- 1二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 22:20:11
十九世紀倫敦───偉大なる大英帝国は大陸から現れた吸血鬼達魔の勢力により未曾有の危機に陥っていた
誰もが魔の勢力に怯えていたその時、聖教会が銀によってコーティングされ聖水によって駆動する蒸気兵装スチーマーを作り上げる
人々はスチーマーを手に魔の勢力との闘争を始める、明日の朝日をつかみ取るために……!
【禁止事項】
・過度なエログロ・チート
・確定ロール
・版権ネタ(パロネタ、オマージュはアリ)
【世界観の注意点】
・教会は絶対味方。魔の勢力に裏切った者以外の人対人はNG
・魔の者は基本的に敵。味方の魔の者をやりたい場合は完全に教会の制御下に置かれた者のみとすること
・舞台は十九世紀イギリスだけどある程度緩くてOK。中華街や騎士等イギリスっぽいものなら出しても大丈夫
次スレは>>190の方が立ててください
- 2コサック25/04/17(木) 22:21:39
【コサックはいつ動いても良い様に構えてた】
- 3二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 22:21:53
- 4ジキル・ハイド25/04/17(木) 22:22:50
保守
- 5クドラ25/04/17(木) 22:32:05
立て乙です
- 6ブランシュ25/04/17(木) 22:34:07
立て乙ね
- 7二次元好きの匿名さん25/04/17(木) 22:34:22
さて教会と警察に通報もしたし…今日は帰って寝るかぁ…
【港は未だ混乱の中にあるが、少しずつ落ち着きを取り戻しつつある】 - 8コサック25/04/17(木) 22:39:58
【飛び去った吸血鬼を睨んでいる】
【前まで仲良く話していたとは思えない形相で】 - 9ジキル・ハイド25/04/17(木) 22:43:12
保
- 10ジキル・ハイド25/04/17(木) 22:43:27
守
- 11竜(仮)25/04/17(木) 22:47:32
- 12クドラ25/04/17(木) 22:50:16
- 13ジキル・ハイド25/04/17(木) 22:57:42
- 14クドラ25/04/17(木) 23:06:32
- 15竜(仮)25/04/17(木) 23:09:31
- 16ジキル・ハイド25/04/17(木) 23:13:29
- 17竜(仮)25/04/17(木) 23:31:28
- 18ペストマスク25/04/18(金) 00:08:47
【騒動の去った静かな波止場に、カン、と金属杖をつく音が鳴った】
【飛行船の残骸。壊れた貨物と施設の残骸。脅威は去ったが、得体の知れぬ粘液があちこちでぬらぬらと光っている】
……で、触手の魔物は飛行船もろとも海に沈んだと……了解した。
他に現場には……、すまない。もう一度お聞きしても?
熊と? ドラゴンと……? 今はどこかに行ってしまった?
貴公……すまないが、当時の飲酒量を伺っても?
【ペストマスクの男は現場の被害状況を手帳に記録し、ため息をついた】
……今夜も長くなりそうだな。
【魔のものに由来する穢れは聖水蒸気の噴霧に弱いことが多い――が、どうやら今回はそうでもないようだ】
【つまるところ、これから待ち受けているのは地道で厄介な清掃の業務なのだった】 - 19二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 01:34:45
…クスクス
【ボロボロの空き家から少女のような笑い声が聞こえる…】
うふふっ… - 20竜(仮)25/04/18(金) 09:15:54
「Zzz......」
【早朝、路地裏の建物に囲まれた空き地】【その中央に、無骨な金属製の首輪を付けた5mくらいの白竜が丸まって寝息を立てていた】
「Zz...」
【十枚もある大きな翼、後頭部の二対の角、うなじから長い尾まで背骨のように並ぶ棘、鼻先から後頭部にかけてを覆うつるりとした白い仮面、獣や爬虫類めいた四肢や鋭い爪に薄く纏わりついたもの。そのどれもが、純白の結晶である】
【さらに、その上からは粘液がベールのように覆っていた】
「Z────!
【やがて、外が明るくなったのをどうやってか感じ取ったのか身体をのっそりと起こすと、大きく天を衝いて伸びをし】
──■■ォ──■■■■■■■……!」
【表情が物理的に読み取れない仮面をもたげ、その下の鋭い牙が並んだ口を開いて大きく欠伸。
楽器を一斉に鳴らしたような生物らしからぬ不協和音が響き渡る】
【ちなみに近所の人々は慣れているのか、顔を出して「今日も平和だなあ」とか「今日もアイツは元気そうで良かったぜ」などと話している】
〜〜〜〜〜
「■■────。
ggggg……!」
【やがて満足したのか顎を閉じると、おもむろに身体を丸め力を込め始める仮面竜】
「gggggg────
【万力にかけ圧縮したようなギリギリ、ギリギリという音が響くうちに、白竜の身体から結晶が剥がれ落ちて小さくなっていく】
【と、ここでいつもならサイズを小さくするのだが……今回は様子が違った】
「────」
【動きが完全に固まり、呼吸すらも止み静寂が訪れる】
【そして】 - 21竜(仮)25/04/18(金) 09:29:08
(※ジキル・ハイドさんとペストマスクさんを混同していた【>>16】ことに気づいた……すみません…!!!)
