勇者「魔王、倒せたな…」聖女「二人でイケるもんなんですね」

  • 1二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 21:54:36

    聖女「これもこの完璧スーパー美少女聖女である私のおかげですね。勇者様は早急に私に溢れんばかりの賞賛を送ってください。送れ」

    勇者「聖女様、最高!聖女様、最強!よっ!間接的な自画自賛で気持ち良くなってる虚しい女!……結局、お前も最後まで変わらなかったな。もう少し可愛げを持てよ」

    聖女「私がこれ以上可愛くなってしまったら全人類が萌え死にしてしまいますからね。新たな魔王の誕生です。……そういう貴方も、最後までアホのバカでしたよ。私が何度、貴方の致命傷を治したと思ってるんですか?」

    勇者「ははっ…いろんなことがあったなぁ…それも、もう終わりか」
    聖女「……帰ったら、何かやりたいことでもあるんですか?」

    勇者「そうだな〜…故郷に帰ってのんびり暮らしたいかな」
    聖女「それ無理ですね。権利者が貴方みたいな英雄を取り逃すわけないでしょう。王族の誰かしらを貴方にあてがって毎日がドキドキ☆ハラハラ☆陰謀モリモリの派閥争いへとlet's go!!ですよ」

    勇者「俺の人生お先に真っ暗じゃん。そんな生活俺に合わねーよ」
    聖女「……これは、勘違いして欲しくないのですか。勘違いして欲しくないのですが。勘違いして欲しくないのですが!……私と婚約しませんか?」

    聖女「あっ別に私が貴方に惚れたとかそういうのじゃないですからね?ただ長年旅を共にしてきた仲間の未来が暗く閉ざされてしまうことを憂いた私の有り難い慈愛の意思によるものですから。神に愛されている私と婚約済みであれば王族も簡単には手を出せませんし?それに貴方のようなガサツでバカでアホの三拍子男と一緒にされてしまう王族の方が哀れでなりません。そんな男と長く付き合える女がこの星をひっくり返してもギリギリ…ギリギリ私だけしか当て嵌まらなかったので仕方なくですよ?仕方なーく!婚約しましょうってことですからね?あっだからと言って適当に扱って良いわけではありませんから、毎日愛の言葉を囁いてくださいね?これは決して私が欲しがっているわけではなく、あくまで婚約ガチ勢としての使命感というか……〜etc.」

    勇者「なんだ、急に饒舌に…別に良いけどよ…!」

  • 2二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 21:56:00

    最近きてなかったけどここ2chみたいにss書いても良くなったんだ

  • 3二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 21:57:18

    つづけたまえ

  • 4二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 21:57:29

    うーんお手本のようなツンデレ

  • 5二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 22:03:04

    最初は聖女の私が勇者を誑し込めば無敵!とか言ってたけど思ったよりハマってしまったやつだ

  • 6二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 22:06:04

    こういうツンデレ嫌いじゃないわ!

  • 7二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 22:27:51

    古式ゆかしい早口ツンデレを拝めるとは…ありがたや

  • 8二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 22:29:08

    なんかこんなコント劇をあの世で見ている魔王…

  • 9二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 22:35:00

    こういう子いいよね!!

  • 10二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 22:38:53

    このレスは削除されています

  • 11二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 23:01:22

    クッソ遠回しに惚気てきそうな子だな

  • 12二次元好きの匿名さん25/04/21(月) 23:36:56

    勇者「昔言ってた聖女の好みのタイプは俺とは何もかもが真逆だったからなぁ、本当に好きな相手が出来た時に困るだろうから婚約関係ってだけは広めても手は出さないでおこう。信頼と善意を裏切りたくない」

    聖女「この下着どうですか?私が着ることで神様だって鼻血吹いて倒れるくらいエロくなってますよね?我慢できないなら良いんですよ直接触っても」

  • 13二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 01:08:30

    婚約ガチ勢として別室で寝ることは出来ないと同室に無理矢理押し込まれる勇者
    ベットを隅に移動させるというささやかな抵抗を見せる

    しかし翌日、何故か同じベットに潜り込んでいる聖女

  • 14二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 06:26:44

    勇者が「別に良いけどよ」って言った瞬間ガッツポーズとってそう

  • 15二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 07:16:15

    この聖女、めんどくさい

  • 16二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 09:48:49

    なんか聖職者のフリした黒ゴブリンが浮かんできた

  • 17二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 09:49:39

    聖女がエルフで勇者と寿命格差あって欲しい

  • 18二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 10:42:55

    聖女「何か私と結婚するのに不満はおありですか? 例えば料理とか」
    勇者「すごい美味いのは身に染みて知ってる。苦しい時もお前の料理のおかげで耐えられたし。本当に助かったわ、ありがとな」
    聖女「ん゛ん゛っ゛! ……自分で言うのもあれですけど、掃除や洗濯もそれなりにはこなせる自信はあります」

    勇者「家事全般得意だもんな。聖女だから箱入り娘かと思ったんだけど、中身は色んな意味でパワフルなお方でございましたと」
    聖女「聖女だからって皆が大人しいとは限りませんから。むしろガッツがないと聖女なんてやってられないというものです」

    勇者「それで口が悪いのと承認欲求モンスターでなければ完璧だったのにな」
    聖女「事実を述べてたらそういう風に受け取られてしまっている哀れな聖女ですよ? 深く傷ついた私の心を癒せるのはあなただけです。さあ褒め称えなさい。褒めろ」
    勇者「聖女様、最高!聖女様、最強!よっ!オブラートという言葉を知らない社会不適合者!」

    聖女「それと、体つきもあなた好みだと思うんですよ。出るとこ出てるし締まるところは締まってる。皆が羨むごっくんボデーです。それでいてこの可愛らしい顔つき。もはや世界中から求婚されてもおかしくない物件ですね」
    勇者「見た目良いのは知ってるけど、普通に中身も俺は好きだな。尊大な言い方はするけど普通に優しいし。なんだかんだ最後まで付き合ってくれるくらいには面倒見が良いのも知ってるからな」

    聖女「そういう普通に褒めるのはやめてくれませんか?心臓がもたないですよ。いややっぱりもっと言ってください。勘違いしないで欲しいんですが、そういうおべっかを使われることがこの先予想されるのであなたの言葉で耳を慣らしておくという意図のもと要求している訳で、決して個人的な欲望で誉めて欲しいと言ってるわけではないことを肝に銘じておくように」
    勇者「また饒舌になりやがったよこの聖女…」

  • 19二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 17:51:19

    仲良いね二人とも

  • 20二次元好きの匿名さん25/04/22(火) 21:03:14

    勇者と聖女どんだけ強かったんだ

  • 21二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 03:13:04

    勇者「あーでも俺子供は欲しかったんだよな。お前と結婚するなら無理だろうけど」
    聖女「おやおや何を言うのですか?まさか貴方不能だったり?いえいえだからと言って私は貴方をバカにはしませんよ。こんなに寛大な心を持っている聖女様に感謝しなさい」
    勇者「聖女様が不能とか言うな!……いやだってさ、形だけの結婚なわけじゃん?だったらお前も俺とは本当はそう言うことしたくないわけじゃん?嫌がる相手にそう言うのを求めるほど腐っちゃいないのよ」
    聖女「ええ確かに貴方とそう言う体験をすることを想像するだけで動悸と息切れ、頬の紅潮と精神の昂りを感じます。けれど婚約ガチ勢である以上はやはり子供がないと仮初の夫婦であることがばれてしまいます。なので仕方なく、本当に仕方なく私に触れることを許可します。決して私がふしだらな人間であると言うことではないので勘違いしないように」
    勇者「だから好きでもない相手とそういうことはさせたくないって……」
    聖女「やかましい。子供は最低3人ですからね」
    勇者「この聖女男らしすぎる……」

  • 22二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 08:37:03

    勇者「……ん?待てよ、そもそも聖職者が結婚とかして良いのか?そういうのって神に身を捧げてるから無理とか聞いたことあるんだが…」

    聖女「あっそれ私は例外ですよ。そもそも私、なんの神も信仰してませんので。生まれながらにして神に愛されてるので聖女と呼ばれてるだけです。神→私への一方的な愛ですね」

    勇者「神が処女厨で聖属性魔法が使えなくなる可能性も…」

    聖女「そんなキモい神ならこっちから願い下げなのですが…」

  • 23二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 08:50:26

    なんだ相思相愛じゃん

  • 24二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 15:49:15

    神ですら袖にする聖女の心を射止めたのか勇者…

  • 25二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 17:42:59

    丁寧語のツンデレいいよね

  • 26二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 19:01:02

    >>2

    むしろ初期のほうがSSばっかりだったろ

    一度冷笑に滅ぼされたが

  • 27二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 19:24:35

    勇者も微妙にツンデレっぽくない?

