あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ(勝ち残り編)

  • 1AIの力、お借りします!25/04/12(土) 19:30:37

    このスレはトーナメントではない対戦スレです。
    今回は勝ち残り編ということで、勝った方が残って戦い続けて負けたら入れ替わるみたいな感じにしたいと思います。

    皆様のオリジナルキャラの設定・性格・能力・技能・戦闘スタイル・弱点などを提示していただきます。文章量に関しては1レスに収まる範囲ぐらいがベストです。
    それをAIに学習させてどちらが勝つかを決めてもらいます。
    なお、提示された内容をどう捉えるかはAI次第なので、出力されたキャラクターが皆さんの想像するキャラクター像と異なる場合があります。ご了承ください。
    ※勝確のチートキャラ・過度なエログロ・版権キャラに酷似するキャラ・和解目的のキャラは禁止

  • 2AIの力、お借りします!25/04/12(土) 19:30:51
  • 3AIの力、お借りします!25/04/12(土) 19:31:04
  • 4AIの力、お借りします!25/04/12(土) 19:31:19

    トーナメントスレ

    AIの力を借りて最強のオリキャラを決めるトーナメント|あにまん掲示板AIにあにまん民が考えたオリキャラ同士を戦わせて最強を決める8キャラ参加のトーナメントです。皆様の頭の中にいる最強のキャラクターの設定・性格・能力・技能・戦闘スタイル・弱点などを提示していただきます。…bbs.animanch.com
    【第2回】AIの力を借りて最強のオリキャラを決めるトーナメント|あにまん掲示板AIにあにまん民が考えたオリキャラ同士を戦わせて最強を決める8キャラ参加のトーナメントです。前回のラストにしばらくやらないみたいな雰囲気を出しましたが、急に時間ができたので第2回を開催したいと思います…bbs.animanch.com
    【第3回】AIの力を借りて最強のオリキャラを決めるトーナメント|あにまん掲示板AIにあにまん民が考えたオリキャラ同士を戦わせて最強を決める8キャラ参加のガチンコトーナメントです。皆様の頭の中にいる最強のキャラクターの設定・性格・能力・技能・戦闘スタイル・弱点などを提示していただ…bbs.animanch.com
    【第4回】AIの力を借りて最強のオリキャラを決めるトーナメント|あにまん掲示板AIにあにまん民が考えたオリキャラ同士を戦わせて最強を決める8キャラ参加のガチンコトーナメントです。皆様の頭の中にいる最強のキャラクターの設定・性格・能力・技能・戦闘スタイル・弱点などを提示していただ…bbs.animanch.com
  • 5二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 19:31:38

    立て乙

  • 6AIの力、お借りします!25/04/12(土) 19:32:01
  • 7二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 19:34:50

    保守

  • 8二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 19:35:36

    トーナメント用の二キャラしか作ってないから即興で何か作るか。

  • 9二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 19:36:50

    一回参加させたことのあるキャラでも参加OK?

  • 10二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 19:36:58

    強さに関してはトーナメントに出せるくらいのキャラでいいですかね?
    保守

  • 11AIの力、お借りします!25/04/12(土) 19:38:06

    >>9

    OKです。

    >>10

    大体そんなイメージでOKです。

    まぁトーナメントほどインフレしてなくても大丈夫だとは思いますけどね。

  • 12AIの力、お借りします!25/04/12(土) 19:39:30

    10まで埋まったのでまず最初の対戦


    >>13

    >>14


    対戦場所は「何もない平原」

  • 13二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 19:39:48

    名前:アダム・サンチャス
    年齢/性別:17歳・男
    種族:突然変異ホモサピエンス
    性格:自信家で冷淡、余裕たっぷり。だが素直で反省もできる。退屈と負けが嫌い。
    容姿:茶髪・緑目・小柄

    ■ 生体構造:超頭脳
    並列思考数:10^712
    思考速度:人間の10^684倍
    感情・偶然・奇跡すら計算に含めて未来を予見であり、あらゆる分野で人類超越レベルのセンスと戦闘IQを持つ
    生命としての機能なので、スキルや技能として再現できるものではない

    ■ 技術:音波調整式法則顕現術
    音波で物理法則を操る現象誘導技術
    リアルタイムでの超高精度な演算が不可欠、少しでも失敗すれば何も起きない

    ■ 主な兵器群
    ソルジャー:汎用人型兵器。近〜遠距離のバリエーション有、3体で常に連携を取る
    シールダー:防御特化、盾装備、俊敏
    ハイソルジャー:殲滅特化、高速・高火力
    リーダー:兵器群のAI指揮塔
    ヒーラー:ナノ修復兵器+増産ユニット
    ボマー:自爆擬態兵器+ヒーラー搭載

    ■ 戦闘スタイル
    基本は兵器による火力と物量で圧倒。接近されれば超頭脳で相手を完全に解析し、一撃必殺を狙う

    備考:圧倒的な知能と兵器開発力で、1人で軍隊を創れる存在。自分にすら驚きを与える「想定外」を愛する。

  • 14二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 19:39:55

    玄藤ゴウタ
    □人物
    筋骨隆々で傷だらけの大男。裏賭博場で能力者の殺し合いに参加して何度も生き残っている猛者。見た目に違わず豪快で戦い好き。
    □能力
    ◯反撃の咆哮・Ω(スカーハート・オメガ)
    「体を動かす」、「ダメージを受ける」などすると肉体にエネルギーを溜め込むことが出来る能力。エネルギーが溜め込まれると肉体から赤いオーラのようにエネルギーが放出され始め、身体能力を上げる効果がある。赤いオーラが擬似的にバリアのようになっており、相手からのダメージを軽減する効果もある。
    つまり、戦えば戦うほど身体能力と防御力が上がっていく能力である。
    ◯激昂の拳(レイジショット)
    体に纏っているエネルギーをそのまま拳にのせて放つ。あまりの威力にビーム砲のようになっている。連射も可能。
    ◯怒涛の斬撃(ブラストスラッシュ)
    薄く刃状にしたエネルギーを拳や蹴りと共に放つ。名刀の如き斬れ味を誇り大抵のものを一刀両断する。
    ◯豪放の衝撃(バーストインパクト)
    エネルギーを拳や肉体の一部に収束し敵に叩き込む。威力は高いが、これを使う場合収束部位以外の防御力は落ちてしまう。
    □戦法
    「反撃の咆哮」を利用した格闘戦が基本。ゴウタは基本捨て身の格闘戦で戦う。戦えば戦う程戦闘能力が上がるため多少のダメージはものともせず敵に突っ込んでいく。長年の裏賭博場での経験から危険な技などは直感で分かるため危ない技は巧みに回避する強かさもある。

  • 15二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 19:48:00

    知性vs肉体って感じ

  • 16AIの力、お借りします!25/04/12(土) 20:51:45

    何もない平原に、ただ二人の戦士が立っていた。

    アダム・サンチャス。
    その小柄な少年は、まるで風のような存在感だった。茶髪が揺れ、緑の双眸が敵を計算式のように眺める。

    対するは玄藤ゴウタ。
    全身に傷を刻み、赤黒いオーラを纏うように荒ぶる男。その巨躯は威圧そのものであり、戦場に立つだけで地が軋む。

    「随分と大きな的だ。射撃訓練にはちょうどいい。」

    アダムが皮肉交じりに笑う。

    「ほう、チビのくせにビッグマウスなんだな。こりゃあ傑作だ。」

    宣戦布告と共に、空気が震えた。

    アダムは指を鳴らす。
    瞬間、ソルジャー3体、ハイソルジャー1体、シールダー1体が大地に出現する。

    その後ろでリーダーとヒーラーが展開し、兵器部隊の構成は瞬時に整った。

    「計算完了。想定戦力、78秒での決着が最短だ。」

    彼の超頭脳はこの戦闘で起こりうる全ての可能性を計算し、既に勝負がついたかのような顔をしている。

    一方のゴウタは、言葉もなく突撃する。その一歩が地面を爆ぜさせて土煙を上げて迫る。

    彼の体には反撃の咆哮・Ω(スカーハート・オメガ)のエネルギーによる赤いオーラが纏われており、それがこの超パワーの理由だと考えられる。

  • 17AIの力、お借りします!25/04/12(土) 20:52:33

    「全軍!掃射!」

    ドドドドドッ!

