【🎲/⚓】【閲覧注意】アイドルと崩壊後の世界を生き抜く 3

[1 ◆tsGpSwX8mo 25/04/13(日) 23:12:51]

学Pがアイドルと何らかの理由により崩壊した世界で生き抜きます
出来るだけマイルドに表現するつもりですが一部残虐描写があるかもしれません

[2 ◆tsGpSwX8mo 25/04/13(日) 23:13:23]

前スレその１

【🎲/⚓】【閲覧注意？】学P「アイドルと崩壊後の世界を生き抜く」｜あにまん掲示板

[3 ◆tsGpSwX8mo 25/04/13(日) 23:13:45]

その2

【🎲/⚓】【閲覧注意】アイドルと崩壊後の世界を生き抜く 2｜あにまん掲示板

[4 二次元好きの匿名さん 25/04/13(日) 23:15:10]

待ってた

[5 ◆tsGpSwX8mo 25/04/13(日) 23:16:03]

三行であらすじ
ゾンビウイルスによって崩壊した世界、そこで行方不明になった千奈を探す学P、清夏、美鈴
三人は千奈を探す道中で、彼女を誘拐した組織の脱走者、ジェムと出会い、彼と行動を共にする
そしてついに組織の研究施設に辿り着き、千奈を救出した四人の前に現れたのは、組織の警備ロボットだった

[6 二次元好きの匿名さん 25/04/13(日) 23:16:09]

立て乙

[7 ◆tsGpSwX8mo 25/04/13(日) 23:28:50]

登場人物
学P：千奈担当、行方不明になった千奈を救うため捜索に乗り出す。
銃や武器の扱いにも精通しており、チームのリーダー的役割、ただ状況が状況なのでメンタルがギリギリになりがち

清夏：ゾンビに襲われそうになったところを学Pに助けられた恩返しとして千奈救出に協力する。
サバイバルナイフを装備しており、その明るい性格で苦しい状況でも皆を励ます精神的支柱の役割も

美鈴：同じ1年2組代表として、千奈捜索に協力する。
武器は日本刀で、ゾンビ相手にも冷静な判断が下せる胆力の持ち主、何故かやたら戦闘慣れしている

千奈：ある日、行方不明になった倉本家のお嬢様
彼女の体質はゾンビウイルスが効かない特殊な体質で、それを組織に狙われ誘拐された

ジェム・ウォルマン：千奈を誘拐した組織の脱走者であり、彼女の誘拐を指示した張本人
とある理由で病院の倉庫に隠れており、誘拐したことの罪滅ぼしとして彼女の救出に参加する

[8 ◆tsGpSwX8mo 25/04/13(日) 23:56:49]

――――――――

研究施設の地下から現れた警備ロボットから逃げる為に地上へ続く非常階段へ向かう学Pたち

一度はロボットの攻撃を避ける事に成功したが、ロボットは研究所の壁を破壊しながら、こちらへ向かってくる

≪警戒モード上昇、コレヨリ殲滅ヲ始メマス≫

ジェム「なぁこれ……かなりまずく無いか……？」

学P「えぇ……皆さん伏せて！」

とっさに危険を察知した学Pが伏せるように指示をした瞬間、ロボットの腕が光り、凄まじい轟音と共に無数の弾丸が発射される

壁や天井への無差別攻撃により、廊下一帯は砂ぼこりに包まれ、瓦礫の山と化した

学P「げほっ……皆さん無事ですか……」

清夏「な、なんとか……」

美鈴「これ以上ここに留まるのは危険ですね……早く非常階段へ行かないと……！」

非常階段への道は

dice1d2=1 (1)

1.まだ通じている

2.塞がってしまった

[9 ◆tsGpSwX8mo 25/04/14(月) 00:37:09]

