【🎲・オリキャラ・閲覧注意】アビドスの偽ナギサ7-2

  • 1◆B3SSKg8oHw25/04/21(月) 18:42:05

    ・アリウスで桐藤ナギサの替え玉に仕立て上げられたが錯乱して脱走し、アビドスに墜落して正気を取り戻しアビドス生になった偽ナギサのスレです。
    (以下偽ナギサは『ナギサ』と表記します)
    ・本スレはダイスを交えてSSを投下していくスレです。
    ・時系列としては本編で言えばエデン条約編第3章と第4章の間の時期です。
    ・『ナギサ』はアビドス高校で、対策委員会の皆に自分の素性を明かしアリウスを救いに行くと表明したところです。

  • 2◆B3SSKg8oHw25/04/21(月) 18:42:27
  • 3◆B3SSKg8oHw25/04/21(月) 18:45:37

    [以下はステータスになります]
    名前:藤関ナギサ
    所属:アビドス高等学校・対策委員会
    学年:1年生(拾われたため)
    年齢:不明(17歳)
    身長:159㎝
    その他:本物ナギサ様との外見上の違いは1㎝低い身長と二回りは大きな翼、ヘイローの色、そして声(早見沙織と能登麻美子くらい違う)
    武器:ハンドガン『アパレシオン』
    Ex:Treat on target(溢れる水のようなエフェクトで即時回復)

    [下のイラストはAI製の『ナギサ』のイメージです]

  • 4◆B3SSKg8oHw25/04/21(月) 18:48:19
  • 5◆B3SSKg8oHw25/04/21(月) 18:50:35
  • 6◆B3SSKg8oHw25/04/21(月) 18:54:40

    [間が空きましたが更新再開します]
    [いや本当に間が空いているのでまずは前スレの続きから再掲いたします]

  • 7◆B3SSKg8oHw25/04/21(月) 18:57:15

    アビドス高校に対策委員会の全員は集まっていた。
    「今がその時です。」
    セリカ「それじゃ分かんないでしょ!?」
    「……はい。そうですね。」
    「私の過去について話したいと思います。本当のことを。」

    アヤネ「本当の、こと……。」
    シロコ「ん……。」
    ノノミ「辛くなってきたら言ってくださいね。」
    「それは、もちろん。」
    『ナギサ』だけでなく、みんな小さく頷く。

    ホシノ「今まで聞いた話だと、ブラックマーケットの悪い大人たちに捕まってたって話だったね。」
    「そうですね。ですが本当のところ、私はアリウスの出身です。」
    「あの大聖堂にミサイルを撃ち込み、亡霊と共に大規模襲撃を行ったあのアリウスです。」
    あまりにも単刀直入。アクセルを踏み始めたら早いのが『ナギサ』だった。

  • 8◆B3SSKg8oHw25/04/21(月) 18:57:35

    広義の意味で告白を受けたみんなの反応はあまりにも対照的だった。
    ノノミ「だとしても、私たちの関係は変わりません。」
    アヤネ「え……?な、なんで!?じゃあ、何でここに!?それに……!!」
    シロコ「………ごめん。ちょっと、言葉が出てこない……。」
    ホシノ「はいはい深呼吸深呼吸、吸って~。吐いて~。」
    動じるもの、動じないもの。

    『ナギサ』は皆が落ち着くのを待ち、そして言葉を続ける。
    「もしかしたらすでに調べられていた方もいるかもしれませんが、アリウスとは大昔トリニティから弾圧された一つの分派……集まりのようなものです。」
    「トリニティを追われ、細々と生き延びていた私たちは、そこで私たちを追放したトリニティ、元々敵対していたゲヘナへの憎しみを習わされている。つまりは復讐です。」
    「習わされている、というのは……そうですね、やっぱり悪い大人にそうさせられているのですよ。」
    一度ここで『ナギサ』は周りを見る。セリカはアヤネの手を握っていた。
    セリカ「アヤネちゃん」
    アヤネ「……うん、ありがと」
    シロコ「……こっちも大丈夫。」
    「では、続けましょう。」

    「そこで私は、偶然桐藤ナギサに似ていたものですから、彼女の替え玉になるべくいろいろなことを叩き込まれました。」
    「礼儀作法ですとか、話し方ですとか……。……そんな日々が続く中、ふとした時に我慢が出来なくなって空を飛んで逃げだしたのですけど、撃ち落とされてアビドスに墜落しました。」
    「以上が私の来歴です。ここに落ちてきたのは本当に偶然ですよ。ふふ……今思えば、良く生きていましたよね、私。」

  • 9◆B3SSKg8oHw25/04/21(月) 18:58:15

    シロコ「……そんなに、他人事みたいに……」
    『ナギサ』はその胸中を察して一度間を空け、スンと真顔になる。
    「失礼しました、不謹慎でしたね」
    ノノミ「ナギサちゃんももう、大切な仲間なんですから」
    「はい……」