  • 28二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 19:47:30

    お姫様がライバル枠

  • 29二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 22:05:14

    しかし二人だけで魔王を倒す存在に王様とか大臣とかどうすんだ

  • 30二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 22:06:47

    >>29

    そら教育(抱き込み工作)よ

  • 31二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 22:58:59

    >>29

    王様「見事であった。勇者よ。聖女よ。そなたたちの功績は末永く語り継がれるであろう。所で断絶した伯爵家の家名を継ぐ気はないか?領地も断絶前の領地を保証するぞ」

  • 32二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 00:29:03

    続きはまだか

  • 33二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 01:20:24

    >>31

    勇者「(うげっ…貴族社会入って領地経営とか絶対めんどくさいじゃん…)」

    聖女「ふむ…あ〜…そうですね。ここで一回…そう、これは仕方のないことなので…」


    聖女「勇者様、こちらを向いてください」

    勇者「ん?どうかした──


    彼女の白い手が、彼の頬に添えられて

    そっと掬うように、その顔を引き寄せる


    聖女「………んっ」


    漏れた吐息と共に、彼女の唇が彼に触れた


    勇者「………え?」

    聖女「…ということで、私たちは田舎でスローライフの予定がギッチギチに詰まってますので失礼しますね。権力とか栄光とかクッッッッソ興味ないので、そういうのは偉い偉いジジババ様方に任せます。いやまじで。相互不干渉、これ世界救った報酬にしてください。あとここでの無礼も許してちょ。まあこの国の全軍より私達のが強いんで、受け入れるしかないと思いますが。乙です」


    勇者「…………えっ?」

  • 34二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 06:22:24

    >>33

    王様「うーむ。それはちと問題があるのう」

    勇者「そうですよね!すみませんうちの聖女が失礼なことを言ってしまって!」

    聖女「『うちの』だなんて、もう身内扱いですか?気が早いですね。まあそれくらいの認識でいてもらった方がこちらとしてもやりやすいから構わないですが」

    勇者「お前は黙ってなさい!」

    王様「いや、聖女の口が悪いのはもう慣れとるし気にせんでも良い。問題なのは田舎でスローライフってところよ。……ぶっちゃけ田舎で暮らすって大変だぞ?」

    勇者「そっちですか!?」

    王様「都市部より流通は悪いし娯楽も少ない。コミュニティも狭いせいで人間関係の構築をミスったら面倒だし、変な噂が流れてしまったら広まるのも早い。ゆっくり気楽に過ごしたいなら、もうちょい栄えているところに住むことをお勧めするぞ?」

    聖女「話のわかる王様は好きですよ。このアホバカの100万分の1ほどですが。そういうことならいい感じの物件とかあれば教えてもらえませんか?我々のラブラブでネチョネチョな愛の生活のために」

    勇者「ラブラブはまだ分かるけどネチョネチョって何!?」

    王様「よし分かった。また探しておこう。そなたらのラブラブでネチョネチョな愛の生活のためにな」

    勇者「そんで軽いですね王様!というかいいんですか?こっちとしたら王様の提案を断って別のものを要求するなんて失礼極まることをしてるんですが…」

    王様「そうやって欲しいものを直球で言ってくれたほうがこっちとしてもやりやすい。互いに不干渉という条件も、そちらからもこちらに危害を加えないという契約に近いものであるしな。働きに見合った報酬として領地や地位を提示しただけで、そなたらに不要であればそれで良い。そもそも世界を救ってくれた人達に無礼を働くとかないわー。」

    勇者「本当にノリが軽いな王様!」

  • 35二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 11:49:41

    目の前でいきなりキスシーンを披露しても動じずに冷静な判断するとは胆力すごいな王様

  • 36二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 15:05:52

    いつねちょねちょするんだ

  • 37二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 15:10:47

    >>34

    これは有能王様

  • 38二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 15:17:06

    語り継がれるべきのは王である

  • 39二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:57:05

    よかった暗殺される勇者と聖女はいなかったんだな

  • 40二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:59:33

    >>36

    聖女はねちょねちょ真っ最中のつもりなんじゃね?

  • 41二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 22:49:20

    聖女「本当にいい感じの家を用意してくれましたねあの王様。狭すぎず広すぎず、商店街にも近い立地。私たちの新生活には素晴らしい第一歩だと思いませんか?私としたら貴方と一緒に生活をしなくちゃいけないなんてことになって非常にマイナスポイントが高いので今すぐに私の機嫌を取ってください。さもないと今夜の夕食は貴方の嫌いな料理まみれになってしまいますよ。逆に機嫌が取れれば好物だらけの完璧な食事で優勝する栄叡を与えてあげましょう」
    勇者「聖女様最高!聖女様マジ聖女!よっ!他人から認められないと自信が持てない不安定な女!……とは言ったものの、お前が作る料理はどれも美味いし苦手なもんでも食べやすく工夫して作ってくれるからどんなものでも不満とかないんだが」
    聖女「もしも食べたいものを聞いた時にそういう何でもいいなんて曖昧な返事をするのは減点対象ですよ。まあ今回はそういう意図では尋ねてないので慈悲の心で100億点だけあげましょう」
    勇者「高得点すぎねえか?しっかし、家具とか器具とか何でも取り揃えてくれていたせり尽くせりだな。あの王様マジで最高すぎるわ」
    聖女「全くです。あんなに聞き分けが良いと知っていれば私が貴方と結婚するなんていう人身御供にならなくて済んだというのに。ただ、今更バツイチなんていう聖女に相応しくない称号を得ることになってしまうくらいなら我慢してあげますけれど。それよりこの部屋を見てください」
    勇者「何だよ?」
    聖女「寝室ですけれど大きいサイズのベッドが一つだけしか用意されてません。……これは、仕方ないのですが。仕方ないのですが。本当に仕方ないのですが!私たち二人一緒に寝るしかないのでは?」
    勇者「一緒に寝るのがいやなら普通にベッド買ってくるけど?ベッドくらいなら俺一人でも運んでこれるし」
    聖女「ベッドは一つで十分なのでやめましょう。余計な出費をするなんてバカのやることですよ。というわけでこれから私たちは毎日一緒のベッドで体を寄せ合いくっつけあい、ネトネトでドロドロでグチョグチョな夜を過ごすのです」
    勇者「何だよその粘液まみれみたいな擬音だらけの生活は!?もうちょっと清潔感を持てよ!お前聖女だろ!?」
    聖女「そっちこそ勇者だったら覚悟を決めてください。ほらほらカモンベイベーです。今夜は寝かせませんよ」
    勇者「こいつを聖女にした神様は一体何考えてたんだよ…」

  • 42二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 06:56:26

    >>39

    暗殺できないレベルで強いですしおすし

  • 43二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 08:51:40

    聖女子供はサッカー出来るぐらい作るわよって言いそう

  • 44二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 09:16:13

    >>43

    親を入れても20人か

  • 45二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 13:05:09

    口では勢い良いけど実際にベットの上で触れられたら思わず反射的にビクッってなっちゃって
    勇者からはそれを拒絶に捉えられちゃう聖女ちゃんはいます

  • 46二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 15:44:17

    >>41

    神「産めよ増やせよ地に満ちよ」

  • 47二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 17:01:15

    はよせっクスしろ

  • 48二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 21:48:22

    続きはこないのだろうか

  • 49二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:34:05

    終わりなのか

  • 50二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 05:31:28

    勇者「お……おはようございます、聖女様」
    聖女「……………………おはようございます、ケダモノ勇者様」
    勇者「いやあ……その……」
    聖女「なんですか変態勇者。何か言いたいことがあるんですか私があんな風になっても容赦なく攻め立てたドスケベ勇者」
    勇者「はい……申開きもありません……」
    聖女「休みなく13回もやるとか私を殺す気ですか。というか前々から思ってましたけどどこからそんな体力が出てくるのか不思議なものです。今回のは、私が魅力的すぎたのが悪いとも言えますが、そんな美しく可愛い私をこんな傷ものにするなんて、責任をとってもらうしかないですねこれは」
    勇者「もう責任はとってる形だとは思うんだけど……本当にごめん、しばらくはこういう行為は控えるようにするわ」
    聖女「は?何言ってるんですかこのヘタレ勇者め。誰がやめろって言いました?むしろもっとやってください」
    勇者「へ……?」
    聖女「あれだけ発射したってことは、普段から溜め込んでいるということ。誰かが解消してあげないと他の女がその毒牙にかかってしまいます。そんなモンスターに付き合ってあげられる女性はこの世で私くらいなので、仕方なく、本当に仕方なく私が犠牲になって世の女性の平和を守ってあげようという聖女としての献身の心ですので勘違いしないように」
    勇者「その、ここまで爆発したのは……えっと、まあ、お前が相手だからっていうのが一番大きいというか……」
    聖女「何ですかそんなに私のことが好きだったって言いたいんですか。そうやって私の機嫌を取ろうだなんて浅はかですね。さあ今すぐ横になってください」
    勇者「はい?」
    聖女「どうせもう溜まってるんでしょう。それを全部搾り取ってあげようというだけです。こんなケダモノを世に解き放ったらすぐに犯罪に走ってしまいますからね」
    勇者「やめろって!やってた俺がいうのもおかしいけど、昨日本当にお前とんでもないことになってたんだからな!?何というか、潰れたカエルみたいだったというか……」
    聖女「いいからやって下さい。やれ」
    勇者「まさかとは思うけど、お前ハマったんじゃ……」
    聖女「黙って腰振ってなさい」
    勇者「いやー!誰か男の人を呼んでー!」

  • 51二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 08:31:50

    >>50

    王様:(勇者の子孫が増えれば我が国も安泰だな)「いいぞもっとやれ」

  • 52二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 10:23:01

    満足した

  • 53二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 11:28:01

    脳が回復した

  • 54二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 11:46:23

    どんだけやりまくっても聖女の力で浄化すれば安心安全に避妊が可能だし
    なんなら隠蔽も思いのまま!って先代聖女が修道院的な場所で隠れてやりまくってたっていう作品思い出したわ