「──────ん……」
【ヒトの、低音で艶やかな女声とともに、パキパキ、パキリ。と胴体が真っ二つに割れ】
「ぐ…ぁぁぁ……〜〜〜ッ!」
【肌も地面につくほどに長い髪も石膏の如き白色、腹筋が割れるほどに鍛え上げられ引き締まった肉体。東洋人めいた端正な顔立ちに希臘(ギリシャ)彫刻のような肢体を持つ"青年"が、伸びをしながらしっかりとした足取りで出てきた】
【当然と言えば当然だが、服は着ていない】
【その場を見ていたご近所さんたちの視線が凍りつき、声とのギャップに戸惑っている中】
「ゔぁぁ……ヒトになるのはひっさしぶりだね……流石に動きが思い出せなくなってきたな」
【肩や首や足を明らかに通常のヒトではありえない方向にガキンゴキンと回し、ふと自らの首から下に目を遣ると】
「おや、うっかり雄のままで変化してしまったようだ……全く、竜の時はあんなに力強いというのに」【はたと呟いたその瞬間…………青年の全身に白い結晶が付き、陽炎のように一陣の風に揺らめく】
【鍛え上げられた筋肉はそのまま、しかし柔らかそうな質感が足され、胸部や臀部、骨格すらも瞬く間に変化し】
【一瞬の後…………そこには女神には劣るものの、すらりとして美しい肢体、猫目で異国風な顔貌を持つ艶やかな乙女が顕現していた】
【当然と言えば当然だが、服はまだ着ていない】
「……おっと。
はしたないところをお見せしたね、すまない。今日は人間と会う予定があるのだよ」
【まだ残る結晶と粘液を手で落とし、色が付けば濡羽色だったであろう枝毛1つない長髪を両手で後ろに掻きやる乙女。
巣に持ってきていた布をトーガのように被り、あり合わせの紐で縛ると律儀に四方へ頭を下げる】
「では、私はこれで……adieu!」
【悠々と歩き去っていく教会製の無骨な首輪付き美女を、ご近所さんたちは唖然として見つめていた】
【そして、いつもの格好良い白竜を見ようと覗いていた少年少女のうち……dice1d20=6 (6) 人の癖が決まったという】
おや、港の掃除かい?私も良ければ、手伝うよ…
【しれっと掃除用具を持って微笑む布被りの乙女】【色がほんのりついて、通常のヒトとなんら変わりない質感になっている】
- 22ペストマスク25/04/18(金) 09:55:53
【《処理班》の業務が、夜明けまで続くことはさほど珍しくない。理不尽な業務や命令には慣れたものだ――】
【――とは言え、得体の知れぬ粘液の清掃は、決して愉快な仕事ではない】
人的被害が少なかっただけ良しと……そういうことにしておこう。
【ペストマスクの男はそう呟くと、改めて港を眺めた。最も気がかりな点は、騒動の顛末が不明瞭なことである】
(※ドンマイです!私は気にしてませんのでお気遣いなくー)
……おや。よもや女神の手助けがあるとは。
【不意に現れた東洋美女の姿に内心かなり驚くが、ペストマスクに阻まれて表面には出ないだろう】
【ペストマスクの男は冗談混じりの言葉と共に、乙女をそっと制止した】
お気持ちは嬉しいのだが……
これはただの汚れではなく、魔の物が暴れた跡でな。
汚染がどのような影響をもたらすか、知れたものではない。
何より――淑女の手を汚させるなど、紳士のすべきことではないだろう?
【冗談めかして告げるが、一般人――と表現するにはやや不審な女性を現場から遠ざけておきたいのは事実である】
- 23竜(仮)25/04/18(金) 10:16:38
(※ありがとうございます!!!次は気をつけます…!)
おや…くく、女神と出たか
町一番の美人も大きくなったものだ……御褒めの言葉、感謝するよ
【『流石に怪しまれるか…しかし、自身の分の粘液は申し訳ないのと、証拠隠滅しておきたい…!
…………この姿で自身の粘液というとなんか…アレだな…』という内心をおくびにも出さず、にやりとした意味深な微笑みを継続する布被りの女】
お気遣いは結構。しかし、しかしだね…街を綺麗に保ちたいのは、紳士も淑女も変わらないものだろう?
【さりげなく教会製の首輪を見せつつ、どこに入っていた??というような大きさの吸引機を布の中から取り出した】
それに私は自慢ではないが……錬金術が得意でね
単調な掃除も少しならば、楽になると思われる。
- 24ペストマスク25/04/18(金) 10:31:31
- 25船上の演奏者25/04/18(金) 10:51:26
【いつもの波止場……は流石に使えないので教会の鐘撞き塔から海を見下ろしながらヴィオールを奏でている】
ローシャジ……マダムブランシュ……
私、どうしたらいいのかしら…… - 26カウボーイ騎士25/04/18(金) 16:12:09
あ"ぁ"〜…頭いてぇ…
あの人らに会ったらまたちゃんと礼言わねぇとな…
【頭に包帯を巻かれている。どうやら処置はそれていたものの1日は要安静という事で、教会内に引き留められていたようだ】
しかしあの嬢ちゃん、確かにあの様子はグールだったが…
人が急にグールになる事なんざあるのか?
何かから感染した?或いは意図的に誰かが…
…ま、今考えた所で…か - 27コサック25/04/18(金) 17:12:23
……どこでするか、聞いてなかったです。
【ガチガチの重武装で待ち構えている】 - 28二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 17:22:09
このレスは削除されています
- 29竜(仮)25/04/18(金) 17:22:48
(※おのれホスト規制!!!すみません!!!)
おやおや、この布の中身が気になるのかね?
