- 1二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 20:09:15
- 2二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 20:18:04
え?って事はチヒロ死んでるの?
- 3二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 20:18:31
過労死…
- 4二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 20:21:19
- 5二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 20:28:00
- 6二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 20:29:39
死んだことにすら気づいてないのか……
- 7二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 20:31:29
- 8二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 20:34:48
このレスは削除されています
- 9二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 20:40:25
- 10二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 21:03:56
- 11二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 21:09:04
ウタハが間違えてバカ時空発生装置でも起動させてしまったとか……
- 12二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 21:11:23
今も教科書載ってるのかな?
- 13二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 21:15:59
戦争の悲惨さを語ってる物語だから残されてる可能性は全然ある
- 14二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 21:37:53
馬鹿げていると思いながらも一応確認の為に全員に尋ねるチヒロ
モモイ「チヒロ先輩?」
ミドリ「そんな先輩居たっけ?」
アリス「はい!アリスはさっぱり分かりません!!」
ユズ「確か、昔戦争で死んじゃった先輩だった筈。」
コトリ「そういえば、よくウタハ先輩が話してましたね。」
ヒビキ「その時は決まって悲しそうな顔をするんだよね。」
レイ「私は知らないですね。」
スミレ「私も。」
カリン「そういえば、アスナ先輩も言ってたなぁ。」
アカネ「確か、家族の方々もお亡くなりになられたのですよね?」
トキ「どのような方なのかも存じ上げませんが、ご冥福をお祈り申し上げます。」
コユキ「誰ですか、それ?」
ノア「私の記憶が正しければ、昔起きた戦争で死んでしまった方だと会長がお話していた筈です。」
ユウカ「ああ、よく会長が言ってた人ね。」
帰宅したチヒロ「き、きっと疲れてるのね、私。今日はもう寝ましょう。どうせ明日にはきれいさっぱり忘れるか、ドッキリ大成功とか言われるだろうし⋯⋯」
- 15二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 21:41:56
チーちゃん本当に泣いちゃうよ...
- 16二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 22:10:26
ちいちゃんの影送り⋯懐かしいな
- 17二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 22:14:11
影だけ未来に送られたみたいなSFホラーサスペンスに…
- 18二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 23:49:00
その夜、自分が本当に「ちいちゃんの影送り」と同じような記憶を追体験させられる夢を偶然見てしまい、全身から冷や汗をかくチヒロ。
いざミレニアムに行くと、いきなり「ドッキリ大成功!」と言われ大泣きするチヒロ。
その後、ミレニアムの一同は暫くの間「24時間土下座生活」を送る羽目になりましたとさ。
(ギャグルート 完)
- 19二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 23:55:23
ヒマリ「あ、あのチーちゃん…」
チヒロ「し゛ら゛な゛い゛…!」
ヒマリ「本当に、本当に申し訳なかったとは思っているんです…!!念の為すぐにドッキリだと分かるように学園の生徒のデータに手を付けてはないのでチーちゃんならすぐに怪しんで調べればバレるドッキリだと思って…!!」
チヒロ「部゛長゛嫌゛い゛っっ!!!!」
ヒマリ「うぐぅ…」 - 20二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 23:56:20
ちょっと意地悪なドッキリだったね…
- 21二次元好きの匿名さん25/04/23(水) 23:59:21
実際チヒロを騙すにはこのくらいしないとダメそうだしやりすぎちゃったんだろ…
正直不安がってるチヒロを見たいミレニアム生の気持ちも分かるけどそれはそれとして土下座しなさい - 22二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 00:00:36
※ちなみに、これは書いてある通りギャグルートのエンディングです。
ガチの方のも今作ってます。 - 23二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 00:01:57
普通の女子高生はそんなんやられたら泣くんですよ
やられて平気なのは自分も普段からふざけて友達に◯ね◯ね言いまくってる小学生ぐらいなんですよ… - 24二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 00:18:08
ちいちゃんの影送り←TCGのマジックカードでありそう
- 25二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 05:49:36
ガチの方だと戦争が昔あったのも事実になるから他にも亡くなった人いるだろうな
- 26二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 12:38:32
[ガチルート]
ヒマリ「ちょっとやり過ぎましたかね?」
ウタハ「でもチーちゃんを騙すにはこれくらいはしないとな。」
エイミ「部長。きっといつか痛い目見るよ?付き合ってる私も私だけど。」
リオ「それにしても、やっぱりチヒロはまだ平常心を保っているわね。」
コタマ「副部長ですからね。」
モモイ「う〜ん……でも確実に不安を感じてたと思うよ?」
ネル「ま、別にドッキリなんだし、チヒロにブチギレられる以外には大した事にはならねぇだろ。」
???「果たして本当にそうでしょうか?」
ミレニアム一同「……え?」
いつも通りの日常だと思った。きっといつものイタズラだ。目覚めればまたいつもの日常が戻ってる。
そう思ってたのに……
- 27二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 15:05:34
このレスは削除されています
- 28二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 19:31:23
- 29二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 23:33:11
明るい光が顔に当たって、目が覚めた。
チヒロ「眩しいな。」
暑いような寒いような感じがする。喉が乾いた。太陽が高く上がっている。
「かげおくり出来そうな空だなあ。」
お父さん?