砂ぼこりが収まり、火薬の匂いがする方向を見ると、そこにはキャタピラを動かしながらこちらに向かってくるロボットの姿があった

≪対象ノ生存ヲ感知、追跡シマス≫

ジェム「全く、大した機動性だな……！」
清夏「感心してる場合じゃないよ！早く逃げなきゃ！」

瓦礫の山をかき分け、迫りくるロボットから全速力で逃げる学Pたち

学P「もう少しです！頑張って！」
職員B「それにしても……なんで俺たちがこんな目に……」
美鈴「まぁ……呉越同舟と言うものですよ、我慢してください」
清夏「ゴエツ……なんとかは良いから走って美鈴っち！」

[10 ◆tsGpSwX8mo 25/04/14(月) 00:39:56]

学Pたちは非常階段に辿り着くと、大急ぎでそれを上り始める

ロボットは段差などお構い無しといった様子でキャタピラ動かし、こちらを追いかけてくる

職員A「ひぃいいい！こっち来るな！！」

ジェム「振り向かずに走れ！絶対に転ぶなよ！」

学P(倉本さん……！もう少しの辛抱ですよ……！)

この階段を上り切って脱出すれば、きっとまた千奈と一緒に学園で過ごせる、それだけが学Pの体を動かしていた

dice1d3=3 (3)

1.階段を上る途中でなにか起こる

2.階段を上った先に何か居る

3.無事地上へ(エンディング)

[11 二次元好きの匿名さん 25/04/14(月) 06:49:56]

しゃあ！

[12 二次元好きの匿名さん 25/04/14(月) 07:21:13]

たて乙です！みんな無事でよかった！

[13 二次元好きの匿名さん 25/04/14(月) 08:30:09]

盾乙

[14 二次元好きの匿名さん 25/04/14(月) 14:12:01]

保守

[16 ◆tsGpSwX8mo 25/04/14(月) 22:54:30]

何分、階段を上っただろうか、巻きあがる砂ぼこりと硝煙の匂いの中、全力で足を前へ進める
本当は数分しか経っていないかもしれない、しかし、学P達にはその数分が非常に長く感じた

学P「はぁっ……はぁ……」
ジェム「もうすぐ地上だ！」
清夏「ちょっと……！アイツしつこ過ぎない！？いつまで追ってくるの……！」

学Ｐたちが必死に階段を上っている間も、ロボットは追跡の手を緩めない

美鈴「とにかく……地上へ出ましょう……！」
職員B「そうだな……とにかく今は逃げる事だけ考えろ……！」

≪侵入者ヲ追跡、侵入者ヲ追跡≫

蒸気を噴き上げ、サイレンを鳴らしながら、ロボットは迫ってくる
ただ、こちらを捕まえ、殺すためだけに

[17 ◆tsGpSwX8mo 25/04/14(月) 23:06:25]

職員A「この階段を上った先が出口だ！スタジアムの裏口だ！」

職員が指さす方向には、大きな一枚の非常扉があった

長い旅の終わりは、すぐそこまで来ていた

先頭を走るジェムが、息を切らしながらも、口を開いた

ジェム「皆、俺が扉を開ける！すぐに飛び込むんだ！」

学P「……！でも、そんなことしたらジェムさんが……！」

ジェムは深く呼吸をし、学Pの目を見つめる

ジェム「一度捨てた命だからね。最初から決めていたんだ、死ぬなら、君たちの役に立ちたいと」

[18 ◆tsGpSwX8mo 25/04/14(月) 23:24:10]

ジェムはそう言うと、非常扉のドアを力いっぱい開いた
まばゆい光が差し込み、ドアを抜けた先が地上であることを示していた

ジェム「さぁ！行くんだ！」

清夏・美鈴「ジェムさん！」

後ろからはロボットが追いかけてきており、足を止める事は出来ない
止めたら最後に待っているのは、死だ

学P「……ジェムさん、すみません、ありがとうございます……！」

学Pは力強く頷いた後、胸に抱えていた千奈をより強く抱きしめ、外へ走り出した
それに続くように清夏と美鈴も出口へ走り出す

ジェム「Prototype-K……いや、君の大切な教え子、倉本千奈を頼んだぞ……」

[19 ◆tsGpSwX8mo 25/04/14(月) 23:37:25]