    リーダーの合図と共にソルジャーたちの銃火が一斉に唸るが、赤いオーラがバリアとなって銃弾を受け止める。

    「その程度かっ!」

    銃弾の雨に晒されながらもゴウタは突進のまま右拳を突き出す。

    「激昂の拳――レイジショットッ!!」

    紅の閃光が放たれ、ソルジャー1体を瞬時に蒸発させる。

    しかし、兵器たちは怯むことは無く、即座に高機動のハイソルジャーがゴウタの背後を取った。

    「動きは読めている。君の防御力と反応速度は計算の範疇さ。」

    アダムが冷徹に言い放ち、ハイソルジャーがナイフを突き刺さんとする。

    だが――

    「読めてても止められねぇのが現実だッ!」

    ザンッ!!

    振り向きざまのブラストスラッシュ。エネルギー刃が宙を裂き、ハイソルジャーの首を容易く斬り落とす。

    事前に発動しておいた音波調整式法則顕現術によってナイフは腹部に刺さったものの、赤いオーラとゴウタの分厚い腹筋によって阻まれて大したダメージになっていない。
    むしろダメージによって赤いオーラをより強化させることとなっており、悪手とも言えてしまうだろう。

  • 18AIの力、お借りします!25/04/12(土) 20:53:12

    「なるほど、まぁこれも想定内さ。」

    アダムが頷き、即座に次の戦略に移る。
    シールダーを囮に、同時にミニドローン部隊を四方へ展開して攻撃。その間にヒーラーによって破損したソルジャーたちの修復を行う。完璧なプランだ。

    「しゃらくせぇ!全部叩き壊してやんよ!」

    ゴウタは突き進みながらも、ソルジャーやドローンから放たれる銃撃にさらなる怒りで応える。

    今までの行動によって赤いオーラがより濃くなっており、爆発的な加速でシールダーに突っ込む。

    「豪放の衝撃――バーストインパクトッ!!」

    エネルギーの一部を収束して放つ強烈な一撃。地響きと共に爆風が走り、圧倒的な防御が売りのはずのシールダーが全壊して吹き飛ぶ。

    「どうしたよ、こっちはまだまだ戦い足りねぇぞ!!」

    だがその瞬間、シールダーの横に潜んでいたボマーが自爆を決行。「豪放の衝撃」によってゴウタの防御力が下がっている瞬間を的確に狙われたのだ。

    ドカンッッ!!!

    大きな黒煙が上がり、周囲に凄まじい爆炎が広がる。

    「君が単純なバカで助かったよ。」

    先ほどのナイフの一撃によって赤いオーラが強化されたのも、勢いづいたゴウタによってシールダーが破壊されたのも、全ては策の内。

    シールダーを破壊してゴウタの気の抜ける瞬間を完全なる予測によって生み出していたのだ。

    アダムは笑みを浮かべ、予測通りの勝利を享受する。彼の超頭脳から弾き出される戦略は絶対であり、決して狂うことはないのだ。

  • 19AIの力、お借りします!25/04/12(土) 20:54:44

    ……並の相手ならこれで勝負が終了していただろう。

    しかし、今相手にしているのは数多もの殺し合いを勝ち抜いてきた歴戦の強者「玄藤ゴウタ」である。
    彼はそんな予測で捉えられるほどヤワな男ではない。

    ゴゴゴゴゴゴゴゴッ

    爆破による黒煙を飲み込むかのように赤いオーラが立ち上り、とめどなく溢れ出していく。

    「これで終わりか?こちとらまだまだ遊び足りねぇぞ!」

    オーラの主はもちろんゴウタであり、全身から血を流しながらも確かに爆心地(そこ)に立っていたのだ。

    「…思いついた中でも最悪の計算が当たってしまったな。」

    頭の片隅では考えていたことではあるが、いざ現実となってみると驚きを隠せないものだ。

    「リーダー、ソルジャー、ハイソルジャー、連携ルートH7!火力集中戦術に切り替えろ!」

    だがその指示は、0.3秒遅かった。

    兵器たちが一斉攻撃を仕掛けようとした刹那、既にゴウタはアダムの目前まで接近していた。

    「――歯ぁ食いしばれェェ!!」

    渾身の激昂の拳がアダムに向けて振り下ろされる。

  • 20AIの力、お借りします!25/04/12(土) 20:55:19

    その刹那、アダムの視界はまるでスローモーションのようになり、頭の中にはこの攻撃の対処法が次々とよぎっていく。

    持ち前の超頭脳?思考速度に肉体の反応速度が追い付かないため今は意味は無い。

    兵器?銃弾やナイフ程度でゴウタが止まるとは考えられない。頼みの綱のボマーも今からでは修復が間に合いそうにない。

    音波調整式法則顕現術?先ほどの爆破によって空気の振動が激しくなっており、この状況では発動しても確実に不発になるだろう。

    彼の超頭脳によって弾き出された結論は……






    ≪敗北≫の二文字であった。

    ドゴッ!!!

    轟音と共に大地が崩れ、砂煙が晴れた時、アダムは崩れ落ちていた。

    「……予想外、か……クク……それなら……少しは……」

    自らが心のどこかで求めていた「予想外」を口の中に広がる鉄の味と共に噛みしめ、アダム・サンチャスは気絶した。

    勝者――玄藤ゴウタ。

  • 21二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 20:56:51

    肉体の勝利だ!

  • 22二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 20:57:55

    やはり筋肉 筋肉は全てを解決する

  • 23AIの力、お借りします!25/04/12(土) 21:04:43

    次の挑戦者

    >>24

  • 24二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 21:05:29

    諸星昴
    紺色のショートカットに黄色と緑のオッドアイが特徴の小柄な14歳のパーカー少女。

    性格はつっけんどんとした感じのツンデレ系で警戒心が強い。
    抜け目なく強かで冷静に物事を進め色々と思考を巡らせる策士タイプ。

    武器は改造拳銃と軍用ナイフと徒手空拳。
    耐久力はさして無いが回避力と腕力が異次元。
    戦闘スタイルは環境を利用したすばしっこい戦いが得意。

    能力
    不意にデジャヴを感じる特異体質を持つ。
    同時に5個まで指定したものを何でも自由自在に操る力を持つ「演奏の魔眼」と一度見たものをストックし一度見たものにつき一回だけ、それが何であろうと絶対に再現できる力を持つ「再演の魔眼」を持つ。

    弱点
    腕力は見た目以上だが耐久力は見た目通りの紙装甲。
    再演の魔眼は一回の発動で30秒のクールタイムがあり一回の発動につき発動できる数は一個だけ。
    本気になれば3つ同時に一度見たものを再現できるがダメージを負ってしまう。
    また使ったらストックは消える。

  • 25AIの力、お借りします!25/04/12(土) 22:45:55

    何もない平原に、異質な気配が交差した。

    風すら止まったかのような静寂の中、筋骨隆々の巨漢――玄藤ゴウタが仁王立ちする。

    その全身に刻まれた無数の傷跡が、彼の過去と修羅場を雄弁に物語っていた。

    屈強な体はまるで岩のように硬く、立っているだけで周囲の空気が押し潰されそうになる。

    「ふん……小娘か。」

    対するは、紺色のショートカットと鮮やかなオッドアイを持つ少女――諸星昴。

    「見た目で油断してると痛い目見るわよ。」

    彼女は警戒するように一歩引き、しかしその瞳は静かに燃えていた。

    パーカーの袖から拳銃を抜き放ち、躊躇なく引き金を引く。パンッ!と乾いた音が平原に響き渡り、弾丸が一直線にゴウタの額を狙う――

    ボスッ

    しかし、彼の体を覆う赤いオーラによって銃弾は防がれてしまった。

    「なるほど、挨拶代わりには丁度いい。」

    一歩踏み出すたびに、大地が震える。ゴウタの巨体から発せられる圧力は、空気そのものをねじ伏せるほどだった。

  • 26AIの力、お借りします!25/04/12(土) 22:52:23

    「じゃあこれでどう?演奏の魔眼!」

    昴の瞳が淡く光り始める。それと同時に、彼女の背後に転がっていた小石たちがふわりと空中に舞い上がる。

    浮かぶ石ころは次の瞬間、弾丸以上の速度でゴウタに向けて発射された。

    「速いな、だが俺には効かねえ!」

    ゴウタは顔を顰めることなく突き進む。いくつかの石が命中するたび、赤いオーラが一層濃く燃え上がり、その力を高めていく。

    「戦うほど強くなるタイプか……厄介ね。」

    昴は跳ねるように動き、草むらの陰に身を潜める。頭の中で無数の戦術が回転していた。

    真正面からの勝負では勝てない。それならば、一撃離脱を繰り返すしかない。

    「ならこれで!」

    彼女は不意に草むらから飛び出し、ゴウタの後頭部に強烈な拳を浴びせる。

    ゴンッ!

