- 1二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:37:31
- 2二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:38:42
ミネサクを期待して埋め。
- 3二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:42:01
サ「…持ち物も…大丈夫そうですね…」
ピロン
サ「?」
サ「マリーからメッセージですね」
------
サクラコ様、ミネ様
すみません。風邪を引いてしまったようで、今朝方熱がある事がわかりました。
すぐにセリナ様が診てくださいまして、薬を服用し症状が落ち着いているため、1日安静にすれば大丈夫との事でした。
ご心配をおかけしてしまい、申し訳ございません。
私のことは気にせず、今日はお二人で楽しんで下さい。
------
サ「マリー…貴方がいないのは残念ですが…行ってきますね」
------
マリーへ
承知しました。ご自愛くださいね。
また、何かあればすぐに連絡して下さい。
------
サ「よしっと…それでは行きますか」 - 4二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:43:25
最近供給なくて困ってたんだ
ありがとうございます - 5二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:44:37
ピロン
ミ「マリーさんが風邪を…いつもであればお出かけは中止して救護と行きたいところですが、セリナが付いてくれているのであれば安心ですね」
------
マリーさんへ
こちらも承知しました。お身体に気をつけて下さい。早く治ることを願っています。
------
ミ「時間ですね…行きましょう」
サクラコ・ミネ
「ミネ団長と 2人きりですね…」」
「サクラコさんと
「「……」」
((これってもしかして…))
((デート…ですか!?)
ですね///) - 6二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:48:56
マ「…セリナ様、急なのに看病までしていただいて、ありがとうございます」
セリナ「いえいえ、大丈夫ですよ。これが私達救護騎士団のお仕事ですから!」
セ(今団長をこちらに向かわせるわけには行きませんからね。マリーさんには申し訳ないですが、絶好の機会です。団長…頑張って下さい!) - 7二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:51:07
ミ(待ち合わせ場所はここ…ですね、時間もまだ30分あります)
ミ(ふぅ、落ち着くのです、ミネ!これはただのお出かけです。なにもやましいことはないのです)
ミ「…」
ミ(私は何を期待しているのでしょうか…)
ミ「すぅーっ、はぁー」
ミ(…それにしてもこの公園は高台にあるだけあって、眺めが良いですね)
フラフラ
ミ「あれは…」 - 8二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:11:08
サ(…ここで合っているのでしょうか?)
サ(シンボルがある噴水ってこのヘンテコな形のやつですよね?)
サ(せっかくマリーが写真まで送ってくださってるのに開けません…)
サ(あぁ心配です…大丈夫ですよね?)
サ(このままではミネ団長に待ち合わせも出来ない人だと思われてしまいます…挙げ句の果てには救護──
トントン - 9二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:12:30
ん、期待
- 10二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:14:30
てっきりマリーの仮病だと思ったけどしっかり風邪引いてるのか
- 11二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:15:42
サ「うひゃぁ─
ミ「…」
ミ(可愛い///)
ミ「サクラコさん、おはようございます」
サ「あ、あぁミネさんでしたか、おはようございます」
ミ「マリーさんは残念ですが…今日はよろしくお願いしますね」
サ「そうですね、マリーにはお土産でも買っていこうと思います。まだ時間は早いですが、行きましょうか。よろしくお願いしますね♪」
ミ(シスターフッドの服装とは違って私服のサクラコさんは一層と柔らかい雰囲気を纏っていますね。可愛らしいです///) - 12二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:22:34
─トリニティ郊外─
サ「ふぅ、着きましたね!」
ミ「中々時間がかかりましたね」
ミ「それにしても、郊外に行く機会があまり無いので、風景や街並みが新鮮に感じて退屈しませんでした」
