オリキャラSSスレ 孤独だった脱走兵の過去語り

  • 1スレ主25/04/18(金) 00:18:43

    ユウカさんには今まで世話になった。ボクもちゃんと、あのことについて話したほうがいい。
    そんなことを考え、ボクは決意をもった。

  • 2スレ主25/04/18(金) 00:22:26
  • 3スレ主25/04/18(金) 00:32:00

    「まず、何から話しましょう?」
    「悩みますね...」
    「じゃあ、時系列順にお話しましょう。」

  • 4スレ主25/04/18(金) 00:39:17

    ボクは...いや、ウチは昔臆病な性格で常にガタガタ震えて過ごしていました。
    誰も来ないような場所に食料を持って隠れて...
    そんな日々が繰り返し行われてました。
    そして...いつの間にか内戦は終わってました。

  • 5二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 00:43:03

    おいおい時間帯を考えな?人が集まるかもわからんのにスレが落ちるぞ?
    当方、初見ながらとりあえず10まで埋めるがよろしいか?

  • 6スレ主25/04/18(金) 00:43:22

    ウチは終わったことに気づかず数日が経過してましたね...
    ある日外をでたらとても静かで...
    ちょっと思い切っていつもより外にでたら...

  • 7スレ主25/04/18(金) 00:44:12

    >>5

    ありがとうございます。

    時間帯は...すみません。

    初見でも見れるようにな文章を目指して頑張ります!

  • 8二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 00:45:18

    では埋めさせていただく

  • 9二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 00:45:58

    それと前スレはちゃんと読ませていただきます

  • 10二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 00:46:08

    頑張ってください

  • 11スレ主25/04/18(金) 00:46:41

    団体行動をしてる奴らに見つかって、つかまりましたね。
    ウチは当時は戦闘はそこまでだったので...
    つかまって...それで...
    マダム。正式な名前は...なんだっけ?
    そいつに連れられて、戦闘の訓練をすることになりました。

  • 12スレ主25/04/18(金) 00:47:44

    今日はここまで
    毎日5時くらいから続けるのでどうぞ応援してくださるとスレ主が狂喜乱舞します。

  • 13二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 00:52:43

    お疲れ様でした

  • 14二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 07:02:03

    ほしゅ〜

  • 15二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 09:52:29

    SSスレから来た
    期待

  • 16二次元好きの匿名さん25/04/18(金) 15:34:57

    このレスは削除されています

  • 17スレ主25/04/18(金) 17:29:09

    ウチは戦闘訓練にのたびにぐったりしてたから教育を受ける余裕がなかった。
    あの赤ドレス話を聞ける状態じゃないヤツに話しても無駄だってわかってたみたいでしたから...
    ただ時々無事に訓練を乗り切れた日は聞きましたね。

  • 18スレ主25/04/18(金) 17:43:30

    体力がだんだんついてきた頃、
    さらに訓練が厳しくなっていったような...
    いわく、体力ドベのあなたがついてこられるようになったなら、ここらが上げ時、だそうだ。
    ...余計なお世話だ。
    だが、そのおかげというべきか、ウチは洗脳をあまり受けなかった。

  • 19スレ主25/04/18(金) 18:00:33

    一旦おやすみ
    8時くらいに戻ってきます

  • 20スレ主25/04/18(金) 20:11:26

    ただ、4年前だっけ?
    あまりにも訓練についていけない悔しさで特訓を始めた。
    ウチは臆病だったから...
    だれかに置いて行かれるのが怖かった。
    ドベはいや。
    それがシンプルなウチの気持ちだった。

  • 21スレ主25/04/18(金) 20:52:18

    ウチって毎日どうして特訓してるのかって前、ユウカさん言いましたよね。
    ...これが原因です。
    これがないとウチは自分が自分でなくなる気がして怖いんです。
    ...湿っぽい雰囲気になってしまいましたね。
    ......まだまだこれからです。

  • 22スレ主25/04/18(金) 21:35:42

    主人公ちゃんの豆知識6
    主人公ちゃんは銃が手元にないと寝られない。常に命を狙われる感覚がして、これがないと眠りにも満たないレベルの浅い眠りしかできない。
    主人公ちゃんは実はいついかなる時も腰にナイフを隠し持っている。
    主人公ちゃんは神を信じていない。そんなものがいるならあの人は死んでない、そう思っている。
    主人公ちゃんは実は、初めてミレニアムでお肉を食べたときの感想は、ネズミ以外の肉なんて食べるのいつぶりだ?である。

  • 23スレ主25/04/18(金) 23:14:48

    特訓を始めてから、ウチはドベからだんだん中位くらいまでに昇ることができた。
    周りはそれに意味などない。と言わんばかりの目線を向けていたような覚えがある。
    ウチは復讐なんてしてる余裕がなかったから、『教育』も頭に入って来なかった。
    ただ、落ちぶれないために、必死だった。

  • 24スレ主25/04/18(金) 23:42:45

    あれからだったか。
    自分なりの手段では限界を感じはじめ、落ちぶれるのが目に見えて、とても怖がった。
    訓練に置いて行かれる。
    役立たずになる。
    用済みとして弾除けとして使われる...
    そんな時だった。
    あの人とあったのは。

    今日はここまで

  • 25二次元好きの匿名さん25/04/19(土) 00:08:56

    調整ほ

  • 26二次元好きの匿名さん25/04/19(土) 00:09:01

    お、誰かな?

  • 27スレ主25/04/19(土) 07:40:43

    「ちょっと、そこの...」
    「は、はい...なんでしょう...」
    「ボクにも訓練教えてくれない?」
    「基礎メニュー組むのが苦手でさ...」
    「え、ええ。それなら...」

  • 28スレ主25/04/19(土) 14:40:42

    「...のように、基礎的なことがやっぱり重要だから、基礎メニューをこなしたらいいと思います...」
    「ありがとう。助かったよ。」
    「お礼と言ってはなんだけど、君のトレーニングにボクも付き合わせてよ。」
    「ボクも夢のために、しっかりとした体力と友達が欲しいんだ。」
    「ボクは、雪森(ゆきもり)ミオ。よろしくね。」
    「は、はい。ウチは黒羽(くろのは)ハバナです。こちらこそ、よろしくお願いします。」

  • 29スレ主25/04/19(土) 18:31:56

    ミオさんが助けてくれるようになってから、ウチの停滞感は一気に改善された。
    どこが偏っているか、これの改善のために何をすべきかでうまくやれた。
    ミオさんにも、いろんなことを教えてみたけど...ためになってるといいな。

  • 30スレ主25/04/19(土) 18:57:07

    ミオちゃんから見たハバナについて
    大きいけどどこか儚げな子
    顔から常に焦っているように感じている
    あの腐った教育にあまり洗脳されてない?

