縛布を伸ばしてしまい、先の方で絡まってしまった。
心操「すまん!釘貫…で合ってるか?」
百合「あぁはい。釘貫百合です」
相澤「集中しろ。休んでる暇ねぇぞ」
心百「「はい!」」
その様子を後ろで見ていた彼がそう告げ、二人は急いで解きにいくのであった。 - 36五寸釘25/04/13(日) 19:24:05
~~その後、演習場にて~~
相澤「今日はここまで。あとは適当な場所で着替えて帰れ」
百心「「はい!」」
下校時間であることを確認した彼が訓練の終了を告げたことで、二人は捕縛布を彼に返却して帰り支度を始めた。
百合「心操さん」
心操「なんだ?」
百合「…いつでも相談してくださいね」
心操「!?……考えておく」
相澤の指示で荷物を全て持ってきていた二人はそれを持ち上げる。
そして、心操が着替えに行こうとしたその時、百合は彼を呼び止め、微笑みながらそう告げた。
彼女の言葉の意味を彼は理解し、動揺しつつも言葉を返す。
心操「…釘貫」
百合「はい」
心操「あー…いや、なんでもない」
百合「わかりました」
その後、彼は少し歩いたところで振り替えって名前を呼び、気まずそうな顔でそう言った。
そんな彼の言葉に、彼女は笑みを浮かべたまま返すのであった。 - 37五寸釘25/04/13(日) 22:17:58
~~訓練二日目、演習場にて~~
百合の心.中はとても穏やかなものであった。
訓練期間に入る前は『なんとしてでも隠さなければ』と身構えていた彼女であったが、初日の訓練終了後、心操に自身の状態に関する情報が一切渡っていないことに気付いた彼女は同時に『この状態ならそこまで身構えなくてもいい』ということにも気付き、その結果『これなら心操を支えてやれる!』となり、彼に声を掛けたのだ。
しかし、訓練中はそのことに気付いていなかったため、操作ミスこそしなかったものの、完全に集中できていた時間が長かった心操と比べると技量が劣っていた。
二日目である今日この日は初日の基礎を用いた応用編であったが…
百合「うわぁ!?」
技量が劣っていたことが災いし、本日の訓練ス タート一発目から自身の捕縛布で自身を雁字搦めにしてしまった。
心操「!?…大丈夫か?」
百合「…た、助けてください…」
隣でまだ実践する前だった彼は彼女の悲鳴を聞いて驚き、バッと彼女の方を見て声を掛ける。
しかし、彼女は自分でほどけないレベルで動けなくなっており、倒れたまま困った表情で二人に助けを求めた。
相澤「待ってろ。今ほどいてやる。
悪いが心操も手伝ってくれ」
心操「えっ、俺異性なんですが…」
相澤「釘貫には悪いが、二人でやった方が早いんだよ。早くほどけばそれだけ訓練のタイムロスがなくなる。
お前がこうなったらこいつと俺でほどくぞ」
心操「わかりました…」
それを二人の後ろで見ていた彼が百合に近付きながらそう告げ、その言葉に心操は『いや指導してる相澤はともかく同級生の自分は手伝っちゃいかんでしょ』ということで戸惑うが、彼の言葉に覚悟を決めてそう返した。
その後、百合は二人にほどいてもらうことで解放され、そもそもの難易度が高いことで心操が自身を雁字搦めにしてしまうこともあったが、無事相澤と百合に救出されるのであった。 - 38五寸釘25/04/13(日) 23:50:41
~~心操解放中にて~~
百合「…」ホバクフイジイジ
拘束心操「それにしても、イレイザーはよくこれを使いこなせましたね…
イレイザーが六年も掛かって習得した物を…俺なんかが本当に扱えるようになれるんですか?」
百合「六年!?」
拘束心操「?そっちは聞いてなかったのか?」
百合「初耳です…そんなに掛かってたんですね…」
相澤「俺は0から独学で六年だ。ノウハウがあるのと無いのじゃ違う。
…俺やお前のような人間はなぁ、いざって時、一人でどうにかできなければ死ぬだけだ。
言った通りに練習しろ。
…俺は、無駄なことに時間を掛ける人間じゃない」
彼女にこの言葉を聞かせた場合、その心に対し、更に負荷を与えてしまう可能性があることを彼はわかっていた。
だが、彼の個性には心操同様、物理的な攻撃力がない。
心操と彼は同じ立場であるが故に、心操が将来死.なぬよう、捕縛布の扱いを完璧に覚えることの重要さを説かなければならなかった。
彼は心を鬼にしてそう告げ、心操を拘束している捕縛布をほどくことで彼を解放した。
百合(もっと…強くならないと…!)
彼が解放されたことを確認し、元の位置に戻った彼女は、その言葉を聞いたことで改めて『絶対にみんなを守る』という強い意志を胸に、自身が身につけている捕縛布を強く握り締めるのであった。 - 39五寸釘25/04/14(月) 00:49:14
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よければ明日も見に来てください! - 40二次元好きの匿名さん25/04/14(月) 08:12:38
☆
- 41二次元好きの匿名さん25/04/14(月) 17:11:03
(๑ •̀ω•́)۶ファイト!!
- 42五寸釘25/04/14(月) 19:35:36
これから今日の分を投稿しますね!