【くく…と誂うような笑みを深め、布の裾をバサバサとさせて中から色々な掃除用具を落とす布被りの女】
乙女には一つや二つ、秘密があるというものだよ……と、もう言われていたか。
【暗に察してくれたお礼を含め、カーテシーを取りウインクを一つ。そして、吸引機を両手に掃除を始めた】
ということで…今日はよろしく頼むよ、嘴面の貴公。
【実を言うとこれらはカモフラージュも兼ねる。本命は本体そのものによる粘液の吸収だ…身を削って造った吸引器の先、そしてなぞるように伸ばした白魚のような指でさりげなく触れたところが、綺麗さっぱりとなくなっていっている】
- 30ブランシュ25/04/18(金) 17:57:07
- 31コサック25/04/18(金) 18:01:47
- 32クドラ25/04/18(金) 18:04:28
………決闘かぁ…
【路地裏を歩いている。クドラは昨日の話を聞いていたようで、考え込んでいる。】
ブランシュさん同族だったとはね…
……はぁ…意志強そうだったし説得には応じないだろうな。
…ローシャジさん達の方も大丈夫か心配だけど部外者の僕が勝手に口出しするのもどうかと思うし… - 33二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 18:07:11
このレスは削除されています
- 34船上の演奏者25/04/18(金) 18:08:36
- 35二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 18:09:53
このレスは削除されています
- 36船上の演奏者25/04/18(金) 18:11:35
- 37クドラ25/04/18(金) 18:14:03
(メタ:わかりました。こちらこそごめんなさい。…とりあえず時系列的におかしくなるので33も消しておきます。)
- 38ブランシュ25/04/18(金) 18:19:11
- 39コサック25/04/18(金) 18:29:00
- 40船上の演奏者25/04/18(金) 18:35:06
- 41ブランシュ25/04/18(金) 18:36:54
- 42ブランシュ25/04/18(金) 18:39:52
- 43コサック25/04/18(金) 18:45:24
- 44ブランシュ25/04/18(金) 18:50:16
- 45コサック25/04/18(金) 18:56:44
- 46戦場の演奏者25/04/18(金) 18:57:08
……
dice1d3=2 (2)
1.哀惜
2.憤懣
3.達観
- 47戦場の演奏者25/04/18(金) 18:58:28
- 48ブランシュ25/04/18(金) 19:00:20
- 49コサック25/04/18(金) 19:02:47
- 50ブランシュ25/04/18(金) 19:13:24
- 51コサック25/04/18(金) 19:19:45
- 52ブランシュ25/04/18(金) 19:27:56
- 53コサック25/04/18(金) 19:34:42
- 54ブランシュ25/04/18(金) 19:42:28
- 55コサック25/04/18(金) 19:46:23
- 56船上の演奏者25/04/18(金) 19:49:07
- 57ブランシュ25/04/18(金) 19:51:05
- 58コサック25/04/18(金) 19:56:17
- 59船上の演奏者25/04/18(金) 19:58:50
- 60コサック25/04/18(金) 20:01:25
(メタ:出来ればねぇ……壁の一つや二つはぶち破りたいもんだねぇ!)
【殺し合ってる最中、んな事ができる余裕があるものか!】
【と、聴こえていたらそう思うだろう】
【しかし悲しいかな、進行形で殺し合ってるから聞こえない】
- 61ブランシュ25/04/18(金) 20:03:34
- 62コサック25/04/18(金) 20:07:41
- 63船上の演奏者25/04/18(金) 20:10:03
- 64コサック25/04/18(金) 20:11:54
- 65竜(仮)人間体25/04/18(金) 20:15:11
- 66船上の演奏者25/04/18(金) 20:16:36
- 67二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 20:18:22
- 68船上の演奏者25/04/18(金) 20:22:55
- 69コサック25/04/18(金) 20:24:50
- 70二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 20:26:43
- 71船上の演奏者25/04/18(金) 20:37:45
その子は……どうしようかしら、流石にちょっと……教会に引き渡すくらいじゃない?
それと……あのねぇ、ローシャジ。
そんなこと言われて、はいそうですかって、気にしないでいられるわけないでしょーっ!
二人とも私の大切な……大切なお客さんで、友達だったのに! 戦いになった途端、蚊帳の外なんだから。この際、この結末に文句はないけど、それでも。
確かに、私は……戦場では役に立たないかもしれないけど……それでも、何か力になりたいって思ってるのよ!
うっ……【一瞬怯んだが、海の上で生活し、また時には重い楽器を演奏することを求められる身。重さと刃の鋭さへの恐怖で少しふらつきながらも、その持ち手を手に収めた】
- 72コサック25/04/18(金) 20:37:51
- 73ジキル・ハイド25/04/18(金) 20:37:53
- 74クドラ25/04/18(金) 20:38:03
- 75コサック25/04/18(金) 20:40:52
- 76ジキル・ハイド25/04/18(金) 20:48:09
- 77船上の演奏者25/04/18(金) 20:49:40
- 78コサック25/04/18(金) 20:52:34
- 79ジキル・ハイド25/04/18(金) 21:20:36
- 80船上の演奏者25/04/18(金) 21:26:41
- 81コサック25/04/18(金) 21:27:24
- 82ジキル・ハイド25/04/18(金) 21:31:55
- 83コサック25/04/18(金) 21:37:57
- 84船上の演奏者25/04/18(金) 21:39:38
- 85竜(仮)人間体25/04/18(金) 21:43:29
- 86ジキル・ハイド25/04/18(金) 21:45:37
- 87コサック25/04/18(金) 21:47:28
- 88船上の演奏者25/04/18(金) 21:51:49
- 89コサック25/04/18(金) 21:54:42
- 90ジキル・ハイド25/04/18(金) 21:56:23
- 91クドラ25/04/18(金) 21:57:19
- 92船上の演奏者25/04/18(金) 21:59:00
- 93カウボーイ騎士25/04/18(金) 22:07:56
あァ…東街の連続食殺殺人事件の事の顛末はそういうこった
【教会で改めて報告中】
しかし幼いと言えど、両親までも襲って食っちまうような凶暴性を秘めたグールがあそこまで見つかっていなかったとは
割と俺達の生活の近くに、魔の者がいるのかもな…
…………知り合いが人を食ってたら?