  • 31スレ主25/04/19(土) 22:19:29

    そこから数ヶ月。
    訓練でウチらは上位に入れるようになってきた。
    でも...やっぱり怖い。
    一つの失敗で用済みって言われたら...!
    もっと、もっとしっかりやってウチの価値を示さなきゃ...!

  • 32スレ主25/04/19(土) 23:32:37

    「ねぇ、ハバナ。」
    「な、なんでしょう。ミオさん。」
    「ボクらの間にそこまで壁はいらないと思うんだ。」
    「え...あ...その...」
    「い、いいんですか...?」
    「そうだよ!だからこれからもがんばろっ!」
    「はい...いや、うん!」

  • 33スレ主25/04/19(土) 23:36:54

    ただ、この会話がうまくできないことはちょっと改善がいるな...
    だから外面と内面を使い分けた。
    それで、あの訓練とかの『小官』ができたってわけですよ。
    ミオちゃんを驚かせるようなことをしてしまったな...

  • 34スレ主25/04/19(土) 23:50:14

    今日はここまで
    豆知識7
    ミオちゃんは実はハバナより年下。
    だがお互い年齢など覚えていないためあまり関係ない。
    なお年齢がわかってハバナが年上だとわかったところで外と内で分ける前のハバナはおどおどしているためお互いの話し方や距離感は変わらない。

  • 35二次元好きの匿名さん25/04/20(日) 07:21:17

    ほしゅ

  • 36二次元好きの匿名さん25/04/20(日) 13:59:42

  • 37スレ主25/04/20(日) 14:56:22

    人格を使い分けてから数週間。
    これからの作戦展開のためにチームをいくらか分けることになった。
    ミオちゃんは...チームⅣの分隊長になった。
    ウチは、副隊長として活動することになった。
    ...ウチは、劣っていたのだろうか...

  • 38スレ主25/04/20(日) 15:20:42

    「大丈夫。君は別に劣っているわけじゃないさ。」
    「そ...う...なの...かな?」
    「現に君は副隊長じゃないか?」
    「今までの努力を悔いることはないさ。」
    「よし、今日はもう一走りだ。」
    「うん!」

  • 39スレ主25/04/20(日) 21:07:47

    すまん...今日は更新できなさそうです...

  • 40二次元好きの匿名さん25/04/20(日) 22:37:53

    一応ほ

  • 41二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 00:25:49

    >>39

    了解です!

  • 42二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 08:07:42

    このレスは削除されています

  • 43二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 15:28:29

    このレスは削除されています

  • 44スレ主25/04/21(月) 18:35:19

    「分隊長。今回の任務ですが...」
    「ああ。わかっている。今回はただの哨戒任務ではない。」
    「襲撃者を撃退しつつ最悪の場合...」
    「そいつらを、仕留めろ。」
    「わかったな?ハバナ。」
    「了解。分隊長。」

  • 45スレ主25/04/21(月) 22:39:17

    「こちら02、応答願う。」
    「こちら01。そちらの様子は?」
    「こちらに侵入者の姿は見えない。」
    「成程。俺のほうも見えない。02にもいないとなると...」
    「第三小隊のあたりか。」
    「02。お前のところで対処に当たれ。」
    「こちらは部隊を二分して見張りを継続する。」
    「了解。」

  • 46スレ主25/04/21(月) 22:43:47

    「おい、大丈夫か?」
    「こちらはひとまず軽症者が3人だ。」
    「全体的に消耗しているな。」
    「いいだろう。お前たちは下がれ。」
    「こちらで対処する。」

  • 47スレ主25/04/21(月) 22:49:00

    ふぅ...
    結局なんだったんだ...
    侵入者だとわかってはいたが...
    その正体はわからずじまいだったな...

  • 48二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 22:54:33

    保守

  • 49スレ主25/04/21(月) 22:58:31

    怪我人の手当だ。
    ぐっ...
    小官は手当が下手だな...
    今後の練習メニューに応急手当の練習もしておかなければ。
    病気がここでは一番怖いものだ。

  • 50スレ主25/04/21(月) 23:08:25

    分隊長の様子を...
    !?
    「っ分隊長!!その怪我...!」
    「ああ、これか。敵の手榴弾で落ちてきたガレキに巻き込まれてな...」
    「腕が潰れるほどではないが、少々感覚がおかしい。ちょっと見てくれないか?」
    「ってこれ!!腕骨折してますよ!とりあえずこれで腕を支えて!」
    「あ、ああ。すまない。」
    「もう、......ミオちゃん...」
    「...ごめんね。ハバナ。」

  • 51スレ主25/04/21(月) 23:38:17

    「...以上が作戦行動の成果です。」
    「軽症者5名、重症者1名、ですか。」
    「よいでしょう。重症者は一旦私の下で連れて来なさい。」
    「というと?」
    「効率的な治療法が見つかったのです。」
    「成程。」
    ...どう考えても怪しい。
    だが...
    「わかりました。その手筈で。」

    今日はここまで

  • 52二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 08:12:29

    待機

  • 53スレ主25/04/22(火) 17:06:02

    あの日、ミオちゃんがケガしてから...
    ウチは、怖かった。
    唯一の親友とも呼べるような人を...失いたくなかった。
    だから、藁にも縋るような思いで、あの治療を承諾したんだ。

  • 54スレ主25/04/22(火) 21:40:25

    あの日から、3日後。
    ミオちゃんは、多分五体満足で帰ってきた。
    03...スイラちゃんの隊は結構手ひどくやられたが、重症者がいなくて良かった。
    04...ミナトちゃんの隊は特に異常なしだったらしい。
    おそらくは03の隊を一点突破を狙って動いたのだろう

  • 55スレ主25/04/22(火) 22:02:24

    「03。今回は災難だったな。」
    「うん、まったくだよ、副長。」
    「ところで敵さんの目的ってのは一体何だったんだろうねぇ?」
    「さぁな。小官達にはわからないことだし、知らされる必要のないことだ。」
    「まーね。どうせ知ったところでね。」
    「ああ、...正直小官はどうでもいいと思っているが、一応義務だ。やるぞ。」
    「vanitas 」
    「vanitatum」
    「「et_omnia_vanitas」」
    「よし、終わりだ。」
    「おっけー。副長も頑張ってね。」