  • 55二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 13:08:28

    幸せな姿を見るとほっこりする

  • 56二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 15:07:04

    聖女も喜んでいたんだ

  • 57二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 17:52:05

    子供は何人できるんだろ

  • 58二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 19:05:26

    この聖女の性欲は多分きっと恐らく魔王の呪いの仕業に違いない
    世界救った責任取って呪い解けるまで付き合ってやれよ勇者

  • 59二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 19:14:37

    >>58

    魔王「誠に遺憾ですね…」

  • 60二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 20:57:55

    聖女「あれだけやってなんでピンピンしてるんですか貴方は」
    勇者「そりゃ三日三晩ほとんど不眠不休で魔物と戦ってた時もあったし。と言うかその時聖女も一緒に戦ってたろ?」
    聖女「貴方との行為に比べたら、あの時のバトルなんて準備運動にもなりゃしませんよ。これからはあんな獣欲を一身に受け止めないといけなくなると考えると恐ろしいですね」
    勇者「だからしんどいなら無理しなくても……」
    聖女「シャラップ。そんなこと言ってレスの期間が続いた結果、どこぞの泥棒猫に持っていかれるくらいなら屁でもないですよ」
    勇者「そんな心配しなくても、お前以外とやるつもりなんてサラサラないぞ。浮気とかよくないし」
    聖女「どうだか。男なんてちょっと可愛い女の子に『えー!すごーい!かっこいー!』とか言われたらホイホイついていってしまう生き物なのでしょう」
    勇者「現実的な話をしようか。お前でも失神するくらいのことを一般人相手にやったら多分俺犯罪者になると思うんだよね」
    聖女「…………まあ、それは、否定できないですね」
    勇者「それに、そんなことをしてお前に幻滅されること考えたら、馬鹿馬鹿しいと言うか、そんな気に全くなれないわ。せっかく結婚したんだし、聖女とはこれからも仲良くやっていきたいってのに、不和の種を撒き散らすとかなぁ」
    聖女「自分の種を撒き散らして不和の種を撒きたくないと」
    勇者「お前本当に聖女だよな?中年のおっさんとか中身入ってないよなマジで」
    聖女「まあ?そこまで私との結婚生活を維持したいと言うのであれば、その意を汲むことはやぶさかではないというか?そういう信頼というか信用というか、そういうものを持っているならこちらも応えなければ無作法というもの。私も貴方の妻としてその責務を全うしようではありませんか」
    勇者「そんなに肩肘はらなくても自然体でいいぞ。普段通りの聖女が一番好きだし」
    聖女「み゛っ゛」

  • 61二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 23:02:42

    >>60

    聖女可愛い

  • 62二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 00:13:27

    女の人って13回もやったら気絶するの?

  • 63二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 00:17:04

    こういう感じの王道恋愛ファンタジー大好き

  • 64二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 01:24:40

    この勇者は勇気爆発って感じの勇者ではないようだ

  • 65二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 08:20:40

    王様「新婚生活はどうだ勇者達よ」
    勇者「王様ともあろうお方が気軽にこんなところに来ないでくださいよ!」
    聖女「ああ王様ですか。乙です」
    勇者「聖女もそんな軽いノリで挨拶しない!」
    王様「ふむ……乙じゃ、聖女よ」
    勇者「王様も毒されないでください!」
    王様「だってなぁ。王とは言えども余だって人間だぞ?人間らしい感情もあれば疲れもする。息抜きも必要なんじゃよ。それは勇者や聖女にだって当てはまることだろう?」
    勇者「それは……」
    王様「いくら強いからと言っても、そなたにだって喜怒哀楽はある。誰かを好いたり愛することもあれば、憎んだり恨んだりすることもある。変に勇者ぶらなくとも良い。そこの素直を通り越して考えなしの発言ばかりする聖女を見習っても良いんじゃないかのう」
    聖女「あれ?王様、さりげなく私のことをディスりましたか?神からも愛されこの世のアイドルともいうべき美貌を持ち、勇者様の妻であるこの私のことをバカにしました?」
    王様「そんなことないぞ。勇者の妻である聖女よ。よっ!世界最高のカップル!おしどり夫婦!」
    聖女「いやぁ、そんなぁ……えへへ」
    勇者「ガチ照れしてる……」
    王様「なので、そなたらを害そうという気はこちらには全くない。個人の感情からも、政治的な判断からもな」
    勇者「そうなんですか?てっきり暗殺とか追放とか政治抗争に巻き込まれるのではないかと……」
    王様「そんなことせんわい。そんなことしたら見限られるじゃろ。そなた達は危険を顧みず、人間のために戦ってくれた。つまり、二人ともなんだかんだと我々のことが好きなのであろうに。その好意に砂をかけるなんて馬鹿丸出しよ」
    勇者「王様……!」
    聖女「まるで王様みたいなことを言いますね、このおっさん」
    王様「まるでじゃなくてマジもんの王様なの!」
    勇者「すみません。その女一回逮捕された方が良いかもしれないです。国家反逆罪とかで」

  • 66二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 09:52:31

    この王様なら大丈夫だろうし聖女の対処マニュアル完成してそうで草
    むしろ貴族とか身内の暴走管理に忙しくなりそう

  • 67二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 11:38:44

    勇者の妻であるチョロ聖女様

  • 68二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 13:43:41

    聖女のクセが強い

  • 69二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 16:19:31

    王様もしかして一人で来てる?

  • 70二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 18:53:55

    騎士団長「王よ、お戯れもそこまでに」
    王様「いやすまんすまん。城にいるとこういう純粋な恋愛結婚の話題に乏しくてなあ」
    聖女「断じて恋愛結婚ではありませんが?長年連れ添った仲間に対する慈悲というかですね」
    勇者「はいはい。それにしても、こんなところに王様と騎士団長様が来るなんて、なんか場違いな感じがするというか……」
    騎士団長「こちらからすれば、世界を救った勇者殿と聖女様がのほほんと目の前に佇んでいる光景の方が違和感を覚えますよ」
    勇者「そっかぁ……世界救ったのか俺。今だに実感湧かねえなぁ」
    聖女「魔王にトドメを刺したというのに本当ぼんやり勇者ですね。その上、あれだけ壮絶な戦いをしてたのに、あっさり日常に戻れるとは、メンタルがオリハルコンでできているのでは?」
    勇者「強心臓持ちのお前には言われたくないわ」
    騎士団長「……やはり魔王との戦いは厳しいものだったのですか?」
    勇者「まあしんどいと言えばしんどかったかな?」
    聖女「そんな簡単な言葉で片付けられるものではないと思いますが……」
    王様「実際、どうだったのだ?」
    聖女「……この国で、地震が頻発する日がちょっと前にありませんでしたか?」
    王様「うむ。確かに半日ほど地震が続いた日があったの」
    聖女「あれ、勇者と魔王の戦いの余波です。なんなら勇者が衝撃を外に逃さないように抑え込んでてあれですよ」
    騎士団長「冗談……ではないんでしょうね」
    王様「あー、やっぱりそれかー」
    騎士団長「知っておられたのですか!?というか呑気ですね王様!?」
    王様「知ってたというか、納得したという方が適切じゃな。世界を滅ぼすと言われる魔王なのだから、天変地異くらいは起こせてもおかしくなかろうし。勇者がそれに並ぶ力を持っていても驚かんよ」
    騎士団長「そんな……勇者殿が世界を滅ぼしかねない力を持っていただなんて……!」
    聖女「それで?今の話を聞いた騎士団長様はどうするおつもりですか?やはり勇者は危険分子だと……」
    騎士団長「そんなことなら!私もその戦いが見たかった!!絶対かっこいいじゃないですかそんなの!!」
    勇者「え」
    聖女「え」
    騎士団長「そんな大決戦なら間近で見たかったですよ本当に!ああ、どれだけ派手なシーンが見られたか!本当に残念です!!こんなことなら仕事を投げ出してでも見に行けばよかった!!」
    勇者「もしかしてこの国変な人しかいない?」