三人が無事に脱出したのを見届けると、ジェムはゆっくりと非常扉を閉める

職員B「おい！俺たちはまだ脱出出来てないんだぞ！？」
職員A「うわぁぁああ！！もうすぐそこまで来てる！！」

ジェムは職員ふたりの腕をがっしりと掴むと、不敵な笑みを浮かべた

ジェム「ここまでの道案内ご苦労、非常に感謝している」

職員B「くそっ！離せこの野郎！」

ジェム「だが、組織の人間をここで逃がす訳には行かない、すまないが、ここで道連れになってもらうよ」

職員A「き、貴様ああああああぁぁ！！！！」

職員の絶叫が非常階段に響き渡る、次の瞬間、その声は凄まじい爆発音にかき消されたのだった

[20 ◆tsGpSwX8mo 25/04/15(火) 00:02:36]

――――――――

学P「っ……！？今の爆発は……！」
清夏「スタジアムの方からだよ……！？」
美鈴「ジェムさん、無事でしょうか……」

凄まじい爆発の衝撃は、スタジアムの外に出た三人にも届いていた

清夏「ジェムさんが……助けに行かなきゃ……！」

とっさに走り出そうとする清夏の腕を、美鈴が掴む

清夏「っ……なんで！」
美鈴「ダメです……！今戻れば、またロボットに見つかるかもしれません、それに、組織の人間も私達を探しているはずです」
学P「心苦しいですが……今はここから離れるのが優先です、走りましょう……」

清夏「そんな……ジェムさん……」

三人はジェムの無事を願いながら、その場を離れたのだった……

[21 ◆tsGpSwX8mo 25/04/15(火) 00:04:14]

脱出から

dice1d12=5 (5) 週間後

千奈の体調

dice1d100=99 (99)

(100に近い程回復)

[23 二次元好きの匿名さん 25/04/15(火) 01:05:23]

ジェムさんありがとう…

[24 二次元好きの匿名さん 25/04/15(火) 08:32:39]

千奈ちゃんも回復して良かった

[25 二次元好きの匿名さん 25/04/15(火) 13:59:38]

保守

[26 二次元好きの匿名さん 25/04/15(火) 19:08:05]

乙です！みんな頑張った！

[27 二次元好きの匿名さん 25/04/16(水) 00:10:59]

保守

[28 ◆tsGpSwX8mo 25/04/16(水) 00:54:10]

～５週間後、初星学園～

「せんせ～！」

「倉本さん、廊下を走ってはいけませんよ」

「あわわわ……すみません！私としたことが、つい嬉しくって……」

ある日の初星学園、そこには以前と変わらない笑顔で、学Pの元へ駆け寄る倉本千奈の姿があった

学P「それにしても倉本さん、この短期間ですっかり走れるくらいにまで回復したんですね」

千奈「えぇ、これも倉本家の医師と初星学園の方々のご尽力のおかげですわ！それに……」

千奈「私を助け出してくれた後、先生が付きっ切りで私の側にいてくれたからですわ……！」

学P「そんな……俺はただ、プロデューサーとして当然の事をしただけですよ」

――――――――
俺が倉本さんを組織の施設から助け出した後、俺たちは必死で初星学園を目指して走った
組織に見つからない様に、倉本さんを、二度とこんな目に合わせない為に

[29 ◆tsGpSwX8mo 25/04/16(水) 01:08:00]

千奈「先生？どうしたんですの、そんな怖い顔をして……」

学P「あ……いえ、何でもありませんよ、それより、友人の方々には声を掛けましたか？」

千奈「もちろんですわ！篠澤さんと花海さんなんて、私が目を覚ましたらすぐに病室に駆けこんできたんですもの！花海さんなんて、顔がくしゃくしゃになるまで泣いて喜んでくださって……」