    「……だからこそ言わせてください。」
    「私も貴方たちのことはかけがえのないものだと思っています。だからこれ以上巻き込みたくありません。」
    ホシノ「う~ん、何に?」
    「アリウスに関連した騒動に、です。」
    「…………私は、アリウスの悪い大人から生徒たちを解放します。トリニティとゲヘナの皆さんにはいろいろお願いをするつもりです。」
    「けれど、貴方たちには関係の無い話……いや、私と出会った以上関係はあるのでしょうが、首を突っ込まないでほしい。」
    「………お願いします。もう一度私の顔を立てて下さい。」
    言いたいことは言い、『ナギサ』は深く頭を下げる。

    [※前スレの内容はここまでです]

  • 10◆B3SSKg8oHw25/04/21(月) 19:03:55

    一人で抱え込もうとしてしまうこと、本当に大切にしている者は却って事態から遠ざけようとすること。
    ホシノとナギサから学んだことなのか、元からそういう気質であったのかは分からなかった。

  • 11◆B3SSKg8oHw25/04/21(月) 19:04:24

    [ホシノ]

    dice1d3=1 (1)

    1. 「……。」

    2. 「おじさんがやろうとしてたのってこういうことかぁ……。」

    3. 「同じような提案をナギサちゃんにして、なんだかとんでもないことを言われた気がするね。」


    [シロコ]

    dice1d3=1 (1)

    1. 「……。」

    2. 「怒るよ。」

    3. 「わかった。行きたければまず私を倒していって。」


    [ノノミ]

    dice1d3=3 (3)

    1. 「……。」

    2. 「だめです☆」

    3. 「……そんなに頼りないですか?」


    [アヤネ]

    dice1d3=1 (1)

    1. 「……。」

    2. 「一人でどうにかできる問題ではないと思います。」

    3. 「……そんな人にセリカちゃんは任せられません!」


    [セリカ]

    dice1d4=3 (3)

    1. 「ぶっ殺すわよ!」

    2. 「あっそ、じゃあ好きにしなさい。私たちも好きにやるけど。」

    3. 「逆の立場だったらあんたどうすんの?」

    4. 『ナギサ』の首元を掴み、その後静かに顔を埋める(まさかのセリカ特訓ルート)

  • 12◆B3SSKg8oHw25/04/21(月) 19:29:31

    そして、ホシノとシロコ、それにアヤネは押し黙った。

    『ナギサ』の言い分が理解できてしまったからであろうし、自分がもし逆の立場だったら……そんなことを考えた者も居たかもしれない。


    セリカ「逆の立場だったらあんたどうすんの?」

    「逆の立場だったら……ですか」

    セリカ「そう、例えば私があんたを置いていく、って言ったら?」

    「……それは、仕方の………。」


    ノノミ「……そんなに頼りないですか?」

    ノノミ「私たちも、あなたも、そんなに頼りないですか?」

    ホシノ「ノノミちゃん……」

    ノノミ「ごめんなさい、ホシノ先輩。シロコちゃん、アヤネちゃん……。」

    ……ノノミはそれでも言いたかった、と、その場のだれもが察していた。


    「………。」


    [『ナギサ』の自己肯定感※現状]

    dice1d100=12 (12)

  • 13◆B3SSKg8oHw25/04/21(月) 20:02:44

    「………ノノミさんは、きっと、自分の、私のことを卑下しないで欲しいのですよね。」
    「思考としては理解できます。……ごめんなさい、もう少し聞いてくれますか?」
    ノノミ「……はい。」

    「ありがとうございます。」
    『ナギサ』は困ったように笑い、そして笑うのを止めて話し始めた。
    「……私としては、できることをやっているだけなんです。」
    セリカ「はあ!?」
    「なんと、言うか。𝓥𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓼 𝓿𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓽𝓾𝓶 𝓮𝓽 𝓸𝓶𝓷𝓲𝓪 𝓿𝓪𝓷𝓲𝓽。どうにもならないことは、どうにもならないことである。」
    「……………。」
    「すみません、ノノミさん。これ以上言うとはたかれそうなので止めておきます。」

    ホシノ「良く気付いたね。今はそれで良いと思うよ、私も。」
    「はは……。」
    アヤネ「笑い事じゃないですからね!」
    シロコ「ん。」
    「そう、ですね。」
    セリカ「……で、何か言うことは?」

    『ナギサ』は一つ深呼吸した。
    思えば素直に伝えた時点で「仕方のないこと」になっていたのだろう。
    「………私は、アリウスの悪い大人から生徒たちを解放します。」
    「危険ですが、手を貸してください。」

    断るものはいなかった。

  • 14二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 20:07:15

    聞けて良かった

    言えたじゃねぇか

  • 15二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 22:37:55

    スレ復帰おかえりー

スレッドは4/22 08:37頃に落ちます

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