そりゃあ見つけ次第殺すさ、蒸気騎士の務めだ - 94斧使いの騎士25/04/18(金) 22:12:25
- 95カウボーイ騎士25/04/18(金) 22:15:01
- 96コサック25/04/18(金) 22:17:32
- 97斧使いの騎士25/04/18(金) 22:19:07
- 98船上の演奏者25/04/18(金) 22:22:49
- 99コサック25/04/18(金) 22:23:58
- 100クドラ25/04/18(金) 22:24:46
…それじゃ僕はいくね!またね後輩ちゃん!
【クドラは街に歩いて行った。】 - 101カウボーイ騎士25/04/18(金) 22:25:31
- 102船上の演奏者25/04/18(金) 22:26:56
- 103竜(仮)人間体25/04/18(金) 22:27:34
- 104斧使いの騎士25/04/18(金) 22:29:04
- 105コサック25/04/18(金) 22:30:24
- 106クドラ25/04/18(金) 22:31:08
誰か知り合いいないかな〜?
【クドラは街を歩く。】 - 107ジキル・ハイド25/04/18(金) 22:31:33
- 108船上の演奏者25/04/18(金) 22:35:41
- 109カウボーイ騎士25/04/18(金) 22:39:57
ふ…
【口角をニヤリと上げて煙を肺いっぱいに吸い込み。これ見よがしに深い溜息と共に、冷えた外気へ肺の中の熱い紫煙を溶け込ませていく】
俺は長生きなんて出来ないし、するつもりもねぇ
ならその間は好きなように生きさせろってんだ
【そう言葉を放り投げカラカラと笑い。
テンガロンハットの下の淀んだ瞳が、今までは振り返りもしなかった過去を見つめる。
確か先週は…見られる範囲で後輩が3人は死んだだろう。
一人は朝、見るも無残な死体で。二人目は、救援に向かった先で既に致命傷を負っており、手当てが間に合わず失血死。
三人目は…市民を庇い死んだ、とだけ聞かされている。
彼らと最後に交わした言葉が、声が、顔が、後頭部を思いっきり殴られた直後から脳裏にこびりついて離れないのだ】
この仕事に就いた視点で、碌な最期は迎えられねぇって決まってんだよ
俺も、お前もな
【『ああ、次は自分の番だったのか』という思考するも重苦しい愚鈍な恐怖が、あの時確かに胸の中に巣食ったのだ。
本能的な恐怖と戦い、弱きを守って死ぬのが、己の仕事だと言うのに】
- 110ペストマスク25/04/18(金) 22:45:47
まるで気にならないと言えば嘘になるが……
【肩をすくめ、やれやれと呆れた様子で顔を背けてみせる】
好奇心は猫をも殺す、と言うだろう?
いわんや鳥ごときが乙女の秘密に首を突っ込んでは、骨まで食い尽くされてしまうよ。
【――それからしばらく経ち、港の処理業務が一段落した頃】
【男はペストマスクの上に被った帽子を外して、丁寧に一礼してみせた】
協力に感謝を、錬金術師殿。お陰で予定よりもだいぶ早く終わったよ。
私はこれから教会に報告せねばならなくてな、名残惜しいがこれにて失礼を。
貴女もどうか、帰り道にはお気をつけて。
【そう告げて、ペストマスクの男は前線教会へと報告に戻っていくのだった】
(※時系列的には>>103の前ということでお返事は結構です。ありがとうございました、楽しかったです!)
- 111斧使いの騎士25/04/18(金) 22:52:08
……………気持ちは…分かる
【いつもは飄々としていながらも頼りになる彼が、胸の内を言葉少ないながらも吐露している姿を斧使いの騎士は真摯に受け止めた】
そうだな…いや、そうなんだろうなァ
俺だってこれまでに何回も死にかけてる…
その度に仲間に頼って、…時には俺の代わりに死んじまって…そんで俺はここまで生きてる
【カウボーイの彼が吐き出す紫煙がゆらゆらと揺れながら四散していく様子を眺めながら、当時の事を思い起こす】
【不思議と彼自身、死を目の前にした瞬間は怖くないのだ。
脳内物質が出ているから、とか、恐怖を感じる思考のリソースさえも無いから、とか。その時の事を説明にこじつけるのは割と簡単だ】
……けどなぁ…後から、怖ぇんだよな
【しかし彼の精神を悩ませるのはその後だ。
夜明けの直前、鶏が起きそうになる頃】
『明日死ぬのは自分じゃないか』…ってよ
想像しちまうんだ、仲間の死に様と重ねて
アンタもその様子だと…そうなんだろう?
【カウボーイの彼が咥えていた、煙の流れる葉巻をピッと取り】
- 112竜(仮)人間体25/04/18(金) 22:56:42
(※了解しました!!!こちらこそ楽しかったです…ありがとうございました!!!)