  • 71二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 19:59:57

    聖女はどんな力ん持ってるんだろ

  • 72二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 20:09:03

    神話の戦いを安全に見物できるなら見物したい

  • 73二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 22:22:59

    勇者も絶体変な人

  • 74二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 06:24:33

    勇者もバカみたいな戦闘力あるみたいだし変と言えば変

  • 75二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 10:08:26

    子沢山なんだろうな

  • 76二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 10:22:18

    変な人多いけど悪意自体はあんまりなさそうな世界で良い

  • 77二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 11:31:45

    王様「まさか騎士団長が勇者の強火ファンとは知らなんだ。そうであったなら勇者と一緒に魔王討伐の任務を与えてもよかったのだが……」
    騎士団長「いえ、私の役割はこの国を守ることです。中でも私は騎士団のトップ。そのトップが自分の趣味を優先して防衛の穴を開けるなど言語道断というもの。勇者殿と聖女様であれば魔王討伐も叶うと信じていたからこそ、我々騎士団も全力でその責務を全うできたのですよ」
    王様「本音は?」
    騎士団長「いいなー!魔王討伐とか男だったら誰でも憧れるじゃん!せめてその光景だけでも見たかったなー!」
    聖女「凛々しい顔立ちなのにそんな男の子全開のセリフを言わないでもらえますか?ギャップがすごいです」
    勇者「清楚ぶってるくせに毒舌まみれのお前がそれ言う?」
    聖女「そんな口を聞いて良いんですか?貴方の怪我をどれだけ私が治してあげたか忘れました?」
    勇者「その節は本当に助かりました!ありがとうございます!」
    騎士団長「勇者殿でも怪我をされるのですね」
    聖女「この人、限界以上の力を出してたせいで、いつも戦闘後はボロボロになってるんですよ。全身の複雑骨折は当たり前。敵からの攻撃で内臓損傷や四肢が吹っ飛んだこともありますし」
    騎士団長「その割には、勇者殿はピンピンしておられますが……」
    聖女「そんなもの、私の治療魔法でチョチョイのちょいです」
    勇者「そんな手軽に治せるもんじゃないんだけどな治療魔法での回復って。あんな重症だったら上級のプリーストでも1日かかるらしいのに、本当に片手間で治せるのおかしいだろ」
    王様「ついでに余の腰痛も治してもらえんかの?事務仕事のせいで痛くて痛くて……」
    聖女「はいはい。……あーこれ椎間板がずれてますね。じゃあ元の位置に戻しておきますね。はい治療おしまい」
    王様「おお!あれほどの痛みが綺麗さっぱり!」
    騎士団長「治すの速すぎませんか!?」
    聖女「これでも神に愛され、勇者に愛されまくってるアイドル聖女ちゃんですので」
    勇者「歴代の聖女でもここまでではなかったらしいけどな」
    聖女「愛の力ですよ。別に勇者への愛ではなく、私に向けられる愛の大きさの話ですので勘違いしないように」
    王様「もはやポーズだけになってないかの、その勇者のことなんて好きじゃないんですからねアピール」
    聖女「だまらっしゃい」
    勇者「本当にうちの聖女がすみません」

  • 78二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 18:07:20

    戦闘は勇者だけか
    ヤバいな

  • 79二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 21:25:21

    そりゃ二人でどうにかなるわけだ

  • 80二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 22:15:13

    アイドルだったのか
    今のところ2人しかファンがいないが

  • 81二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 22:35:26

    勇者「聖女だったら俺よりもイケメンのやつとか選び放題だと思ったのにな。外見はいいし、やってることはマジもんの聖女だからさ」
    聖女「選ぶことができるからと言って、その人達と結婚したいとか好きになるとかは別問題ですが」
    勇者「でも俺の見てくれとか自分で言うのもあれだけど微妙だし」
    聖女「間違った評価をしないでください」
    勇者「聖女……!」
    聖女「微妙どころか落第です。目つきは怖いくせにそれ以外に取り立てて特徴がない顔立ち。身長は平均くらいなのに体がゴツいせいで威圧感もりもりですから。温室育ちな貴族のご令嬢方なら貴方との婚約なんて泣いて断るでしょう」
    勇者「聖女……」
    聖女「まあ結婚相手を見た目で決めるとかそんなの三下だけがやることですが。真にできる女は性格的にそこそこ合いそうで甲斐性持ちの男を選ぶものです。貴方なら、性格としては問題ないですし、将来性で言えば最高レベル。超優良物件です」
    勇者「お前最初権力とかいらないから田舎暮らしするとか言ってなかった?」
    聖女「おっとこれは一本取られましたね、このちょこざい勇者め。全く、恥じらう乙女の心ってものを慮ってほしいですよ」
    勇者「つまり?」
    聖女「貴方と一緒なら気楽にやれそうですし、それなりに楽しい人生送れそうだなって思っただけですので勘違いしないでください」
    王様「ふむ。つまり『見た目とか付加価値とか関係なく、ありのままの勇者が大好き』だと」
    聖女「喧しいです王様もどきのおっさんめ」
    勇者「耳真っ赤だぞ聖女」
    聖女「うるさいですね!」

  • 82二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 01:07:04

    >>81

    聖女がデレた!

  • 83二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 08:14:54

    >>82

    割と最初からデレてる!

  • 84二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 10:53:55

    >>83

    ホンマや

  • 85二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 11:18:41

    どうかお幸せに…

  • 86二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:31:41

    聖女「夕食ができましたよ。完璧スーパー美少女聖女である私の作った料理を食べられることを咽び泣きながら感謝して味わいなさい」
    勇者「今更それ言うか?旅してた時からずっとお前の料理を食べてたってのに。いつも感謝しながら食べてるし今更の話なんだけど」
    聖女「……本当に貴方は素直ですね。根っこからのお人好しというか、甘ちゃんというか。私がいなかったら詐欺に遭ってすってんてんになってそうなくらい危機感がないです」
    勇者「あー、それは故郷にいた幼馴染みにも言われたな。ほっといたら悪い人に攫われそうって」
    聖女「……私の前で他の女の話をするとは良い度胸ですね。本当にデリカシーがないガサツでバカでアホな勇者です。そうやって私の嫉妬心を煽ろうとしているなら無駄なのでやめてください。どうせ貴方の相手ができるのは私のような究極で完璧な聖女である私くらいにしか務まらないんですから」
    勇者「……なんでそう言いながら、俺の真横に座って体をこっちに預けてくるんだよ。何度も言ってるけど、あいつとは何にもないから。普通にあいつ旦那いるし、子供も今五人くらいいるんだぞ」
    聖女「実は小さい頃に仄かな恋心を抱いていたとか定番な話ですよね。それを別の男が彼女の心を奪われて、『俺が先に好きだったのに』と後悔してたんじゃないですか。そうやって落ち込んでいる勇者を慈愛の心で溢れる最強無敵に可愛い聖女様に慰められ、新たな恋に芽生えた……というのが私との出会いじゃありませんでしたか?」
    勇者「捏造が甚だしい!普通にあの二人は小さい頃から仲良かったし、その旦那も俺の親友なんだぞ。お前と初めて出会った時の印象は『見た目はすごく可愛いのに、口を開けば台無しな女』だったんだけど?」
    聖女「……あら、可愛いとは思ってくれてたんですね。まあこのプリティフェイスなら勇者様でも骨抜きになるのも無理はないです。全く罪作りな女ですよ私は」
    勇者「で、お前の俺への印象は?」
    聖女「こんな阿呆ヅラで田舎者な男が本当に勇者なんですか?って思ってました」
    勇者「手厳しいな……」
    聖女「まあ安心してください。今は結婚して子供を産んであげて、老後も一緒に過ごしてあげても良いかなって思える程度には改善しましたから」
    勇者「……とんでもなく評価が上がってるな、俺」

  • 87二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:37:05

    こんなトンチキな喋り方でなんで聖女になれたんだ
    この世界の神はこういう口調が好きなのか

  • 88二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:40:32

    普段は猫被ってるのやもしれん

  • 89二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 21:24:06

    >>86

    王様帰ったのか

  • 90二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 22:34:37

    子供でるまで続いてほしいや

  • 91二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 00:12:02

    やっぱ旅の中で愛情を育んだのだろうか

  • 92二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 00:20:03

    勇者と幼馴染が話してると嫉妬するけど聖女自身は幼馴染夫婦のどっちとも仲悪くなさそう

    5人の子供に纏わりつかれつつ夫婦から勇者の幼少期の黒歴史を聞こうとしたり

  • 93二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 09:16:18

    子供は何人できるかな

  • 94二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 13:13:50

    頼む続いてくれ

  • 95二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 15:04:43

    この二人の子供はどんなスペックなのだろう

  • 96二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 17:39:26

    確実に5人より多くなる

  • 97二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 17:43:19

    >>8

    魔王「余の事殺しておいてつまらん権力闘争に巻き込まれたり世を儚んだりされるよりはまぁ…」

  • 98二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 19:47:23

    聖女「……………………おはようございます、バカ猿勇者」
    勇者「もうちょっと寝てても良かったのに。というか朝起きていきなりのセリフがそれかよ」
    聖女「なんでさらに回数が増えてるんですか。しかも無駄に技術も上達してますし。貴方はどこまで強くなるつもりなのか疑問です」
    勇者「戦闘面でも同じこと言われたな、それ。自分ではあんまり自覚ないんだけど」
    聖女「色んな意味で女の敵です。もしかしたら私はとんでもないモンスターを生み出してしまったのかもしれません。おっと、今貴方『お前が産むのは俺の子供だろ』と思ったでしょう。これがメンタリズムです」
    勇者「お前の中の俺ってそんな下品な親父ギャグ言うキャラなの?今までそんなこと言ったことないんだけど」
    聖女「とは言っても、こちらも昨日よりは慣れてきましたよ。私も戦いの中で成長するタイプの聖女なのです。おかげで昨日は意識を飛ばさず最初から最後までたっぷり堪能できましたからね」
    勇者「……お前、平然ととんでもないこと言うなぁ」
    聖女「何がですか?」
    勇者「……まあいいや。ツッコんだら負けな気がする」
    聖女「昨日あれだけ、私に突っ込んでおいて何を」
    勇者「だまらっしゃい! お前、そんなに……その……好色だったっけ」
    聖女「貴方に合わせてあげてるだけですよ。実際貴方とが初めてですし、そう言う経験は全くありませんでしたから。こんな無垢な体だったと言うのに、勇者の暴力的な獣欲に襲われるなんて、なんて可哀想な聖女様なのでしょう!」
    勇者「だから無理にとは言ってないし、そもそも昨日はお前の方から……」
    聖女「誰が貴方に発言権を認めましたか。黙りなさい。黙れ」
    勇者「ウス」