「ね。今、みんなでやってみましょうよ。」
お母さん?
ふらつく足を踏みしめて立ち上がった。そして数える。
「ひとうつ、ふたあつ、みいっつ。」
ああ、お父さん……
「ようっつ、いつうつ、むうっつ。」
ああ、お母さん……
「ななあつ、やあっつ、ここのうつ。」
ああ、お兄ちゃん……
「とお。」
空を見上げると、青い空に、くっきりと白い影が4つ。
「お父さん。お母さん、お兄ちゃん。」
私はみんなを呼んだ。その時、体がすうっと透き通って、空に吸い込まれていった。
夏の初めのある朝、こうして、小さな女の子の命が、空に消えました。
チヒロ「はぁっ!!!」
朝、目が覚める。酷い悪夢。全身が冷や汗でビッショリ、とても心地良いとは言えない。
……アレは、全部夢だったのだろうか?夢にしては妙に現実味があったような……
いや、きっと夢だろう。……そういう事にしよう。きっとそうに決まってる。
チヒロ「……学校行こう。」
顔を洗い、服を着て、朝食を食べ、歯を磨き、荷物をまとめ、メガネをかけて、家を出る。
いつも通りの通学路の筈なのに……どうしてこんなに怖いんだろう?どうして?あの悪夢のせい?
……いや、あれは悪夢だ。あくまで夢だ。現実なんかじゃない。
……ねぇ?そうだよね?
地下生活者「ヒヒヒッ……ええ、ええ。予定通り、各務チヒロにあの悪夢を見せました。計画通りです。ヒヒッ、果たしていつまで折れずにいられますかね?ククク……」
- 30二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 02:22:11
- 31二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 11:32:02
このレスは削除されています
- 32二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 11:34:46
もしもし
シロコ*テラー? - 33二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 15:05:26
着いた。ミレニアムサイエンススクール、私の通っている学校。
チヒロ「はぁ、昨日のアレの件でちょっと入りづらいけど……」
勇気を振り絞り、中に入る。
チヒロ「……」
特に何もなし。みんな昨日の件は無かった事にしようって魂胆かな?……いや、そうであって欲しいって訳じゃ……なくはないけど……
(ドサッ!ガシャンッ!!)
ウタハ「チー、ちゃん?」
声がした方を向く。ウタハだ。手に持っていた工具を落としたのか、辺りにネジやらナットやらが散らかっている。
でも、そんな事どうでも良かった。私の中には不安が芽生えていた。
どういう事?何の真似?どうしてそんな……幽霊でも見てるような顔で私を見るの?
ウタハ「信じられない……本当に、チーちゃんなんだな?」
チヒロ「いや、そうだけど……って、ちょっと!?なんで泣いてるの!?」
ヒマリ「ウタハさん、どうしましたか?」
その時、奥からヒマリがやって来た。正直、面倒な事になる未来しか見えないけど、ウタハがこんな事になっている理由を聞いてみよう。
チヒロ「あの、ヒマリ、ちょっと訊きたい事、が……」
……嘘でしょ?どうして?そうして貴女までそんな顔で私を見るの?
ヒマリ「チー、ちゃん?」
ヒマリが今にも泣き出しそうな顔でゆっくりと私に近付く。
ヒマリ「有り得ません。だって、チーちゃんはもう10年程前のあの戦争で死んだ筈です。」
え?