『くく、貴公も上手いことを言うではないか……無粋な輩ならば、髄までも飲み干すとも…無論、比喩だがね。』
【そう言いながらてきぱきと作業を進める乙女】
『どうやら少しでも役に立てていたようだ…こちらこそ、ありがとう。貴公も強いのは承知の上だが……幸いを祈る。』
【礼をし、優雅に手を振ると雑踏に紛れて去っていった】
『そうか。ならば……呼び寄せようとも。この体積では足りないのだよ』
【密かに霧や路地裏の隙間などに引き寄せていた結晶が布の上から纏いつく。
つるりとした仮面が鼻先から後頭部までを覆い、後頭部には二対の結晶角が生えた『能面竜マスカラト』が、先端に蛇腹剣のような鎖が付いた十枚の結晶翼を広げて顕現した】
『性別は……ひとまず人間体と同じで良いかね?』
- 113カウボーイ騎士25/04/18(金) 22:59:19
- 114ジキル・ハイド25/04/18(金) 23:02:55
- 115クドラ25/04/18(金) 23:05:25
- 116斧使いの騎士25/04/18(金) 23:07:13
なるほど
【くるくると葉巻を手の中で弄び】
アンタの心境の中に何らかの変化が起こったのは分かった
俺はそれに対して何も言えねぇ
上手く丸め込めるほど言葉が達者じゃねぇし、シスターのような清らかな心を持ってるわけでもねぇんでな
ただ一つ言えるのは…
【どんな味が確かめたくなったのだろうか。
弄んでいた葉巻を肺いっぱいに吸い、そのまま肺に含んだ煙をゆっくりと目の前の男に向かって吐き出す】
………アンタは、そのままじゃあ死に方はおろか生き方さえ選べないって事だ
俺が言えた事じゃあ無いがな
【どうやら葉巻を昔は吸っていたようだ、煙を吸い込んでむせる様子が無い。
まだ伯爵戦の傷痕が残る手の平をひらひらと振り、豪快に笑った】
- 117コサック25/04/18(金) 23:13:10
- 118カウボーイ騎士25/04/18(金) 23:15:25
(すみません締めに入る所で…)
うぉっ…!?
【顔を背けながらかかった煙を手で払って霧散させ、煙が沁みた目を向ける】
『生き方を選べない』…
…随分な事言ってくれるな、若造が
【どこか憑き物が落ちたような息をつき。いつも通りニヤリと張り付けたような薄ら笑いを浮かべ、からかうように彼は言った】
誇り高き騎士様にそこまで言われちゃあな
そんなら、どうせ碌な死に様じゃなくとも立派に生きてやろうじゃねぇかよ
【完全に割り切ることはまだ難しいかもしれない、が…それに付き合って生きていくのもこの役職の仕事の一つなのだろう】
……そんじゃあな
もう夜も深い、無事に朝を迎えろよ
【若き日の己を呪い、同時に祝福しながら。
今の彼は歩む事を再開したようだ】
- 119斧使いの騎士25/04/18(金) 23:18:34
アンタも、頭殴られるんじゃねぇぞ
【もう一つのランタンの光が遠ざかっていくのを見送りながら、生き始めた彼へ声を投げかける】
……やっぱ、葉巻は暫く吸ってねぇとまじぃな…
【『また明日』会えるだろうかと心中に祈りながら、斧使いの彼も見回りへと戻っていく】
- 120クドラ25/04/18(金) 23:19:53
(メタ:わかりました。)
- 121船上の演奏者25/04/18(金) 23:24:39
- 122コサック25/04/19(土) 05:10:33
- 123船上の演奏者25/04/19(土) 07:42:54
【寄宿舎の屋上…】【お世辞にも綺麗とは言えないこの場所に用意された粗末な椅子に腰掛け、登りつつある太陽に向かって静かなノクターンを奏でる】
ブランシュ…私、貴方のこと許せないわ。
別に、許して欲しいとも思ってないでしょうけど…
そうね、貴方たちは私の言うこと聞いてくれなかったし。これは意趣返しよ、マダム。貴方の言うことも聞いてあげない。
私は自分の手で漕ぎ出して行きたいの。波の強さばかり考えていたなら、人間は最初から船なんて作らないんだから。
…でも。貴方には…助けられたから。
短い間だけど、色々なことを教わったから。この一曲は、貴方の魂に捧げるものよ。…吸血鬼の魂の救いになるのか知らないけど。
…安らかでありますように。
昨日はお疲れ様…ゆっくり休んで。
- 124竜(仮)人間体25/04/19(土) 08:42:14
(※おのれホスト規制!!!すみません…!!!)
『ならば、よしなに。』
【身を屈め、翼とは別の獣か爬虫類めいた四肢を使って窮屈そうに入り口を通り、5mくらいの雌竜が入ってきた】
『おや、カストル殿にポルックス殿じゃあないか……久しぶりだね?』
【うなじから脊椎のように延びる棘群が生えた、しなやかで長い尾を振って挨拶する】
『まずは、この身について話そうか。
私の今の呼称は《能面竜マスカラト》……マスカットでもマスカラでもないよ。
さて、貴公は極東にも錬金術が、一部の地域に広まっていることは知っているかい?』
【ぺこりと一礼、無貌の白竜による身の上話が始まった】
『私はその結社の元リーダーでね。
弱い浄化力、羽毛のような柔らかさと軽さ、鉱石の強靭さと液状になる性質を持ち、エネルギーに爆発的に反応したり増幅もできる《聖結晶》
……私はそれの研究をしていたんだ』
【中心の辺りの純白、周りに垂れていたりする乳白色の結晶をそれぞれ、バキリと折り取って鉤爪に乗せる】
『そして次第に私は、竜に、龍に憧れた……強靭な肉体、自在に空を飛ぶ力、そして気高きその精神……ヒトのうちに、実際にお目にかかれなかったことは後悔しているほどだ。
そこで「聖なる竜っぽいもんに成れたら凄くね!?強くね!?」という発想で、遠い異国の都を護る龍の噂を元にこの身体を造ったのさ。』
【ドラゴンといえばなトカゲ体型、獣のような四つ足体型、ヒトのような直立二足歩行……はスペース的に無理だったので諦めた】
『《竜の炉心》としては塩吹臼──海水が塩辛い理由の民話に登場する神器みたいなものだ──を基本思想にした聖結晶の生成器官、飲食物と聖結晶と生命力を相互変換する器官を埋め込んだ……のだが』
『聖結晶に含まれる塩分の関係で、水分が大量に必要なことが分かってね…あの時は地獄の如き苦しみを味わったものだ、なにせ自分の魂を肉体ごと乗り移らせてしまった後だったからね。』
【なまじ生命力に変換する器官を付けてしまったものだから、脱水症状のまま生きる羽目になってしまった……と苦しそうな雰囲気な白竜】
- 125ジキル・ハイド25/04/19(土) 09:27:12
理想を追い求めたが為のその姿か...