学P「それは良かったです、会えなかった分、またうんと仲良くしてくださいね」

学Pと千奈が談笑していると、廊下を歩く二人の人影が見えた
清夏と美鈴だった

清夏「お！ちなっち！おはよ～！」
美鈴「おはようございます、倉本さん」

[30 ◆tsGpSwX8mo 25/04/16(水) 01:22:52]

二人が千奈に挨拶すると、千奈もそれにとびっきりの元気な挨拶で答える

千奈「秦谷さん！紫雲さま！おはようございます！」

清夏「ちなっちやっぱ固いな～、普通に清夏で良いのに～」

千奈「いえ！お二人は、私の命の恩人ですもの！」

学P「秦谷さんと紫雲さんも、二人で見る事が多くなりましたね」

美鈴「えぇ……実は私達、二人である事をしようと思いまして」

千奈「ある事……？」

dice1d3=2 (2)

1.アイドルとして生き残った人達に希望を与えたいんです

2.ゾンビから学園を守るための警備隊に参加することになりました

3.ジェムさんを……見つけたいんです

[31 ◆tsGpSwX8mo 25/04/16(水) 01:34:50]

学P「学園の警備……ですか」

清夏「そう！今までは学園の職員の人が警備してたんだけど、そこにあたし達も加わりたいってお願いしたんだ」

千奈「そっ、そんなの危ないですわ～！」

美鈴「実際にゾンビと戦って生き延びた経験は、きっと役に立つはずですから」

学P「確かに……でも、凄いですね、自ら志願するなんて」

清夏「正直、めっちゃ怖かったけどさ、またあんな怖い事にちなっちや学園のみんなを巻き込みたくないもんね」

美鈴「はい、しかも、敵はゾンビだけじゃない事も分かりましたし……」

学P「そう……ですね、ジェムさん、無事でしょうか……」

あの日、警備ロボットから学Pたちを無事に逃がすために爆発に巻き込まれたジェム

彼と過ごした時間は短かったが、三人の心には彼の存在が深く刻まれていたのだった

ジェムの生死

dice1d3=2 (2)

1.2.生きている

3.死んでしまった

[32 二次元好きの匿名さん 25/04/16(水) 06:13:17]

生きてたのか！

[33 二次元好きの匿名さん 25/04/16(水) 13:16:19]

保守

[34 二次元好きの匿名さん 25/04/16(水) 18:38:30]

みんなたくましいな

[35 二次元好きの匿名さん 25/04/16(水) 22:25:23]

ジェムさん爆発から生きてるのすげえな

[36 ◆tsGpSwX8mo 25/04/17(木) 00:25:18]

四人があの日の事について話していると、ふいに校内放送が鳴る

「プロデューサー科、○○くん、至急職員室に来てください」

あさり先生の声で呼び出しがかかる、どうやら学Pを探しているようだ

千奈「あら？呼ばれているのは……先生ですわ」

学P「そうですね……何かあったんでしょうか、少し失礼します」

清夏「いってら～」

[37 ◆tsGpSwX8mo 25/04/17(木) 00:35:52]

――――――――
初星学園　職員室

学P「……失礼します」

静かにドアを開け職員室に入ると、あさり先生が待ちわびていたかの様に学Pを迎える

あさり「待ってましたよ学P君、実は今、君に会いたいと来てる人が居て……心当たりはありますか？」
学P「俺に会いに……？いったい誰でしょう……名前は聞いてますか？」
あさり「確か、ジェムと名乗っていたような……」

その名前を聞いた瞬間、学Pは血相を変えたような顔であさり先生に詰め寄る

学P「ジェムさん……？！どこに居るんですか！？」
あさり「えっ！？しょ、職員玄関の所で待ってもらってますよ」
学P「ありがとうございます！あと、紫雲さんと秦谷さん、倉本さんも一緒に呼んでもらっても良いですか？！」
あさり「わ、わかりました……」

学Pは居ても立っても居られないといった様子で職員室から飛び出すと、大急ぎで職員玄関に向かったのだった

あさり「あ、あんな学P君、初めて見ました……」

[38 ◆tsGpSwX8mo 25/04/17(木) 00:59:26]