  • 99二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 20:50:53

    この勇者100回くらいできそう

  • 100二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 20:54:33

    >>99

    聖女と毎日毎晩切磋琢磨()してるからな

  • 101二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 21:20:49

    するごとに回数が増える勇者、するごとに耐えれる回数が増える聖女

  • 102二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 22:38:53

    勇者の武器は何だろ
    やっぱ聖剣かな
    だとすると2本あることになる

  • 103二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 23:07:04

    聖女「そもそも、約束を忘れてませんか?」
    勇者「約束?約束ってなんだ?」
    聖女「やっぱり忘れてますか。しかし許しましょう。勇者の脳みそが空っぽなのは重々承知していますから。その分夢でも煩悩でも詰め込んでてください」
    勇者「くっ!煩悩まみれなことを否定したいけど、やってることやってるだけに難しい……!」
    聖女「婚約する前にガチ勢の使命として提示したやつがあるでしょう」
    勇者「……ああ、毎日愛の言葉を囁くとかそう言うやつ?」
    聖女「ようやく能天気な貴方にも思い出せたようですね。貴方の愛する妻にI LOVE YOUも言えないなんて、愛想尽かされても文句言えないですよ」
    勇者「そういえば俺お前に愛してるって言ったことなかったか。すまん、そりゃあ文句も言いたくなるわ。お前は散々伝えてきてくれてるのに」
    聖女「記憶の捏造ですか、このムッツリ勇者め。それっぽい振る舞いや言動をしてはいますけど?仲間としての親愛の情はあれど、そういうのではないですからね?決してオスとして好きとかそう言うのはないので勘違いしないでください」
    勇者「え?確かに普段はそんな感じだけど、でもお前昨日の夜も『大好き』とか『愛してます』とか言って……」
    聖女「それ持ち出したら戦争でしょうが!ぶち転がされたいんですか貴方は!はー!全く、そう言うのは気分を盛り上げるための演技だってなんで気づかないんでしょうね。そりゃあ少しは生理的反応はでますけど、あんなのオーバーに表現しているだけで実際にはそこまで効いてませんから!当社比10倍くらいの反応ですよ!」
    勇者「あ、そうなんだ。だったらもうちょっと手加減抜きでも大丈夫?」
    聖女「あ、あれ以上の力を秘めていると……?ま、まあ?私ならヨユーで耐えられますけど、今日のところは一旦勝負は見送りましょうか。せ、せめて1日だけでも心の準備を……」
    勇者「まあ、そんなことより、愛の言葉だったな。……あー、改めて考えると、結構恥ずかしいな」
    聖女「ウブな勇者様には難しいでちゅかねー?ほら、これに懲りたら」
    勇者「魔王を倒すまでの旅も、それが終わってからのこの生活でも、ずっと俺を支えてくれてありがとう。お前みたいな嫁が貰えて俺は世界一の果報者だよ。こんな田舎者でバカな男だけど、一緒に暮らしてくれたら嬉しい。今までも、これからもずっと、お前のことを愛してるよ、聖女」
    聖女「み゛ゃ゛っ゛」

  • 104二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 00:27:45

    勇者様の獣欲と煩悩が他の子に行ったら大変だもんね!
    聖女様はそれを自らが受けることにより僕たちを守ってくださるのさ!

  • 105二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 00:55:48

    言葉は大切

  • 106二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 01:18:28

    勇者はエッチの時に言わないんだな

  • 107二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 06:44:06

    紙装甲のくせに反動技ばっかり使ってるのなこの聖女

  • 108二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 08:44:16

    読み返すとちゃんと約束してた

  • 109二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 12:47:28

    聖女「貴方は本当になんなんですか」
    勇者「そんなことを俺に言われても」
    聖女「ちょっと外を出歩けば、女性がゴブリン達に攫われる瞬間を目撃して」
    勇者「あの人がトラウマを抱えずにすんで良かったじゃないか」
    聖女「その帰り道に街目掛けて猛スピードで飛行しているドラゴンを見つけて」
    勇者「被害が出る前に討伐できて良かったし、臨時収入も貰えて、いいことだらけだな」
    聖女「討伐報酬を貰った直後に、金持ちが道楽で連れてたグリフォンが暴走して」
    勇者「軽く躾けたらすぐ言うことを聞く良い子で良かったよ」
    聖女「折角のデートなのに、やってることが魔王討伐の旅の時と変わらなかったんですけど!?というか、なんでこの短時間でこれだけのトラブルに巻き込まれるんですか!」
    勇者「だから、それを俺に言われても……昔からこういうことに巻き込まれやすい体質だからとしか……」
    聖女「……まあしかし、全て即座に解決できましたので、まだまだ時間はあります。ここから私の完璧なデートプランを」
    住民A「離してくれ!」
    住民B「馬鹿野郎!お前も火事に巻き込まれるぞ!」
    住民A「でも、あの家には俺の子供と寝たきりの親父がまだ……!」
    勇者「すまん、ちょっと行ってくる」
    聖女「もー!本当にもー!そういうところは本当に好ましいですけど、もー!!」

  • 110二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 13:05:49

    魔王だけが脅威じゃない

  • 111二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 16:02:30

    なんか勇者はトラブルに遭遇する呪いでもあるんじゃねえの

  • 112二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 16:19:08

    ちょっと躾けた(勇者基準)ら言うこと聞いた

  • 113二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 18:53:46

    魔王討伐の旅にも魔王関係ないトラブルが多いのかな

  • 114二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 22:25:50

    聖女「まったく、貴方ときたらどこまで勇者っぽく振るまう気ですか。どれもしれっとした顔であっさり解決しますし、英雄になるべくして生まれた定めなんですかね」
    勇者「本当に悪かったって。困ってる人がいるのに見ないふりをするのってなんかすわりが悪くってさぁ」
    聖女「別に責めてませんよ。それで知らんぷりするような人だったら、私は貴方に好意を抱くことはなかったんですから。……あくまでちょっと。ちょっとだけですからね」
    勇者「まあ聖女も似たような人間だしな。傷ついた人がいたらすぐに治しにいくし、悩んでいる人がいるなら相談に乗ってあげる。俺や王様にだけ口が悪いのが玉に瑕だけど」
    聖女「やれやれ、この聖女がそんな良い子ちゃんだとでも?治してあげるのなんて私には朝飯前なんですよ?ちょっとした労力で賞賛が得られるならコスパ最強じゃないですか。それに悩みを聞くのも相手の弱みを握ることにもなりますからね」
    勇者「そんなこと言いながら、治療した相手から感謝されたら本当に嬉しそうにするし、相手の悩みが解決したら安心したように笑うじゃんかよ。つーか、握った弱みで脅迫したところなんて見たことないが?」
    聖女「そんなもの、表に出したら評価がダダ下がりになるからこっそりやってるに決まってるでしょう。この店だって、その悩める子羊から聞いた情報で選んだんですから」
    勇者「で、どんな悩みだったんで?」
    聖女「『この店の料理が美味しすぎて太りました。そのせいでレストランは何も悪くないのに逆恨みしてしまいました』と懺悔されましたよ」
    勇者「……お前も、食べすぎるなよ」
    聖女「貴方も知っているでしょう。私、食べたものが全て胸に行く体質なので」
    勇者「こんな人がいる中で自分の胸を持ち上げるな!」

  • 115二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 00:19:48

    ツンデレ美少女だから細身かロリよりの貧乳だと思ってた
    ξ゚⊿゚)ξ

  • 116二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 00:45:38

    巨乳だったのか

  • 117二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 06:54:02

    保守

  • 118二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 09:20:04

    聖女も優しいな

  • 119二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 10:58:48

    勇者「相変わらず聖女はたくさん食べるなあ」
    聖女「女性に対して大食いだなんて失礼ですよ。相変わらずマナーもデリカシーもない男なんですね」
    勇者「俺も結構食べる方なのに、今ある皿だけでも俺の3倍くらいは食べてるだろ。あの質量がその体のどこに行ってるのか本当に不思議だ」
    聖女「ですから、ここに」
    勇者「だから胸を強調せんでいい」
    聖女「真面目な話、治療魔法ってかなり体力を使うんですよ。怪我した人の失ったエネルギーを私が代わりに補填している形ですから。さっきの女の人や、火災にあった人達の治療をしてたら、そりゃお腹も減りますよ」
    勇者「へー、そうだったんだ。……あれ?じゃあ、あの旅の最中で俺の怪我を治すのってかなり危なかった?」
    聖女「結構空腹状態は続いてましたよ。だから道中もっしゃもっしゃ食べながら移動してたわけですね」
    勇者「なんでそんな大事なことを言わなかったんだよ。それを知ってたら、俺ももうちょっと気をつけて……」
    聖女「優しい貴方のことですから、そうやって心配すると思ったんで。それで魔王討伐が遅れたら元も子もないじゃないですか。まあ、今は差し迫った脅威もないんでバラしましたけども」
    勇者「……やっぱりお前、自分で言うより聖女だと思うぞ」
    聖女「そうですか?ナチュラルボーン勇者の人に言われるとは不思議な感じですけど、まあ褒め言葉として受け取っておきますね」

  • 120二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 15:20:15

    >>119

    またデレた!聖女がデレたぞ!

