- 1◆Qihk7ENzE625/04/24(木) 12:10:24
耕さねばなるまいという意志を強く持った元ゲヘナ生。彼女の夢である大農園と学校はいつになれば誕生するのか。それでは賽の目を見る開拓スローライフ第二弾、開始です。
1スレ目はこちら。
先生、私はキヴォトスで畑を耕したいんですよ|あにまん掲示板キヴォトスで転生したら何をする?なんて話を友人達と話していまして、ふと思いついたのが耕すということでした。モブ生徒でも動物やロボットモブでもいいので畑を耕したんですよキヴォトスで。治安が悪かろうと奪わ…bbs.animanch.comPV風にするとこんな感じ。
「ブルーアーカイブ」
「妙な土地と、妙な植物と巨大な動物達…」
「少々予想外過ぎるが、ここが私の夢が始まる場所だ」
「……ところでゲヘナ学園の生徒達は私のことをなんだと思っているんだ?」
「イベント開催中」
さぁ、補正値バリバリにして耕していきましょう。よろしくお願いします。
- 2◆Qihk7ENzE625/04/24(木) 12:22:45
19日目、昼。
休めと言われているとはいえ、動きたくなるのが性分というものだ。だが働くと彼女達に怒られてしまう。ならば、資料を読み漁ればいい。昼ご飯を食べつつ資料室から持ってきた資料を読んでいると、一足先に戻って昼ご飯を作っていた少女が声をかけてきた。
「リーダー、何読んでるの?」
「ああ、これか?資料室から持ってきたものだ。中々面白いぞ?」
「…リーダー、休日の意味知ってる?」
「惰眠を貪るなどできるものか。物事はスタートダッシュが肝心だぞ?」
「ワーカーホリックの素質あるよ、リーダー」
「ありがとう」
「皮肉で言ってんだよ」
「分かってるとも」 - 3二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 12:26:04
スレ立ておつかれさまです
- 4◆Qihk7ENzE625/04/24(木) 12:37:10
ではルール説明を。
大体の選択や成功率は賽子で決めます。成功失敗は1d100で行います。クリティカルとファンブルもあります。補正値バリバリで耕していくのでファンブルは無いと思います。ないはず。 - 5二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 13:46:36
たておつ。
だんだん慕われて愛されてるな、リーダー。 - 6二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 14:46:32
ほしゅ
- 7◆Qihk7ENzE625/04/24(木) 15:39:27
改築組が働いているところを見学することにした私は、校舎裏で彼女達が何やら外でレンガを積み上げているのを目撃した。ドーム状に積み重ねられているレンガは、耐火性、耐熱性のあるレンガだったはず。
「あ、リーダー。見てよこれ」
「これは?」
「ピザ窯。いつか小麦とかも育てられるようになったら、ピザ作りたいなーって皆で話してたんだよね」
「ほう」
「まぁでも、結構先の話だよね」
「…そうだな。まだ野菜ぐらいしか育てられん」
「それでも収入になってるし、私達は自由に色々作れるからいいんだけどね」
彼女達の要望を叶えてやるにはまだやるべきことが多すぎる。小麦…ライ麦ならギリギリ育てられるか…?あとで相談してみるとしよう。…しかし、ここまで色々と作れるのだな、彼女らは。
「これで食べていこうとは思わなかったのか?」
「あったよ。けど、まぁ惨敗だったよ」
「学生が作ったものだって安く買い叩かれるなんてざらだったし」
「あとは、予算が足りないから打ち切りとか」
「…そうか。そうならないように気を付けないとな」
「あははっ、リーダーはお金の使い方荒くないみたいだし、大丈夫でしょ」
19日も共に過ごして、畑仕事や木工、襲撃防衛や自然災害対策などをして絆が結ばれている。この縁が途切れないようにしなければ。
「ところでリーダー。ゲヘナ学園の…給食部、だっけ?あそことの交渉、勝算はあるの?」
「そうだな…」
交渉の成功率(クリティカル1~6、成功7~70、失敗71~95、ファンブル96~100。補正として出た数値-10)
dice1d100=71 (71)
- 8二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 15:42:02
失敗か、
- 9二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 15:49:26
いや、補正-10でギリ成功してる