    とても肉が肉を打つ音とは聴こえないような硬い音が響き渡る。

    しかし、それでもゴウタの意識を奪うことはできず、むしろオーラを強化させてしまう。

    「いってぇなぁ!!激昂の拳ッ!」

    叫びと同時に、ゴウタの右拳が赤く閃き、まるでビーム砲のようなエネルギーが放たれる。
    地面が凄まじい音を立てて抉れ、爆風が周囲に広がる。

  • 27AIの力、お借りします!25/04/12(土) 22:52:50

    昴は素早さを活かしてギリギリで回避するが、その余波だけで昴の身体が吹き飛ばされた。

    「ぐっ……!」

    衝撃で肋骨がきしむ。しかし昴は転がりながらも即座に起き上がり、次の動作に移る。

    「目には目を歯には歯をってね。再演の魔眼!」

    彼女の瞳が再び光を灯す。手の中に現れたのは、先ほどゴウタが放ったエネルギーと酷似した赤いオーラだった。

    「さっきの借り、返すわよ。」

    赤いオーラを纏った拳が一直線にゴウタを貫こうと飛翔する――

    「激昂の拳!」

    ドスッ!

    昴の拳がゴウタの腹筋に突き刺さり、確かにダメージを与える。

    彼自身の圧倒的なパワーが彼に返って来たのだ。無理もない。

    「おもしれぇ……どこまでやれるか見てみたくなったぜ!」

    決して軽くはないダメージを受けて尚、その心は折れることなく戦う意志を固めていく。

    その言葉と同時に赤いオーラが勢いを増して噴き出し、彼の闘志を物語る。

    「言われなくても……最後まで付き合ってあげる。」

  • 28AIの力、お借りします!25/04/12(土) 22:53:09

    昴は軍用ナイフを構えてゴウタに向かい合い、如何にしてダメージを与えるべきかと思考を巡らせる。

    「オラァ!」

    雄叫びと共にゴウタの拳が地を砕きながら迫るが、昴はそれを紙一重で躱して手にしたナイフで反撃を試みる。

    だが、彼の筋肉と強化されたオーラは並の刃など寄せつけなかった。

    バキンッ!

    ナイフの刃はその強靭な肉体に当たると同時にへし折れてしまい、残るのは無防備な昴の姿のみとなった。

    「捉えた!!豪放の衝撃ッ!!!」

    赤いエネルギーがゴウタの右腕に集まり、拳がまるで巨大な隕石のような圧力を放つ。

    その威圧感によって昴の逃げ道は塞がれ、ついにその一撃が真正面から迫る――

    轟音と共に大地が揺れた。砂塵が舞い上がり、昴の視界が真っ白に染まる。

    (あっ、これ前見たことある気がする……)

    数秒後、昴は地面に倒れていた。体は傷だらけだが、命の灯火はまだ消えていない。

    「……お前、強ぇな。けど……今回は俺の勝ちだ。」

    ゴウタの口元に、満足げな笑みが浮かぶ。

    勝者――玄藤ゴウタ。

  • 29二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 22:54:19

    うーん。フィジカルでねじ伏せられた。

  • 30二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 22:58:14

    時間経過で強くなるのが厄介そうだなー

  • 31AIの力、お借りします!25/04/12(土) 23:01:24

    次の挑戦者

    >>32

  • 32二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 23:01:59

    セシル・レイナード
    肉体強化魔法専門の超脳筋魔術師(♀)
    得意の肉体強化魔法を専一に磨き上げており、肉体強化魔法において彼女の右に出る者はいない
    肉体強化魔法の効果を最大限に活かすために肉体そのものも鍛えているため素の身体能力もかなり高い

    【シングレイブ】(研究に研究を重ねて編み出したオリジナル魔法)
    直接体に魔法陣を刻み込んでいるため魔力効率が極めて高く、肉体強化魔法の恩恵が通常のものよりも顕著に現れる
    杖などの媒体を使用せず直接体から魔力を消費して発動するため燃費も良い
    魔法陣から直接発動するタイプの魔法のため魔法の詠唱はしなくてもOK

    【シングレイブ・アマルガ】
    拍動を利用して魔力回路に信号を送ることによって極限まで最適化された【シングレイブ】
    直接体に魔法陣が刻み込まれている+回路に人体の器官が使われているため、燃費はそのまま魔力効率がこれ以上ないほどに高くなっている
    通常の【シングレイブ】とは比にならないほどの肉体強化効果があるが、その代償として使った後は大きな疲労感に襲われるうえに酷い筋肉痛になる

    戦闘スタイル
    肉体強化魔法で身体能力を強化して物理で殴る
    小手先の技術に頼らない肉体スペックの暴力

    弱点
    ①強化魔法以外は一切使えないため物理攻撃が効きにくい相手にはほとんど無力
    ②脳筋のため絡め手に対応できない場合が多い

  • 33二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 23:19:58

    マッスルファイト始まった

  • 34AIの力、お借りします!25/04/13(日) 08:07:34

    何もない平原。

    大地はただただ広がり、風の音すら聞こえない。そこに、二つの異様な気配が相対していた。

    筋骨隆々の巨漢――玄藤ゴウタ。
    肉体に刻まれた無数の傷が、幾度もの死線をくぐり抜けた証だった。

    彼の全身を包む赤いオーラは、静かに、しかし確実に揺らいでいる。

    「へぇ……今日の相手は女か。でも、真剣勝負に性別は関係ないよな。」

    対峙するは、一人の女性。肌に直接刻まれた魔法陣が浮かび上がる、超脳筋肉体強化魔術師――セシル・レイナード。

    「あなた、強いわね。でも、私の拳の方がもっと強いわ!」

    一切の駆け引きを省いた宣言。その言葉に嘘偽りはない。ゴウタもニヤリと笑った。

    「いいじゃねえか脳筋女。小難しいことは抜きにして殴り合いで決めようじゃねえか!」

    瞬間、空気が震えた。

    セシルの足元から砂塵が舞い上がり、次の瞬間にはその姿が消えていた。

    【シングレイブ】によって強化された脚力が、彼女の体を弾丸のように押し出す。

    「はあああああッ!!」

    超速の拳が風を裂いた。だが、ゴウタはそれをギリギリでかわし、同時に赤く輝く拳を繰り出す。

  • 35AIの力、お借りします!25/04/13(日) 08:08:00

    「激昂の拳ッ!!」

    赤い光が直線を描き、セシルの肩に直撃する。

    しかし、肉体強化魔法によって彼女の体は硬質化しているためダメージは小さい。

    「効かないわ!」

    セシルの拳が唸りを上げて反撃する。お互いの拳と拳がぶつかり合い、衝撃波が周囲に爆ぜた。

    「っはははは!もっと来いよ!」

    「うるさい!」

    二人の戦いは、まるで神話の戦士同士の激突のようだった。

    ゴウタは拳を繰り出すたびに赤いオーラを纏い、打ち合うたびにその輝きは強まっていく。

    その姿は、まるで戦いそのものを糧に進化する怪物。

    セシルもまた、鍛え抜かれた肉体と魔法陣から得る強化によって、獣のような身体能力を発揮していた。技術ではなく、純粋な肉体と魔力の暴力。

    どちらも負けず劣らずの力を秘めているように感じられる。

    「怒涛の斬撃ッ!!」

    ゴウタの拳から放たれた斬撃が空気を裂き、セシルの腹部をかすめた。その傷口から血がにじむが、彼女の表情に怯えはない。

  • 36AIの力、お借りします!25/04/13(日) 08:08:28

    「くっ……なら、こっちも本気よ!」

    セシルの全身が脈打ち始める。 【シングレイブ・アマルガ】が発動――魔法陣が赤く脈動し、血管の一本一本まで魔力が流れ込む。

    「喰らいなさい!!」

    次の一瞬、彼女の拳が空間ごと押し潰した。信じられない速度と力で繰り出されたその一撃は、まるで地震のような衝撃を伴い、ゴウタの防御ごと叩き伏せる。

    ゴウタの体が数メートル吹き飛び、大地に深く埋まる。

    「っ!痛ってぇぇ!!」

    さすがのゴウタであってもこのような馬鹿げた力を受けるの初めての様で、思わず痛みに声を上げてしまう。

    「だが、これで俺もフルパワーが出せるぜ!」

    受けたダメージが大きいほどゴウタから放たれる赤いオーラも強さを増す。

    つまり、今の彼は過去最大の力を発揮できるというわけだ。

    「これで決めるぞ!怪力女ァァ!!」

    「えぇ!これで終わりよ!!」

    片や100%を超えた120%の反撃の咆哮・Ω、片や極限まで最適化された至高の肉体強化魔法。

  • 37AIの力、お借りします!25/04/13(日) 08:08:58

    どちらが勝ってもおかしくない状況の中、ついに二つの大きなパワーが衝突する。

    ドガァァァァン!!!