  • 121二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 15:49:59

    ほぼ常時デレているのでは?ボブは訝しんだ

  • 122二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 17:32:45

    聖女「こっちとこっち、どっちが私に似合ってますか?」
    勇者「……どっちでも似合ってるんじゃないかなぁ」
    聖女「ちゃんと見て考えましたか?適当に返事してるだけだったら最低男の称号を与えますよ」
    勇者「直視できるわけないだろ!それ女物の下着じゃないか!」
    聖女「何カマトトぶってるんですか。どうせ毎日見ることになるくせに」
    勇者「はいそれ以上は黙ってなさい!普通の服なら俺も見て考えるけど、そういうのは自分で決めてくれよ!」
    聖女「それが結構買い直してたら選ぶのも大変でして。どうせなら他人の意見を取り入れようかと」
    勇者「下着なんてそんな買い直すことあるか?流行り物の服なら分かるけども」
    聖女「すぐ胸が入らなくなるんですよ。今つけてるのもかなり窮屈になってきましたし」
    勇者「………………そうか」
    聖女「何いやらしい顔してるんですか。真面目に人前に出せない顔つきになってますよ。毎晩私をいじめてるくせに、こんなことで興奮するとはとんだ変態勇者ですね」
    勇者「そういう話をこんなところで振らないでくれ……頼むから……」
    聖女「おやおやおやおや、これはとんでもない弱点を見つけちゃいました。今回は私の勝ちということでよろしいですか?」
    勇者「俺が悪かったです!もうそれで良いからやめてくれ!周りの視線が突き刺さるように痛いから!」
    聖女「ふっ……敗北を知りたい……!」

  • 123二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 18:40:04

    そんなに成長してるのか

  • 124二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 20:24:23

    ただ巻き添えで自爆してるだけでは?

  • 125二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 21:35:09

    聖女は成長期なのか?
    もしかしてまだ未成年

  • 126二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 23:55:22

    かわいい

  • 127二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 00:20:46

    ベッドの上では敗北してそう

  • 128二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 07:13:50

    聖女「勇者は本当に幼馴染みのあの女が好きだったというわけではないんですよね」
    勇者「あの女呼ばわりはやめろよ。つーか普通に聖女もあいつと仲良いだろ」
    聖女「面倒見がよくて優しい方ですし、他の要素が介在しなければ友人だと思っておりますので」
    勇者「他の要素ってなんだよ……なんとなく察しはつくけど」
    聖女「勝手に想像して補完しないでもらえますか?別に勇者が誰に恋してようがどうでも良いんですよ。この婚姻関係もあくまで勇者の末路を哀れに思った私が慈愛の心で救ってあげただけでそれ以上の意味なんてないんですから。ええそうです、勇者が過去にどんな女性と恋愛関係にあったかとか私には一切関係ありませんから好きにしたら良いと思います。大切なのはこれからのことであり、昔どうだったかは重要なことではありません。誰を愛していたかとか、どんなに汚れようが構いません。最後にこの聖女の横にいれば良いのですから」
    勇者「そんなに気にしなくて良いだろ……。それによく言うじゃん、初恋は実らないって。初めての恋愛っていうのはうまくいかないもんなんだよ」
    聖女「はあ?私の初恋は今順風満帆に実ってますが?」
    勇者「え?」
    聖女「……………すみません。今のなしで」
    勇者「いや無理だって、色んな意味で……」

  • 129二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 10:22:09

    照れてる!

  • 130二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 16:10:28

    聖女の敗北

  • 131二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 19:04:57

    初恋が実るのは確かに珍しい

  • 132二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 20:58:51

    続いてほしい

  • 133二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 21:01:13

    聖女ちゃん突けばすぐにボロを出す
    可愛いね♡

  • 134二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 21:26:49

    聖女「……そういう言い方をするってことは、貴方も初恋は経験したことがあるってことですか?」
    勇者「別に良いだろ、俺の初恋なんて」
    聖女「どうせ貴方のことですからそれはもう無残に敗れさったんでしょうけど、未だに未練があるとしたら浮気するという可能性が残りますので」
    勇者「失恋したのに浮気ってどういう理屈!?」
    聖女「世界を救った勇者という肩書きがあれば手のひら返しで擦り寄ってくる人もいるでしょう。人類は愚かですから」
    勇者「なんで聖女のお前が魔王みたいなこと言ってんだよ……。大丈夫だって、俺の初恋はもう片付いてるからさ」
    聖女「やっぱり居たんですか。別に過去にどんな女に恋してようがいいですけど?今は形だけとはいえ私という素敵に無敵な聖女である私を妻にしている身分であることはお忘れなく。もし浮気でもしようものなら貴方の部屋の前で延々と泣きべそかきますからね」
    勇者「そんなことさせたら自決するわ。はいこの話やめやめ!」
    聖女「では話を変えますけど、一つ気になった点が」
    勇者「なんだ?」
    聖女「初めて出会った時の私の印象が『宇宙一可愛い美少女だけど口が悪い最高の聖女』だったんですよね」
    勇者「かなり盛った表現してることに目を瞑れば間違ってはないな」
    聖女「最初の顔合わせの時は、自分で言うのもあれですが普通の会話をしてたと思うんですよ。それなのにその感想が出るのはおかしくないですか?」
    勇者「話変わってないじゃねえかよ……」
    聖女「?」

  • 135二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 00:13:04

    これって勇者も初恋って…コトッ!?

  • 136二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 00:27:35

    もしかして過去に出会ったことがある?

  • 137二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 08:00:14

    聖女「ここまで来たなら貴方に初恋相手の話を聞かせてくださいよ。聞いたからと言ってその人に危害を加えるわけではありませんから。せいぜい貴方の近くに寄ってきたら警戒する程度ですので」
    勇者「…………そのな、小さい頃に王都まで来たことあるんだよ。両親に連れられてさ」
    聖女「ふむふむ」
    勇者「そしたらいつの間にか迷子になっちまってさ、初めて来た土地だもんで、どこにいけば良いかも皆目見当がつかない。だから、目に入ったデカい建物に入って道を聞こうとしたわけよ」
    聖女「あそこで一番大きい建物というと、教会ですかね」
    勇者「そんで中に入ったら、ちょうど目の前に可愛い女の子がいてさ。そしたらその子が、俺が転んでできた傷のこととか心配してくれたり、親が迎えに来るまでの間ずっと一緒にいてくれたり、持ってたお菓子を分けてくれたりで、一人ぼっちになって寂しさや不安でいっぱいだったその時の俺には、その子が本物の天使のように見えたわけだよ。我ながら恥ずかしいけどさ」
    聖女「その教会でしたら私が住んでたところですよね。ちょっと待っててください、今から教会に手紙を送るので。別に今の貴方の話とは関係ないですが、私の古巣である教会にこの世で最も許してはいけない大罪人が紛れ込んでいるような気がしますから」
    勇者「……まだ気づかないか?というか思い出せない?」
    聖女「はい?なんのことですか?」
    勇者「……別に隠しておくことでもないから言うけどさ。その時の女の子ってお前のことだぞ」
    聖女「え……?」
    勇者「それで折角再会出来たのに、聖女は忘れてるっぽいからなんとなく切り出しにくかったけど、やっと言ってスッキリしたわ」
    聖女「違うんです」
    勇者「うん?」
    聖女「忘れてたわけじゃないんです。確かに昔教会に来た男の子の相手をしてあげたことは覚えていますけど、その男の子と貴方が結びつかなかっただけで。あんな可愛い子がこんな成長すると思わなかったと言うか、まさかその時の男の子が勇者になって10年越しの再会を果たすとは思わないじゃないですか。だから、その、決して貴方を蔑ろにしようとしたわけじゃないってことは把握して欲しいんですけど…………その、すみません」
    勇者「そんな謝られるようなことじゃないよ。俺としたら、その時の子と結婚できて嬉しい……」
    聖女「とりあえずこの場で土下座すれば良いですか?」
    勇者「本当にやめて!!」

  • 138二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 09:00:39

    イチャラブはやっぱ最高だな
    苦難に遭い続ける勇者も好きだけど
    こうやってのんびりほのぼの幸せな生活を営む勇者もいていいじゃない

  • 139二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 10:30:32

    教会で出会ったときは口が悪かったのか

  • 140二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 15:59:53

    ここの勇者は苦難なんか自前のスペックと聖女の愛でどうにかなるタイプ
    小さい頃からトラブルまみれみたいだしそうでもなかったら生き残れなかったのかも

  • 141二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 17:05:14

    イチャラブが加速する流れ

  • 142二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 19:57:38

    続いてくれ

  • 143二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 22:28:12

    聖女「それにしてもそうですか。小さい頃から私のことが好きだったんですか。なるほどなるほどー」
    勇者「分かりやすくニヤけながらマウント取ってきやがった……!」
    聖女「しかも今よりもさらに歯に衣着せぬ喋り方だったあの時点で好かれていたとは、もしかして勇者ってMだったりします?」
    勇者「そう言う趣味はねえよ!再会した時はマジでお淑やかな喋り方だったもんだからびっくりしたわ。なんか数日もしないうちにボロが出たけども」
    聖女「これでも聖女たれと育てられたもので、それっぽく振る舞う術は身につけさせられましたとも。まあ?勇者的にはこう言う喋り方の方が好きなんですよねぇ?それとも、最初みたいに貴方に従順な聖女様キャラの方に好みが変わったなら、そういう方向もいけますよ?他の方々にはそう言う喋り方ですから」
    勇者「俺の前では気楽にやってほしいし、好きな方で良いよ。どっちの喋り方の聖女でも本質は変わってない、俺の好きな聖女のままだしな」
    聖女「……さてと、今日の夕食の材料でも買いに行きますか。今日はとろろと牡蠣とスッポンとほうれん草でなにを作りましょうかね」
    勇者「なんだよそのラインナップは?」
    聖女「気にしないでください。食べたらすぐ分かるんで」
    勇者「まあ聖女の料理ならなんでもいいけどさ」

  • 144二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:01:50

    こいつら交尾するんだ!