サ「私もトリニティ郊外については来る機会が無かったので、実際目にするのは初めてですね」
ミ「そういえば…今日のプランはマリーさんが主に考えてくれていましたよね?」
サ「…そうですね」
サクラコ・ミネ
「「…」」
ミ「マリーさんから何か聞いていますか?」
サ「多少の日程は聞いていますよ」
サ「まずは早いですが、お昼ご飯にします」
サ「マリーが頑張って予約してくれた大人気のお店が…あちらの街中にあるようです。行きましょう!」
ミ「…方角は合っていますよね?」
サ「大丈夫です」 - 13二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:31:03
──いらっしゃいませ〜
サ「3名で予約していた伊落ですが、すみません、諸事情で2名です」
承知いたしました。こちらの席へどうぞ──
ありがとうございます。
ミ「古風な店構えだと思っていましたが、内装もかなり年季が入っていますね」
サ「なんでもここは、トリニティ総合学園が統合される前からある、歴史の長いカフェみたいですよ」
ミ「それがこれ程綺麗な状態で今もあるという事は、とても大切にされてきた憩いの場なのですね」
サ「歴史や文化を重んじる私達も見習わないといけませんね」
サ「…時間も限られていますし、早速注文しましょうか」 - 14二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:35:24
ミ「おすすめは…ハンバーグドリア、一番人気はビーフシチューにバゲットのセットですか、…悩みますね」
サ「でしたら、私と少し分け合いませんか?」
ミ「よろしいのですか?」
サ「はい!私もちょうど迷っていた所でしたので。注文してしまいますね」 - 15二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:41:13
──お待たせいたしました
サ「とても美味しそうですね♪」
ミ「料理は見た目も大事と言いますが、お店の雰囲気ともマッチしています。長年愛されている理由がわかりますね」
ミ「記念に写真を」
サ「!」
サ(わ、私も撮っておきますか)
サ(…せっかくですし、皆さんが良くやっている、じどり?とかいうのをやってみますか)
ミ「…」 - 16二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:58:12
ミ「サクラコさん?スマホを天に掲げて何をしているのですか?せっかくのお料理が冷めてしまいますよ」
サ「すみません。せっかくなのでじどりというやつを撮ろうと思っているのですが、撮り方がわからず…」
ミ「…」
ミ「カメラ部分を反対に向けるのではなくて、右下にあるマークを押すのですよ」
サ「…?」
ミ「貸していただけますか?」
サ「どうも疎いようで…お願いします」
ミ「では、撮りますよ」 - 17二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 01:10:44
サ「…はい」
ミ(サクラコさんのぎこちない表情……)
ミ(それにこの構図は…デートしているような感じですね///)
サ「…一緒に映らないのですか?」
ミ「えっ?」
サ「せっかくなので、じどりをしていただけませんか?」
ミ「…わかりました、私もあまり撮ったことはないので、あしからず」
ミ「…」
ミ「撮れましたよ」
ミ(意識してしまいますね。我ながら表情が硬いです…)
サ「わぁ!ありがとうございます♪大切にしますね」
ミ(大切に、ですか…) - 18二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 01:39:40
ミ「それでは早速、頂くとしましょう」
サクラコ・ミネ
「「いただきます」」
パクっ
ミ「とても美味しい…」
サ「学園内の食堂もかなりの物ですが、同等かそれ以上の逸品ですね!」
サ「ミネさんもどうぞ!」
ミ「!?」 - 19二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 01:50:40
ミ(こ、これは…サクラコさんの使っていたスプーン///)
ミ(そのまま私に差し出しているということは…こ、このまま食べてほしいと言うことですか!?)
サ「…ミネさん?」
ミ(落ち着きましょう。大丈夫です。ただ目の前に差し出されているものを口に含むだけです。そこに何の意図もありません)
ミ「…では、いただきますね///」
サ「?」
サ(頬を赤らめて、どうしたのでしょう?) - 20二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 02:06:39
パクっ
ミ「……」
ミ「…とても、美味しいですね///」
ミ(…あぁ、間接的にもサクラコさんの口に触れていたものを///)
ミ(恥ずかしすぎて、味なんて分かりませんよ!サクラコさん!)