(結晶を受け取り見つめながら)
感謝する、マスカラト
君の生き様を貫く姿は素晴らしいとも
出す飲み物は酒より水の方が良さそうか
───新鮮な水だ、ゆっくり飲んでくれ
(大きな樽を示して椅子に座る)
私もそれなりに身の上を明かそうか
...私は確かに人類の味方だ、魔族は好まない
だがしかし魔族の力には魅せられている
人間、ひいては医療でも成し得ない回復力、
そして異様な特殊能力...それを解き明かす為
私は生前に契約した者の死体を集めていてな
死体を死後引き渡す代わりに大金を与える...
尊厳も数枚の金貨の前では値札が付くらしい
しかしそれを踏み倒そうとする不届きも居る
それを取り返すのに娼婦を雇ったりするが、
時折捕まってしまうのが面倒なところでね
あの二頭も実験の産物だ、分かりやすいかな?
(カストルとポルックスを指しながら言う)
- 126竜(仮)(♀)25/04/19(土) 09:47:51
『やがて私は水分不足と、カッコ良さと天使にあやかって付けた翼と棘で仰向けに寝れないストレスで脱走。
今はこの街で教会に属し、問題が起きたら首を切断する首輪をつけられつつ、周囲の霧を吸いながら平和に暮らしている……という訳さ。
大きさや骨格、人化は割と自由に変えられるしできるが、私は竜に憧れたから、あまりヒトにはならないのだよ。それに、小さくなるのに比べてもかなりの結晶を使えなくなる。』
【ちなみに普段は雄竜だ、その方が格好良いだろう?と補足した】
『ああ、つまりはそういうことだ……最もまだ道半ばだがね、永くなった寿命の分は使っていくよ。
まさか貴公ほどの研究者に評価されるとは、錬金術師冥利に尽きるというものだ……感謝と、素晴らしいとの言葉、光栄に思うとも!』
【『おや…感謝するよ貴公。
この姿になってから酒は試したことはないが、水のほうは生きる限り必要だ。いただきます……』
と竜の手で器用に手を合わせ、樽を持ってらっぱ飲みし始める】
『ごく…ごく……んぐ……ぷはっ
美味い、命の源とはよく言ったものだ…!』
【割とやさしい動作でトンと樽を置く白竜。竜らしく乱暴に口元を拭い、礼を言って頭を下げた】
『ふむ、ふむ…………。
私も魔の者の生命力は気になっていたところだ、その気持ちは良くわかる……最も、極東では妖怪や神々たちもそこそこ身近には居たがね。
同意の上ならば問題はない……貴公も貴公なりの、理想を求めているのだろう?』
【少し警戒の素振りを見せながら聞き込んでいたが、契約の上と分かると納得して頷く白竜
自身もやはりヒトならざる者の力には興味があったのか、共感しているようだ】
『やはりか、前に会った時に親近感があったのも頷ける。自らか他者からかの違いはあるが……
あの二体…否、二人はどんな性格で、どんな来歴なのかね?』
【興味を持ったようで、ぐいと前のめりになる白竜】
- 127ジキル・ハイド25/04/19(土) 10:10:37
元々あの二頭は人間の兄妹だった
ただ...スラム出身故に、産まれる前に親から
私に死後売却の契約を持ちかけられていてね
産まれておおよそ8歳と7歳で私の元に来た
...やもするとその為に作られた子かも知れん
兎も角、その脳と若い雌雄の馬の死体を
色々と調整しつつ移植して生み出した
その時使った物が、これだ
(黄色っぽい微かに粘度のある液体を見せる)
これは下級の魔族から搾った血の血漿
私の実験と研究から導き出された仮説に、
『魔族の本質は血液』というものがある...
何故奴らは死ぬと灰となってしまうのか?
それは長く生き過ぎているから、と仮定した
普段保っている再生力が追い付かなくなると
抑えていた老化が急激に溢れ出すのだとね
血こそ永劫に赤いが肉体はそうではないのだ
老い辛く、回復力のある体でも不死ではない
結局は生命体故に体の劣化から逃れられん
そのために新鮮な血肉を補給して補填し、
体を出来る限り老化から遠ざけたいのだと
そう私は今のところ仮説を立てている
そんな本質たる血液も分離すれば死に、
下級魔族程度のものならこうして生物に
新しい命を与える事が出来る...素晴らしい
だが、これは人間の死体ではしていない...