  • 56スレ主25/04/22(火) 22:12:27

    「ミオちゃん!大丈夫!?」
    「ボクの体にひとまず異常はなさそうだけど...」
    「...まだわからないからちょっと様子を見てみるよ。」
    「......盗聴器とかが仕掛けられてるかもだから気を付けて。」
    「!?あ、ああ。そうだな...」
    「...心配したんだよ?ウチ。」
    「はは、ありがとう。ハバナ。」

  • 57スレ主25/04/22(火) 22:24:50

    「04。大丈夫か?」
    「そちらに特に襲撃はなかったが...」
    「その...塹壕にこもらせてばかりですまなかったな。指示が遅れた。」
    「...いい。作戦のためには仕方ない。隊のみんなも納得してること。」
    「...ありがとう。」
    「だが...次があったらこっちからも半分ほど回してやって。」
    「あいつら、大分気性荒いから。」
    「ああ、わかっている。04には大変な役回りばかり任せてしまって...これでは副長として情けない限りだ...」
    「...いい。私らは防衛が得意だからこういう役回りになることはわかってる。」
    「...すまない。」

  • 58スレ主25/04/22(火) 23:46:05

    03,04との会話を終え、今日も眠りにつく。
    明日からえっと...スクワッドだっけ?
    に哨戒任務を交代するらしい。
    メンバー一人一人が小隊を率いるらしい。
    意外だな。あの紅白異形はウチらを固めるためにヨコの繋がりを強く持たせようとすると思ったんだけど。
    いわく、ここらで即席指揮官に適応できるかを試すのと、スクワッドの戦力を見ておくとか。
    どうだか。
    ウチは、大事な仲間がいれば、それでいい。
    おやすみなさい。

    今日はここまで

  • 59二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 07:46:54

    待機

  • 60二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 15:09:06

    待機

  • 61スレ主25/04/23(水) 18:18:15

    「05!?06!?どうした!?」
    「マダムより、指揮官の処刑命令が出た。」
    「...ごめんね。」
    「ちょっと、どういうことだ!?処刑って、何で...!」
    「マダムは、本作戦の失敗を受けて指揮官の首を挿げ替えるらしいよ?」
    「......許してくれなくていいから、大人しくして。」
    嫌だ!嫌だ嫌だ嫌だっ!
    ウチ、こんなところで...!

  • 62スレ主25/04/23(水) 18:25:00

    「待ってっ!!!!!!!!!」
    夢から醒め、ベッドから飛び起きる。
    夢であることを再認識して、一瞬安心した。
    ハーッ...ハーッ...ハーッ......
    息が、止まらない。
    「ゆ、ゆめ...だ、よね?」
    「いやだ、いや、だ。」
    「こわ...い」

  • 63スレ主25/04/23(水) 18:32:31

    あの後05、06にもそれとなく聞いたが、お互い、????と言わんばかりの表情で安心した。
    そう...だよね?
    きっと、ウチの思い過ごしだ。
    だから、気にする必要なんて...

  • 64スレ主25/04/23(水) 18:42:27

    一旦おやすみ
    10:00くらいに帰ってくる

  • 65スレ主25/04/23(水) 22:06:43

    「ミオ...ちゃん...」
    「うわ、どしたよ、ハバナ。」
    「ボクならほら、五体満足だから。」
    「そうじゃ...ない。」
    (...こりゃ真面目な話っぽいな。)
    「ごめんな。ちょっと無遠慮だった。」

  • 66スレ主25/04/23(水) 23:54:33

    「どうしたんだい?何があったのか、ボクでいいなら話に乗るよ。」
    「じ、じつ...は...」



    「知り合いに、ねぇ...」
    「う、うん...」
    「そっかぁ...」
    「そっ...かぁ...」
    「辛かったね。」
    「ほら、こういうときはハグをしよー!」
    「全部ボクに言えばスッキリすると思うから、ね?」

  • 67スレ主25/04/24(木) 00:04:07

    今日はここまで
    ハバナちゃんは今回がひどかっただけで悪夢自体はたくさん見てるよ。

  • 68二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 07:29:47

    >>67

    oh…

  • 69二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 14:32:38

    待機

  • 70スレ主25/04/24(木) 17:32:24

    「み、ミオ...ちゃん...」
    「いいの...?」
    「うん。いいよ。ボクのところにおいで?」

  • 71スレ主25/04/24(木) 18:08:01

    「う、うあぁ...うあ...」
    「うわああああ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁぁぁん!!!!!!!!!!!!!!」
    「こ"わ"か"っ"た"ぁ"っ!こ"わ"か"っ"た"よ"ぉ"!!!」
    「...よしよーし。ボクは君のこと傷つけたりしないからねー。」
    「う"ぅ"、う"ぅ...み"お"...ちゃぁん...」

  • 72スレ主25/04/24(木) 20:12:57

    「これは確信できないことだけどね...」
    「大丈夫。君はよくやってるんだから、失敗なんてしないさ。」
    「この前は結構怪我人出たけどあの数を考えたらよくやってるほうだよ。」
    「ボクらはしっかりやってる。」
    「ほら、もっかい言ってみて。」

    「ウチらは...しっかり...やってる...」
    「ね?行ける気がしてきたでしょ?」
    「う、うん...」
    「なんだか...がんばれそう...」

  • 73スレ主25/04/24(木) 20:59:23

    「泣き止んだ?」
    「...うん。」
    「よし、今日のトレーニングを始めるよ!」
    「...うん!」

  • 74スレ主25/04/24(木) 21:07:42

    その次の日、ウチは悪夢をみずに無事起きれた。
    そして、あの日から、やっていることがあるんだ。
    「今日もがんばろう。」
    「ウチならやれる。」
    「ウチはチームⅣ副分隊長、黒羽ハバナ。」
    ...自分の存在を再確認するために、毎日起き抜けにこれを唱えることにしてる。
    今日の日課もできた。
    ウチは...生きてる。
    さぁ、がんばろっ。

  • 75スレ主25/04/24(木) 23:32:49

    「おはようございます。分隊長。」
    「ああ。02、おはよう。」
    「今日の任務は?」
    「基本の任務とさほど変わらん。」
    「了解。」

    今日はここまで

  • 76二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 08:57:20

    豆知識8
    主人公ちゃんはスクワッドとの関わりはほとんどなく、名前を知っている程度である。

  • 77スレ主25/04/25(金) 17:03:41

    「副長?」
    「あ、ああ。どうした?」
    「...最近疲れてないですか?」
    「...ばれたか。」
    「バレたもなにも、顔が疲れてますよ?」
    「いや、そんなはずは...」

  • 78スレ主25/04/25(金) 23:45:03

    そんなこんなでミオちゃんに会ってから3年が経ったっけ...
    最近ミオちゃんの様子がおかしい気がする。
    なんだかずっと...ソワソワしてるような...
    気のせいかもしれないけど...