- 10◆Qihk7ENzE625/04/24(木) 16:39:57
「勝算は、ある。一応、という程度だが」
「一応って…リーダー結構交渉得意そうだけど」
「得意でも不得意でもない。…ただな、私はゲヘナの生徒に怖がられている」
「「「あー…」」」
全く、私のどこにそんな怖がる理由があるというのか。自慢じゃないが、ただ静かに授業を受けて、修学旅行では風邪を引いて欠席し、卒業したただの生徒だぞ。あの子にもらった銃を使えば明後日の方向に飛んでいき、ゼロ距離でしか当てられないただの元一般ゲヘナ学園生徒だというのに。
「リーダーが学生の頃のゲヘナ学園ってどんな感じだったの?」
「うん?まぁ、とんでもない生徒がいてな。その子がゲヘナを統治していたよ」
「えーと…レッドウィンターみたいな場所だったってこと?」
「いや…まぁ、とにかく恐怖政治によって統治されていたな。その子の政権は革命によって崩れ去ったが」
「革命って、いつものレッドウィンターみたい。政権握ってた生徒はどうなったの?矯正局行き?」
「いや、私と一緒に卒業したな」
「同級生だったんだ…」
「クラスも三年間一緒だったぞ。話したのは一回切りだが」
何を思って私に声をかけてきたのかは知らない。あとこの銃を押し付けたのは本当にどうしてだ。貰ったとはいえ、こんな馬鹿みたいな銃、私に使えるわけが無いだろうが。この細腕で――――ああいや、空崎の銃はこれ以上に馬鹿みたいな銃だったな。レーザーも出る。
「交渉を行う際、風紀委員会か万魔殿が出張ってくるのは確実だろうな」
「その言い方にしてはリーダー、何か嬉しそうじゃない?」
「後輩の成長をこの目で見れるかもしれん。先輩として、嬉しいことだろう?」
「そのまま檻の中の可能性だってあるのに、呑気だね」
「いや、それは無いな。そうするメリットも理由もない。イチジクとマルベリー…あとはじゃがいもなどを買い取ってもらう交渉をしに行くだけだぞ?」
それだけで檻に放り込まれていたら、ゲヘナの檻がパンクする。 - 11二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 17:57:30
いつか皆で料理回とか、作業終わったあとの昼休憩にみんなで握ったおにぎりを食べてる描写が欲しいな
- 12◆Qihk7ENzE625/04/24(木) 20:24:31
19日目の夜。また大きくなったような気がする大浴場でふと思ったことを呟く。
「そういえば、この水はどうやって沸かしているんだ?」
水道が直ったとはいえ、お湯を出すところまではできていないと聞いていたのだが…
「ああ、撤去した石あるでしょ? あれを熱してるんだ」
「なるほど。だが、湯を沸かすほどの熱量は…」
「うん。だから、サウナの熱とかを通して床暖房みたいな感じで温めてるんだ」
「…よくやるものだ」
「今は石ころ一つ、蒸気の少しも資源だからさ~。色々と工夫してんの」
本当によくやるものだと感心する。彼女達がいなかったら、私達は今でも水浴びをしているところだ。冬にそんなことをしたら死にかけるところだった。こういった計画性の無さも私の悪い所だ。鬼方もこういったところに呆れていたのだろう。…ところで鬼方、私の優等生ぶりを風紀委員と万魔殿に通達してはくれないか。あと鬼方、同じハンドガン使いの誼で私の銃の反動をどうにかしてはくれまいか。新しい武器を買えばいいというのは正論だが、どうにもこれを手放せないのだ。貰い物ではあるしな。
「それはそうとリーダー。じゃがいも、収穫できたよ」
「…早過ぎないか」
「うん。私達もびっくりしてる。ただ、小ぶりだね。種芋にもしないとだから、売れるのはまだ少量かな」
「そうか。…だが、この成長速度と収穫量なら、給食部への売り込みに使える」
頭の中で算盤を弾き、給食部へ食材を売り込む際の武器になり得るかを考え、確実に使えると判断する。元々たくさん食べる子が多いゲヘナ学園、その食堂を切り盛りしているのだから、食材は多い方がいいだろう。…それにしても、あのゲヘナ学園の食堂を切り盛りしているとは…食堂の主は心が強い少女だと見たな。今のゲヘナ学園の食堂の味を知りたいところだが…難しいだろうな。 - 13◆Qihk7ENzE625/04/24(木) 21:28:53
さて、本日はここまでとなります。明日の投稿は午後(14時以降または21時以降)となるかと思いますのでよろしくお願いいたします。
それでは、本日もお付き合いいただきありがとうございました。明日もよろしくお願いします。 - 14二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 00:20:24
了解です!