- 1二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:04:25
- 2二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:06:48
ゲヘナから横領するコユキの度胸よ
- 3二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:10:40
マコト選挙に負けてて草
- 4二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:12:28
中々面白そうだな
どんなSSやオムニバス式の場面場面の会話が出るか - 5二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:13:18
ゲヘナでゲーム開発かぁ
ミユ大丈夫そう?
リアルファイトするモモイとミドリはまあ順応してそうだけど - 6二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:14:47
マコトがアホな事言う度にユウカに怒られてノアに圧されて引き下がるのが思い浮かぶ
- 7二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:18:37
チーちゃんが温泉開発部の面倒を押し付けられてそう
- 8二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:21:54
- 9二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:24:43
マコトがC&Cにアホな仕事投げて終わった後にネルにしめられてそう
- 10二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:31:47
やらないとマズいっちゃマズい内容だからやるけど、それはそれとして言い方とか対応が舐め腐ってる点で締め上げてそうよねネルパイは
変にやり方を縛ってくると部隊の士気も下がるし、それに反論しなかったら連帯感も損なわれるしで良い事無いし
- 11二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:33:44
- 12二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:34:24
ネルとヒナは治安維持部隊の長同士仲は良いがネルは隙があれば闘りたいって思ってそう
- 13二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:34:36
- 14二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:36:12
- 15二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:39:22
- 16二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:39:41
カスミ「はーはっはー!エンジニア部の諸君、ドリルの改良をしてくれたまえ!工賃は言い値を払うよ!」
ウタハ「もちろんだ!同じロマンを追い求める者同士任せてくれたまえ!」
二人は固い握手を交わした。
そして――納品日。
ウタハ「それではこれが、新型ドリル。回ちゃんだ!」
そこには10メートルを超える巨大なドリルが頭についたペンギン型ロボットが鎮座、いや直立していた。
ドリルは丁度天をつくようにそびえ立っている。
その異様な姿に思わずカスミは固唾を飲んだ。
カスミ「うう~ん?形がペンギンは良いとして、何故ドリルが上向きについているんだ?我々地上を掘るつもりなのだが?」
ウタハ「?」
カスミの当然の疑問にウタハは小首を傾げて続ける。
ウタハ「ペンギンは海を泳ぐものだろう?ペンギン型ドリルなら、地中を泳ぐべきというロマンがわからない筈がないだろう?」
カスミ「・・・」 - 17二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:40:57
カスミが振り回される役になっとる…
- 18二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:41:36
カスミは割と設計図を引いて細かく指定するタイプで、ウタハも渡された設計図通りの形には仕上げるんじゃねぇかな……
余った部分でBluetooth機能とか自爆機能とか付けはするだろうけど、求められた機能から外れたものをウタハは作らないと思う……
- 19二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:41:54
小夜曲イベントで「あんたも大変だな…ったくしょうがねえ、いっちょやるか」って訓練相手(どのみち警備関連ではあるのでやらないといけないのはいけないが…)のC&Cと軽くやり合う展開ありそう
- 20二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:44:59
設備が充実して配膳ロボとかありそうだから給食部はどうにかなるな
- 21二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:47:07
多少マシだけど誘拐されることに関しては変わらなさそう
- 22二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:47:18
- 23二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:48:31
- 24二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:51:41
- 25二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:53:58
- 26二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:54:04
- 27二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:56:21
- 28二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:56:37
>>26気にすんな〜
- 29二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:56:42
イロハ「そういえばマコト先輩、虎丸が見当たらないんですけどどこにやったんです?」
マコト「ん?虎丸なら整備に出しておいた筈だが。いつもの場所になかったのか?」
イロハ「…マコト先輩、忘れたんですか。今日はいつもの整備班が休みだから、虎丸のメンテもそれに合わせておくようにって前々から言われてたじゃないですか」