    お互いの拳がぶつかり合うと同時に、耳をつんざくほどの爆音が響き渡る。

    平原の地盤そのものを揺らすほどのとてつもない衝撃波が放たれ、この戦いの壮絶さを表現している。

    ………しばしの時間が流れ、ついに静寂が訪れた。

    セシルは荒い息を吐きながら、拳を下ろす。

    「……ふう。あんた、強かったわよ。」

    土煙の向こう、倒れ伏したまま動かないゴウタ。意識はあるが、立ち上がる気配はない。

    「ハハ……参った参った。とんでもねぇ怪力女だ。」

    彼の口元に、敗北を受け入れた笑みが浮かんでいた。

    勝者――セシル・レイナード。

  • 38二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 08:15:25

    ゴウタさんココでリタイアか

  • 39AIの力、お借りします!25/04/13(日) 08:45:40

    次の挑戦者

    >>40

  • 40二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 08:46:44

    餓鬼道 大僧正 
     餓死した人たちの怨念によって創られた骸と革しか無い僧で坐禅を組み、浮きながらどこか遠くを見ています

    戦闘の最初に「お主はこれから未知の場所、未知の相手に挑まねばならん、その際三つ持っていけるとして何を持っていく?」(この間無敵)(喋れない相手はスキップでお願いします)

    この質問は困難に対する準備(自分なりの基準も)を聞いてるので攻撃はしません
    そして持っていく物を選べばソレを召喚し渡します
    水や食料品だった場合ソレが無限に出せる様になります
    1 魂を入れてないと即死
    2 身体を入れてないと魂を追い出され身体を乗っ取られる
    この二つの内どれか欠けている場合一度だけ「本当にそれで良いのか? 何か、大切なものを忘れてはいないか?」と再度問いてきます

    「自分のみで十分」の様な返答をすると「その意気やよし」で相手の自信の持っている物の強化(渡すアイテムは無し)
    強欲な答えは言った事を可能に出来る道具があるなら渡しますが(その道具の名前を言う必要がある 願望機の様な物はダメ) 全部は「その中からより重要な物を選べ」ってなります
    アバウトな答えなら「ソレはこうこうこうで、こんな物か?」と擦り合わせていきます

    能力 飢餓
    エネルギーがどんどん餓鬼道に吸われていきます そして相手に強烈な飢えと渇きを与え 質問後戦いが始まると多くの食糧、水を召喚し、召喚したものは少しずつ朽ちていき、飢えも時間経過でドンドン増していきます
    能力や対処法を知ろうとしたり能力を模倣しようとするとより強烈な飢えに苦しめられます そして知ってて下記の条件を満たそうとすると餓死させてきます

    弱点 満ち足りた心 分け合う精神
    満ち足りた心を持ってるなら紙装甲に 分け合う精神(自身に食べ物、飲み物を分けると成仏 最初は「其方が食うと良い」と言いますが数度渡そうとすると笑いながら成仏します)

  • 41AIの力、お借りします!25/04/13(日) 10:21:19

    何もない平原。

    乾ききった大地の上に、二つの異質な存在が対峙していた。

    一人は筋骨隆々とした若き魔術師――セシル・レイナード。

    肌に直接刻まれた魔法陣がうっすらと赤く脈動している。空気は彼女の体温と魔力でわずかに歪み、まるで灼熱の陽炎のように揺れていた。

    もう一人は、骸のように痩せ細った異形の僧――餓鬼道 大僧正。そ

    の体は革と骨だけで構成されているように見え、浮遊したまま坐禅を組み、どこか遠くを見つめていた。

    風も吹かぬその場に、微かな仏鈴の音が響いた気がした。

    「お主はこれから未知の場所、未知の相手に挑まねばならん。その際、三つ持っていけるとして、何を持っていく?」

    大僧正の声は風のようにか細く、それでいて確かにセシルの耳に届いた。

    セシルは腕を組み、微笑むように片眉を上げて答えた。

    「魂、肉体、魔力。それだけあれば十分よ。」

    わずかに笑みを浮かべる大僧正。

    「その意気やよし。」

    その瞬間、彼の周囲に淡い光が浮かび上がり、空間に微細な波紋が広がると同時に、セシルの肉体強化魔法がさらに活性化される。

  • 42AIの力、お借りします!25/04/13(日) 10:22:04

    【シングレイブ】が燃え上がるように輝き、彼女の全身に怒涛の力が満ちる。それは理性をも凌駕する力の奔流。まるで世界そのものが彼女の一部になったかのような錯覚。

    それは、戦いの始まりを告げる号砲だった。

    「行くわよ、骸骨坊主ッ!!」

    咆哮とともに地を蹴る。砂塵が舞い上がり、セシルの姿が一瞬で消える。
    空間を裂く音とともに放たれた拳は、音速を超えて一直線に大僧正へと迫る――が。

    セシルの拳が、触れる寸前でぴたりと止まった。

    「……っ!? 体が……重い……?」

    それは肉体の異常ではなかった。胃の奥から這い上がってくるような飢え。

    喉が渇き、血が足りず、肉が欲しい。理性の皮膜の下で、獣じみた本能が呻き声を上げる。

    「……貴様、何をした……!」

    「飢えじゃ。お主の魔力も、力も、少しずつ我に吸われておる。」

    浮かぶ大僧正の周囲には、朽ちかけた食物や濁った水が次々と現れ、腐りながら地に落ちていく。その臭気すらもセシルの集中を揺さぶる幻影となる。

    「そんなもので……止まると思ってるの……ッ!」

    凄まじい飢えと渇きに襲われながらも、セシルは力を振り絞って攻撃を仕掛ける。

    「はあああああああああああッッッ!!!!」

    その一撃は、ただの拳ではなかった。空間そのものを押しつぶすような、天地を震わせる一打。

  • 43AIの力、お借りします!25/04/13(日) 10:22:49

    ドガアアアアアンッ!!!

    彼女の拳が大僧正の胸部を打ち抜いた。破裂音と共に僧の体は大地に叩き落とされ、乾いた地面に巨大なクレーターが刻まれる。

    砂塵が数十メートル上空まで舞い上がり、視界を遮った。

    しかし。

    「……ふむ。肉体は破壊されたが、魂はまだここにおるぞ。」

    砂塵の中から、朽ちかけた皮と骨だけの姿がゆらりと立ち上がる。常人の視神経では追えぬ速さで再構成される存在。

    「だから何?それなら魂まで壊し尽くすだけよ。」

    彼女の声に、わずかな苦悶と飢えの痛みが滲む。それでもなお、彼女の眼光は決して曇ることなく、むしろ闘志の炎は燃え盛っていた。

    セシルの魔法陣がさらに激しく脈動する。怒りと飢えを力に変えて、己の限界を超えるための最終手段。

    「シングレイブ・アマルガ!!」

    全身を駆け巡る赤光。拍動に連動して走る魔力が、筋繊維一本一本まで最適化され、彼女の肉体は神話の如き姿へと変貌する。

    「襲い来る飢えや渇きよりも、私の拳は速い!!」

    地面を踏み込むだけで大爆発が起こったかのような轟音と衝撃が響き渡り、マッハにすら到達するほどのスピードで放たれた拳が大僧正に打ち込まれる。

  • 44AIの力、お借りします!25/04/13(日) 10:23:11

    「ソウルクラッシュインパクトォォォ!!!!」

    バギンッッ!!!!

