- 1◆AaXDbFpS7A25/04/10(木) 18:02:06
- 2◆AaXDbFpS7A25/04/10(木) 18:15:07
「よし! 分かった! じゃあ行こうか!」
「! ありがとうございます! えへへ……楽しみだなぁ……」
「……? 今から行くけど……」
「……え?」
🚗
「本当に、いいんすかね……今日、普通に平日っすけど……」
「シオンは真面目だなぁ。むしろ、たまにはいいじゃないか。先生には俺が言っておくよ」
「う〜ん……けど……」
「──シオン。」
「は、はいっ! なんすかっ?」
「……俺が、君と出掛けたかった。君の誕生日を祝いたかった。今日の授業内容は後日、トレーナーである俺が責任持って教える。……今日は、楽しんでほしいんだ」
「……ずるいっす……」
「あぁ、大人はずるいもんだよ。……言い訳の内容は、りんごの栄養価についての調査ってことにしておこう」
「……それ、今考えたっすよね」
「……バレたか」
「……ふふっ」「あははっ」
(……あたし、やっぱり好きだなぁ……この人のこと)
- 3◆AaXDbFpS7A25/04/10(木) 18:24:14
- 4◆AaXDbFpS7A25/04/10(木) 18:35:27
- 5◆AaXDbFpS7A25/04/10(木) 18:45:54
「「ご馳走様でした」」
「トレーナーさん、ありがとうございました。とっても美味しかったっす!」
「こちらこそ。……でも、なんだかんだ、シオンの焼いてくれたアップルパイが1番好きかな」
「! ……えへへ……じゃあ、また焼いたら一緒に食べてください」
「あぁ、もちろん。……改めて、シオン。誕生日おめでとう」
「……ありがとうございます。もっと、貴方の担当ウマ娘として、胸の張れる強いウマ娘になってみせるっす!!」
「あぁ! 俺ももっと、君が最高のプリンシパルになれるよう、努力を続けるよ」
今日は4月10日。シオンの誕生日。彼女のお祝いにアップルパイを食べた。今日の何気ないひとときは、ひたむきに努力し続ける彼女の日々を少しでも暖かく、甘いものに出来たなら俺は嬉しく思う。
これからも共に──君というプリンシパルが、華麗に舞い、業火のような走りが見られる日々を過ごせますように。
──────Fin.
目茶苦茶久し振りにSS風を書いたので短めに切り上げます!
ウインバリアシオン、誕生日おめでとう! - 6二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 18:51:17
良質SSありがとう
- 7二次元好きの匿名さん25/04/10(木) 18:54:34
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