サ「そうですよね!」
サ「ふふっ、それでは私ももう一口…」
サ「……」
サ「………///」 - 21二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 02:18:33
サ(ミネさんと…スプーンを…共有してしまいました///)
サ(ええい、今更もう遅いです!意識してはダメです。落ち着いて、落ち着くのです)
カタカタ
ミ「…サクラコさん?手が震えてますけど、大丈夫ですか?」
サ「えぇええ、だ、だだいじょうぶですよ!」
ミ(…気付くのが遅いですよ、サクラコさん///) - 22二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 02:24:57
ミ(私も少し分けましょう、あいにくこちらは一口サイズに千切ってあるので、間接とかないですからね。大丈夫です)
ミ「サクラコさん、こちらもどうぞ」
サ「あ、ありがとうございます///いただきますね」
サ(ふぅ、意識してはダメです。ただ差し出されているものを食べるだけです)
サ(…やっぱり恥ずかしいです///でも食べないわけにはいきません)
サ(こうなれば、目をつぶってしまいましょう)
パクっ ふにっ - 23二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 02:49:09
間接キス…いいね…
- 24二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 09:13:36
ミ(サクラコさんの唇が…指に///)
サ「んっ!とても美味しいです♪ミネさんありがとうございます」
ミ「…い、いえ。良かったです///」
───
サ「とても美味しかったですね♪」
ミ「はい…」
ミ(私はそれどこではなかったですが)
ミ「マリーさんもご一緒したかったですね…」
サ「マリーには別の機会にご馳走しましょう」
サ「次は大型デパートでショッピングです。ミネさんはどこか行きたいお店ってありますか?」
ミ「…そうですね、それでは医薬品を見てもよろしいですか?」
サ「勿論です!行きましょうか」 - 25二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 09:29:58
ミ「流石に大きいですね」
サ「医薬品ってこんなに売り場が大きいんですね」
ミ「都市部には及びませんが、あまり見ないものも置いてあるようですね…これは少々お時間がかかってしまいます」
サ「どれも同じようなものに見えますね」
ミ「!!」
ミ「その言葉は聞き捨てなりません!」
ミ「この薬とあちらの薬は──
サ「あ、え── - 26二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 09:41:41
サ「──ほう、それではこれは?──」
ミ「──ということなのです」
サ「─勉強になります」
ミ「…」
ミ「…すみません、つい熱が入ってしまって。語りすぎてしまいました」
サ「いえいえ、ミネさんがこんなにも熱くなるものがあるんだなと思いまして」
サ「こういった知識は疎いもので、とても興味深かったです。ありがとうございます」
ミ「気付けば結構時間がかかってしまいましたね」
サ「では、次の場所へ──
ズコッ - 27二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 09:45:07
──うわあああん
もう、急に走っちゃダメってお母さん言ってたでしょ?
ミ「早速ですね」
ミ「大丈夫ですか?」
いたい─
ミ「擦りむいてはいますが、軽いですね」
お姉さんは?
ミ「救護を志すものですよ」
ミ「消毒して…この絆創膏を貼って…」
ミ「…」
ミ「…ふぅ」
ミ「いたいのいたいの飛んでけ〜」
ミ「…どうですか?」
─うん、いたくなくなってきた!
ごめんなさい、ありがとうございます。 - 28二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 10:03:27
ミ「いえ、次はちゃんとお姉ちゃんの言う事を聞くのですよ」
ミ「約束を守れるなら、私とハイタッチです」
わかった!お姉ちゃんありがとう!!!
ミ「お気をつけ下さいね」
サ(…今服装は違いますが、白衣の天使とはミネさんのような方を指すのですね///)
サ(やっぱり素敵な方です///)
ミ「ごめんなさいお待たせしました。行きましょうか」
サ「…えぇ///」 - 29二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 11:48:14
サ「もう少しですよ」
ミ「かなり遠くの方に来ましたが、何があるのですか?」
サ「うふふ、ミネさん、(お祈りの素晴らしさをお伝えするために)貴方と来たかったところがあるのですよ」
ミ「わ、私とですか?」
ミ(こ、これは///…いえ、サクラコさんの事です。何か深い意味があるはずです)
ミ(…深く考えれば考えるほど、意味がわかりません!言葉通りに受け取って良いのですか!?)