    相手を根源まで破壊し尽くす究極の一撃により、不滅の存在である大僧正であってもついに終わりを迎えた。

    「見事だ…。」

    大僧正の口から称賛の言葉が零れる。

    満ち足りた心、分け合う精神。そんなものは弱者の戯言。真の強者とは己の力のみで全ての障害を破壊するものなのだ。

    勝者――セシル・レイナード。

  • 45二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 10:30:37

    負けちゃったか 大僧正お疲れ様

  • 46AIの力、お借りします!25/04/13(日) 10:38:49

    次の挑戦者

    >>47

  • 47二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 10:39:18

    リューネスト・ベルズ・グーライル
    七色に光る魔石がついた杖を持ち、金や宝石の装飾がされた白いローブをまとった白髪の老人。とある帝国の魔法使い育成機関、魔導院の先代院長。今は隠居し小さな家にこもり魔法研究をする日々を過ごしている。穏やかな性格で若人の成長を見守る事が好き。生徒からもその優しさが人気だった。それに反し若い頃は血気盛んで戦争に参加し一騎当千の活躍をしたことで「万色の大魔法使い」と呼ばれ敵から恐れられていたという。
    本人は「昔の事だよ」と笑うも魔法の腕前は健在。むしろ今の方が実力は高い。
    魔法の腕前は歴代の院長の中でも優れていて様々な魔法で戦う。基本属性(火・水・風・土・光・闇)の魔法が使えるのはもちろんのこと様々な応用属性(無・空・虚無・空間等)も使える。回復魔法、錬金術、ゴーレムなどもお手の物。
    ド派手に撃つよりは緻密な魔力操作で敵の攻撃を防ぎつつ隙を突くタイプ。
    ・魔石
    魔力を固めて結晶化したもの。射出したり様々な魔力触媒に使える。リューネストはこれを瞬時に生成し、攻撃や様々な魔法に使う。
    ・消失領域(ヴァニッシュ)
    無属性と虚無属性の結界を辺りに展開する。領域に物体が入ると動きが停止してしまう。
    ・魔石巨像(マジック・ゴーレム)
    魔石で作られた巨大なゴーレムを生成する。単純に巨大で破壊力がある上、属性魔法を使うことが出来る。
    ・天空秘石(エア・ドロップ)
    空属性と空間属性を込めた魔石を放つ。特殊な魔石で相手の攻撃を吸収することが出来、一時的に相手の能力を使えるようになる。
    ・星天虹霓(スター・ボウ)
    魔力を空中に放ち、大量の魔石を空から一斉掃射する。リューネストは魔石1つ1つをコントロール出来、敵を追尾させる事が可能。 
    ・万色彼方(オーバー・ザ・レインボー)
    リューネストが扱える全属性の魔力を融合、濃縮した魔石を生成して射出する必殺技。相手の攻撃を吸収して貫通してしまう。

  • 48AIの力、お借りします!25/04/13(日) 11:46:55

    吹き抜ける風が、乾いた砂塵を巻き上げる。その中心、二つの影が相対していた。

    一人は鋼のような肉体を晒し、魔力の光に包まれた若き魔術師――セシル・レイナード。

    皮膚の下で脈動する魔法陣は赤く光り、彼女の魔力が全身を駆け巡っていることを雄弁に物語っていた。

    筋肉はしなやかに引き締まり、そこには迷いもためらいもない。ただ、拳を振るうことにすべてを注ぎ込む覚悟があった。

    もう一人は、白金の髪をなびかせ、七色の魔石がついた杖を携えた老魔導師――リューネスト・ベルズ・グーライル。

    その装いは白銀と金の織り成す威厳を帯びたもので、静かに揺れるローブの裾からは気品と共に、計り知れない魔力の波動が漏れ出していた。

    その瞳には衰えぬ叡智と、若者への興味が宿っていた。

    「久しぶりに若人と手合わせできるとは……嬉しいものですな。」

    「ジジイ相手でも遠慮はしないわよ。全力でいくから覚悟しなさい!」

    次の瞬間、セシルの姿が掻き消えた。爆発的な加速による砂塵が炸裂し、乾いた大地に裂け目が走る。残像さえ残さず放たれた拳が、雷鳴のようにリューネストを穿たんと迫った。

    「来ましたな。」

    リューネストは穏やかに杖を掲げ、空中に七色の魔石を浮かべる。拳が到達する刹那、セシルの動きが不自然に止まった。

  • 49AIの力、お借りします!25/04/13(日) 11:47:53

    「……止まった……? なにこれ、動けない……!」

    「消失領域《ヴァニッシュ》。この空間において、物体の運動は凍結されるのです。」

    セシルが動けずにいる間、リューネストの周囲に浮かぶ魔石が更に輝きを増した。

    上空から降り注ぐように無数の魔石が生み出され、空は七色の星で埋め尽くされた。

    「星天虹霓《スター・ボウ》。失礼、少々派手になりますぞ。」

    轟音と共に降り注ぐ追尾型の魔石群。その一発一発が魔力の塊であり、セシルの肉体を貫かんと迫る。

    だがその中、セシルの体内で魔法陣が激しく脈打っていた。

    「ぐううううううッ……!!」

    紅い光がさらに燃え上がり、セシルの筋肉が膨張する。肉体強化魔法の出力を上げ、消失領域の効果を強制的にブチ破ったのだ。

    「そんな石ころ程度全部叩き落してやるわ!」

    ドドドドドドドッ!!

    強化された肉体によって放たれる凄まじいラッシュは、降り注ぐ魔石を次々と砕いていく。

    「ほほほ。元気なのは結構じゃが、まだまだ詰めが甘いのう。」

    リューネストは星天虹霓の魔石の中に天空秘石(エア・ドロップ)を紛れ込ませており、それによって吸収したセシルのパワーを利用して攻撃を仕掛ける。

  • 50AIの力、お借りします!25/04/13(日) 11:48:30

    ドゴッ!!

    セシルが魔石を全て砕くと同時に、彼女の横っ腹に吸収されたパワーによる一撃が突き刺さる。

    「ガハッ!」

    自身の圧倒的なパワーが逆に炸裂し、セシルは思わず膝をつく。

    「自分の攻撃を自分で受けるのは初めてですかな?」

    リューネストは淡々と魔石巨像(マジック・ゴーレム)を発動し、巨大なゴーレムを召喚。そのままゴーレムに攻撃司令を下す。

    「まだ負けられない!」

    セシルはなんとかして回避を試みるが、既に先ほどよりも強力な消失領域(ヴァニッシュ)が発動しており、【シングレイブ】のフルパワーであっても指一本動かすことができない。

    「チェックメイトですな。」

    ゴーレムの一撃がセシルを叩き潰し、勝負は終焉を迎えた。

    ………かに思われたが、突如としてセシルの体から限界を超えた魔力が肉体を通して解放され、彼女は咆哮する。

    「シングレイブ・アマルガアアアアアアッ!!!」

    停滞していた体が震え、空間の凍結を打ち破る。ゴーレムの攻撃を寸前で回避し、轟音と共にリューネストの眼前へと到達した。

    「くらいなさい!!」

    拳が疾る。空気が引き裂かれ、時間さえ歪む。

  • 51AIの力、お借りします!25/04/13(日) 11:49:17

    だがその拳が砕いたのは、実体のない魔石の幻影だった。

    「……っ、幻!?」

    「実体はここですぞ、セシル君。」

    背後。リューネストはすでに新たな魔石を構築していた。それは全属性の魔力を圧縮・融合した濃縮魔石。

    「万色彼方《オーバー・ザ・レインボー》。」

    大気が震え、空間が軋む。奔流するエネルギーがセシルを襲う。だが――

    「私がこの程度で負けるとでも?」

    瞬間、セシルは限界を超えた脚力で横に飛び、魔石の直撃を回避した。辛うじて掠った風圧が頬を裂いたが、彼女の眼はむしろ獰猛な光を帯びていた。

    「こんなのッ!!」

    足裏に力を込め、彼女は再び跳躍する。既に筋繊維は悲鳴を上げていたが、魔法がそれを無理やり動かしている。
    拳が火花を纏って一直線にリューネストへと伸びる。

    「終わりよッ!!!」

    炸裂する赤光。爆音。大地が抉れ、老魔導師の身体が後方へ吹き飛ぶ。杖が宙に舞い、やがて静かに地へと落ちた。

    静寂。風の音すら消えた空間に、砂塵がゆっくりと舞う。地に伏したリューネストがかすかに笑みを浮かべた。

    「……いやはや、若さとは恐ろしい……これは一本取られましたな……。」

    勝者――セシル・レイナード。

  • 52AIの力、お借りします!25/04/13(日) 12:13:32

    次の挑戦者

    >>53

  • 53二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 12:14:00

    名前:落宮スズキ  性別:男性  年齢:17歳
    性格:
    臆病な性格で第一に逃げることを考えているが、毒舌家で逃げながら相手を煽る性癖がある。
    好機には目ざとく、自分が優位だと感じると煽り性能が増す。
    武器:シャベル
    身体能力:
    人並み (逃げ様と生存能力だけゴキブリ並みに速くしぶとい)

    能力:
    落とし穴を作り出せる。 任意の場所を指定すると10秒後に落とし穴が出来る他、
    彼が危機を感じる程に多くの落とし穴が彼の周囲で勝手に作られる。
    落とし穴は物理的なものだけでなく、相手の能力や思考にも勝手に穴が開く
    (知ってたはずの自分の欠点を見落として本来はやらない自爆をしてしまう など)
    支援系であり直接戦うのは苦手。とにかく逃げ回って相手が落とし穴で自滅するのを待つ。