マコト「…………あ!!ま、ままま待て!じゃあ今日整備を担当してるのは誰だ!?」
イロハ「(クソデカ溜息)エンジニア部です」
(そして整備終了後、マコトとイロハとイブキがエンジニア部のラボに向かうと…)
ウタハ「どうだい、虎丸改めネオ虎丸Mk.Ⅱの姿は?せっかくの機会なので、色々拡張パーツを取り付けてみたんだが」
←この辺に整備前にはなかったターボエンジンやらウイングやらミサイルランチャーやらを取り付けられた虎丸
イブキ「おーっ!カッコいい!!」
イロハ「どうするんですかこれ」
マコト「」 - 30二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:57:19
- 31二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:57:20
ゲヘナ史上最高の科学者にして最悪の指導者である雷帝を例によって3年生たちが打倒した後リオとマコトが万魔殿議長選挙に立候補したけどサイエンス系の生徒が大体リオに投票したためゲヘナ系3.8%のマコトシンパの票では足りず普通に選挙に負けるマコト
- 32二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:57:39
- 33二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:57:43
- 34二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 20:58:32
チュートリアルの4人の内訳がトリニティとゲヘナで半々になるな…
- 35二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:01:23
ゲヘナ生になってもやる事(=トレーニング)は変わらないスミレ
当然トレーニング量も原作とほぼ変わってない為、他のゲヘナ生からは心底恐れられているという…
ついでにそれに付き合わされてるレイにも同情半分敬意半分の視線が寄せられてるとかいないとか - 36二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:02:05
ゲヘナ生はバカみたいにタフだから結構クリア率は上がりそう
- 37二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:04:58
- 38二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:05:31
でもイブキって角、羽、尻尾全部揃ってるザ・悪魔な子なんですよ
ゲヘナ嫌い、悪魔嫌いが激しいトリニティに行ったら虐められちゃうの確実だからダメです……
今でさえ「イブキが悪い子だから……?」とかゴミ箱からクレヨンが見つかるとか絶妙に闇深いのがチラホラ見えてるから……
- 39二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:06:09
- 40二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:06:29
情報部が監視してて即通報されそうw
- 41二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:06:47
- 42二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:06:48
便利屋68にゲーム開発依頼の協力を依頼するゲ開とかありそう
アル「その…。悪いのだけど、私たちはキヴォトス一のアウトロー集団を自負してるの。だからそんなゲーム開発なんてちゃちな依頼を受ける気は」
モモイ「違うよ?古代史研究会が隠してるって噂のレトロゲーを奪取してもらいたくて頼みに来たんだよ!」
アル「何をどう聞いたらそんな事になるのよ!?てかあなた達私たちよりよっぽどアウトローね!!」 - 43二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:10:34
- 44二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:12:45
魔王ユウカがゲヘナ生らしい角と翼の生えたユウカを見たまんまをデフォルメしただけの可能性が微レ存…?
悪魔パーツ似合いそうなのは誰で何を生やそうものか - 45二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:12:53
ねえ、下二人だけおかしくない???
- 46二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:16:31
>>16続き
ウタハ「まぁまぁ。 そう悲しそうな顔をするのは、試走を見てからでも遅くはないだろう? 見た目以外にもこだわり抜いているんだ!君たち温泉開発部に役立つ機能をつけたつもりだよ!」
その言葉と共に、ウタハはガレージの大きな扉のスイッチを押す。
扉はごぉぅんという重低音と共に、左右の巨大な引戸が開け放たれる。
外の光がエンジニア部のガレージに入ってきた。文句無しの晴天である。
ウタハ「先ずは外に出そう」
そういいながら、手元のリモコンをウタハが操作するとキャタピラの音をさせペンギンは水平に移動していく。
どうやら足裏にキャタピラを設置しているようだ。
オチまでもう2.3レス掛かりそうだけどもう眠い・・・
- 47二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:16:37
- 48二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:18:13
もはやレギュラーじゃねえかよ
- 49二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:22:21
- 50二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:32:34
ゲヘナだと魔王って言葉はマイナスじゃなくプラスの意味になっちゃうよな
- 51二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:41:34
- 52二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:41:50
ゲヘナガクエンオトセコタマ
- 53二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:41:56
魔を統べる王であって悪の頂点って訳じゃないのがミソよな
- 54二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:42:33
台本ミスじゃないオトセコタマだ!
- 55二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:44:21
うわーん!お姫様が多すぎます!!