私は吸血鬼を作りたい訳ではないからね
- 128竜(仮)(♀)25/04/19(土) 10:24:19
- 129ジキル・ハイド25/04/19(土) 10:44:19
- 130竜(仮)(♀)25/04/19(土) 11:04:26
- 131竜(仮)(♀)25/04/19(土) 11:36:20
- 132ジキル・ハイド25/04/19(土) 11:46:20
(※いいですよ)
なら、このまま移動しようか
(壁面のレバーを下げると床がそのまま下がり
エレベーターのように地下フロアに繋がる)
下級魔族の血漿では専用に調整し、尚且つ
年も近い死体同士で継ぎ接ぎも復活に必要だ
だが中級魔族の血漿では人間と動物の死体が
一対一かつ整形した状態での復活が可能になる
例えば、二足歩行かつ人のような表情を持ち
会話すら可能な動物になる事が可能なんだ
...欠点は持ち得る知能の程度の高低差だがね
(獣人をより獣に近づけたような見た目の、
実験体たちが地下牢に閉じ込められている
鎖に繋がれた者、何か壁に書き込んでいる者
博士に息を荒げて擦り寄ろうとする者...色々だ)
- 133竜(仮)(♀)25/04/19(土) 12:06:51
(※ありがとうございます!!!)
『ほう……素晴らしい仕掛けだ、浪漫心を擽られるというもの…!!!』
【床がそのままエレベーターになる仕組みを見て感嘆している白竜】
【今度自分の巣にも付けようかな…と考えていたりする】
『────なんと、ヒトと獣を混ぜる、混ぜられる…そして、失った命をも補填できているとは…………!』
【常識を疑うような成果、目の前の凄惨な光景に言葉が出てこない。ひとしきり見回したあとに】
『…………もしや、ヒトも獣の一種…………?
【ヒトの定義を揺るがせるような有様を見て小声でそう呟き、自らの雌竜の身体をちらりと見やる】
ならば────ならば、上級の血液を投与した者は、獣は…
どうなるというのだね……?』
【我に返り、恐る恐るといった調子で言葉を紡ぐ。その顎は震えていた】
- 134ジキル・ハイド25/04/19(土) 12:27:34
私が持つ上級魔族の血液のサンプルは
極めて少ない...故に今の所被験者は一名のみ
(カツ、カツ、と進んで行く足音が響き渡る)
その者は獣の肉体を人体風に整形した上で
自身の脳神経を移植し、血漿を投与させた
その成果は本当に驚くべきものだったよ...
元々は獣の肉体であるにも関わらず
人間の姿に変貌し、高い体力と思考力を得た
更に生前と変わらぬ風貌に記憶も完全に有る
が、吸血鬼にはならなかった...良い所取りさ
そして、ここがその被験者の部屋になる
(閉ざされた扉の向こうに灯りが着いている)
人間が獣かと言われたら違うだろうが、
獣に人間を受け入れる土壌はあるらしい
何、恐れる事はない。神の被造物であるのは
人間も獣も変わらないのだから...ただ一つ、
神は人間を己の似姿にしたというだけなのだ
- 135竜(仮)(♀)25/04/19(土) 12:56:55
- 136ジキル・ハイド25/04/19(土) 13:07:33
- 137コサック25/04/19(土) 19:29:28
こそこそ……
【わざわざ自分でこそこそと言っている】
【今いるのはイーストエンドのスラム的下町】
【何やらコソコソと動いている】
【が、コサックの軍服なのでよく目立つ】 - 138能面竜マスカラト(仮)(♀)25/04/19(土) 19:41:35
- 139クドラ25/04/19(土) 19:45:59
- 140コサック25/04/19(土) 19:49:48
- 141クドラ25/04/19(土) 19:55:52
- 142コサック25/04/19(土) 19:57:14
- 143クドラ25/04/19(土) 20:21:58
- 144クドラ25/04/19(土) 20:26:31
…お邪魔みたいだから僕は行くね。
それじゃ。
【とりあえず問題はないと相談者達に報告しに行ったようだ。】 - 145コサック25/04/19(土) 20:26:42
- 146ジキル・ハイド25/04/19(土) 20:58:22
- 147船上の演奏者25/04/19(土) 21:28:53
ローシャジは……出かけたのね。まあ、あの子にも仕事があるし。【ため息をついて、楽器まみれの部屋を片付け始める】
……もう海も安全じゃない……私の知ってる海じゃない。
生きる場所を奪わせたりしないわ……絶対に。 - 148能面竜マスカラト(仮)(♀)25/04/19(土) 21:59:07
『それはそれは感動したとも……遠い異国の地で、同じく成った者と会えるとは思ってなかったからね…!
無論、鼻から尾の先まで答えよう。研究結果についても、共有したいものだ…』
【傷つけないようにそっと握り返した】
『まず……この身体だが、とある地域の都を護るという龍の噂に似せて、高純度の《聖結晶》の下につるりとした肌、各所には鱗ともふもふの毛皮を付けた。
さらに、これは止むなく追加したのだが……その上から保水用粘液を分泌している。』
【蛇腹剣のような器官が先端に生えた、羽毛のような結晶で造られた五対の翼、そして毛皮の上に結晶が薄く付いた四肢を見せる白竜。
その上から全身にある薄い粘液を厚くしたり翼の間に張ったりする】
『後頭部には小さな聖結晶を角として二対、鼻先から後頭部を覆う巨大結晶の仮面、裂けた口には鋭い牙を配置した。
この仮面は視覚と、聖結晶全体の制御装置、コミュニケーションの役割を果たし、模様や文字も浮き出させることができる。』
【つるりとした楕円形の白仮面に、アルファベットや記号、極東の呪符に描かれるような模様を浮き出させる】
『この、背骨のような細い六角柱状の棘群も聖結晶で……水分や塩分、熱の吸収・発散・循環を行っている。霧の街は水分が空中にたくさんあるからね、とても好物件だ。』
【うなじからしなやかな尾にかけて生えた棘を引っ込めたり折ったりする】
『そして四肢だが……収納できる爪が生え、指は器用に動かせる。
普段は四足のドラゴン体型、直立二足や獣のような骨格への変化、翼も使った歩行も可能だとも。』
【鉤爪を引っ込めた後に、結晶を一時的にふるい落としてサイズを1mくらいまで小さくし、ヒトのようにすらりとした直立二足歩行をする】【雌竜なので女性っぽい体型だ】
『最後に……私は竜を目指したいのであって、人々を恐怖させたいわけではない。故にこの身体は「人を襲わない」が絶対規律だ。』
【再び5メートルくらいのサイズに戻ると】
『さて……後は中身の構造の解説だが……聞いていくかね?』
【血が青いことを始め、興味深いものが見られるだろう……と言う白竜】
- 149コサック25/04/19(土) 22:01:48
【なんやかんや……】
解散!