  • 145二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 06:44:20

    寝取り男の顔面に杖をフルスイング出来るような聖女は安心しますね

  • 146二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 11:45:26

    >>144

    もうヤバいくらいやってるけどな

  • 147二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 12:53:06

    >>128

    初恋は実らないとか言いながらちゃっかりしてるな

  • 148二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 17:21:23

    相思相愛だったんだな

  • 149二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:24:20

    今日はまだ更新されていない
    できれば区切りのいいところまで続いてほしいんだが

  • 150二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:41:24

    勇者「なあ、本当に一回ヤるのやめた方がいいんじゃないか?」
    聖女「どうしてですか?神も言っておられます。『産めよ、増やせよ、地に満ちよ』と。貴方だって子供が欲しいと言っていたじゃないですか。聖女であるこの私が慈悲深い心でその願いを叶えてあげようと言うのに、なんの文句が?」
    勇者「文句というよりは、マジの心配なんだけど。今なんの変哲もないように振る舞ってるけど、朝起きた時のお前の姿を見て、めちゃくちゃビックリしたぞ」
    聖女「めちゃくちゃにしたのは勇者の方じゃないですか。私に首輪をつけてペットみたいに扱ったり、メイド服を着させて……」
    勇者「あれは聖女から提案してきたことだろ!?」
    聖女「確かに提案したのは私ですが、普通に勇者も昂ってましたよね?少し私が貴方のことを小さな子供っぽく小馬鹿にした態度をとっただけで、あそこまで分からせようとしてくるとは思いもしませんでしたよ」
    勇者「いやあれはどっちかというと聖女の方がノリノリだったような……」
    聖女「お黙りなさい。純粋無垢で世界の希望たる偶像の聖女である私からご主人様と言われて、さぞご満悦だったのでしょうね。一般人には味わえないものをとことんまで貪り尽くして優越感に浸れて良かったじゃないですか」
    勇者「優越感は……まあ、あるけども」
    聖女「やれやれ、いくら世界を救った勇者であっても、所詮は一人の雄……」
    勇者「子供の頃から好きだった子と愛し合えるなんて、そりゃ優越感すごいだろ普通」
    聖女「……愛が重いですね、貴方は。そんな愛している妻をもしも捨てたりなんかしたら、命をかけてくださいよ」
    勇者「それはもちろん、そのくらいの覚悟で」
    聖女「いえ。私はもし貴方に捨てられた時は、私が自分の命を断つ覚悟ですので、それを肝に銘じてください」
    勇者「生殺与奪の権を他人に握らせるな!というか絶対捨てないから!」

  • 151二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 00:46:53

    ツンデレというよりもヤンデレ...

  • 152二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 07:39:23

    愛の重いツンデレ
    お嫌いですか?

  • 153二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 13:53:56

    特殊プレイまで始めたか

  • 154二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 20:48:06

    1日一回で良いから更新してくれ
    頼む終わらないで

  • 155二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 22:09:17

    愛の力って怖い

  • 156二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 00:22:41

    >>154

    1日1回でも大変じゃねえかな…

  • 157二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 07:31:10

    >>150

    >>「産めよ増やせよ地に満ちよ」

    どっかで聞いたことあるな〜って思ったらこれだった

    >>46

  • 158二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 14:09:06

    このレスは削除されています

  • 159二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:41:02

    幼馴染み「やっほー!久しぶり!」
    勇者「久しぶりって、この間帰省した時に会ってるだろ」
    幼馴染み「細かいことは気にしないの!そんなんじゃモテないよ?あ、もう嫁さんもらってるからモテても仕方ないか!」
    勇者「あいかわらずテンション高いなこの人…」
    聖女「ご無沙汰しております幼馴染みさん。私の夫がとんだ失礼を。旦那に代わって妻である私が謝らせていただきます。彼の嫁であるこの私が」
    幼馴染み「そんなに警戒しなくてもとらないって!むしろ貰ってくれて一安心したまであるわ!この子ってば昔っから危なっかしくって、誰かがそばにいてあげないと心配で心配でさ!」
    勇者「そんなに危なっかしかったかな俺?」
    幼馴染み「そりゃそうでしょ!小さい頃からあんたって、魔物に襲われてる人を見たら逃げるどころか、そこらへんに落ちてる枝を拾って助けに行ったりさぁ。それで勝てるから良かったけど、見てるこっちからしたら気が気じゃなかったっての!」
    聖女「……勇者の家系はバーサーカーか何かで?」
    幼馴染み「それがこの子の両親はすっごい普通なの!どこにでもいるような良いお父さんとお母さんで、剣が得意とか魔法が使えるとかそんなの一切ない一般人なのに、なんでこんな勇者が生まれちゃったのかねぇ」
    勇者「しょうがないだろ……頭で考える前に体が動いてるんだから」
    幼馴染み「それを改めなさいって何回も言ってたのに、なんかそのまま突き進んで魔王を討伐するまでになって……」
    聖女「確かに危なっかしいと言われれば全く否定できませんね」
    勇者「お前まで……」
    聖女「ですが、そんなお人好しな性格の人だからこそ、私は彼と出会うことができたんです。そう言う意味では、彼がそんな人となりで良かったと思わずにはいられない私もいます。……聖女としては、失格だとは思いますがね」
    幼馴染み「そんなことないわよ聖女ちゃん!本当に勇者には勿体無い良い子ね!胸が大きければ心も広い!私にも少しくらい分けてくれたっていいのよ!?」
    聖女「あ、あはは……」
    勇者「相変わらず幼馴染みには聖女も勝てないな……」

  • 160二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 20:30:38

    感謝

  • 161二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:50:13

    生まれながらにヒーロー気質な勇者様いいね
    簡単に自分の命捨てに行けるのはバットポイントだけど

  • 162二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 07:40:45

    保守

  • 163二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 14:35:14

    >>161

    小さい頃から自分の強さを自覚しているのかいないのか

    それが問題だ

  • 164二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 15:35:42

    勇者と同じように聖女も突然変異かな

  • 165二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 19:21:29

    幼馴染みの夫は登場するのだろうか

  • 166二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 19:52:29

    勇者と同年代だろうに肝っ玉母さんの貫禄のある幼馴染だ
    ちょっとおっさん入ってるけどそこは聖女もだった

  • 167二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 00:49:34

  • 168二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 07:29:32

    保守

  • 169二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 12:20:06

    これ次スレいくんかな

  • 170二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 18:19:34

  • 171二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 22:05:34

    親友「あ、どもっス……いや本当に二人で突然押しかけて悪ぃな」
    勇者「お前も来てたのか。子供達はどうしたんだ?」
    親友「あー……幼馴染みの両親が見てくれてる。『たまには子供の面倒は任せて二人で出かけてきなさい』って。そしたら幼馴染みが『じゃあ勇者たちの様子見てくる!』とか言い出して、オレも付き合わされてって感じかね。勇者も知ってるだろうけど、こいつ、昔から言い出したら聞かねえし」
    聖女「そう言うところは勇者も幼馴染みさんもよく似てますよね」
    親友「あっ……すーっ……いやぁ……そうっスね……」
    勇者「いい加減聖女にもなれてくれよ。そこそこ付き合いは長くなってきたろ?」
    親友「いや無理無理無理無理!いまだにオレ村の外にいる人たちと会話するの苦手だし!それに相手は魔王を倒した聖女様じゃん!大丈夫?オレ聖女に無礼とかして打首になんない?というか、こんなオレが視界に入ること自体が聖女にとって不快だったりしねえかな?こんなキモいのが目の前にいてビビらない?」
    勇者「安心しろ。聖女はえげつない見た目のモンスター相手でも眉一つ顰めずに平然と光魔法ぶち込んでるくらいの胆力はあるから」
    親友「それはそれで怖いんだけど……」
    勇者「それをいうなら俺だって魔王を倒した勇者ですが?俺のことは怖くねえの?」
    親友「お前が魔王をぶちのめしても全然意外でもなんでもないし。今更そんなこと言われても困るわ」
    勇者「お前なぁ……」
    親友「そもそも、お前強いは強いけど、理由もなしに人を傷つけないじゃん。なんでそれで心配する必要があんだよ?」
    勇者「……本当にビビりなのか肝が据わってるのかよく分からないやつだな、お前は」

    聖女「……前から思ってますけど、あの人別に顔の造形に難があるわけじゃないですよね?むしろ整ってる方というか」
    幼馴染み「本当に小さい頃はオラオラ系だったんだけどね。色々あって自信無くしちゃってさ」

  • 172二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 23:15:53

    次回は過去編か?