- 56二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:44:47
最高最善の魔王を目指すアリスに対し、最悪の魔王となるよう促すケイ…
あれこれって仮面ライダージo(それ以上いけない) - 57二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:47:48
キヴォトスの中でもトップクラスのまともさを誇るチーちゃんがキヴォトスでもトップクラスの治安の悪さを誇るゲヘナ学園に
⋯チーちゃん、大丈夫そう? - 58二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:49:24
- 59二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:51:15
尚問題児の数自体は増えた模様
- 60二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 21:54:25
エデン条約編でハスミが怒ってたのはリオの体質を知ったのが理由なのか
- 61二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 22:03:35
ハスミ「おのれ調月リオ!おのれ万魔殿!!ただの食生活であのような恵体を維持できるわけがありません!!」
ハスミ「きっとゲヘナらしい、何らかの禍々しい悪魔科学にでも頼っているのでしょう…!いずれ必ず暴いてみせます…(パクパク)」
ツルギ「お前はまずそのパフェドカ食いをやめろ。話はそれからだ」
イチカ「仮にそんなのがホントにあったとしても、ハスミ先輩がスリムになってるとことか想像もつかないっすね」
- 62二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 22:09:17
- 63二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 22:17:45
>>46の続き
大きな音をさせ悠然と動く鋼鉄のペンギンの姿に、頼む相手を間違えたかと気持ちが沈んでいたカスミの心が少し弾むのを感じた。
やはり、この二人根っ子は似た者同士のようである。
カスミ「はーっはっはー!自走も出来るのだね。重心が随分高いが安定しているのはやはりエンジニア部のマイスター脅威の技術だ!やはり、君立ちは素晴らしい!」
ウタハ「ははは!褒めて貰えるのは嬉しいが、まだまだこれからだよ!まずはこれ、自動水撒き機能!周囲への砂ぼこり対策だね!」
そういうとペンギンの首周りから、シャワーが全方位に撒かれた。
するとゲヘナ校舎裏手のエンジニア部専用の校庭に虹の橋が掛けられる。
カスミ「確かにこれなら、掘削後の周りの掃除が楽になるな!」
ウタハ「次は防音シート柵!両腕の部分を射出して区画に防音シートの囲いを作る機能だ」
カスミ「おお~! これなら風紀委員に気取られるまで時間が掛かるな!」
ウタハ「そして特にこれは頑張って作ったんだ!自動**水源**探知機能だ。これは超音波を使って自動運転で水源を探知して測量せずに自動運転でその場に向かう機能だ!」
カスミ「ほう?それは・・・」
ここでカスミが渋い顔をする。
どうやらなにかが気が済まないようだ。
- 64二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 22:20:35
ウタハ「ん?なにか、問題があったかい?」
カスミ「いや・・・、温泉掘りは当たらないこことも楽しむ物だと思っていてね。あまり使わないかもしれない」
ウタハ「そうかい・・・、それが君たちのロマンなら仕方ない。でもせっかくつけた機能だから、一度だけ使ってみてくれないかい?もしロマンに沿わないならこの機能分はロハで構わないから」
ウタハの顔は伺いを立てる様に、恐る恐ると言った様子だ。
カスミ「それなら・・・私としても得するし一度だけなら構わないさ!」
ウタハはその答えに喜色満面となり、準備を始めた。
ウタハはペンギンの足元にカスミを誘うと、ちょいちょいと手招きをする。
足元には、5人ほどが座れるスペースがあった。
カスミ「う・・・ん?こんな所に座席を作ったのかい?」
ウタハ「ペンギンの親は子供を足の上に乗せて子供を守るだろ?だからだよ!」
カスミ「あーうぅん?」
カスミは考えるのをやめた。
とりあえず機能の確認のため、カスミはウタハに続き乗り込む。
ウタハは座ったのを確認すると、「じゃあ!自動運転スタート!」と笑顔でボタンを押そうとした。
しかし「スタート!じゃない!」と大きな声と共にペンギンの前に少女が立ち塞がった。
――思った以上にオチにたどり着くまでが遠い・・・。
- 65二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 22:43:29
メグ「えっと…なんて読むんだろうこれ…ケイ?」
ミドリ「だから【キー】だって!メグ先輩って本当に3年生なの!?それじゃお姉ちゃんと同じレベルですよ」
イズミ「えっ!?これケイじゃなくて【キー】って読むの!?」
モモイ「えっ…私ってこの2人と同じレベルなの?」
イオリ「私たちの学校はこんなのばかりでほんとに大丈夫なのかな…?」 - 66二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 23:16:42
- 67二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 23:28:26
ヒナ「ゲヘナは良いところよ」
ユウカ「ゲヘナは良いところですよ」
チヒロ「ゲヘナは良いところだよ」 - 68二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 23:35:41
そういえばこの世界の三大校は二大校になってるのか、それとも代打でどっかの学校が三大校になっているのか…
- 69二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 23:36:32
- 70二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 23:45:42
- 71二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 23:47:36
スレ違いだけど砂漠化せずアビドスがマンモス校になってて、ゲヘナ、トリニティ、アビドスで三大校になってるかもしれん
- 72二次元好きの匿名さん25/04/24(木) 23:50:16
- 73二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 00:01:01
このレスは削除されています
- 74二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 00:04:31
コユキ>超えられない壁>美食、温泉、便利屋、ゲーム開発部、エンジニア部
- 75二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 05:35:56
- 76二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 06:37:33
白兎「お金なんて無くなったらトリニティから貰ってくれば良いじゃないですか?」
- 77二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 09:12:51
トリニティ自警団の黒崎コユキです!!!