  • 54AIの力、お借りします!25/04/13(日) 14:03:24

    乾いた風が地表をなぞるように走り、草ひとつ生えない大地に砂塵を舞わせていた。

    陽光は強く、空は青く澄みわたり、視界にはただ、逃げる者と、それを追う者の二つの影のみがあった。

    「待ちなさい!!」

    叫びとともに地を割る衝撃。セシル・レイナードは全身に刻まれた魔法陣を燃やし、肉体を極限まで強化したまま、猛獣のような勢いで駆けていた。

    その眼は獲物を追う獣そのもの。腕の血管は浮き出し、肌の下で魔力が踊る。

    全身から放たれる気迫が、遠くにいるはずの敵にすら届くほどだった。

    その視線の先、風に舞う白シャツと黒ズボン――落宮スズキが、全力で逃げていた。

    「ムリムリムリムリムリ!こっちは貧弱な男子高校生なんですけど!?あんたどこの格闘アニメから飛び出してきたんだよッ!!」

    スズキは叫びながら、全速力で逃げていた。だがその足取りは無駄がなく、地面を滑るように俊敏。背後から飛び交う拳圧と衝撃波を、紙一重でかわしていく。

    その回避行動は明らかに理にかなっておらず、運と反射だけに頼ったようなものであったが、奇跡的に成立していた。

    「シャベル一丁で何ができるって!?いや、できるんだ!俺には落とし穴がある!落とし穴は世界を救うッ!!!」

    その叫びと共に、彼の足元で地面が不自然に揺らいだ。落とし穴が静かに生成され始めているのだ。だがセシルは止まらない。

  • 55AIの力、お借りします!25/04/13(日) 14:03:53

    「罠? そんなの踏み抜いてから考える!」

    彼女の脳筋思考は相変わらずで、一切の策も思惑もなくただひたすらに真っすぐだ。

    ズポッ

    突如として地面が崩れる。セシルの片足が沈み、バランスを崩しかけた。

    しかし、彼女はその勢いのまま拳を地面に打ち込み、跳ねるように軌道を修正する。

    だが、これもスズキの策の内であった。

    「ハッ、脳筋め!お前はもうこの平原のどこにも立てないッ!!!」

    スズキの叫びと同時に、まるで地面が敵意を持ったかのように、彼女の周囲に次々と穴が開き始めた。

    足元、拳の振りぬき先、着地すると思った場所。全てが崩れていく。

    「ならッ――飛ぶッ!!!」

    セシルが叫び、脚の魔法陣が一瞬強く光った。とてつもない爆風と共に彼女の肉体が地を蹴る力で上空へと飛び上がる。

    しかしその瞬間、スズキの目に光が宿った。

    「よし、引っかかった!!そろそろアレが起きるぞ……!自滅の穴!!」

    セシルの意識が、一瞬だけ揺らぐ。視界がにじむ。空中にいる自分の体が、思った以上に疲弊していることに気づく。筋肉痛。過剰な魔力消費。重力の感覚が一瞬わからなくなった。

  • 56AIの力、お借りします!25/04/13(日) 14:04:19

    「ッ、やば……っ!?」

    空中で体勢を崩すセシル。その先には――まるで誘い込まれたかのように、超巨大な落とし穴が口を開けていた。

    「うわあああああああッッ!!!!」

    ドンッ!!!

    大地が鳴動した。砂塵が舞い、しばらく視界が奪われる。やがて、舞い上がった砂の中から、ひとつの影がゆらりと現れた。

    シャベルを杖のようにつきながら、スズキが勝ち誇ったように呟いた。

    「勝った……俺が……あの脳筋魔人に……!!」

    地上より数百メートル下、巨大な落とし穴の底で、セシルが呻いていた。魔力を使い果たし、筋肉痛に身を震わせながら、彼女は悔しそうに唇を噛んだ。

    「くっ……こんな……罠ごときで……っ!」

    だが彼女の声は、もはや威力を持たず、風の中にかき消えた。

    勝者――落宮スズキ。

  • 57二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 14:11:41

    やるな、スズキ。

  • 58AIの力、お借りします!25/04/13(日) 14:13:35

    次の挑戦者

    >>59

  • 59二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 14:13:51

    烏丸詩音
    滅茶苦茶に我儘で話が全く通じない上に物凄いしつこい少女。
    基本的に話していても癇癪と罵詈雑言だらけで会話にならない。
    物凄い子供っぽく超自己中で自分勝手で何と言われようと自分の要求を通そうとする。
    そのくせ、無駄に用心深く用意周到で悪知恵が良く働き戦闘IQが無駄に高い。

    能力「反転」
    彼女が指定した物をひっくり返す力。
    一度にひっくり返せる数は3つでひっくり返した物を維持できる数は6個。
    一個は自己強化に使うので使える枠は5つまで。
    能力の対象に指定は無く干渉力が強いので色々と貫通する。
    解除すると元の状態に戻るが解除できるのは彼女だけ。
    生まれ持ったこの力を使いこなしており何秒後に何々をひっくり返すといった予約も可能。

    能力例、無敵→全てが弱点になる程脆弱、脆弱→脆弱な部分が全て無敵になる。
    重力の向き→重力が向いている方向がひっくり返る。
    子供→大人になる、大人→子供になる。
    基本的に指定したものが逆の状態になる。

    弱点
    能力なしの素のスペックは普通の少女であり能力なしではまともな戦闘すら不可能。
    また6つ何かをひっくり返した状態で新しく何かをひっくり返すにはどれか選んで解除しなければならない。

  • 60二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 14:13:51

    このレスは削除されています

  • 61二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 14:14:14

    あのスペック相手に落とし穴で勝てるのぉ……? 
    AI先生の判定良く分からんな本当

  • 62二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 14:15:11

    >>61

    搦め手に弱いって設定が響いたと思われ。

    この能力自体、搦め手みたいなもんだし。

  • 63AIの力、お借りします!25/04/13(日) 16:35:56

    陽炎のように揺れる空気の中、ふたりの影がにらみ合っていた。

    「……うわ。絶対ヤバいやつ来た。」

    落宮スズキは、手にしたシャベルをぎゅっと握りしめ、数歩後ずさる。その目線の先には、何やら足を地団駄踏んで不機嫌そうに睨んでくる小柄な少女――烏丸詩音がいた。

    「は?初対面なのに何なのその態度?ちょっと土下座しなさいよ。」

    「意味がわからねえよ!!」

    「あんたバカなの!?私がムカついたから以外に理由が必要!?」

    詩音がとんでもない理由で癇癪を起こすと同時に、空気が一瞬揺らいだ。

    それは彼女の能力《反転》が起動した気配だった。スズキの背筋に冷たい汗が流れる。

    「…何かが来るっ!」

    スズキは即座に飛び退いた。直後、彼のいた場所に重力が逆転したように土が盛り上がり、空へ向かって土塊が吹き飛ぶ。

    「無理無理無理!!能力が意味不明すぎる!!どこがどうなってそうなるんだよ!!」

    「うるさいッ!!問答無用!!」

    詩音はその場で足を踏み鳴らしながら、次々と《反転》を予約する。

    空間、重力、そしてスズキの落とし穴――すべてがひっくり返されて脅威となる。

    「うわーー!死ぬーー!!」

  • 64AIの力、お借りします!25/04/13(日) 16:36:37

    何もかもがおかしくなっていく世界を前に、スズキはとにかく逃げるしかなかった。

    「ふん!私を怒らせたのが悪いのよ!!」

    詩音は子供のように怒りに任せて暴れており、その強大な能力に似合わぬ精神の幼稚さが伺える。

    スズキは走りつつも次々と落とし穴を発生させていく。逃げながらシャベルで地面を突き、刻一刻と自分の足元を罠に変えていく。

    「くっ、10秒稼げば穴ができる……それまで逃げ切れば……」

    その思考すらも、次の瞬間には反転された。思考に自信が生まれたその刹那、「確信」が「混乱」へとひっくり返る。

    突然頭の中がこんがらがり、まともに歩くことすらままならなくなってしまう。

    「ッ!? やば、やばいやばいっ!!」

    詩音の瞳がぎらぎらと輝き、次の反転を放つ。彼女の「普通」の身体能力が反転し、「異常」な身体能力へと変化する。

    「これで死になさい!!」

    彼女はとても人間とは思えない速度で移動し、まるで音を置き去りにするかのようにスズキに接近する。その残像が一瞬、空気を裂くように走った。

    スズキは心臓が止まりそうになりながら、最後の希望にすがるように叫ぶ。

    「どの穴でもいいからとりあえず落ちてくれ!」

  • 65AIの力、お借りします!25/04/13(日) 16:37:38

    叫びと同時に、地面が震える。詩音の足元に、ちょうどタイミングよく落とし穴が作られていたのだ。

    「なっ!? こんなところにッ!!」

    彼女の身体が沈み、バランスを崩したその瞬間、先ほどの《反転》の効果によって「落とし穴」が反転して「上昇穴」となる。

    ブオッ!!