――――――――

初星学園　職員玄関

学P「ジェムさんっ！！」

ジェム「おぉ、来てくれたか」

学Pの声の先には、かつて一緒に千奈を救うため戦ったジェムの姿があった

その姿は松葉杖を突き、包帯で巻かれた痛々しい姿だったが、芯の通った眼差しは今でも変わらないままだった

学P「ジェムさん……生きていたんですね」

ジェム「まぁな……まったく悪運が強い男だよ私は」

学P「しかし、あの爆発の中で……どうやって生き延びたんですか？」

学Pは思っていた疑問をぶつける、あの警備ロボットの爆発に巻き込まれたのだ、無事でいられる訳がない

ジェム「正直、私も驚いているよ、あの時は……」

dice1d3=1 (1)

1.落ちてきた瓦礫が壁になり助かった

2.職員が命懸けでロボットを止めに行った

3.脳内に突然千奈の声が聞こえた

[39 ◆tsGpSwX8mo 25/04/17(木) 01:16:11]

あの時起った事を、ジェムは静かに語り始める

ジェム「あいつは最後爆発する前に、私達に向かって攻撃してきたんだ、片腕のガトリングを乱射してね」
ジェム「だがあいつも長時間の稼働でオーバーヒートしていたんだろう、弾丸は、標準が狂って天井に発射されたんだ」
学P「それから……どうなったんですか？」
ジェム「天井が崩落したんだ、崩れたがれきは、私とあいつの間に大きな壁を作ったのさ」
学P「なるほど……それで爆発の直撃は免れた、と……」
ジェム「そういう事だ、全く奇跡としか思えないね……」

ジェムと学Pが話していると廊下からこちらを呼ぶ声が聞こえる、清夏たちが来たようだ

清夏「ジェムさん！無事だったんだね……！」
ジェム「おぉ君たちか、久しぶりだな……変わりは無いかい？」
美鈴「えぇ……こうやって話せるのもジェムさんが私達を脱出させてくれたおかげです」
ジェム「はは……こうやってお礼を言われるのも、なんだか恥ずかしいな……。おや？君の後ろに居るのは……」

美鈴の後ろに隠れていた千奈がひょっこりと顔を覗かせる、明らかに、ジェムを警戒しているようだった

[40 二次元好きの匿名さん 25/04/17(木) 06:10:48]

保守

[41 二次元好きの匿名さん 25/04/17(木) 11:00:49]

ほ

[42 二次元好きの匿名さん 25/04/17(木) 11:04:48]

職員ABも運が良ければ生き残ってるかもしれない

[43 二次元好きの匿名さん 25/04/17(木) 12:24:33]

そりゃ警戒するよな

[44 二次元好きの匿名さん 25/04/17(木) 21:21:18]

ほ

[45 ◆tsGpSwX8mo 25/04/17(木) 21:37:53]

千奈「あ、貴方は……、そのお顔、覚えていますわ……」

美鈴「倉本さん……」

ジェム「き、君は……！いや、その反応も無理はないか……」

恐る恐る顔を覗かせる千奈、かつてジェムは千奈を攫ったグループの指揮を執っていたのだ

五人の間に気まずい沈黙が流れる、そして数秒後、その沈黙を破ったのはジェムだった

ジェム「あの時は……あの時は申し訳ない事をした…！」

清夏「ジェムさん…！」

ジェム「自分の身可愛さに君を誘拐した事、本当に後悔しているんだ……あの時の私はどうかしていた……」

ジェム「だからこそ、プロデューサー君に協力しようと思った、あの時の私にケジメを付ける為にも……」

ジェム「許してくれなくても構わない。本当に、すまない……」

そう言うと千奈に向かって深々と頭を下げたのだった

千奈は

dice1d3=1 (1)

1.2.許す

3.許せない

[46 二次元好きの匿名さん 25/04/17(木) 22:19:20]

千奈ちゃん…

[47 ◆tsGpSwX8mo 25/04/17(木) 22:19:25]