- 43五寸釘25/04/14(月) 20:02:08
~~夕方の学校内。仮眠室にて~~
塚内「突然お邪魔して悪かったね。オールマイト」
オールマイト「いぃや構わないさ塚内君。
で、なにかわかったのかい?」
塚内「USJを襲撃した奴らのなかに、君が撃退した、脳無と呼ばれる敵がいただろう?」
オールマイト「あの手強かった奴か…」
塚内「その脳無のDNAを検査してみたんだ」
オールマイト「DNA検査?」
塚内「ああ。操作協力を依頼してるでもないし、情報漏洩になるが…君には、伝えなくちゃと思ってね。黒幕への手掛かりだ」
オールマイト「!」
塚内「専門施設で、脳無を調べさせてわかったことなんだが、奴は口がきけないとかじゃない。
何をしても無反応。文字通り思考停止状態。
奴の素性だが、障害恐喝の前科持ち。ただのチンピラであることがわかった」
オールマイト「それが…黒幕への手掛かりだと」
塚内「よく聞いてくれ。報告によると、このチンピラの身体には、全く別人のDNAが、少なくとも四つ以上混在している」
オールマイト「四つ以上のDNAが混在…人間かそれ?」 - 44五寸釘25/04/14(月) 20:03:23
塚内「全身薬物等で弄くり回されているそうだ。
安っぽい言い方をすれば、複数の個性に見合う身体に調整された、改造人間。
脳の著しい機能低下は、その負荷によるものだそうだが、まあ本題は、身体の件よりDNA。個性の複数持ちの方。
…DNAを取り入れたって、馴染み浸透する特性でもない限り、個性の複数持ちなんてことになりはしない。OFAを持った君なら、わかるだろう。
恐らく、個性を与える個性を持つ者がいる」
オールマイト「!?…まさか…!」
塚内「…状況から見て、そう考えるのが妥当だと思う。…だからこそ、君に伝えなくちゃと思ったのさ」
オールマイト「……再び動き出したのか……あの男が…!」 - 45五寸釘25/04/14(月) 21:00:25
~~その日の夜。百合の部屋にて~~
百合(?なんだろう?)
彼女が明日の訓練に向けてイメージトレーニングをしていたところ、携帯の通知音が鳴り、彼女は携帯を確認する。
すると、画面に表示されていたのは相澤からのメール通知であった。
相澤『明日からの登下校についてだが、俺が送り迎えすることになった。家の前で待っててくれ』
百合(…?…私の精神状態を考えてこうなったのかな…?)
彼女はそのメールを読んだあと、少し考えて首を傾げながらも返信を送るのであった。 - 46五寸釘25/04/14(月) 21:05:09
- 47五寸釘25/04/14(月) 23:46:32
~~訓練三日目の朝。百合の自宅前にて~~
相澤「釘貫、こっちだ」
百合「先生…本当に来られたんですね…」
相澤「詳しい話は中でするぞ。早く乗れ」
百合「あぁはい…!」
あのあと、百合はメールで教師陣が学校に来る時間に合わせて待ち合わせることを指示され、今までよりも早い時間に家を出た。
すると、家のすぐ近くで待っていた彼が彼女に声を掛ける。
その光景に困惑する彼女に彼は再び声を掛け、彼女は彼の車に乗り込んだ。
~~その後、車内にて~~
相澤「突然すまんな。心操の登校時間もまだ先だ。着いたら保健室で寝てていいぞ」
百合「はい。……あの…」
相澤「なんだ?」
百合「…今日から『こうなった』理由って、私が聞いても問題ありませんか?」
雄英高校に向かう途中、彼女は困惑した表情で彼にそう問い掛けた。
相澤「ああ。…実は、俺達教員でお前を護衛することになってな」 - 48五寸釘25/04/14(月) 23:46:46
百合「護衛ですか…?」
その言葉を聞き、彼女は険しい表情で返す。
相澤「USJでの襲撃、覚えてるだろ。
あれを指示した黒幕が、お前を狙っている可能性がある」
百合「!?」
相澤「そいつは『個性を奪う個性』を持っていてな、お前の個性は極めて特殊だ。
USJの時にはお前の個性を把握していなかった可能性が高いが、体育祭は全国中継。
それをそいつが見ていた場合、その仕組みがわからずとも、お前の個性が特殊で強力なものということは一発でわかる。
そうなれば、お前の個性が狙われる可能性が高い」
百合「だから護衛を…」
相澤「ああ」
百合「……早く、強くならないとですね…」
相澤「…お前が送迎理由について考えすぎないよう伝えただけだ。あまり気負うな。
今回の奴らは結局のところ、ただの敵だ。
最終的に物理攻撃でどうにかできると確定している以上、俺達がブチのめせばいい。
お前は余計なことを考えず、あいつらに追いつくことだけを考えろ。
お前らのことは俺達が必ず守り抜く。いいな?」
百合「…はい…!」
険しい表情で呟く彼女に彼はそう告げた。
彼女はその言葉に、『一秒でも早く強くなる』という強い意志の籠った表情で返すのであった。 - 49五寸釘25/04/15(火) 00:33:44
今日はここまでで終わらせたいと思います!
よかったら明日も見に来てください! - 50二次元好きの匿名さん25/04/15(火) 08:20:04
保守