  • 79スレ主25/04/25(金) 23:57:36

    体調悪いのかな?

    「ミオちゃん。大丈夫?最近あんま調子よくなさそうだけど...」
    「へっ!?いや、大丈夫...最近襲撃とか多いからなんでなんだろうって...」
    「確かに...最近なんか多いよね...」
    「ともかくっ!考えてもしょうがない!」
    「ウチらにできることを今日もやるよ!」
    「そ、そうだね...」

  • 80スレ主25/04/25(金) 23:57:50

    今日はここまで

  • 81二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 08:54:33

    このレスは削除されています

  • 82スレ主25/04/26(土) 09:05:07

    sideミオ

    危なかった。
    この計画が露呈するのはマズイ。
    ごめんね。ハバナ。

  • 83二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 16:23:18

    待機

  • 84スレ主25/04/26(土) 21:18:12

    ボクは...昔からこの世界が狭く見えた。
    内戦が起きてる間も、誰かと争うのは嫌いだった。
    この狭い壁を抜け出して、外の世界で生きていく。
    それが、ボクの夢だった。

  • 85スレ主25/04/26(土) 21:46:04

    でも、邪魔が入った。
    ...あのBBAのせいだ...!
    外の世界に出ることを禁ずる、だと!?
    ...ふざけるな!
    ボクは、何を犠牲にしてでも...この外を見るんだ...!

  • 86スレ主25/04/26(土) 21:51:47

    だが、まずは人脈を作っておきたい。
    ちょうどいい。
    あそこに孤立している訓練生がいるな。
    たしか...自主訓練ばっかりしてる奴だったよな。
    見たところ仲間もいなさそうだから...
    『計画』がバレそうなら...

  • 87スレ主25/04/26(土) 21:57:59

    そいつに、声をかける。
    「ちょっと、そこの...」
    「は、はい...なんでしょう...」
    やはり何かに怯えているような目だ。
    「ボクにも訓練教えてくれない?」
    「基礎メニュー組むのが苦手でさ...」
    訓練を理由にすれば、こいつも乗って来るだろう。
    「え、ええ。それなら...」
    反応は良好。
    さぁ、ここからだ。
    ここから交流を深めておくのが重要だ。
    できればボクの夢に賛同してくれるような...

  • 88スレ主25/04/26(土) 22:16:23

    訓練のことでは、こいつも頼りになりそうだな。
    「...のように、基礎的なことがやっぱり重要だから、基礎メニューをこなしたらいいと思います...」
    「ありがとう。助かったよ。」
    こっちでも何かを提示しなければ、信頼とは得られないだろうな。
    なら...
    「お礼と言ってはなんだけど、君のトレーニングにボクも付き合わせてよ。」
    「ボクも夢のために、しっかりとした体力と友達が欲しいんだ。」
    「ボクは、雪森(ゆきもり)ミオ。よろしくね。」
    「は、はい。ウチは黒羽(くろのは)ハバナです。こちらこそ、よろしくお願いします。」
    自己紹介と、今後トレーニングに付き合うこと。
    始めはこのくらいから、徐々に小出しにしていくくらいがいいだろう。
    黒羽ハバナ...覚えておこう。

  • 89スレ主25/04/26(土) 23:55:59

    それから、ハバナと交流を重ねていくうちに、こいつのことが分かってきた気がする。
    あの教育にはそこまで影響されてなさそうだ。
    だが...
    何をするにも余裕がない。
    危機感というのが強すぎて何もかもに怯えている。
    失敗や、停滞感、そういったものが常に不安としてこいつに付きまとっている。

  • 90スレ主25/04/27(日) 00:04:34

    だから...
    「ねぇ、ハバナ。」
    「な、なんでしょう。ミオさん。」
    「ボクらの間にそこまで壁はいらないと思うんだ。」
    「え...あ...その...」
    「い、いいんですか...?」
    「そうだよ!だからこれからもがんばろっ!」
    「はい...いや、うん!」
    この不安を取っ払ってやった方がいいだろう。
    まずは身近なボクとしっかり仲良くなるところから。
    そのためには、敬語なんて壁、いらない。

  • 91スレ主25/04/27(日) 00:17:10

    それから、あいつは変わったよ。
    『小官』だってさ。
    なんだか日頃のあいつを見てると合ってないように見えるけど...
    あいつが決めたことなら、それでいいと思う。
    ...頑張って。ハバナ。
    ......あれ?ボクの目的って...

    今日はここまで

  • 92スレ主25/04/27(日) 08:39:27

    あいつが外と内を使い分けてから数週間。
    任命式だそうだ。
    ...正直ボクにはどうだっていいんだが...
    皮肉なことに、ボクはチームⅣで分隊長を引き受ける羽目になった。
    ...ボクよりあいつのほうが向いてるだろうに...
    あいつは、副長だった。
    そのことを、やはり気にしていた。

  • 93スレ主25/04/27(日) 10:57:22

    声をかけてやろう。
    ...あいつにはそれが大事だ。
    「大丈夫。君は別に劣っているわけじゃないさ。」
    「そ...う...なの...かな?」
    「現に君は副隊長じゃないか?」
    「今までの努力を悔いることはないさ。」
    こういうときは運動がいいというらしいし...
    「よし、今日はもう一走りだ。」
    「うん!」
    うんうん、立ち直ってくれたなら幸いだよ。

  • 94二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 15:02:18

    立派だよ

  • 95スレ主25/04/27(日) 22:17:22

    それから、いくらかの任務をこなし、
    襲撃者の対処任務を請け負うことになった。
    ハバナは問題なさそうだ。
    やっぱり使い分けって凄いな。

  • 96スレ主25/04/27(日) 23:53:08

    今日は災難だ。
    ガレキに腕が...
    クソ...動かないな。
    明日からどうする...?
    ハバナを心配させてしまったな...
    ...ごめんな。

  • 97スレ主25/04/27(日) 23:58:03

    今日はここまで

  • 98二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 07:53:20

    ほしゅ

  • 99二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 15:00:41

    このレスは削除されています

  • 100スレ主25/04/28(月) 18:01:30

    それから、あの忌まわしい存在から治療を受けることになった。
    ...ボクの命に危険が差し迫るようだったら...
    その時は...

