平林雅芳氏によるトレセンレポート。キーファーズ所有馬の最新情報をお届けします。
●松永幹夫厩舎
・ドラゴンまずはいちばん先に松永幹厩舎。田原助手に話が聞けると思って駆けつけた。真ん中の飼料置き場におりました。まずはドバイの労いから。そして近況を尋ねます。『調子も当日までも良かったのですよ。しかしレースでは前半から参加ができないし道中は外へも逃げておりましたね』と若さが問題にもなった様子ですね。ま、そこらも含めてのこれからの成長でしょうかね。そして松永幹師から聞いていた次走の事です。どうやら当初のオークス週の阪神土曜日なくなった様子。検疫から山元トレセンへの入厩、こちらへ来る日程から無理があるとのこと。翌週のダービーデイの東京1400ダートで春競馬を終わらす予定になった様子です。やはり3歳馬同士での一戦の方がまだいいでしょうしね。帰厩を待ちたいと思います。
●石橋守厩舎
・フェデラー今朝は雨予報は判っていたが雲の流れからも何とか早朝のうちに雨雲も過ぎ去ってくれるだろうと相変わらず自転車での取材。松永幹厩舎の次の石橋厩舎へ辿りついたあたりですでにしっかり雨にやられておりました。馬房前で土屋助手に聞きます。《横山典騎手があやういところがあるって書いてあったけど?、それは》と聞きます。『返し馬なんです。いつもは先出しなんですけど、もう大丈夫だろうと普通に馬場入りしたんですが、やっぱり掛かってしまって何とか止めた様ですが危ないところでした』との事です。ま、あんな競馬になるのだろうは先週の時に同じ意見でしたので納得の結果です。ただし1200に限ると3歳の2勝馬だけのレースはなし。あるとすると古馬混合になる6月以降の番組になります。そこら辺も含めてこの後がどうなるのかとの話でした。
●大久保龍志厩舎
・チカミリオン・マルシェ(3歳牡)父Le Harve・母Savarin結構しっかり水っぽくなった姿で到着した大久保龍厩舎。入ってすぐのマルシェの馬房には緒方助手はおらず。大仲で八木さんが手を振っておりましたのでチカミリオンの馬房前で話をします。『いや悪くないですよ。体の左右のブレ等がだいぶ軽減されている感じですよ』との事です。『後は結果でしょうね。酒井学騎手が乗ることになりました。明日朝に稽古に乗って貰います』とのことです。マルシェも緒方助手が馬房前に帰ってきましたので向かいます。どうやら今朝は普通のところで明日朝に時計を出す様です。『今朝の段階では明日朝に永島まなみ騎手に乗って貰う予定になっております』だそうです。また明日朝に寄りますとあとにしました。
●笹田和秀厩舎
・トッピボーンいい勝ち方の2勝目をあげたトッピボーン。隣の馬房の太田助手と話します。《変わりないですか?》に『エエ・・』とちょっと口ごもる。何かあったのかと気になります。『前は使ったあとは脚がむくんでいたのですが、それはなくなりましたが少し骨瘤が出てますね』との事。ただ話をしているとそれも心配ない程度の様です。笹田師が通りがかりに『彼はビビり性だからあまり追及しないでね~』とのこと。次なる戦いの予定は京都3週目の京都新聞杯。そこで結果を出せたら夢はさらに膨らみますね。まずは次戦へ向かえるのかになるのでしょうか。見守りたいと思います。
●池江泰寿厩舎
・チカクール・ドウジャスティ今朝は雨でもあり廻る軒数も増えておりいつもより時間がかかります。池江師と兼武助手の追い切る前の打ち合わせ前に到着したかったのですが、丁度、大仲前で黒板を見ながらのその最中に遭遇してしまいました。兼武助手が気をきかしてくれて『今朝はドウジャスティは坂路で時計を出します』と言ってくれましたので急いで後にします。厩舎廻りを運動中の橋口助手とドウジャスティに声をかけておきます。馬場開場の坂路、兼武助手が乗ったドウジャスティ。中1週での輸送競馬。そう稽古は要りません。さらっとやってました。チカクールは明日朝にと聞いてますのでその時に今朝のドウジャスティの感触をも聞きたいと思ってます。栗東坂路(4月23日)ドウジャスティ55.8~40.4~26.0~12.7 馬なり