【路地裏にいた人々はみな立ち去ってしまった】
【スラム街の家々を飛び越えるような勢いで走り去ってゆく】
……戻るですよ。わたしも。
【コサックもまたとりあえず急足で後をたつ】
- 150ジキル・ハイド25/04/19(土) 22:10:24
- 151船上の演奏者25/04/19(土) 22:18:07
【暗い部屋の中で、昨日手にしたレイピアの重さを片手に感じている】
【まるで銀細工の芸術品、船首像と言われても違和感がない精巧さだ。】
……
本当に……逝ったのね。彼女は - 152二次元好きの匿名さん25/04/19(土) 22:49:37
このレスは削除されています
- 153二次元好きの匿名さん25/04/19(土) 22:51:20
このレスは削除されています
- 154能面竜マスカラト(仮)(♀)25/04/19(土) 22:51:40
『おや、おやおやおや……そこまで褒められるとは思ってもみなかった…!!!
そうだね、私は一途な質だ…一生理想と添い遂げようとも…。』
【バサバサと翼を羽ばたかせて、普段の身体は雄なのだがね…と冗談めかして付け足す白竜】
『その言葉にも最大級の感謝を…!!やはり技術交流は良いものだよ…!!!』
【カーテシーのような動作を取るとパキパキと結晶を剥がし、色素を調整し全身を透明にする白竜】
【中身は白と不気味に輝く蒼色を基調とした。生物というよりは、一種の機械に近いような無機質さだった】
『さて、まずはこれが《竜の炉心》。先ほども言った通り…極東の塩吹臼の伝承をもとにしていてね、聖結晶を常に生成している。
ああ、臼というのは本来は粉を挽くためのもの……和蘭(オランダ)などの風車と一緒の役割だ。
それを覆っているのが、聖結晶と生命力や取り込んだ物質を相互変換する器官で……このおかげで私はほとんどの臓器が必要なく、飲食物を完全に利用できる。燃費は悪いが…。』
【巨大な肋骨の内側、黒く脈打ち青く輝く血液を送り出す心臓の近くにある、白い肉の組織に覆われた、手のひら大の回転している灰色の缶じみた物体を指す】
『次に腎臓周辺だ。ここは特に重要でね、聖結晶に含まれる塩分から来る塩分過多を常に調整している。』【腰のあたりにある、ヒトのものより大きな"二対"の白い塊とその下の袋を指す】
『そして頭部は……こうなっている。聖結晶の操作には演算領域が必要でね……』
【分厚い骨の下には肉厚な組織、その奥には巨大な脳が見える】
『最後に……"あっちの方"は見た目の美しさと熱の発散も鑑みて、哺乳類と爬虫類の両方の仕組みを採用した。
毛皮と鱗と結晶に覆われ、ヒトよりは衝撃や圧力に強いとはいえ…普段の姿ではできるだけ弱点は残したくはなかったのだがね。
最も今の姿では、何が成るか、そもそもできるか分からないのが悩みだが』
【ちなみに、一時的だが爬虫類のように引っ込めることはできる…と言いつつ、骨盤のあたりの巨大な塊と通り道を指した】
- 155クドラ25/04/19(土) 22:53:15
「ニャー!ニャーニャー!」
にゃー…?にゃーにゃー。にゃにゃ!
(そう?なるほど…最近この辺りではそんなことが起こってるんだ。…ありがとね!)
【人間の姿で猫と話をしている。】 - 156ジキル・ハイド25/04/19(土) 23:14:37
ふむ...動力源が回転しているというのは、
流石錬金術の産物と言った所か
内臓構造も一からデザインされている...
にしては野生動物と遜色無い仕上がりだ
(メモを取ったり手で軽く触れたりして、
自身の身体を一部獣に変えたりして比べる)
私はフランケンシュタインの怪物に近いが
君の場合はホムンクルスに近い有り様かな?
私は内臓は人間と変わらないようにして、
"そっち"は休眠状態の物を両方搭載している
...まぁ、その気になれば使えるだろう
今のところそのような予定は全く無いがね
そうそう、君の身体を覗いてしまったんだ
私も身体を説明した方がフェアだろう?
......獣に戻るなど久しぶりだ
(普段着込んでいる服を脱ぎ、近くに掛け
一瞬美しい身体の曲線が見えたかと思うと
次の瞬間には狼とも熊ともとれない姿で
しかし雄大に地を踏む獣の姿となった)
『"ジェヴォーダンの獣"と呼ばれた猛獣は、
我が御先祖が密かに死体を手に入れていてね
それを新たな住処に貰い受けたという訳だ...』