  • 101スレ主25/04/28(月) 18:24:42

    手術台のようなものに連れて行かれる。
    麻酔か...?
    あ...れ?
    い...し......きが......

  • 102スレ主25/04/28(月) 18:29:47

    目が覚めたら...
    怪我は塞がっており、半ば潰れるように折れていた腕が完治していた。
    ...不気味だ...
    何をされたんだ...?

  • 103スレ主25/04/28(月) 22:29:49

    ハバナに心配された。
    今のところは、問題ないと言って安心させる。
    そう、いまの...ところは。

  • 104スレ主25/04/28(月) 23:22:11

    スイラやミナトからもあいつが心配していたと聞いて...
    うれしかったな...
    それと同時に、申し訳ないことをしてしまったな...
    さて、今日も寝よう。

  • 105スレ主25/04/28(月) 23:36:34

    おはよう...
    ハバナの様子を見に行ってやるか。
    あいつには3日くらい、迷惑をかけたからな。
    さて、どこにいるかな...


    おや?噂をすれば。

  • 106スレ主25/04/28(月) 23:57:39

    今日はここまで

  • 107スレ主25/04/29(火) 08:45:56

    ハバナが、泣きそうな顔をしている...
    いつぶりだっけ...
    いけないいけない。
    感傷に浸ってるばあいじゃない。
    ひとまず聞いてあげなきゃ

  • 108スレ主25/04/29(火) 18:11:17

    聞けば、悪夢を見たらしい。
    こわかった、こわかったって泣いてたよ。
    ――話してくれてありがとう。

  • 109スレ主25/04/29(火) 18:22:34

    「これは確信できないことだけどね...」
    「大丈夫。君はよくやってるんだから、失敗なんてしないさ。」
    「この前は結構怪我人出たけどあの数を考えたらよくやってるほうだよ。」
    「ボクらはしっかりやってる。」
    「ほら、もっかい言ってみて。」

    「ウチらは...しっかり...やってる...」
    「ね?行ける気がしてきたでしょ?」
    「う、うん...」
    「なんだか...がんばれそう...」
    よかった。明日からも頑張ってくれるといいな...

  • 110スレ主25/04/29(火) 18:39:24

    ハバナ...
    心配だな...
    ――ねぇ、ボク。 本来の目的を忘れてないか?
    ...忘れるなよ?ボクは外に出て自由を手に入れるために今日までやってきたんだろ?
    ハバナも、その為に作った仮初に過ぎない。
    ......忘れるな。

  • 111スレ主25/04/29(火) 18:44:40

    そうだ...忘れてはならない。
    ボクは――あの子をいつか裏切らなきゃいけないんだから。
    ......ごめん...ごめん......ごめんな......!

  • 112スレ主25/04/29(火) 18:58:01

    最近準備をバレないように進めて...
    ようやく脱出の準備ができそうだ。
    ――やっと、だ。
    やっと...ここを出られる...!

  • 113スレ主25/04/29(火) 23:38:46

    「ミオちゃん。大丈夫?最近あんま調子よくなさそうだけど...」
    「へっ!?いや、大丈夫...最近襲撃とか多いからなんでなんだろうって...」
    「確かに...最近なんか多いよね...」
    「ともかくっ!考えてもしょうがない!」
    「ウチらにできることを今日もやるよ!」
    「そ、そうだね...」
    ......顔に出ていた...のか?
    こうなったら早い段階で計画を実行に移さないと...!

  • 114スレ主25/04/30(水) 00:13:04

    今日はここまで

  • 115二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 08:58:07

  • 116スレ主25/04/30(水) 17:20:14

    物資は問題ない。
    食料も数日分はある。
    カタコンベの周期も覚えた。
    ――いける。
    問題はこれをいつに実行するか、だな。

  • 117スレ主25/04/30(水) 23:00:32

    それから数日たって...
    ボクに都合のいい日を探すまで時間がかかった。
    よし......
    明日、決行だ。

  • 118スレ主25/04/30(水) 23:28:44

    その日、訓練開始の4時間前...皆が完全に寝静まってレム睡眠になってるぐらいの頃...
    ――これなら誰も起きないだろう。
    ――でも、最後に...
    手紙を書いてあいつの枕元に置く。
    ...なんでボクはこんなこと。

  • 119スレ主25/04/30(水) 23:49:01

    ――親愛なるハバナへ。
    お元気ですか。などの前置きはいりませんね。
    この度、私雪森ミオはこの場所から逃げさせていただきます。
    誠に身勝手ではありますが、何卒ご理解いただけますと幸いです。
    っと。建前は終わり!
    まず最初に
    ごめんね。
    この外の世界はボクからしたらとても窮屈だったんだ。
    ここで暮らしていくうちにこの分校と外を隔てる壁が、どうしようもなく鬱陶しく思えたんだ。
    だから、ここを出ることを決めたんだ。

  • 120スレ主25/04/30(水) 23:55:18

    君にもなにも打ち明けずにこのことを実行したのは申し訳ないと思ってるよ。
    本当は君と一緒に外に出たかった。
    でも、一人分の物資しか用意出来なかった。
    ごめんね。
    いつかここに戻ってきて、君も救い出してあげるからね。
    あ、そうだ。
    この手紙は誰にもバレないようにして。
    誰かにバレたら君まで巻き添えを食らう。
    最悪、ボクが捕まるようなことがあったら、その時は君は無関係を貫け。
    ボクを間違ってもかばっちゃダメだ。
    それじゃ、またいつか!
                              敬具...だっけ?
    あなたの親友より

  • 121スレ主25/05/01(木) 00:01:50

    こんなところかな。
    「――ありがとう。...ごめんね。また会おう?」
    3年共に過ごしてきた親友に別れを告げ、ここを後にする。
    外に出て、歩き出す。
    ...まだ肌寒いな...
    そんなことを考えながら、目を見ると......
    ――濡れていた。
    違う。泣いてたんだ。
    ああ、この日々がやっぱり...愛おしい...
    でも、もう遅い。
    この気持ちは、もう覆らないんだ。

    今日はここまで

  • 122二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 08:52:39

  • 123スレ主25/05/01(木) 17:24:51

    歩いていたら...
    静けさを感じる...
    ――こんなに静かなのもいつぶりかな...
    この光景も、ボクの思い出だな。

  • 124スレ主25/05/01(木) 23:28:45

    今日はストーリーを練る過程でちょっと更新できません。
    夜遅くにすみません。

  • 125二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 08:48:27

  • 126スレ主25/05/02(金) 17:39:36

    行動を素早く終え、道を進む。
    カタコンベの周期はあと1時間もある。
    だから...!