サ(ミネさんには、お祈りの素晴らしさ、神にお仕えすることの素晴らしさを知ってもらいましょう)
サ「さぁ着きました!ここです!」 - 30二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 13:15:01
ミ「教会…ですか?」
サ「そうです!ここは凄く有名な場所で、ドラマの撮影等にも使われているのですよ!」
ミ「…どこかで見覚えがあると思いましたが、そういう事でしたか」
サ「私も来るのは初めてですが、やっぱり目の前にすると気分が高揚しますね!」
サ「さぁミネさん、一緒に行きましょうか!」
ミ「え、えぇ」
ミ(おや、あれは?)
──キャンペーンやってまーす
ミ(?)
ブライダルキャンペーンやってまーす
ミ(ぶらいだる!?) - 31二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 13:18:07
サ「おや、何かやっていますね」
ミ「あ、ちょっ、サクラコさん!」
カップルの方ですか?
サ「…うぇえ!?か、かっぷるですか!?」
ミ(はぁ…)
カァ
サ「…そ、そう見えますか?///」
ミ(サクラコさん!?)
あら!お熱いですね〜
サ「え、あ、い、いや、そういうわけでは///」
結婚式を挙げるなら、是非こちらの教会でお願いしますよ!パンフレットと…このアロマキャンドルを差し上げているので、どうぞ! - 32二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 13:19:16
サ「え、あ、ありがとうございます」
ミ「もうサクラコさん!あんまり離れないで下さい」
すみません、お邪魔でしたね。それではお楽しみ下さい。因みにあちらの聖堂で一緒にお祈りを捧げると…結ばれるとかなんとか
ミ「む!?むすばれる!?」
こちらの教会はカップルに人気の教会でして…ご一緒に来られる方はほとんどがカップルの方です。
そして皆さんこちらでお祈りを捧げ、未来永劫結ばれる事を願っていくのです。
サ(そうなんですか!?知らなかったです///)
サ(ミネさんと…未来永劫…結ばれる…)
サ(///)
ミ(サクラコさんはここに私と来たかった…)
ミ(もうそういうことですよね!?)
ミ(良いんですよね!?サクラコさん!)
サ「…ミネさん、お祈り…捧げていきましょうか///」
ミ「は、はい。よろしくお願いします///」 - 33二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 13:55:09
ミ「…」
ミ(叶うのであれば、サクラコさんと未来永劫結ばれますように…)
ミ(私は願いましたよ、サクラコさん)
ミ(あわよくば、貴方も私と同じ願いであって…ください)
サ「…」
──
ミ「…とても素敵な教会でしたね///」
サ「…そうですね///」
サクラコ・ミネ
「「……」」
サクラコ・ミネ
((気まずい…)) - 34二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 14:22:18
ミ(教会を色々と見学していたらかなりの時間が経ってしまいました)
サ(教会を見学できたのは良いですが、あまり会話が弾まなくなってしまいしたね…)
ミ「もうこんな時間ですね…」
サ「…そうですね」
ミ「帰る時間もありますし、夜ご飯は近くで済ませてしまいましょう」
──いらっしゃいませ〜
──ありがとうございました〜
ミ(やはり気まずい…このままでは後味が悪いまま終わってしまいます)
ミ(邪な考えは捨てて平常心を保つのです。でないと、せっかくの今日が無駄になってしまう…)
ミ「それにしても、この時間にしてはかなり暗いですね」
サ「確かに…ん?」 - 35二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 18:08:55
ミ「降ってきてしまいましたね」