●四位洋文厩舎
・ドウアドバンテージ・ハイボール(3歳牡)父ブリックスアンドモルタル・母アルマンドドウアドバンテージは馬房のなかで支度してじっとしております。深川助手は『朝いちばんにCWで併せ馬、OP馬の胸を借ります』との事です。どうも稽古のピッチがあがってきておりますので《函館ではないの?。その前に使うの?》と聞きます。『どうやらそんな感じの様ですよ』との事です。ハイボールは大仲あたりに四位師がおりましたので聞きますと、これも今朝の後半に時計を出す予定だそうです。馬場内の角馬場で体をほぐして、川端騎手に乗り替わったドウアドバンテージ。相手は古川吉騎手が乗るディープボーン。その5馬身前を進むドウアドバンテージ。直線では内からディープボーンが並んで直線1Fでは相手が前に出てさらに追って先着。こちらは最後まで無理せずのゴール。ひきあげてくる愛馬を観た四位師と小さい方のスタンドで話をします。『函館まで長すぎるから1回、京都で使おうと思って。3週目の2000芝がいいんじゃない?』との事でした。あと2回追えますしね。そしてハイボール。後半に角田大和騎手が乗って向こう正面の5F過ぎの内側から馬場に出てきたが右でなくクルリと左へ逆行してしまう。すぐに元に戻っての併せ馬相手が先に1馬身ぐらい先へ。直線では馬体を並べてますがあきらかに外のハイボールがいっぱい一杯。相手は馬なりでした。馬から下りに角田大和騎手に聞きますと『一度使った方がいい感じでしょうかね』との感想。どうやらデビュー戦は近づいている様です。帰り際に馬上の山本助手に聞きますと『昨日計って460キロぐらい』だそうです。栗東CW(4月23日)ドウアドバンテージ86.5~70.8~55.6~39.8~12.1 馬なりディープボーン84.4~69.1~52.9~38.3~11.3 やや一杯内は5馬身先行して3馬身遅れ栗東CW(4月23日)ゴールドディガー52.4~37.6~11.7 馬なりハイボール52.6~37.7~11.7 一杯外は1馬身先行して同入
●角田晃一厩舎
・トッピゴー・イフウドウドウ19日にキャニオン土山からトッピゴーが入っているのを知ってました。ですので今朝は是が非でも馬房でまずは馬体をみたいと思って駆けつけます。馬房内で大人しくしているトッピゴーがいました。大仲に角田師と大和騎手がまだくつろいでおりましたので話をします。『まずは今朝にゲート練習をします。長い間休んでいましたからね。ま、じっくりとやって行きましょう。坂路でいい時計が出る馬ですからね。イフウドウドウはソエがまだ気になるのでもう少し先でしょうか。地方交流競馬に間に合えばそれでもいいでしょう』との事でした。8時半頃に角馬場でほぐしてから坂路を1本乗ったトッピゴー。下りてきてのゲート練習。僚馬との3頭で出しましたが2番目のスタート。引き上げてきた馬上の戸谷さんは『すみません、ゲートで躓いてしまいました』との事です。3歳馬よりも遅かったのはそのせいだった様子です。でもまずは一歩、これからです。
●武幸四郎厩舎
・マイアイドル・カルロット(2歳牡)父リオンディーズ・母ラルケット・ペンテリコン幸四郎厩舎へ辿りついた時はもう6時半近く。すでに幸四郎師は居住区に帰っておりませんでした。大仲で三好助手に聞きます。『マイアイドルは明日朝に坂路で追います』との事です。南井助手に《カルロットのゲートは?》と聞きますと『先週金曜に受けて合格したよ』との事です。この後どうするのかはまた明日朝に幸四郎師に聞きましょう。18日に入厩してきたペンテリコンは黒板に張ってある番組表では来週の新潟初日の若手騎手(2R1200ダート)で佐々木大輔騎手と書いてありました。追い切りはまた明日朝に聞いてみます。