- 78二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 12:54:51
ここでもユウカがオカンなのがわかる
- 79二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 13:52:27
むしろトリニティ生招いてのEXPOできるかな……?
- 80二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 13:58:28
マコトはバカはあってるけどバカ、有能な時は有能だろ
- 81二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 14:01:28
コユキとマコト一緒にしたら情報戦では勝てる学園いないと思うんだけど…
- 82二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 15:38:42
このレスは削除されています
- 83二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 15:41:49
なのでコユキが万魔殿から横領してバランス取る
- 84二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 19:14:49
ゲヘナからももう始末するしかないってなりそう
- 85二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 19:16:31
- 86二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 19:21:58
- 87二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 19:38:55
過去の雷帝、パヴァーヌ編、エデン条約編、最終篇、デカグラ編と波瀾万丈すぎる学校
- 88二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 19:42:19
- 89二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 19:50:21
イブキにゲルマニウムブレスレットでも売りつけたor売りつけようとしたんじゃろ(適当)
- 90二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 20:33:16
特に意味はないがモモイとジュンコ仲良くなっててほしい
一緒にスイーツとか食べに行ったり新しく作ったゲームの試遊とかに誘ってほしい - 91二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:13:21
>>64の続き
校庭に勢いよく駆けて来たのはヴェリタスのチヒロだった。
チヒロ「外が騒がしいと思って来てみれば、また君たちか・・・、
こないだ矯正局送りになった時に二人の接触は禁止された筈だろう・・・」
チヒロは呆れた様に額に手を当てる。
この二人の組み合わせは録なことがない。
エンジニア部の横にヴェリタスを構えているがこの二人が関わる様になってから、問題が起きる頻度は加速度的に増している。語気も強くなるというものだった。
しかし、その剣呑な気配に対し問題児二人は全く意に介さない。
カスミ「はーはっはっー! この間は多少の行き違いがあったが、本来風紀委員でも学生同士の交流までは禁止には出来ない。違うかい?」
ウタハ「それにクライアントと、技術者の関係だ。頼まれた仕事に対しては、ちゃんと果たす責任がある。それはヴェリタスも同じじゃないか?」
チヒロ「うっ・・・」
カスミ「ところでチヒロくん。君は最近ヴェリタスの部員の運動不足が深刻だと言ってたね?」
チヒロ「それがなにか? 温泉開発で肉体労働でもしろって言う気?」
カスミ「いやそんなつもりはないよ。ただ、近場に温泉と軽い運動施設があったら少しは部員に運動させる口実が産まれるんじゃないかい?」
チヒロ「まぁ・・・、近場に温泉があるなら・・・」
カスミ「そうだろう!?そうだろうとも!? 今回私達を見逃してくれたら、しっかり運動施設も整備すると約束しようじゃないか!どうだい?運動の後に、温泉で疲れを癒す! 最高だと思わないかい?」
チヒロ「ぐっ・・・そのくらいで君たちを見逃すと思うのかい?」
カスミ「でも、君は部員思いの副部長だ。彼女達の乱れた生活の改善の為なら、ちょっとの目溢しも辞さないのではないかね? おそらくこういう機会はそう有るものではないと私は思うがね?」
チヒロ「く・・・、わ、も、け」
カスミ「ん?」
チヒロ「私も連れてけと言ったんだ!やはり野放しにするのは危険過ぎる! だから私も着いてくからね!」
ウタハ「そうか、じゃあ早く乗り込むんだ! 水源はここから2km先みたいだからすぐに着くよ」
チヒロ「ウタハ、話してる間にスイッチ入れてたでしょ?」