サ「今日の天気は終日晴れと聞いていたのですが…」
ミ「しょうがないです。風邪を引いてしまう前に近くの駅まで走りましょう」
サ「ん?ミネさん!あそこにお洒落なお城がありますよ!」
ミ「っ!?」
サ「しかも休憩できる場所みたいです!入りましょう!」
ミ「サクラコさん!?待って下さい!そこは…」 - 36二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 18:23:27
サ「ふぅ。本格的に降る前に入れたのは良いですが、結構濡れてしまいましたね」
ミ(つられて入ってしまいましたが、私の知識が正しければこの場所は…)
サ「!」
サ「ミネさん!見てください!いろんなお部屋にカラオケや映画まで楽しめる施設みたいですよ!」
ミ「…」
サ「そしたら、とりあえずこのお部屋にしましょう!」
サ「丸いベットなんて面白いですね!」
ミ「…」
サ「受付は── - 37二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 18:44:01
サ「ふぅ、中々複雑な入室の方法でしたね」
ミ「…ソウデスネ」
サ「…ミネさん?そんなに硬くなってどうしたんですか?」
ミ「イエ、ナンデモアリマセンヨ」
サ「?」
ミ(サクラコさんに本当の事を告げられずに部屋にまできてしまいました)
ミ(純粋無垢なサクラコさんを騙している様で胸が痛いです…)
ミ「とりあえず、服を洗濯しましょう。それに身体も濡れているので、風邪をひかないようにお風呂で清潔にします」
サ「そうですね!わかりました」 - 38二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 19:05:32
ミ「サクラコさん、お先にどうぞ」
サ「?」
サ「それではミネさんが風邪を引いてしまうかもしれません」
サ「お風呂も広い様なので一緒に入りましょう♪」
ミ(はぁ、サクラコさんの優しが身に染みますが、それではダメなのです)
ミ(…私はどうすれば良いのですか!?)
サ「ほら!行きますよ!」
ミ「…はい」 - 39二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 19:25:19
ミ(!?)
ミ(お風呂あまり広くないですよ!?別の部屋と間違えていませんか!?)
サ(先ずは身体を流してっと)
ミ(……)
ミ(トリニティの大浴場で何度かご一緒はしているのです…ですが、今は2人きり…状況が状況です)
サ「思っていたより狭いですね…」
ミ「そうですね…」
ミ(私達2人入るのが精一杯。それもそのはず…ここはそういう建物ですから///)
ミ(目を開けば目の前にサクラコさんが///)
ミ(目を閉じてもサクラコさんの柔らかい肌が常に触れ合っている状況///) - 40二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 20:30:25
ミ(これはマズイです…理性を保つのです。いくら好きな人と入っているとはいえ、同意も無しにそんな…)
ミ(…でもここに一緒に入って、一緒にお風呂という事は…同意していると同義では?)
ミ(ダメです。そんな事をしては!ああ、考えがまとまりません。どうすれば)
ミ(身体が熱い…のぼせる前に出ましょう!)
ミ「出ますね!」
サ「…早くないですか?」
ミ「大丈夫です。それでは──
サ「お待ち下さい。お背中お流ししますね」
ミ「っ…お願いします」
ミ(何かを起こしてしまう前に出ようと思ったのですが、サクラコさんの申し出を無下にする訳にはいきません。無心で乗り切りましょう) - 41二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 21:28:56
サ「ふんふ〜ん♪」
ミ(無心、無心です)
サ(ふふっ♪今日でミネさんと大分仲良くなれた気がしますよ!)