千奈「ジェムさん、貴方が……」

優しい声で、千奈が静かにジェムに語り掛ける

千奈「貴方が私を攫った事、それは紛れもない事実です。でも、それは貴方自身の意志ではなかった」
ジェム「……！」
千奈「そしてその後、貴方は先生と協力して、命を懸けて私を助け出してくださった、それは紛れもなく貴方自身の意志だったのでしょう？」

千奈「私は……その貴方を信じ、許したいのです……さぁ、お顔をお上げになってくださいな」

学P「倉本さん……」
美鈴・清夏「まぁ……」「ちなっち……！」

ジェムがゆっくりを顔を上げ、千奈と目を合わせる

ジェム「本当に……許してくれるのかい……？」
千奈「えぇ……！もうジェムさんは、私のお友達ですわ！」

[48 ◆tsGpSwX8mo 25/04/17(木) 22:48:31]

千奈はそっと手を差し伸べる
ジェムはその手を握り、二人は固い握手を交わした

ジェム「ありがとう……ありがとう……」
清夏「あはは、ジェムさん泣いてんじゃん！」
千奈「わ、私こんなはずでは～！」
美鈴「ふふ……良かったですね、ジェムさん」
学P「えぇ、良かったです……本当に」

[49 ◆tsGpSwX8mo 25/04/17(木) 22:53:41]

――こうして、倉本さんを巡る数日間の物語は幕を下ろしたのだった
秦谷さんと紫雲さんは学園の警備に参加し、俺も定期的に協力している
倉本さんはあの後、倉本家の方々、そしてジェムさんと協力し、組織の調査を進めているようだった
ゾンビの脅威は完全に去った訳では無いし、まだまだ分からない事も沢山残っている

でも、今こうして倉本さんと一緒に居られる現状を一番大切にするべきだろう
願わくば……

[50 ◆tsGpSwX8mo 25/04/17(木) 22:55:25]

千奈「せんせー！」
学P「おや、倉本さん」
千奈「今何を書いてたんですの？」
学P「ふふ、秘密です、さあ、行きましょうか」
千奈「ずるいですわ～！教えてくださいませ～！」

これからも、ずっと倉本さんのプロデューサーでいられますように……。

アイドルと崩壊後の世界を生き抜く　〈完〉

[51 ◆tsGpSwX8mo 25/04/17(木) 23:06:24]

大変長丁場になりましたが、ひとまず完結となります……

初めてのダイススレで、拙い文章、進行になってしまいすみませんでした……
そして暖かい感想や保守レス、本当に励みになりました
不手際でスレが落ちてしまい気分が沈んでいた時、別のSSやダイススレを紹介するスレでこのスレが紹介されていたのも凄く嬉しかったです(正直あのレスのおかげで再会を決意しました)

その後のお話や、続編が思いつけば、また書きたいと思います
本当に長い間お付き合いいただき、ありがとうございました！

[52 二次元好きの匿名さん 25/04/17(木) 23:16:49]

完結本当にありがとう。感動した！

[53 二次元好きの匿名さん 25/04/18(金) 00:13:54]

千奈の出番は少なかったのにひたすら千奈が可愛くて尊かった

[54 二次元好きの匿名さん 25/04/18(金) 01:00:57]

長編お疲れ様でした！
前々スレから楽しく読ませていただき、途中でスレが落ちてしまった際に失礼かなと思ったのですが別スレで紹介させて頂きました。再開された時はとても嬉しかったです！

登場人物みんな魅力的で全員生還できて良かったです！
終盤のイラストもとても上手くてまた機会があれば次のお話しも読みたいなと思いました！
ありがとうございました！

[55 二次元好きの匿名さん 25/04/18(金) 04:54:33]

途中で終わってしまった時は本当に悲しかった
完結ありがとう！素晴らしい読み応えのある作品でした！
別スレで紹介レスを書いてくれた人もありがとう！

[56 二次元好きの匿名さん 25/04/18(金) 08:29:37]

乙