    まるで上空へ落下しているかのように詩音の体が浮かび上がり、超スピードで吹っ飛ばされる。その軌道は直線的で、空高く伸びていった。

    「なんか吹っ飛んだ!? よっしゃああ!!上昇穴ありがとう!!」

    スズキは狂ったように笑いながら、今度は自分の周囲にさらなる落とし穴を展開していく。彼の脳内ではすでに勝利のファンファーレが鳴り響いていた。

    「詰んだな!!お前は一生上に落ち続けるしかないぞ!!」

    詩音は落とし穴の反転を解除しようとするが、今解除してしまえば重力で地面に叩きつけられて落下死するのが目に見えている。

    また、落下死の原因となる重力を反転させたところで結局は上に落ちていくだけで何も変わらない。
    彼女の反転はあくまで物をひっくり返すだけであり、落下するという現実をゆっくりにしたり優しくすることはできない。空中で身動きが取れない状態に陥り、彼女は顔を歪めた。

    「ッ……この私が、こんな奴に……!!!」

    怒りと羞恥が混ざった悲鳴が空に消える。スズキは肩で息をしながら、地面に膝をついた。

    「ふ、ふふ……ふはは……勝った……俺が……!」

    息を荒くしながら、シャベルを杖のように支え、スズキは勝者のポーズを取った。全身汗まみれ、泥まみれ、だがその顔には確かな勝利の誇りが浮かんでいた。

    勝者――落宮スズキ。

  • 66二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 16:44:14

    2連勝か、いいね

  • 67AIの力、お借りします!25/04/13(日) 16:56:55

    次の挑戦者

    >>68

  • 68二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 16:59:48

    正義の味方 ジャスティスマン
    本名:多田式 正義(ただしき せいぎ)

    正義感の強い熱血漢、正義の味方やヒーローっぽいことなら「なんでも」できる
    常に正しい行いだけをする。それは多くの人にとっての絶対的正義、個人の正義ではなく社会の正義である

    「正義」、「正義の味方」、「ヒーロー」という3つの概念の具現化のような存在

  • 69AIの力、お借りします!25/04/13(日) 18:37:29

    陽炎のように揺れる空気の中、ふたりの影が対峙していた。夏の光が大地を焼き、蜃気楼のような風景が足元に広がっている。

    ここは遮蔽物一つない、何もない平原。ただただ広がる草原と乾いた大地が、二人の戦場だった。

    「なんだよ……またヤバいやつ来たな……」

    落宮スズキはシャベルを握りしめ、じりじりと後ずさる。

    広がる平原の中、風を切るように現れたのは、一見してどこか特撮ヒーローのような風貌の男――正義の味方 ジャスティスマン。

    「貴様、ここで誰かに危害を加えようとしていないか?」

    「は?いや、ただ立ってただけなんですけど!?」

    「そうか、それは誤解だったら謝ろう……だが!君には落とし穴という卑劣な手段があると聞いている!」

    「情報だよ!?いやマジで!?何その謎の情報網!?」

    スズキは即座に回れ右して、全力で走り出す。足音が地を叩き、心臓の鼓動が耳の奥で鳴り響く。

    頭の中では必死に逃走経路を描きながら、シャベルの先で地面を指し、能力を発動させる。

    《落とし穴》

    10秒後、その場所には穴が開く。だが時間がかかる以上、初手からの移動と位置取りがすべてだ。

  • 70AIの力、お借りします!25/04/13(日) 18:38:08

    スズキにとって逃げは戦術であり祈りであり、生き残るための本能そのものなのである。

    「くそっ、10秒……10秒だけ逃げればまた穴ができる……!」

    だがジャスティスマンの足取りは軽快で、しかも信じられないほど速かった。
    彼の口から放たれる言葉は熱を帯びている。

    「正義に逃走はない!待ちなさい!落とし穴マン!」

    「変な名前つけるな!!」

    スズキの背後で、地面がぽっかりと口を開けた。第一の落とし穴だ。
    しかしジャスティスマンは助走すらつけずに跳躍し、あっさりと罠を飛び越える。

    「そんな罠、この正義の飛躍で無力化できる!!」

    「ちょっと待て、何そのパワーワード!?なんでそんなノリで通じちゃってるんだよ!!」

    次々と地面に魔力が走り、場所指定が重なっていく。スズキは次の穴、さらにその次の穴を仕込んでいく。10秒間の猶予はもはや彼にとっての命綱だった。

    ジャスティスマンは、追いすがりながらも、どこか堂々とした態度を崩さない。その姿は確かにヒーローのようで、そしてどこまでも理不尽な正義そのものだ。

    「君のような者にこそ、私は正義の鉄槌を下さねばならない!!」

    「いや、こっちは逃げ回ってるだけなんですけど!?むしろ変なのに巻き込まれてるんだから被害者の顔くらいしていいだろ!?」

    しかしその時、スズキの中で何かが閾値を超えた。危機感が極限に達し、精神が飽和する。

    その瞬間、彼の能力が本領を発揮した。

  • 71AIの力、お借りします!25/04/13(日) 18:38:42

    地面に、空間に、論理に、ありとあらゆる場所に――穴が出現する。物理的な穴だけでなく、相手の認識、思考、信念にまで及ぶ罠。

    「ん……?今、俺は何をしていたんだ……」

    ジャスティスマンの足取りが止まる。動揺が顔に走る。

    正義とは何か。それを一瞬でも疑った時、その信念の鎧に亀裂が入る。彼の中にぽっかりと思考の穴が開いたのだ。

    「今だ……!」

    スズキは狙いすましたように、足元に第七の穴を展開させる。地面が崩れ、ジャスティスマンの片足がそこに飲まれる。

    「むっ……!?」

    そのバランスを崩した瞬間、次なる三つの穴が連鎖的に展開される。時間差と多重指定による奇襲――彼の十八番だ。

    ズボッ!ズボズボッ!!

    音とともにジャスティスマンが穴の連鎖に飲み込まれていく。

    だが――

    「フッ……俺ともあろうものが油断したな……だが、絶対たる正義はここで終わらない!!」

    落ちる最中、ジャスティスマンは己の身体を反転させ、壁を蹴って上空にジャンプする。そして決意を確かにする正義の一声が空間に響いた。

    「この程度では、正義は倒れん!!」

    穴の中から強靭な叫び声がこだまする。
    落とされたはずのジャスティスマンは、壁を連続でジャンプすることにによって徐々に穴から抜け出しつつあった。

  • 72AIの力、お借りします!25/04/13(日) 18:39:03

    ドゴォォォン!!

    次の瞬間、地面が爆ぜた。ジャスティスマンが自力で地中から飛び出し、土煙の中から立ち上がる。

    「くっ……まだ、足りないのかよ……」

    スズキは息を切らし、額に汗を浮かべる。だが視線は逸らさない。

    得体のしれない相手ではあるが、自分の落とし穴は確かに通用している。であれば、ここから相手を倒すことも不可能ではないはずだ。

    「正義とは、何度倒れても立ち上がる意志のことだ……!」

    その声と共に、ジャスティスマンは再び駆け出す。スズキはさらに逃げ、次々と穴を掘りまくる。

    ズポッ!ズポポポポポッ!!