ウタハ「ははは、ロマンの前には些細なことさ!それじゃしゅっぱーつ!」
チヒロが飛び乗るのと同時にペンギンは勢いよく走り出したのだった。
- 92二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:19:16
チヒロ「流石に地面に近いと振動がひどいわね。なんでこんな高さに乗車スペースを作ったの?」
ウタハ「ペンギンを模すならとことんやろうと思ったんだがね。確かにこれは揺れる・・・うっぷ・・・」
カスミ「・・・」
端から見る分には、体高の高さを物ともせず雄々しく動いたペンギンだが、乗車するとなると快適とはならなかったようだ。
5分ほどで目的地に着く頃には三人とも、熱い物が込み上げていた。
三人は死屍累々となり薄暗いゲヘナ学園の敷地外の空き地に身体を投げ出す様にペンギンから下りてくる。
ウタハ「これは改良が必要だね・・・、まぁそのぐらいはすぐ改善するさ・・・さて、ではシートの設営と水撒きをしよう」
手元のボタン一つで、辺りをシートで囲み水を散布する。
一緒に何故かカップヌードルがペンギンの足元から数個飛び出してくる。
カスミ「はぁっはっはっはー!え? なんだいこれは?」
ウタハ「準備中暇かなって思って、カップヌードルを出す機構をつけてみたんだ!便利だろう?」
チヒロ「お湯は?」
ウタハ「自分で用意するんだ」
カスミ、チヒロ「あぁ・・・そう・・・」
ウタハはこれでもかとどや顔だった。
そんなやり取りの間に設営は終わっていた。
3分も経っていない。 - 93二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:21:49
カスミ「すごい早さだ。これならドリルがなくても充分有用かもしれないな!」
ウタハ「さて、ここからが本番だよ?回ちゃんの力を見るがいい!」
そういうと頭のドリルが高速で回転を始める。
そして、今度はけたたましいエンジン音。
ウタハ「少し危ないから離れて」
ウタハがそういうと大きなペンギンが大空へと飛び上がる。それはさながらロケットの様に空中へ上がるとすぐに静止する。
そして上下が逆さまになるとそのまま地面に直立に突き刺さるのだった。
その衝撃で三人は数メートル吹き飛ぶ
辺りに響く轟音は防音シートの意味もなく設営した場所は衝撃で原型も留めていなかった。
チヒロ「少し危ない? こんなの爆発テロと変わらないよ! なんでこんな馬鹿みたいなデザインにしたのよ!」
ウタハ「ペンギン可愛かったんだもん・・・」
そういうとウタハの財布にはペンギンのストラップが顔を覗かせていた。
カスミ「はぁっーはっはっー!これは中々芸術的じゃないか!しかももう随分掘り進んでいる!」
チヒロがウタハを問い詰めていると、大分吹き飛ばされたが戻って来たカスミがぼろぼろの姿のまま満足そうに笑顔を浮かべている。
狂人の感性にはついていけないとチヒロは頭を抱えた。
そこから数分後、ドリルは水源までに達したようだ。掘削の音が止んだのだった。
ウタハ「よーし!終わったようだね。間欠泉ならすぐに吹き出してくるはず・・・ってあれ?」 - 94二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:23:05
カスミ「なにかね?問題かね?」
ウタハ「あちゃあ失敗したかも・・・あくまで水源を探知するけどただの水だったようだね」
カスミ「うむ・・・そうなのかね?それじゃあまた別の場所を掘るかい?」
ウタハ「いや? いまからこれを温泉にする!」
カスミ「?ん?」
チヒロはウタハのこの妙に自信満々な姿に長年の付き合いで嫌な予感を察知する。
足早に逃げだすと、すぐに後方で爆発音と巨大な火柱が上がる。
その火柱が止むと穴の中にあった水が湯気となり立ち込め、穴ぼこには熱湯が染みだしているようだった。
巨大なペンギンは自爆したのだろう。
残骸が散乱するのみだった。
その現状にカスミは肩を震わせている。
数秒震えたあと、カスミは口を開く。
カスミ「素晴らしい! 散り際まで完璧じゃないか!そうだよ! これだよ!エンジニア部に改良を頼んだかいがあるというものだよ・・・」
チヒロ「あぁいいんだ?」
少し遠いところから見ていたチヒロは白い目で見ていた。
ウタハ「いやぁ! 楽しんでくれたようでなによりさ。 満足の行く仕上がりだったかい?」
カスミ「もちろんだとも! またなにかあったらよろしく頼むよ!」
ウタハ「ありがとう!やはりロマンを解する人との仕事は素晴らしいね! それじゃこれ」
そういうと一枚の紙をカスミに手渡す。
その紙には請求書と書かれていた。
その内容を見るとカスミの笑顔が見る見る曇り最後には泣き出してしまうのだった - 95二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:24:19
爆発オチするだけで随分文字数増えちゃった・・・
おやすみ! - 96二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 06:35:44
おつかれ