- 1125/04/23(水) 10:51:44
- 2125/04/23(水) 10:53:12
前二つのスレだよ☆
【閲覧注意】ここだけ、ナギサ様がひっそりと入水する話|あにまん掲示板見たいよね書きますbbs.animanch.com【閲覧注意】ここだけ、ナギサ様がひっそりと入水した話 2|あにまん掲示板これから君たちがこのスレで目撃する物は、それを見た瞬間君たちの背筋にはたぶん身の毛もよだつような恐怖の疼きを味わうことになる覚悟はいいかい?私は出来ていなかったんだが……あと全然関係ないんだが、私はジ…bbs.animanch.comやっぱり、私は後ろからせっつかれないと書けないみたいじゃんね
二時間以内に書き上げる……あはっ☆
楽しくなってきたじゃんね☆
- 3二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 10:58:13
うめるじゃんね⭐︎
- 4二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 11:00:05
入水するスレ、始まるじゃん?(高木渉)
- 5二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 11:03:13
10まで
- 6二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 11:03:32
うめ
- 7二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 11:04:16
このスレに光あれ
- 8二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 11:05:01
スレッド保守セイアですまない
- 9二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 11:07:52
埋めますね
- 10二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 11:08:24
ここだけ、ナギサ様がひっそりと入水した後の話、始まります。
- 11二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 12:28:50
バッドエンド確定のアフターストーリー…まさにゲームオーバーのその後ってやつだな楽しみ
- 12125/04/23(水) 14:56:36
今回は前語りも特にないし、前回のスレの192の続きから一気に書いてくよ~☆
- 13125/04/23(水) 14:56:52
仕事の確認をした翌朝。
トリニティがやけに静かに感じた。
……否、別に登校する生徒たちが極端に減っただとか、別の学校に遊びに行って組織単位でトリニティを留守にしているだとか、そう言う事は起きていない。
ただ、ぽっかりと開いてしまった私の心が何時もの学園の姿を受け入れることが出来ていないだけなのだ。
「……全く、病人よりも先に奮起する場面じゃないのかい?」
溜息を吐き、独りごちる。
ティーパーティのテラスに広げられた書類は本日中に終わらせなければならない仕事だ。
ミカにも仕事がある事は伝えてはいるが、まだ部屋から出てこれないようだった。
とは言っても、ナギサが殆ど片付けてしまっている。
私一人でも問題なく終わらせられると言えば終わらせられるのだが……。
「……駄目だな。全く、他人事のように言うのは容易いが認めるのがこうも難しい物とはね……」
処理の終わった書類を纏め、脳裏にハナコの姿が描かれる。
彼女もこんな気持ちで私を手伝いに来ていたのだろう。
ナギサが倒れるまで仕事をしたように、私も同じように倒れるまで仕事をすることを心配して手助けに来てくれていた。
ああそうさ。私もミカが心配だ。
高々数年での関わり合いでベットから起き上がることすら考えたく無い程の傷を負った。
なら、もっと前から。幼馴染であったナギサを失ったミカの悲しみとやらは、どれ程のものだろうか?
突発的な衝動に駆られないと、誰が言えるのだろうか?
将又腑抜けに成ってしまい動けなくならない等と、誰が保証してくれるだろうか? - 14125/04/23(水) 14:57:08
(――とはいえ、どうしたものか)
それぞれの分派の執務室へと書類を届けるため、トリニティに足音を響かせる。
BDで勉強する生徒も多い中、余り悪目立ちはしたくないがナギサが正式に休んでいることを広めるためにも必要なことだ。
「あ、セイア…………様」
「やあ、アズサ。そう畏まらなくてもいいよ。私と君の――いや、いいか。君はアリウスとトリニティとの懸け橋の一つに近い。それなのに此方がぞんざいな態度を取っていると受け取られてしまえば無用な謗りを受けかねないからね」
「……えっと、つまり」
「要するに、呼び捨てで構わないよ」
「分かった」
校舎と校舎を繋ぐ渡り廊下で、アズサに声をかけられた。
些か表情が分かりにくいが、怒った様子は無かった。
……昨日の、ハナコの件では無さそうだった。
では何事かと、考えている内にアズサが唐突に頭を下げた。
……私の話、聞いていたのだろうか?