    しかし、その全てをジャスティスマンは踏破し最後には落宮スズキの顔面に拳を叩き込む。

    「君には再教育が必要だ!正義の再教育がな!!」

    その言葉を最後にスズキの視界が暗転し、意識を失ってしまった。

    勝者――ジャスティスマン。

  • 73二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 18:47:42

    正義ってすげー

  • 74AIの力、お借りします!25/04/13(日) 18:56:26

    次の挑戦者

    >>75

  • 75二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 19:00:46

    ヒビキ

    身長160センチのクソ真面目な少女。
    高い格闘戦闘能力を持つ。

    受けた衝撃を体内に溜め込む能力を持ち、攻撃を受けたり与えたり歩いたりすることで衝撃を蓄積、任意のタイミングで放出できる。
    強力な攻撃を受ければその分だけ多くの衝撃を溜め込むことが可能。
    衝撃による打撃の強化や瞬間的な加速による移動、回避が主な使い方。

  • 76AIの力、お借りします!25/04/13(日) 20:28:03

    太陽は高く、地平線の彼方まで続く空と大地を焼きつけていた。

    澄み切った青空の下、風はなく、雲一つない空の下、ただ静寂だけが辺りを支配していた。その無音の世界に、まるで異物のように、ふたつの存在が対峙する。

    何もない平原、その中心。乾いた土の上に立つのは、正義の化身――ジャスティスマン。
    彼の姿はまるで教科書に出てくるようなヒーローの理想像であり、その立ち姿には微塵の迷いもない。全身からは規律と信念が漂い、正義という概念そのものが具現化したような存在だった。

    「正義とは常にそこに在るべきものだ。君がこの場に立つ理由…説明してもらおうか!」

    声は澄んでいて力強く、聴く者の心を否応なしに正すような響きを持っていた。その声はまるで鐘のように空気を震わせ、静寂を砕いた。

    その声に応じたのは、目の前の少女――ヒビキ。

    身長160センチ、細身ながらも引き締まった身体に、彼女は恐れも迷いもなく立っていた。

    肩を軽く回し、呼吸を整えながら、無駄のない動きで身構える。

    「説明して納得するタイプには見えないけど、まあいいわ。」

    その言葉には皮肉でも挑発でもない、ただの事実としての響きがあった。

    「私はあなたの正義を疑ってる。ただそれだけ。」

    静かな口調。だがその中に潜む芯の強さが、平原の空気を震わせた。

    「なんだと……!?私の正義を疑うだと!?その発言自体が、正義の否定だ!」

    怒気をはらんだ声が響いた刹那、ジャスティスマンが動いた。まるで矢のように、一直線に地面を蹴って突進する。

    その速度は並の視力では捉えられず、拳は音を裂き、風圧を伴ってヒビキへと突き進む。

  • 77AIの力、お借りします!25/04/13(日) 20:28:44

    「――遅い。」

    ヒビキの足元にほんのわずかな振動が走った。彼女は一歩を踏み出し、その一瞬の衝撃を体内に吸収する。

    彼女の能力――受けた衝撃を蓄積する力がそこで静かに発動する。

    ジャスティスマンの拳が届く直前、ヒビキは身体を捻った。まるで自然の流れに身を任せるかのような滑らかさで重心を回し、その勢いを乗せた回し蹴りがジャスティスマンの脇腹に炸裂した。

    「ぐぉっ!?」

    だが、その一撃を受けたにもかかわらず、ジャスティスマンは一歩も引かない。むしろその攻撃を利用するかのように、彼女の腰を掴み返す。

    「受けたならば返すのみ!これぞ正義のカウンター!!」

    叫びと共にジャーマンスープレックスの要領でヒビキを地面へ叩きつけた。

    大地が震えるほどの衝撃が走り、乾いた土が爆ぜ、砂塵が宙を舞った。

    だが次の瞬間――

    「なっ……!?」

    ジャスティスマンの背後に、風が走る。さきほど確かに地面へ叩きつけたはずのヒビキが、そこにはいない。

    「衝撃、ちゃんと返したわよ。」

    背後から低く落ち着いた声が響いた。

    ヒビキは地面に叩きつけられる衝撃を瞬時に吸収し、それを反動に使って逆に跳ね起きることでジャスティスマンの背後へと回っていたのだ。

  • 78AIの力、お借りします!25/04/13(日) 20:29:50

    彼女はそのまま跳躍、全身をバネのように使い、溜め込んだ衝撃を踵に込めて放つ。

    「――これが、私の正義よ。」

    渾身のかかと落としがジャスティスマンの肩口に直撃した。轟音と共に、彼の身体が地面へ叩きつけられる。

    しかし、地に伏せながらもジャスティスマンは拳を握る。

    「正義は、絶対に……屈しない……!」

    彼は立ち上がる。全身が痛みに軋んでもなお、正義という名の旗を掲げるかの如く、再び前を向いた。

    ヒビキの眉がわずかに動く。

    「しぶといわね。でも、正義ってそんなに単純?」

    再び彼女が突っ込む。拳と蹴りが交錯し、何度も何度も衝撃が交わる。その度にヒビキは衝撃を蓄える。

    平原は衝撃音と砂塵に包まれた。ジャスティスマンの拳は鋼のように重く、正義という信念が込められていた。

    それに対し、ヒビキの拳は経験と技術に裏打ちされた冷静な力。双方が互いを押し切れず、互角のぶつかり合いが続く。

    やがてヒビキは、軽く跳ねるような足取りで後退した。肩で息をしながら、目を細める。

    「そろそろ限界でしょ。あなたの正義も。」

    「正義に限界などない!」

    叫ぶと同時に、ジャスティスマンは全身の力を振り絞って突進する。それは彼の信念を全て注ぎ込んだ渾身の拳だった。

  • 79AIの力、お借りします!25/04/13(日) 20:30:31

    しかし、ヒビキは微笑を浮かべた。

    「――全部まとめて返させてもらうわ。」

    ジャスティスマンの拳が命中するよりも速く、ヒビキの拳が炸裂する。

    ドゴンッ!!

    ジャスティスマンの胸に地鳴りのような衝撃が走る。その衝撃は彼の体を一気に貫き、背中まで風圧が突き抜けた。

    だが、それでも正義の使者は倒れない。その胸に揺るぎない正義がある限り。

    「ふ……いい拳だった……だが、正義とは……倒れてなどいられない……!」

    その言葉と共に、ジャスティスマンが地を蹴る。

    ヒビキもまた、それに対抗するように大地を踏み込む。

    力と力、意志と意志がぶつかる、ただの平原が決戦のフィールドとなったその瞬間――

    爆発するような衝撃が天地を裂いた。

    砂塵の中で、二人の影がぶつかり合う。拳と膝、肘と蹴りが嵐のように交錯し、打撃音が鳴り響く。

    ジャスティスマンの拳がヒビキの腹部に突き刺さるも、それを衝撃として吸収したヒビキはその勢いのまま拳に蓄え、逆に強烈なアッパーを返す。

  • 80AIの力、お借りします!25/04/13(日) 20:30:56

    「うおおおおおおおおおおお!!!」

    ジャスティスマンの叫びが空に轟く。痛みに悶えながらも、彼はまだまだ倒れない。

    反撃とばかりに放たれた力任せの拳がヒビキの防御を砕いてその身体を吹き飛ばしたが、彼女は空中で回転して着地の衝撃すら動力に変えて再び踏み込む。

    「――今のが私を倒せるラストチャンスだったわね。」

    ヒビキの膝が瞬間的な衝撃で爆発的に加速し、ジャスティスマンの腹部にめり込む。

    「ぐっ……まだ……まだ正義は……!!」

    彼の拳が振り下ろされる。しかし、その拳が届く直前、ヒビキの拳が真っ直ぐに伸びた。

    光速にすら感じる一閃。

    その一撃が、全ての勝負を決した。

    ジャスティスマンの身体が空中に跳ね上がり、そしてゆっくりと、崩れるように地に伏した。

    「あなたの正義が間違ってるとは思わない。でも、それだけじゃ届かないものもあるのよ。」

    ヒビキはそう呟き、拳を下ろした。

    勝者――ヒビキ。

  • 81AIの力、お借りします!25/04/13(日) 21:20:46

    次の挑戦者

    >>82

  • 82二次元好きの匿名さん25/04/13(日) 21:21:11

    名前:鈴木スズキ
    スズキをこよなく愛するスズキofスズキ。彼の存在を認識したものは認識を歪められ、
    段々と周囲のモノ全てをスズキと認識するようになってしまう。
    最後には自分さえもスズキだと認識してしまい、スズキの仲間入りになる。
    確固たる自己を持っていればスズキ化の浸食は遅くなるが、止まりはしない。

スレッドは4/16 21:21頃に落ちます

オススメ

レス投稿

1.アンカーはレス番号をクリックで自動入力できます。
2.誹謗中傷・暴言・煽り・スレッドと無関係な投稿は削除・規制対象です。
 他サイト・特定個人への中傷・暴言は禁止です。
※規約違反は各レスの『報告』からお知らせください。削除依頼は『お問い合わせ』からお願いします。
3.二次創作画像は、作者本人でない場合は必ずURLで貼ってください。サムネとリンク先が表示されます。
4.巻き添え規制を受けている方や荒らしを反省した方はお問い合わせから連絡をください。