  • 173二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 07:00:37

    ほとんど毎日更新してるのすごいな

  • 174二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 13:54:26

    保守

  • 175二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 19:58:36

    保守

  • 176二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 21:18:09

    うーん面白い

  • 177二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:45:43

  • 178二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 07:20:08

    幼馴染み「もっと自信持てばいいのに。勇者に剣を教えたのはあんただし、今でも剣技は勇者より強いでしょ?」
    親友「それは試合だけの話じゃんかよ。殺さずに攻撃する場所も決まってるって形式ならまだなんとかなるってだけで、基本的な膂力が違うし。純粋な力の前には小手先ではどうにもならないってわけ」
    聖女「勇者の剣技を上回ってるって十分すごいことだと思うんですが……」
    勇者「そうだろ?実際俺はこいつのことを尊敬してるのに、いつのまにか妙に謙虚になっちまってさ」
    親友「それお前が言う?俺が魔物に襲われて苦戦してる時に、棒っキレ一つであっさり撃退して下さった勇者様がそれ言う?」
    聖女「なるほど。自信過剰だった性格がその時に矯正されてしまったということですか」
    幼馴染み「まあ私はどっちの時の親友でも好きだけどね。そうでなきゃ私だってあんたと子供作らないし」
    親友「それは嬉しいけど流石に五人は多すぎたって……」
    幼馴染み「え?」
    親友「え?」
    幼馴染み「あー……ごめん、言うの忘れてた。実は六人になっちゃった」
    親友「……何ヶ月?」
    幼馴染み「3ヶ月」
    親友「Oh……」
    聖女「これは私たちも負けていられませんね。別にあなたとしたいと言うわけではありませんが、生まれてくる命にはなんの罪もないと言いますか、どうせ子供もいなかったら周りからせっつかれてしまうのは目に見えていますし、他人からあれこれ言われるくらいなら自分から進んでやった方が気分的に楽という精神面からの提案なので勘違いしないでくださいね」
    親友「…………負けるなよ勇者」
    勇者「…………そっちこそな、親友」

  • 179二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 08:28:18

    このレスは削除されています

  • 180二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 11:44:23

    その苦戦してた魔物、王国の平騎士なら十数人がかりで勝てるかどうかってレベルの中ボスだったりしません?

  • 181二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 19:23:45

  • 182二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 20:00:26

  • 183二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 20:02:11

    >>178


    >>

    親友「…………負けるなよ勇者」

    勇者「…………そっちこそな、親友」


    ここだけならアツい展開なのに

  • 184二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:15:35

    >>183

    アツい夜

  • 185二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:18:03

    大臣「王様、勇者のことで伺いたいことがあるのですが、よろしいでしょうか」
    王様「なんじゃい、藪から棒に」
    大臣「本当に勇者はあのまま、こちらから干渉しないままでよろしいのですか?魔王を倒した功績があることは勿論ですが、裏を返せば魔王以上の脅威が生まれたということ。それを手綱もつけずに放し飼いにするとは、危機管理がなっていないのではないですか?」
    王様「前も話したがな、あれは根からの善人じゃよ。困っている人を見たら助ける。人に危害を加える魔物がいれば倒す。何かトラブルがあれば解決する。そうせずにはいられない人間なのだよ」
    大臣「そうは言いますが、男子三日会わざれば刮目して見よ、という言葉もございます。この世に心変わりをしない人間というものは存在しないのです。あの勇者が、今後一切我々に牙を剥かないという保証はないのですぞ」
    王様「こちらから干渉すれば、こちらと敵対する可能性を引き上げるだけじゃ。難しく考えんでも良い。世の中には恩を仇で返す人間はおるが、仇を恩で返す者はおらん。こちらに対して不愉快に思わせないようにすること。それは我々が勇者にできる唯一の対応策ということじゃ」
    大臣「それでは恐怖の対象が、魔王から勇者に代わっただけではないですか!」
    王様「脅威をいちいち気にしておったら気が休まらんぞ。それこそ地震や洪水などの災害も脅威であるし、魔物による被害もいまだに出ておる。それに比べれば、対話できる勇者がどれほどこちらにとって有益か分からないお前ではあるまい?」
    大臣「それは…!」
    王様「ま、勇者を問答無用で処理しようとすれば、次の瞬間口がきけなくなるのはこちらの方だろうがの」
    大臣「…………過ぎた発言を致しました。この場は引き下がらせていただきます」
    王様「ふむ……それでは他の意見もないようだし、勇者対策会議はこれでおしまいじゃ。今話したように、勇者に対しては不干渉を貫くように。良いな?」
    一堂『はっ!』

  • 186二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:24:10

    >>185

    王様「のう、大臣」

    大臣「なんでしょうか?」

    王様「なんで先ほど、あんな心にもないことを言ったのだ?勇者達が脅威に値しないことは、お主がよく知っているところであろう?」

    大臣「それでも、皆がどこかで不安に思っていることでもあります。それが積もりに積もった時、おそらくは取り返しがつかないことになるでしょう」

    王様「ほほう。つまりお主は皆のガス抜きをしたということじゃな?」

    大臣「そしてそれを上に立つ者が正面から否定する。こうすることで、心のうちで燻っている勇者への不安を解消することができます。まあ、代わりに私が嫌われることになりますが」

    王様「辛い立場にさせてすまぬな」

    大臣「いえいえ、これが仕事ですから。というか本当に勇者が脅威になるわけないじゃないですか。聖女共々あんなに良い子なのに」

    王様「本当にそれな」

    大臣「政治って本当に面倒くさいです。そんな面倒ごとに勇者達を巻き込むのはねえ?」

    王様「あっ、魔王討伐の報酬で領地与えようとしたことを言っているのか?あれは形だけでもやっておかんと示しがつかんからであってだな」

    大臣「分かってますよ。恩賞必罰っていうのは大事ですからね」

    王様「そこまで理解しているならお主が儂の代わりに王をやるのは……」

    大臣「王様に何かあれば代理での役割は果たしますが、貴方以外には王は務まらんでしょう」

    王様「嬉しいこと言ってくれるじゃないの」

    大臣「というか王様の業務やるとかただの罰ゲームだし」

    王様「おい、聞こえとるぞ」

  • 187二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 22:49:07

    こういう裏側のやりとり
    個人的にはけっっこう好き

    面倒な政治は王様達が片付けてくれるから聖女と勇者は存分にイチャイチャしてくれ

  • 188二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 02:04:04

    保守

  • 189二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 07:59:58

    保守

  • 190二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 12:26:36

    気安いし大臣と王様は親戚なのかな

  • 191二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 16:21:42

    すごくいいです

  • 192二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 21:01:12

  • 193二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 21:16:41

    聖女「よいしょっと。ほうほう、これは中々な寝心地ですね」
    勇者「なんで俺の体の上で寝っ転がってんの。動きづらいんだけど」
    聖女「やれやれ、こんなことも分からないのですかこのおとぼけ勇者は。貴方がいつも私の上に乗ってくるから、立場を逆転してやっただけですよ。私に覆い被さって逃げられなくしているのも貴方の方で……」
    勇者「承知したのでいくらでも寝転んでてください!」
    聖女「分かればいいんですよ、分かれば。どうせ貴方の筋力なら私が乗っかったところで羽のようなものでしょうに」
    勇者「実際軽過ぎてビックリする。あんだけ食べてるのに不安になりそう……あの、あんまりうつ伏せにはならない方がいいんじゃないかな。色々当たってるし……」
    聖女「当ててるんですよ?全く、その気になったらケダモノになるのに、変なところはウブのままで……」
    勇者「むしろなんで聖女のお前がそんなに積極的なんだよ。教えはどうなってるんだ教えは」
    聖女「神様も私にだったら『聖女ちゃんのやることだし許します!』って言ってくれますよ。教えを守ることよりも私の機嫌を伺っておいた方が、死後の裁判で神様からの印象が良くなること請け合いです」
    勇者「こいつ教会の人が聞いてたら戦争の火種になりかねないことを言い切りやがったよ……。というかそろそろ寝るから降りてくれ……おい、なんで服の中に潜り込んでるんだ?」
    聖女「何か良い匂いがしたので、つい」
    勇者「匂いったって、香水とかつけてないぞ。服も普段のと同じやつだし、いや待て、なんでガッチリホールドキメにかかってるんだよ。ていうか鼻息荒くなってないか?ちょ、おい、俺のズボンに手をかけるな!だ、誰か、憲兵さん呼んで!!」
    聖女「ジタバタせず大人しく受け入れなさい。私が上、貴方が下です」
    勇者「たまには普通に寝かせてくれ!!」

  • 194二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 22:59:26

    変わらず肉食系だなぁ聖女・・・
    破局の心配がないラブラブっぷりは安心だけどね!

  • 195二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 06:39:27

  • 196二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 09:17:27
  • 197二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 16:48:20

    建て乙

  • 198二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 16:49:05

    埋め

  • 199二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 16:49:46

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  • 200二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 16:50:39

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