私は耳を疑った。
死んでる?私が?10年も前に?戦争で?
いつまでも頭の中の疑問が減らないどころか、むしろ増えていく。そしてそれに比例するかのように、私の中には得体の知れない恐怖が膨れ上がっていく。
チヒロ「……嘘よ。」
ウタハ「チヒロ ?」
ヒマリ「チーちゃん?」
チヒロ「ごめん、ちょっと確認したい事がある。」
私は2人にそう言って走り出した。2人の声がする。でも、今の私の中には不安と恐怖しか無かったせいで、2人の声が聞こえていなかった。いや、私自身がそれを聞く事を拒んでいた。
???「無駄ですよ、各務チヒロさん。貴女はもう、ミレニアムサイエンススクールの3年生『各務チヒロ』ではなく、約10年前の戦争で命を落とした哀れな少女『ちいちゃん』なのですから。」
- 34二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 18:32:31
このレスは削除されています
- 35二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 22:30:48
保守
- 36二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 22:40:44
このレスは削除されています
- 37二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 23:09:32
『ちいちゃんのかげおくり』があるなら「握手」もありそうですね
- 38二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 08:02:58
ここだ。私の所属している部活「ヴェリタス」のサーバルー厶。
チヒロ「おはよう。」
取り敢えず、いつも通りに入ってみる。
マキ「え!?誰!?」
ああ、なんとなくそんな気はしてたけど、いざ言われると中々堪える。
チヒロ「ごめんマキ。私今急いでるからまた後で。」
マキ「え?は?え?なんであたしの名前を?」
確か、ここに⋯⋯アレ?
チヒロ「無い。」
無い⋯⋯無い!!なんで!?なんで私のPCが無いの!?
チヒロ「⋯⋯こうなったら、ハレごめんなさい。貴女のPC、使わせて貰うよ。」
ハレのPCを使わせて貰おう。
(ガシッ)
チヒロ「え?」
ハレ「ちょっと⋯⋯どちら様ですか?というか、勝手に人の所有物に触れないでくれます?」
チヒロ「⋯⋯!」
どうしよう。確かにハレの言う通りだった。今の私はハレ達に取って知らない誰かだ。
そんな人物がいきなり自分達の所有物に触れようとしたのだ。当然、止められる。
コタマ「え?チヒロ?」
この声⋯⋯ああ、やっぱり貴女も居たのね。
そして、やっぱり⋯⋯あの顔で私を見る。
コタマ「ああ、奇跡というべきなのでしょうか?まさか、また会えるなんて⋯⋯」
ああ、ウタハやヒマリと同じだ。まるで蘇った死人を見るかのような目で私を見てくる。
- 39二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 08:03:08
ヒマリ「い、居ました!!」
ウタハ「チーちゃん!!」
リオ「嘘でしょ⋯⋯」
アスナ「信じらんない!」
ネル「本当に、チヒロなのか?」
チヒロ「!!」
ああ、ヒマリ達がリオ達を連れて来た。
そして、もはやお決まりのようにあの顔で、あの目で私を見る。
止めて。そんな目で私を見ないで。これじゃあまるで、ホントに私が死んでるみたいじゃない⋯⋯!
リオ「チヒロ。」
アスナ「本当に、現実だよね?」
ネル「⋯⋯その、また会えて嬉しいよ。」
止めて。お願い。嘘だ。こんなの、こんなのって⋯⋯
ヒマリ「チーちゃん?顔色が悪いですよ?」
止めて。
リオ「大丈夫なの?」
止めて。
ウタハ「さぁ、チーちゃん。またあの時のように、私達と一緒に⋯⋯」
チヒロ「止めて!」
私に差し伸べられたウタハの手を、私が払い除けた事に気が付いたのは、その直後の事だった。
チヒロ「⋯⋯!」
⋯⋯ああ、止めて。そんな目で私を見ないで。
ヒマリ「チー、ちゃん?」
チヒロ「ごめん、みんな。私、行かなきゃ。」
ウタハ「あ!チーちゃん!?ま、待ってくれ!!」
ここに居たくない。ここに居ても、私は死んだ人扱いされるだけだ。
逃げよう。ここは私に取って居心地が悪くて、気色が悪いだけ。
???「⋯⋯ふむ。成る程成る程。現実逃避、というべきでしょうか?さて、この選択が吉と出るか凶と出るか。⋯⋯どの道、地下生活者は今頃この様子を見て面白がっている事でしょうね。」
- 40二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 10:37:47
今日はチーちゃんの誕生日…
なのに、朝目が覚めたらコレとかチーちゃんの精神壊れちゃうよ - 41二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 16:21:02
- 42二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 16:22:51
多分地下おじがテクスチャを張り替えたんだと思う
- 43二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 21:52:24
チーちゃん...