「頼む、セイア。ナギサの居場所を教えて欲しい」
「ほんとに唐突だね……用件なら伝えてあげられるが、居場所については駄目だ。休養にかこつけて何かしらの仕事の話をする横紙破りをする輩が現れる可能性があるからね。君がそうだとは思っていないけれど、何処に耳や目があるか分からないからね」
「……分かった、ナギサの負担に成るかもしれないなら諦める。でも、代わりに伝えて欲しいんだ」
「ナギサのおかげで、私の家族は許された。助けられた……――ありがとうって」 - 15125/04/23(水) 14:57:50
思わず、呼吸が止まった。
苦境と困難に苛まれ続けた彼女たちからの、真摯な感謝。
この言葉を誰に届けることも無く、ただただ虚空に溶かしてしまっていいのだろうか――そんな罪悪感から。
「――ああ、確かに伝えておくよ」
けれども、不自然なく笑えた。きっと昨日の中に涙を溢していなければ、涙腺が決壊していたのは間違いないだろう。
だが、繕うことが出来た。
私の返答に僅かにはにかむ彼女に、また胸が痛む。
いっそ全てを曝け出せたのならばどれ程楽なのだろうか……。
そんな他愛ない思考でもしなければ、受け流すことすら難しかった。
「あっ、そうだ」
用件は終わったかと思いきや、持っていた鞄を漁り二つの物を取り出して渡してきた。
「これ、サオリからの贈り物だ。別に爆弾とか仕込まれてないから安心してほしい」
「いやそんなことは思いもしないが……これは木彫りの人形?」
狐と、鳥だろうか?
ベテランの作品、そう言うにはまだまだ粗削りな部分が多いだろう。
だが、丁寧に磨き上げられ創意工夫されたこの二作は、確かな温かみが存在していた。
「ミサキが私たちが会える訳無いから先に渡した方がいいって言ったんだ。残念だけどその通りだったみたい」
「別に君たちだから会える会えないが決まっている訳では無いと訂正して貰えるとありがたいが……結局今回会えないのだから間違いとは言えないだろうね……」
「分かってるから……あ、それならもう一つだけ」
「ナギサの体調が良くなったら、アツコが管理している花畑を見て欲しいんだ。そんなに立派な物じゃ無いけど……来てくれたら、嬉しいって」 - 16125/04/23(水) 14:58:02
表面上は穏やかで、けれども内心は焼け焦げそうな程にヒリついた会話は終わった。
フィリウス派の執務室に勝手に物を置くことも出来ず、ナギサの分の木彫りの人形もサンクトゥス派の執務室へと持ってきてしまった。
「どうしたものか……」
天を仰ぎ空を見上げようとしても天井が陽光を遮るばかりで、届かない空を映してはくれない。
言わば彼女たちは一端だ。
ナギサの帰りを待つ者たちの、その一端。
どれだけの時を重ねなければ、ナギサの記憶は薄れてくれるのだろう。
どれだけの時を重ねることを、待つ者たちの堪忍袋は持ってくれるのだろうか。
「……なあ、教えてくれよ」
机に並べられた鳥の人形を人差し指で突く。
くらくらと揺られるだけで、人形が答えるはず等なかった。
もし仮に、死亡を教えるのだとしても今はまだ無理だろう。
それを耐えられるほどの状態にティーパーティが成っていないし、各組織との連携も取れていない。
それにまだ、二日しか経っていない。
答えを出すのは早計と言えた。
時は心の傷を癒してくれるとは言うが、それは一体何時完治するのだろうか。
少なくとも、私たちが万全の状態になるまでトリニティは待ってくれないのは、確かだった。 - 17125/04/23(水) 14:58:14
と言う事で今回の更新はここまで!
二人は鳥さんと狐さんの木彫りの人形かあ~。私は一足先に貰ったんだけど……何故かゴリラだったんだよ!? おかしくない!?
聞いてみたらさ、力と賢さと何よりも優しさを兼ね備えた象徴的な存在だから~って……まあサオリに悪気が無いのは分かってるけどさあ~。ちょっと複雑じゃない?
さて! 与太話は置いといてごめんね!!
二時間切れると思ったら昼ご飯食べたら眠くなっちゃった☆
くうくう寝てたらこんな時間だし、やっぱり追い詰めないと駄目だね……。
あ、言っておくけどナギちゃんの木彫りの人形は別にヨシゴイじゃないからね? - 18二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 23:01:21
アリウスも曇る…?
- 19二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 02:43:47
なんか元々死ぬつもりだったからめっちゃ仕事に打ち込めて結果的にエデン条約編だけは本編以上の結末になったのかなとか思ってみたり