サ(それにしても…)
サ「ミネさんのお身体はとても凛々しいですね。私はか細いので、羨ましいです」
ミ「サクラコさん、何を言っているのですか?貴方のその綺麗なお身体は華奢というのですよ。私には持ち得ないものです。誇って良いものですよ」
サ「いえそんな…ありがとうございます。ミネさん」
サ「羽の方も丁寧に洗って行きますね♪」
ミ「あっ、いやそこは///」
ミ「ひゃ///」
サ「!?///」 - 42二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 21:51:20
サ「ご、ごめんなさいミネさん。お嫌でしたか?」
ミ「いえ、その、羽の付け根は…びんかんで…」
サ「そうなんですね…知らなかったです///」
サ「では、先の方だけでも綺麗にいたしますね」
サ「よしっ、終わりましたよ。では次、お願いしますね」
ミ「次?…あぁ、そ、そうですね」
ミ(やってもらったのですから返すのが普通でしょう。…頭が働きません)
サクラコ・ミネ
「「…」」
ミ(本当に綺麗なお身体をしていますね。まるで宝石の様です。) - 43二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 22:15:57
サ「──」
ミ(それでもこの華奢なお身体であのシスターフッドを率いているのですから、すごいお方です)
サ「─さん?」
ミ(…ほんとうに美しい)
サ「ミネさん?」
ミ「は、はいどうしました?」
サ「ずっと無言で…何か気になりますか?」
ミ「いっ、いえ!?大丈夫ですよ!?」
ミ(百鬼夜行で見た見返り美人図… 当時の画家さんも今の私と同じ気持ちだったのでしょう) - 44二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 22:50:52
ミ「!?」
ミ(鏡に反射して…)
ミ(サクラコさんのお身体が前後から見放題に!?)
ミ(動揺してはいけません!先ほども少し見たでしょう///)
サ「ミネ…さん?その…えっと…」
サ「ジロジロ見られると…恥ずかしい…です///」
ミ(…すぅーっ)
ミ(よし、襲ってしまいましょう。サクラコさんが悪いんですから──
ミ「…」
ミ「……」
ミ「…終わりましたよ」
サ「ありがとうございます」
サ「それでは髪も洗って、出ましょうか─ - 45二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 23:02:26
サ「これを着れば良いんですかね?」
ミ「そうですね、お風呂を出た後はそのままこれを着るみたいです。バスタオルの役割もあるみたいなので」
ミ「そして、お洋服を洗濯にかけましょう──
サ「…よしっと」
サ「後はお部屋でゆっくりしましょうか」
ミ「…そうですね///」
ミ(もはや意識しない方が失礼なのでは!?)
サ「ふふっ♪丸いベット…ふかふかですし、新鮮で面白いです」
ミ(…人の気も知らないで、無防備すぎます///) - 46二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 23:29:01
サ「ん?何かボタンがありますね」
ポチッ
サ「…ピンク色のライトに、なんだかベットが回り始めましたよ」
サ「ふふっ、面白いですね♪」
ミ(ここがどの様な施設で何をするところなのか説明したら、どのような反応をしてくれるのでしょう…)
ミ(いえ、サクラコさんには純粋無垢なままでいてほしいです)
ミ(いつか貴方に訪れるであろうその日まで…)
ミ(願くばそのお相手は私で─ - 47二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 23:39:42
ミ ─それは過ぎた願いでしたね)
サ「ミネさん」
ミ「はい!?」
サ「今日は急遽マリーが来れなくなって、どうなることかと思いましたが、とても─
サ「楽しかったですね!」
ミ「ええ、そうですね。私もこんなに休日を充実して過ごせたのは久しぶりです」
ミ「サクラコさん、ありがとうございます」
サ「こちらこそです」 - 48二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 23:50:40
サ「振り返ってみれば…お昼ご飯美味しかったですね」
ミ「次の機会があればまた別のメニューを食べてみたいですね」
サ「次に医薬品売り場に、ミネさんの救護を間近で見られました。カッコよかったです///」
ミ「当たり前のことをしたまでですよ。もちろんサクラコさんにも何かあれば直ぐに救護いたしますので」
サ「それに教会…教会///」
ミ「ちょ、そんな目で見ないで下さい!こっちまで恥ずかしいじゃないですか///」
サ「そういえば─
サ「ミネさんは何を願ったのですか?─
ドキッ - 49二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 00:13:14
ミ「……」
ミ「…サクラコさんは…何を願ったのですか?」
サ「…私から聞いたのですから、私から答えるのが礼儀ですよね」
サ「私は──
ミ「……」
ミ「…ずるいですよ」
サ「恥ずかしいですもん!」
サ「乙女には一つや二つ秘密があるものです!」
ミ「…流石はシスターフッドですね」
サ「もう!ミネさん!」
ミ「ふふっ、冗談ですよ。ただその代わり、私も心の奥にしまっておきます──
ミ「今は」 - 50二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 00:25:19
ミ「それにしても、雨が止む気配がありませんね」
サ「そうですね…」
ミ「しょうがないです。今日は泊まっていきましょう」
サ「そうですね。明日の朝早く出ていきましょう」
ミ「結構な長旅で疲れたでしょうから、寝ますか」
ミ(よし、このまま何事もなく終わるのです。何かがあってからでは遅いですからね!)