- 44二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 22:01:16
ちーちゃん呼びは艦これの千代千歳ですかね・・、
- 45二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 05:55:22
以外と過去の姿の面影って残るもんなんよ
- 46二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 13:48:27
チヒロ「ハァ⋯⋯ハァ⋯⋯」
家に帰って来た私は、布団の中に籠る。
一体どうなってるの?私が10年前に戦争で死んだ?
そんな訳無い!!私は生きてる!!
⋯⋯なのに、どうして?
チヒロ「このままじゃダメだ。きっと何か原因がある筈。」
被っていたシーツを払い除け、家に置かれていたPCでミレニアムのデータをハッキングしてみる。
チヒロ「嘘⋯⋯」
その瞬間、私は自分の目を疑った。それもその筈。
『各務チヒロ』という生徒は記録上、ミレニアムに存在しない事になっていたのだ。
チヒロ「⋯⋯!」
怖いけど、連邦生徒会のデータベースも調べてみる。
チヒロ「そんな⋯⋯」
やっぱり、無かった。私の名前は何処にも。
⋯⋯いや、正確にはあった。
ただ、ウタハ達が言っていた通り、約10年前に他界している事になっていた。
チヒロ「⋯⋯じゃあ、今の私は一体⋯⋯どうしよう⋯⋯これから、どうすれば良いんだろう⋯⋯」
悲しさと不安に暮れていた私は、藁にも縋る思いでネットを漁る。
何か手がかりがあるかもしれない、という希望に賭けるしか無かった。
チヒロ「⋯⋯あれ?何これ?」
そんな時、とあるネットの書き込みに目が留まる。
"バカげていると思われるかもしれませんが、私には前世の記憶があります。皆さんもご存知でしょう。約10年前、このキヴォトスから多くの命が散っていったあの戦争の事を。⋯⋯もし、貴方が私と同じような境遇で、前世の事を知りたいと望んでいらっしゃるのなら、コチラにご連絡下さい。何か力になれるかもしれません。"
チヒロ「⋯⋯前世の記憶⋯⋯それも、10年前の戦争の?」
正直望み薄だけど、何か分かるかもしれないし、これ以外に手がかりらしい手がかりは無かった。
私は早速その連絡先に1通のメールを送った。
すると⋯⋯後日、直接会って話をしてみませんか?⋯⋯という趣旨の返信が来た。
当然だが、承諾する以外の選択なんて端から無かった。
チヒロ「これで、何か分かると良いけど⋯⋯」
地下生活者「順調みたいですね。⋯⋯出来ればもう少し折れて欲しかったのですが、まぁ良いでしょう。⋯⋯それにしても、何故彼はこんな事をしようなどと言い出したのでしょう?⋯⋯いえ、詮索は良くありませんね。下手をすれば、あのアヌビスの逆鱗に触れる可能性も僅かにある訳ですから。」
- 47二次元好きの匿名さん25/04/27(日) 21:33:11
- 48二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 06:50:38
このレスは削除されています
- 49二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 14:02:27
続きが気になる
- 50二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 23:09:23
保守
- 51二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 23:22:46
とあるビルの一室、私はある人物を待っていた。
ジェネラル「いやぁ、お待たせしてしまって申し訳無い。」
チヒロ「いえ、お構い無く。」
彼の名は「ジェネラル」。カイザーPMCの最高指揮官である。正直これを知った時、より一層警戒心が高まったけど、どの道この人以外の宛が無い以上は仕方が無い。
ジェネラル「それで、早速本題に入るが、君の前世についてお聞かせ願えるか?」
チヒロ「ああ、実はその事なんですが……」
私はジェネラルさんに事情を説明した。
ジェネラル「成る程、それは今までに無いパターンだ。」
チヒロ「何か手がかりが掴めるんじゃないかと思って連絡したんですが……」
ジェネラル「う〜む。残念だが、私からは何も……」
チヒロ「……ですよね。」
ジェネラル「……だが、過去に私の元を訪ねて来た者達を訪ねれば、何か分かるかもしれん。」
チヒロ「え?」
ジェネラルさんは一通の茶封筒を私に手渡した。中身を見てみると、思ったより多くの人の名前と住所が載っていた。
ジェネラル「私に出来る事はここまで。後は君次第だ。」
チヒロ「えっと、私の為にわざわざここまでしてくれてありがとうございます。」
ジェネラル「いやいや、これくらいは当然の事。前世の私が娘にしてやれなかった事に比べたらな。」
チヒロ「前世の娘?」