  • 127スレ主25/05/02(金) 23:40:53

    「おい、待て!」
    !?
    誰だ!?
    追手!?
    いくらなんでも早すぎる!

  • 128スレ主25/05/02(金) 23:53:45

    まさか...あの時!
    治療のとき発信機を仕込んでいやがったな!?
    っちィ!
    追手は4人か......
    ――全滅させるほか、ないか。

  • 129スレ主25/05/02(金) 23:56:54

    はぁ...はぁ...
    全滅させたか。
    これで...あと30分...
    なんとか...!

  • 130スレ主25/05/03(土) 00:00:16

    「ねぇ、ミオちゃん。」
    ――嗚呼。
    「――どうして?」
    現実とはここまで
    「じ、冗談だよね?だってさ...」
    残酷なんだ。
    「あの手紙も冗談なんでしょ?だって、だって...」
    ――ハバナ。

  • 131スレ主25/05/03(土) 00:02:56

    今日はここまで
    明日から、視点回帰。

  • 132二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 08:52:55

    ほしゅ

  • 133二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 15:16:08

    お待ちしてます

  • 134スレ主25/05/03(土) 15:42:42

    ありがとうございます。
    少しお出かけがあるので帰ってきたあとに固めたストーリーを投稿します。

  • 135スレ主25/05/03(土) 20:40:39

    sideハバナ

    「――きろ......起きろ!」
    目を覚ます。
    起こしてきたのは...
    ウチの上官として度々世話になってる人だった。
    ああ、何かの任務だろうか?
    「小官に何でしょう。朝早くから何か哨戒中の部隊に異変が?」
    「わからない。ただマダムから、来い。だそうだ。」
    「了解。」

  • 136スレ主25/05/03(土) 20:54:06

    それからウチは、あの紅白異形の下に向かった。
    「マダム。小官になにか御用でしょうか?」
    「ああ、そうですね。」
    「この度、脱走兵が発生しました。」
    「生け捕りがベストですが...」
    「できなければ始末しても構いません。」
    「すでに哨戒部隊にも命令を出していますがおそらくやられるでしょう。」
    「あなたは自分の小隊を率いて任務にあたってください。」
    「了解。」

  • 137スレ主25/05/03(土) 23:55:10

    小隊の連中を起こす。
    「起きろ。脱走兵が出たらしい。」
    「捕まえて差し出すそうだ。」
    「っ......了解。」
    全員心苦しいようだ。
    まぁ、そうだろう。
    これからウチらは人を、死に追いやる。

  • 138スレ主25/05/04(日) 00:10:03

    ウチらは自室で装備を整えて、心構えを決める。
    ――ん?
    何か書いてある...
    手紙?
    ちょっと読んでみよう。

  • 139スレ主25/05/04(日) 00:23:42

    >>119

    >>120

    友達からの手紙を読んだ。

    「え......あ.........えっ......」

    言葉が、出てこない。

    ミオちゃんがどうして?

    どうして?なんで?なんでウチには何も?いったいいつから?誰かに唆された?どうして?どうして?

    言葉ばかりでてきて思考が止まらない。

    「落ち着け......」

  • 140スレ主25/05/04(日) 00:28:37

    このことはメンバーには伝えない方がいいだろう。
    出発だ。
    ――どうしよう......
    こわい...

  • 141スレ主25/05/04(日) 00:33:58

    目的の場所に着いたら...
    やっぱり哨戒部隊は全滅させられてた。
    でも、ウチにはそんなことどうでもいい。

  • 142スレ主25/05/04(日) 00:37:18

    問い詰める。
    「ねぇ、ミオちゃん。」
    「――どうして?」
    嘘、噓、噓
    「じ、冗談だよね?だってさ...」
    信じない。
    「あの手紙も冗談なんでしょ?だって、だって...」

    「だって、そうじゃなきゃ、ウチがミオちゃんを...!」
    「いやだよ、お願いだから踏みとどまってぇ!」

  • 143スレ主25/05/04(日) 00:45:15

    「ハバナ......」
    「み、みお...ちゃ...」
    「――ごめん。」
    「え......」
    「もう今更戻ってきたところで後々処刑を食らうだけ。」
    「だから...だから!」
    「ハバナこそ、ボクをどうか止めないでっ...!」

  • 144スレ主25/05/04(日) 00:51:20

    「しょ、しょうたいっ、ちょ...」
    「わたしもいやです、いやです...」
    「おねがい、小隊長...指示を...」
    ミオちゃん、ミオちゃん...
    「――お願いだよ、ウチを人殺しにさせないで...」
    「それ以上、そっちにいっちゃだめ...」
    「ウチらも、この任務に失敗したら...」
    「あの時いってたんだよ...」

  • 145スレ主25/05/04(日) 00:53:19

    「ああ、そうです。」
    「今回の任務は最重要任務です。」
    「遂行できなければ...わかりますね?」
    「何としてでも任務を遂行するのです。」

    「って...」
    「っぅ...」
    「ウチ死にたくないよ...」
    「こわいよ、こわいよ...」

    今日はここまで

  • 146二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 09:12:05

    面白かったです。

  • 147スレ主25/05/04(日) 15:15:50

    「ハバナ...」
    「――なにぃ?」
    「ボクだって君を裏切りたくない、裏切りたくないよ...」
    「でもボクにだって夢がある。」
    「...夢を諦めて死んでくれっていうの?」
    「ボクの内戦の時からの夢を今更諦めろっていうの?」
    「ハバナ。こういうときはボクらはどうしたっけ?」

  • 148スレ主25/05/04(日) 19:02:50

    「勝負だよ、ハバナ。」
    「ボクが勝ったらボクを見逃して。」
    「君が勝ったらボクを...殺して。」
    「さぁ、立って。これはボクが始めたものだ。」
    「終わるなら君の手がいい。」

  • 149スレ主25/05/04(日) 22:13:10

    「...うん。」
    「――そう言ってくれて嬉しいよ。」
    「05、06、07。」
    「君たちは引っ込んでて。」
    「1対1でやりたいんだ。」
    「大丈夫。終わるまでは逃げないよ。」