サ「…寝る時の服がありませんね」
ミ(しまった…バスローブはあくまでも風呂上がりに着るもので、寝る着物ではない)
ミ(下着もまとめて洗濯してしまったので、替えもない…)
ミ(気は進みませんが、ここはそういう施設です。下着の類も売っているでしょう)
ミ「しょうがないで、建物内にあるでしょうから購入しにいきましょう」
サ「行きましょう♪」 - 51二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 00:43:27
ミ(…///)
ミ(そうですよね…大胆なものしか売っていないですよね…)
サ(こ、ここれは!?ななんでしょう!?)
サ(これが下着だとでもいうのですか!?)
ミ(背に腹は変えられません。出来るだけ布面積の多い物を購入していきましょう)
ミ「サクラコさんは少し離れたところで待っていて下さい」
サ「は、はい///」
ミ(くっ、この薄いキャミソールと下着の組み合わせが一番無難ですね)
ミ「お待たせしました、戻りましょうか」
サ「は、はい」
サ「ミネさん…なんだか凄い下着ばかりでしたが、どういう事なのでしょう///」
ミ「…」
ミ「今は…ああいったものが…流行りみたいですよ…」
サ「…そ、そうなのですね、マリーもああいったものを着用しているのでしょうか」
ミ(…マリーさん、すみません)
ミ「着替え…ましょうか」 - 52二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 01:02:00
サ「身体のあちこちがスースーしますね///」
ミ「…流行りですからね」
サ「これ…透けてませんか!?」
ミ「…流行りですからね」
サ「ミネさん」
ミ「流行りで…はい?」
サ「似合っていますか?///」
ミ(それはもう…サクラコさんの魅力がダイレクトに伝わりますが!)
ミ(今の服装と表情と場所ではマズイですからね!?)
ミ(これもう私じゃなかったらどうなっているかわかりませんよ!?)
ミ「…お似合いですよ///」
サ「ありがとうございます。ミネさんもお似合いですね///」
ミ「…ありがとう…ございます///」
サ「では、寝ましょうか…」 - 53二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 01:14:15
サ「ベットは一つしかないですし、2人で横になるには少々狭いですね…」
ミ「…私はソファで寝ますので、サクラコさんはベットをお使い下さい」
サ「ダメです!今の私たちは薄着ですし、ミネさんに寒い思いはさせませんよ」
サ「一緒に寝ますよ!」
ミ「うわっ、さ、サクラコさん!?」
サ「うふふ、狭いベットで二人きり///お泊まり会みたいです!」
ミ「…」
サ「でも疲れが溜まっているのか眠気が…」
ミ「…サクラコさん、ゆっくりお休み下さい」
サ「ありがとうございます…お休みなさい、ミネさん」
サ「大好きですよ♡」 - 54二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 01:15:14
ミ(!?!?!?)
ミ(み、耳元でなんと!?)
ミ(ってもう寝てますし!?)
ミ(うぅ、サクラコさんの行動は本当に心臓に悪い。この私が振り回されてばかり…小悪魔のようです///)
ミ(…サクラコさんが近くで就寝している安心からか、心労が祟ってかわかりませんが、眠気が)
ミ「私も愛していますよ、サクラコさん」
チュ - 55二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 01:27:29
サ「…ふぁあ──
ミ「サクラコさん、おはようございます」
サ「おはようございます…」
サ「…///」
サ(昨日何があったんでしたっけ!?何も思い出せません)
サ(ミネさんと私…一つのベットで…かなりの薄着///)
サ(これはやってしまったのでは!?ミネさんと激しい一夜を明かしてしまったのでは!?)