ジェネラル「私には前世の記憶がある……というのは、あの書き込みでご存知の筈。前世の私は1人の父親だった。その娘は何か欲しくなるといつも『1つだけちょうだい』と言う子でね。私はその時、大して体も強くないのに軍人になる事を義務付けられた。いざ戦地に赴く事になったあの日、私は娘に、『ゆみ子』に1つの花をあげた。それが、私と『ゆみ子』の最後のやり取りだったよ。まだ幼い子だったからな。きっと、『ゆみ子』は前世の私の事も分からなくなっているだろう。」
チヒロ「その娘さんに会いたいと思った事は?」
ジェネラル「勿論あるとも。だが、今の私はロボットだ。前世の私の事も大して覚えていない娘がロボットになった私と出会ったところで訳が分からないだけだろう。」
チヒロ「そう、ですか。」
- 52二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 23:22:56
このレスは削除されています
- 53二次元好きの匿名さん25/04/28(月) 23:23:43
ジェネラル「……まぁ、キヴォトスの何処かに居て、もう既に何回かすれ違っていたりするかもしれんがな。しかし、何の因果だろうな?まさかまた軍人になるとは。まぁ、自分語りはこの辺で良いだろう。では、私はこの辺で失礼するよ。頑張ってくれ、私は君の事を応援しよう。」
チヒロ「……ありがとうございます。」
ミユ「……」
ミヤコ「ん?どうしましたか、ミユ?」
ミユ「あ、いえ何でも……ただコスモスを眺めていただけです。」
ミヤコ「またですか。」
ミユ「その、なんて言うんでしょう?この花を眺めていると、凄く大切な何かを思い出すんですよね。その何かが何なのかは思い出せないんですけど……多分、私が『ミユ』になる前の事なんじゃないかなと。」
ミヤコ「……ああ、確か貴女の『ミユ』という名前は偽名でしたっけ?」
ミユ「……はい。元々の名前は『ユミコ』で、そこから『コ』だけを抜き取って逆から読んだ感じです……」
ミヤコ「……そういえば、昔の貴女と今の貴女は大分違ったようですね。昔はもっと明るくて良い子で週に1回『小さなお母さん』になるような子だったと聞いたのですが……」
ミユ「それですか。えっと、私もよく覚えてないんですよね。その、まるで誰かに書き換えられたみたいな?」
ミヤコ「何言ってるんですか?そんな訳無いでしょう?」
???「『ちいちゃんの影送り』『1つの花』……さて、次はどのお話にしましょうか?……決めました。コレにしましょうか。早速地下生活者の元に行きますか。」
???「そういうこったぁ!」
- 54二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 08:19:45
このレスは削除されています
- 55二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:33:43
1つの花⋯これまた懐かしいな
- 56二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:03:16
ミユとジェネラル⋯ホントにすれ違ってんなぁ⋯
- 57二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 22:13:25
このレスは削除されています
- 58二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 07:37:01
『ちいちゃんの影送り』『1つの花』
次は何だろう? - 59二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 16:51:15
このレスは削除されています
- 60二次元好きの匿名さん25/04/30(水) 22:06:47
個人的には「ガラスのうさぎ」が入ってると良いな…
- 61二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 07:37:27
まだかな
- 62二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 16:01:25
(・Д・)
- 63二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 00:05:50
保守
- 64二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 08:57:49
保守
- 65二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 18:47:11
保守
- 66二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 01:52:38
- 67二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 11:40:14
このレスは削除されています