  • 150スレ主25/05/04(日) 23:16:57

    「さて、さっさと始めよう?」
    「もうカタコンベの周期が25分程度しかないんだ。」
    「――お互いの運命がここで決まる。」
    「さぁ、ハバナ。やろうか!」

  • 151スレ主25/05/04(日) 23:33:43

    ...ミオちゃんが、そんなこと言ってるけど...
    ウチは......
    ――いや、やらなきゃいけないんだ。
    あの子達を守らなきゃ。
    ...それが、小官の務めなんだ。

  • 152スレ主25/05/05(月) 00:07:27

    「ええ、始めましょう。分隊長。」
    「うん...そう言ってくれて嬉しいよ。」
    「小官は、小官の務めを果たします。」
    「...分隊長。お覚悟を。」
    「分隊長、か。そんな称号もあったね...」

  • 153スレ主25/05/05(月) 00:30:13

    お互い、武器を構える。
    分隊長はアサルトライフルを、
    小官はサブマシンガンを。
    ほか装備もこっちは持っている。
    小隊のみんなを...守らなくちゃ。

  • 154スレ主25/05/05(月) 00:30:33

    今日はここまで
    明日から戦闘行きます。

  • 155二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 08:20:26

    ほ し ゅ

  • 156スレ主25/05/05(月) 16:08:11

    待ってて欲しいです…

  • 157スレ主25/05/05(月) 19:21:13

    お互い示しあってないはずなのに、ほぼ同時に動き出す。
    銃声が鳴り響く。
    こっちは火力で劣る...
    どうするべきか...

  • 158スレ主25/05/05(月) 20:43:32

    手持ちのフラッシュバンのピンを抜く。
    これで目くらましを行い...
    武器を奪い取る。
    さぁ、決まれ!

  • 159スレ主25/05/05(月) 21:13:39

    やった、目が見えてない!
    持ち込みでゴーグルもあるからこの隙に...!
    「甘いっ!」
    っ!?
    流石に露骨過ぎたか!

  • 160スレ主25/05/05(月) 21:17:12

    だが接近できた!
    このナイフで分隊長の銃を!
    ガキンッ!!!
    はじかれた!
    だが目がさっきから見えてないから音を頼りに動いているみたいだ。
    これなら銃を奪える!

  • 161スレ主25/05/05(月) 21:42:52

    ガシッ
    銃を掴む。
    これで...!
    「させないよ!」
    「くぅぅぅ...はな...せぇ!」
    ダァン!
    後ろに倒れる。
    何だ!?何を食らった!?
    ライフル...!
    死角を利用して撃ってきたか...!

  • 162スレ主25/05/05(月) 23:37:58

    それから10分程度、物陰に隠れての撃ち合いが続く。
    この戦いを早く終わらせないと、技術で劣る小官には物資の枯渇という問題がある。
    手榴弾2、フラッシュバン1、その他の残りも少ない...
    弾薬の残りは...ひとまず大丈夫そうだ。

  • 163スレ主25/05/06(火) 00:17:55

    勝負をここで決める...
    ――でなければ、小隊のみんなは...
    息を吸って、吐く。
    手榴弾のピンを抜いて、安全バーを離す準備をする。

  • 164スレ主25/05/06(火) 00:29:23

    安全バーを外して2秒待つ。
    投げる。
    空中で手榴弾が爆発するからその間に距離を詰める。
    フラッシュバンはさっきナイフをはじかれたときにゴーグルが割れたからうかつには使えない...
    破片を避け、高速で接近する。
    向こうは物陰下で回避してるだろ!?
    今だ、今しかない!

  • 165スレ主25/05/06(火) 00:39:21

    今日はここまで
    明日で決着。

  • 166スレ主25/05/06(火) 09:49:58

    手持ちのSMGを発砲する。
    相手はおそらく動けないはず...!
    今のうちにできるだけダメージを!

  • 167スレ主25/05/06(火) 10:35:49

    発砲音が鳴り響く。
    向こうは対応出来てない!
    後は...
    追い打ちで目をつぶってフラッシュバンをピンを抜いて...
    自分から少し遠めの場所で爆発させる。
    銃を持ってた場所は知ってる!
    この隙に...!

  • 168二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:06:00

    ほ!

  • 169スレ主25/05/06(火) 21:12:32

    「させないよ!」
    「くっ...離せ!」
    「嫌だ!」
    銃の引っ張り合いが続く。

  • 170スレ主25/05/06(火) 22:50:34

    「はぁっ!」
    とうとう銃を奪い取る。
    「...降参して、分隊長。」
    「――いや...いやぁ...」
    「...お願い。」
    「うっ...うぅ...」
    「...............いいよ。諦めるよ。」

  • 171スレ主25/05/07(水) 00:23:44

    「う、うぅ...」
    「いや、いやぁ...」
    「ボクは...ボクは...」
    「――分隊長。」
    「...止めて...」
    「その名前で呼ばないで...」
    「...ミオ。」
    「お願い、昔みたいに...いつもみたいに...ミオちゃんって言って...」
    「...ミオちゃん。」

  • 172スレ主25/05/07(水) 00:33:16

    「ちなみにいまって...何分たった?」
    「...戦い始めてから、27分経過したところだ。」
    「――あっ」
    分隊長...ミオちゃんの目から光が消える。
    自分の運命を悟ったような...
    ――そうだ。
    ウチは、小官は、これからこの人を...

    今日はここまで

  • 173スレ主25/05/07(水) 08:51:33

  • 174二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 15:28:05

    ほしゅ

  • 175スレ主25/05/07(水) 17:44:24

    「......そっか。もうボクは...」
    「――ここから逃げられないんだ。」
    「......て。」
    「きいて。」
    「最期に話がしたいな...」
    「それまでに覚悟、決めとくからさ。」

  • 176スレ主25/05/07(水) 18:47:18

    ミオちゃんは...ずっと泣いてる。
    でも...話を始める気みたいだ。
    「えっと...え...っと...」
    軽いパニックみたい...
    ウチは、ウチだけは、ミオちゃんの為にも、冷静でいなきゃ...
    「落ち着いて。ミオちゃん。」
    「う、うん...」

  • 177スレ主25/05/07(水) 23:47:08

    「て、てがみ...みた?」
    「うん、みた。」
    「...そっかぁ。」
    「読んだなら説明はいらなさそうだね...」
    「――理由もわかってるけど...なんで?」