モゴモゴ
ミ「…サクラコさん?」 - 56二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 01:42:45
サ「いえ、気にしないで下さい///」
ミ「どうして芋虫のようになっているのですか?」
サ「いえ、その…」
サ「昨日は…どうでしたか?///」
ミ「な、ななにがですか!?」
サ「その、私と一夜を明かして///」
ミ「そんな顔を赤らめてこっちを見ないでください!こっちまで恥ずかしいです///」
ミ「それに!昨日は!何も!無かったです!」
サ「あれ?そうなのですか?」
ミ「そうですよ!サクラコさんが先に寝てしまったのではないですか!?」
サ(ああ…やっぱりそういう感じだったのですね///)
ミ「ほら!お洋服乾きましたから!早く着て行きますよ!」
サ「ああ!恥ずかしいんですからお布団を無理やり剥がさないで下さい///」
ミ「そんな事を言っている場合ではありません!」 - 57二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 01:57:32
ミ(無事?何事もなく出てこれましたね…)
ミ(色々と(主に理性が)危なかったです)
サ「ちょっとミネさん早いですよ」
ミ「ほらサクラコさん!早く出ますよ!」
ミ(こんなホテルから出るところを知り合いにでも見られたらマズイです。事実何もなくとも、大変な事になってしまいます)
ガヤガヤ
ミ(焦って入っていったのであまり感じませんでしたが、目の前かなりの大通りじゃないですか!?)
ミ(これは誰にも見られず出て行くのは難しいです…)
ミ(気を窺って出ましょう)
サ「きゃ!」 - 58二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 01:59:09
ミ「サクラコさん!?大丈夫ですか!?」
サ「すみません、転けてしまって…」
ざわざわ
ミ「!」
ミ(周りの視線がこちらに!?)
ミ(ああもう!仕方がありません!)
ミ「サクラコさん、ちょっと失礼しますよ!」
サ「みっ、ミネさん!?大衆の面前でそんなお姫様抱っこなんて///」
ミ「しっかり捕まっていて下さいね」
ミ(サクラコさんを抱えて全力でこの場を去ります!)
サ「は、はい♡」 - 59二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 02:00:20
トリニティモブA「あれは…」
モブB「噂は本当だったのね…」
モブC「…しかもホテルから」
モブD「それにあっちは結婚式で有名な教会の方面…」 - 60二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 02:15:10
二人の頬を青い風が撫でる。
不意に吹いた風は色とりどりの花びらを従わせ、二人を祝福するかのように舞い落ちる。
それはまるで─
フラワーシャワーのように─ - 61二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 02:30:57
このレスは削除されています
- 62二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 02:31:55
以上になります!
スレを覗いてくれた方、読んでいただいた方、♡を付けて下さった方、そしてコメントを書き込んで下さった方々、とても励みになりました!
初スレ立て、SS初心者で至らない部分や、内容も拙い文章でしたがお付き合いいただき、ありがとうございました。
対話体?でのSSでしたが、もっとこうすると良くなるとか感情表現はこうすると分かりやすいみたいのがあればコメントいただけると嬉しいです!
また、pixivの方に前日譚みたいのもあったりするので、宜しければ覗いてみて下さい。
最後に、ミネサクもっと流行らせて下さいお願いします!!! - 63二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 02:33:54
乙でした
面白かったです
やはりミネサクは至高 - 64二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 02:38:19
おつおつ、そのうち総合スレを立て直したいねえ…
- 65二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 02:48:10
うわああああ読んでいただいてありがとうございます!
コメントもありがとうございます!
人生初の感想を頂けて感無量です!!!
ミネサクのみならずブルアカの百合SSは今後も作って行きますので、またどこかでお会いできたらと思います! - 66二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 10:03:41
これで初心者かぁ…
面白かったです!! - 67二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 18:10:34
保守
- 68二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 20:14:02