- 1ロブスター22/03/27(日) 22:27:22
- 2二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 22:27:40
そうだね 待ってるよ
- 3二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 22:27:43
待ってるよ
- 4二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 22:27:50
自分で書けこのクソ甲殻類
- 5二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 22:28:10
前日から仕込んでたんだろう?
- 6二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 22:28:25
- 7二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 22:28:33
ロブスター エ……………
SS頼む…… - 8ロブスター22/03/27(日) 22:28:43
俺は投下するだけだから君たちも早く書いてほら
- 9ロブスター22/03/27(日) 22:34:06
- 10海ぶどう22/03/27(日) 22:34:31
「フラッシュ、誕生日おめでとう」
愛しの人が私の誕生日を祝ってくれるというのは、ある意味最高の贅沢の一つなのかもしれないと彼女は思う。
例えその場所が夜景が綺麗な高級レストランでなくともいい。
彼の自宅で二人だけのパーティーというのも違った良さがあるというもの。
出来合いのものもあるが、その中のいくつかは彼の手作り。
そして彼の手作りの中でも目を見張るのはバースデーケーキだった。
「ふーっ!」
バースデーケーキのロウソクの火を吹いて消していく。
少し子どもっぽいかもしれないが、彼の前ではその気恥ずかしさが何処か心地良い。
「ふふっ、美味しそうですね」
「少し不恰好かもしれないけどね……」
「そんな事はありませんよ
確かにパティシエである父が作ってくれたケーキには劣るかもしれない。
しかし私は真っ先にこのケーキを食べたいと思った。
彼が切り分けてくれたケーキを一口食べると、優しくて何処か懐かしい味がした。
私が好きな味だった。
来年もまた二人でこのケーキを食べたい。
そしていつか彼と私の子どもたちと食べる日を心待ちにしよう。 - 11二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 22:35:31
このクビレズタ野郎が…良い仕事しやがって…!
- 12ロブスター22/03/27(日) 22:47:58
「今日は予定にない時間を割いて欲しい。」
トレーナーはエイシンフラッシュに向けてそう言い放った。フラッシュは少し虚を突かれたように驚いたが直ぐに彼の意図を察して頷いた。
「楽しみにしています、トレーナーさん。」
「ああ、楽しみにしてくれ。」
エイシンフラッシュは何も心配することなく、ただ安心したように頷く。そこには万感の信頼が込められていた。
「申し訳ないけれど、フラッシュ。目を閉じていて欲しいな。」
トレーナー室までの廊下。フラッシュはトレーナーにそう言われた。フラッシュも冷静にと心がけているがやはり楽しみな気持ちは抑えられない。フラッシュは目を閉じるとトレーナーに手を握られた。
「お手を拝借。先導は任せて。」
その手の温もりを楽しむ彼女。階段を登り、普段のトレーナー室へと辿り着く。扉が開き、その光景を想像する。まだ目は開けない。
椅子を引く音がした。彼が後ろから優しく押してくれて彼女は椅子に座る。まだ目は開けない。彼が少し離れ、準備を完了させる。
「さあ、もう開けていいよ。」
お許しと共に彼女は目を開く。そして開眼と共に写ってきた景色に思わずフラッシュの目も輝く。
「これは…!」
机を彩るは数々の料理。彼女の故郷、ドイツの郷土料理から日本の味まで。そこにはありとあらゆる料理が並んでいた。
「フルコースだよ。…まあ、二人しかいないから量は控えめだけどね。」
「…すごいですね…トレーナーさん…」
感激のあまりフラッシュから感嘆の言葉が漏れでる。その表情に成功だとトレーナーは破顔した。
「あのケーキも、このフルコースも。全て愛しい君のためを思って作った。…だから一緒に食べようか?」
「…はい!喜んで!」
──故郷の家族へ伝えるならば…私は最高の誕生日を送りましたよ。二人とも。 - 13二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 22:52:56
お、偉いぞロブスター
- 14二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 22:53:35
一回本文を挟む意味は何なんだ・・・
- 15二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 22:56:09
最近のウマカテなんだか磯の香りが漂ってる気がするんだが…
- 16二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 22:58:02
肉の香りも漂ってるぞ
- 17ロブスター22/03/27(日) 23:02:24
早くしろ!間に合わなくなっても知らんぞ!!
- 18二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 23:09:18
フラッシュssが豊作でうれしいっス
- 19二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 23:20:14
書けません!
- 20カメノテ22/03/27(日) 23:27:07
やべべエルデンやってたらいつの間にかこんな時間になってる
間に合わせなきゃ(使命感) - 21カメノテ22/03/28(月) 00:29:36
とんとん、と包丁とまな板がぶつかる子気味いい音がキッチンを包む。
ヘタを切り落としたイチゴを薄く切り、ホイップクリームをムラなく綺麗に塗りたくったスポンジの上にバラつきがないよう並べる。
それらの作業を一切の無駄なく、機械のごとく精密にこなして見せるフラッシュに、未来の職人の片鱗が見える。
今日は三月二十七日。今まさに横でケーキ作りに励んでいる、俺の愛バたるエイシンフラッシュの誕生日…のはず、なのだが。
その本人が、どういうわけか自分のバースデーケーキを作っている。ベリーたっぷりのショートケーキを作る予定だそうだ。
「…ところで、フラッシュ。」
「なんでしょうか」
作業を一旦止めずに返事をするあたり、さすがだなと思う。
「…今日って、三月二十七日だよね」
「はい」
「フラッシュの誕生日だよね。」
「そうですが」
「…じゃあこのケーキは?」
「私とトレーナーさんのケーキですが。」
「……バースデーケーキ?」
「はい」
「…自分の誕生日なんだよね?」
「そうですよ?」
「…………」 - 22カメノテ22/03/28(月) 00:29:50
…………なんだか聞けば聞くほどわからなくなってきたぞ!
「………あ、そういうことでしたか。すみません、トレーナーさんにはお話ししてませんでしたね。」
そういえば、といった感じでフラッシュは話し始めた。
「ドイツでは誕生日に関することは基本的に自分でやるんです。ですので、誕生日パーティーは自分で開催しますし、バースデーケーキは自分で焼きます。」
「へぇー……」
ドイツの風習らしい。あれ、でも…
「…確か去年はスマートファルコン主催のパーティーに参加してなかった?」
「はい。それまでは全て家族と行っていたので、友人たちによるサプライズパーティー、言い換えれば、日本式の『誕生会』というものを経験したことがなかったのです。なので、一度体験してみたかったんですよ。」
「なるほど……だったら今年も任せてくれたらよかったのに。」
「いえ、せっかくの機会ですから。ずっと任せっぱなしというのも気が引けますし。」
それに、とフラッシュは続けて言った
「トレーナーさんに、故郷の文化を知ってほしくなったんです。」
そういったフラッシュの表情はとても穏やかで、どこか楽しげだった。
「…そう言われたら、もう何も言えないな。」
「ふふっ、ありがとうございます。」
大人しく引き下がり、また二人で作業に戻る。
子供のように無邪気な笑みを見せるフラッシュに、未来の日常の姿が見えたような気がした。 - 23カメノテ22/03/28(月) 00:31:11
30分遅れたがやり遂げたぞ!
お納めするのだ! - 24二次元好きの匿名さん22/03/28(月) 00:41:38
遅れても書いてて偉いぞ
- 25二次元好きの匿名さん22/03/28(月) 12:32:10
カメノテ…いつのまに