  • 178スレ主25/05/08(木) 00:07:50

    「そんなにここって...狭かった?」
    「食べ物はあんまりないけど...暮らしていくには辛うじてあったし...」
    「それじゃ、ダメなんだ。」
    「外の世界には、内乱が終結する前に見た本であったんだけど、素晴らしい景色があるらしいんだ。」
    「自然豊かな夜景、ボクらには想像つかないような機械、朽ちてないまともで綺麗な建物...」
    「...その本は、内乱の終わりとほぼ同じにお焚き上げされちゃったけどね。」

  • 179スレ主25/05/08(木) 00:22:50

    「情報統制。君は知らなかったみたいだけどアレが来てから外の世界に関する本はほとんどないんだ。」
    「精々憎悪を植え付ける教育用の本くらいじゃない?」
    「...そう、だったんだ。」
    「ねぇ、ちょっと...お願いがあるんだ。」

  • 180スレ主25/05/08(木) 00:26:07

    「ボクの遺志を、継いでくれない?」



    「っえ?」
    「ボクは、これから...」
    「だから、ボクの代わりに外の世界を見に行ってほしいな...」
    「...呪いみたいなこと言うけど、ね。」
    「このまま何も遺さず消えたくはないな...」
    「ねぇ、ハバナ。
    ――お願い?」


    ウチは...


    今日はここまで

  • 181二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 08:55:49

  • 182スレ主25/05/08(木) 17:47:38

    「う、ウチに...そんなの決める...権限なんて...」
    「君。もう君の上官はいないんだよ?」
    「これを受けるのも断るのも君次第だ。」

  • 183スレ主25/05/08(木) 18:56:59

    「う、ウチ...は...」



    「やらせて...ほしい......」
    「友達の夢を...叶えたい」


    「――ありがとう。」
    「これで...心置きなく逝ける。」

  • 184スレ主25/05/08(木) 20:23:39

    「これ、ボクのアサルトライフル。あげるよ。」
    「いや、ボクのもの、全部あげる。」
    「だから、こんなわがままを聞いてくれてありがとう。」
    「...君にやらせることになって、ごめんね。」
    「っ...!」
    「だったら!最初からこんなことやらないでよ!!」
    「その笑顔もいつもの笑顔じゃない、引きつった笑顔だし!!」
    「怖いなら怖いって言ってよっ!」
    「でなきゃ、ウチなにもわからずミオちゃんを...」

  • 185スレ主25/05/08(木) 21:18:00

    「うん、やっぱりこわいよ。」
    「でもね、ここで嫌がってたら君を傷つけることになるでしょ?」
    「...心構えを決めた友達を、また躊躇わせることはしたくない。」


    「君が止めにくるんだと知ってたら、ボクだって多分やめてたかもしれない。」
    「でも今更過去を振り返っても何もない。」
    「もうダメなんだ。全てがもう手遅れなんだ。」
    「だからっ、」
    「これ以上何か不用意な言葉をいう前に、ボクを早く、早く殺して...!」

  • 186スレ主25/05/08(木) 21:41:50

    ミオちゃんは、口にライフルを咥える準備をする。
    「これでボクは10発もかからずにヘイローを破壊される。」
    「ラクにボクを倒せるさ。」
    「まぁ、根拠はないけどね。」
    「君は、2秒間くらい引き金を引き続けてればいいさ。」

  • 187スレ主25/05/08(木) 22:18:20

    「ミオちゃん、ミオ...ちゃん...」
    覚悟は決めたはずなのに...
    「いやだよ...ウチ、これからどうやって生きて行ったらいいの...?」
    ミオちゃんの話を聞いていて、自然と涙が出てくる。
    「ウチ、ミオちゃんがいるから今まで頑張ってこれたのに...」

  • 188スレ主25/05/08(木) 22:33:56

    「それは、これから作るんだ。」


    「外の世界に出たら、こんな狭い世界より広い風景がある。」
    「外の世界には、君と仲良くしてくれるたくさんの人がいる。」
    「ボクの代わりに、外の世界でたくさんの人と、景色をその目に、焼き付けて。」
    「......ボクからはこの辺りかな...」

  • 189スレ主25/05/08(木) 22:37:19

    涙は、止まらない。
    止まらない、けど...
    覚悟は決まった。
    ライフルを、握る。

  • 190スレ主25/05/08(木) 22:41:38

    「......」
    「そっかぁ。」
    「じゃ、ボクも、お別れだね。」
    「――なんだか実感がないなぁ...」
    「さっきまで怖かったのに、なんだか不思議。」
    「今までありがとう。...またね。」
    口にウチのライフルを、咥えた。

  • 191スレ主25/05/08(木) 22:43:16

    無理な笑顔。
    ...ウチもだ。
    だったら!最期くらい...
    「バイバイ。ミオちゃん!」
    涙と笑顔で、送ってあげるんだ。

  • 192スレ主25/05/08(木) 22:44:43

    引き金を引く。
    ズガガガガガガガガガン!!!!
    あっという間にヘイローにひびが入る。
    そして





    割れた。

  • 193スレ主25/05/08(木) 23:54:11

    ミオちゃんだったものが、糸の切れた人形のようにだらりと垂れ下がる。
    目は輝きを失って、口の中にはウチが吹っ飛ばした脳幹の跡がある。
    ...キレイにしてあげなきゃ。
    ウチがウチでいるためにぃ”!?
    オエ,オエエ...
    思わず、吐いてしまう。
    自分のしたことを今更自覚したところでもう遅いってのに...
    ...悔いるのは、後だ。


    今日はここまで
    明日から次スレ

  • 194二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 09:48:17

  • 195スレ主25/05/09(金) 17:51:07

    持ち物を確認する。
    大事そうなものは貰っておこう。
    まだ、使ってあげないと。
    あの人の形見のアサルトライフルを持つ。
    ...ミオちゃんを抱きかかえる。

  • 196スレ主25/05/09(金) 21:01:23

    それからミオちゃんを抱えて小隊のみんなとカタコンベを後にした。

    みんな泣いてたんだ。

    ...あぁ。



    悲しいなぁ・・・

    ...埋めてあげなきゃ。

    それが、ウチ...いや、ボクのミオちゃんのためにできることだ。




    次スレです。

    オリキャラSSスレ 孤独な少女が脱走するまで|あにまん掲示板マダムに報告を終えた後、「お疲れ様です。次もこの調子でお願いしますね。」ってさ。――これをあと何回もやらなきゃいけないの...?...辛いなぁ。じゃ、やるべきことをやらなきゃね。ここから脱走して、ミオ…bbs.animanch.com

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